ようやく100万語達成しました!

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/6/26(22:57)]

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3915. ようやく100万語達成しました!

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/24(07:07)

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皆さん、すっかりご無沙汰しています。KYOです。

ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。

私は専門学校等で英語を教えていて、SSSの多読を始めたきっかけは、
現在、高2の娘によいのではないかと思ったからでした。
娘に勧めるからには、私自身も読んだ方がいいだろうと100万語多読を始めました。
やっているうちに、これは英語学習法としては非常に力のある、汎用性の高い方法だと気がつき、
学生たちに勧めるようになりました。この4月からは思い切って多読の授業を開始しました。

授業のない長期の休みしか読めない状態が続いて、休みの2ヶ月間ほどを読んで3ヶ月中断の繰り返しでした。
2003年2月末〜4月初めで20万語弱、3ヶ月の中断。7,8月で40万語、また3ヶ月の中断。12月と2004年1月で70万語。
2,3月の休みで達成かと思ったのですが、息子の受験や引越しでほとんど進まず、
4月から7月まででちょっとずつ読み、やっと最後の30万語を読み終えました。
4月から多読の授業を始めて、学生たちに読みましょうとよびかけるからには、自分でも読まねばと思い、
終わりの30万語は学生たちのおかげで読めたような気がします。読んだ冊数は205冊で内訳は以下の通り。

英語学習者向けのGraded Readers  レベル0-2が主  計103冊
PGR 0-1  32冊
PGR 2   18冊
OBW 0-1  13冊
OBW 2-3  11冊
MGR 1-2  21冊
CER 1-2  6冊
PGR 6 とCER 4 がそれぞれ 1冊

ネイティブの子供向けのGraded Readers や絵本    計72冊
(AAR PER AW SIR ICR LRAFなど) レベル0-1

ネイティブの子供向けの児童書 レベル2-3      計16冊
Nate the Great/ The Zack Files/ Marvin Redpost /Maximum Boy / Full House Michelle /
Nancy Drew Notebooks / A to Z Mysteries/ Magic Tree House / R.Dahl 各シリーズ1,2冊ずつ ネイトのみ5冊 

ネイティブの子供向けの児童書 レベル4以上     計14冊
Captain Underpants / Cat Wings / Daren Shan / Sachar が1,2冊ずつ
J. Wilson が6冊 Harry Potter 1〜3巻

このほかに語数には入れていませんが、絵本を20冊ほど、ORTを70冊、
Literacy Land を80冊ほど読んでいます。

私の場合は、正直に言うと、多読指導の資料読みという感じがどこかにあったようです。
ですからレベル3までを意識して読むようにつとめました。
本を読むのは好きですから苦にはなりませんが、今まで読んできたのはお話が単純で短いものが多かったです。

英語学習者向けのGraded Readers は限られた語彙や言い回しで
これだけ複雑な内容も言い表せるんだと感心するのですが、
ストーリー的にはちょっと物足りないなと思うこともありました。
もっと書き込めば相当おもしろくなるなと思う本もいくつかありました。

その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
最近は絵がないと寂しかったりします。
読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。
英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。

100万語多読をしてみてよかったなあと思うのは、忙しい中でも少しでも英語に触れる時間が持てる方法を見つけられたことです。
英語教師として英語の自己研修は欠かせないものですが、
授業の準備や後処理に追われてなかなか時間がとれず半ば諦めていたのです。
でも英語の本を読むという方法なら続けていけるという思いを強くしています。

そして英語教師としてはこれほど多くのものを与えていただいた方法はありませんでした。
これから、英語教師とどうやっていくかという大きな指針を得られました。
この掲示板で皆さんから学んだことは数知れません。本当にありがとうございました。

来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です
4月から始めた授業の方は、わりとうまくいっていて、「多読は楽しい」「読むのが苦にならなくなった」
「できるだけ自分でも続けていきたい」といった感想を寄せられています。
集中講座は、授業では受け持たなかった学生たちに主に呼びかけたのですが、
思いのほかたくさんの参加希望があってうれしいです。
でも本が足りるかなというのがちょっと心配です。

100万語を通過して、今後は、買ってはあるものの、
未読の本がまだ160冊ほどあるので、それをどんどん読んでいこうと思います。
シリーズものの児童書は、1,2冊しか読んでいないものが多いのですが、
どのシリーズも数冊から10冊ほど買ってあるのでそれを読んでいくのが今から
楽しみです。

書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
やっぱり100万語通過うれしいです。
これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!


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3916. 100万語通過おめでとうございます

お名前: さば猫
投稿日: 2004/7/24(09:28)

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KYOさん、はじめまして、さば猫です。

多忙のなか、数々の中断を乗り越えての100万語達成、すばらしいですね!!!

多読で英語を楽しむことが出来るということを生徒さんがわかれば、
多読で広げる世界の輪のような感じで英語教育も変わっていくかもしれませんね。
本当に私が学生のころに多読に出会えたらとしみじみ思いますから。

簡単ではありますが、100万語達成おめでとうございます。


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3920. Re: 100万語通過おめでとうございます

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/25(06:54)

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さば猫さん、初めまして。お祝いどうもありがとうございます!

〉多読で英語を楽しむことが出来るということを生徒さんがわかれば、
〉多読で広げる世界の輪のような感じで英語教育も変わっていくかもしれませんね。

いろんな人に、いろんな場で、SSSの多読を勧めているんですが、話を聞くと
学生・生徒さんは大概やってみたいって言います。
70歳半ばの私の母だって「私も目が疲れなかったらやりたかったよ」って言っています。
一番反応が悪いのは、英語の先生で、他教科の先生たちの方がずっと「いい方法ですね」と言ってくれます。
自分自身も多読のよさがわかるまでに、結構かかったんですが、多読授業を参観したときの新鮮さが大きかったので、
授業を見てもらうことが大事と思って、勤務校の先生たちに「見に来て下さい」と声をかけています。

多読の輪を広げる活動、がんばりたいです。


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3917. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: えっちゃん
投稿日: 2004/7/24(10:32)

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KYOさん、100万語達成本当におめでとうございます。

お久しぶりです。えっちゃんです。

たくさんの生徒さんを抱えながらの100万語本当におめでとうございます。
とても熱心に多読の普及にも取り組まれて、以前MLで紹介してくださったリーフレットも、使わせてもらっています。ありがとうございます。

〉やっているうちに、これは英語学習法としては非常に力のある、汎用性の高い方法だと気がつき、
〉学生たちに勧めるようになりました。この4月からは思い切って多読の授業を開始しました。

KYOさんのパワー、いつも素晴らしいですね。

〉4月から多読の授業を始めて、学生たちに読みましょうとよびかけるからには、自分でも読まねばと思い、
〉終わりの30万語は学生たちのおかげで読めたような気がします。読んだ冊数は205冊で内訳は以下の通り。

学生たちのおかげでというところが、うれしいですね。教えて教えられてというところでしょうか。
最近多読が注目されているので取り入れようという方が多いのですが、生徒(だけ)に多読を!!と意気込んでいる方が多いように感じることがあります。KYOさんのように、一人でも多くの英語教師の方々が掲示板でこうやって、報告してくださるといいなあと思います。

〉その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
〉最近は絵がないと寂しかったりします。

私も最近この傾向あるかもしれません。絵本は本当に楽しいです。最近学校販売のスカラスティックブッククラブを利用して、米国からも本を取り寄せているのですが、テープ付きのものも多くて、読みきかせをしてもらっているようで、楽しいです。自分が読んでいたリズムとは違ってハッとしたりもします。

〉読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
〉ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

このへそを曲げて・・・というところで、なんだか笑ってしまいました。ごめんなさい。でも、ここもKYOさんのパワーあふれるところで、また一回読んでしまうと、さっと頭を切り替えて、ずんずん進んでしまえるんですね。

〉英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。

よかったですね。教師だからといって、(教師だからこそかもしれない)お勉強モードになるとやっぱり楽しくないですよね。

〉100万語多読をしてみてよかったなあと思うのは、忙しい中でも少しでも英語に触れる時間が持てる方法を見つけられたことです。
〉英語教師として英語の自己研修は欠かせないものですが、
〉授業の準備や後処理に追われてなかなか時間がとれず半ば諦めていたのです。
〉でも英語の本を読むという方法なら続けていけるという思いを強くしています。

わたしもこれは強く感じます。自分自身のためだけの英語の時間って貴重ですよね。それをまた、お勉強モードでなく楽しめてやれるなんて、ちょっと、これは一種の贅沢かもしれません。

〉来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です
〉4月から始めた授業の方は、わりとうまくいっていて、「多読は楽しい」「読むのが苦にならなくなった」
〉「できるだけ自分でも続けていきたい」といった感想を寄せられています。
〉集中講座は、授業では受け持たなかった学生たちに主に呼びかけたのですが、
〉思いのほかたくさんの参加希望があってうれしいです。
〉でも本が足りるかなというのがちょっと心配です。

何人くらい集まったんでしょうか?毎日3時間で5日間だったら、やさしい本も一挙にたくさん必要なので大変ですね。

〉書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
〉やっぱり100万語通過うれしいです。

そうそう、なんといっても100万語ってとってもうれしいですよね。KYOさんと掲示板でまた、出会えてわたしもとってもうれしい思いです。これからもぜひよろしくお願いいたします。


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3921. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/25(07:20)

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えっちゃん、ご無沙汰してます。お祝いありがとうございます!
いつも丁寧な多読指導のリポートを書いてくださって、すごく刺激になります。

〉学生たちのおかげでというところが、うれしいですね。教えて教えられてというところでしょうか。

そうなんです! いっしょにやっていると、学生からこの本おもしろかったと勧められて未読の本を読んだり、感想を言い合ったり。
だから、教えるというよりはいっしょに楽しんでたという感じでした。
勤務校の先生で、多読を始められた英語の先生もいるんでそれがうれしいです。

〉私も最近この傾向あるかもしれません。絵本は本当に楽しいです。最近学校販売のスカラスティックブッククラブを利用して、米国からも本を取り寄せているのですが、テープ付きのものも多くて、読みきかせをしてもらっているようで、楽しいです。自分が読んでいたリズムとは違ってハッとしたりもします。

多読の授業では、音も利用できるようにしてみたんです。ORT、Curious George やFrog and Toad 等、20冊ほど音源を用意しました。
ところが、ある程度力がある学生が多かったせいか、「読んでる速さがトロイ」「自分で読んだ方が速く読めていい」
というコメントがついてしまい、ほとんど利用されませんでした。(やれやれ)
でも場が変われば、利用したい学生も出ると思うので、
(高校生の娘はまだ音付きじゃないとなかなか読もうとしません)
今回はいいやと思ってます。

〉このへそを曲げて・・・というところで、なんだか笑ってしまいました。ごめんなさい。

ヘンですよね〜。だから映画『タイタニック』も見てなかったりするんです。

〉わたしもこれは強く感じます。自分自身のためだけの英語の時間って貴重ですよね。それをまた、お勉強モードでなく楽しめてやれるなんて、ちょっと、これは一種の贅沢かもしれません。

ほんとにそうだと思います。多読をして、好きな映画とかテレビドラマを見てっていう状態だと、
英語をやってってよかったなってしみじみ思えますから、これってとっても贅沢ですよね。
英語に触れるのが授業だけだと、泉が枯れてしまう感じがします。
英語ができると楽しいよっていう気持ちがない教師は、やっぱり魅力がないんじゃないでしょうか。

〉何人くらい集まったんでしょうか?毎日3時間で5日間だったら、やさしい本も一挙にたくさん必要なので大変ですね。

用意できてる本が550冊ぐらいで、申し込みが30人。ギリギリかなって感じです。
ただ申し込んだだけで実際には来ない学生も結構いるだろうと踏んでいるんですが
(この暑さですもの、富山は昨日は全国一の最高気温!37度を越えました)

〉そうそう、なんといっても100万語ってとってもうれしいですよね。KYOさんと掲示板でまた、出会えてわたしもとってもうれしい思いです。これからもぜひよろしくお願いいたします。

ホントによろしくお願いします! えっちゃんの書き込み、ご報告、楽しみにしています。


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3919. KYOさん、おめでとうございます!

