Sara Paretsky [Fire Sale] を読了! Cornwell 、 Sue Graftonと比較したら

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661. Sara Paretsky [Fire Sale] を読了! Cornwell 、 Sue Graftonと比較したら

お名前: ゆきんこ
投稿日: 2005/12/16(23:59)

------------------------------

こんばんは、ゆきんこです。
Sara Paretsky Fire Sale を読了しました。
なんかうれしいので投稿します。
ちなみにこれはパレツキーの最新作、出たばかりです。

1、サラ・パレツキーだとなんでうれしいか?
Sara Paretsky Tunnel Vision は実は私の挫折本。
12年ぐらい前に買ったはいいけど全然読めず、
幾年月実家の本棚で寝ていたことか。

ピルチャーを読んでPB読書を始めたのが2年と11ヶ月前。
SSSに出会ったのが1年9ヶ月前、
SSSのおかげでどれほどたくさんの楽しい本を読めたかわかりません。
そして、Tunnel Visionも掘り出してきてしばらく前に読めたのです!
それはそれはうれしかったけど、
あとで書きますがパレツキーはむずかしい。
コーンウェルよりむずかしい。

ところが今回Fire Sale そんなにむずかしくなく
すごく感情移入して読めました。
これはやっぱりたくさん読んだおかげに違いない。
ということで大変うれしかったわけです。

V.I.Warshawskiという女性探偵が主人公のこのシリーズ
今回が12作目、質が落ちてないかなどという心配はそっちのけ
絶好調のパレツキーでした。
主人公ヴィクは自分の出身地サウスシカゴに複雑な思いがあり
なのに母校のバスケットボール部のコーチを引き受ける。
かつての恩師は重い病にかかり
昔以上にさびれた町は貧しい人々の巣となり
彼女の胸をかきむしるような想い。
やがて彼女の前に巨大な企業のお偉い人々が現れ
ヴィクはいつものように猪突猛進、
巨大な悪に立ち向かい
可愛い教え子たちやその家族のためにがんばるのですが
さすがの彼女も今回はピンチ!!

アメリカの病んだ部分をたっぷり描きつつ
当たり前の展開に終わらせないビタースウィートなラストは
さすがのさすがでした。お見事
最後のページをゆっくり味わってください。

2、で、コーンウェルとサラ・グラフトンと比較したら
あくまで私の感想なので、いらなーいという人は読み飛ばして下さい。

コーンウェルのケイ・スカーペッタは医者で弁護士で検死官という設定、
一応フロリダの貧しい移民の子供という設定ですが
彼女の英語はとっても教養ありげだし
話し方もいつも冷静で落ち着いています。

グラフトンのキンジー・ミルホーンもカリフォルニアの探偵さん
でも彼女もわりと冷静、
頭はいいけどちょっとシニカルでマイペースです。

パレツキーのヴィクは啖呵はきるし、
危ないところにもすぐつっこんでいくしということで
英語もとってもリズム感がよくて爽快感があります。
そのせいかコーンウェル<グラフトン<パレツキーの順序でむずかしい。
(と思う)
でも、3人ともアメリカの代表的な探偵物の作家だし
それぞれに良さがあります。
皆さん読んで見てね

3、最後に
私はわりと女性作家が好きで
男性の作家ではハードカバーでもいいから
出たらすぐ買うという作家は見当たりません。
たぶんジェンダー論的に小説を読んでるからだと思います。

アメリカといえどもかなり女性は損している部分もあるのだろうし
女性で厳しい仕事をずっと続けていくのは大変なことなんだろうな
と思わせてくれるものが、この辺の女性作家は描くのがうまいんですね。

仕事をするということ
恋愛や結婚や、家族との関係、
友人、日常のちょっとした楽しみや、週末の遠くへの旅行など
私たちにもそれってあるあると思わせてくれるものが
たくさん盛り込まれていて
読み終わるとすごく元気になるんですね。
日本は甘口の小説が多すぎですからね。
ではでは皆さん
Happy Reading!


