こんにちは!

[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/24(06:20)]

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521. こんにちは!

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/2/27(00:06)

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千鶴さん、初めまして。

〉私は、中国の現代小説が大好きで、今の中国社会がよく反映されている、
〉どちらかいうと俗っぽい小説が大好きです。

すでに一般小説が読めるんですね。中国語では突然ハイレベルで読む人が出現するので驚きます。
現代小説のことは全く知りませんので、いろいろ教えてください。私はとりあえずやさしい本を探してもっとたくさん読んでから一般書を…と思っています。

〉最近読んだのは海岩の小説『永不瞑目』で、公安の麻薬捜査に、
〉恋愛がからんだものです。これはドラマ化もされており、
〉VCDも出ております。

〉小説を読んだ後、ドラマのVCDを見たのですが、あらすじや単語、出てくる
〉言い回しが頭にはいっていたおかげで、自分でも驚くぐらい聞き取れました。
〉特に、公安関係の単語がたくさん出てくるので、ドラマだけ見たのだったら、
〉絶対に聞き取れなかったと思います。

〉次は同じ海岩の小説で『玉観音』を読む予定です。こちらも映画化、
〉ドラマ化されており、小説を読んでから映画、ドラマを見ようと思っています。

海岩ですか。チェックしておきます。
これからよろしくお願いします。


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524. Re: こんにちは!

お名前: 千鶴
投稿日: 2004/2/27(11:36)

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杏樹さん、初めまして。
レスありがとうございます。

中国語の本は、このサイトを知る前から、楽しんで読んできました。
中国語の場合、語数のカウントがやっかいですね。
みなさんの書き込みを見ると、字数で書いておられるようなので、
私もそれに従います。

とは言いましても、これまで読んできたものはカウントしてこなかったので、
正確なご報告はできないのですが、今年に入ってからは海岩の『永不瞑目』
(38.2万字)と、読みかけの『玉観音』で約50万字ぐらいでしょうか。

これまでいろいろな作家の作品を読んできましたが、読んでおもしろかった
ものは、池莉の作品です。池莉の作品には現代の女性の生活とか、結婚観など
よく反映されていて、中国の現代の女性の考え方や家庭生活をうかがい知るこ
とができます。たとえば、『来来往往』(約11万字)は、きつい奥さんと愛人
の間を揺れ動く男性を描いたものです。中国の女性は、普段はおとなしい人で
も、いざとなると想像を絶するぐらい激しくなるので驚きです。

私が読むものは、文学的に優れているものより、現代の中国がよく反映されて
いて、筋がおもしろくて読みやすいものばかりなので、みなさんの参考になる
かどうかは疑問ですが……

あと、一般の小説を読むのがまだちょっと難しいという方は、中国語の名作を
やさしい言葉で書き換えた中国語版GRも出ています。私が持っているのは
『紅楼夢』『家』『囲城』などで、いずれもカセットテープが付いています。

また、おもしろい本がありましたら、ご紹介ください。
これからもよろしくお願いいたします。


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525. Re: こんにちは!

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/2/27(23:45)

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千鶴さん、こんにちは。

〉中国語の本は、このサイトを知る前から、楽しんで読んできました。
〉中国語の場合、語数のカウントがやっかいですね。
〉みなさんの書き込みを見ると、字数で書いておられるようなので、
〉私もそれに従います。

日本語も原稿用紙など「字数」で計算しますから。

〉とは言いましても、これまで読んできたものはカウントしてこなかったので、
〉正確なご報告はできないのですが、今年に入ってからは海岩の『永不瞑目』
〉(38.2万字)と、読みかけの『玉観音』で約50万字ぐらいでしょうか。

すでに数える必要がないぐらいたくさん読んでいるのではありませんか。

〉これまでいろいろな作家の作品を読んできましたが、読んでおもしろかった
〉ものは、池莉の作品です。池莉の作品には現代の女性の生活とか、結婚観など
〉よく反映されていて、中国の現代の女性の考え方や家庭生活をうかがい知るこ
〉とができます。たとえば、『来来往往』(約11万字)は、きつい奥さんと愛人
〉の間を揺れ動く男性を描いたものです。中国の女性は、普段はおとなしい人で
〉も、いざとなると想像を絶するぐらい激しくなるので驚きです。

中国の女性はキツイですねー。映画を見ても、なんであんなキツイ物の言い方をするんだろうと思うことがあります。特に中国語の響きがそれに輪をかけてキツく聞こえるようになってるようで。中国人は総体的に自己主張が激しいので、何かあるとものすごい勢いでしゃべりますね。

〉私が読むものは、文学的に優れているものより、現代の中国がよく反映されて
〉いて、筋がおもしろくて読みやすいものばかりなので、みなさんの参考になる
〉かどうかは疑問ですが……

文学的評価の高いものなら日本でも紹介されますが、「おもしろくて読みやすい」本の情報はなかなか入ってきませんので…。楽しい小説を自在に読めるようになりたいです。

〉あと、一般の小説を読むのがまだちょっと難しいという方は、中国語の名作を
〉やさしい言葉で書き換えた中国語版GRも出ています。私が持っているのは
〉『紅楼夢』『家』『囲城』などで、いずれもカセットテープが付いています。

英語GRの中英併記は教えてもらいましたが、中国語版GRもあるんですか!
今度上海へ本の買い出しに行こうと思っていますが、探したら見つかるでしょうか。

それでは…。


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530. Re: こんにちは!

