[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/23(08:32)]
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お名前: Raquel
投稿日: 2007/11/25(13:23)
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パピイさん、こんにちは。Raquelです。
ロマンスで400万語通過、おめでとうございますー。
"パピイ"さんは[url:kb:1037]で書きました:
〉みなさま、こんにちは。パピイです。
〉またまたロマンス本の話題で恐縮ですが(笑)、その報告と読んだ本の紹介をさせていただきます。
いつも楽しみに読ませていただいてます♪
わたしも年末までに一つ大きい投稿をする予定なので、掲示板占拠状態ですね(爆)
〉■ 本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉◇ Beauty: A Retelling of the Story of Beauty and the Beast / Robin McKinley
〉 語数:69,590 ISBN:0060753102 (224 customer reviews)
〉タイトルからわかるように、あの「美女と野獣」をヒロインの視線で語った物語です。
〉読み終わっての感想ですが(Amazon.comのレビュー数がとても多くて、期待して読んだからかもしれませんが)
〉「うーん!?」でした。
〉まず、「美女と野獣」のリトールド版ですから、先が読めちゃいますし、
〉私はロマンス本自体がファンタジーと思っていますので、魔法とか出てくるとちょっとね、
フフ。パピイさん、これはロマンスじゃなくてファンタジーですから、
魔法が出てくるのが普通なのですよ(笑)
〉あと、読みながらディズニーのアニメが頭の中に浮かんできたのも、マイナス点でしたね。
〉(もちろん、この作品はアニメの前に(1978年)書かれていますし、例のガストンも出てきません)
ディズニー、恐るべし(笑)
わたしはディズニーアニメが苦手なのでこのアニメも見たことがないのですが、
主人公達のイメージはディズニーのイラストになってしまいました。最初だけですけど。
〉おじさんの感想は、ちょっと横に置いておいて、冷静にこの本を語れば、
〉Beautyが次第にBeastと心を通じ合わせるところなどは、しっかりロマンス本ですし、
〉約7万語という語数や、ムフフな描写は出てきませんので、PBやロマンス本初心者の方だけでなく、
〉胸キュンな作品が読みたい方、ファンタジーが好きな方にもお勧めです。
寧ろ、ロマンス本は「恋愛ばかりに重点が置かれているところが好きじゃない」、
と思うけれど、恋バナは好きという方向け、という感じでしょうか。
マッキンリィというと、「青い剣」という名作がありますが、
この作品の仄かなロマンスに胸キュンされたファンタジーファンには、
ぜひ読んでいただきたいと思います。
〉◇ Lion's Lady / Julie Garwood 語数:105,131 ISBN:067173783X
〉いやあ、面白かったです。(正直に言うと、前回紹介したThe Brideにはちょっと劣りますが。理由は、後述。)
〉紹介文からわかるように、アメリカインディアンに育てられたが、成長し社交界に現れた時はプリンセスと称される
〉美貌と気品を持つヒロイン。とんでもない設定と言ってもいいくらいですが、先に「ロマンス本自体がファンタジー
〉だから、魔法とかでてきてもね」と書きましたように、こういう設定は(大)好きです♪
わたしは逆に、とんでも設定にカチーンと来てしまいましてね(笑)、
面白くなかった訳じゃないけど、好きじゃありません。
やっぱり各々ツボが違うものですね。
〉ロマンス本の面白さのひとつに、ヒーローとヒロインの会話があります。
ガーウッド作品は、H/Hの会話のかみ合わなさが面白いですよね。
超アルファ型ヒーローがヒロインをか弱き存在と見ているのだけど、
彼女は結構強いところがある(と自分では思っている)ので、
彼の命令も軽くいなされてしまい、気づいたときには、彼女の手のひらの上で
転がされてるというところが、かわいいなぁと思ってしまいます(笑)
この作中では、夜会(?)に賊が押し入る場面が面白かったです。
〉さて、The Brideにはちょっと劣ると言った訳ですが、ヒロインの最大の敵(とここでは言っておきましょう)との
〉対決が最後に待ち構えているのですが、そこが期待したほどでもなかった
そうそう。そんなオチあり?って感じでした。
〉◇ Lord of Scoundrels / Loretta Chase 語数:95,998語 ISBN:0380776162
