[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/24(16:02)]
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5084. Re: 75年振りに100万語達成しました。!!追加訂正(辞書をひかないこと、reading backのこと,楽しくよむということ、など)
お名前: sosreading
投稿日: 2005/6/6(17:03)
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"sosreading"さんは[url:kb:5064]で書きました:
〉5月29日に、100万語通過しました。繁村先生、大賀さんありがとうございます。
〉現在103万語を快調に飛ばしています。先ず経過をsumarryします。
〉 ◎ Level 1 2 3 4 5 合計
〉 2冊 33冊 50冊 5冊 2冊 92冊
〉 約90%は、レベル2と3となっています。
〉
〉 ◎ 面白いと感じた割合(自己評価 **** & *****)
〉 Level 1 2 3 4 5
〉 50% 49% 56% 60% 50%
〉 レベルと余り関係なく、半分は、面白く読んでいます。
〉 ◎ reading speed
〉 分速 103から190まで。 余り、レベルと直接関係ないようです。むしろ内容の複雑さによると思われる。平均 132 words(タイムウオッチを常時利用しています)
〉感じたこと:
〉
〉 1.スタート1ヶ月は、無我夢中、只管懸命に「読む」に集中。読み始めて、僅か、3週間だったが、40万語を越えていました。いつのまにか、「読むこと」が「目的」になっていたようです。2ヶ月で、100万語達成するとの勢いでした。この時期繁村先生の個人面談を受けたことが、一つの転機になりました。詳細は、別紙。この時の、アドバイスで、「楽しんで読む」<心>を思い出させて頂いたことが有難かった。
〉 2.個人面談以後、楽しみながら読むことに心がけました。「読書記録手帳」の5つ☆を中心に、レベル3に2を混ぜながら、Penguin専らから, Oxford, Cambridge, Macmillan と,分野も広げました。
〉 3.100万語前後になって、急に読む本がみんな面白いと、感じるようになってきました。選んだ本がたまたま面白かったのか、読書力がついてきたのか、まだ分りません。読む速さもついてきたようです。これからが楽しみです。
〉 4.「100万語読書」は、少なくとも、1年間は、継続し、改めて、TOICを受験してみたいと思っています。(昨年750点、当面800目標)
〉2年前、homestayをしながら、英語を学びに、3ヶ月英国に出かけた体験から、短期間では、英語は簡単に上達しないことを十分承知しているからです。日本にいながら、しかも「楽しみながら」英語が上達する方法を知ったのですから、本当に幸せです。
〉 5.76歳の誕生祝いに、200万語達成を実現したいと思っています。
〉繁村先生、大賀さんありがとうございました!!
ここから追加訂正です。
6.「辞書を引かない」ことについて。
何十年も、身に付いた習慣を急に、変えることはできませんでした。最初のうちは、1語でも、分らない言葉があると、引かないことに、我慢することは、心理的に大変な葛藤がありました。そして、とうとう辛抱できなくなって、こっそりカンニング をするような心理状態で、辞書を引ぱっていました。引かないで、読み続けていると、その言葉が、気になり、気持ちの中に、いつまでも、引きずっている状態でした。これでいいのかなって。しかし、100万語に到達した頃には、いつのまにか、辞書を引かないことの、こだわりがなくなっていました。
7.「reading back」 について。
戻って読む、の習慣も永年身についたもので、1語1語理解しないと納得できないとの思い込みよるものからきているのではと思いますが、このスタイルも、なかなか改まりませんでした。それではと、戻りそうになる時は、理解できる易しいもに、levelを下げました。面子に拘らず、勿論レヴェル1も読みましたし、100万語までは、level 2,3 を中心に読みました。いまでは、文章の構文が、易しすぎるのではと感ずるようになりましたので、そろそろlevelを上げてみようかと思っていますが、happy reading できるのかどうか、ちょっと不安です。
8、「楽しく読む」 ということについて。
結論から、いって、最初のうちは、楽しく読むって、難しいのではと思います。辞書を引かないとか、reading back しないとかの条件が、ありますので、最初から、楽しく英語を読めないのではと思います。若し、読める人がいるとすれば、今更SSSreadingに興味を持たない幸せな人でしょう。多分SSSreadingの真髄は、「楽しく読みなさい」と言うより「楽しく読めるlevelの本から始めなさい」と、云われているのでないかと思いました。
9.「体に変化が起きてきた」のではと感じています。
英語は、頭で覚えるのではなく、体で覚えるものと理解しています。スポーツと同じではないかと思っています。スポーツで、ある程度のレベルに達するためには、それ相応の時間と辛抱が必要となります。体に慣らすこSとことが大切です。(辛抱などといいますと、酒井先生に一喝されそうですが)適度な準備運動も、ある程度集中持続することも、細かくいえば、沢山あるのですが。(何か行き詰まったときは、いつも運動と比較しながら、考えていますので)
最近漸く、外国語放送を聞いていて、長時間聞けるようになったのです。勿論すべて理解して聞いているわけではありませんが、昔と違って、理解でき無いところがあっても、ストレスを感じなくなったのです。ところどろこ、理解できるからです。昔なら、数分で、イライラして、チャンネルを替えていました。あと一歩なんだなと期待がもてる感覚なんです。僅か数ヶ月で、こんな気持ちになれたことを、大変有難く思っています。
取り合えず、思い出しだものを、追記させていただきました。また、気がついた点がでてきましたら、書かせて頂きます。 ありがとうございました。
〉
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5086. Re: お祝申し上げます(兼:スポーツの部分に関し付記)
お名前: ako
投稿日: 2005/6/6(23:49)
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sosreadingさん、初めまして! akoと申します。
SSSで多読を開始して、1年少し経過した者です。
このたびは、75年ぶりの100万語通過、おめでとうございます!
