[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/25(05:44)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2003/2/8(00:20)
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英語の多読は中学1年終了程度の語学力から…ということは、1年ぐらいは「勉強」した方がいいのかもしれません。もし「勉強」するつもりなら私の勉強方をお伝えします。
みやさんも使われたという白水社の「エクスプレスシリーズ」。
私もこれを使ったことがあります。語学を身につけるのは本当に難しいので気楽にできる方法を考えました。
この本1冊に1年かけます。
まずこのシリーズはたいてい20課構成です。1課に2週間かけます。
40週間で20課。プラス復習のコーナーで約1年。
で、何をするのかというと…
毎日1課分のCDを最低1回、多くて2回聞きます。
これだけ。
最初の日は通して聞いて、解説を読んで内容を確認します。次の日からは1文ずつ聞いてポーズボタンを押して復唱します。
2週間毎日聞けば耳になじんで覚えられます。1日2回聞けば倍聞くことになります。
1週間経った時に本文を書き写し、2週間経った時にもう一度書き写せばもっと定着します。
ただ、本文を完全に覚えられるかというと、そうでもありません。うろ覚えでも気にしないで次の課に進みます。
がんばって暗記しない勉強法です。
日曜日に1課をスタートし、土曜日に書き写す、など曜日でスケジュールを決めておくといいでしょう。
問題はその先だと思います。多読を知らなかったので勉強が終わったらどんどん忘れていきます。絵本など簡単な本を読みながら勉強を進めるともっと身につくのではないかと思います。それにかなり忘れたと思ってたまに本を取り出して本文を見てみるとテープの声が浮かんでくるので(「エクスプレスシリーズ」は前はテープだったので)繰り返し聞くことで深層で定着しているのではないかと思います。
ですからCDつきの絵本を繰り返し聞くのもいい方法だと思います。
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/2/8(01:28)
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ブラジルの美形テニス・プレーヤー関係の皆様、こんばんは!
〉英語の多読は中学1年終了程度の語学力から…ということは、1年ぐらいは「勉強」した方がいいのかもしれません。もし「勉強」するつもりなら私の勉強方をお伝えします。
みなさんでいろいろ知恵を出し合っている様子、
ぼくは見ているだけですが、とーってもうれしくて、
にやにやしてしまいます。
(これを宮沢賢治は「にから、にから」と表現していて、
うまいなあと思っていたら、あるとき岩手県で地元の
おじいさんが「にから、にから」といっていたので
びっくりしました。)
えーっと、一言だけ・・・
「英語の多読は中学1年修了程度から」というのはたしかに
言ったり書いたりしておりますが、それはまったくのゼロからの
指導経験がないからでありまして、子どもに読み聞かせとか、
ビデオを見せて効果があったというような報告がたまってくれば
「中学1年修了程度から」ということは言わなくなるはずです。
ミヤビさんが書いているように、やっぱり「子どものように」
しみこませていくのが理想だと思うので、いつかなんとか文法学習は
一切関係ない身につけ方を、提案できるようにしたいですね。
大人は子どもの子どもですから、子どものように身につけることは
可能だと思ってるんですが・・・
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>大人は子どもの子どもですから、子どものように身につけることは
>可能だと思ってるんですが・・・
これは結構微妙だと思います。サッカーだとゴールデンエイジと呼ばれる時代
(10-13才くらい)といわれる時代があって、この時代に学んだ技術は急速に
身につくのに対して、その後だと同じ技術を学ぶにしても時間がかかるとされ
てます。これと同じ事が語学習得で起こったとしても、何ら不思議ではないと
思います(いわゆる臨界期というやつです)。実際、10歳ぐらいまでに二つの
言語を習得したバイリンガルとその後になって言語を学んだ人では脳の反応する
場所が違うという報告もありますしね。子供ができるから大人もできるはずという
のは必ずしも正しくないような気がします。小児科ってのが別にあるくらいだから、
やっぱり体の仕組みが違うんじゃないでしょうか?それに、母親が子供に話し掛ける
時の言語は普通の言葉とは性質が違うという研究もありますしね。
いずれにせよ、第二外国語を学ぶ時は最低限の文法を学んだほうがいいのではない