〉この作品の感想を述べるとするならば、面白かったと言うより、すごかったと言うほうが正しいでしょうね。
うんうん。面白いという言葉では簡単に言い表せません。
わたしは、この作品の初読時(2004年)も、すごい作品だーと思いましたが、
今年再読したときに、その思いを新たにしました。
この間に150冊読んでますが、これを超える作品には出会ってません。
(わたしの選んだ Top 100 Romance ですがホントのこと言うと、5位までは同率一位です)
〉できることなら「ネタばれトークで語り合いたい」ですね。どこがよかったの?と尋ねると、みなさんそれぞれ違うところ
〉を挙げられ、それぞれ感想を述べられると思います。ほかの人の感想を聞いて、えっ?そうだったっけと、少し
〉飛ばしてそこに気付かなかったとしたら、また再読したくなるそんな作品です。かなりsensual and eroticな場面も
〉ありましたので、数人で集まって、こっそりと楽しみたいですね(笑)
またいつかオフ会でお話ししましょう。
ロマンスオフ会なんて、そろそろできそうな勢いじゃありませんか?(笑)
〉こんな大人気作品ですが、なぜか邦訳は出ていません。多読をしていたからこそ読めたことに感謝!!×5
先日、この作品も翻訳が決まったと聞きました。
嬉しい反面、あまり人気が出なかったらどうしようと変な心配をしたり(爆)
〉◇ An Offer From a Gentleman / Julia Quinn 語数:95,864語 ISBN:0380815583
〉(もう一度だけ円舞曲(ワルツ)を 129 customer reviews)
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〉Julia Quinnの作品だけあって、スラスラ読めます。シンデレラストーリーもリアルさと追及するとこうなるのかという
〉展開が面白かったですね。おとぎ話のようには、簡単にはハッピーエンドになりませんし、ロマンス本ですから、
〉途中からは「人魚姫」かい?という方向に進み、最後まで楽しめました。
そうですね。
ロマンスをあまり読んだことがないと、Benedict の考え方に、えーっと思うかもしれませんが、
「好き」=「結婚」とは(即)ならないところに、リアルを感じましたね。
あ、「人魚姫」はわたしも思いましたー。
〉本作品で特筆すべきは、母親Violetでした。終りの方では、Benedictがかすんでしまうくらい、いい味出してます。
Violet は、ともすれば主人公を喰ってしまいますよね(笑)
あの手この手で子どもを結婚させようとする描写には、毎回お約束だけど
笑ってしまいます。
〉第一作、二作とも兄と弟に比べて印象が薄かったですが、本作品では、後半までは謎の女性と、ヒロインへの思い
〉で悩むヒーローとして好印象を与えてくれていたのですが・・・(笑)
(笑)
わたしも、こんな影の薄い男がヒーローを張れるのかと思ってました。
〉この作品は、Julia Quinnの最初の翻訳本にもなっていますが、なぜシリーズの3番目から?という疑問を
〉前々回の投稿で書きましたが、それを払拭しましたね。第一作、二作のネタばれはありませんし、シンデレラ
〉ストーリーというなじみ深い物語で、日本の読者をつかむ出版社の作戦は成功したのでは と思います。
そうですねー。とっても評判がいいです。
個人的には2作目のほうが面白いと思うけど、1作目のネタバレが少しありますしね。
〉◇ Rules of Surrender / Christina Dodd 語数:92,441語 ISBN:0380811979
〉(異国の子爵と月の令嬢 64 customer reviews)
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これは翻訳で読みました。
どちらかというと、とんでも系の設定だと思いますが、
「あっ、ありえん。。。」というほどでもなく楽しめました。
〉でも、長年砂漠の民と暮らしその価値観を大事にする(野蛮人)ヒーローの『あんた、それ本気で言ってるの?』的な
〉発言を、お堅いヒロインが(やっと得た仕事だからと)一生懸命相手をするところは、笑っていいのか、かわいそうと
〉感じるべきか、ちょっと悩むところもありました。当然、ラブシーンも激しい(笑)です。
そこは、笑っとくとこでしょう(笑)
コミカルな場面が多かったですよね。
〉脇役のヒーローの息子と、娘、ともに砂漠育ちと、お母さん、若いころはその美貌で英国中の注目を集めていたとか
〉が、ヒーローとヒロインのロマンスを盛り上げるのに重要な役割をはたしています。
お母さんが存在感ありましたねー。
終盤でヒーローが相談する場面とか、すごく印象に残ってます。
〉結局、「月の令嬢」って何のことかわかりませんでした。