全体を拝読させていただきました。
一つ一つのお言葉に、感動と説得力があり、
多読という方法のよさを実感させていただいたご報告でした。
多くの要点に関して同意することばかりです。
丁寧なご報告、ありがとうございました。
さて本日は追加部分を拝見し、sosreadingさんが、多読による英語学習を、スポーツと照らし合わせてお考えになっておられるとの部分を読み、当方、スポーツ指導に関わっている関係から、非常に嬉しく思いまして、その部分だけに関する返答で恐縮なのですが、お話させていただきたく投稿いたしました。
(一段落だけの引用で大変失礼いたします。ご容赦くださいませ)
引用部分は、第9番の段落です。
〉 9.「体に変化が起きてきた」のではと感じています。
〉英語は、頭で覚えるのではなく、体で覚えるものと理解しています。スポーツと同じではないかと思っています。スポーツで、ある程度のレベルに達するためには、それ相応の時間と辛抱が必要となります。体に慣らすこSとことが大切です。(辛抱などといいますと、酒井先生に一喝されそうですが)適度な準備運動も、ある程度集中持続することも、細かくいえば、沢山あるのですが。(何か行き詰まったときは、いつも運動と比較しながら、考えていますので)
私もそうなんです。
学生時代までの英語学習では、スポーツと英語を結び付けること等、
まったく考えたこともなかったのですが、現在はすっかり変わりました。
SSS多読経験者の、掲示板での体験報告を多々読んでおりますと、
上達の過程、中途の気持ちの揺れや、停滞の訪れ、伸び悩みのあり方からその後の急速な伸びなどの様相が、実に、まったくスポーツの体得過程とそっくりだからであります。
ところで、sosreadingさんは、スポーツ体得過程において、
「辛抱」(あるいは忍耐)という要素を非常に大きな要素とお考えでしょうか。
(酒井先生に一喝されてしまう…などと気になされておられる、ということなので、もしかして、と思ったのですが…ユーモアで仰っておられるものと解釈しておりますが(笑)
さてこの点に関し、スポーツ経験者である私が、
SSSの多読と、自分のスポーツ上達との関連で考えてきたことを、
少々聞いて頂いてよろしいですか。
スポーツ指導におきましても、英語教育界同様に複数の指導理論があり、
類似の状況が起きていると感じているんです。
以下は、私の経験しているテニスというスポーツについての話ですが、
旧来の学校での運動部活指導は下級生にはランニング等の基礎訓練を中心とし、ラケットをもって球を打つのは、ずっと後になってから、というものが多かったです。(私の世代の話ですが) テニスの場合は、ラケットを使うスポーツなので、球を打つ前に、素振りという練習がありますから、初心段階では、ボールを触らせない指導が延々と続くようなことも可能な競技です。
学校の場合は、生徒間の秩序維持等、他の目的もあるため、ある程度仕方ない部分がありますが、もっと純粋にスポーツ指導だけが可能な民間指導の場では、基礎体力訓練と同時に、早い段階からラケットを持ってボールを打たせることを行っているところが多々あります。
球を使わない練習を延々と続けることよりも、早い段階で球を打って、打ち合いの楽しさを先に体感させたり、プロの試合を頻繁に見せて、映像イメージを焼き付けるといったことも重視し、それらは、相当の忍耐を要する基礎体力訓練ばかりを強いていた旧来の指導とはかなり違う効果を出しています。
英語に置き換えますと、SSSの多読は、いかに易しいレベルとはいえ、
まがりなりにも英米の出版社による洋書書籍を1冊読了することから始まりますね。その意味するところは、初心段階からいきなり、「英語で読書を楽んだ」という、従来なら、学習段階の最後の目標とされてきたものを、最初の段階で体験することだと考えております。
私は、これは、テニスの初心者に、最初からボールを打つ楽しさを体感してもらい、その中で、さらに楽しめるようにするには、どういった練習が必要かを、初心者自身が理由を理解しながら、個人個人に必要な方法を考える、といった順序でおこなっていることと同じではないかと考えているんです。
初心者自身が、現在の自分に必要な練習はどれであるかを理解している場合、
同じ基礎訓練であっても、それを全員に同時に同じ順序でやるべきカリキュラムとして強いられる基礎訓練とは、意味が違うものになるんです。
SSS多読もそれと同様ではないか、と考えているんです。
多読参加者には、同じ本を読んでいる人は多々おられます。でも、どなたも、読む時期を指定されたわけではなく、読むレベルを指定されたわけでもなく、自分から、様々な本を手に取り、合う・合わないを、そのつど自由に判断しておられます。判断に迷う時などに、掲示板や読書指導会でアドバイスを仰いだりしますが、アドバイスされる皆さんも、指定図書を義務付けるようなアドバイスをされる方を見たことがありません。
なので、まったく同じ経路で読書している人というのがおられないんです。
みな、違う読書経過をたどって、それぞれの読みたいもの、いま読めるものを読んでいるわけです。
多読参加者全員に、同じ本を同じ順序で読ませるような指導はしていないんですね、SSSって。読む本人の意向をとても重視してくれるんです。
酒井先生が、SSSは「忍耐」からは遠い、と仰るのはこの点だと、私個人の解釈では思っているのですが、さらに私個人としては、スポーツ指導の世界でも、忍耐一筋のようなイメージをもたれている「巨人の星」的な時代の指導は、もはや終わったと考えているんです。
野球であれば、イチローや新庄は、巨人の星的な忍耐・我慢とは違う時代のプレイヤーだと思っています。(デビュー当時のイチローと仰木監督のことを読んでの印象です)
長くなりましたが、多読をスポーツに置き換える際に、sosreadingさんは、酒井先生からの一喝の不安を感じることはないのではないかしら、ということを言いたかっただけなんです。
多読を、スポーツと比較しながら考えておられる方のご登場が、ものすごく嬉しかったものですから、感激してしまったんです。
すみません…、それだけ言うために随分ながくなりました…
〉 多分SSSreadingの真髄は、「楽しく読みなさい」と言うより「楽しく読めるlevelの本から始めなさい」と、云われているのでないかと思いました。
ここ、完全に同意しております。
ではこれからもどうか多読を楽しまれますよう、心より祝福をお贈りします!
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5087. Re: すばらしいコメントありがとうございます!!(兼:スポーツの部分に関し付記)
お名前: sosreading
投稿日: 2005/6/8(01:21)
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すばらしいコメントありがとうございます!!
直ぐにご返事したかったのですが、朝から、あるボランティアに参加していましたので、遅くなってしまいました。申し訳ありません。
Internet communicationの有難さを体得した喜びと感動に浸っています。この「スポーツと語学」との、「類似関係」については、かねてから、特に体育と縁のあるお方のご意見を頂きたいと思っていましたので、正にぴったりのお方とめぐり合うことでき大変嬉しく思っています。そして、明解な分析と説得力あるコメントを拝見して、我意を得たりと、「そうでしょう!そうでしょう!」「なるほど!、なるほど!」って、声を出したいほど、嬉しくなっています。おっしゃる通りだと思います。特に「スポーツ界」にも複数の説が存在するとのお話は、大変興味深く、勉強になりました。ありがとうございます。
ところで、1つ質問があります。ご高説の「基礎体力訓練」は、語学では、具体的には、どんなものが、その「基礎体力」に相当すると思われますか?次の私の表現が大変稚拙で申し訳ありませんが、それは、人間が、知能の発展に従って、備わってくる言語能力、言葉を、覚え、喋る、能力をつける成長過程そのものではないかと思っています。文字であろうと言葉であろうと、ごく簡単な言語から始まり、自然と学んでいくものだと思います。幼児の場合は、極めて自然体です。ところが、大人の場合は、全く環境が違います。自然と身に付けたものは、日本語という、語学環境の中で身につけたもの、英語と違った、法則をもった、言語表現を既に身につけています。言語が違うばかりでなく、語の配列までが違います。実は、これが最大の問題点だと思っているのですが。私たち日本人は、学校教育で、一応の英語を身につけたと思っています。しかし、幼児の頃に身につけなければいけない英語の「語順と発音」の「基礎体力」が身についていなのです。発音は、兎も角として、「語順」の基礎体力を、つける訓練を、幼児に戻ってする必要があるのではなのでしょうか。
個人的な体験で恐縮ですが、100万語を達成した段階で、幸運にも、FEN放送が、ストレスなく聞けるようになったと報告させていただきましたが、僅か数ヶ月で、英語が飛躍的に上達できたとは、決して思っていません。ただ、「英語の語順」に慣れ、「辞書を引かない習慣」から抜け出ることがてきただけだと思っています。その証拠に、全部の英語を、決して理解して聞いているわけではありません。以前は、英語を聞いている場合でも、理解できないときは、無意識のうちに、戻って、理解しようとしていたのだと思います。勿論話し手の内容を戻して聴くわけにも行かず、辞書で確かめることもできず、そのため、いらいらし、フラストレーションを起こしていたのはと推量しています。50万語までは、辞書を引かないこと、戻らないことに、強いフラストレーションがありました。むしろ、読むことに、苦痛さえ感じていました。そこで日本語の語順になれている大人は、先ず語学の「基礎体質を改善」する必要があります。体質改善には、どうも得手の人と不得手の人がいるように思います。一般的には、若いほど、改善が早いのは当然と思います。また同じ年頃でも、柔軟性のある人と無い人とは、体質改善に時間の差がでてくるように思います。SSSでは、英語レベルでどんな高い人でも、0レベルから始めることを薦められているのも、幼児に帰って、「基礎体力=体質改善」をするよう指導されているのではと思います。いかがでしょうか。長々と駄文を書き並べましたが、この「仮説」について、ご意見をいただければ幸いです。ありがとうございました。
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お名前: ako
投稿日: 2005/6/13(00:58)
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sosreadingさん、大変遅くなりました。akoです。
〉朝から、あるボランティアに参加していましたので、遅くなってしまいました。申し訳ありません。
こちらこそ週末になってしまい、大変失礼いたしました。
sosreadingさんも、ボランティア活動をなさっておられると伺い、ますます嬉しく思いました。
私のテニスも、生業ではなく、休日のボランティアだからです。
(ただ「ボランティアでしている」という自覚はありませんでした。
単にテニス好き、小学生好き、教えたがりの性分なので息ぬきの延長のようなものです、いやお恥ずかしい…(^^;;)
ただスポーツ指導に関しては、以前、本業として指導の立場で仕事をした経験があるので、その経験からの発言でした。
英語とスポーツの共通点について考えている仮説は、以下のようなことなんです。
あくまで私見ですが…
●英語嫌いと、スポーツ嫌いが生まれる構造は同じでは?
