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お名前: 杏樹
投稿日: 2003/1/5(23:38)
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taneさん、久子さん、こんにちは
スペイン語は少々習ったことがありますがほとんど忘れているので多読どころではないのですが…(「グラナダ」という歌だけ覚えています)
英語もスペイン語もインド・ヨーロッパ語なので基本構造は似ています。しかし単語はあまり期待しない方がいいと思います。英語とドイツ語は共にゲルマン語起源の言葉で共通の語彙がたくさんあります。
しかしスペイン語はラテン系です。ラテン系の言葉はラテン語のほかイタリア語、フランス語です。フランス語にはスペイン語と共通の語彙がよくあります。blanco(男性形)またはblanca(女性形)はフランス語ではblanc(男性形)またはblanche(女性形)です。またフランス語も形容詞は名詞の後に来ます。代名詞が動詞の前に来るもの同じです。
スペイン語…Yo te amo.(ジョテアーモ。ただし主語を省略してTe amoという方が一般的)
フランス語…Je t'aime.(ジュテーム。主語は省略しません。)
英語でいうとI love you.(ぜんぜん違う)
イギリスは中世にフランスの領主がイギリス国王になり、宮廷ではフランス語が使われました。ラテン系の言葉と英語に共通の語彙があるものはその時にはいったフランス語がほとんどです。例えば英語で国王はKingなのにRoyalという言葉があるのはフランス語のRoi(国王)→Royalのせいです。スペイン語では国王はReyです。
イタリア語は習ったことがありませんが、ラジオのイタリア語講座を聞いていたら(中国語を聞いていた時、中国語講座の前にイタリア語講座があるので何分か前にラジオをつけると聞こえてくるのです)フランス語の知識でわかる単語が時々出てきました。そういう言葉はスペイン語にも共通していることが多いです。
理屈っぽくてスミマセン。
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久子さん、杏樹さん、こんにちは。
いろいろ為になる書き込みありがとうございます!
バイリンガル絵本を見ていて、なんか英語とは語順が違うし、
語数も合わないことがあるなぁ、とぼんやり思っていたところだったので
すごく参考になりました。
第二外国語がドイツ語で、英語とドイツ語が似ていた記憶があったので
ヨーロッパの言語は全部似ているんだ!と思い込んでました(恥)。
ゲルマン語起源とかラテン語起源という理由があったのですね。
むか〜し社会で習ったような...あぁ記憶が遠い。
私もまだまだ多読どころではないですが、地道にやっていきますね。
ではでは。
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杏樹さん こんばんは
詳しい説明ありがとうございます。
〉スペイン語…Yo te amo.(ジョテアーモ。ただし主語を省略してTe amoという方が一般的)
英語に比べて動詞が主語によって細かく変化するので動詞で主語が特定できます。
ゆえに省略されることが多いです。
(Yo) soy japonesa. 普通 Yo は省略されます。英語では am japanese とは言いませんね。
人称による変化は6種類で規則動詞と不規則動詞があります。規則動詞の場合、
語尾が変化するだけなので分かりやすいですが、不規則動詞は暗記するのが大変でした。
不規則動詞は一生懸命暗記したので、今でも現在形ならいくつか諳んじることができますが意味は忘れてしまいました。
本を読んでいて「これって見たことある。でも意味がわからない」単語があるとすごく歯がゆいです。
丸暗記のために動詞の変化を暗誦してもあまり役に立たちませんでした。
やはり、多読を通じて少しずつ語彙を増やしていく方がしっかり身につくのではないでしょうか。