大阪府立児童文学館

大阪は千里万博公園内に大阪府立児童文学館という「わが国最初の国際的な児童文学資料・研究・情報センター」があります。
多読に役立つのではないかと思うのです。

実はわたし自身は一度も行ったことはないのですが、サイトで蔵書検索してみたところ、原書もたくさん収蔵しています。ただ、これをみるかぎり、日本語の絵本は問題なく借りられるようですが、英語の本が貸し出し可能なのかどうかはわかりません。

念のため電話できいてみましたが、具体的な書名がわからないと答えにくいようでした。（「センダックの絵本の原書など借りられますか」ときけばよかったのか。反省。）
私も一度偵察しにいこうと思っていますが、どなたか行ったことがおありでしたら、教えていただけたらうれしいです。
借りることができなくても、一日こもってその場で読めれば、それだけでずいぶん助かります。
大阪府は財政がきびしいので、新しい本を入れてもらうのは難しそうですけれど、評価の定まった児童書などだったら、蔵書しているのではないかと期待しています。

こんばんわ。showatchと申します。

大阪府立国際児童文学館(http://www.iiclo.or.jp/)に行ってきました。

以下は、私の個人的な感想です。
館の人に聞いてはいませんので、直接確認していただいた方がよいかもしれません。
　
　
結論から申しますと、ここは児童文学研究者のための施設です。
多読のために通うためのものではないように感じました。

施設の１階は、ほとんど普通の図書館の児童書コーナーです。
洋書のコーナーもありますが、冊数は多くありません。
(Roald Dahlが何冊か置いてありました。)
市立図書館より多いと感じたのは、英語以外(タイ語とか)の絵本です。
こちらは貸し出しもやっているようです。

２階は、書棚が少しで、後は机や椅子が並べられていました。
書棚は新着・新刊書(児童書や絵本)で、洋書は見当たりませんでした。
蔵書の多くは書庫にあるようで、見て回ることはできません。
蔵書目録かカードで探し出して司書の方にリクエストする方式みたいです。
(パソコンも置いてありましたので、検索も可能なのだと思います。)
こちらは貸し出し不可のようでした。

(目録を見る限りでは)蔵書自体は多いようなので、絶版本など、
普通では入手できない絵本や児童書を見たい方にはよいかもしれません。
その意味で児童文学研究者向けと感じました。
　
　
不満はまだあります。
それは、行き着くまでの交通費が結構かかるのです。
北大阪急行(御堂筋線の延長)の千里中央か、阪急の山田からモノレール
を使うのが一般的と思いますが、片道２００円以上かかります。(バスも同様)
ならばと車で行くと、駐車料金が１日１２００円です。

これに万博公園への入場料２５０円(子供は８０円)が別に必要です。
(日本庭園への入場料も含まれていますが、私は入りませんでした。)

児童文学館への入館自体は無料ですが、洋書が目当てで行くのに
千円以下で済む所にお住まいの方はごく僅かでしょう。

これならば、SEG-West(大阪/梅田)のSSS Bookclubに入った方が、
ずっと得られるものが多いと思います。

以上、不満だらけの報告になってしまいましたことをお許しください。

showatchさん、
ありがとうございます。
私の思いつきで、いらざるご負担をおかけしたようで、
申し訳なく思っています。
少しでも楽しんでこられたのならよいのですが。

国立民族学博物館にはたまに行くことがあり、
そのついでに、原書絵本にどっぷりつかれたらいいのに、
などと甘い夢を描いていたのですが、
どうやら無理のようですね。

ご報告ほんとにありがとうございました。

オシツオサレツさん、こんにちは。showatchです。

>私の思いつきで、いらざるご負担をおかけしたようで、
>申し訳なく思っています。

お気遣いは無用です。酒井先生公認のSSS図書委員ですし。
少し費用がかかったのも覚悟の上ですので気にはしていません。
ただ、通うには使えないなと思ってしまいました。
税金を払う身ですから公共の施設で使えるところがあればよいのですが。

>少しでも楽しんでこられたのならよいのですが。

はい。そのときは、書棚にRoald DahlのFantastic Mr. Foxを見つけたので、
一気に読んでしまいました。(借りると返しにまたいかなければならないので)
面白かったです。

ではまた。