[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/24(08:00)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/3/25(01:22)
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やっと中国語で300万字通過しました。
ヒストリカル・ロマンスを読み始めてからすっかりペースが落ちましたが、5月のHSK(漢語水平考試)を目指してこのところせっせと読んでます。
250万字通過報告をしてから読んだ本を紹介します。字数はメチャクチャ適当です。
とりあえず上海へ行ってからはしばらく「どっぷり上海」が続きました。
「都市風景線」(52000字)
250万字報告の時にもちらっと書きました。昔の上海の写真がたくさん収録されているのを見て小説だと思わないで買って読み、途中まで小説だと気がつかなかった本です。30年代当時の上海がリアルタイムで書かれているだけあって、後のノスタルジックな視線が全くなく、ちょっぴり辛口な短編が収録されています。上海の地元民の話もあり、上海にやってきたフランス人を主人公で、西洋人のオリエンタリズムが揶揄されているんじゃないかと思うようなお話もあります。
「百年回味」(19000字)
上海には「東方明珠」というテレビ塔があります。展望台があって観光名所になっています。私は上へは登らず、その下にある「歴史陳列館」だけ行きました。昔の上海が実物大や縮小サイズで再現されています。その展示品のパンフレットに当たる本です。上海の歴史が概観できます。売店では「老上海」関係の本がいろいろあって、日本では手に入らないと思って他にもいろいろ買い込みました。
「消逝的上海老建築」(36000字)
タイトルどおり、今は失われてしまった上海の建物を紹介する本です。現存しない建物のことなんか読んでどうする、などと思わなくもありませんでしたが、いざ読んでみたら…まず建物の所在地がはっきり書かれていて、上海を歩き回ってかなり地理がわかりましたので、どのあたりにあった、ということを思い浮かべることが出来ます。ですから「あそこにはこういう建物があったのか」としみじみ想像にふけりました。しかも写真もついてます。今のようなビルのない見通しのいい福州路、人民広場はだだ広くて、今は高層ビルに埋もれている金門大酒店や国際飯店がそびえて見えたり…。
そういった古い写真を見ると、失われた情景が惜しまれて、なぜかとても切ない気持ちが湧き上がってきました。
ここまでは一般書です。250万語前に読んでいたのも合わせて、テーマが老上海ばかりなので、興味が先立つ感じでまずまず読むことができましたが、やはりちょっと背伸びして読んでるな、と思うことがあります。ですからやはりもっとやさしい本も読まなくては…ということで、児童書へ行くことにしました。
「経典故事大王」(50000字)
上海書城で買った昔話集です。カラーイラスト、ピンインつき。中国の昔話や伝説がたくさん入っていて読み応えがありました。チベットやモンゴルの話も入っていました。モンゴルのお話は「スーホの白い馬」です。また「八仙渡海」も中国では有名なお話らしく、中国語で四角いテーブルのことを「八仙卓」と言いますが、この八人の仙人が座っていたことに由来するそうです。また、勇敢な娘が化け物退治をした蘇州・無錫の伝説があります。観光名所になっている蘇州の剣池や虎丘、無錫の太湖のほとりの●(文字化け)頭渚(げんとうしょ)にそんな由来があったなんて知りませんでした。
「課外語文」5年級(58000字)
以前4年、5年、6年と続けて買っていて、4年は読んだので5年を読むことにしました。これは短いいろいろな読み物が入っています。学習用の読み物なので、文章がきちんとしていて内容も多彩で、読んだら力がつきそうな感じがしました。
さて、京都に「国際マンガミュージアム」ができました。開館記念の特別展は「世界のマンガ」でした。そこで香港や台湾には日本の翻訳マンガもたくさんありますが、オリジナルのマンガもたくさんあることを知りました。そこでネットで購入できないかあちこちさがしてみました。そうしたらマンガミュージアムで見た作者のものを手に入れることができました。
それがこれ。
「真假公主」依歓著、全5巻(46608字)
日本のコミックスと同じ体裁です。タイトルは訳せば「真偽皇女」とでもなるでしょうか。