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/7/25(01:13)

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KYOさん、お久しぶりです。お元気でしたか。

〉皆さん、すっかりご無沙汰しています。KYOです。

〉ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
〉1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。

100万語達成、おめでとうございます!
内訳を見ますと、本当にやさしい本をたくさん読まれたんですね。特に児童書は定番ものをかなり読んでらっしゃるので、多読を教えるのにも役に立つと思います。

〉このほかに語数には入れていませんが、絵本を20冊ほど、ORTを70冊、
〉Literacy Land を80冊ほど読んでいます。

ORTなど1冊あたりの語数は少ないですが、これだけの冊数を読んだのなら数えた方がいいような気がしますが。

〉その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
〉最近は絵がないと寂しかったりします。

前にKYOさんにいろいろうるさいことを言ったことがありますが、絵本・児童書を読んで楽しいと思うなら、私もうれしく思います。

〉読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
〉ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

ハリポタはやっぱりおもしろいんですね…。私はそれでも読みませんが。
(ファンタジーマニアなもので、「あんなもの」っていう感じがあるんですよね)

〉100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
〉英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
〉頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。
〉英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。

KYOさんがどうしているか、気になっていたのですが、お勉強モードでなく楽しんで読んでいるということですので安心しました。
できればもっと本の感想など聞いてみたいです。ダールやジャクリーン・ウィルソンでは何を読みましたか。私はダールはレベルの低いところから順番に制覇しています。まだレベル6以上のものは未読で積んでありますが、だんだん読んでいくつもりです。ぶっ飛んだ展開が気に入っていますが、レベルの高い本になると自伝的なものもあったりするそうですので、どんな感じか楽しみにしています。

〉100万語多読をしてみてよかったなあと思うのは、忙しい中でも少しでも英語に触れる時間が持てる方法を見つけられたことです。
〉英語教師として英語の自己研修は欠かせないものですが、
〉授業の準備や後処理に追われてなかなか時間がとれず半ば諦めていたのです。
〉でも英語の本を読むという方法なら続けていけるという思いを強くしています。

そうですね。一般に語学は常に勉強していないと忘れたり力が落ちたりしますが、多読を覚えるとキープできますね。これは多分やさしい本をたくさん読むことで、英語の基礎体力が身にしみこんでいくからではないかと思います。

〉100万語を通過して、今後は、買ってはあるものの、
〉未読の本がまだ160冊ほどあるので、それをどんどん読んでいこうと思います。
〉シリーズものの児童書は、1,2冊しか読んでいないものが多いのですが、
〉どのシリーズも数冊から10冊ほど買ってあるのでそれを読んでいくのが今から
〉楽しみです。

未読本がそんなに!これからも楽しみですね。

〉書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
〉やっぱり100万語通過うれしいです。
〉これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!

あらためて、100万語通過してよかったですね。
これからもHappy Reading!


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3923. 読んだ本の感想書いてみました

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/25(09:13)

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杏寿さん、お祝いありがとうございます! おひさしぶりです。

〉100万語達成、おめでとうございます!
〉内訳を見ますと、本当にやさしい本をたくさん読まれたんですね。特に児童書は定番ものをかなり読んでらっしゃるので、多読を教えるのにも役に立つと思います。

児童書は各シリーズ1冊ずつだけというのが多いので、何か教師くさい読み方だなって自分では思ったりします。
でも学生に勧めるときは、「こんな感じでおもしろいよ」「きっと好みじゃないかな」とかアドバイスできたので、それはよかったかな。
持ってるシリーズ本は今後できるだけ読みたいです。

〉ORTなど1冊あたりの語数は少ないですが、これだけの冊数を読んだのなら数えた方がいいような気がしますが。

数えてみるようにしま〜す。

〉できればもっと本の感想など聞いてみたいです。ダールやジャクリーン・ウィルソンでは何を読みましたか。私はダールはレベルの低いところから順番に制覇しています。まだレベル6以上のものは未読で積んでありますが、だんだん読んでいくつもりです。ぶっ飛んだ展開が気に入っていますが、レベルの高い本になると自伝的なものもあったりするそうですので、どんな感じか楽しみにしています。

杏樹さんが聞いてくれそうな気がしてました。通過報告に書くと長くなりそうなんで省きました。
ここで書いてみますね。

ウィルソンは本当に泣けるものが多くて、英語の多読というよりは読書本来の楽しみを十分に味わわせてくれました。
読んだのは、Cliffhanger, The Suitcase Kid, Lizzie Zipmouth(これはテープを聞きました)
The Cat Mummy, Bad Girls, Sleepoversです。
 Vicky Angel は100万語を通過後に読みました。これは主人公の悩み方がすさまじくて読むのが辛かったです。
一番感動したのはThe Suitcase Kidです。苦しみながら成長していくAndyにものすごく共感しました。
よく時が経てば乗り越えられるとか忘れられるなんていいますが、そのプロセスにある人間はものすごく苦しむんですね。
自分がバラバラになるぐらい、苦しんでもがいて、でもその過程を少しずつ乗り越え脱していく。
その亀の歩みたいな再生の過程が細やかに描かれていてすばらしいと思いました。
その後、息子が、ちょっと悩んでることがあってその時に「若いんだし時が経てば乗り越えられる」
と私が言ったんですが、その時に彼はものすごく苦い顔をして吐き出すように言ったんです。
「大人っていうのは簡単にそういう、でも苦しんでるヤツの気持ちなんかわかってない」
その時、私はAndyのことや読んでいろいろ考えたことがふっと浮かんでこう話しました。
「うん、そうだよね。時が経てばなんて簡単に言うけど、本人にとってはすごく苦しく
その間に自滅してしまうような人だっている。
そんなに簡単にきれいさっぱり忘れられるわけがない。苦しんでやっと這い上がるって感じだと思う」
そう言ったら、息子の顔が心なしか緩んだような気がしました。
子供は辛いことがあってもすぐ忘れると大人は思いますが、その間は本人すごく悩むんですよね。
でも子供がすばらしいのは、その再生の力、成長の力です。

そういう意味ではサッカーの There's a Boy in the Girls' Bathroom もすばらしかったです。
非行少年の更生で、「親や教師が子供を信じることが大事」というようなことをよく耳にしますが、
そういう子どもたちって、自分で自分のことを変われるとかよくなるとかぜんぜん信じられていない、自分の可能性が見えていない。
周囲の大人が本人以上にこの子は変れるのだと信じることがものすごく大事なんだと思いました。
主人公が初めてやった宿題を出すシーン、頭がくらくらしてボッとなって、折角やった宿題をゴミ箱に捨ててしまう。
ここは猛烈に泣けました。人間、変ろうとしてもそんな簡単にハイってわけにはいかないんですね。
でも、共感者を得られれば、ジリジリと少しずつ変っていく。
悩み苦しみを乗り越える、現在の自分とちがった自分へ変ろうとする過程というのは、子供だけじゃなくて大人も同じことだと思います。

短めのお話ですが、The Cat Mummy もよい作品でした。
時にユーモラスでさらっとした筆致でありながら
家族の死をどう乗り越えるかという重いテーマを考えさせられました。
母親を亡くした主人公の女の子(あー、名前が出てこない)だけでなく、
父も、母の親も、母親の死を乗り越えられていない。悲しみをずっと封印したままでいる。
肉親の死を受け入れるのは身を切られるような辛さだと思うのですが、
でもそれを受容する、寂しいけれどさようならを言う。そこからまた新たな暮らしが始まっていく。
主人公の女の子の猫の死をきっかけに、家族全員が母の死を受容することの大切さに気づき、
本当の意味で母にお別れをいえるようになっていくのがすごくよかったです。

ダールは、これまで読んでいたのは、Boy, The Witches, Matilda, Chocolate Factory。
今回、The Enormous Crocodile, The Magic Finger, Esio Trot を読み、
今、The Giraffe and the Oelly and Me を読んでいるところです。
ダールはね、音がね、あう感じがすごくします。
物語を話している英語の音やリズムがピタッとくる作家とあまりそうでない作家がいて
ダールはたくさんの人がすっと入っていける語り口を持ってる卓越した語り手ではないかと思います。
私にはWilsonも最初からそんな「音があう」タイプの作家でした。
それに較べると、サッカーは物語はすばらしいんですが、音の合い方がいまいち。慣れれば、きっと合ってくる感じもします。
ダールは私的には自伝のBoyが断然お勧め。杏樹さん、ぜひぜひ読んでみてください。
ダールのお母さんって人がホントに立派な人で、亡くなるときのエピソードなんか、
もう、さらっと書いてあるだけに、泣けて泣けて
(ホント私は泣き虫で、感動する本は泣き過ぎで読むのが苦しかったり、そのたんびに鼻をかむので読みが中断してしまうんです)
少年時代のいろんな出来事がのちの作品に生かされているんだなというのがよくわかりますが、
まあ、そういう興味はさておき、単純におもしろい!です。
いろんなことがあってそんなにスゴイ事件じゃないんだけど、ダールが話すとおもしろいんですよ〜ね、これが。

ハリー・ポッターは、以前ある翻訳家の人が、これは前からある、
イギリスの下層階級の子が上流階級の寄宿舎学校に入って最初はいじめられるんだけれど、
だんだん頭角をあらわして行くといった話の焼き直しと書いているのを読んで、
そんなもんかと思ったので読みそびれていました。
あんまりもてはやされると、ちょっと引くほうなので。たぶん本当にいい本ならまたどこかで自分と出合うご縁があるような気がするんです。
話はずれますが、私は高村薫さんがすごく好きで、でも読んだのはデビューされてから大分経ってからです。
読み始めたときは、10冊ぐらい著書があって、読んでいくのがもう楽しみで楽しみで。
阪神の大震災の後、もう暴力的な話は書けないということなので、これまでの作品を最初から再読したりしました。
久々に新刊の『晴子情歌』が出たときはうれしくて、読むのがもったいなくて、我慢してしばらく買わずにいました。
高村さんには作品を量産するような作家には絶対なって欲しくないんです。
何年でも待ちます、じっくり書いてくださいって感じです。
思わず話がずれましたが、ハリー・ポッターは、読んでみたら、予想よりずっとおもしろかったです。
1話目は子どもに付き合ってビデオを見ていたんですが、奇想天外なエピソードが次々と出てくるという感じでまあまあかなといったろころ。
私はファンタジーはあまり読めないたちで、そこらへん杏樹さんとはちがう読み方になると思うんですが。
(杏樹さん、指輪読破、おめでとうございます! 私は日本語も挫折してます。
でも杏樹さんの報告を読んだらせめて翻訳でも読もうかなという気になりました)

実際に本のほうを読んだら映画の印象よりずっと細やかな書き方がされていてよかったです。
まだ11歳なのに、親を亡くして意地悪な親戚に預けられているハリーが何だかかわいそうで、
もう自分はuselessって感じに思っていたのが、実は誰もが知っている有名人。
そのギャップに戸惑ったり、昔の辛い思い出がふっと蘇ったり、顔も見ないで亡くした親への強烈な思慕が描かれていたり、
そういうところが丁寧に書かれていてひきつけられました(そのたんびに泣くので、またティッシュが)
私の場合は、人物造形がしっかりしていて、心理描写が丁寧な作品がいいみたいです。
ハリー・ポッターはファンタジーでもその点がいいんじゃないかと思います。
「ハリー、まだ幼いのに君はなんて勇気があってりっぱなんだ、偉いぞ、ハリー、がんばれ」みたいな感じで楽しんでます。

感想書いたら長くなりました。でも、読んだ本の感想を言える人が身近にあんまりいないんで、
書けるのは楽しい!です。

〉あらためて、100万語通過してよかったですね。
〉これからもHappy Reading!

は〜い、杏樹さんもますますHappy Reading!

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3928. Re: 読んだ本の感想書いてみました

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/7/25(23:26)

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KYOさん、こんにちは。

さっそく本の感想を書いてくれてありがとうございます。

〉児童書は各シリーズ1冊ずつだけというのが多いので、何か教師くさい読み方だなって自分では思ったりします。
〉でも学生に勧めるときは、「こんな感じでおもしろいよ」「きっと好みじゃないかな」とかアドバイスできたので、それはよかったかな。
〉持ってるシリーズ本は今後できるだけ読みたいです。

実は「1巻ビンボー」というコトバがありまして…。KYOさんはまだ生徒に勧めるため、という理由がありますが、単に色々なシリーズの1巻ばかり読んでは別のシリーズの1巻を読む、というふうに1巻ばかり集まってしまうというタドキストがいます。「用語集の広場」のどこかに過去ログがあるはずです。

〉杏樹さんが聞いてくれそうな気がしてました。通過報告に書くと長くなりそうなんで省きました。
〉ここで書いてみますね。

通過報告はいくら長くてもかまいませんよ。特に100万語は今までの総括ということで、長くなる人が多いですから。

ウィルソンは
Sleepovers
Cliffhanger
Take a good Look
Cat Mummy
Dustbin Baby
を読みました。
ウィルソンはかなりシビアでつらいテーマを突きつけてきますね。
特にDustbin Babyは理解力が足りなくて、内容もつらい、読んでる本人も苦しい、という状態になってしまいました。他の本も読んでみたい気はしますが、もっと英語そのものが楽に読めないとつらそうなので、お休みしています。
Cat Mummyはその中でも読みやすかったほうで、母親とネコの死を乗り越えるために苦労した主人公の状況や心情がよく書かれていて、これだけしっかりした内容が詰まっているのに感嘆しました。

〉そういう意味ではサッカーの There's a Boy in the Girls' Bathroom もすばらしかったです。

そうですね。本当にじーんとする本です。

〉非行少年の更生で、「親や教師が子供を信じることが大事」というようなことをよく耳にしますが、
〉そういう子どもたちって、自分で自分のことを変われるとかよくなるとかぜんぜん信じられていない、自分の可能性が見えていない。
〉周囲の大人が本人以上にこの子は変れるのだと信じることがものすごく大事なんだと思いました。

そうですね。カーラに出会えたブラッドリーは幸せだと思います。
サッカーは
Somday Angeline
Dogs don't tell Jokes
The Boy Who Lost His Face
もよかったです。
これぐらいの年の子供の心の動きを丁寧に書くのが本当にうまいです。

〉ダールは、これまで読んでいたのは、Boy, The Witches, Matilda, Chocolate Factory。
〉今回、The Enormous Crocodile, The Magic Finger, Esio Trot を読み、
〉今、The Giraffe and the Oelly and Me を読んでいるところです。
〉ダールはね、音がね、あう感じがすごくします。
〉物語を話している英語の音やリズムがピタッとくる作家とあまりそうでない作家がいて
〉ダールはたくさんの人がすっと入っていける語り口を持ってる卓越した語り手ではないかと思います。

なんとなくわかります。ダールはなんだか調子よく読める感じがします。

〉ダールは私的には自伝のBoyが断然お勧め。杏樹さん、ぜひぜひ読んでみてください。
〉ダールのお母さんって人がホントに立派な人で、亡くなるときのエピソードなんか、
〉もう、さらっと書いてあるだけに、泣けて泣けて
〉(ホント私は泣き虫で、感動する本は泣き過ぎで読むのが苦しかったり、そのたんびに鼻をかむので読みが中断してしまうんです)
〉少年時代のいろんな出来事がのちの作品に生かされているんだなというのがよくわかりますが、
〉まあ、そういう興味はさておき、単純におもしろい!です。
〉いろんなことがあってそんなにスゴイ事件じゃないんだけど、ダールが話すとおもしろいんですよ〜ね、これが。

あ〜おもしろそうですね。実は積読本の中にあるんです。
ダールは読みやすいレベルのものはほとんど読んでしまって、あとは難しそうなので置いてあります。70万語ごろ、やっとレベル3ぐらいの時に「The Witches」を大キリンしたら面白くてそのまま夢中になって読んだので、レベルが高くても読める場合はあると思うのですが。
The Giraffe and the Oelly and Me♪は、楽しくてお気に入りです。
チョコレート工場も好きです。Oompa-Loompaの歌はさっぱりわかりませんでしたが…。KYOさんはわかりますか?