●根性や精神主義だけでは、スポーツも伸びない。
●自分の体内の変化を大事にするほうが、結局上達する。
●長時間、英語を読み続ける多読と、長時間激しい動きが継続する試合になる個人競技スポーツ(テニス、マラソン等)は似ている?
英語もスポーツも、人の優劣を判断する道具にされている場面があるように思います。
「この学年のうちに逆上がりができないといけません」といった指導では、
できなかった子は、体育もスポーツも嫌いになることと思います。
SSSは、自分が英語を楽しいと感じるところに戻らせてくれますが、
何年又は何ヶ月で、レベルどこまで読めなければならない、といった目標設定はありませんよね。
英語を、読書そのものとして楽しみたい人は自由に楽しみ、
目標を決めたほうが楽しく感じる人には、自由な自己決定に委ねられています。
そういった多様な参加者のいるSSSで、
わたしは、英語学習というものを、もっと広い概念で考えるようになりました。
スポーツ指導も同様で、ブランコで揺れた快感とか、
自転車に初めて乗れた時の瞬間の体感といった、
多くの人が普通に体験してきたような、自分の体内感覚を大事にするような進め方をすると、
人との比較をせずに、自分自身の伸びを素直に楽しめるようになります。
五輪選手の誰か(失念しました)が、「楽しむようになってからの方が上達した」
と言うのを聞いたことがあります。
勝ち負けの結果主義も、努力、根性を問うだけの精神主義も、
どちらの発想も、かならず敗者を出し、人を卑屈にするだけであり、
それはスポーツではない、という発言で、とても感動したものです。
英語もスポーツも、自分の内部の変化に注目していると、
知らないうちに量をこなし、「練習」と呼ばれる行為が、
「ストイックな学習」としてではなく、「楽しみ」となっているんです。
SSS多読論に、「英語自体は易しいままで、長いものを読む」というものがあります。
以前、300万語を読まれたフクさんの体験談を読んで、
多読の過程は、マラソンと同じことが起きていると感じて私が投稿したんですが、
マラソン選手がよく話題にする「ランナーズ・ハイ」という現象について触れています。
私はテニスで体験し、フクさんは英語読書で、類似の体験をされています。
これをわたしは、身体に同じことが起きていると考えているんです。
ちょっとその部分だけご覧いただけばと思い、リンクしました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=5260]
(フクさんに、リンクする件は事前に許可を得ています)
〉「基礎体力訓練」は、語学では、具体的には、どんなものが、その「基礎体力」に相当すると思われますか?
sosreadingさんが書かれたとおり、同意です!!
「語順への慣れ」と、「辞書依存からの離陸」と思います!
自分が使える英語は、辞書の中にあるのではなく、自分の中にあるんですから!
〉50万語までは、辞書を引かないこと、戻らないことに、強いフラストレーションがありました。むしろ、読むことに、苦痛さえ感じていました。
よく、正直にお話くださいました! 勇気ある発言に励まされます。
まさにそのフラストレーションを感じなくなるまで、易しい英語を、量を多く読むことが、
体質改善になるものと考えています。
そのために、難解な英文をハチマキ巻いて学習するよりも、
意味調べをする必要のない英文まで戻ることが、
まずは第一になっているのだと思います。
〉SSSでは、英語レベルでどんな高い人でも、0レベルから始めることを薦められているのも、幼児に帰って、「基礎体力=体質改善」をするよう指導されているのではと思います。いかがでしょうか。長々と駄文を書き並べましたが、この「仮説」について、ご意見をいただければ幸いです。
「体質改善」というたとえは、正に言い得て妙で、ぴったりですね!!
私自身も、多読を開始してから、英語との関係が相当変化しましたが、
それは体質改善と言えばよかったのですね!
SSSが、有段者にもゼロレベルを推奨することについては、理由があると思っています。
これは、日本の学校英語教育を大学レベルまで受けていても、(中には、大学院まで卒業していても)
英米人なら、5歳児でも知っているような英語を知らない場合が相当数あるのでは?
といった推定に基づいているものと思われます。
英字誌が読めるような英語有段者であっても、留学経験などないまま日本で育った場合は限界があるでしょう。
ゼロレベルや、幼児絵本などを見ることの価値というのは、
英語圏で育った人々が、長い年月を経て得てきた言語文化を、基底の部分から知ることの価値だと思うのです。
現実に、英米の成人が読む英字誌や小説には、英米人なら誰でも知っているおどぎ話や童謡を下敷きにしたものが多く出てくるそうです。
その筆頭が、マザーグースという英語の童謡詩集だとのことです。
つまり、日本人の私たちが、浦島太郎や桃太郎の話を、いちいち学習しなくても知っていて、
そういった昔話が、たとえば、経済紙のような高度な時事用語も出てくる日本語の文献で、事前の説明なく出てくるといったことと同じと思います。
成人の英語学習者の場合、英語とは言え、幼児向けの絵本を読むのは抵抗がある、という方も多い中、
sosreadingさんは、柔軟な心の持ち主ですね!! いやぁ〜 ご立派です!
従いまして、基礎体力=体質改善説には全面的に賛同です。
とりあえずここで第一部のご返答といたしますね。
後半は、下のご投稿にくっつけまーす。
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5101. Re: akoさん有難うございました。(ご返答第一弾でーす)
お名前: sosreading
投稿日: 2005/6/13(23:59)
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"ako"さんは[url:kb:5098]で書きました:
〉sosreadingさん、大変遅くなりました。akoです。
どういたしまして!!大変お忙しそうなのに、丁寧なご回答をいただきありがとうございます。とっても(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーーー!!!です!!
〉〉朝から、あるボランティアに参加していましたので、遅くなってしまいました。申し訳ありません。
〉こちらこそ週末になってしまい、大変失礼いたしました。
〉sosreadingさんも、ボランティア活動をなさっておられると伺い、ますます嬉しく思いました。
〉私のテニスも、生業ではなく、休日のボランティアだからです。
〉(ただ「ボランティアでしている」という自覚はありませんでした。
〉単にテニス好き、小学生好き、教えたがりの性分なので息ぬきの延長のようなものです、いやお恥ずかしい…(^^;;)
〉ただスポーツ指導に関しては、以前、本業として指導の立場で仕事をした経験があるので、その経験からの発言でした。
大変ご明解なコメントをいただき、すっきりしました。英語だけでなく、テニスのご指導も、ついお願いしたくなってしまいましたよ。
〉英語とスポーツの共通点について考えている仮説は、以下のようなことなんです。
〉あくまで私見ですが…
〉●英語嫌いと、スポーツ嫌いが生まれる構造は同じでは?
〉●根性や精神主義だけでは、スポーツも伸びない。
〉●自分の体内の変化を大事にするほうが、結局上達する。
〉●長時間、英語を読み続ける多読と、長時間激しい動きが継続する試合になる個人競技スポーツ(テニス、マラソン等)は似ている?