舞台は南宋時代。北宋が金に滅ぼされて、中国の南半分に再建したのが南宋。北宋が滅びるときに皇族が逃げて、その時皇女の一人が母親の親戚に預けられ、そのまま南方で唐紫黎と呼ばれて密かに育てられます。南宋が安定したころ、行方不明になった皇女を探すことになり、それを知って皇女を育ててきた家族が皇女を返そうとします。しかしそこにはさまざまな思惑、陰謀が入り乱れ、スムーズにことは運びません。
絵柄はまるきり日本の少女マンガです。絵が繊細できらびやかで。紫黎の兄として一緒に育った唐[日軍]や、皇女を探す役目を言い付かった呉仲旅はいかにも少女マンガ風の美形です。紫黎がどちらと結ばれるのか…というのもお話のポイントです。しかも呉仲旅が皇女を探すのを邪魔しようとする悪役がこれまた少女マンガにありがちなスカした敵役(しかもウェーブの長髪をたらしてる)です。
台湾発行なので繁体字です。日本語ほど早くは読めませんが、まずまず内容はわかるぐらいに読めました。
ここまで読んだらまた上海へ逆戻り。
「百年上海灘」(48000字)
薄いから読んでみようと思ったのですが…。薄いわりに字がびっしり詰まっていてけっこう読むのに時間がかかりました。
昔の上海に関してテーマ別に述べたものです。当時の写真も豊富です。
少し難しいかなと思いましたが、脳内音読でしっかり読んでみると内容が頭に入りやすいような気がしました。
でもやっぱりやさしい本を読もうと思い直しました。
「通鑑故事」(17000字)
宋代に書かれた歴史書「資治通鑑(しじつがん)」を子供向けに書き直したものです。カラーイラスト、ピンインつき。歴史エピソードとして短いお話が時代順に書かれています。イラストは3頭身で顔も子どもっぽいですが、衣装や背景の考証がしっかりしていて、表情もそれらしくてなかなかいい絵です。
「歇后語故事」(35000字)
歇后語とはことわざのようなもの。ことわざが生まれたもとになったお話を集めてあります。2色カラーイラスト、ピンインつき。ピンインがついていると、ややこしい人名を読むのに役に立ちます。一つのお話は2〜3ページぐらいなのでたくさんのお話が入っています。これで中国のことわざは完璧?
「課外語文」6年級(62000字)
そろそろ6年も読めるかなと思いました。それが5年よりも急に難しくなったような気がします。
最後の方になりますと、「卒業したら中学生になるので長い文章も読めるようになりましょう」と書いてあって、それまでの文章よりもずっと長いものになりました。まずはハウフ童話の「小さなムック」。昔読んだような気がしますが、内容は忘れてました。しかし面白くて、夢中になって読みました。そうしたら次に来たのは「ファーブル昆虫記」。昆虫には全然興味が湧きません。…途端にスピードが落ちました。
いいかげんわかっていたはずですが、興味のあるものを読むときとないものを読むときの違いがこんなに出るなんて改めて驚きました。「小さなムック」を読んでいる時はスピードだけでなく言葉が一字一字認識できて、しっかり読めている感じがしましたが、「ファーブル昆虫記」は言葉が上滑りして頭に入ってきません。難しいのではなくて、単に「頭に入らない」のです。
ここでついに300万字通過本です。
「聊斎志異」(110000字)
清代の蒲松齢が書いた神仙怪奇談。日本でも翻訳されて広く読まれています。といってもこれは子供向けのリライトです。でも厚さもあり、字も詰まっています。ピンインなし。数えてみると11万字もあって、300万字をかなりオーバーしました。
長そうな感じがしたので、まず最初に読めるかどうか試しに読んでみるつもりでのぞいてみました。そうしたら読みやすくてわかりやすい文章に思いました。また、絵がフルカラーで中国の昔の絵らしい雰囲気が漂っていてきれいです。それで結局夢中になって読みました。おもしろいな〜、聊斎志異。
中国語で「鬼」は日本の「鬼」ではなく「幽霊」つまり死者の霊のことですが、妖怪、化け物いろいろな場合に使われるらしいこともわかってきました。
ここまで読んできて、中国語はかなり自由に読めるようになってきたような気がします。といっても一般書は上海関係ばかり。あと子ども向けの歴史・古典関係ばかりなので、「気のせい」にすぎないかもしれませんが。でもまだまだそういった本が積んでありますので、それを読んでから一般書に移行していけばいいので、あせることもないと思っています。というか、こんなに積んでたらいつ「移行」できるのか…?