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662. Re: Sara Paretsky [Fire Sale] を読了! Cornwell 、 Sue Graftonと比較したら

お名前: 雫 http://www.geocities.jp/dropshappydays/
投稿日: 2005/12/19(09:47)

------------------------------

ゆきんこさん、こんにちは!雫です。

〉こんばんは、ゆきんこです。
〉Sara Paretsky Fire Sale を読了しました。
〉なんかうれしいので投稿します。
〉ちなみにこれはパレツキーの最新作、出たばかりです。

パレツキー、いつか読んでみたいので即反応しました(笑)

〉1、サラ・パレツキーだとなんでうれしいか?
〉Sara Paretsky Tunnel Vision は実は私の挫折本。
〉12年ぐらい前に買ったはいいけど全然読めず、
〉幾年月実家の本棚で寝ていたことか。

〉ピルチャーを読んでPB読書を始めたのが2年と11ヶ月前。
〉SSSに出会ったのが1年9ヶ月前、
〉SSSのおかげでどれほどたくさんの楽しい本を読めたかわかりません。
〉そして、Tunnel Visionも掘り出してきてしばらく前に読めたのです!
〉それはそれはうれしかったけど、
〉あとで書きますがパレツキーはむずかしい。
〉コーンウェルよりむずかしい。

うーむ・・・コーンウェルよりもですか。
それは邦訳でも感じていたのですが・・・。

〉ところが今回Fire Sale そんなにむずかしくなく
〉すごく感情移入して読めました。
〉これはやっぱりたくさん読んだおかげに違いない。
〉ということで大変うれしかったわけです。

感情移入して邦訳を読んでいるので洋書でそこまで
いくのにどれぐらい読めば良いのだろうとため息でした
が、たくさん読んだらいつかは読めるのですよね(*´∇`*)

〉V.I.Warshawskiという女性探偵が主人公のこのシリーズ
〉今回が12作目、質が落ちてないかなどという心配はそっちのけ
〉絶好調のパレツキーでした。
〉主人公ヴィクは自分の出身地サウスシカゴに複雑な思いがあり
〉なのに母校のバスケットボール部のコーチを引き受ける。
〉かつての恩師は重い病にかかり
〉昔以上にさびれた町は貧しい人々の巣となり
〉彼女の胸をかきむしるような想い。
〉やがて彼女の前に巨大な企業のお偉い人々が現れ
〉ヴィクはいつものように猪突猛進、
〉巨大な悪に立ち向かい
〉可愛い教え子たちやその家族のためにがんばるのですが
〉さすがの彼女も今回はピンチ!!

〉アメリカの病んだ部分をたっぷり描きつつ
〉当たり前の展開に終わらせないビタースウィートなラストは
〉さすがのさすがでした。お見事
〉最後のページをゆっくり味わってください。

これを洋書で読めたら泣いてしまいそうです・・・(笑)

〉2、で、コーンウェルとサラ・グラフトンと比較したら
〉あくまで私の感想なので、いらなーいという人は読み飛ばして下さい。

飛ばしません!

〉コーンウェルのケイ・スカーペッタは医者で弁護士で検死官という設定、
〉一応フロリダの貧しい移民の子供という設定ですが
〉彼女の英語はとっても教養ありげだし
〉話し方もいつも冷静で落ち着いています。

〉グラフトンのキンジー・ミルホーンもカリフォルニアの探偵さん
〉でも彼女もわりと冷静、
〉頭はいいけどちょっとシニカルでマイペースです。

〉パレツキーのヴィクは啖呵はきるし、
〉危ないところにもすぐつっこんでいくしということで
〉英語もとってもリズム感がよくて爽快感があります。
〉そのせいかコーンウェル<グラフトン<パレツキーの順序でむずかしい。
〉(と思う)
〉でも、3人ともアメリカの代表的な探偵物の作家だし
〉それぞれに良さがあります。
〉皆さん読んで見てね

猪突猛進のヴィクに、クールで知的なケイですがキンジーの
シニカルさはとても大好きです。
(読むと必ずマクドナルドに行きたくなります)

〉3、最後に
〉私はわりと女性作家が好きで
〉男性の作家ではハードカバーでもいいから
〉出たらすぐ買うという作家は見当たりません。
〉たぶんジェンダー論的に小説を読んでるからだと思います。

難しいことは分からないのですが、男性作家だとスペンサー
シリーズのロバート・B・パーカーでしょうか。
女性と男性の絶対的な違いというのでしょうか。
私は面白いなぁと思っています。作品中でスーザンが女性と
して登場するから特にですが。

〉アメリカといえどもかなり女性は損している部分もあるのだろうし
〉女性で厳しい仕事をずっと続けていくのは大変なことなんだろうな
〉と思わせてくれるものが、この辺の女性作家は描くのがうまいんですね。

女性作家のほうが読みやすいのはゆきんこさんのおっしゃる通りだと
思います。

〉仕事をするということ
〉恋愛や結婚や、家族との関係、
〉友人、日常のちょっとした楽しみや、週末の遠くへの旅行など
〉私たちにもそれってあるあると思わせてくれるものが
〉たくさん盛り込まれていて
〉読み終わるとすごく元気になるんですね。
〉日本は甘口の小説が多すぎですからね。
〉ではでは皆さん
〉Happy Reading!