〉ハリー・ポッターは、以前ある翻訳家の人が、これは前からある、
〉イギリスの下層階級の子が上流階級の寄宿舎学校に入って最初はいじめられるんだけれど、
〉だんだん頭角をあらわして行くといった話の焼き直しと書いているのを読んで、
〉そんなもんかと思ったので読みそびれていました。

そういう話を聞いたら、私も読みたくなくなります。
私の場合は「指輪物語」を崇め奉っているディープなファンタジーマニアですので、そういう人種はだいたいハリポタなんて「ただの学園もの」だなどと言ってバカにしてるんです。読んでみたらおもしろいのかもしれませんけれど…。

〉(杏樹さん、指輪読破、おめでとうございます! 私は日本語も挫折してます。
〉でも杏樹さんの報告を読んだらせめて翻訳でも読もうかなという気になりました)

通過報告読んでくださったんですね。ありがとうございます。
それにしても、KYOさんが翻訳で挑戦ですか?
読みにくい本になると、KYOさんでもそうなるんですか?

〉私の場合は、人物造形がしっかりしていて、心理描写が丁寧な作品がいいみたいです。
〉ハリー・ポッターはファンタジーでもその点がいいんじゃないかと思います。
〉「ハリー、まだ幼いのに君はなんて勇気があってりっぱなんだ、偉いぞ、ハリー、がんばれ」みたいな感じで楽しんでます。

人物描写や心理描写がしっかりしているなら、読んでもいいかな、という気がしてきました。

〉感想書いたら長くなりました。でも、読んだ本の感想を言える人が身近にあんまりいないんで、
〉書けるのは楽しい!です。

それではこれからは「タドキストの広場」でどんどん本の感想を書いてください。
身近にいないなら、なおさら掲示板でどんどん本のお話をしましょう。
きっと同じ本を読んだ人、これから読みたいと思った人がレスをつけてくれると思いますので、交流が広がると思います。

それではHappy Reading & Writing!


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3952. Re: 読んだ本の感想書いてみました

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/1(09:38)

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杏樹さん、レスをありがとうございます! 
なかなか返事ができなくてスミマセンでした。

〉実は「1巻ビンボー」というコトバがありまして…。KYOさんはまだ生徒に勧めるため、という理由がありますが、単に色々なシリーズの1巻ばかり読んでは別のシリーズの1巻を読む、というふうに1巻ばかり集まってしまうというタドキストがいます。「用語集の広場」のどこかに過去ログがあるはずです。

ぶははは!ですね。シリーズモノはまた読みたいなと自然に思えるものと、数冊買っちゃったけど、これはもういいってモノがあります。
もういいって思ったのに限って、たくさん買ってたりして。

〉ウィルソンはかなりシビアでつらいテーマを突きつけてきますね。
〉特にDustbin Babyは理解力が足りなくて、内容もつらい、読んでる本人も苦しい、という状態になってしまいました。他の本も読んでみたい気はしますが、もっと英語そのものが楽に読めないとつらそうなので、お休みしています。
〉Cat Mummyはその中でも読みやすかったほうで、母親とネコの死を乗り越えるために苦労した主人公の状況や心情がよく書かれていて、これだけしっかりした内容が詰まっているのに感嘆しました。

Dustbin Babyは読みたいなと思いつつまだ読んでいません。
最近読んだ"Vicky Angel"は読み応えがあったんですが、
お話の内容がすごく辛かったので、Dustbin Babyもそうだったらちょっとイヤだな。
Lizzie Zipmouthは比較的短くて読了感もさわやか。お勧めです。
私はこの作品は読んだのではなくテープで聞きましたが、
イギリス英語がきれいできれいで。楽しかった!

〉サッカーは
〉Somday Angeline
〉Dogs don't tell Jokes
〉The Boy Who Lost His Face
〉もよかったです。
〉これぐらいの年の子供の心の動きを丁寧に書くのが本当にうまいです。

サッカーはまだまだ読んでいないのが多いので、これからが楽しみです。

〉ダールは読みやすいレベルのものはほとんど読んでしまって、あとは難しそうなので置いてあります。70万語ごろ、やっとレベル3ぐらいの時に「The Witches」を大キリンしたら面白くてそのまま夢中になって読んだので、レベルが高くても読める場合はあると思うのですが。
〉The Giraffe and the Oelly and Me♪は、楽しくてお気に入りです。
〉チョコレート工場も好きです。Oompa-Loompaの歌はさっぱりわかりませんでしたが…。KYOさんはわかりますか?

わかんなくっていいんじゃないですか〜。歌はときどきおもしろそうなのを声に出して読んでみます。
調子いいー、さすがダール!なんて思って、それでおしまい。でいいと思うんだけどなあ。

〉私の場合は「指輪物語」を崇め奉っているディープなファンタジーマニアですので、そういう人種はだいたいハリポタなんて「ただの学園もの」だなどと言ってバカにしてるんです。読んでみたらおもしろいのかもしれませんけれど…。

「ただの学園もの」だから私にはおもしろく読めたのかもしれないです。
ファンタジーのおもしろさってどういうところにあるんでしょうね。
(こう書くと杏樹さんがファンタージーの魅力についてとうとうと語り始めるかも…)
涼音さんのレスにも書いたのですが、
他人の想像力で構築された世界にそこまで浸るのが私にはこわいのかもしれないです。
だからわりと客観的に見ちゃって、ディテールが書き込んであるなとか
筋立てが巧みだとか、人物の配置がいいとか、そこら辺に目がいく、
そうなるとファンタジーの醍醐味って薄れるような気がしません?

宮部みゆきさんの『ブレイブストーリー』私にはとてもおもしろく読めましたが、
ああいうのはファンタジーにぞっこんの人には邪道なんでしょうか?
現実の世界と想像の世界を行き来しているから、私のようなあまり
ファンタジーを知らない人間でも楽しめるんじゃないかと思ったりしました。
ちょっと古くなりますがエンデの『果てしない物語』は同じような構成だったけれど
こちらはあまりのめりこめなかったです。『モモ』は夢中になれたけど。

〉通過報告読んでくださったんですね。ありがとうございます。
〉それにしても、KYOさんが翻訳で挑戦ですか?
〉読みにくい本になると、KYOさんでもそうなるんですか?

えええっー、そんなに何でも英語で読めるわけないじゃないですか!
私の英語読書歴なんて、いたってささやかなものなんで、
読もうかなって積読状態のペーパバックスがいっぱいあります。
積読本も読める可能性が出てきたんで、多読やってよかった!です。

〉それではこれからは「タドキストの広場」でどんどん本の感想を書いてください。
〉身近にいないなら、なおさら掲示板でどんどん本のお話をしましょう。
〉きっと同じ本を読んだ人、これから読みたいと思った人がレスをつけてくれると思いますので、交流が広がると思います。

〉それではHappy Reading & Writing!

これからは感想も書いていきたいです。杏樹さんもますますHappy Reading!

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3970. ファンタジー話

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/8/5(00:51)

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KYOさん、こんにちは。

お返事を書き終えてほっとしているところでしょうか。

〉Dustbin Babyは読みたいなと思いつつまだ読んでいません。
〉最近読んだ"Vicky Angel"は読み応えがあったんですが、
〉お話の内容がすごく辛かったので、Dustbin Babyもそうだったらちょっとイヤだな。

途中はかなりつらかったですが、最後は感動です。

〉Lizzie Zipmouthは比較的短くて読了感もさわやか。お勧めです。
〉私はこの作品は読んだのではなくテープで聞きましたが、
〉イギリス英語がきれいできれいで。楽しかった!

それなら読んでみたいです。

〉〉私の場合は「指輪物語」を崇め奉っているディープなファンタジーマニアですので、そういう人種はだいたいハリポタなんて「ただの学園もの」だなどと言ってバカにしてるんです。読んでみたらおもしろいのかもしれませんけれど…。

〉「ただの学園もの」だから私にはおもしろく読めたのかもしれないです。
〉ファンタジーのおもしろさってどういうところにあるんでしょうね。
〉(こう書くと杏樹さんがファンタージーの魅力についてとうとうと語り始めるかも…)

なんか、誘われてるような気がするんですが…。
だったらもう、書いてしまいます。

〉涼音さんのレスにも書いたのですが、
〉他人の想像力で構築された世界にそこまで浸るのが私にはこわいのかもしれないです。
〉だからわりと客観的に見ちゃって、ディテールが書き込んであるなとか
〉筋立てが巧みだとか、人物の配置がいいとか、そこら辺に目がいく、
〉そうなるとファンタジーの醍醐味って薄れるような気がしません?

〉宮部みゆきさんの『ブレイブストーリー』私にはとてもおもしろく読めましたが、
〉ああいうのはファンタジーにぞっこんの人には邪道なんでしょうか?
〉現実の世界と想像の世界を行き来しているから、私のようなあまり
〉ファンタジーを知らない人間でも楽しめるんじゃないかと思ったりしました。
〉ちょっと古くなりますがエンデの『果てしない物語』は同じような構成だったけれど
〉こちらはあまりのめりこめなかったです。『モモ』は夢中になれたけど。

ファンタジーでも現実とリンクしているほうが、一般の人には読みやすいようですね。
私の場合は頭がまるっきり空想的に出来ているもので、思い切り現実から離れている方がいいんです。そうなると、「どちらに向いているか」という個人の資質の問題になってくるのですが…。
私はもともと日本文学をほとんど読まないんです。日常とか現実とかに近い話に興味が持てない方で、外国物ばかり読んでいます。ですから多読で英語の本だけでも原語で読める、というのはとってもうれしいことなんです。

でも、ファンタジーでも外国物でも歴史ものでも、シチュエーションが非日常というだけで、人間の感情がきちんと書けてないといい作品にはならないと思います。そういった設定の物語の場合、現実ではありえないような状況が起こるわけですが、その中で登場人物の気持ちにどれだけ読者が共感できるものを表現できるか…。
「指輪物語」なら、フロドが重い使命を負ってつらい困難な旅をします。その使命や旅は現実世界では起こらないようなことです。でもそういった、行く手には絶望しかないような困難な道を歩んでいく気持ちを想像し共感して疑似体験をするのです。

「はてしない物語」はもうひとつだったんですね。私は好きなんですけど…。これは単に異世界に入り込む物語ではなくて、いじめられっ子の主人公が本の世界へ逃げ込んで、その世界を旅して、しかもかなりつらい経験もして、違う自分になって現実へ戻っていく、そこに感動しました。

現実では起こりえない体験をすることがファンタジーのおもしろさ、と言っていいでしょうか。現実の自分が経験することは限られています。違う世界を体験することで、世界が広がるような気がします。

「指輪物語」の場合は、これはもう壮大な世界が作り上げられていて、その世界を追求したくなるようなマニア心をくすぐるようなものになっています。他のファンタジーではいくら異世界を作り上げてもここまでものすごいものはありません。だからこそハマると果てしなくはまっていって、どんどん追求したくなります。そして「指輪」を読んでいるときは「本を読んでいる」ではなくて「中つ国を旅している」という感覚になるんです。ここまで入り込めるかどうか、というところが読めるかどうかにかかわってくるのかもしれません。指輪マニアは「誰でも軽い気持ちで読めるものではない」というところを自慢したいフシがあり、それだけこの本を特別視する傾向があります。もし入り込めないなら無理に読むことはないと思います。
映画はそのあたり、万人に入りやすい形に作り上げています。映画を見て内容を把握したら読めるようになるかもしれません。

〉〉通過報告読んでくださったんですね。ありがとうございます。
〉〉それにしても、KYOさんが翻訳で挑戦ですか?
〉〉読みにくい本になると、KYOさんでもそうなるんですか?

