[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/11/26(06:28)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2011/3/24(00:22)
------------------------------
pandada45さん、こんにちは。
〉
〉多読の定義 たくさん読む
〉多読の方法 多読3原則
〉精読の定義 文章の意味がわかるように読む
〉精読の方法 わからない言葉があると辞書で調べて読む
〉
〉なんですが。
ここがよくわからないんですが、多読でも文章の意味がわかって読んでいるときはありますし、私は辞書を引いても「多読」はしているつもりです。
多読は早く読むことでも飛ばし読みをすることでもないと思います。
〉〉それは読んだ時点でどの程度意味を確認したいか、ですね。
〉〉以前私が辞書を引いて効果があるのは「わかる文章の中で知らない単語が
〉あったとき」と言ったら話がかみ合いませんでした。
〉〉それはつまり
〉〉He's a paunchy
〉〉という文ならpaunchyという言葉さえ調べればこの文章は簡単に意味が分
〉かります。そういう時なら辞書は有用です。
〉
〉paunchy って言葉の意味が重要であるあ無いかは意味を確認できて初めて
〉わかるんじゃあないでしょうか?
〉paunchy って言うのが、性格なのか人種なのか主人公との人間関係なのか
〉職業なのか?
私は以前に「わかる文章の中で未知単語が出てきた場合に辞書を引いたら役に立つ」と言いましたが、こういった文章がその例です。簡単な文章の中に未知単語が出てきたら辞書を引けば簡単に解決します。ですからここは「辞書を引けば解決することなので辞書を引く」可能性が高いわけです。
〉
〉それでもって、体型だとわかると、体型と性格の関係付け(痩せている→
〉神経質、太っている→おおらか)まで想像します。
〉
〉〉horn-rimmedはメガネのフレームのことだと見当がつきますが、その時
〉どんなフレームか知りたかったら辞書を引きます。メガネのことだとわか
〉ったらそれでいい、と思ったらそのまま読み進みます。
〉
〉次の文章では horn-rimmed なメガネをかけた accountant って言う
〉事で、きっちりした性格かなあと想像します。後で、彼の性格を裏付ける
〉エピソードが出てくるんですが、「やっぱり」って感じでニヤリとします。
〉だから
〉he wears horn-rimmed bifocal glasses.
〉って言うのはメガネフレームの種類の説明ではなくて、彼の性格の説明
〉なんですね。
〉日本語の読書の時はこう言うことが自然にできるのですが、残念ながら英語
〉ではまだできないんで、精読って方法をとっています。
horn-rimmed bifocal glassesで「きっちりした性格」を感じるのは、辞書に載っている意味が分かるからではなくて、そのフレームの材質について自分なりにイメージがあるからではありませんか。ですから、その人物のイメージがわくか、わかないかは「言葉」よりもその言葉が持つイメージをどれだけ持っているかによると思います。
確かに、未知単語をそのままにしておいたらイメージすらわかないでしょうけれど、後でその性格を裏付けるエピソードがあるならその時に彼の性格がわかってもまあそれはいいでしょう。
つまりそこを「きちんとわかりたい」と思うか「まあいいや」と思うかは人それぞれで、理解度に対する欲求も人それぞれ違うようですね。
〉杏樹さんの精読「ていねいに読む」っていうのはどんな方法なのでしょうか?