ホントだー。たぶん、何の意味もないと思います(爆)
〉◇ Saving Grace / Julie Garwood語数:128,663 ISBN:0671870114
〉(106 customer reviews)
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これはどんな話か思い出せなかったのだけど、夫が死んで「Thank you」という場面だけは
覚えてます(爆)
いつものガーウッドのパターンなのだけど、珍しく、政治が深く絡んでくるので、
サスペンスが強いなと思いました。
ジョン失地王って、この時代にはよく出てきますが、ものすごーく creepy な男ですね。
強ーいお母さんや英雄として持てはやされるお兄さんの下で、性格が歪んだんだろか?
と思ってしまいます。
〉ところで、本分の最後にShe was his saving grace.という文も出てきますが、
〉タイトルの「Saving Grace」とは何でしょう。ネットのCambridgeを調べると、
〉a good quality that something or someone has which stops them from being completely bad
〉日本語で端的に説明できる単語はなさそうですね。
わたしも調べてみましたが、キリスト教の言葉じゃないかと思います。
(Grace は、"Amazing Grace"とかと同じ意味ね)
人間が悪に陥らないようにする神様のお導きとか、ご加護とか。
「She was his saving grace」のわたしの解釈は、彼女は神様によって与えられた、
彼の心を救う存在だという感じかな。
〉◇ Rules of Engagement / Christina Dodd 語数:93,667語 ISBN:0380811987
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これは読んだことがありませんが、面白そうですねー。
ドットのヒーローって、なんかちょっとずれてるけれど、
憎めない感じ。
〉どうでもいい話ですが、最初にタイトルを見たとき、ええっ「交戦規則」と驚きました。アクション、特に戦争映画で
〉この言葉が出てきますし、TVドラマ スタートレック・ディープスペース・ナインでは、このタイトルのエピソードが
〉実際にあり、軍法会議にかけられる軍人の話となっています。
へー、そうなんですか。わたしはまたてっきり、「婚約のルール」かと(笑)
というのはおいといて。
同タイトルで別の作家の書いたロマンスを読みましたが、こちらは、
老嬢姉妹が姪っ子(?)を結婚させようと、"Rules of Engagement"を参考に
あの手この手の策略を巡らすという話でした(笑)
ちなみに、戦争のための本を、恋愛成就本「ルールズ」のように使うというコンセプトは
とても面白かったんですが、わたしの笑いのツボには大外れでした(爆)
〉◇ Heaven, Texas / Susan Elizabeth Phillips 語数:119,874語 ISBN:0380776847
〉(ロマンティック・ヘヴン 85 customer reviews)
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これも翻訳で読みました。
スーザン・エリザベス・フィリップス作品のヒーローは、
美形で才能もあって傲慢で、女性に対してはろくでなしが多いと思います。
でもなぜか、読み終わると感動の涙を流しているという、不思議な作家です。
大懇願が効くのかしら(笑)
〉◇ Romancing Mister Bridgerton / Julia Quinn 語数:98,198語 ISBN:0380820846
〉(175 customer reviews)
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〉初恋から、何年も慕い続けるヒロイン、そしてあきらめかけた時…。前3作では、少し太めだの、服のセンスが悪い
〉などと言われてきた彼女が、実は知的で感受性が強く、芯も強い女性であったということで、彼女の魅力で読ませる
〉作品ですが、一方その魅力に惹かれながら、その気持ちがなんだろと悩むヒーロー。この二人の葛藤が、ロマンス
〉を盛り上げ楽しめます。
Penelope は、前3作では全然魅力的に描かれてこなかったので、
ちゃんとヒロイン張れるんだろうか。。。と心配でしたが、
読んでみると、ものすごく面白かったです。
ある日突然、雷に打たれたみたいに恋に落ちる話より、
ずっとそばにいた女性に、じわーっと惹かれたり、魅力に開眼したり
する作品の方が、ヒーローに深みを感じるのはわたしだけ?