なるほど、なるほど!!!
〉英語もスポーツも、人の優劣を判断する道具にされている場面があるように思います。
〉「この学年のうちに逆上がりができないといけません」といった指導では、
〉できなかった子は、体育もスポーツも嫌いになることと思います。
中学時代に、できなかった、懸垂が、今では、トラウマ になっています。
〉SSSは、自分が英語を楽しいと感じるところに戻らせてくれますが、
〉何年又は何ヶ月で、レベルどこまで読めなければならない、といった目標設定はありませんよね。
〉英語を、読書そのものとして楽しみたい人は自由に楽しみ、
〉目標を決めたほうが楽しく感じる人には、自由な自己決定に委ねられています。
〉そういった多様な参加者のいるSSSで、
〉わたしは、英語学習というものを、もっと広い概念で考えるようになりました。
確かにそうですね。SSSを始めて、それまでやっていた孫の英語指導のスタイルを大いに反省しました!!その罪滅ぼしに、周りの知人、友人に、「多読」を、推奨しまくっています。
〉スポーツ指導も同様で、ブランコで揺れた快感とか、
〉自転車に初めて乗れた時の瞬間の体感といった、
〉多くの人が普通に体験してきたような、自分の体内感覚を大事にするような進め方をすると、人との比較をせずに、自分自身の伸びを素直に楽しめるようになります。五輪選手の誰か(失念しました)が、「楽しむようになってからの方が上達した」と言うのを聞いたことがあります。
〉勝ち負けの結果主義も、努力、根性を問うだけの精神主義も、
〉どちらの発想も、かならず敗者を出し、人を卑屈にするだけであり、
〉それはスポーツではない、という発言で、とても感動したものです。
やはり、「指導」するということは、その人の持っている「体内感覚ー楽しむ感覚」を引き出すきっかけをつくることにあるのでしょうね。
〉英語もスポーツも、自分の内部の変化に注目していると、
〉知らないうちに量をこなし、「練習」と呼ばれる行為が、
〉「ストイックな学習」としてではなく、「楽しみ」となっているんです。
やっぱり、そうでうよね。
〉SSS多読論に、「英語自体は易しいままで、長いものを読む」というものがあります。
〉以前、300万語を読まれたフクさんの体験談を読んで、
〉多読の過程は、マラソンと同じことが起きていると感じて私が投稿したんですが、
〉マラソン選手がよく話題にする「ランナーズ・ハイ」という現象について触れています。
〉私はテニスで体験し、フクさんは英語読書で、類似の体験をされています。
〉これをわたしは、身体に同じことが起きていると考えているんです。
〉ちょっとその部分だけご覧いただけばと思い、リンクしました。
〉[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=5260]
〉(フクさんに、リンクする件は事前に許可を得ています)
あとで、ゆっくり、再度読ませて頂きます。
〉〉「基礎体力訓練」は、語学では、具体的には、どんなものが、その「基礎体力」に相当すると思われますか?
〉sosreadingさんが書かれたとおり、同意です!!
〉「語順への慣れ」と、「辞書依存からの離陸」と思います!
〉自分が使える英語は、辞書の中にあるのではなく、自分の中にあるんですから!
〉〉50万語までは、辞書を引かないこと、戻らないことに、強いフラストレーションがありました。むしろ、読むことに、苦痛さえ感じていました。
〉よく、正直にお話くださいました! 勇気ある発言に励まされます。
〉まさにそのフラストレーションを感じなくなるまで、易しい英語を、量を多く読むことが、
〉体質改善になるものと考えています。
〉そのために、難解な英文をハチマキ巻いて学習するよりも、
〉意味調べをする必要のない英文まで戻ることが、
〉まずは第一になっているのだと思います。
どこかで、触れたと思いますが、このフラストレーションは、今まで習性になっていた「戻り読み」と「辞書引き」を止めることへの「心の葛藤」と思います。この「葛藤」を出来るだけ少なく押さえる「秘策」が、おっしゃるように「易しい英語を多読すること」だと思います。
〉〉SSSでは、英語レベルでどんな高い人でも、0レベルから始めることを薦められているのも、幼児に帰って、「基礎体力=体質改善」をするよう指導されているのではと思います。いかがでしょうか。長々と駄文を書き並べましたが、この「仮説」について、ご意見をいただければ幸いです。
〉「体質改善」というたとえは、正に言い得て妙で、ぴったりですね!!
〉私自身も、多読を開始してから、英語との関係が相当変化しましたが、
〉それは体質改善と言えばよかったのですね!
英語を、学んでいて、突然、nativeの話が「聞ける」ように、なったとか、突然「分るようになった」と、いう話を良くききますが、この方の体質改善が成功した瞬間ではないかと思っています。いかが思われますか?「reading backしない」「辞書を引かない」でも、フラストレーションしない体質になったと考えていいのではないでしょうか。これが、私の仮説です。
〉SSSが、有段者にもゼロレベルを推奨することについては、理由があると思っています。
〉これは、日本の学校英語教育を大学レベルまで受けていても、(中には、大学院まで卒業していても)
〉英米人なら、5歳児でも知っているような英語を知らない場合が相当数あるのでは?
〉といった推定に基づいているものと思われます。
〉英字誌が読めるような英語有段者であっても、留学経験などないまま日本で育った場合は限界があるでしょう。
〉ゼロレベルや、幼児絵本などを見ることの価値というのは、
〉英語圏で育った人々が、長い年月を経て得てきた言語文化を、基底の部分から知ることの価値だと思うのです。
〉現実に、英米の成人が読む英字誌や小説には、英米人なら誰でも知っているおどぎ話や童謡を下敷きにしたものが多く出てくるそうです。
〉その筆頭が、マザーグースという英語の童謡詩集だとのことです。
〉つまり、日本人の私たちが、浦島太郎や桃太郎の話を、いちいち学習しなくても知っていて、
〉そういった昔話が、たとえば、経済紙のような高度な時事用語も出てくる日本語の文献で、事前の説明なく出てくるといったことと同じと思います。
〉成人の英語学習者の場合、英語とは言え、幼児向けの絵本を読むのは抵抗がある、という方も多い中、
〉sosreadingさんは、柔軟な心の持ち主ですね!! いやぁ〜 ご立派です!
〉従いまして、基礎体力=体質改善説には全面的に賛同です。
全くご説の通りと思います。ここで、私の「仮説」を、いま少し、補強しますと、つまり、何故幼児の絵本を読むのが、良いかという点で、いいますと、体質改善=英語の体質(戻らない、引かない体質)にするには、どうしても「英語の環境」に馴染ませる必要があります。それには、先ず、dog の「絵」を見たら、「犬」をイメージしないようにならねばないません。反射的に、「dog] の絵を見たら「dog] が、浮かんでくれば、大成功!!通常、これを、人は、英語で考えると言っています。この訓練をするには、ごく、ごく簡単な単語から始めるのが、最適と思います。それから、Dogs run. これだと、「reading back」 の必要性がありません。次は、文章、Dogs run in the field. でも、「戻り読み」しない癖をつけます。次は、どんな長い副詞節が続いても、戻らない・・・・っと、やっていけば、必ず、英語の体質は出来上がります。SSSでは、どんな、上級者でも、0から始めよ!を推奨されているのは、こんな観点から見ても、納得がいく学習方法と思います。貴説に、この仮説を合わせて頂くと、SSSの論理的説明は完璧ではないかと、思います。ちょっと云い過ぎかな?(/o\) 恥ずかしい!!