〉えええっー、そんなに何でも英語で読めるわけないじゃないですか!
〉私の英語読書歴なんて、いたってささやかなものなんで、
〉読もうかなって積読状態のペーパバックスがいっぱいあります。
〉積読本も読める可能性が出てきたんで、多読やってよかった!です。

やはりそれは、英語が出来ない人が思い描いてる「マスター幻想」でしたか。
語学に「マスター」はなくて、何ができるか、どこまでできるか、人それぞれ専門や仕事などによって違うということはわかってたはずなんですけれど。つい「英語が出来る人」は何でも出来る人、みたいなイメージを持ってしまうんですよね。英語の本なんてどんどん読んでるんじゃないかと思ってました。多読は指導のためだけではなくて、ご自分がPBを読むのにも役に立つんですね。
ということは、KYOさんも「今まで読めなかった本が多読をしたら読めた」という経験が起こるわけですか?
もしそうならまた報告してほしいと思います。「読めなかった」でなくても、前より楽に読めた、とか理解度が上がったとか、そういうことがあれば聞いてみたいです。多読の効果のデータにもなるでしょうし…。

それではHappy Reading!


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4034. ごめんなさい!見落としていました

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/13(11:56)

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杏樹さん、

レスをつけてくださってたんですね! すみません、今頃気づくなんてまったくうっかりです。本当にごめんなさい!

〉なんか、誘われてるような気がするんですが…。
〉だったらもう、書いてしまいます。

誘っておいて、ああ、すみません。書いてくださってどうもありがとう!

〉ファンタジーでも現実とリンクしているほうが、一般の人には読みやすいようですね。
〉私の場合は頭がまるっきり空想的に出来ているもので、思い切り現実から離れている方がいいんです。そうなると、「どちらに向いているか」という個人の資質の問題になってくるのですが…。

そうなんです。まったく別の世界ってなかなか入り込めないんです。
まったく別の世界にいる人たちって、ものの見方もずいぶんと違うんじゃないかと思うんですが、
作者の別世界を構築する力が弱いと、結局、舞台がちょっと違っても
現代の日本人の考えてることといっしょじゃないか!とスッと気持ちがさめるんです。
現実とリンクしている場合は、考え方が現実の人間と似ててもたぶん許せるんですね。 

〉私はもともと日本文学をほとんど読まないんです。日常とか現実とかに近い話に興味が持てない方で、外国物ばかり読んでいます。ですから多読で英語の本だけでも原語で読める、というのはとってもうれしいことなんです。

日本のものに興味がもてないって、私もそういう時期があったんですけれど、
(かなり若い時期なんで杏樹さんと比較するのは変かも)
今は日本のものの方がいいかなと思います。
たぶん翻訳だと、翻訳の荒さみたいのが目についてしまうことがあるから。
多読をやって前よりも原書が近くなったのはうれしいですよね!

〉でも、ファンタジーでも外国物でも歴史ものでも、シチュエーションが非日常というだけで、人間の感情がきちんと書けてないといい作品にはならないと思います。そういった設定の物語の場合、現実ではありえないような状況が起こるわけですが、その中で登場人物の気持ちにどれだけ読者が共感できるものを表現できるか…。
〉「指輪物語」なら、フロドが重い使命を負ってつらい困難な旅をします。その使命や旅は現実世界では起こらないようなことです。でもそういった、行く手には絶望しかないような困難な道を歩んでいく気持ちを想像し共感して疑似体験をするのです。

最近は人物が総体としてちゃんとリアリティをもって描けているかどうかが、
自分にとって読んでおもしろいかの一番判断の基準になっている感じがします。
そういうのがきっちり書けているのを自分では「人物がたってる」って呼んでるんですが、
これは我が家でしか通用しない表現かな。
子供が「読んでみて」という本を試して、「ストーリーはなかなかいいんだけどね、人物がたってない」と評したりしてます。

〉「はてしない物語」はもうひとつだったんですね。私は好きなんですけど…。これは単に異世界に入り込む物語ではなくて、いじめられっ子の主人公が本の世界へ逃げ込んで、その世界を旅して、しかもかなりつらい経験もして、違う自分になって現実へ戻っていく、そこに感動しました。

「はてしない物語」を読んだのは20代も半ばになってからで、そこにまず無理があるかなという気がします。
もっと若い時期に読めば違っていたでしょう。
記憶が曖昧なんですが、いじめられてる主人公の気持ちにどうも寄り添えなかった感があります。
宮部さんの『ブレイブストーリー』の少年の気持ちにはもう痛いほど共感できたんですが。
そこらへん、日本のものと外国のものでは共感の度合いに差を感じるのかもしれません。

〉現実では起こりえない体験をすることがファンタジーのおもしろさ、と言っていいでしょうか。現実の自分が経験することは限られています。違う世界を体験することで、世界が広がるような気がします。

〉「指輪物語」の場合は、これはもう壮大な世界が作り上げられていて、その世界を追求したくなるようなマニア心をくすぐるようなものになっています。他のファンタジーではいくら異世界を作り上げてもここまでものすごいものはありません。だからこそハマると果てしなくはまっていって、どんどん追求したくなります。そして「指輪」を読んでいるときは「本を読んでいる」ではなくて「中つ国を旅している」という感覚になるんです。ここまで入り込めるかどうか、というところが読めるかどうかにかかわってくるのかもしれません。指輪マニアは「誰でも軽い気持ちで読めるものではない」というところを自慢したいフシがあり、それだけこの本を特別視する傾向があります。もし入り込めないなら無理に読むことはないと思います。
〉映画はそのあたり、万人に入りやすい形に作り上げています。映画を見て内容を把握したら読めるようになるかもしれません。

映画はビデオでちょっと見ました。途中でつい居眠りをしてしまい……。
はは、単純に向かないってことなのかなあ。
ストーリーがわかるとかえっておもしろく読めない質なので見ないほうが正解かもしれません。
翻訳を引っ張り出してみましたが、第1部しか手元なく、文庫で9冊かあと思ったらちょっと気持ちがなえました。
評論社の翻訳はデスマス調なのがどうも違和感が。
あ、それなら、原作に思い切ってアタックすればいいんですよね!

〉語学に「マスター」はなくて、何ができるか、どこまでできるか、人それぞれ専門や仕事などによって違うということはわかってたはずなんですけれど。つい「英語が出来る人」は何でも出来る人、みたいなイメージを持ってしまうんですよね。英語の本なんてどんどん読んでるんじゃないかと思ってました。多読は指導のためだけではなくて、ご自分がPBを読むのにも役に立つんですね。

杏樹さんから、こういうふうに言われるとは思ってなかったです。
そういう気持ちがよくわかっていらっしゃると思ってたから。
最近は「できなくて当たり前じゃん」という居直りが強くなってるような気がします。

〉ということは、KYOさんも「今まで読めなかった本が多読をしたら読めた」という経験が起こるわけですか?

「あ、こりゃ難しいや」とこれまで中途放棄した本が幾つか浮かびます。
長いヤツはある程度まとまった読書時間がとれないと、ちょっと読み始めても続かなかったりすることも多かったです。
英語のほうが、やっぱり物語の中に入り込むにも、作者の語りに馴染むのにもまだまだ時間がかかるんですね。

〉もしそうならまた報告してほしいと思います。「読めなかった」でなくても、前より楽に読めた、とか理解度が上がったとか、そういうことがあれば聞いてみたいです。多読の効果のデータにもなるでしょうし…。

はあい、そうしたいと思います。でもいつのことかなあ。
多読用の本を読んでいると楽しいし、無理に背伸びしなくても
英語と肩の力を抜いてつきあってるなあって感じが最近していて、
これっていい形じゃないかしらんと本人としては思ってます。

杏樹さん、レスを本当にありがとうございました! 
指輪、英語ならどうかちょっと試してみたいです。


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4049. いえ、いえ

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/8/15(23:39)

------------------------------

KYOさん、こんにちは。

〉レスをつけてくださってたんですね! すみません、今頃気づくなんてまったくうっかりです。本当にごめんなさい!

いいえ〜〜。下の方に沈んでいってるので、気がつかないかなと思っていました。気がついてくださってうれしいです。

〉そうなんです。まったく別の世界ってなかなか入り込めないんです。
〉まったく別の世界にいる人たちって、ものの見方もずいぶんと違うんじゃないかと思うんですが、
〉作者の別世界を構築する力が弱いと、結局、舞台がちょっと違っても
〉現代の日本人の考えてることといっしょじゃないか!とスッと気持ちがさめるんです。
〉現実とリンクしている場合は、考え方が現実の人間と似ててもたぶん許せるんですね。

やはりそれは個人の資質とか好みの問題になってくるようです。私は「別世界」はいくら現実と接点のない世界でも人間の感情は基本的に変わらないと思います。だからこそ自分がそこにいたら、その立場だったら、と思いながら入り込んでいけるのかもしれません。 

〉〉私はもともと日本文学をほとんど読まないんです。日常とか現実とかに近い話に興味が持てない方で、外国物ばかり読んでいます。ですから多読で英語の本だけでも原語で読める、というのはとってもうれしいことなんです。

〉日本のものに興味がもてないって、私もそういう時期があったんですけれど、
〉(かなり若い時期なんで杏樹さんと比較するのは変かも)
〉今は日本のものの方がいいかなと思います。
〉たぶん翻訳だと、翻訳の荒さみたいのが目についてしまうことがあるから。
〉多読をやって前よりも原書が近くなったのはうれしいですよね!

翻訳ものは苦手、という人が時々いますけど、文章が不自然とか読みにくいとか言います。

〉最近は人物が総体としてちゃんとリアリティをもって描けているかどうかが、
〉自分にとって読んでおもしろいかの一番判断の基準になっている感じがします。
〉そういうのがきっちり書けているのを自分では「人物がたってる」って呼んでるんですが、
〉これは我が家でしか通用しない表現かな。
〉子供が「読んでみて」という本を試して、「ストーリーはなかなかいいんだけどね、人物がたってない」と評したりしてます。

〉「はてしない物語」を読んだのは20代も半ばになってからで、そこにまず無理があるかなという気がします。
〉もっと若い時期に読めば違っていたでしょう。
〉記憶が曖昧なんですが、いじめられてる主人公の気持ちにどうも寄り添えなかった感があります。
〉宮部さんの『ブレイブストーリー』の少年の気持ちにはもう痛いほど共感できたんですが。
〉そこらへん、日本のものと外国のものでは共感の度合いに差を感じるのかもしれません。

そうなんですか。私も大人になってから読んだんですが、私にはいじめられて本の世界に逃げ込んでいる、というシチュエーションがとても共感を覚えたもので。しかも主人公が単に被害者として書かれているのではなく、別世界で自分の内面に対峙するのに感動しました。

〉映画はビデオでちょっと見ました。途中でつい居眠りをしてしまい……。
〉はは、単純に向かないってことなのかなあ。
〉ストーリーがわかるとかえっておもしろく読めない質なので見ないほうが正解かもしれません。
〉翻訳を引っ張り出してみましたが、第1部しか手元なく、文庫で9冊かあと思ったらちょっと気持ちがなえました。
〉評論社の翻訳はデスマス調なのがどうも違和感が。
〉あ、それなら、原作に思い切ってアタックすればいいんですよね!

「指輪物語」の前編に当たる「ホビット」が岩波少年文庫で、児童書として出ているので「ですます」調になり、「指輪」もそれを踏襲したのではないかと思います。昔話を語っている、という感覚になればそれほど変でもないと思うのですが。でも向いてないものは無理して読むことはないですよ。

〉〉語学に「マスター」はなくて、何ができるか、どこまでできるか、人それぞれ専門や仕事などによって違うということはわかってたはずなんですけれど。つい「英語が出来る人」は何でも出来る人、みたいなイメージを持ってしまうんですよね。英語の本なんてどんどん読んでるんじゃないかと思ってました。多読は指導のためだけではなくて、ご自分がPBを読むのにも役に立つんですね。

〉杏樹さんから、こういうふうに言われるとは思ってなかったです。
〉そういう気持ちがよくわかっていらっしゃると思ってたから。
〉最近は「できなくて当たり前じゃん」という居直りが強くなってるような気がします。

すみません。KYOさんは本を読むのがお好きで、翻訳の仕事もしてらっしゃるので「読む」方面は得意ではないかと思いましたので。

〉〉ということは、KYOさんも「今まで読めなかった本が多読をしたら読めた」という経験が起こるわけですか?

〉「あ、こりゃ難しいや」とこれまで中途放棄した本が幾つか浮かびます。
〉長いヤツはある程度まとまった読書時間がとれないと、ちょっと読み始めても続かなかったりすることも多かったです。
〉英語のほうが、やっぱり物語の中に入り込むにも、作者の語りに馴染むのにもまだまだ時間がかかるんですね。

〉〉もしそうならまた報告してほしいと思います。「読めなかった」でなくても、前より楽に読めた、とか理解度が上がったとか、そういうことがあれば聞いてみたいです。多読の効果のデータにもなるでしょうし…。

〉はあい、そうしたいと思います。でもいつのことかなあ。
〉多読用の本を読んでいると楽しいし、無理に背伸びしなくても
〉英語と肩の力を抜いてつきあってるなあって感じが最近していて、
〉これっていい形じゃないかしらんと本人としては思ってます。

そういう気持ちを少しずつでも報告してもらえたらうれしいです。レポートとしてまとめるようなきっちりしたものではなくても、おりおりの感想でいいですから。
KYOさんはどれだけ勉強したか本にも書いてらっしゃって、英語の先生もしていて、とにかく「英語がとても出来る人」と思われて、自分のためではなく教えるために多読をしているとか、教えるためにデータを集めているとか思われがちです。私がKYOさんなら何でも読めるように感じてしまったのもそのためです。
もともとPBを読んでいたような人も、やさしい本をたくさん読んだら理解度が上がったという報告もあります。もともと英語のレベルの高い人が多読を進めながらどう感じているか、自分にとってどんな変化があったか、そういうところをもっとお聞きしたいと思います。客観的なレポートよりも個人的な感想で。

〉杏樹さん、レスを本当にありがとうございました! 
〉指輪、英語ならどうかちょっと試してみたいです。

まず「ホビット」から試してみるのはいかがでしょう?こちらを先に読んでおいた方が「指輪物語」の世界に入りやすくなると思います。

それではHappy Reading!