と、男性のパピイさんに訪ねるのも何ですが(笑)
〉この物語には別のプロットがあります。10年以上謎だったLady Whistledownが誰だろうという謎解きです。
この謎を知ってから、前3作を思い返してみるのも面白いですよね。
謎解きに絡んで登場する、Lady Danbury が強烈でしたね。
〉献辞に、Lisa KleypasとStephane Laurensの作品の登場人物を使用させていただいたことへのお礼が
〉書かれています。Laurensは読んだことがないのですが、Kleypasの方は「Dreaming of You」の
〉ヒロインに関連する物が第一章で小道具として使われているのは気づいたのですが、他にもあるのかな?
Kleypas の方は気づきませんでしたが、Laurens の方は"Devil's Bride"を読めば分かります。
〉◇ Slightly Married / Mary Balogh 語数:106,236語 ISBN:0440241049
〉(41 customer reviews)
〉*********************************************************************************************
おおー、"Slightly"シリーズに突入ですね。わたしも読まなきゃ。
〉ここまでで、4分の3が過ぎます。というくらい、他の作品のようにはロマンスはなかなか発展していきません。
〉でも私は、このゆっくりさ加減が、しっとりといい感じを出していると思います。この物語の中では、義務と名誉に
〉生きる人間味のあまり感じられない兄のBewcastle公爵が、その「義務と名誉に生きる」やりかたで、いい味
〉出しているのも面白かったですね。(シリーズ最終巻では、彼がヒーローだそうですが、どんなロマンスが
〉展開するのか、今からとても楽しみです)
ゆっくりしっとりな感じですか。好みです。
公爵のロマンスはシリーズ中でも高評価なので、わたしも気になってます。
〉■最後に
〉今回もたくさんの面白い本に出会えました。
〉AAR (All About Romance)サイト[url:http://www.likesbooks.com/]の読者人気投票のことを書いていますが、
〉これは読者からの投票で、「Top 100 Romances」を決めるものです。
今年の結果は、人気作家の特に人気作が並んでいるので、
どこから読んだらいいのか分からないという方には、参考になると思います。
レビューはアマゾンと違って、非商業ベースなので、頼りになります。
ディープな読者になると、コラムも楽しいですよ。
〉途中でTVドラマ スタートレックのことを書きました。この作品当然SFということになっていますが、異星人どうしの
〉ロマンスがいろいろ登場します。(もちろん、人間どうしもありますし、生物でない者?の恋もあります)
〉生物学的にはどうだろうという疑問を脇に置いて、価値観が異なる異文化間のロマンスはかなり楽しめました。
SFロマンスというジャンルも、アン・マキャフリーなどを筆頭にありますね。
〉と書いてきて、知らなくてもよかったことに、今気が付きました(笑)
〉それは、異星人=(中には)人間以上の能力を持つ人 たちのロマンスが楽しめる
〉 ⇒ パラノーマルも楽しめるかもしれない ということです。
あはは(笑)
パラノーマルも面白いですよー。
〉では、次回折り返しの500万語報告は、来年2月の初めごろになりそうです。
〉Happy Reading!