でも繰り返し出てくる表現は身につきます。文法の説明で「こういう意味になる」といっても、なんとなくわかりにくい中国語独特の表現方法も、繰り返し出てくると意味がすんなり入ってくるようになります。
ちなみにこれから「中国節日故事」(子供向け、ピンインつき)を読みます。そんな本ばっかり…と自分にツッコミ入れたくなります。普通の児童書が読めないし、好きな本を読むのが一番なので仕方がありません。
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お名前: まつかわ1971 http://www.geocities.jp/minokun1971/
投稿日: 2007/3/25(08:24)
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杏樹さん、300万字通過おめでとうございます。
ぼくは無職生活からアルバイトに通うようになったら、中国語にふれることができなく
なってしまいました。いくら楽しくても、ほとんどわからない言葉とふれるのには
エネルギーがいるみたいです。とくにぼくはドラマ中心なので、コマギレ時間活用が
できず、時間があっても、中国語よりは、はるかにわかる英語に逃げてしまいます。
本屋のレジ打ちなので、NHKのテキストや「中国語ジャーナル」を買っていく
お客さんがいると、「うらやましいなあ、ぼくも中国語したいなあ」とは思っているのですが。
>ここまで読んできて、中国語はかなり自由に読めるようになってきたような気がします。
>といっても一般書は上海関係ばかり。あと子ども向けの歴史・古典関係ばかりなので、
>「気のせい」にすぎないかもしれませんが。でもまだまだそういった本が積んで
>ありますので、それを読んでから一般書に移行していけばいいので、あせることもないと
>思っています。というか、こんなに積んでたらいつ「移行」できるのか…?
その「気のせい」がとても大切なのだと思います。テストで計れる理解度じゃなくて、
「読めてる」って手応えの方が。実際、ぼくも英語では、その「気のせい」を
日々実感してます。語数は数えてませんが、ちょっと前まで、フランス語でも、
それを感じてました。でも、しばらくフランス語にふれていないうちに、その
「気のせい」をなくしちゃったんです。2か月くらい前にうすっぺらいフランス語の
本を読んでみて、「意外に楽しめたな。まだ読めたな」という感じはあったのですが、
その「気のせい」がないと、フランス語にふれるのが、おっくうなんです。
学校で勉強しただけの語学で、本やドラマが楽しめないのは、
「興味はあっても、おっくう」ってひいてしまうからかな?でもきっと、その
「気のせい」って教室で与えてもらうものじゃなくて、自分でゲットするものですよね、
きっと。
>でも繰り返し出てくる表現は身につきます。文法の説明で「こういう意味になる」
>といっても、なんとなくわかりにくい中国語独特の表現方法も、繰り返し出てくると
>意味がすんなり入ってくるようになります。
最近思うんですけど、文法の勉強も、ときには役に立つこともあると思うんです。
たとえばフランス語の動詞は主語や過去未来によって活用しますが、基本的なパターンを
まとめて覚えておいてしまった方が便利です。いわゆる初級文法ってやつですね。
でも、ひたすら暗記の世界です。
そして、世の中には中級文法とか上級文法なんてのもあったりして・・・。
テキストには例文も載ってますが、これまた暗記か短文の作文練習。苦痛ですよね。
文法解説って、たくさん読んで、たくさん聞いて、そのあとでちょこっとのぞいたら
「おー、納得」って付き合い方ならありかな、そんな風に感じてます。
懺悔ですが、ぼく、英単語の本とか、よく立ち読みするんです。デザインがきれいで
かっこいいと、ついつい買っちゃったりまでして・・・。で、のぞいてみると、
すごい自分の勘違い覚えが発覚したり、自分の読みの正しさが証明されたり、
オマケで、これまで見たこともなかった単語が記憶に残ることも、稀にあります。
単語帳がこんなにスリリングでいいかしら・・・。
ながながと書いてしまいましたが、基本は、杏樹さんが日々実践されており、
ぼくも(たぶん)やっている、たくさんふれることでつかんでいく方法だと
思います。
書いているうちに、中国語、またふれたくなってきました。リストアップされている
本。名前すら知らないことに、ジェラシーを感じます。といって、手にするのは、
ドラマのDVDだったりして・・・。
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まつかわ1971さん、こんにちは。
〉杏樹さん、300万字通過おめでとうございます。
ありがとうございます。
