ネルソン・デミルの「Night Falls」：ネタバレ有り！（バレレベル★★☆☆☆）

「Paperbacksの掲示板を復活」おめでとうございます。

MOMA親爺です。

PBに目覚めてしまいました。なんか吹っ切れてしまいました。これは錯覚なのか？。イマイチ
自信が持てませんが、楽しかったですよ。
やはり読み飛ばしが出来るかどうか・・でした。気になる単語をちぎっては投げ、ちぎっては
投げ、とにかく止まらないように読み飛ばしました。
長い話はやはり面白いです。物語に引きずられると、読めるはずの無い本まで読めてしまうよ
うです。大胆な言い方ですが、どれだけ理解しているかなんて、関係なさそうです。とにかく
読んでいる最中は止められないのですから。

そこでネルソン・デミルの「Night Falls」をご紹介します。これがページターナーというもの
なのだと思いました。ブラッドベリやクリスティーよりも易しいこともあり、（シェルダンより
は難しいけど）、どんどん進みます。数ページよくわからないところがあっても考え込んだり、
読み返したりしませんでした。（数行ではないというところが味噌かも。読めないころのＰＢと
いうのは、私にとっては「数行の壁」があったのかもしれません。これが数ページになっても
耐えられる・・・お前それで読んでいるといえるのか？といわれても、面白いんだもんと居直
れる）とにかくゴールまで一直線です。ランナーズハイ状態。モルヒネ出まくり。ネルソン・
デミル(Nelson Demille)という人は初めて読んだけどなかなかいいです。

物語の導入がいきなり１８禁で始まるところが、ややあざといが、やはり１８禁は抗しがたく
（笑）、これが通奏低音のように響いていて、最後は結構深い余韻が残ります。文庫本で「上、
中、下」読んだくらいタフだったけど、プロットが重層的で、人間模様も面白く、作者はいっ
たいどういう結末を考えているのかが全然見えなくて、それでも最後は「が〜ん」ときました。
面白かった。あっ、この本航空機事故ミステリーです。

余談：笑いにこだわるMOMA親爺ですが、smirkという言葉が印象的でした。smirkというの
はたいてい「悪人」か「ひとくせある人間」が笑うときに出てきます。２０万語くらいいった
ときA to Zシリーズ２巻目で挿絵が印象的だったんで焼き付いたのですが、その後ははなかな
か出てきませんねー。10回も見ていないでしょう。だからどうでも良い単語なんでしょうけ
ど、頭にこびりつく。ところが今回、面白い経験をしたんです。デミルを読んでいて、途中人
間関係がもやっとしてきそれでも数ページ読んでいて、話の筋がいよいよ見えなくなりそうな
とき、いきなりこのsmirkがでてきたんです。その瞬間読んでいた見開き２ページが輝かしく
光り出したような気がしたんです。眠気が吹っ飛んだ。「なんとこいつがsmirkするのか！」
瞬時に人間関係と話の筋が明瞭になったんです。たったひと言なのに！

ではでは。

全国大会向けのページですでにPBの話題で盛り上がっていますね。実は全部
読んでいないんです。内容が重なっていたらすいません！

MOMA親爺様、こんにちは。翁家です。

ＰＢの掲示板の復活、うれしい限りです。しかも、ネタバレに余り神経質にならなくても良いので助かります。

アマゾンの「なか見検索」で早速覗いてみました。前袖のところを読むと、確かにムフフですね(笑)。
おかげで手が滑ってしまいクリックしてしまいました。

タドキスト大会までに読み終わり、MOMA親爺様と熱く語りたいのですが、果たして読み終わるかしら。

ではでは。

翁家様、こんにちは。

〉ＰＢの掲示板の復活、うれしい限りです。しかも、ネタバレに余り神経質
〉にならなくても良いので助かります。

　そうですね。「言いたい！」「知らせたい」症候群の人たちにには朗報
　ですね。

〉アマゾンの「なか見検索」で早速覗いてみました。前袖のところを読むと、確かにムフフですね(笑)。

　　でしょう？結構しこって続くのですよ延々と。

〉おかげで手が滑ってしまいクリックしてしまいました。

　　それは良かった。私は読み終わる直前に目がしばしばして、読み続
　　けることが出来なくなりました。眼精疲労の極致でしたわ。

〉タドキスト大会までに読み終わり、MOMA親爺様と熱く語りたいのですが、
〉果たして読み終わるかしら。

　　あ・・・今回、出席できませんのです。
　　またいつかどこかで語りましょう。

MOMA親爺様

今年はタドキスト大会ではお会いできませぬか・・・。

しからばこの掲示板にて感想なぞ語り合いませう。６００ページ超ですから、読み終える自信はとんとありませぬ。

それにしても、「言いたい！」「知らせたい」症候群の人とは、まさに私です(笑)。

こんにちは。
実はこの本、１５０ページあたり、、、えっと１７章で止まっちゃって放りだしたままなんです。最初はよかったんです。アベックのところや他の目撃証言のあたりまでは、、、。そのあと、どこをつついても手詰まりみたいになっちゃって放り出しちゃったんです。でもMOMA親爺さんのちょっぴりねたばれ情報を読んで本棚からまたひっぱりだしました。それで、、、よろしかったら、だいたい何章くらいで展開があるのかちょびっとささやいてくださいませんか？それを目標に退屈ゾーン脱出を図ろうと思います。反則技かな？