次回のご報告も楽しみにしています。
では、楽しい読書を♪
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Raquelさん、こんにちは。パピイです。
〉ロマンスで400万語通過、おめでとうございますー。
ありがとうございます。
今のところ順調に読めています、というか今年だけで、もう400万語超えてしまいました(笑)
〉〉またまたロマンス本の話題で恐縮ですが(笑)、その報告と読んだ本の紹介をさせていただきます。
〉いつも楽しみに読ませていただいてます♪
〉わたしも年末までに一つ大きい投稿をする予定なので、掲示板占拠状態ですね(爆)
そう言っていただけるとうれしいです。
Raquelさんの「大きい投稿」、とても楽しみです♪
掲示板を占拠しては申し訳ないので、100万語づつまとめて報告しているのですけどね(爆)
〉〉■ 本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉〉◇ Beauty: A Retelling of the Story of Beauty and the Beast / Robin McKinley
〉〉読み終わっての感想ですが(Amazon.comのレビュー数がとても多くて、期待して読んだからかもしれませんが)
〉〉「うーん!?」でした。
〉〉まず、「美女と野獣」のリトールド版ですから、先が読めちゃいますし、
〉〉私はロマンス本自体がファンタジーと思っていますので、魔法とか出てくるとちょっとね、
〉フフ。パピイさん、これはロマンスじゃなくてファンタジーですから、
〉魔法が出てくるのが普通なのですよ(笑)
ちょっと、私の説明が不足していましたね。
もともとハリポタが読みたいというのが、多読を始めた動機のひとつでしたが、ロマンス本を読むようになってから、
「ロマンス本自体がファンタジー」のように思えてきて、ハリポタ最終巻は楽しめたものの、この本で魔法が出てきたとき、
いまひとつのように感じたということです。
〉〉◇ Lion's Lady / Julie Garwood 語数:105,131 ISBN:067173783X
〉〉いやあ、面白かったです。(正直に言うと、前回紹介したThe Brideにはちょっと劣りますが。理由は、後述。)
〉〉紹介文からわかるように、アメリカインディアンに育てられたが、成長し社交界に現れた時はプリンセスと称される
〉〉美貌と気品を持つヒロイン。とんでもない設定と言ってもいいくらいですが、先に「ロマンス本自体がファンタジー
〉〉だから、魔法とかでてきてもね」と書きましたように、こういう設定は(大)好きです♪
〉わたしは逆に、とんでも設定にカチーンと来てしまいましてね(笑)、
〉面白くなかった訳じゃないけど、好きじゃありません。
〉やっぱり各々ツボが違うものですね。
私は、とんでも設定は大丈夫なのですが、ディテールで「それはないやろ」というのでカチーンときます。
残念ながら、ロマンス本では経験がないので紹介できませんが、映画などでは時々感じます。
〉〉ロマンス本の面白さのひとつに、ヒーローとヒロインの会話があります。
〉ガーウッド作品は、H/Hの会話のかみ合わなさが面白いですよね。
〉超アルファ型ヒーローがヒロインをか弱き存在と見ているのだけど、
〉彼女は結構強いところがある(と自分では思っている)ので、
〉彼の命令も軽くいなされてしまい、気づいたときには、彼女の手のひらの上で
〉転がされてるというところが、かわいいなぁと思ってしまいます(笑)
まだ3冊しか読んでいませんが、毎回このパターンなのでしょうか。
この作家、結構気に入っていますので、未読本が7冊控えています(笑)
〉この作中では、夜会(?)に賊が押し入る場面が面白かったです。
ガーウッドの作品は、映像にしても面白いでしょうね。時代劇を見るような感じで。
〉〉さて、The Brideにはちょっと劣ると言った訳ですが、ヒロインの最大の敵(とここでは言っておきましょう)との
〉〉対決が最後に待ち構えているのですが、そこが期待したほどでもなかった
〉そうそう。そんなオチあり?って感じでした。
Raquelさんも、感じました?もうちょっと対決場面を盛り上げれば、作品の評価が高くなったのにねー。
〉〉◇ Lord of Scoundrels / Loretta Chase 語数:95,998語 ISBN:0380776162