でしょうか?やっぱり最低限のシステムを理解した方が無駄な努力をしなくてすむと
思います。実際、ネイティブにしても、学校教育で身につける文法というのはかなり
の存在をしめてるわけですから。特に、読むのはそうだと思います。学校教育をうけ
なかったため、話すことはできるものの文盲という人は世界中にかなりいますし。
もっとも、何が最低限なのかというのを決めるのはかなり難しいと思いますが。
ただ、文法をいきなり学ぶのではなく、かなりの時間その言葉に触れさせた後
少しづつその言葉の仕組みを教えてという方法がいいと思いますけど。ただ、
これをやるにはやっぱりネイティブに直接習うのが必要かもしれませんね。
特に自分の知ってる言語と関連の薄い言語を習う場合は。
最近イタリア語と韓国語をはじめたのですが、イタリア語のほうはフランス語
からほぼ想像がつくのでCDを聞いてるだけで勝手に頭が文法を理解してくれます。
恐らく、イタリア語はCDを聞いてるだけで勝手にできるようになると思います。
それに対して、韓国語はCDを聞いてるだけでは身につかず、ネイティブと知り
合っていろいろ教えてもらってやっとできるようになってきました。韓国語も
日本語と文法が似てるため、理解している人に直接教えてもらえば簡単なのですが、CDだけでは分量が少ないため構造を理解するのはなかなか難しいです。
まあ、こうやってみんなでここに書き込むことで、よりよい外国語の学び方が
確立されることにつながればと思います。長文失礼しました。
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お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2003/2/8(19:43)
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酒井先生、こんばんは!お忙しい中レスありがとうございます(^^
〉ブラジルの美形テニス・プレーヤー関係の皆様、こんばんは!
美形じゃないんですが(笑)毎日、知らないポルトガル語を眺めさせるぐらい
だから魅力的ですよー(^^
〉(これを宮沢賢治は「にから、にから」と表現していて、
〉うまいなあと思っていたら、あるとき岩手県で地元の
〉おじいさんが「にから、にから」といっていたので
〉びっくりしました。)
私は岩手出身なのです。おだやかな素敵な言葉がたくさんありますよ(^^
〉ミヤビさんが書いているように、やっぱり「子どものように」
〉しみこませていくのが理想だと思うので、いつかなんとか文法学習は
〉一切関係ない身につけ方を、提案できるようにしたいですね。
〉大人は子どもの子どもですから、子どものように身につけることは
〉可能だと思ってるんですが・・・
そうですね。言語というのは、パターンマッチングだと思うので大量に読んだ
り、聞いたりすることができれば、可能だと思います。たとえば、私は今、
ポルトガル語の辞書も、学習本も持っていませんが、2年近く、とびとびでは
あるけれど、ポルトガル語のテニスニュースを眺めているので、ポルトガル
語でも、どっちが勝ったか、とか、怪我したとか、なんとなくわかるんです。
特に、SSSで英語を読むようになってからは、格段にわかるようになりました。
推測力がついたこと、英語から推測できる単語も多いことからでしょうか。
ですから、ただただ、読みつづければ、ある程度、わかるようになるのでは
ないか、とも思います。
ただ、みなさんがおっしゃるように、文法を知っていると効率がいいというの
もわかります。というのは、私自身、SSSをはじめる前、英語ができなかった
とはいえ、英語ってどんなもの?という意味での最小限の文法は知っていた
と思います。たとえば、日本語と、英語とは、日本語とは違う語順で話すと
いうこと、200ぐらいは単語を知っていたということは、子供の何年分かの
成長にあたると思います。子供もまともに、本を読めるようになるには、
7年から10年はかかります。それを考えると、文法と思わず、こういう言葉
なんだよーということを読んでみる、というスタンスで、さらっと、その
言語について書いてある本を読むのもいいんじゃないかと思います。文化を
知る意味でも面白いですし、大人だからできる技ともいえます。
みなさんにアドバイスいただいて思ったことは、みなさん、自分がやってきた
こと、それで成功したことを公表してくださった。皆さん、その方法に自信を
もってらっしゃると思うんです。感謝しています。
それで、私も思ったんですが、私も、私が、SSSで経験したことをポルトガル語
に生かせたらいいなと思っています。つまりは、文法は最小限にして、とりあえ
ず読んで聞いて口に出す。ですね。こんな感じでやってみようかと思います。
・ボサノバを歌ってみる。
(オーバーラッピングみたいなもの?)