海外ミステリーは謎解きそのものよりもパワーをもらえるから
好きだということが多いです。
私も早く読んでみたい!憧れます(*´∇`*)
また、色々と教えて下さい。
ゆきんこさんも、Happy Reading☆彡


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663. Re: Sara Paretsky [Fire Sale] を読了! Cornwell 、 Sue Graftonと比較したら

お名前: ゆきんこ
投稿日: 2005/12/19(21:22)

------------------------------

〉ゆきんこさん、こんにちは!雫です。

雫さん、こんにちは。
反応してくださって、ありがとう!

〉〉こんばんは、ゆきんこです。
〉〉Sara Paretsky Fire Sale を読了しました。
〉〉なんかうれしいので投稿します。
〉〉ちなみにこれはパレツキーの最新作、出たばかりです。

〉パレツキー、いつか読んでみたいので即反応しました(笑)

〉〉1、サラ・パレツキーだとなんでうれしいか?
〉〉Sara Paretsky Tunnel Vision は実は私の挫折本。
〉〉12年ぐらい前に買ったはいいけど全然読めず、
〉〉幾年月実家の本棚で寝ていたことか。

〉〉ピルチャーを読んでPB読書を始めたのが2年と11ヶ月前。
〉〉SSSに出会ったのが1年9ヶ月前、
〉〉SSSのおかげでどれほどたくさんの楽しい本を読めたかわかりません。
〉〉そして、Tunnel Visionも掘り出してきてしばらく前に読めたのです!
〉〉それはそれはうれしかったけど、
〉〉あとで書きますがパレツキーはむずかしい。
〉〉コーンウェルよりむずかしい。

〉うーむ・・・コーンウェルよりもですか。
〉それは邦訳でも感じていたのですが・・・。

邦訳でもむずかしいと感じますか?
そうか、やっぱり。
コーンウェルのほうが素直なんで^^

〉〉ところが今回Fire Sale そんなにむずかしくなく
〉〉すごく感情移入して読めました。
〉〉これはやっぱりたくさん読んだおかげに違いない。
〉〉ということで大変うれしかったわけです。

〉感情移入して邦訳を読んでいるので洋書でそこまで
〉いくのにどれぐらい読めば良いのだろうとため息でした
〉が、たくさん読んだらいつかは読めるのですよね(*´∇`*)

いやいや、きっときっと。
やっぱり読みたーいの気持ちが多読の神様に届くのでしょう。

〉〉V.I.Warshawskiという女性探偵が主人公のこのシリーズ
〉〉今回が12作目、質が落ちてないかなどという心配はそっちのけ
〉〉絶好調のパレツキーでした。
〉〉主人公ヴィクは自分の出身地サウスシカゴに複雑な思いがあり
〉〉なのに母校のバスケットボール部のコーチを引き受ける。
〉〉かつての恩師は重い病にかかり
〉〉昔以上にさびれた町は貧しい人々の巣となり
〉〉彼女の胸をかきむしるような想い。
〉〉やがて彼女の前に巨大な企業のお偉い人々が現れ
〉〉ヴィクはいつものように猪突猛進、
〉〉巨大な悪に立ち向かい
〉〉可愛い教え子たちやその家族のためにがんばるのですが
〉〉さすがの彼女も今回はピンチ!!

〉〉アメリカの病んだ部分をたっぷり描きつつ
〉〉当たり前の展開に終わらせないビタースウィートなラストは
〉〉さすがのさすがでした。お見事
〉〉最後のページをゆっくり味わってください。

〉これを洋書で読めたら泣いてしまいそうです・・・(笑)

うん、すごく泣きそうでした。

〉〉2、で、コーンウェルとサラ・グラフトンと比較したら
〉〉あくまで私の感想なので、いらなーいという人は読み飛ばして下さい。

〉飛ばしません!