〉〉この作品の感想を述べるとするならば、面白かったと言うより、すごかったと言うほうが正しいでしょうね。
〉うんうん。面白いという言葉では簡単に言い表せません。
〉わたしは、この作品の初読時(2004年)も、すごい作品だーと思いましたが、
〉今年再読したときに、その思いを新たにしました。
〉この間に150冊読んでますが、これを超える作品には出会ってません。
やはり「面白いという言葉」では語りつくせませんよね。
〉(わたしの選んだ Top 100 Romance ですがホントのこと言うと、5位までは同率一位です)
3年後の投票に向けて、過去の記録と、RaquelさんのTop 100 Romancesは
エクセルデータで保存してあります。さっそくデータを修正しなくっちゃ(笑)
〉〉できることなら「ネタばれトークで語り合いたい」ですね。どこがよかったの?と尋ねると、みなさんそれぞれ違うところ
〉〉を挙げられ、それぞれ感想を述べられると思います。ほかの人の感想を聞いて、えっ?そうだったっけと、少し
〉〉飛ばしてそこに気付かなかったとしたら、また再読したくなるそんな作品です。かなりsensual and eroticな場面も
〉〉ありましたので、数人で集まって、こっそりと楽しみたいですね(笑)
〉またいつかオフ会でお話ししましょう。
〉ロマンスオフ会なんて、そろそろできそうな勢いじゃありませんか?(笑)
ええ、またオフ会でお話したいですね。
ロマンスオフ会、もし開催したら、何人くらい集まるのでしょうね。
人数が少なくても、皆さんとっても熱く語ってくれて、ちょっと怖そうですが(笑)
〉〉こんな大人気作品ですが、なぜか邦訳は出ていません。多読をしていたからこそ読めたことに感謝!!×5
〉先日、この作品も翻訳が決まったと聞きました。
そう翻訳が決まったのですか、この作者の作品は「Mr. Impossible」の翻訳が出たばかりですね。
〉嬉しい反面、あまり人気が出なかったらどうしようと変な心配をしたり(爆)
Raquelさんは、そんな心配するほどこの作品に思い入れがあるのですね。
〉〉◇ An Offer From a Gentleman / Julia Quinn 語数:95,864語 ISBN:0380815583
〉そうですね。
〉ロマンスをあまり読んだことがないと、Benedict の考え方に、えーっと思うかもしれませんが、
〉「好き」=「結婚」とは(即)ならないところに、リアルを感じましたね。
私はぜんぜん「えーっと思いません」でしたし、いろんな面で「リアル・シンデレラ」を感じました。
ということは、私はヒストリカルロマンスの世界にどっぷり浸っているということ(爆)
〉〉本作品で特筆すべきは、母親Violetでした。終りの方では、Benedictがかすんでしまうくらい、いい味出してます。
〉Violet は、ともすれば主人公を喰ってしまいますよね(笑)
〉あの手この手で子どもを結婚させようとする描写には、毎回お約束だけど
〉笑ってしまいます。
今思い出したのですが、第1作で、結婚するDaphneに、初夜の心構えを話すところは笑えましたね。
〉〉第一作、二作とも兄と弟に比べて印象が薄かったですが、本作品では、後半までは謎の女性と、ヒロインへの思い
〉〉で悩むヒーローとして好印象を与えてくれていたのですが・・・(笑)
〉(笑)
〉わたしも、こんな影の薄い男がヒーローを張れるのかと思ってました。
「こんな男でヒーローが張れるのか」というのも、ロマンスの楽しみですよね。
〉〉◇ Rules of Surrender / Christina Dodd 語数:92,441語 ISBN:0380811979
〉〉でも、長年砂漠の民と暮らしその価値観を大事にする(野蛮人)ヒーローの『あんた、それ本気で言ってるの?』的な
〉〉発言を、お堅いヒロインが(やっと得た仕事だからと)一生懸命相手をするところは、笑っていいのか、かわいそうと
〉〉感じるべきか、ちょっと悩むところもありました。当然、ラブシーンも激しい(笑)です。
〉そこは、笑っとくとこでしょう(笑)
〉コミカルな場面が多かったですよね。
これまでDoddの作品は「Candle in the Window」しか読んでいませんので、コミカルな場面が多くて面喰いました。