お名前: 千鶴
投稿日: 2004/2/29(14:00)

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杏樹さん、こんにちは。

〉今度上海へ本の買い出しに行こうと思っていますが、探したら見つかるでしょうか。

上海へ買い出しに行かれるのですね。
私は、ここ2、3年、上海には行ってないので、上海の事情はよくわからないのですが、
私が買った中国語版GRは、北京の外国人用の中国語教材を売っているところで見つけました。
上海でもそういうところを探してみられると、あるかもしれません。

また、楽しい本がありましたら、お教えください。


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584. Re: こんにちは!

お名前: ばつきち
投稿日: 2004/4/12(09:45)

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こんにちは、千鶴さん。
はじめまして、ばつきちです。
こんな遅くにレスをつけてごめんなさい。しばらくこちらの
掲示板におじゃましてなかったので、こんな超亀レスになって
しまいました。

〉これまでいろいろな作家の作品を読んできましたが、読んでおもしろかった
〉ものは、池莉の作品です。池莉の作品には現代の女性の生活とか、結婚観など
〉よく反映されていて、中国の現代の女性の考え方や家庭生活をうかがい知るこ
〉とができます。たとえば、『来来往往』(約11万字)は、きつい奥さんと愛人

池莉という作家の名前は聞いたことがありました。
面白そうなので、さっそくネット書店の「書虫」で検索したところ
たくさん出版されてますね。あとVCDになってるものも多い。

「生活秀」は読まれました?
VCDとセットで買って読んでみようかな。
おすすめの「来来往々」もVCDと一緒に買うとよさそうですねえ。

わたしは中国現代史が専門なので、ついつい半分研究といった感じで
本を撰んでしまいます。

今読んでいるのは 陳存仁『抗戦時代生活史』 上海人民出版社
です。 有名な漢方医による日中戦争時期の回億録ですが、
戦争下の市民の様子がみえて、私的には面白いです。
日本軍や特務・ギャング・ゴロツキが跋扈し、誘拐・暗殺が頻繁する
一方で、ダンスにあけくれる上流階層、アヘン窟・売春宿などの
繁栄、少しの米の配給をうけるために早朝から列をつくる市民など。

わたしは歴史専門で、普段読むものは論文や資料ばかり、小説には
疎いので、千鶴さんからいろいろ教わりたいです。
よろしくお願いします。


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588. ばつきちさんへ

お名前: 千鶴
投稿日: 2004/4/14(10:20)

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ばつきちさん
初めまして。レスありがとうございます。

池莉については、江蘇文芸出版社から文集も出ています。
(現在第7巻まで)
あんまり肩ひじ張らずに気楽に読めるので好きです。

〉「生活秀」は読まれました?
実は、VCDも買っているのにまだ読んでないんです。
映画が、最近『ションヤンの酒家(みせ)』という邦題で、
日本で公開されました。原作の翻訳も小学館文庫から出版
されています。映画も見てないし、原作を早く読まねばと
あせっています。

〉今読んでいるのは 陳存仁『抗戦時代生活史』 上海人民出版社
この本、題名だけ見ておもしろそうだったので買いました。
しかし、確かに買ったことは買ったのですが、どこかに行ってしまい、
いくら捜しても見つかりません。ばつきちさんご推薦の本なら、
もっと大事にしておくべきでした。見つかりましたら、ぜひ読ん
でみたいと思います。

あと、小説でおもしろかったのは、余華の『活着』(南海出版公司,
1998年)です。こちらも映画化され、『活きる』という題名で
日本で公開されました。でも、小説は映画とずいぶん
違っていて、映画では町が舞台になっていますが、
小説は農村が舞台で、話の内容は映画よりももっと
悲惨でした。12万字ほどの薄い本なので、すぐ読めると思います。

ではまた、なにか面白い本がありましたら、ご紹介ください。


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589. ばつきちさんへ その2

お名前: 千鶴
投稿日: 2004/4/14(18:29)

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ばつきちさん

〉陳存仁『抗戦時代生活史』 上海人民出版社
買ったような気がしましたが、私の勘違いでした。
入手できるかどうかわかりませんが、さっそく書店に
注文いたしました。

このような当時の生活を描いたものも好きなので、
またおもしろいものがありましたら、ぜひご紹介ください。
ありがとうございました。


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