〉とりあえずここで第一部のご返答といたしますね。
〉後半は、下のご投稿にくっつけまーす。
本当にありがとうございました!!第2部の、お礼の書き込みは、おやすみの時間になりましたので、大変申し訳ありませんが、明日にさせてください。
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5088. Re: スポーツと語学・・・ありがとうございます(兼:スポーツの部分に関し付記)
お名前: sosreading
投稿日: 2005/6/9(08:29)
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akoさん、今一度自説を読み直してみて、どうも私の書き込み内容がずれているようでなので、削除させてください。語学とスポーツ、特に指導の仕方が似ていると言うところまでは良かったのですが、基礎体力まで持ち出したのが余計でした。つい感激して、つい、ずれたことを書いてしまいました。申し訳ありません。
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お名前: ako
投稿日: 2005/6/9(13:59)
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sosreadingさん、akoでございます。
情熱的なご返答を2通つづけていただき、感激しているところでした。
〉akoさん、今一度自説を読み直してみて、どうも私の書き込み内容がずれているようでなので、削除させてください。語学とスポーツ、特に指導の仕方が似ていると言うところまでは良かったのですが、基礎体力まで持ち出したのが余計でした。つい感激して、つい、ずれたことを書いてしまいました。申し訳ありません。
あらら〜 そんな、もったいない…
実は、sosreadingさんに、きちんとしたご返答をしようと思い、ただいま、文面を考えていたところなのです。
すぐに私の返答の投稿がなく、不安なお気持ちになられてしまったでしょうか。
平日日中は仕事があったり、夜も残業や付き合いが伸びたりする等で、
SSSへの投稿が遅れることがある、というだけの事情です。
取り急ぎ、拝見した旨だけでもお知らせすればよかったですね。申し訳ありませんでした。
さて、英語と運動の基礎体力との関係については、かねてから考えているところもあり、どのような順で書くのがいいかと、思案中だっただけなのです。
どうか、余計だなどと仰らず…
とにかく、削除前のご投稿は何度か読ませていただきまして、およその内容やご主旨は記憶しております。1通目にいただいたものとあわせて近日中に投稿いたしたく思っておりますので、(語学界とスポーツ界に共通している現象についての私的見解です)
どうぞ緊張なさらず、英語を楽しむと同時に、
こういった学習者同士の交流も楽しみとなさっていただいて、
返答を待つ間は、英語読書を楽しまれながら、ゆったりとSSSの掲示板交流を満喫なさっていただければ嬉しく存じます。
では近日中に…
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5091. Re: R:こちらこそありがとうございます\(^o^)/ ぅわ〜ぃ
お名前: sosreading
投稿日: 2005/6/10(09:19)
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ありがとうございます。正直ほっとしました。ピンぼけのコメントでしたのに、気を使っていただき嬉しく思います。
先のコメントでは、基礎体力という言葉を使っていますが、要は、SSSreadingを行なって、私の体の中でどんな変化が起こっていたか、「多読」という、「沢山の量」の影響がどんな「質的な変化」を起こしていたかの経緯とか心理的葛藤を分析、説明した単純なもので、あんなにややこしく論陣をはるほどのものではありませんでした。
それに、本来すばらしいご指摘をなさておられた「指導法」の類似について、のものではありませんでしたし、勝手に論点をずらしてしまったな、と思い反省して、削除させていただいたのです。(量から質、なんていいますと、学生時代の懐かしい「弁証法的発展」とかいう言葉が思い出されます。また、脱線しました、ごめんなさい!m(_ _)m)
これからも、フォローして頂くとのことで、お言葉に甘えて、改めて、質問させてください。
スポーツをご指導なさっていて、人により進歩に、大きな差があると思うのですが、その差を生じさせていると考えられる次の要素の順位は?
1、1、運動神経 2、年齢 3、指導方法(練習方法、器具?)4、練習量
5、その他(集中力など)
II、若し、1〜3が同じ条件の場合、練習を(1年通算約10,000分を)
A.毎日、30分 B.隔日1時間 C.毎週一度3.5時間
継続した人たちの上達にどんな差が生じますか?それとも同じですか?
急いでいませんので、ご回答は、ゆっくりでいいですよ、(^_-)ネ。語学勉強の参考にしたいのです。
ありがとうございました。
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5099. Re:\(^o^)/ ぅわ〜ぃ…ということなので調子に乗って第二弾
お名前: ako
投稿日: 2005/6/13(01:33)
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さて、第二部です。
投稿を分けたのは、sosreadingさんに二度と貴重なご投稿を削除して欲しくないからでーす(^^)
後に書いていただいた部分に入ります。
〉SSSreadingを行なって、私の体の中でどんな変化が起こっていたか、「多読」という、「沢山の量」の影響がどんな「質的な変化」を起こしていたかの経緯とか心理的葛藤を分析、説明した単純なもので、あんなにややこしく論陣をはるほどのものではありませんでした。
いえいえ、そういった内部の変化、葛藤を書くことにも、
掲示板を通じた学習者同士の交流による学習効果というものもあると思うんです。
本についての情報交換ばかりでなく、
悩み、葛藤、スランプ等、自分の弱みも直視するような報告をいただいてこそ、
こうして同じ方法で学んでいる者同士が、励ましあい影響しあって、
結果的に英語への劣等意識を克服し、
いかなる中途段階にあっても、
希望を失わずに多読を継続していける心の力をいただけるのですから。
(外国語学習は、永遠の中途段階のようなものですしね)
…と、わたくしは私見にて思っております…
それと、日本人は自己表現を遠慮する方が多く、なかなかご自身の葛藤を人に見られる場に書くことは苦手だ、という方も多いです。
ですから、sosreadingさんのご報告は、本当に感動させていただきました。
正直なご自身を、気持ちよく語る、というよき範を示していただいたと思います。
〉(量から質、なんていいますと、学生時代の懐かしい「弁証法的発展」とかいう言葉が思い出されます。また、脱線しました、ごめんなさい!m(_ _)m)
(^^)そのような楽しい脱線を読ませていただきますと、
こちらまで調子に乗って、多読における現象学的還元とか言いたくなってしまいます〜。
(え〜、冗談ですので、この部分はあまり深くお考えになりませんよう…(笑)
実はワタクシも、こちらの掲示板にて頻繁に脱線した投稿をしてしまうほうなのです。
でもこうして続けさせていただいておりますので、どうかご安心を!(^^)
それと、SSS掲示板は、英語学習報告のためのサイトですが、
どうも私の印象では、学習者同士の楽しい交流を促進するような脱線なら、
それは、「楽しむ」を最上とするSSSの方針にみあっており、
また、本質的内容でありながらも、愉快な講演をなさる酒井先生のスタイルを踏襲したものと考えてよいのでは??なんてことも、ちゃっかり思ったりしてます。
(現に、雑談掲示板の替え歌投稿などご覧下さいませ。知的かつユーモアを地でいっておられます〜(^^)
今後も他の掲示板などもご覧になって、楽しい交流を広げてくださいね!
(あくまで英語読書の妨げにならない程度に…です) ←自分に戒めております…
さてやっと本題ですね(笑)
〉スポーツをご指導なさっていて、人により進歩に、大きな差があると思うのですが、その差を生じさせていると考えられる次の要素の順位は?