でもRules ofシリーズを2冊読み、この作者結構コミカルな作風もあるのだなと感じています。
〉〉脇役のヒーローの息子と、娘、ともに砂漠育ちと、お母さん、若いころはその美貌で英国中の注目を集めていたとか
〉〉が、ヒーローとヒロインのロマンスを盛り上げるのに重要な役割をはたしています。
〉お母さんが存在感ありましたねー。
〉終盤でヒーローが相談する場面とか、すごく印象に残ってます。
脇役がしっかりしていると、印象が良くなりますよね。
〉〉◇ Saving Grace / Julie Garwood語数:128,663 ISBN:0671870114
〉これはどんな話か思い出せなかったのだけど、夫が死んで「Thank you」という場面だけは
〉覚えてます(爆)
第1章の最後の、この文章には驚きました。記憶に残るシーンですね。
〉〉ところで、本分の最後にShe was his saving grace.という文も出てきますが、
〉〉タイトルの「Saving Grace」とは何でしょう。ネットのCambridgeを調べると、
〉〉a good quality that something or someone has which stops them from being completely bad
〉〉日本語で端的に説明できる単語はなさそうですね。
〉わたしも調べてみましたが、キリスト教の言葉じゃないかと思います。
〉(Grace は、"Amazing Grace"とかと同じ意味ね)
〉人間が悪に陥らないようにする神様のお導きとか、ご加護とか。
〉「She was his saving grace」のわたしの解釈は、彼女は神様によって与えられた、
〉彼の心を救う存在だという感じかな。
やはり、宗教関連の言葉でしょうね。
彼女は(神様によって与えられた)、彼(の心)を救う存在だ。
と言うように、補足説明をつけないとよく理解できませんよね。
〉〉◇ Rules of Engagement / Christina Dodd 語数:93,667語 ISBN:0380811987
〉これは読んだことがありませんが、面白そうですねー。
〉ドットのヒーローって、なんかちょっとずれてるけれど、
〉憎めない感じ。
久子さんもおっしゃってますが、面白いですよー。
この翻訳が出れば、彼女の日本での人気も確立するのでは と、えらそうに言えるようになりました(笑)
〉同タイトルで別の作家の書いたロマンスを読みましたが、こちらは、
〉老嬢姉妹が姪っ子(?)を結婚させようと、"Rules of Engagement"を参考に
〉あの手この手の策略を巡らすという話でした(笑)
〉ちなみに、戦争のための本を、恋愛成就本「ルールズ」のように使うというコンセプトは
〉とても面白かったんですが、わたしの笑いのツボには大外れでした(爆)
へーっ、そんな本があるのですか?
コンセプトはとても面白そうですね。ちょっと、メモっておきましょう(笑)
〉〉◇ Heaven, Texas / Susan Elizabeth Phillips 語数:119,874語 ISBN:0380776847
〉これも翻訳で読みました。
〉スーザン・エリザベス・フィリップス作品のヒーローは、
〉美形で才能もあって傲慢で、女性に対してはろくでなしが多いと思います。
〉でもなぜか、読み終わると感動の涙を流しているという、不思議な作家です。
〉大懇願が効くのかしら(笑)
2冊しか読んでいませんが、感動の涙を流したりしていません(笑)
でも、他の作品も読んでみようかな という気にはなっています。
〉〉◇ Romancing Mister Bridgerton / Julia Quinn 語数:98,198語 ISBN:0380820846
〉Penelope は、前3作では全然魅力的に描かれてこなかったので、
〉ちゃんとヒロイン張れるんだろうか。。。と心配でしたが、
〉読んでみると、ものすごく面白かったです。
「あんな彼女でヒロインが張れるのか」というのも、ロマンスの楽しみですよね。
「Devil in Winter」のように、「こんな男と、あんな女でH/Hが張れるのか?」は、
読む前からわくわくしますよね。
〉ある日突然、雷に打たれたみたいに恋に落ちる話より、
〉ずっとそばにいた女性に、じわーっと惹かれたり、魅力に開眼したり
〉する作品の方が、ヒーローに深みを感じるのはわたしだけ?