☆湘南のおねえさん

こんばんは！

了解しました。といっても今手元に本がございません。明日にでも「調査結果」をご報告しましょう。

ではでは。

翁家です。

湘南のおねえさん、MOMA親爺さん、こんばんは。

丁度、私も１６０ページあたりを読んでます。あれっ、私の本ではまだ１４章でした。読後の報告ができるのはいつの日か・・・。

"翁家"さん、こんばんは。

〉丁度、私も１６０ページあたりを読んでます。あれっ、私の本ではまだ１４章でした。読後の報告ができるのはいつの日か・・・。

翁家さん、上の湘南のおねえさんへの返事を見ないでね。
大したこと書いてないけど、ひょとするとネタバレですから。

MOMA親爺

湘南のおねえさん、こんばんは。
これはネタバレとしては極めて危険レベルに達するので、空間を開けます。
翁家さん、直ぐに退散してね・・・・
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１７章で止まっているのなら、

２３章に行くとRoxanne Scarangelloという女性が現れます。ここらはまだ
まったりとしているから、いっそ33章まで飛ばれて、Philadelphiaに旅すると
いうのは一つの脱出法かも・・・（２９章の始めを1-2ページ読んで、このあた
りのkey personの名前を知っておきましょう、４人くらいだと思います）

３３章でも駄目なら、またご相談ください。如何ようにもネタバレ応じます。

ではでは。

お忙しいのにありがとうございました。
”このあたりは、まだ、まったりしているので、、、”
という表現がすっごくうまいですよ。うんうん、そんな感じ、と納得

今、以前紹介させてもらった Patrick Redmond　　の The Puppet Show　　というのを読んでます。この作家、３冊出していて、紹介した Apple in my eye　　が最新作で、１作目の Wishing Game をこの夏に読んで、２作目を今読んでいるというわけです。三分の一のあたりから興が乗ってきたんでこのままこれを読んでしまって、そのあとリベンジにいきます。
読了報告になるか、またまた助けてメールになるかわかりませんが、いずれにせよ、忘れた頃のおたよりになると思います。
翁家さんともごいっしょに大ネタばれ論議できたらいいなあ、待っててください。

翁家です。
昨夜（今朝）読み終わりました。
いや〜参りました。そう来ましたか。
イエメンから帰ってきてからは展開が早くゾクゾクしました。
後半は、まるでアクション映画の様でした。
でも、残りページが少なくなってきて、「あれっ」と思ってたんですよ。
あれれ、あと１００ページ、あれっ、あと２０ページ。
あれっ、あと１０ページじゃん、どうなんの。
あああ〜。そう来ましたか・・・。ラストは凹みました。
私はジルが好きになってました・・・。

Book２は、まったりしました。でもTWA800のことを背景知識として知っていれば
すいすいいったと思います。これは、アメリカ人なら当然知っていることですよね、
きっと。日本でいうと御巣鷹山にあたるのかな。

ノンフィクションかと思いました、最初。でも、破片を集めて機体を再現したりとか
燃料か少なくて気化して引火したとか、その辺の基礎知識があればすいすいいっただろうな・・・。

ちょっと、書きすぎたかしら。

MOMAさん、見てますか〜？

翁家さん、こんばんは！

〉翁家です。
〉昨夜（今朝）読み終わりました。

　　お疲れさまでございました。お目目は大丈夫でござるか？
　　拙者はひどく「しばしば」状態で、何日か尾をひいたぞよ。

〉いや〜参りました。そう来ましたか。

　そうなんですよ。なにかが来るのではないかと予感しないわけではなかった
　のですが、そう来ちゃったんですね。
　「なによそれ」という感覚を超越して、やはりじ〜んと来ちゃったぞなもし。

〉イエメンから帰ってきてからは展開が早くゾクゾクしました。
〉後半は、まるでアクション映画の様でした。

　　でしょでしょ。

〉でも、残りページが少なくなってきて、「あれっ」と思ってたんですよ。
〉あれれ、あと１００ページ、あれっ、あと２０ページ。
〉あれっ、あと１０ページじゃん、どうなんの。

　　拙者も全く同じ感想。なに、もう残り少ないのに作者は大丈夫なのって、
　　余計な心配をして、かえってテンションが高まるのね。翁家さんも同様
　　でしたか。ということは、これ読んだヒトは皆同じ宙ぶらりん状態を味合
　　うことになりそうですね。まさにサスペンスですね。

〉あああ〜。そう来ましたか・・・。ラストは凹みました。
〉私はジルが好きになってました・・・。

　　うふふ、翁家さんが好きになりそう。あたしゃ、フィラデルフィアの女学
　　生に、惚れ込みそうになった。これ、あまり意味無いですね。

〉Book２は、まったりしました。でもTWA800のことを背景知識として知って
〉いればすいすいいったと思います。これは、アメリカ人なら当然知っている
〉ことですよね、きっと。日本でいうと御巣鷹山にあたるのかな。

　　これ前作があるんですよ。多くの人はそれ先に読んでいるようでその分
　　楽なんでしょうね。私たちにはそれが無い分、ちとまったり状態が長す
　　ぎるのでしょうね。でも不思議と投げなかったなあ〜〜。私は後半の女の
　　家でのやりとりが、前半の１８金と同じくらい面白かったです。待たされ
　　たからなー。何百ページも。

〉ノンフィクションかと思いました、最初。でも、破片を集めて機体を再現し
〉たりとか燃料か少なくて気化して引火したとか、その辺の基礎知識があれば
〉すいすいいっただろうな・・・。

　　そうなんですよ。これ航空情報が詳しすぎる。でも日本語のサスペンスな
　　らこれくらい書き込んでくれないと、リアリティーがないのではないかと
　　も思うのね。

〉ちょっと、書きすぎたかしら。

　　もう、いいんじゃないですか。もう二人で爆死する覚悟で、開き直っちゃ
　　うということで。

〉MOMAさん、見てますか〜？

　　実は、当然お待ちしておりました。こうやって語り合うのは気持ちいい。

　　ということで、またまたね。