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3922. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2004/7/25(07:25)

------------------------------

KYOさん、100万語おめでとうございます。

sumisumiです。

覚えていらっしゃるかどうかわかりませんが、
タドキスト大会ではお話する機会があったのに、
有名な本の著者と紹介され、しかもその本、立読みしかしていなかったので、
何を話していいのやら戸惑って結局お見合状態で終わったんです。

その後の情熱的な書き込みを読んで、しまった、あのときもっと
お話しておけばよかったなぁと後悔したものでした。

今回の報告は押さえた中にも喜びと自信を感じます。
多読のよさを身をもって感じ、伝えられる先生が増えることを
嬉しく思います。

ではでは、Happy Reading!!


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3936. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/27(17:37)

------------------------------

sumisumiさん、お祝いありがとうございます!

〉タドキスト大会ではお話する機会があったのに、
〉有名な本の著者と紹介され、しかもその本、立読みしかしていなかったので、
〉何を話していいのやら戸惑って結局お見合状態で終わったんです。

拙著を読んでくださったという方にお会いすると、私自身がどぎまぎしてしまうので、
きっとなかなかお話ができなかったんだと思います。(結構、人見知りだったりするのです)

またきっとお会いできる時があると思います。そのときはいっぱいお話を伺わせてくださいね。

〉多読のよさを身をもって感じ、伝えられる先生が増えることを
〉嬉しく思います。

短期の自主講座の2日目、学生たちがずいぶん熱心に読むので、何だか私の方が狐につままれたような感じです。
多読ってなんてスゴイんだ!とあらためて感じています。

では、sumisumiさんもHappy Reading!


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3924. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: ヨシオ
投稿日: 2004/7/25(11:35)

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KYOさん、100万語達成、おめでとうございます。ヨシオです。

〉皆さん、すっかりご無沙汰しています。KYOです。
〉ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
〉1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。

おめでとうございます♪

〉私は専門学校等で英語を教えていて、SSSの多読を始めたきっかけは、
〉現在、高2の娘によいのではないかと思ったからでした。
〉娘に勧めるからには、私自身も読んだ方がいいだろうと100万語多読を始めました。
〉やっているうちに、これは英語学習法としては非常に力のある、汎用性の高い方法だと気がつき、
〉学生たちに勧めるようになりました。この4月からは思い切って多読の授業を開始しました。

わたしは、学生時代(昔々ですが)は英語が得意ではなかったので英語の先生には「尊敬と恐れ」を抱いています(笑)。うちでは、娘が高1で英語科に入ったのでレベル0〜1のGRやFlog and Toadをあげて読んでみたら、と言いました。どうやら、少しは読んでみたらしいのですが、学校の勉強でフーフーのようです。DUOを使って毎日単語のテストがあるとか、MS PowerPointを使って、英語でのProjectの発表資料を作ったりとか、週間日記を英語で書いたりとか、とかとかで、英語の本を読んでいる間が無いようです。高校生時代に、多読に浸っていればその後が随分違うとは思うのですが。無理強いはできないのですが、ちょっと残念ですね。

〉その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
〉最近は絵がないと寂しかったりします。
〉読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
〉ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。

Dahlは、多読をしてから知りました。Matildaはとても面白くて大好きです♪あんなに古典がすらすら読めたらいいでしょうね。タドキストの憧れの的です(笑)。The BFGやThe Witchesなども楽しく、次はBoyやGoing Soloを読んでみたくなっています。KYOさんの感想では、Boyは面白そうですね。楽しみです。また、児童書といっても、重たい内容のものもあったりして、結構大人が読んでも面白いものですね。これは、多読をしていなければ思いもしなかったことです。たとえば、Number the Stars/Lois Lowry、Friedrich/Hans Peter Richter、Fever 1793/Laurie Halse Anderson、The Twelfth Day of July/Joan Lingardなど。

〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

ハリポタは、多くのタドキストの方が書いているように、多読以前に挫折した経験があります。それで、ようやく、ハリポタを1冊(Azkaban)読み終えたときには、やったぞ!って嬉しかったです♪細かい描写では、やはり語彙が少ないので分からないところも多いですが(汗)、とにかく楽しんで読めたということが大きいです。いまも、書店でハリポタの原書が沢山積まれていますが、買った人、みんな読んでいるのでしょうかね?挫折から多読に向かってくれればいいのですが…。

〉100万語多読をしてみてよかったなあと思うのは、忙しい中でも少しでも英語に触れる時間が持てる方法を見つけられたことです。
〉英語教師として英語の自己研修は欠かせないものですが、
〉授業の準備や後処理に追われてなかなか時間がとれず半ば諦めていたのです。
〉でも英語の本を読むという方法なら続けていけるという思いを強くしています。

英語の本を楽しんで読むのは、勉強とは違いますよね。面白い本が単に英語で書かれていたというだけです。日本語と比べてより世界に開かれているので、いままで知らなかった世界、文化、風土を感じられて嬉しいです。

〉書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
〉やっぱり100万語通過うれしいです。
〉これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!

KYOさん、100万語通過は、大きな道標です。これからも、Happy Reading!


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3940. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/29(10:46)

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ヨシオさん、お祝いありがとうございます!

〉わたしは、学生時代(昔々ですが)は英語が得意ではなかったので英語の先生には「尊敬と恐れ」を抱いています(笑)。うちでは、娘が高1で英語科に入ったのでレベル0〜1のGRやFlog and Toadをあげて読んでみたら、と言いました。どうやら、少しは読んでみたらしいのですが、学校の勉強でフーフーのようです。

実はうちの娘にも多読をやっと始めたんですが、夏休みとはいえ、
学校の英語の宿題と平行してやらねばならずそれがやっかいです。
その宿題をみてやってるんですが、細かな語法とか教えてると、
「あー、こういう教え方、やっぱり変じゃない」とついつい思ってしまいます。
学校の授業に追われて、多読ができないってすごく残念な気がします。

勤務校の授業で多読の授業をやった後、書いてもらった感想に、「たくさん読みたいと思うけれど、
普段、課題や予習に追われて時間がとれない。授業の中でで読む時間がもらえてとてもよかった」
と書いた学生が何人かいて、こういう状態ってやっぱり本末転倒だと思ったことでした。

〉Dahlは、多読をしてから知りました。Matildaはとても面白くて大好きです♪あんなに古典がすらすら読めたらいいでしょうね。タドキストの憧れの的です(笑)。The BFGやThe Witchesなども楽しく、次はBoyやGoing Soloを読んでみたくなっています。KYOさんの感想では、Boyは面白そうですね。楽しみです。また、児童書といっても、重たい内容のものもあったりして、結構大人が読んでも面白いものですね。これは、多読をしていなければ思いもしなかったことです。たとえば、Number the Stars/Lois Lowry、Friedrich/Hans Peter Richter、Fever 1793/Laurie Halse Anderson、The Twelfth Day of July/Joan Lingardなど。

おもしろそうなご本の紹介ありがとうございます! 
どれも読んだことがなかったので、アマゾンで検索してみましたが、どの本も中味が濃そう、
是非読んでみたいです。Boyはホントにいいですよ〜。

〉ハリポタは、多くのタドキストの方が書いているように、多読以前に挫折した経験があります。それで、ようやく、ハリポタを1冊(Azkaban)読み終えたときには、やったぞ!って嬉しかったです♪細かい描写では、やはり語彙が少ないので分からないところも多いですが(汗)、とにかく楽しんで読めたということが大きいです。いまも、書店でハリポタの原書が沢山積まれていますが、買った人、みんな読んでいるのでしょうかね?挫折から多読に向かってくれればいいのですが…。

ハリポタは1冊目、実はズルをして3、4語ほど読んでる途中で辞書を引いてしまいました。
どれも魔法用語でした。
無理をして原書に挑戦してしまうとやっぱり読めないと挫折する人がいるだろうと私も心配です。

〉英語の本を楽しんで読むのは、勉強とは違いますよね。面白い本が単に英語で書かれていたというだけです。日本語と比べてより世界に開かれているので、いままで知らなかった世界、文化、風土を感じられて嬉しいです。

日本語で読んだか、英語で読んだか、区別が曖昧になるぐらいになれたらなあと思ったりします。
読みたいなあと思って買ってあって、読んでないペーパーバックスも実は結構あるので、これからが楽しみです。

〉KYOさん、100万語通過は、大きな道標です。これからも、Happy Reading!

教えている学生さんですでに300万語読んだ人がいるんで、何だか肩身が狭かったんですが、
100万語を通過できてちょっとホッとしています。
では、ヨシオさんもますますHappy Reading!


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3925. 100万語達成おめでとうございます

お名前: bigfoot
投稿日: 2004/7/25(17:40)

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KYOさん、百万語達成おめでとうございます。bigfootです。お久しぶりです。
〉1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。
〉私は専門学校等で英語を教えていて、SSSの多読を始めたきっかけは、現在、高2の娘によいのではないかと思ったからでした。娘に勧めるからには、私自身も読んだ方がいいだろうと100万語多読を始めました。やっているうちに、これは英語学習法としては非常に力のある、汎用性の高い方法だと気がつき、学生たちに勧めるようになりました。この4月からは思い切って多読の授業を開始しました。

私の方は非英語教官ですが、お盆過ぎから多読会(3箇所で計11人参加)を、後期から多読講義をすることになりました。これに先立ち、英語の先生とも話したのですが、英語教師は、ぺらぺら教室でしゃべるより、学生の自学自習を促すマネージャーに徹することに尽きると悟ったと言われていました。

〉書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
〉やっぱり100万語通過うれしいです。
〉これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!

いろいろあっての百万語、感慨が沸かないはずがありません。多読授業の成果についてもまたお話を聞かせて下さい。

では、Happy Reading!


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3941. Re: 100万語達成おめでとうございます

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/29(11:00)

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bigfootさん、お祝いありがとうございます!
bigfootさんのお書きになっているものは発想が豊かでいつも楽しく読ませていただいています。

〉私の方は非英語教官ですが、お盆過ぎから多読会(3箇所で計11人参加)を、後期から多読講義をすることになりました。これに先立ち、英語の先生とも話したのですが、英語教師は、ぺらぺら教室でしゃべるより、学生の自学自習を促すマネージャーに徹することに尽きると悟ったと言われていました。

これは私も心底思います。
教師が一生懸命わかりやすく説明して理解させるという形よりも、
学生たちの中で学習がその子にあった形で進んでいくのが理想的なあり方だと思います。
今の学生は意欲がない、勉強しないとかという話をよく耳にしますが、
多読をしている学生たちを見ていると、そんなことは決してないと気づかされます。
これまでの教育のあり方が子供たちからやる気を奪っているのではないかと改めて考えさせられている最中です。

bigfootさんのご活躍ぶり、すばらしいものがあると思います。
非英語教員でいらっしゃるからこそ、くもりのない目で本来のあり方がおわかりになるかなと思ったりします。
4月からささやかに実施している多読クラブに英語を教えていない先生方が2人ほどときどき顔を出してくださいます。
「本当に楽しくていい方法ですね〜」とおっしゃってCurious Georgeなどを読んでいかれます。

〉いろいろあっての百万語、感慨が沸かないはずがありません。多読授業の成果についてもまたお話を聞かせて下さい。

はい、短期集中講座も今日で4日目になります。また別の板の方で書かせていただこうと思っています。


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3926. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/7/25(23:08)

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"KYO"さんは お久しぶりです。

古川です。

〉ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
〉1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。

KYOさんのように、多分、英語が相当できる英語の先生が
「100万語読むのに1年5ケ月かかったこと」を率直に投稿
するのはある意味勇気のいることで、これから、多読を始めようか、
報告しようか迷っている英語の先生方に、非常な 非常な安心感を
与えると思います。

授業の準備で忙しく、多読なんかする余裕が無いといっている
英語の先生方には、ぜひ、KYOさんの例を紹介したいと思います。

〉私の場合は、正直に言うと、多読指導の資料読みという感じがどこかにあったようです。
〉ですからレベル3までを意識して読むようにつとめました。

これは、職業柄仕方ないですね。

〉本を読むのは好きですから苦にはなりませんが、今まで読んできたのはお話が単純で短いものが多かったです。

〉英語学習者向けのGraded Readers は限られた語彙や言い回しで
〉これだけ複雑な内容も言い表せるんだと感心するのですが、
〉ストーリー的にはちょっと物足りないなと思うこともありました。
〉もっと書き込めば相当おもしろくなるなと思う本もいくつかありました。

たしかに、そういう本もあることは否めません。
でも、かなりよくできているものもあります。

最近、日本に進出してきた RIC の Headlights
シリーズなど、非常に良くできていますので、ちょっと
試してみて下さい。 また、レベル4以上の classic
の retold ものの大半は非常に良い出来です。

〉その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
〉最近は絵がないと寂しかったりします。
〉読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
〉ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

〉100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
〉英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
〉頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。
〉英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。

それは良かったですね!