〉ぼくは無職生活からアルバイトに通うようになったら、中国語にふれることができなく
〉なってしまいました。いくら楽しくても、ほとんどわからない言葉とふれるのには
〉エネルギーがいるみたいです。とくにぼくはドラマ中心なので、コマギレ時間活用が
〉できず、時間があっても、中国語よりは、はるかにわかる英語に逃げてしまいます。
〉本屋のレジ打ちなので、NHKのテキストや「中国語ジャーナル」を買っていく
〉お客さんがいると、「うらやましいなあ、ぼくも中国語したいなあ」とは思っているのですが。
それは残念ですね。とりあえず「中国語ジャーナル」のCDでも聞き流しておくとか、少しでも触れているようにできるといんじゃないかと思いますが。
〉その「気のせい」がとても大切なのだと思います。テストで計れる理解度じゃなくて、
〉「読めてる」って手応えの方が。実際、ぼくも英語では、その「気のせい」を
〉日々実感してます。語数は数えてませんが、ちょっと前まで、フランス語でも、
〉それを感じてました。でも、しばらくフランス語にふれていないうちに、その
〉「気のせい」をなくしちゃったんです。2か月くらい前にうすっぺらいフランス語の
〉本を読んでみて、「意外に楽しめたな。まだ読めたな」という感じはあったのですが、
〉その「気のせい」がないと、フランス語にふれるのが、おっくうなんです。
〉学校で勉強しただけの語学で、本やドラマが楽しめないのは、
〉「興味はあっても、おっくう」ってひいてしまうからかな?でもきっと、その
〉「気のせい」って教室で与えてもらうものじゃなくて、自分でゲットするものですよね、
〉きっと。
その通りです。「気のせい」は大切ですね。でも未知言語で「気のせい」を育てていくのはけっこう大変ですね。
〉最近思うんですけど、文法の勉強も、ときには役に立つこともあると思うんです。
〉たとえばフランス語の動詞は主語や過去未来によって活用しますが、基本的なパターンを
〉まとめて覚えておいてしまった方が便利です。いわゆる初級文法ってやつですね。
〉でも、ひたすら暗記の世界です。
〉そして、世の中には中級文法とか上級文法なんてのもあったりして・・・。
〉テキストには例文も載ってますが、これまた暗記か短文の作文練習。苦痛ですよね。
〉文法解説って、たくさん読んで、たくさん聞いて、そのあとでちょこっとのぞいたら
〉「おー、納得」って付き合い方ならありかな、そんな風に感じてます。
文法を習ってから文章を読んで…ではなく、文章をある程度身体に取り入れてからなら納得できてわかることもあると思います。
英語やフランス語やヨーロッパ語は比較的きっちり理論化されていて、「パターンを覚える」ことで習得しやすくなる面はあると思います。
ただ、中国語はヨーロッパ語ほど理論理屈でできあがっていなくて、「経験値」が物を言う割合が多いような気がします。以前NHKの中国語のテキストに中国語は他の言語と違って10年やっても上達の実感が湧きにくい、といったことが書いてありましたが、それは明確な「動詞の活用」や「時制」がなくて、「経験値」で習得する部分が多いからではないかと思います。だとすれば、多読で字数を積み重ねるのは、中国語には有効な方法だと思います。
〉懺悔ですが、ぼく、英単語の本とか、よく立ち読みするんです。デザインがきれいで
〉かっこいいと、ついつい買っちゃったりまでして・・・。で、のぞいてみると、
〉すごい自分の勘違い覚えが発覚したり、自分の読みの正しさが証明されたり、
〉オマケで、これまで見たこともなかった単語が記憶に残ることも、稀にあります。
〉単語帳がこんなにスリリングでいいかしら・・・。
自分が覚えた言葉を確認するのはいいんじゃいでしょうか。ただ、日本語で説明してあるものではなく、英語で説明してあるほうがいいと思いますが。
〉書いているうちに、中国語、またふれたくなってきました。リストアップされている
〉本。名前すら知らないことに、ジェラシーを感じます。といって、手にするのは、
〉ドラマのDVDだったりして・・・。
児童書をあきらめて以来、好きな古典・歴史に偏って本を探していますから、あまり他の人の参考にならないような気がします。
まつかわ1971さんは好きなDVDを少しずつでも見ていけたらいいですね。
それではこのへんで。
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お名前: ガビー
投稿日: 2007/3/26(11:42)
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杏樹さんへ
こんにちは。ガビーです。
中国語300万字通過、おめでとうございます。
英語や仏語と同時進行でありながら、確実に語数を増やしていく姿に、凄いな〜と、毎回思わされ居ます。
