[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/6/29(16:26)]
上へ
|
前のメッセージへ
|
次のメッセージへ
|
ここから後の返答を全表示
|
返答を書き込む
|
訂正する
|
削除する
お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/7/25(23:08)
------------------------------
"KYO"さんは お久しぶりです。
古川です。
〉ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
〉1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。
KYOさんのように、多分、英語が相当できる英語の先生が
「100万語読むのに1年5ケ月かかったこと」を率直に投稿
するのはある意味勇気のいることで、これから、多読を始めようか、
報告しようか迷っている英語の先生方に、非常な 非常な安心感を
与えると思います。
授業の準備で忙しく、多読なんかする余裕が無いといっている
英語の先生方には、ぜひ、KYOさんの例を紹介したいと思います。
〉私の場合は、正直に言うと、多読指導の資料読みという感じがどこかにあったようです。
〉ですからレベル3までを意識して読むようにつとめました。
これは、職業柄仕方ないですね。
〉本を読むのは好きですから苦にはなりませんが、今まで読んできたのはお話が単純で短いものが多かったです。
〉英語学習者向けのGraded Readers は限られた語彙や言い回しで
〉これだけ複雑な内容も言い表せるんだと感心するのですが、
〉ストーリー的にはちょっと物足りないなと思うこともありました。
〉もっと書き込めば相当おもしろくなるなと思う本もいくつかありました。
たしかに、そういう本もあることは否めません。
でも、かなりよくできているものもあります。
最近、日本に進出してきた RIC の Headlights
シリーズなど、非常に良くできていますので、ちょっと
試してみて下さい。 また、レベル4以上の classic
の retold ものの大半は非常に良い出来です。
〉その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
〉最近は絵がないと寂しかったりします。
〉読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
〉ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。
〉100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
〉英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
〉頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。
〉英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。
それは良かったですね!
〉そして英語教師としてはこれほど多くのものを与えていただいた方法はありませんでした。
〉これから、英語教師とどうやっていくかという大きな指針を得られました。
〉この掲示板で皆さんから学んだことは数知れません。本当にありがとうございました。
ぜひとも、生徒にフィードバックして下さい。
できたら、多読学会の総会にもきて下さいね!
これからもよろしく!
------------------------------
古川さん、お祝いありがとうございます! 〉KYOさんのように、多分、英語が相当できる英語の先生が 〉「100万語読むのに1年5ケ月かかったこと」を率直に投稿 〉するのはある意味勇気のいることで、これから、多読を始めようか、 〉報告しようか迷っている英語の先生方に、非常な 非常な安心感を 〉与えると思います。 そう言っていただけるとうれしいです。でもホントになが〜くかかりました。 多読手帳で記録をつけていたからこそ、続けられたんだなと思います。 〉授業の準備で忙しく、多読なんかする余裕が無いといっている 〉英語の先生方には、ぜひ、KYOさんの例を紹介したいと思います。 多読の授業をすると、生徒や学生に引っぱられるようにして読めると思います。 私は石橋を叩いて渡るタイプなので、多読の授業をやってみたいと思いながら、 なかなか踏み切れませんでしたが、でもやってみたら本当によかった! もし、これを読んでくださっている英語教師の方がいらしたら、ぜひ申し上げたいです。 たとえ長期になっても、自分で多読することはすごく大切だと思います。 学生・生徒たちにどんな本がいいか助言するときに、自分が読んでいることは 本当に役に立ちます。感想を分かちあうこともできます。 自分に合った本を見つけられるかどうかが多読を楽しく続けられるひとつの 大事なポイントのように思うので、教師がいろいろな本を読んでいれば、 その子に合った本をいっしょに探してやれます。 〉〉英語学習者向けのGraded Readers は限られた語彙や言い回しで 〉〉これだけ複雑な内容も言い表せるんだと感心するのですが、 〉〉ストーリー的にはちょっと物足りないなと思うこともありました。 〉〉もっと書き込めば相当おもしろくなるなと思う本もいくつかありました。 〉たしかに、そういう本もあることは否めません。 〉でも、かなりよくできているものもあります。 〉最近、日本に進出してきた RIC の Headlights 〉シリーズなど、非常に良くできていますので、ちょっと 〉試してみて下さい。 また、レベル4以上の classic 〉の retold ものの大半は非常に良い出来です。 物足りないといっても、いろんな制限がある中で、書いてあるわけですから、 それはそれでいいんだと私は思っています。 表現に凝ったからってそれが必ずしもいいわけではないと思います。 シンプルにすっと表現しているっていうのはすばらしいことではないでしょうか。 日本人が発信する英語ってGraded Readersのような英文でいいように思います。 「もっと書き込めば相当おもしろくなるな」と書いたのはちょっと言い方がまずかったかも。 書き込んで、一般小説として出してもいいぐらいの着想とかストーリのものがあったので Graded Readersを書かれる作家の方にももっと一般受けするものを書きたいという色気があるかもしれない、 そういうネタをGraded Readersで使うって潔いなあ、 Graded Readersだからって手を抜いてなくて偉いぞって思ったのです。 お勧めのRICのHeadlights、ぜひ試してみたいと思います。 classicのretoldものは、まったくといっていいほど読んでいないです。 昔、翻訳で読んだことがあるものが多くて、ついつい二の足を踏みます。 自分自身はストーリーがわかっているものはなかなかおもしろく読めない質なのです。 でもまったく原作を知らない学生たちにはきっとおもしろいかもしれません。 retold版でも古典にふれられるっていいですよね。原作を読もうという気になるかもしれませんし。 心がけて読むようにつとめます。 これからもどうぞよろしくお願いします!