〉〉コーンウェルのケイ・スカーペッタは医者で弁護士で検死官という設定、
〉〉一応フロリダの貧しい移民の子供という設定ですが
〉〉彼女の英語はとっても教養ありげだし
〉〉話し方もいつも冷静で落ち着いています。

〉〉グラフトンのキンジー・ミルホーンもカリフォルニアの探偵さん
〉〉でも彼女もわりと冷静、
〉〉頭はいいけどちょっとシニカルでマイペースです。

〉〉パレツキーのヴィクは啖呵はきるし、
〉〉危ないところにもすぐつっこんでいくしということで
〉〉英語もとってもリズム感がよくて爽快感があります。
〉〉そのせいかコーンウェル<グラフトン<パレツキーの順序でむずかしい。
〉〉(と思う)
〉〉でも、3人ともアメリカの代表的な探偵物の作家だし
〉〉それぞれに良さがあります。
〉〉皆さん読んで見てね

〉猪突猛進のヴィクに、クールで知的なケイですがキンジーの
〉シニカルさはとても大好きです。
〉(読むと必ずマクドナルドに行きたくなります)

ほんと、キンジーはマック好きですよね、
ちなみにここには書きませんでしたが
QとRは読んだのです。
すごく面白かったです。
本当はコンプリしたいのですが
Aからとなるとね、すごく時間かかりそうで、恐ろしい。
でも、それぞれ主人公が食べてるものでは
ケイが一番食通ですよね。
ケイ・スカーペッタでは色々彼女の料理だのなんだの書いた
面白そうなトリビュート本があるようです。

〉〉3、最後に
〉〉私はわりと女性作家が好きで
〉〉男性の作家ではハードカバーでもいいから
〉〉出たらすぐ買うという作家は見当たりません。
〉〉たぶんジェンダー論的に小説を読んでるからだと思います。

〉難しいことは分からないのですが、男性作家だとスペンサー
〉シリーズのロバート・B・パーカーでしょうか。
〉女性と男性の絶対的な違いというのでしょうか。
〉私は面白いなぁと思っています。作品中でスーザンが女性と
〉して登場するから特にですが。

スペンサーはずっと前は好きでした。
Early Autumnが好き。

〉〉アメリカといえどもかなり女性は損している部分もあるのだろうし
〉〉女性で厳しい仕事をずっと続けていくのは大変なことなんだろうな
〉〉と思わせてくれるものが、この辺の女性作家は描くのがうまいんですね。

〉女性作家のほうが読みやすいのはゆきんこさんのおっしゃる通りだと
〉思います。

〉〉仕事をするということ
〉〉恋愛や結婚や、家族との関係、
〉〉友人、日常のちょっとした楽しみや、週末の遠くへの旅行など
〉〉私たちにもそれってあるあると思わせてくれるものが
〉〉たくさん盛り込まれていて
〉〉読み終わるとすごく元気になるんですね。
〉〉日本は甘口の小説が多すぎですからね。
〉〉ではでは皆さん
〉〉Happy Reading!

〉海外ミステリーは謎解きそのものよりもパワーをもらえるから
〉好きだということが多いです。
〉私も早く読んでみたい!憧れます(*´∇`*)
〉また、色々と教えて下さい。
〉ゆきんこさんも、Happy Reading☆彡

雫さんも、More More Happy Reading!


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[賛成] 672. Re: Sara Paretsky [Fire Sale] を読了! Cornwell 、 Sue Graftonと比較したら

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2005/12/29(01:00)

------------------------------

ゆきんこさん、こんばんは!
酒井@快読100万語!です。

雫さん、いつもありがとー!

〉こんばんは、ゆきんこです。
〉Sara Paretsky Fire Sale を読了しました。
〉なんかうれしいので投稿します。
〉ちなみにこれはパレツキーの最新作、出たばかりです。

〉そのせいかコーンウェル<グラフトン<パレツキーの順序でむずかしい。
〉(と思う)
〉でも、3人ともアメリカの代表的な探偵物の作家だし
〉それぞれに良さがあります。
〉皆さん読んで見てね

このご意見に賛成です! ぼくも不思議にこの3人にはまっております。
ゆきんこさんとコンプリ競争をしていますね。

スカーペッタは最新巻をのぞいて全部読んだ。
スー・グラフトンもそう。サラ・パレツキーは3冊だけ。

それで、ゆきんこさんの順番に賛成です。ゆきんこさんの分析にも
賛成です。

〉アメリカといえどもかなり女性は損している部分もあるのだろうし
〉女性で厳しい仕事をずっと続けていくのは大変なことなんだろうな
〉と思わせてくれるものが、この辺の女性作家は描くのがうまいんですね。