今回の感想・成果を読ませていただきながら思ったのですが、
>いいかげんわかっていたはずですが、興味のあるものを読むときとないものを読むときの違いがこんなに出るなんて改めて驚きました。「小さなムック」を読んでいる時はスピードだけでなく言葉が一字一字認識できて、しっかり読めている感じがしましたが、「ファーブル昆虫記」は言葉が上滑りして頭に入ってきません。難しいのではなくて、単に「頭に入らない」のです。
この部分が、今凄くわかります。
今、お借りしている児童書「金色」シリーズを読んでいるのですが、
「ハロルド」のときの読めなさが嘘のように、「金色寓話王国」と「金色伝説奇境」が面白く読めているからだと思います。
(確かに分からない所や、ラストの落ちになって「?」が付いてしまう時も只ありますが・・。例えば、”白蛇伝”は面白く・興味深かったです。二人はやり直せるのかと、ハラハラしながら最後まで読めました)
わたしは、杏樹さんと同じで、このような故事や伝説や昔のお話の方が、好きなのが分かり、興味を持っているとの自覚がると、文も理解しよう、分かりたいとの欲が一層増すのだと。
何だか自分の事ばかりかいでしまい、申し訳ありません。
最後に出てきた「聊斎志異」は、興味があります。翻訳版は読んでいるので、子供向けのリライトでもいいので、いつか読めたら嬉しいですね。
最近中国では次々に新作ドラマが作られていて、唐人(製作会社)の新作は大変好評で、パート2の制作が進行中です。パート1の中の1話を短縮版で見たのですが、なかなか凝った作りで面白かったですよ。(パート1は6話の話が入っています。短縮版でよければ、DVDお貸ししますよ)機会があればドラマ版もどうぞ・・(台湾製H-DVDならば、料金も安い上に、日本製デッキでも問題なく再生できますよ)
好きなジャンルを、とことん楽しんで読んでいってください。
そこから得た経験を、教えていただけるのを待っています。
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ガビーさん、こんにちは。
〉中国語300万字通過、おめでとうございます。
〉英語や仏語と同時進行でありながら、確実に語数を増やしていく姿に、凄いな〜と、毎回思わされ居ます。
ありがとうございます。でも200万字から300万字の長かったことったら…。どれかが進むとどれかが止まります。
〉今回の感想・成果を読ませていただきながら思ったのですが、
〉>いいかげんわかっていたはずですが、興味のあるものを読むときとないものを読むときの違いがこんなに出るなんて改めて驚きました。「小さなムック」を読んでいる時はスピードだけでなく言葉が一字一字認識できて、しっかり読めている感じがしましたが、「ファーブル昆虫記」は言葉が上滑りして頭に入ってきません。難しいのではなくて、単に「頭に入らない」のです。
〉この部分が、今凄くわかります。
〉今、お借りしている児童書「金色」シリーズを読んでいるのですが、
〉「ハロルド」のときの読めなさが嘘のように、「金色寓話王国」と「金色伝説奇境」が面白く読めているからだと思います。
〉(確かに分からない所や、ラストの落ちになって「?」が付いてしまう時も只ありますが・・。例えば、”白蛇伝”は面白く・興味深かったです。二人はやり直せるのかと、ハラハラしながら最後まで読めました)
「金色」シリーズ面白く読めていますか。やはり興味のあるものを読むってすごい力になりますね。ガビーさんも中国の昔話関係が好きなんですねー。
〉わたしは、杏樹さんと同じで、このような故事や伝説や昔のお話の方が、好きなのが分かり、興味を持っているとの自覚がると、文も理解しよう、分かりたいとの欲が一層増すのだと。
〉何だか自分の事ばかりかいでしまい、申し訳ありません。
いえいえ、お仲間が増えてうれしいです。普通の児童書をあきらめてから、昔話、歴史、古典関係の本ばかり読んでますから。このテの本はまだまだたくさんありますよ。偏ってるなあ…と思いつつ買い集めた本がガビーさんの役にたつならうれしいです。
〉最後に出てきた「聊斎志異」は、興味があります。翻訳版は読んでいるので、子供向けのリライトでもいいので、いつか読めたら嬉しいですね。
〉最近中国では次々に新作ドラマが作られていて、唐人(製作会社)の新作は大変好評で、パート2の制作が進行中です。パート1の中の1話を短縮版で見たのですが、なかなか凝った作りで面白かったですよ。(パート1は6話の話が入っています。短縮版でよければ、DVDお貸ししますよ)機会があればドラマ版もどうぞ・・(台湾製H-DVDならば、料金も安い上に、日本製デッキでも問題なく再生できますよ)
ガビーさんも聊斎志異に興味がありますか。いつかそのうち…の目標本にしておきましょう。DVDがあるんですか?