・英語のニュースを読んだ後、ポルトガル語のニュースを読む。
(邦訳で読んだものを、英語でよむみたいなもの?)
・内容の知っている本や短い本から、どんどん読んでみる。
(昔読んだ児童書の名作を読むようなもの?)
・学習本で、今まで知っている言語との違いをさらっと読む。
(ポルトガル語ー英語の教材でもいいかも?)
・音を聞く。教材は、カセットブックでもいいし会話CDでもいい。
とにかく手に入るもの。カタカナや日本語のところは消す。
もちろん、英語に比べて、本は手に入りにくそうだし、そうかといって、楽しく
ないと続かないから、自分で楽しいように修正していこうと思います。英語も、
もちろん続けていきますし。それにしても、1年前には考えられなかったこと
だ・・・感慨深いです。
これからもよろしくお願いします(^^
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お名前: ZZ
投稿日: 2003/2/8(23:21)
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>それを考えると、文法と思わず、こういう言葉
>なんだよーということを読んでみる、というスタンスで、さらっと、その
>言語について書いてある本を読むのもいいんじゃないかと思います。文化を
>知る意味でも面白いですし、大人だからできる技ともいえます。
そうですね。受験的に暗記するのではなく、あくまで参考にする
という程度の精神でやってみるのがいいと思います。歌とかに
数多くせっしてるうちにもしかしてこれはこういう仕組みなのか
と思ったときに確認してみるというような感じで、多読で疑問に
思ったことを確認してみるという使い方がよいのではないでしょうか。
子供には子供の、大人には大人のやり方があると思います。
>英語に比べて、本は手に入りにくそうだし
今ふと思ったんですけど、日本には結構日系ブラジル人の方がいらっしゃるので行くとこ行けば結構手に入るのじゃないでしょうか。浜松出身の友達が
言うには、浜松だと英字新聞と同じくらい簡単にポルトガル新聞を手に入れ
られるそうですよ。下のページに寄れば、浜松にはポルトガル人専用のレンタルビデオやさんもあるとのことなので、たぶん子供向けの絵本なども売ってるのではないでしょう
http://www.yorozubp.com/9810/981008.htmか?
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お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2003/2/9(16:30)
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ZZさん、こんにちは!ありがとうございます。
〉という程度の精神でやってみるのがいいと思います。歌とかに
〉数多くせっしてるうちにもしかしてこれはこういう仕組みなのか
〉と思ったときに確認してみるというような感じで、多読で疑問に
〉思ったことを確認してみるという使い方がよいのではないでしょうか。
そうですね。私はどうやら、何か、目的があって、それと一緒に、勉強も
するなら続くようです。ボサノバも楽しそうだし、テニスニュースは、
前から読みたかったし、実際にポルトガル語に接しながら、疑問が少し
ずつ晴れていけばいいと思っています。
〉今ふと思ったんですけど、日本には結構日系ブラジル人の方がいらっしゃるので行くとこ行けば結構手に入るのじゃないでしょうか。浜松出身の友達が
〉言うには、浜松だと英字新聞と同じくらい簡単にポルトガル新聞を手に入れ
〉られるそうですよ。
私もそう思って、いろいろ検索しているのですが、キーワードが悪いのか、
ポルトガル語の書籍、特に児童書を扱っているところは、なかなかみつかり
ません。実際に売っていても、ネットショップをやっているところが少ない
のかもしれません。私は、札幌在住なので、どうしても、オンラインに頼ら
ざるを得なくて、なかなか難しいです。ネットには、ポルトガル語で書かれた
日本のニュースとか、いろいろあるので、そういったものもあわせてやって
いこうかと思います。
また、何か面白い情報があったら報告します。これからもよろしくお願い
します。
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>実際に売っていても、ネットショップをやっているところが少ない
>のかもしれません。
多分そうだと思います。浜松市役所とかに尋ねてみるのも手かもしれませんね。
後、大学の先生に直接聞いてみるのはいかがでしょうか?日本だと京都外大と
上智大学にポルトガル語学部があるみたいですが、そこの教授にEメールなどで
直接たずねてみるのはいかがでしょうか?餅は餅屋という感じで、多分詳しく
説明してくれるのではないでしょうかと思います。僕も院生だからわかるのですが、
大学の先生は一般の人に自分の研究分野について質問をされると凄い嬉々として
答える方が多いです。必ずしもすべての先生がそのようなかたとは限りませんが、
とりあえずメールを送ってみても良いのではないでしょうか?京都外大の先生は