〉1、1、運動神経 2、年齢 3、指導方法(練習方法、器具?)4、練習量
〉 5、その他(集中力など)
本当にこれは個人的見解ですので、そのおつもりでお読みになって下さいね。
5が一番 → 次に3 → 4 → 最後に同率で1と2かな、と。
5が一番について。
私は、スポーツに関してはメンタルな部分を非常に重視していますので、
5の「その他」を、「本人の心理性向」として一番にあげたいと考えます。
語学でもスポーツでも、達人の域にある人の体験談を読みますと、
みなさん、同じことを言っておられます。
他人との比較をしない、自己の内部感覚を大事にしている、
自分内部の調整に常に気持ちが向いているため、
人の評価に振り回されない、安易な迎合や、他者への低劣な非難をしない等が、共通点です。
こういった情緒面の個性は、人格に大きく依拠するように思います。
イチローの冷静さ、新庄の明るさ、野茂の精神力の強さ等、表面的には違うタイプとして見えても、
そういった達人になる人は、基本性向が共通していると思うのです。
分かりやすいと思い、野球選手ばかり書きましたが(実はこの3人が好きなもので…)
スポーツ選手に限らない、と思います。
次に、よき指導者(つまり良き方法論を持っているコーチ)との出会いで、3ですね。
カッコ内に練習方法とか器具というご記載がありますが、
これは、英語なら、SSS多読3原則やGR・英米子供向けの本にあたると考え、
上位に置きました。
5の基本性向を備えた者が、3で良き方法論および大量の洋書群と接し、
それを量を読むこととして、4番。
あら、英語の話になっちゃった。スポーツでしたね。でも同じなんです。
運動神経と年齢を下位に置いたのは、先の1通目の投稿で書いた通り、
自転車に乗る、ブランコに乗る、といった、
一般人の日常的な身体感覚は、
だれでも自分の中に体の体験があるはずで、そこから運動というものを見る場合、
運動神経や年齢差に注目しても、あまり意味はないと考えるからです。
語学についても同様だからこそ、そのように考えています。
個々人の適性の違いというのは依然としてあるかもしれませんが、
特別な障害の無い限り、すべての人間は生まれ育った土地の言語を自然に話すようになる、
この点で私たちは同じ能力を持っている、という、人間の共通点のほうを重視するわけです。
プロ通訳や翻訳家になるかどうかといった、英語上位者間の能力差を問題にするのではなく、
多くの日本人が、特別な学習をしないでも日常的に英語を楽しめるようにするという見地から考え、
訳読や文法分析学習といった特定の英語学習は、
すべての英語学習者がする必要はないのではないか?…という視点なんです。
もう少し踏み込んだ私見を書かせていただくなら、
明治維新以来の日本の公教育の場での英語教育というのは、
日本人大衆全体の英語レベルを底上げする方法としては不適切だったという考えです。
個人的には、東南アジアなどを旅行した際に痛感しました。
英国植民地だった国は条件が違う、といった事情はありますが、それを差し引いてもここまで差があるものなのかと驚嘆するほどに、
東南アジアでは、英語が大衆化していると感じましたから。
sosreadingさんが書かれた上記項目で言えば、5と3が日本の敗因だと思っています。
〉II、若し、1〜3が同じ条件の場合、練習を(1年通算約10,000分を)
〉 A.毎日、30分 B.隔日1時間 C.毎週一度3.5時間
〉 継続した人たちの上達にどんな差が生じますか?それとも同じですか?
さすが、sosreadingさん。
上達過程を、知的な分析で想定して研究しておられますね。
しかし、私の感触はご質問からはちょっと逸れるかもしれません。
私は、上達と時間経過の関係を、一次関数的な比例のグラフのようには思っていないんです。
ある一年間をとってみても、急速に上達する時期と、あまり上達しない時期とがあるからです。
また、一時期中断をしても、再開した時にわずかなウォーミングアップで回復できることがあります。
なので、ご質問に合わせてどれか一つを回答するといった回答ができないので、
以下に、私なりの理由をお話したいと思います。
上記に書かれたような、同一期間で同一練習時間というペースを守ることは、
それが有効に働く場合と、有効に働かない場合がある、ということなんです。
どういう局面が、同一ペース方式を有効にするか、という点ですが、
これが非常に難しい。
ペースを守る事が、マイナスに作用する場合もあるんです。
そういう時は、思い切って中断するしかない場合もあります。
(SSSにも、「投げる」という原則があります)
ペースの決め方(毎日か隔日か毎週か)についても、まさにこれぞ、
選手が現在、どういうフェイズにいるのかを見極め、
必要なら練習方法を変更する、といった柔軟な判断ができるかどうかで、
決まってくることなんです。
選手の性格にもよります。
長期間を同一ペース配分で練習しないと不安になる者、
逆に、長期間、同一ペースを継続するとモチベーションを下げてしまう者。
初心者の場合は、そういった部分も勘案して一人一人、判断するしかないんです。
つまり、紳士服のオーダーメイドと思ってください。
もちろん、高校総体に出るようなレベルまで進んでいる者の場合はまた別です。
つまり、選手本人がどういう位置にいるかで、このご質問の回答は変わってきてしまうんです。
これを語学に当てはめる場合は、自己観察で判断したり、
SSSで知り合った多読仲間に話してみて、意見を言ってもらいます。
なにしろ、頼り甲斐のある仲間がたくさんいるんですもの!
SSSでは「自分が楽しめているかどうかどうかを基準に」というのがありますが、
掲示板方式や読書指導会などで、常に相談できるような体制になっているのも、
こういう時のためだ、と思い、ありがたく利用させてもらっています。
〉急いでいませんので、ご回答は、ゆっくりでいいですよ、(^_-)ネ。語学勉強の参考にしたいのです。
チャーミングなウインク、効きましたよ〜!!(^^)
ほんとうにsosreadingさんはお若いですね!
75年の英語人生経験をもっとお伺いしたいものです。
いくつになっても、心は青春、人は生きている限り自分を伸ばすことができるのですね!
削除されてしまわれた、「カ行」のお話、もう一度書いてもらえませんか。
とても感動しました。
「カキクケコ」は、関心、興味? クとケは? 忘れちゃいました!!
でも「コ」は忘れませんよ! 「恋心」でしたね! 大賛成です!
こういうお話を年長の方からうかがえて、SSS掲示板に参加していて本当によかったと思います。
東京近郊にお住まいでしたら、ぜひまた読書指導会や洋書絵本の会、各地でのオフ会など、
ナマミの交流の場がありますので、ご都合に応じてまたご参加くださいね!
ちょっと思いつきですが、76歳のお誕生祝いをSSS仲間とのオフ会でお祝なさいませんか?