〉好きなジャンルを、とことん楽しんで読んでいってください。
〉そこから得た経験を、教えていただけるのを待っています。
ガビーさんと趣味が共通していることですし、お互い楽しく読んで行きましょう。
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お名前: 酒井@tadoku.org http://tadoku.org
投稿日: 2007/3/26(18:30)
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杏樹さん、300万字通過、やったねえ!
さかい@tadoku.orgです。
まつかわ1971さん、ガビーさん、こんばんは!!
〉やっと中国語で300万字通過しました。
〉ヒストリカル・ロマンスを読み始めてからすっかりペースが落ちましたが、5月のHSK(漢語水平考試)を目指してこのところせっせと読んでます。
〉250万字通過報告をしてから読んだ本を紹介します。字数はメチャクチャ適当です。
〉とりあえず上海へ行ってからはしばらく「どっぷり上海」が続きました。
楽しかったねー!
また行きたいねえ!!
〉「都市風景線」(52000字)
〉250万字報告の時にもちらっと書きました。昔の上海の写真がたくさん収録されているのを見て小説だと思わないで買って読み、途中まで小説だと気がつかなかった本です。30年代当時の上海がリアルタイムで書かれているだけあって、後のノスタルジックな視線が全くなく、ちょっぴり辛口な短編が収録されています。上海の地元民の話もあり、上海にやってきたフランス人を主人公で、西洋人のオリエンタリズムが揶揄されているんじゃないかと思うようなお話もあります。
〉「百年回味」(19000字)
〉上海には「東方明珠」というテレビ塔があります。展望台があって観光名所になっています。私は上へは登らず、その下にある「歴史陳列館」だけ行きました。昔の上海が実物大や縮小サイズで再現されています。その展示品のパンフレットに当たる本です。上海の歴史が概観できます。売店では「老上海」関係の本がいろいろあって、日本では手に入らないと思って他にもいろいろ買い込みました。
〉「消逝的上海老建築」(36000字)
〉タイトルどおり、今は失われてしまった上海の建物を紹介する本です。現存しない建物のことなんか読んでどうする、などと思わなくもありませんでしたが、いざ読んでみたら…まず建物の所在地がはっきり書かれていて、上海を歩き回ってかなり地理がわかりましたので、どのあたりにあった、ということを思い浮かべることが出来ます。ですから「あそこにはこういう建物があったのか」としみじみ想像にふけりました。しかも写真もついてます。今のようなビルのない見通しのいい福州路、人民広場はだだ広くて、今は高層ビルに埋もれている金門大酒店や国際飯店がそびえて見えたり…。
〉そういった古い写真を見ると、失われた情景が惜しまれて、なぜかとても切ない気持ちが湧き上がってきました。
〉ここまでは一般書です。250万語前に読んでいたのも合わせて、テーマが老上海ばかりなので、興味が先立つ感じでまずまず読むことができましたが、やはりちょっと背伸びして読んでるな、と思うことがあります。ですからやはりもっとやさしい本も読まなくては…ということで、児童書へ行くことにしました。
〉「経典故事大王」(50000字)
〉上海書城で買った昔話集です。カラーイラスト、ピンインつき。中国の昔話や伝説がたくさん入っていて読み応えがありました。チベットやモンゴルの話も入っていました。モンゴルのお話は「スーホの白い馬」です。また「八仙渡海」も中国では有名なお話らしく、中国語で四角いテーブルのことを「八仙卓」と言いますが、この八人の仙人が座っていたことに由来するそうです。また、勇敢な娘が化け物退治をした蘇州・無錫の伝説があります。観光名所になっている蘇州の剣池や虎丘、無錫の太湖のほとりの●(文字化け)頭渚(げんとうしょ)にそんな由来があったなんて知りませんでした。
〉「課外語文」5年級(58000字)
〉以前4年、5年、6年と続けて買っていて、4年は読んだので5年を読むことにしました。これは短いいろいろな読み物が入っています。学習用の読み物なので、文章がきちんとしていて内容も多彩で、読んだら力がつきそうな感じがしました。
〉さて、京都に「国際マンガミュージアム」ができました。開館記念の特別展は「世界のマンガ」でした。そこで香港や台湾には日本の翻訳マンガもたくさんありますが、オリジナルのマンガもたくさんあることを知りました。そこでネットで購入できないかあちこちさがしてみました。そうしたらマンガミュージアムで見た作者のものを手に入れることができました。