〉仕事をするということ
〉恋愛や結婚や、家族との関係、
〉友人、日常のちょっとした楽しみや、週末の遠くへの旅行など
〉私たちにもそれってあるあると思わせてくれるものが
〉たくさん盛り込まれていて
〉読み終わるとすごく元気になるんですね。
〉日本は甘口の小説が多すぎですからね。

日本の小説はいざ知らず、この3人、特にグラフトンとパレツキーは
ほんとに現実をそのまま描こうとしてますよね。
3人はその順番のまま「少々甘口、かすかに甘口、辛口」という
じゅんばんでもあると思う。

〉ではでは皆さん
〉Happy Reading!

はい、これからもコンプリ競争をしましょうね!

Happy reading!


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673. Re: Sara Paretsky [Fire Sale] を読了! Cornwell 、 Sue Graftonと比較したら

お名前: ゆきんこ
投稿日: 2005/12/29(09:16)

------------------------------

〉ゆきんこさん、こんばんは!
〉酒井@快読100万語!です。

〉雫さん、いつもありがとー!

酒井先生お忙しい中、書き込み本当にありがとうございます。

〉〉こんばんは、ゆきんこです。
〉〉Sara Paretsky Fire Sale を読了しました。
〉〉なんかうれしいので投稿します。
〉〉ちなみにこれはパレツキーの最新作、出たばかりです。

〉〉そのせいかコーンウェル<グラフトン<パレツキーの順序でむずかしい。
〉〉(と思う)
〉〉でも、3人ともアメリカの代表的な探偵物の作家だし
〉〉それぞれに良さがあります。
〉〉皆さん読んで見てね

〉このご意見に賛成です! ぼくも不思議にこの3人にはまっております。
〉ゆきんこさんとコンプリ競争をしていますね。

コーンウェルとパレツキーはコンプリ可能ですが
グラフトンはねえ、AからPまで読まなきゃなんないですから
たぶんうーん無理っぽい(白旗あげときます)

〉スカーペッタは最新巻をのぞいて全部読んだ。
〉スー・グラフトンもそう。サラ・パレツキーは3冊だけ。

〉それで、ゆきんこさんの順番に賛成です。ゆきんこさんの分析にも
〉賛成です。

〉〉アメリカといえどもかなり女性は損している部分もあるのだろうし
〉〉女性で厳しい仕事をずっと続けていくのは大変なことなんだろうな
〉〉と思わせてくれるものが、この辺の女性作家は描くのがうまいんですね。

〉〉仕事をするということ
〉〉恋愛や結婚や、家族との関係、
〉〉友人、日常のちょっとした楽しみや、週末の遠くへの旅行など
〉〉私たちにもそれってあるあると思わせてくれるものが
〉〉たくさん盛り込まれていて
〉〉読み終わるとすごく元気になるんですね。
〉〉日本は甘口の小説が多すぎですからね。

〉日本の小説はいざ知らず、この3人、特にグラフトンとパレツキーは
〉ほんとに現実をそのまま描こうとしてますよね。
〉3人はその順番のまま「少々甘口、かすかに甘口、辛口」という
〉じゅんばんでもあると思う。

この順番でいいんですね、よかった!
それぞれの特徴が面白いですよね。
まだまだ3人とも作品をばんばん書いてくれそうなので
そこが一番うれしいところです。

〉〉ではでは皆さん
〉〉Happy Reading!

〉はい、これからもコンプリ競争をしましょうね!

〉Happy reading!

酒井先生、原稿がんばってください。
ミステリーで100万語楽しみにしています。
Happy Reading!


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674. Re: Sara Paretsky [Fire Sale] を読了!