akoは池袋絵本の会と大手町オフ会等に出ております。
おこがましくも宣伝とお誘い、失礼しました〜(笑)
(ちなみにakoも繁村先生の大ファンなのです。というかsosreadingさんの仰る通り、酒井先生に次ぐ恩師です。この際、ヴァーチャルファンクラブ結成しましょうか(笑)
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5104. Re:ご回答、とっても(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーーー!!!です!!1箇所訂正追記しました
お名前: sosreading
投稿日: 2005/6/15(22:04)
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◎"ako"さんは[url:kb:5099]で書きました:
〉さて、第二部です。
〉投稿を分けたのは、sosreadingさんに二度と貴重なご投稿を削除して欲しくないからでーす(^^)
〉後に書いていただいた部分に入ります。
●こんな長文のラブレターを頂き感激です。ありがとうございます。
さて、第2部に入ります前に、折角紹介いただいたwebsiteで、マラソンハイを読ませていただきました。偶然にも、丁度私も、取り上げたいと思っていたテーマです。大変参考になりました。先日、週に1.2度通っているジムで、インストラクターと、同じようなやり取りをしました。
私「ワーキングマシンで、速歩していて、いつも感じるのですが、歩きはじめて、20分間は、しんどく、それを過ぎると、また楽になり、それから40分ほどで、又しんどくなり、それが過ぎると、再び、楽になり、それからは、いつまでも、歩き続けられるぞ、という気分になるのだが。・・・」と、質問を、投げかけると、「私も、全く同じで、最初は、15分、2度目は、30分という違いだけです。この感覚は、みんなあるようですよ。・・・」との、答え返ってきて、それから話が弾んだという経験があります。ご指摘のように、語学学習にも、このマラソンハイの現象があるのではと思います。時期がいつかは、わかりませんが、肝心なことは、このときやめないことが、大切なのでは、と思います。しかし、SSS学習の三原則の1つ、「つまらなければ、やめる」との、関連を、どう考えるかの課題は残りますが。
訂正、追記(6/15):
マラソンハイではなく、ランニング・ハイでしたね。間違いました。すみません!それに、快調に飛ばせる現象のことのようですから、私の用語の使い方が、違っているようですが、云わんとしていることは、ご理解いただけますよね。
●心理的葛藤について
お褒めいただき、嬉しいです!akoさんは、お優しいんですね。自分の弱みを、だすのは、勇気が要りますからね。ご理解いただいてありがたいと思います。そこで、お言葉に甘えて、しつこいようで、恐縮ですが、恥を忍んで、この「葛藤の心理」「フラストレーション」について、再度、説明させてください。日本人、少なくとも、私は、永年英語の読解は、「戻り読み」をしてまいりました。英語力は、多分英検準1級程度だろうと思います。まだまだの実力なんですが、特に苦手は、リスニングなんです。以前は、外国放送を聞いていて、2.3分もすると、イライラしてきて、5分ももてないです。聞くのをやめていました。SSSを始めて、気がついたのですが、「戻りたい感情」を抑えるのに、凄く、葛藤しているのです。戻らないと、理解できないわけですから、勿論話されている内容も、殆ど分りませんでした。辞書を引かないことにも、イリテーションがありました。100万語達成の頃には、いつも間にか、このイリテ-ションがなくなっていました。今では、「FEN=NPR」を抵抗無く、聞けるようになっています。勿論、全部を理解して聞けているわけではありません。それでも、イライラがなくなったのです。つまり、これは、英語を日本流の「語順」に変えなくても、聞けるようになったからだと思います。英語を素直に聞ける「体質」に改善されたからだと思います。
●弁証法的発展について
私も、よく脱線し、ジョクをいって、誤解されることがありますので、自戒しているのですが、つい口をついて出てしまいます。これからも、あるかもしれませんので、よろしくお願いします。
ところで、「弁証法的発展」という言葉ですが、ご存知と思いますが、「量的変化が質的変化をもたらす」という考え方です。通常、発展は、量的な積み上げと考えられていますが、場合によっては、突然、途上で、質的変化が生ずるという現象のことで、正に、この現象が、SSSの多読が、私たちの体に「質的変化」がもたらす効果と思っています。この弁証法的発展によって、質的変化でみられるように、reading 力の向上⇒ listening力の向上 に通ずると思いますが、この逆の listening 力向上 ⇒ reading力向上とは、必ずしも、ならないと思います。前者は、「多読」により、reading力の、妨げになっていた「戻り読み」の改善が、即listenning 力の向上に繋がっているからだと思うからです。
の
〉私は、スポーツに関してはメンタルな部分を非常に重視していますので、
〉5の「その他」を、「本人の心理性向」として一番にあげたいと考えます。
●素晴らしいご指摘です。全く同感です!!どんなに、練習量が多くても、どんな優れた環境下でも、本人のやる気がないと、全く有効に働きませんからね。おっしゃる通りだと思います。そして、そのいい「本人の心理性向」を維持し、持続させるモチベーション ファクターは、SSSでいっている「楽しむ」心なんでしょうね。その「楽しむ」心を育成できればしめたものです。
●心的性向性の重要性について(日本の英語教育の誤りも含め)
適切な例を上げられての説明、わかり易く、説得力があります。野茂や、イチロウ、新庄選手のスポーツ人生物語を読んでみたくなりました。そして、年齢さは、門題にすべき要素でないとの力強いお言葉に、一段と力づけられました。ありがとうございます。
●〉〉II、若し、1〜3が同じ条件の場合、練習を(1年通算約10,000分を)
〉〉 A.毎日、30分 B.隔日1時間 C.毎週一度3.5時間
〉〉 継続した人たちの上達にどんな差が生じますか?それとも同じですか?
◎どういう局面が、同一ペース方式を有効にするか、という点ですが、
〉上記に書かれたような、同一期間で同一練習時間というペースを守ることは、
〉それが有効に働く場合と、有効に働かない場合がある、ということなんです。
〉ペースを守る事が、マイナスに作用する場合もあるんです。
〉ペースの決め方(毎日か隔日か毎週か)についても、まさにこれぞ、
〉選手が現在、どういうフェイズにいるのかを見極め、
〉必要なら練習方法を変更する、といった柔軟な判断ができるかどうかで、
〉決まってくることなんです。
〉選手の性格にもよります。
〉長期間を同一ペース配分で練習しないと不安になる者、
〉逆に、長期間、同一ペースを継続するとモチベーションを下げてしまう者。
〉初心者の場合は、そういった部分も勘案して一人一人、判断するしかないんです。
〉SSSでは「自分が楽しめているかどうかどうかを基準に」というのがありますが、
〉掲示板方式や読書指導会などで、常に相談できるような体制になっているのも、
〉こういう時のためだ、と思い、ありがたく利用させてもらっています。
●全く同感です。時間的長さとか、環境とかだけでなく、その置かれた環境で、「楽しく」運動を継続する工夫をするか否かにかかってくるというご説に賛成です。
●最後に当たって。
論理的でいて、しかも大変チャーミングな表現内容で、ファンクラブ結成を含め、全く異論の余地がありません。それに、誕生祝まで、ご提案していただき有難うございます。オフ会とかも出たことがありませんので、いつか出席させていただきといと考えていますので、よろしくお願いします。でも、なんだか恥ずかしいな(/o\)。
大手町には、20年ほど住んでいたのですが、あまりにも生々しいので、やっぱり池袋かな?
最後に、たってのリクエストなので、「カ」行の人生訓を再登場させます。
若さを保つ「秘訣」でもあります。
1、カは、あらゆることに「感動」する。 2、キは、感動したら、「興味」をもつ。 3、クは、興味をもったら、直ぐに「工夫」してみる。 4、ケは、心も体も「健康」を維持する。5、コは、人生で一番大切な「恋するこころ」をもつ、です。勿論多読を「恋」することも入ります。
以上です。
文書が長くなりますので、引用箇所は、思い切って、割愛させて、頂きました。お許しください。
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5107. Re: 「つまらなければやめる」原則との整合性について
お名前: ako
投稿日: 2005/6/17(02:03)
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sosreadingさん、たびたびすみません、またakoです。
〉●こんな長文のラブレターを頂き感激です。ありがとうございます。
好きなスポーツの話になると、つい夢中になってしまいました。
恥ずかしい〜〜(/o\)
↑
sosreadingさんのマネしちゃいました。
この絵文字、あまりにもカワイイんですもん(笑)
さて、様々な要所、要所にてご同意いだだき、ありがとうございました!!