〉それがこれ。
〉「真假公主」依歓著、全5巻(46608字)
〉日本のコミックスと同じ体裁です。タイトルは訳せば「真偽皇女」とでもなるでしょうか。
〉舞台は南宋時代。北宋が金に滅ぼされて、中国の南半分に再建したのが南宋。北宋が滅びるときに皇族が逃げて、その時皇女の一人が母親の親戚に預けられ、そのまま南方で唐紫黎と呼ばれて密かに育てられます。南宋が安定したころ、行方不明になった皇女を探すことになり、それを知って皇女を育ててきた家族が皇女を返そうとします。しかしそこにはさまざまな思惑、陰謀が入り乱れ、スムーズにことは運びません。
〉絵柄はまるきり日本の少女マンガです。絵が繊細できらびやかで。紫黎の兄として一緒に育った唐[日軍]や、皇女を探す役目を言い付かった呉仲旅はいかにも少女マンガ風の美形です。紫黎がどちらと結ばれるのか…というのもお話のポイントです。しかも呉仲旅が皇女を探すのを邪魔しようとする悪役がこれまた少女マンガにありがちなスカした敵役(しかもウェーブの長髪をたらしてる)です。
〉台湾発行なので繁体字です。日本語ほど早くは読めませんが、まずまず内容はわかるぐらいに読めました。
〉ここまで読んだらまた上海へ逆戻り。
〉「百年上海灘」(48000字)
〉薄いから読んでみようと思ったのですが…。薄いわりに字がびっしり詰まっていてけっこう読むのに時間がかかりました。
〉昔の上海に関してテーマ別に述べたものです。当時の写真も豊富です。
〉少し難しいかなと思いましたが、脳内音読でしっかり読んでみると内容が頭に入りやすいような気がしました。
〉でもやっぱりやさしい本を読もうと思い直しました。
〉「通鑑故事」(17000字)
〉宋代に書かれた歴史書「資治通鑑(しじつがん)」を子供向けに書き直したものです。カラーイラスト、ピンインつき。歴史エピソードとして短いお話が時代順に書かれています。イラストは3頭身で顔も子どもっぽいですが、衣装や背景の考証がしっかりしていて、表情もそれらしくてなかなかいい絵です。
〉「歇后語故事」(35000字)
〉歇后語とはことわざのようなもの。ことわざが生まれたもとになったお話を集めてあります。2色カラーイラスト、ピンインつき。ピンインがついていると、ややこしい人名を読むのに役に立ちます。一つのお話は2〜3ページぐらいなのでたくさんのお話が入っています。これで中国のことわざは完璧?
〉「課外語文」6年級(62000字)
〉そろそろ6年も読めるかなと思いました。それが5年よりも急に難しくなったような気がします。
〉最後の方になりますと、「卒業したら中学生になるので長い文章も読めるようになりましょう」と書いてあって、それまでの文章よりもずっと長いものになりました。まずはハウフ童話の「小さなムック」。昔読んだような気がしますが、内容は忘れてました。しかし面白くて、夢中になって読みました。そうしたら次に来たのは「ファーブル昆虫記」。昆虫には全然興味が湧きません。…途端にスピードが落ちました。
〉いいかげんわかっていたはずですが、興味のあるものを読むときとないものを読むときの違いがこんなに出るなんて改めて驚きました。「小さなムック」を読んでいる時はスピードだけでなく言葉が一字一字認識できて、しっかり読めている感じがしましたが、「ファーブル昆虫記」は言葉が上滑りして頭に入ってきません。難しいのではなくて、単に「頭に入らない」のです。
〉ここでついに300万字通過本です。
〉「聊斎志異」(110000字)
〉清代の蒲松齢が書いた神仙怪奇談。日本でも翻訳されて広く読まれています。といってもこれは子供向けのリライトです。でも厚さもあり、字も詰まっています。ピンインなし。数えてみると11万字もあって、300万字をかなりオーバーしました。
〉長そうな感じがしたので、まず最初に読めるかどうか試しに読んでみるつもりでのぞいてみました。そうしたら読みやすくてわかりやすい文章に思いました。また、絵がフルカラーで中国の昔の絵らしい雰囲気が漂っていてきれいです。それで結局夢中になって読みました。おもしろいな〜、聊斎志異。
〉中国語で「鬼」は日本の「鬼」ではなく「幽霊」つまり死者の霊のことですが、妖怪、化け物いろいろな場合に使われるらしいこともわかってきました。
〉ここまで読んできて、中国語はかなり自由に読めるようになってきたような気がします。といっても一般書は上海関係ばかり。あと子ども向けの歴史・古典関係ばかりなので、「気のせい」にすぎないかもしれませんが。でもまだまだそういった本が積んでありますので、それを読んでから一般書に移行していけばいいので、あせることもないと思っています。というか、こんなに積んでたらいつ「移行」できるのか…?