ホームページをもってらっしゃる方も多いみたいですし。ではでは。
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お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2003/2/8(17:16)
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杏樹さん、こんにちは!レスありがとうございます(^^
〉まずこのシリーズはたいてい20課構成です。1課に2週間かけます。
〉40週間で20課。プラス復習のコーナーで約1年。
〉で、何をするのかというと…
〉毎日1課分のCDを最低1回、多くて2回聞きます。
〉これだけ。
本当にはずかしいんですが、実は、こういうことを、英語で、何度もやって
挫折しています。たぶん実践が伴っていないから、せっかちな私は、我慢
できなかったんでしょう。でも、こういう方法も、たとえば、多読と並行
して行うなら、私でもつづくかもしれませんね。
〉問題はその先だと思います。多読を知らなかったので勉強が終わったらどんどん忘れていきます。絵本など簡単な本を読みながら勉強を進めるともっと身につくのではないかと思います。それにかなり忘れたと思ってたまに本を取り出して本文を見てみるとテープの声が浮かんでくるので(「エクスプレスシリーズ」は前はテープだったので)繰り返し聞くことで深層で定着しているのではないかと思います。
〉ですからCDつきの絵本を繰り返し聞くのもいい方法だと思います。
そうですね。勉強中でも、どんどん読む、というのはいいですね。それは
勉強したものの実践につながるのでしょうね。
何をやっても続かなかった私が、まがりなりにも半年以上同じ学習方法を
続けて、英語が読めるようになったのは、SSSには、実践が伴っていたと
いうことなのだと思っています。ただ「読む」というだけですが、毎日、
実際に英語を使っている。そして、それが毎回本の内容がわかるという
結果につながる。それが楽しい。ポルトガル語も、どんどん読むなど、
実践を組み合わせていこうと思います。
アドバイスありがとうございました!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2003/2/9(01:34)
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あずきさん、こんにちは。
〉本当にはずかしいんですが、実は、こういうことを、英語で、何度もやって
〉挫折しています。たぶん実践が伴っていないから、せっかちな私は、我慢
〉できなかったんでしょう。でも、こういう方法も、たとえば、多読と並行
〉して行うなら、私でもつづくかもしれませんね。
1課聞くのに5分もかかりませんが、それでも挫折しそうですか?
ならもっと不精者バージョンで。
CDならではできることですが、自分のやってる課の部分だけプログラムしてリピートかけてBGM代わりに流しておきます。気が向いたら耳を傾けてシャドウイング。
どちらもポイントは「気楽に聞く」ことです。
文法の勉強というよりも基本的な言葉の成り立ちをつかむのに「教材」を使うということで、文法の部分よりも「聞く」ことを重視して反復すればあまり「勉強」しなくて済むのではないかと。
ともかく興味を持って読めるものが見つかればいいですね。
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お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2003/2/9(16:17)
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杏樹さん、こんにちは!たびたびありがとうございます。
〉1課聞くのに5分もかかりませんが、それでも挫折しそうですか?
おはずかしながら、何分を毎日、1年間というコツコツ型の勉強や暗記が苦手
で、英語は、何度も挫折しています。SSSは、はじめて続いた学習方法とも
いえます(^^
〉ならもっと不精者バージョンで。
〉CDならではできることですが、自分のやってる課の部分だけプログラムしてリピートかけてBGM代わりに流しておきます。気が向いたら耳を傾けてシャドウイング。
〉どちらもポイントは「気楽に聞く」ことです。
〉文法の勉強というよりも基本的な言葉の成り立ちをつかむのに「教材」を使うということで、文法の部分よりも「聞く」ことを重視して反復すればあまり「勉強」しなくて済むのではないかと。
気楽に聞くための音源として、教材を使うのもいいですね。今、教材でも
話が面白いもの、とか、興味をひくものを探しています。ご紹介いただいた、
白水社のCDエクスプレスも候補に入れています。とにかく、気楽に聞いて
みたいと思います。
〉ともかく興味を持って読めるものが見つかればいいですね。
ありがとうございます。今のところ、図書館に何冊かあること、それから、
みやさんから教えていただいた本、など、を見つけました。また、面白そう
なCDブックも見つけました。楽しんで、やっていきたいと思います(^^