〉そして英語教師としてはこれほど多くのものを与えていただいた方法はありませんでした。
〉これから、英語教師とどうやっていくかという大きな指針を得られました。
〉この掲示板で皆さんから学んだことは数知れません。本当にありがとうございました。

ぜひとも、生徒にフィードバックして下さい。
できたら、多読学会の総会にもきて下さいね!

これからもよろしく!


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3946. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/1(05:47)

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古川さん、お祝いありがとうございます!

〉KYOさんのように、多分、英語が相当できる英語の先生が
〉「100万語読むのに1年5ケ月かかったこと」を率直に投稿
〉するのはある意味勇気のいることで、これから、多読を始めようか、
〉報告しようか迷っている英語の先生方に、非常な 非常な安心感を
〉与えると思います。

そう言っていただけるとうれしいです。でもホントになが〜くかかりました。
多読手帳で記録をつけていたからこそ、続けられたんだなと思います。

〉授業の準備で忙しく、多読なんかする余裕が無いといっている
〉英語の先生方には、ぜひ、KYOさんの例を紹介したいと思います。

多読の授業をすると、生徒や学生に引っぱられるようにして読めると思います。
私は石橋を叩いて渡るタイプなので、多読の授業をやってみたいと思いながら、
なかなか踏み切れませんでしたが、でもやってみたら本当によかった!

もし、これを読んでくださっている英語教師の方がいらしたら、ぜひ申し上げたいです。
たとえ長期になっても、自分で多読することはすごく大切だと思います。
学生・生徒たちにどんな本がいいか助言するときに、自分が読んでいることは
本当に役に立ちます。感想を分かちあうこともできます。
自分に合った本を見つけられるかどうかが多読を楽しく続けられるひとつの
大事なポイントのように思うので、教師がいろいろな本を読んでいれば、
その子に合った本をいっしょに探してやれます。

〉〉英語学習者向けのGraded Readers は限られた語彙や言い回しで
〉〉これだけ複雑な内容も言い表せるんだと感心するのですが、
〉〉ストーリー的にはちょっと物足りないなと思うこともありました。
〉〉もっと書き込めば相当おもしろくなるなと思う本もいくつかありました。

〉たしかに、そういう本もあることは否めません。
〉でも、かなりよくできているものもあります。
〉最近、日本に進出してきた RIC の Headlights
〉シリーズなど、非常に良くできていますので、ちょっと
〉試してみて下さい。 また、レベル4以上の classic
〉の retold ものの大半は非常に良い出来です。

物足りないといっても、いろんな制限がある中で、書いてあるわけですから、
それはそれでいいんだと私は思っています。
表現に凝ったからってそれが必ずしもいいわけではないと思います。
シンプルにすっと表現しているっていうのはすばらしいことではないでしょうか。
日本人が発信する英語ってGraded Readersのような英文でいいように思います。

「もっと書き込めば相当おもしろくなるな」と書いたのはちょっと言い方がまずかったかも。
書き込んで、一般小説として出してもいいぐらいの着想とかストーリのものがあったので
Graded Readersを書かれる作家の方にももっと一般受けするものを書きたいという色気があるかもしれない、
そういうネタをGraded Readersで使うって潔いなあ、
Graded Readersだからって手を抜いてなくて偉いぞって思ったのです。

お勧めのRICのHeadlights、ぜひ試してみたいと思います。
classicのretoldものは、まったくといっていいほど読んでいないです。
昔、翻訳で読んだことがあるものが多くて、ついつい二の足を踏みます。
自分自身はストーリーがわかっているものはなかなかおもしろく読めない質なのです。
でもまったく原作を知らない学生たちにはきっとおもしろいかもしれません。
retold版でも古典にふれられるっていいですよね。原作を読もうという気になるかもしれませんし。
心がけて読むようにつとめます。

これからもどうぞよろしくお願いします!

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3929. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: ako
投稿日: 2004/7/26(22:21)

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KYOさん、しばらくです。akoです。
「初めまして、akoと申します」と言い直した方がいいのかどうか・・・覚えておられるかしら。

KYOさんに、英語リズムのことで、掲示板でたくさんたくさん誉めていただいたこと、
ずっと忘れずにおります。
ご投稿いただいて、どんなに自信がついたか、しれません。
機会があったら、そのことをちゃんとお礼をお伝えしたいと思ってました。
しばらくお名前拝見する機会がなかったので、
もう掲示板に登場されないのでは、と気にしていました。
(ご著書の出ている出版社に問い合わせて連絡先を聞こうか、とさえ思ってました)

実はKYOさんには、どうしても先にお話したいことがあります。それはお詫びです。

以前、私はKYOさんからいただいた投稿に、軽い気持ちで「先生にほめられたー」と書いたのち、
KYOさんから「先生扱いされたくない」というご返答をいただいたのに、
さらに「すみませーん廊下に立ってますー」と、さらにKYOさんを不快にするような文言を返答してしまいました。
冗談とはいえ、質の悪いものであったと思います。
(しかも、お褒めの言葉を頂いた投稿に対して! 恩を仇で返すとはこのことですね!)

少々言い訳をお許しいただければ、(恥ずかしいので小さい字にて失礼します)
教師と見なされるのが嫌なら、教師であることを名乗らなければいいのに、
という、ちょっとした反発もあったこと、告白します。まるで反抗期の中学生みたいですね。お許し下さい。

今、この時の自分を振り返ると、
それほど私は、「英語を読む」ということに自信を持てなかったんだと思います。
自分は、どうせ読めない。
だから、リズムがいいと言われても、意味がさっぱりわからないのだから「いい」とか言われても・・・
というとまどいが、不安の一番の念頭にあったんですね。
だから、英語の先生をしている人から(しかも、すごい学習歴を読ませていただいていたばかりだし)
何を褒められたからと言って、
それは、親の言い付け通りにおつかいに行った園児が、母親から「いい子ねー」と褒められるのと同じに感じてしまったんだと思います。

その証拠に、他の多読仲間の方からの同様の肯定的な言葉には、素直に喜んでいたので、
まさにこれは、「英語ができる人」への劣等感にほかならない、と後で気づいた次第です。

そのことを申し上げる機会がないまま今日まで来てしまいました。
お祝いの場で申し訳ありませんが、改めて、失礼な発言をしました件、お詫びさせて下さい。
すみませんでした。

〉ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
〉1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。

冒頭から自分のことばかり申し上げてすみません。申し遅れました。
100万語通過、おめでとうございます。

英語との関わりを、教師や通訳(でしたよね?)として、「できて当たり前」と見なされる位置で関わってこられたKYOさんにとっては、
私のように、英語との関係が無責任でいい立場の者から見たら、
多読との関係は、簡単なことではなかったと思います。
長いシリーズの児童書を、とりあえず1巻・2巻だけ読んでおくという読み方も、
職業上の責任でしている部分があるわけですものね。

ご自分の好みに従って好きなものを読んでいきたいご自分と、
多読授業をする教師の、仕事上の必須知識として洋書世界の全体を把握しておきたいという責任感で読むご自分。

KYOさんの場合は、常にその両方が、境界線をキッチリ引くことなく、
その日のご自分の状況によって、アチラが優位であったり、コチラが優先であったりしながら、
読んでこられたのではないだろうか、と、ご報告を読みながら想像いたしました。(違ってたらごめんなさい)

これまでのご投稿も、ずっと関心をもって読んでまいりました。(ご著書も拝見しました)
私は、文字だけのやりとりでの議論はあまり好みませんので、
何の投稿もせず、ただ拝見するばかりでしたが、
KYOさんは、ご自身の中に複数の視点をお持ちなんだなぁと感じていました。

まずは、旧来の英語教育の視点、その中からご自分の経験で実践されてきた様々な方法論、
そして昨年(からでしたね?)SSSと出会われて、SSSから得た視点。
KYOさんは、それらの複数の立場、視点を、
ご自分の中で統合する過程にあられるように思って読ませていただいておりました。

何の職業でも同様ですが、一つのジャンルで専門を持つ、というのは大変なことですね。
発言は「プロの発言」と見なされ、正当な根拠を求められますが、
誠意を尽くした回答が、必ずしも自分の望むようには受け取ってもらえるとは限らない。
発言の頻度や、発言内容の順番、言葉遣いやレトリック、雰囲気、といった、
発言本来の主旨とは違う部分で、自分が評価されてしまうこともありますし。
ご著書がおありの方だから、きっとご経験済みですね。
掲示板というメディアも、実にむずかしいものです。

〉100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
〉英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
〉頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。

現職の英語教師であられる方が、このように掲示板に参加され、
ご自分が、生徒と同じ本を読んで感動された、ということに感動します。

文字から映像が浮かぶように本を読めるということが、(日本語でも)これからの時代には貴重なことになるのかもしれません。
テレビやDVDの普及で、ますます文字だけから映像を感じるような読書をする機会が減りつつあり、(自分のことです・・・汗)
文字情報と映像情報との、バランスのとり方をどうしていくのがいいのか、手探り状態です。
(私の洋書読書は、文字だけのページはまだまだ非常に苦手で、絵本ばかり読んでます。
 あっ! これは英語力の問題ですね!!はははっ!)

〉そして英語教師としてはこれほど多くのものを与えていただいた方法はありませんでした。

英語教師という職業から見て、多読が魅力ある方法だというお話も素敵ですが、
多読は、指導者自身も一人の学習者となる点が、いいですね。
本の感想を語り合う時、年齢も職業も立場も超え、指導者自身も、一人の人間として自分の弱点と向き合い、
水平な関係で、相手と向き合えるように思えます。
そういった意味では、多読指導は英語力だけでなく、人格が問われる仕事のように思えますがいかがでしょうか。
(それだけやり甲斐がある、という意味です)

思春期の若者にしろ、若い成人にしろ、悩みの渦中にある人にとって、
体験「後」の世界にいる人間が何を言っても、説得性を持つのは難しいことだと痛感しています。

相手の反応によって、自分の発言が、「外」の世界からモノを言ってしまっただけだったな、ということに気づかせられたり。
(愛情をもって相談にのったつもりが、裏目に出るといったようなこと)
10代に教えられることは非常に多いですから。若い人ほど厳しいから・・・(^^;;;

悩みの渦中というのは、一種の沼ですね。
(実は、昨日読んだ洋書絵本「Life's Little Fable (Patricia Cornwell)」が念頭に、というか目の前にあります。)
 同書で登場する英語は、pond ですが、絵や話の内容から、日本語では「池」よりも「沼」という方が近いと感じました)

もし指導者の立場で、沼にはまっている若い人と接する場合は、
岸辺からモノを言うのではなく、一緒に沼の中に入る期間が、一時的にせよ、必要だと思ったものです。
(もちろん、岸辺の大木と自分を命綱でつなげておいて・・・)

〉来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です
〉4月から始めた授業の方は、わりとうまくいっていて、「多読は楽しい」「読むのが苦にならなくなった」
〉「できるだけ自分でも続けていきたい」といった感想を寄せられています。

こちらのご経験、是非今後、英語教育の広場などでご報告をなさっていただけたらなぁ、と思います。
私などは、受験勉強などもしてしまった成人(中年かも?)のやり直し英語ですが、
10代の人たちの多読の経過を知ることは、大変にプラスです。

英語を何も知らない段階から多読をしたら、どういう経過をたどれるのだろう。。。。
もはや自分では試せないだけに、そういう方の経験を知ることは、一種のあ・こ・が・れ(ぽわ〜ん はぁとマーク)

〉書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
〉やっぱり100万語通過うれしいです。

KYOさんのこういう正直なところ、とても好感をもっています。
またの出会いを楽しみにしております。

PS1 杏樹さんに書かれたご返答、楽しませていただきました。全く杏樹さんには触発されます。
PS2 私も高村薫は尊敬する作家です。
高村氏が、自分の家族の死や介護の実体験のことを書いているものを読んだことがありますが、
広く社会に向けて説得性のあるものを書けるというのは、才能だけではないものだと、感じ入っています。
(あ。体験を肥やしにできるのも才能かも。とすればやはり才能か・・・。すぐ自分の書いたものはペンキが剥がれる・・・)


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3947. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/1(07:00)

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akoさん、お祝いありがとうございます!

すごく読み応えのあるレスをつけてもらって感激しました。
それにしてもakoさんの日本語をかかれる力の幅のひろさというか、
硬軟なんでも書けちゃうんですね、すごいや!

