[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/24(06:19)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: ばつきち
投稿日: 2004/4/12(09:45)
------------------------------
こんにちは、千鶴さん。
はじめまして、ばつきちです。
こんな遅くにレスをつけてごめんなさい。しばらくこちらの
掲示板におじゃましてなかったので、こんな超亀レスになって
しまいました。
〉これまでいろいろな作家の作品を読んできましたが、読んでおもしろかった
〉ものは、池莉の作品です。池莉の作品には現代の女性の生活とか、結婚観など
〉よく反映されていて、中国の現代の女性の考え方や家庭生活をうかがい知るこ
〉とができます。たとえば、『来来往往』(約11万字)は、きつい奥さんと愛人
池莉という作家の名前は聞いたことがありました。
面白そうなので、さっそくネット書店の「書虫」で検索したところ
たくさん出版されてますね。あとVCDになってるものも多い。
「生活秀」は読まれました?
VCDとセットで買って読んでみようかな。
おすすめの「来来往々」もVCDと一緒に買うとよさそうですねえ。
わたしは中国現代史が専門なので、ついつい半分研究といった感じで
本を撰んでしまいます。
今読んでいるのは 陳存仁『抗戦時代生活史』 上海人民出版社
です。 有名な漢方医による日中戦争時期の回億録ですが、
戦争下の市民の様子がみえて、私的には面白いです。
日本軍や特務・ギャング・ゴロツキが跋扈し、誘拐・暗殺が頻繁する
一方で、ダンスにあけくれる上流階層、アヘン窟・売春宿などの
繁栄、少しの米の配給をうけるために早朝から列をつくる市民など。
わたしは歴史専門で、普段読むものは論文や資料ばかり、小説には
疎いので、千鶴さんからいろいろ教わりたいです。
よろしくお願いします。
------------------------------
ばつきちさん
初めまして。レスありがとうございます。
池莉については、江蘇文芸出版社から文集も出ています。
(現在第7巻まで)
あんまり肩ひじ張らずに気楽に読めるので好きです。
〉「生活秀」は読まれました?
実は、VCDも買っているのにまだ読んでないんです。
映画が、最近『ションヤンの酒家(みせ)』という邦題で、
日本で公開されました。原作の翻訳も小学館文庫から出版
されています。映画も見てないし、原作を早く読まねばと
あせっています。
〉今読んでいるのは 陳存仁『抗戦時代生活史』 上海人民出版社
この本、題名だけ見ておもしろそうだったので買いました。
しかし、確かに買ったことは買ったのですが、どこかに行ってしまい、
いくら捜しても見つかりません。ばつきちさんご推薦の本なら、
もっと大事にしておくべきでした。見つかりましたら、ぜひ読ん
でみたいと思います。
あと、小説でおもしろかったのは、余華の『活着』(南海出版公司,
1998年)です。こちらも映画化され、『活きる』という題名で
日本で公開されました。でも、小説は映画とずいぶん
違っていて、映画では町が舞台になっていますが、
小説は農村が舞台で、話の内容は映画よりももっと
悲惨でした。12万字ほどの薄い本なので、すぐ読めると思います。
ではまた、なにか面白い本がありましたら、ご紹介ください。
------------------------------
ばつきちさん
〉陳存仁『抗戦時代生活史』 上海人民出版社
買ったような気がしましたが、私の勘違いでした。
入手できるかどうかわかりませんが、さっそく書店に
注文いたしました。
このような当時の生活を描いたものも好きなので、
またおもしろいものがありましたら、ぜひご紹介ください。
ありがとうございました。