〉と、男性のパピイさんに訪ねるのも何ですが(笑)
いやいや(笑)、性別に関係なくヒーローを好ましく思うのではないでしょうか。
なぜ惹かれるのかと悩むところは、「自分探し」的で楽しめますよね。
〉〉献辞に、Lisa KleypasとStephane Laurensの作品の登場人物を使用させていただいたことへのお礼が
〉〉書かれています。Laurensは読んだことがないのですが、Kleypasの方は「Dreaming of You」の
〉〉ヒロインに関連する物が第一章で小道具として使われているのは気づいたのですが、他にもあるのかな?
〉Kleypas の方は気づきませんでしたが、Laurens の方は"Devil's Bride"を読めば分かります。
その本は持っています。
計画では、700万語報告に入れていますので、読めるのは来年の初夏か!?(爆)
〉〉◇ Slightly Married / Mary Balogh 語数:106,236語 ISBN:0440241049
〉おおー、"Slightly"シリーズに突入ですね。わたしも読まなきゃ。
ぜひ、読んで(笑)
〉〉ここまでで、4分の3が過ぎます。というくらい、他の作品のようにはロマンスはなかなか発展していきません。
〉〉でも私は、このゆっくりさ加減が、しっとりといい感じを出していると思います。この物語の中では、義務と名誉に
〉〉生きる人間味のあまり感じられない兄のBewcastle公爵が、その「義務と名誉に生きる」やりかたで、いい味
〉〉出しているのも面白かったですね。(シリーズ最終巻では、彼がヒーローだそうですが、どんなロマンスが
〉〉展開するのか、今からとても楽しみです)
〉ゆっくりしっとりな感じですか。好みです。
〉公爵のロマンスはシリーズ中でも高評価なので、わたしも気になってます。
ときどき、「ゆっくり、しっとり系」な作品を読むのも楽しいですね。
この公爵も、第一作だけでも「こんな男でヒーロー・・・」ですから、早く読みたい(笑)
〉〉■最後に
〉〉今回もたくさんの面白い本に出会えました。
〉〉AAR (All About Romance)サイト[url:http://www.likesbooks.com/]の読者人気投票のことを書いていますが、
〉〉これは読者からの投票で、「Top 100 Romances」を決めるものです。
〉今年の結果は、人気作家の特に人気作が並んでいるので、
〉どこから読んだらいいのか分からないという方には、参考になると思います。
〉レビューはアマゾンと違って、非商業ベースなので、頼りになります。
ええ、今年の結果は参考になりますね。
といいながら、過去のデータも、Raquelさんの投票も、しっかりチェックしているパピイです(笑)
〉〉途中でTVドラマ スタートレックのことを書きました。この作品当然SFということになっていますが、異星人どうしの
〉〉ロマンスがいろいろ登場します。(もちろん、人間どうしもありますし、生物でない者?の恋もあります)
〉〉生物学的にはどうだろうという疑問を脇に置いて、価値観が異なる異文化間のロマンスはかなり楽しめました。
〉SFロマンスというジャンルも、アン・マキャフリーなどを筆頭にありますね。
マキャフリーは、東京創元社や早川書房の文庫で知っていましたが、ロマンスだったのですか。
〉〉と書いてきて、知らなくてもよかったことに、今気が付きました(笑)
〉〉それは、異星人=(中には)人間以上の能力を持つ人 たちのロマンスが楽しめる
〉〉 ⇒ パラノーマルも楽しめるかもしれない ということです。
〉あはは(笑)
〉パラノーマルも面白いですよー。
そうおっしゃると思っていましたよー(笑)
〉〉では、次回折り返しの500万語報告は、来年2月の初めごろになりそうです。
〉〉Happy Reading!
〉次回のご報告も楽しみにしています。
その前にRaquelさんの投稿を、楽しみにしています。
〉では、楽しい読書を♪
Raquelさんも、楽しい読書を♪