[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/24(22:31)]
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お名前: marin
投稿日: 2005/10/30(01:27)
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こんばんは。marinです。
今まで私が読んだ中で読み易いと思う本を、個人的により初心者にお薦めという
順番に理由と共にズラズラ書いていきます。
1.Sidney Sheldon
今更、特に語ることはありませんが、やはり、一番初めのお薦めはSheldonになります。
自分自身が最初に読んだPBもSheldonで、そのままPB街道まっしぐら、です。
読んで良くわからないところがあっても、それを気にするよりも早く先の話が
知りたいという気持ちになる物語のひきの強さと、わからないところがそれなり
にあっても、話しを楽しむ上での障害にならないところが一番のポイントでしょう。
読み易いものは、言わずとしれた” The Sky is Falling”、” The Best Laid Plans”あたり。
難易度があがりますが、 “Master of the Game”はお薦めなので、ぜひ読んでほしいです。
2. ノンフィクション
自分の体験を綴ったノンフィクションはそもそもその人は作家ではないので、
凝った言い回しがあるわけでもないし、体験に基づいた事実を書いているので、
わかり易いと思います。
* ”Burned Alive” by SOUAD
タイトルそのまんま、生きたまま焼かれた経験を持つアラブの女性が書いた話です。
この作者は文章を書くことができませんので、おそらく、彼女が話をしたことを
書き起こして作られたのでしょう。ですので、とても平易な文章で書かれています。
(途中、作者を助けた人が書いた文章がありますが、そこだけ難易度があがります。)
語数も6万と短めとなっています。
* “A Child Called 'It'” “The Lost Boy” by Dave Pelzer
カリフォルニア州史上ワースト3の児童虐待を受けた作者の体験談です。
これもかなり平易な英語で書かれていて、総語数も、“A Child Called 'It'”が34,000語、
“The Lost Boy”が55,000語と短くなっています。
この話は、” A Man Named Dave”の3冊で完結となっていて、この” A Man Named Dave”
まで是非読んで欲しいのですが、これだけ、読み易さレベルが上がってしまっていて、
PB初心者だと、ちょっときつくなってしまうかもしれません。
3. ロマンス本
3人の著作を読んでみましたが、どれも読み易かったです。実はロマンス本が
なぜ読み易いのかよくわからないのですが(^^;)、日常的なことがメインな
ためでしょうか。
あと、ロマンス本は他のジャンルに比べて広いようなので、結構選択肢がある気がします。
私が読んだ3人の話は全く違う種類?といってもいいくらいでした。
* “Dying to please” by Linda Howard
火曜サスペンス劇場(笑)。簡単という感じはあまりしないのですが、なぜか
とても読み易かったです。 電車の中で読むにはちょっとはばかれるシーン(^^;)あり。
* “The Notebook”“Nights in Rodanthe” by Nicholas Sparks
涙なくしては読めない純愛物。語数が、51,000、63,000と少なく、また、この
2冊は語彙レベルがかなり低く、簡単に感じられました。
* “How to Marry A Marquis“ by Julia Quinn
まさに、少女マンガの世界(笑)。ラブコメです。思った通りの展開で進むので、
その点で読み易いと思います。ただ、設定が現代ではないので、その点がちょっと
読みにくいかもしれません。
4. “The Client” by John Grisham
PB関係のホームページやアマゾンの書評で、Grishamは読み易いとよく言われて
いるだけあって読み易い作家だと思います(もちろん、あくまで大人向けのPBの
中で、という意味です)。理由は、Grishamがもともとlawyerのため、クリアに
物事を伝えるのがうまいのかと個人的思っていますが、定かではありません(^^;)。
難しい法律用語はたくさん出てきますが、何度も出てくるので覚えられない方が
難しいくらいです。(私は、そもそも児童書よりもPBの方が読み易い派ですが、
必要な単語は何度も出てくるというところが1つの理由になっています。)
そのGrishamの中でも、主人公が少年のためか、かなり読み易いのが“The Client”となります。
長くなってしまったので(^^;)、とりあえず、この辺で。
それでは。
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marinさん、こんばんは。
Sidney Sheldonはテンポが良くて読みやすいですね。
The Best Laid Plans、The Sky is Fallingの順で読むと楽しさも倍になりますしね。
The Best Laid Plansは69000語、The Sky is Fallingは71000語とはじめてのPBには丁度良い語数でもありますね。
Burned Aliveは衝撃的でした。
それぞれの国の文化ということもありますので一概には言えませんが、
人権すら主張できないというのはつらすぎます。
A Child Called 'It'は邦訳でも話題になりましたね。
私はONE CHILDの方を先に読んで児童虐待を知りました。
あまりにもつらく、読み通すのもやめてしまおうかと思いましたが、
読み終えてから、目を背けてはいけない現実が、
本当は自分の目の前で起こっているのかもしれないと感じました。
ノンフィクションとまではいきませんが、ヒップホップ文学と呼ばれる作品もなかなかです。
スラングが多いので、オススメだよ〜と大声ではいませんが。
Let That Be The Reasonなど、作者の自叙伝的小説でいっきに読めました。
ロマンス本が読みやすい理由、それは超現実的だからでしょう(笑)
くっついた、離れた、新しい人が現れた...
古今東西どこでも同じなんですよね〜
この手のPBを買うときは、いつもジャケ買いです(笑)
中身なんて関係なし、表紙が気に入ったものをそのときの気分で買ってます。
でも、Marian Keyesなどはコンスタントに買っちゃうかな。
The Thin Pink LineやThe Devil Wears Pradaなどは、自分と重ね合わせてしまいました。
Grishamのクリアに物事を伝えるのがうまいというのは納得です!!
確かにそうかも。
私、GRのThe Clientはものすごく読みにくかったんです。
はしょってあるからかなぁと思っていたのですが、
原作がわかりやすく書かれ過ぎているからだったんですね。
すごい、納得!!
これ、発表に頂です。
marinさん、たくさんの紹介ありがとうございました!!