〉しばらくお名前拝見する機会がなかったので、
〉もう掲示板に登場されないのでは、と気にしていました。

4月から7月半ばまで授業でヒーヒーで、掲示板がほとんど読めない状態でした。

〉実はKYOさんには、どうしても先にお話したいことがあります。それはお詫びです。

この後の部分、カットさせてもらいますが、そういうふうに思ってらしたんですか!
私の方こそ軽い気持ちで「先生扱いされたくない」と書いたので申し訳なかったです。
akoさんは、感受性が豊かなんですね〜。私なんか、思ったことを斟酌せずに
パッパ言ったり書いたりするから、気づかないでいてすみませんでした。

〉100万語通過、おめでとうございます。

ありがとうございます! うれしいです。

〉ご自分の好みに従って好きなものを読んでいきたいご自分と、
〉多読授業をする教師の、仕事上の必須知識として洋書世界の全体を把握しておきたいという責任感で読むご自分。

〉KYOさんの場合は、常にその両方が、境界線をキッチリ引くことなく、
〉その日のご自分の状況によって、アチラが優位であったり、コチラが優先であったりしながら、
〉読んでこられたのではないだろうか、と、ご報告を読みながら想像いたしました。

ここらへん、akoさん、大当たり!です。あまり線引きせずに、あれこれ読みました。
最初っからパンダ読みもいいところで、レベル0を読んだと思ったら、レベル6にちょっと手をだしたり。
そういう形がたぶん自分にとって一番続けやすかったんだと思います。

〉KYOさんは、ご自身の中に複数の視点をお持ちなんだなぁと感じていました。
〉まずは、旧来の英語教育の視点、その中からご自分の経験で実践されてきた様々な方法論、
〉そして昨年(からでしたね?)SSSと出会われて、SSSから得た視点。
〉KYOさんは、それらの複数の立場、視点を、
〉ご自分の中で統合する過程にあられるように思って読ませていただいておりました。

SSS多読に出会って初めて英語教師としての自分というものに
本当の意義を見出すことができたように思っています。
学習者の人たちが英語ができるようになるのを援助するのが教師の役割だと思っているのに
SSSと出会うまでは、どの人もうまくなっていく可能性がなかなか見出せなかったのです。
シャカリキにがんばれば確かにできるようになる道はあるけれど、
だれもがそんながんばれる時間やエネルギーにめぐまれているわけではない。
でもSSS多読なら、どの人も英語ができるようになる可能性がある!と思っています。

〉何の職業でも同様ですが、一つのジャンルで専門を持つ、というのは大変なことですね。
〉発言は「プロの発言」と見なされ、正当な根拠を求められますが、
〉誠意を尽くした回答が、必ずしも自分の望むようには受け取ってもらえるとは限らない。
〉発言の頻度や、発言内容の順番、言葉遣いやレトリック、雰囲気、といった、
〉発言本来の主旨とは違う部分で、自分が評価されてしまうこともありますし。
〉ご著書がおありの方だから、きっとご経験済みですね。
〉掲示板というメディアも、実にむずかしいものです。

読む方々のことをあまり考えずにどんどん書いてしまう(ほとんど独白にちかい)
のは私の悪い癖です。その点は気をつけねばといつも思っているのですが。

〉英語教師という職業から見て、多読が魅力ある方法だというお話も素敵ですが、
〉多読は、指導者自身も一人の学習者となる点が、いいですね。
〉本の感想を語り合う時、年齢も職業も立場も超え、指導者自身も、一人の人間として自分の弱点と向き合い、
〉水平な関係で、相手と向き合えるように思えます。
〉そういった意味では、多読指導は英語力だけでなく、人格が問われる仕事のように思えますがいかがでしょうか。
〉(それだけやり甲斐がある、という意味です)

教師と生徒ってそんなに違うものかなっていうのはよく感じます。
教師は成績をつけたり、いろんな意味での管理者であるという点は確かに違います。
でも知識とかの面については、教師—知ってる人、生徒—知らない人ではなくて、
おおきなおおきな「知の世界」があって、そこでは教師の知ってることもごぐごくわずか。
教師も生徒も知ってることの限界性は同じぐらいで、
教師はほんの少しばかり先達だというだけだと私は思っています。
先達だということで少しはアドバイスできたりするけれど、
「世の中、こんなにわからなことがたくさんある、すごいねえ、まだまだいろんなことが学べるぞ」
という感慨を学生たちと共有できたらと思います。


〉思春期の若者にしろ、若い成人にしろ、悩みの渦中にある人にとって、
〉体験「後」の世界にいる人間が何を言っても、説得性を持つのは難しいことだと痛感しています。

〉相手の反応によって、自分の発言が、「外」の世界からモノを言ってしまっただけだったな、ということに気づかせられたり。

akoさんが書いていらっしゃるのとちょっと主旨はずれるかもしれないんですが、
専門学校等で教えていると昨今の経済不況の波が非常に学生たちを脅かしているのがわかります。
就職活動をしていて「もう6社も落とされた」という学生。
就職して半年足らずであまりの長時間労働低賃金にすっかりやつれて辞めますといって来た卒業生。
こういう子供たちを見ていると、これからの不安定な時代を生き抜く
知恵のようなものを彼らが身につける助けをしたいと強く思います。
英語力は私が援助してやれるわずかなことの一つなので、なんとか英語力をつけられるように
専門学校ですから資格等もとれるように働きかけていくつもりです。
でも、これから子供たちは私たちが生きてきたのとはまったく違う社会に生きていくのですから、
(自分の子供について特にそう感じますが)私が助けられることの限界性も強く感じますが。

〉こちらのご経験、是非今後、英語教育の広場などでご報告をなさっていただけたらなぁ、と思います。
〉私などは、受験勉強などもしてしまった成人(中年かも?)のやり直し英語ですが、
〉10代の人たちの多読の経過を知ることは、大変にプラスです。

短期集中の多読講座の報告を英語教育の広場に書きました。
学生たちの底力というか、こんなにやれるんだ!と感心しっぱなしの5日間でした。

〉PS1 杏樹さんに書かれたご返答、楽しませていただきました。全く杏樹さんには触発されます。
〉PS2 私も高村薫は尊敬する作家です。
〉高村氏が、自分の家族の死や介護の実体験のことを書いているものを読んだことがありますが、
〉広く社会に向けて説得性のあるものを書けるというのは、才能だけではないものだと、感じ入っています。
〉(あ。体験を肥やしにできるのも才能かも。とすればやはり才能か・・・。すぐ自分の書いたものはペンキが剥がれる・・・)

akoさんも高村薫ファンだというのはうれしい!です。
お読みになったのは『半眼訥訥』でしょうか。
あれを読むと高村さんって真っ当な常識人なんだなと思います、
でも小説の中の情念っていうか、そこらへんすごいから
そのギャップが読んでいておもしろかったです。

akoさん、会ってお話してみたいです。
ではでは、ますますHappy Reading!

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3930. Re: KYOさん、100万語、おめでとうございます!

お名前: プリン
投稿日: 2004/7/26(06:28)

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KYOさん、100万語、おめでとうございます!
以前、1、2度レスをつけさせていただいたことのあるプリンといいます。
同じ、北陸地方に住む者です。
覚えていらっしゃいますでしょうか。
そう頻繁に書き込みしないのですが、
100万語通過の報告でKYOさんの名前を見つけて、
「お祝いを言わなくちゃ」と思って書いてます。

読ませていただいて、
いつも思うのですが、
KYOさんの情熱がこの報告からあふれんばかりに伝わってきます。

〉読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
〉ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

児童書、それも海外のものが大好きな私にとって、このジャクリーン・ウィルソンとサッカー、そしてダールとの出会いは宝物のようなものです。
この作家たちに出会えたことだけでも多読をやってよかった〜あと心
底から思えるんですよねえ。
ハリー・ポッターは邦訳で1冊目だけ読みましたが、
杏樹さんも書かれていましたように実は私も『指輪』マニアでして、
「うーん、物足りないなあ」と思ってしまったのです。
それ以降、続きのシリーズは読んでいないのですが
原書だったらどうかなと買ったまま積上げてあります。
そろそろ覗いてみましょうかねえ。

〉来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です
〉4月から始めた授業の方は、わりとうまくいっていて、「多読は楽しい」「読むのが苦にならなくなった」
〉「できるだけ自分でも続けていきたい」といった感想を寄せられています。
〉集中講座は、授業では受け持たなかった学生たちに主に呼びかけたのですが、
〉思いのほかたくさんの参加希望があってうれしいです。
〉でも本が足りるかなというのがちょっと心配です。

KYOさんのように情熱あふれる先生に指導を受けることができる学生さんたち、
本当に幸せですよね。

〉書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
〉やっぱり100万語通過うれしいです。
〉これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!

KYOさんの思いが伝わってきて、私も何だか胸がいっぱいになりました。
本当におめでとうございます。
また、よろしくお願いします。


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3948. Re: KYOさん、100万語、おめでとうございます!

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/1(07:16)

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プリンさん、お祝いありがとうございます! レスが遅くなってすみません。

〉同じ、北陸地方に住む者です。
〉覚えていらっしゃいますでしょうか。

は〜い、もちろんです。北陸でもオフとか講演会とかやりたいですよね。
もう少し先の話かもしれませんが、ぜひぜひ実現させたいです。

〉児童書、それも海外のものが大好きな私にとって、このジャクリーン・ウィルソンとサッカー、そしてダールとの出会いは宝物のようなものです。
〉この作家たちに出会えたことだけでも多読をやってよかった〜あと心
〉底から思えるんですよねえ。

まったく、同感です! 本や作家との出会いって本当に宝物だと思います。
一生のうち、どれぐらい心底すごいと思える作家に出会えるのか。
多読をしたからこそ、出会えた作家たち。ものすごく大切です。

〉ハリー・ポッターは邦訳で1冊目だけ読みましたが、
〉杏樹さんも書かれていましたように実は私も『指輪』マニアでして、
〉「うーん、物足りないなあ」と思ってしまったのです。
〉それ以降、続きのシリーズは読んでいないのですが
〉原書だったらどうかなと買ったまま積上げてあります。
〉そろそろ覗いてみましょうかねえ。

プリンさんも『指輪』がお好きなんですね。
これはますます翻訳でも読んでみなければ。最初の方で挫折したままになっているので。
本格的なファンタジーの世界に慣れていらっしゃるプリンさんには、
ハリポタは確かに物足りないかもしれませんね。
私の場合は、ハリー・ポッターはファンタジーというよりは、
少年の成長物語みたいについ読めてしまうのです。

〉KYOさんの思いが伝わってきて、私も何だか胸がいっぱいになりました。
〉本当におめでとうございます。
〉また、よろしくお願いします。

いつか、お会いできる日を楽しみにしています!

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3931. Re: おめでとうございます♪

お名前: まこっぺ
投稿日: 2004/7/26(18:13)

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KYOさん ご無沙汰しています

まこっぺです

100万語通過おめでとうございます!!

しかし、KYOさんって100万語だったんですね〜
私の中では1000万語?ってくらい偉大(表現ちと違うか?)な人と考えていたので、
ちょっと意外でした。

しかし、忙しい中多読も続けていられてすごいですね〜

私も見習ってもう少しがんばらないと・・・(^^;

短いですが、お祝いの言葉でした〜
ではでは


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3949. Re: おめでとうございます♪

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/1(07:24)

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まこっぺさん、お祝いをありがとうございます!

ご無沙汰してます。

〉しかし、KYOさんって100万語だったんですね〜
〉私の中では1000万語?ってくらい偉大(表現ちと違うか?)な人と考えていたので、
〉ちょっと意外でした。

うう、こう言われるとちょっと辛い。
英語の本って多読以前はもうすぐに数えられるぐらいしか読んでません。
読むのは雑誌が好きで(いい訳だな)そっちはかなり読みましたが、
英語の本を本格的に読むのは老後の楽しみと思っておりました。
読む楽しさを早めに知ることができて、よかった、よかった。

〉しかし、忙しい中多読も続けていられてすごいですね〜
〉私も見習ってもう少しがんばらないと・・・(^^;

まこっぺさん、お仕事忙しいようですね。そんな時は無理をされず、
少々長くかかったっていいじゃないですか。
(ここらへんはさすがに説得力があるでしょう! はは)

〉短いですが、お祝いの言葉でした〜
〉ではでは

ありがとうございま〜す。ではでは。


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3932. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: 涼音
投稿日: 2004/7/26(22:00)

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KYOさん、こんばんわ。
涼音です。今日はTOEIC帰りなので頭がへろへろです。

百万語到達おめでとうございま〜す^^//

教師として多読を教えながら、そして断続的にしかできなかった多読法、結構大変だったの
ではないでしょうか。でもそんな中、はっぴ〜り〜でぃんぐを続けていかれたKYOさん、
とても素敵です。

どんな百万語を迎えられるのかなとずっと楽しみにしていましたので、報告が拝見できて
とてもうれしいです。

〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

ははは。。。このへんの性格、私と似てるのかも。
多読を始める大分前に1冊買ってあったんですが、どうも、ここまでメジャーになってしまうと
手を出したくなくなるんですよね^^;;
Lord of the Ringもしかりで、映画化される前はいつか読んでやると思っていたのに、今は
そういう気分はなえてしまっているし^^;;
でも、KYOさんは結局読まれたのですね。う〜ん、手元にあるんだし、やっぱ読んでみよう
かなぁ。。。。。

随分たくさん本を買い込まれているご様子。
ずっと読み続け、そして教え続けることになるのでしょうね。
楽しく続けていかれるKYOさんの様子、また色々きかせて下さい。

KYOさんも生徒さんもはっぴ〜り〜でぃんぐが続きますように。


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3950. Re: ようやく100万語達成しました!