お名前: 由良 http://yura.oops.jp/
投稿日: 2005/12/29(10:37)

------------------------------

ゆきんこさん,はじめまして。

おお!Sara Paretsky!
数年前に女性ミステリにはまりまして,読んでおりました。
当時は4Fと言っていましたよね。

V.Iは,バースディ・ブルーまで読んで,その後読んでいませんでした。

〉V.I.Warshawskiという女性探偵が主人公のこのシリーズ
〉今回が12作目、質が落ちてないかなどという心配はそっちのけ
〉絶好調のパレツキーでした。
〉主人公ヴィクは自分の出身地サウスシカゴに複雑な思いがあり
〉なのに母校のバスケットボール部のコーチを引き受ける。
〉かつての恩師は重い病にかかり
〉昔以上にさびれた町は貧しい人々の巣となり
〉彼女の胸をかきむしるような想い。
〉やがて彼女の前に巨大な企業のお偉い人々が現れ
〉ヴィクはいつものように猪突猛進、
〉巨大な悪に立ち向かい
〉可愛い教え子たちやその家族のためにがんばるのですが
〉さすがの彼女も今回はピンチ!!

〉アメリカの病んだ部分をたっぷり描きつつ
〉当たり前の展開に終わらせないビタースウィートなラストは
〉さすがのさすがでした。お見事
〉最後のページをゆっくり味わってください。

うー,読みたいです。が,まだ私の力では楽しめそうにないので翻訳待ちかなあ。

〉コーンウェルのケイ・スカーペッタは医者で弁護士で検死官という設定、
〉一応フロリダの貧しい移民の子供という設定ですが
〉彼女の英語はとっても教養ありげだし
〉話し方もいつも冷静で落ち着いています。
〉グラフトンのキンジー・ミルホーンもカリフォルニアの探偵さん
〉でも彼女もわりと冷静、
〉頭はいいけどちょっとシニカルでマイペースです。
〉パレツキーのヴィクは啖呵はきるし、
〉危ないところにもすぐつっこんでいくしということで
〉英語もとってもリズム感がよくて爽快感があります。

3人とも魅力的ですね。
でも,地に足が着いた感じがするのはV.I。私はV.Iが一番好きです。
読んでいて辛くなることも多いですけれど。

〉私はわりと女性作家が好きで
〉男性の作家ではハードカバーでもいいから
〉出たらすぐ買うという作家は見当たりません。
〉たぶんジェンダー論的に小説を読んでるからだと思います。

〉アメリカといえどもかなり女性は損している部分もあるのだろうし
〉女性で厳しい仕事をずっと続けていくのは大変なことなんだろうな
〉と思わせてくれるものが、この辺の女性作家は描くのがうまいんですね。

〉仕事をするということ
〉恋愛や結婚や、家族との関係、
〉友人、日常のちょっとした楽しみや、週末の遠くへの旅行など
〉私たちにもそれってあるあると思わせてくれるものが
〉たくさん盛り込まれていて
〉読み終わるとすごく元気になるんですね。
〉日本は甘口の小説が多すぎですからね。
〉ではでは皆さん
〉Happy Reading!

この辺すごくよく分かります。
私が女性ミステリにとてもはまっていたのは,まさにこの理由からでした。
生活感や女性ならではの物の見方がとても親しみやすいし,
壁にぶち当たっても自分の仕事を全うしようとする姿勢に共感が持てるんです。
私たちは勿論殺人事件の捜査などはしませんが,それでも日々職場で闘っている部分がありますもの。

どの巻だったか忘れましたが,ロティの診療所が襲われたことがありましたよね。
初めて読んだときには,とても驚きました。
私の知らないアメリカの暗い部分が浮き彫りにされているところが興味深いです。
ジェンダーについては…語り始めるときりがないのでやめておきます。

さて,ここのところ,ロマンス本に傾倒しておりましたが,ゆきんこさんの投稿を読んで,無性にV.Iに会いたくなりました。
とりあえず,未読のV.Iシリーズ「ハードタイム」と「ブラック・リスト」を図書館から借りてきました。
いつかは,洋書で読めるようになりたいです。


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675. Re: Sara Paretsky [Fire Sale] を読了!

お名前: ゆきんこ
投稿日: 2005/12/29(21:28)

------------------------------

〉ゆきんこさん,はじめまして。

由良さん、はじめまして!
レスありがとうございます。

〉おお!Sara Paretsky!
〉数年前に女性ミステリにはまりまして,読んでおりました。
〉当時は4Fと言っていましたよね。

〉V.Iは,バースディ・ブルーまで読んで,その後読んでいませんでした。

〉〉V.I.Warshawskiという女性探偵が主人公のこのシリーズ
〉〉今回が12作目、質が落ちてないかなどという心配はそっちのけ
〉〉絶好調のパレツキーでした。
〉〉主人公ヴィクは自分の出身地サウスシカゴに複雑な思いがあり
〉〉なのに母校のバスケットボール部のコーチを引き受ける。
〉〉かつての恩師は重い病にかかり
〉〉昔以上にさびれた町は貧しい人々の巣となり
〉〉彼女の胸をかきむしるような想い。
〉〉やがて彼女の前に巨大な企業のお偉い人々が現れ
〉〉ヴィクはいつものように猪突猛進、
〉〉巨大な悪に立ち向かい
〉〉可愛い教え子たちやその家族のためにがんばるのですが
〉〉さすがの彼女も今回はピンチ!!