ジムのインストラクター様とのお話にも共通点があったとの件は、
非常に嬉しく拝読いたしました。
その上、奇しくも本日は、野茂とイチロウのニュースがあり、
sosreadingさんとお話したばかりでしたので、奇遇なご縁に感動しております。
さて、あまり英語から離れた話に深入りしては、
英語学習サイトであるSSS掲示板に申し訳ないのでこの程度にいたしますが、
以下の一部分についてだけ、SSS多読原則に非常に関わり深い部分と思いますので、
私の見解ではありますが、今の段階で考えていることを補足してみます。
不安な点がありましたら、
また繁村先生の面談などでご相談して、確かめたいと思っております。
〉ご指摘のように、語学学習にも、このマラソンハイの現象があるのではと思います。時期がいつかは、わかりませんが、肝心なことは、このときやめないことが、大切なのでは、と思います。しかし、SSS学習の三原則の1つ、「つまらなければ、やめる」との、関連を、どう考えるかの課題は残りますが。
この「つまらなければやめる」は、
多読そのものをやめる、という意味に解釈しなくてもよいのではないかと思っています。
今、たまたま読み始めた本が、つまらなかった場合にその本を読むことはやめましょう、でも別に、読める本はあるのではありませんか?、と言われている、
と受け取っております。
真面目な学習者の方の中には、
一度読み出した本を途中でやめることに抵抗を感じる方もおられるのかもしれないと思われます。
しかも、一度よみだした本を途中で読むのを中断した、となると、
それをもって「自分は英語多読に挫折したのではないか」と
深刻に受け取るかたもおられる可能性が想定されているのではないでしょうか。
でも、それはたまたま出会った本が、自分にあわなかったというだけで、
英語多読そのものに挫折したわけではないのです。
そういう場合は、その本が、自分に合わなかった、というだけで、
もっと他の本なら、合うものがあるかもしれないのです。
そういう意味で、「つまらなかったらやめる」という原則ができたのではないかと思っているのですが、どうでしょうか。
実はそう考えれば、いろいろなことが説明がつくんです。
スランプが来たとしても、レベルを落とせば、読むことはできます。
さらに言えば、同じレベルでも、ジャンルが自分に好みかどうかで、
読めるかどうかが非常に差が出る場合もあります。
つまり、SSS的なアプローチというのは、
どういうスランプが来ても、読む本を上手に変更していくことで、
(今日は野球話のついでですので、この際、たとえますと)
適切な代打(スランプでも読める本)を出すことで、
英語多読そのものは、継続する事ができる方法であると、
それが、SSSの画期的な特徴であるとakoは考えております。
〉訂正、追記(6/15):
〉マラソンハイではなく、ランニング・ハイでしたね。間違いました。すみません!それに、快調に飛ばせる現象のことのようですから、私の用語の使い方が、違っているようですが、云わんとしていることは、ご理解いただけますよね。
はい、理解しております!
用語が正確かどうかという点よりも、
sosreadingさんとakoが、内容理解を共有していることが重要だと思っております! そして、完全に共有できている、と思っております!
〉大手町には、20年ほど住んでいたのですが、あまりにも生々しいので、やっぱり
池袋かな?
どちらでも、いつでも、ご都合のいい機会にお越しくださいね。
皆さん、このご報告は読んでおられますから、
初対面でもご心配はいりませんのです。
〉 文書が長くなりますので、引用箇所は、思い切って、割愛させて、頂きました。お許しください。
引用の割愛は、まったく問題ありませんよ〜(^^)
「カ行」の人生訓ともども、有益なご意見をたくさんご記載いただいて、
本当にありがとうございました。
ぜひまた繁村先生の面談や、オフ会等にお運びくださいませ。
不思議なもので、sosreadingさんにまだお会いした事も無いですのに、
旧交をあたためるような気持ちです(笑)
では、See you again, some day !
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5108. Re: 「つまらなければやめる」原則との整合性について⇒返事
お名前: sosreading
投稿日: 2005/6/17(16:54)
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お待ちしていました!とっても(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーーー!!!です!!
何度もなんどもクリックして、お待ちしていました!!
いつも深夜の、お「書き込み」のようなので、本当にお忙しいんですね。それでも、一つひとつ丁寧に、
そして誠実に、コメントして頂き、感謝しています。
あまりご無理をなさらないように、なさってくださいね。辛抱して待ちますので、(^_-)ネ。
「返」に「返」、「返」・・と続きますと、「金魚のなんとか」になって、読み辛くなりますので、
思い切って、Topicsだけに絞らさせて下さい。
●SSS学習の三原則の1つ、「つまらなければ、やめる」との整合性について。
先便では、問題提起をしただけで、なにもこれについて、コメントしませんでしたので、
改めて、このテーマだけで「書き込み」をしたいと、考えていました。
akoさんからの「書き込み」をいただき、私と全く同じご意見をお持ちなのが分り、
益々意を強くし、嬉しくなってしまいました。
akoさん
『この「つまらなければやめる」は、
多読そのものをやめる、という意味に解釈しなくてもよいのではないかと思っています。
今、たまたま読み始めた本が、つまらなかった場合にその本を読むことはやめましょう、でも別に、読める本はあるのではありませんか?、と言われている、
と受け取っております。
真面目な学習者の方の中には、
一度読み出した本を途中でやめることに抵抗を感じる方もおられるのかもしれないと思われます。
しかも、一度よみだした本を途中で読むのを中断した、となると、
それをもって「自分は英語多読に挫折したのではないか」と
深刻に受け取るかたもおられる可能性が想定されているのではないでしょうか。
sssreading
『その通りだと思います。挫折なんて思って貰いたくありませんよね』
akoさん
『それは、たまたま出会った本が、自分にあわなかったというだけで、
英語多読そのものに挫折したわけではないのです。
そういう場合は、その本が、自分に合わなかった、というだけで、
もっと他の本なら、合うものがあるかもしれないのです。』
sssreading
『多くの場合、Japanese English、つまり「戻り読み」「辞書読み」の体質に合わない、レベルの本を読んでいることから来ているのではないかと思います。』
akoさん
『そういう意味で、「つまらなかったらやめる」という原則ができたのではないかと思っているのですが、どうでしょうか。
実はそう考えれば、いろいろなことが説明がつくんです。
スランプが来たとしても、レベルを落とせば、読むことはできます。
さらに言えば、同じレベルでも、ジャンルが自分に好みかどうかで、
読めるかどうかが非常に差が出る場合もあります。
つまり、SSS的なアプローチというのは、
どういうスランプが来ても、読む本を上手に変更していくことで、
(今日は野球話のついでですので、この際、たとえますと)
適切な代打(スランプでも読める本)を出すことで、
英語多読そのものは、継続する事ができる方法であると、
それが、SSSの画期的な特徴であるとakoは考えております。』
sssreading
『ご指摘の通りです。その通りだと思っています。
大変適切な喩で、説明されておられるので、説得力があります。
「つまらなかったら、やめる」のは、今読んでいる「本」をやめるのであって、
「多読」をやめるのでては、ありませんよ、という、
意味が言外に含まれていると理解しています。
そして、その際の対応には、2つあるように思います。
先ず、体質改善の、対応に無理が生じていることから来るものが、1つではないでしょうか。
(私の仮説「体質改善」説から、申し上げると、体質改善が実現した時が、
第1次のランニング・ハイ到達の時ではと思っているですが)
Japanese English、つまり「戻り読み」「辞書引き」の体質改善に至る過程に、
ストレス、葛藤が⇒読むことの、つまらなさ、を生じさせ、それからの脱却は、
読む本の、レベルを思い切って、下げることが、この苦しさ、辛さから脱する最善の方策ではと思っています。
akoさんのご見解と同じです。
面子に拘らないで、思い切って、レベルを下げて読むんで見ることが、より、「楽しく」読める道に
通じることになると思います。
つまらなさ」のもう一つの原因は、ご指摘にもありますように、ストーリーの内容によるものがありますよね。
この解決方法は、自分の努力で、好みを探し出すことしかありませんよね。
先輩に聞いたり、SSSのホームページで探したり、いろいろあると思いますが、
要は「いい出会い」のチャンスを、自らがつくり、積極的に待つしかありませんよね。
「つまらなかったら、やめる」というテーマで、私が一番云いたかったののは、
いかに、「SSS多読法」が、happy readingといっても、
「ランニング・ハイ」に到達するまでには、
「happy reading]の継続ばかりでは、ないですよ。
しかし、必ずhappy readingの道がありますので、
それを発見するよう、工夫してくださいよ。って、
これから始められる方々に、老婆心ながら言いたかったという思いが、あります。
SSSの心を同じくする同志を1人でも多く作ることが、多読の大きなモチベーションにもなると思っていますので、
こういう意味からも、このページは、これからも、大切にしたいと思っています。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
See you some day in the near future, maybe on July, 30th.