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/1(08:10)

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涼音さん、お祝いありがとうございます! レスが遅くなってすみません。

〉今日はTOEIC帰りなので頭がへろへろです。

ご苦労さまでした。試験はやっぱり疲れますよね。

〉百万語到達おめでとうございま〜す^^//

ありがとうございま〜す。うれしいです!

〉教師として多読を教えながら、そして断続的にしかできなかった多読法、結構大変だったの
〉ではないでしょうか。でもそんな中、はっぴ〜り〜でぃんぐを続けていかれたKYOさん、
〉とても素敵です。

〉どんな百万語を迎えられるのかなとずっと楽しみにしていましたので、報告が拝見できて
〉とてもうれしいです。

多読を教え始めてからのほうが、忙しかったのに結構読めました。
多読をしている人が身近にいて、読んだ本のことが話せるという効果が大きいんだ思います。
自分が楽しんだ本を学生が読んで「どうだった?」とたずねた時に、
「おもしろかった」と答えてくれて、「あそこよかったよね〜」と話せるのが
すごくうれしかったです。
日本語の本でもやれるといいんですが、そういう人がすぐ話ができるような
身近にあまりいないのがちょっと悲しかったりします。

〉ははは。。。このへんの性格、私と似てるのかも。
〉多読を始める大分前に1冊買ってあったんですが、どうも、ここまでメジャーになってしまうと
〉手を出したくなくなるんですよね^^;;

メジャーになりすぎるとね、なんか引いちゃいますよね。
こいつ、そんなに俗受けするヤツなのか、みたいな感じ。
マイナーな作家や作品に出会って、「このよさ、わかる人は少ないかも」
「これだけわかっているのは自分だけかも」と思っているのが楽しかったりします。

〉Lord of the Ringもしかりで、映画化される前はいつか読んでやると思っていたのに、今は
〉そういう気分はなえてしまっているし^^;;
〉でも、KYOさんは結局読まれたのですね。う〜ん、手元にあるんだし、やっぱ読んでみよう
〉かなぁ。。。。。

涼音さんは『足ながおじさん』お好きでしたよね。
生育環境が他の学生とぜんぜん違った子が新しい友人の輪や環境に入っていく
そのわくわくした感じが共通していて、ハリポタでもよく描かれていると思います。

私はファンタジーはあまり読めない質なので、どうしてかなと思うんですけど。
(SFは少なくとも中高生時代は結構読んだんです、今のは全然知りませんが)
現実とはまったく別の世界を創造力の力で構築していって、
detailまでしっかり書き込んであって
それはすごいと思うんだけど、作り手の技みたいなものが
すぐれたファンタジーであればあるほど見えちゃうってことかなと思ったりします。
それに較べると、人物そのものやその心理が細かにリアルに書き込まれているのは
結構好きで、私にとっては人物や人間ドラマが大事なのかなと思います。

〉随分たくさん本を買い込まれているご様子。
〉ずっと読み続け、そして教え続けることになるのでしょうね。
〉楽しく続けていかれるKYOさんの様子、また色々きかせて下さい。

しばらくは買わなくても、300万語ぐらいはいきそうです、お財布が…軽い。

〉KYOさんも生徒さんもはっぴ〜り〜でぃんぐが続きますように。

昔っから、ずっと「読み仲間」が自分の周りにいてくれたらなと
思ってたんですけれど(実際に居たのは大学時代ぐらい)
多読をやって、教えているとそんな仲間ができちゃうんですね。
その幸福にちゃんと気づいていませんでした。
多読はその点でも楽しいぞ! 

涼音さんもますますHappy Reading!

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3933. 100万語達成おめでとうございます!

お名前: しお
投稿日: 2004/7/27(09:49)

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KYOさん、こんにちは。しおです。

100万語達成おめでとうございます!

〉授業のない長期の休みしか読めない状態が続いて、休みの2ヶ月間ほどを読んで3ヶ月中断の繰り返しでした。
〉2003年2月末〜4月初めで20万語弱、3ヶ月の中断。7,8月で40万語、また3ヶ月の中断。12月と2004年1月で70万語。
〉2,3月の休みで達成かと思ったのですが、息子の受験や引越しでほとんど進まず、
〉4月から7月まででちょっとずつ読み、やっと最後の30万語を読み終えました。
〉4月から多読の授業を始めて、学生たちに読みましょうとよびかけるからには、自分でも読まねばと思い、
〉終わりの30万語は学生たちのおかげで読めたような気がします。

これは大変だったでしょう。お忙しい中、授業だけでなくご自分の多読も
続けられて、100万語を達成されたことは、本当に素晴らしいと思います。

〉英語学習者向けのGraded Readers は限られた語彙や言い回しで
〉これだけ複雑な内容も言い表せるんだと感心するのですが、
〉ストーリー的にはちょっと物足りないなと思うこともありました。
〉もっと書き込めば相当おもしろくなるなと思う本もいくつかありました。

私もGraded Readerの限られた語彙での表現力にはいつもすごいなと
思います。

〉その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
〉最近は絵がないと寂しかったりします。
〉読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。

私もこの二人の作品が大好きです。ルイス・サッカーはSSSの書評に
あがっていなかったら、読まないままで終わっていたと思います。

ジャックリーン・ウィルソンと出会ったのは、SSSの多読をはじめようと
GRを買いに言った書店でした。Penguin0.1をさがしているというのに、
なぜか気になって(装丁が可愛かったから?)絶対この人の本をいつか
読もうと2,3冊衝動買いしてしまいました。
でも、あとで自分が本当に読めたり、ましてや自分が書評したりすること
など想像もしていませんでした。
中を分からずに買っているのに、描かれている世界はとても胸をえぐられ
どんどん他の作品も読みたくなるものばかりでした。

〉ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
〉ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
〉読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。

私も日本語訳がベストセラーになったとき、売れているけど自分には
関係ない世界かな〜と思っていたのですが、英語多読をはじめて
200万語になる前くらいに手を出し、私もすごく夢中になりました。

〉100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
〉英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
〉頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。
〉英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。

本の魅力って偉大ですよね。私も英語多読をはじめて、忘れかけていた
読書の喜びを再発見しました。

〉100万語多読をしてみてよかったなあと思うのは、忙しい中でも少しでも英語に触れる時間が持てる方法を見つけられたことです。
〉英語教師として英語の自己研修は欠かせないものですが、
〉授業の準備や後処理に追われてなかなか時間がとれず半ば諦めていたのです。
〉でも英語の本を読むという方法なら続けていけるという思いを強くしています。

〉そして英語教師としてはこれほど多くのものを与えていただいた方法はありませんでした。
〉これから、英語教師とどうやっていくかという大きな指針を得られました。
〉この掲示板で皆さんから学んだことは数知れません。本当にありがとうございました。

〉来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です

いいと思うものをどんどん取り入れられ、授業にも積極的に展開
されているKYOさんの行動力はすごい!です。
応募者が多いと大変だと思いますが、たくさんの学生さんたちが
多読の魅力を感じ取ってくれたらいいですね。

それでは、これからも楽しい読書を!


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3951. Re: 100万語達成おめでとうございます!

お名前: KYO
投稿日: 2004/8/1(08:36)

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しおさん、お祝いありがとうございます! レスが遅くなってすみません。

〉100万語達成おめでとうございます!

ありがとうございます! 本当に長くかかりましたが、
長くかかった分だけうれしさも大きいのだと思います。

〉これは大変だったでしょう。お忙しい中、授業だけでなくご自分の多読も
〉続けられて、100万語を達成されたことは、本当に素晴らしいと思います。

他の方へのレスでも書きましたが、多読の授業を始めてからの方が
学生から刺激されて読みたいという気持ちが続いたと思います。

〉私もGraded Readerの限られた語彙での表現力にはいつもすごいなと
〉思います。

そうですよね! だから、日本人は別に変に難しい凝った言い方や書き方なんか
しなくていいじゃないかと思います。
極論すれば、英語ネイティブが仲間内で教養をひけらかすように書いてるもの
なんかわかんなくたっていいじゃないとちょっと思ったりして。
ノンネイティブとネイティブが混ざった中で、
コミュニケーションの手段として使われる英語はシンプルで
直截なものでOKというか、そうあるべきだと最近は思っています。

〉私もこの二人の作品が大好きです。ルイス・サッカーはSSSの書評に
〉あがっていなかったら、読まないままで終わっていたと思います。

〉ジャックリーン・ウィルソンと出会ったのは、SSSの多読をはじめようと
〉GRを買いに言った書店でした。Penguin0.1をさがしているというのに、
〉なぜか気になって(装丁が可愛かったから?)絶対この人の本をいつか
〉読もうと2,3冊衝動買いしてしまいました。
〉でも、あとで自分が本当に読めたり、ましてや自分が書評したりすること
〉など想像もしていませんでした。
〉中を分からずに買っているのに、描かれている世界はとても胸をえぐられ
〉どんどん他の作品も読みたくなるものばかりでした。

ジャックリーン・ウィルソンと出会えたのは、しおさんのおかげだと思います。
あらためてありがとうございました!
胸をえぐられる作品が本当に多いですね。なかでも最近読んだ"Vicky Angel"
主人公のJadeの悩み方がもう読んでいて辛くて、恐いくらいで、
最後に確かに救われているんだと思いますが(思わず終わりのほうを読み返しました)
Vickyはもう本当にJadeの前にあらわれないんだろうかと疑問にさえ思いました。

〉私も日本語訳がベストセラーになったとき、売れているけど自分には
〉関係ない世界かな〜と思っていたのですが、英語多読をはじめて
〉200万語になる前くらいに手を出し、私もすごく夢中になりました。

1巻を読んだら、ハリーのお話が身近にないのが何だか寂しくって
またハリーといっしょにいたいなと思って2,3巻と続きました。
4巻がちょっと長いんで今は中断して別のものを読んでいます。

〉本の魅力って偉大ですよね。私も英語多読をはじめて、忘れかけていた
〉読書の喜びを再発見しました。

英語読書で読むものの幅が広がったことが大きいなあと思っています。
日本語と英語をいったりきたりしながら、
読むことは私にとっては生涯の喜びだと思っています。

〉〉来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です

〉いいと思うものをどんどん取り入れられ、授業にも積極的に展開
〉されているKYOさんの行動力はすごい!です。
〉応募者が多いと大変だと思いますが、たくさんの学生さんたちが
〉多読の魅力を感じ取ってくれたらいいですね。

英語教師の広場でリポートしましたので、また読んでいただけるとうれしいです。
楽しんでくれた学生が多かったんでよかった!です。

〉それでは、これからも楽しい読書を!

しおさんもますますHappy Reading!


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3939. レスが遅くなってすみません

お名前: KYO
投稿日: 2004/7/28(17:17)

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100万語の通過のお祝いをくださった皆さん、レスが遅くなってすみません。

今週の月曜から5日間の集中講座を始めて、
なかなかゆっくりとお返事を書く時間がとれません。ごめんなさい。

終わりましたら、じっくりお返事を書きます。どうぞお許しください。


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[喜] 4450. Re: ようやく100万語達成しました!--KYOさん、おめでとうございます

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2004/11/8(23:54)

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KYOさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
〉1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。

   ほんとに遅くなりましたが、おめでとうございます。
   英語のプロの方の報告が3人も続いてしまいましたね。キラキラも
   おこがましい気持ちなのですが、1人も抜かさず全員に...と
   決意したからには、恥ずかしげもなくがんばるぞ〜

。.:*:・'゜★゜'・:*:.。゜'・:*:.。☆。.:*:・'゜。.:*:・'゜★゜'・: 


〉私は専門学校等で英語を教えていて、SSSの多読を始めたきっかけは、
〉現在、高2の娘によいのではないかと思ったからでした。
〉娘に勧めるからには、私自身も読んだ方がいいだろうと100万語多読を始めました。
〉やっているうちに、これは英語学習法としては非常に力のある、汎用性の高い方法だと気がつき、
〉学生たちに勧めるようになりました。この4月からは思い切って多読の授業を開始しました。

   最近は多読を授業に取り入れて下さる先生も増えてきて、嬉しい限り
   です。 

〉100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
〉英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
〉頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。
〉英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。

   それは良かったですね。精読授業のテキストだと思ったら、「ここは
   ちょっと構文を説明しないと...」とか思ってしまったかも知れな
   い。
   
〉来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です
〉4月から始めた授業の方は、わりとうまくいっていて、「多読は楽しい」「読むのが苦にならなくなった」
〉「できるだけ自分でも続けていきたい」といった感想を寄せられています。
〉集中講座は、授業では受け持たなかった学生たちに主に呼びかけたのですが、
〉思いのほかたくさんの参加希望があってうれしいです。
〉でも本が足りるかなというのがちょっと心配です。

   大勢の方に多読を知って貰えると良いですね。

〉100万語を通過して、今後は、買ってはあるものの、
〉未読の本がまだ160冊ほどあるので、それをどんどん読んでいこうと思います。
〉シリーズものの児童書は、1,2冊しか読んでいないものが多いのですが、
〉どのシリーズも数冊から10冊ほど買ってあるのでそれを読んでいくのが今から
〉楽しみです。

   いろんなシリーズ物を知りたくて、ついつい1巻ばかり読んでしまう
   ことを「1巻びんぼー」というんですよ!

〉書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
〉やっぱり100万語通過うれしいです。
〉これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!

2周目もHappy Reading!

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