〉〉アメリカの病んだ部分をたっぷり描きつつ
〉〉当たり前の展開に終わらせないビタースウィートなラストは
〉〉さすがのさすがでした。お見事
〉〉最後のページをゆっくり味わってください。

〉うー,読みたいです。が,まだ私の力では楽しめそうにないので翻訳待ちかなあ。

翻訳はいつ出るのかな?
ケイ・スカーペッタの新作は早くももうすぐ翻訳が出るそう。
人気が上なのかな?
書きましたように私もサラ・パレツキー挫折より10年
SSS式多読のおかげ&酒井先生のおかげで読めるようになりました。
時間はかかっても目標本があると結構いけるものです。
あとは粘りと気合??

〉〉コーンウェルのケイ・スカーペッタは医者で弁護士で検死官という設定、
〉〉一応フロリダの貧しい移民の子供という設定ですが
〉〉彼女の英語はとっても教養ありげだし
〉〉話し方もいつも冷静で落ち着いています。
〉〉グラフトンのキンジー・ミルホーンもカリフォルニアの探偵さん
〉〉でも彼女もわりと冷静、
〉〉頭はいいけどちょっとシニカルでマイペースです。
〉〉パレツキーのヴィクは啖呵はきるし、
〉〉危ないところにもすぐつっこんでいくしということで
〉〉英語もとってもリズム感がよくて爽快感があります。

〉3人とも魅力的ですね。
〉でも,地に足が着いた感じがするのはV.I。私はV.Iが一番好きです。
〉読んでいて辛くなることも多いですけれど。

最近は私もヴィクが好きです。
最初はスカーペッタファンだったのですが。

〉〉私はわりと女性作家が好きで
〉〉男性の作家ではハードカバーでもいいから
〉〉出たらすぐ買うという作家は見当たりません。
〉〉たぶんジェンダー論的に小説を読んでるからだと思います。

〉〉アメリカといえどもかなり女性は損している部分もあるのだろうし
〉〉女性で厳しい仕事をずっと続けていくのは大変なことなんだろうな
〉〉と思わせてくれるものが、この辺の女性作家は描くのがうまいんですね。

〉〉仕事をするということ
〉〉恋愛や結婚や、家族との関係、
〉〉友人、日常のちょっとした楽しみや、週末の遠くへの旅行など
〉〉私たちにもそれってあるあると思わせてくれるものが
〉〉たくさん盛り込まれていて
〉〉読み終わるとすごく元気になるんですね。
〉〉日本は甘口の小説が多すぎですからね。
〉〉ではでは皆さん
〉〉Happy Reading!

〉この辺すごくよく分かります。
〉私が女性ミステリにとてもはまっていたのは,まさにこの理由からでした。
〉生活感や女性ならではの物の見方がとても親しみやすいし,
〉壁にぶち当たっても自分の仕事を全うしようとする姿勢に共感が持てるんです。
〉私たちは勿論殺人事件の捜査などはしませんが,それでも日々職場で闘っている部分がありますもの。

〉どの巻だったか忘れましたが,ロティの診療所が襲われたことがありましたよね。
〉初めて読んだときには,とても驚きました。
〉私の知らないアメリカの暗い部分が浮き彫りにされているところが興味深いです。
〉ジェンダーについては…語り始めるときりがないのでやめておきます。

そうね、シカゴはかなり物騒なイメージが。
今回のも襲われまくりです。

〉さて,ここのところ,ロマンス本に傾倒しておりましたが,ゆきんこさんの投稿を読んで,無性にV.Iに会いたくなりました。
〉とりあえず,未読のV.Iシリーズ「ハードタイム」と「ブラック・リスト」を図書館から借りてきました。
〉いつかは,洋書で読めるようになりたいです。

ブラックリストを私は見逃していたので
ものすごく損した気分で今歯軋りしています!!!
来月読もおっと。
ではでは〜Happy Reading!


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