〉でも繰り返し出てくる表現は身につきます。文法の説明で「こういう意味になる」といっても、なんとなくわかりにくい中国語独特の表現方法も、繰り返し出てくると意味がすんなり入ってくるようになります。
〉ちなみにこれから「中国節日故事」(子供向け、ピンインつき)を読みます。そんな本ばっかり…と自分にツッコミ入れたくなります。普通の児童書が読めないし、好きな本を読むのが一番なので仕方がありません。
うーん、一言も口をはさめず・・・ 残念。
というのはぼくも上海書城で何冊か中国語の児童向けの本を
買ったわけで・・・ いつか読む機会があれば、古川さんのいう
「辞書なし」(中国語の辞書は持ってない!)読書が実行できたのに・・・
英語は持っているものだから、つい引いて、付箋をつけてしまうけど・・・
飛ばし読みに持ってこいなんだけど、なかなか時間がない・・・
でも、1冊も読めなくても、また買いに行きますよ!
杏樹さん、これからもぼくはぶっ飛ばしていきます。Fasten your seatbelt!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/3/27(00:13)
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酒井せんせい、こんにちは。
〉杏樹さん、300万字通過、やったねえ!
〉さかい@tadoku.orgです。
ありがとうございます。
〉うーん、一言も口をはさめず・・・ 残念。
あのー、長いので全部引用するより消した方がいいと思うのですが…。
〉というのはぼくも上海書城で何冊か中国語の児童向けの本を
〉買ったわけで・・・ いつか読む機会があれば、古川さんのいう
〉「辞書なし」(中国語の辞書は持ってない!)読書が実行できたのに・・・
〉英語は持っているものだから、つい引いて、付箋をつけてしまうけど・・・
〉飛ばし読みに持ってこいなんだけど、なかなか時間がない・・・
〉でも、1冊も読めなくても、また買いに行きますよ!
何の本を買ったんですか?辞書なし読書の経過報告を楽しみにしています。中国語をまっさらで読めたらすごいですね。
〉杏樹さん、これからもぼくはぶっ飛ばしていきます。Fasten your seatbelt!
あまりぶっ飛ばして道に迷わないでくださいね。
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2007/3/27(10:11)
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杏樹さん、おはよー!
〉酒井せんせい、こんにちは。
〉〉杏樹さん、300万字通過、やったねえ!
〉〉さかい@tadoku.orgです。
〉ありがとうございます。
〉〉うーん、一言も口をはさめず・・・ 残念。
〉あのー、長いので全部引用するより消した方がいいと思うのですが…。
またつっこまれた・・・
でも、そういえば、そうだ・・・
〉〉というのはぼくも上海書城で何冊か中国語の児童向けの本を
〉〉買ったわけで・・・ いつか読む機会があれば、古川さんのいう
〉〉「辞書なし」(中国語の辞書は持ってない!)読書が実行できたのに・・・
〉〉英語は持っているものだから、つい引いて、付箋をつけてしまうけど・・・
〉〉飛ばし読みに持ってこいなんだけど、なかなか時間がない・・・
〉〉でも、1冊も読めなくても、また買いに行きますよ!
〉何の本を買ったんですか?辞書なし読書の経過報告を楽しみにしています。中国語をまっさらで読めたらすごいですね。
ほんとだ。でも、問題はORTやLLLがあるかどうかだけ。
あれば絶対にまっさらなぼくでも読めるように、言えるようになると
思う。CDつきなら。
〉〉杏樹さん、これからもぼくはぶっ飛ばしていきます。Fasten your seatbelt!
〉あまりぶっ飛ばして道に迷わないでくださいね。
大丈夫、杏樹さんや大門さんたちがどこから迷いはじめたか、
教えてくれるからね!