〉「理解度を保つのにちょうどいい速度で読む」とか
〉「多読で英語の文章が「英語のままわかる」ようになりましたので」
〉「ただし、辞書は時々使います。「この単語の意味がわかったらいいな」と
〉思ったときなど。英英辞典で言葉の概念をつかんで、それから文章全体を読
〉みます。」
〉と言われても残念ながら私には理解することができません。
〉杏樹さんの精読を定義と方法に分けて説明していただけると分かるのかも
〉しれません。
私が「ていねいに読む」ことを言ったのは800万語報告の時です。
そのころ私はヒストリカル・ロマンスでPBを読むようになっていました。理解度はあまり高くありませんでしたが、飛ばせば読めました。PBの先輩が大人向けの本の方がどんどん飛ばしても読める、むしろ児童書の方が内容が濃くて飛ばすとわからなくなると言っていました。
それで、PBをいくつか読んだ後、ダレン・シャンを読みました。PBと同じようなスピードで読んでいたら内容がわからなくなっていきました。それでページを戻ってもう少しゆっくり、そして一つ一つ言葉を確認しながら「ていねい」に読むことを心がけてみました。そうしたら読み飛ばした部分の意味もわかってきました。
私は最初のレスで、寅彦さんの意見に言及しました。わたしはそちらに同意していますので、私にっとって多読と精読は両立しているのです。pandada45さんは多読と精読を分けて考えているようですので、そのあたりで同意ができていないので、私の「精読」を説明しても納得できないのではないかと思います。
それでは…。
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お名前: pandada45
投稿日: 2011/3/24(14:32)
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杏樹"さん こんにちは
やっと分かりました。
杏樹さんの多読がSSS多読ではなかったんですね。
そこが誤解のもとでしたね。
〉pandada45さん、こんにちは。
〉〉
〉〉多読の定義 たくさん読む
〉〉多読の方法 多読3原則
〉〉精読の定義 文章の意味がわかるように読む
〉〉精読の方法 わからない言葉があると辞書で調べて読む
〉〉
〉〉なんですが。
〉ここがよくわからないんですが、多読でも文章の意味がわかって読んでい
るときはありますし、
私も多読で読むときには6割以上は意味は分かっているつもりですよ。
さすがに、そのくらいは理解出来ないと楽しく読めないと思います。
多読とは意味もわからず読むこととは誰も言っていない。
〉私は辞書を引いても「多読」はしているつもりです。
〉多読は早く読むことでも飛ばし読みをすることでもないと思います。
SSS多読では http://www.seg.co.jp/sss/information/sss_lingo.html
多読 = 飛ばし読みで、(自分の好みの)多くの本を楽しんで読むこと
多読三原則 = 多読をするときの基本三原則
1)辞書は使わない
2)分からないところは飛ばす
3)つまらなくなったらやめる
としています。
私の多読はSSSの多読です。
杏樹さんの「多読」は、辞書を引くし、分からないところを飛ばすことでも
ない、ただ「たくさん読むこと」だ。ということはわかりました。
〉私が「ていねいに読む」ことを言ったのは800万語報告の時です。
〉そのころ私はヒストリカル・ロマンスでPBを読むようになっていました。
理解度はあまり高くありませんでしたが、飛ばせば読めました。PBの先輩
が大人向けの本の方がどんどん飛ばしても読める、むしろ児童書の方が内容
が濃くて飛ばすとわからなくなると言っていました。
〉それで、PBをいくつか読んだ後、ダレン・シャンを読みました。PBと
同じようなスピードで読んでいたら内容がわからなくなっていきました。そ
れでページを戻ってもう少しゆっくり、そして一つ一つ言葉を確認しながら
「ていねい」に読むことを心がけてみました。
なるほど、杏樹さんの「精読」=「ていねいに読む」とは、
読むスピードを遅くしたり早くしたりして、一番理解できる速さで一つ一つ
の言葉を確認しながら読む。そして時々は英英辞典で言葉の概念をつかんで
から改めて文章全体を読んだりする、
なのですね。説明ありがとうございます。
〉そうしたら読み飛ばした部分の意味もわかってきました。
ところで、
「多読は早く読むことでも飛ばし読みをすることでもないと思います。」
と言われていましたね。
精読に加えて「飛ばし読み」と言う方法も使われているのですね。
結果としてたくさん読むのが「杏樹さんの多読」ということなのですね。
〉私は最初のレスで、寅彦さんの意見に言及しました。わたしはそちらに
同意していますので、私にっとって多読と精読は両立しているのです。
両立というのは、「ていねいに」読まない読書と(飛ばし読み)と「ていね
いに」読む読書(精読)をうまく使い分けているということですね。
両方を使って結果としてたくさん読む「多読」をしていると。
〉pandada45さんは多読と精読を分けて考えているようですので、そのあたり
で同意ができていないので、私の「精読」を説明しても納得できないのでは
ないかと思います。
多読と精読は別の意味ということでは分けて考えていますよ。
前の方で書いたように多読では飛ばし読みをしますが(多読3原則)、
精読では辞書で言葉の定義を確認したりと、具体的な行動が違います。
杏樹さんのように
〉また、多読で英語の文章が「英語のままわかる」ようになりましたので、
と言えるようになれば、多読と精読を分けて考える必要は無くなるのかもし
れません。
pandada45の精読の定義 (9割以上)文章の意味がわかるように読む
pandada45の精読の方法 わからない言葉があると辞書で調べて読む
これで、最初の杏樹さんの質問
〉pandada45さんの「精読」の具体的な方法はどんなものでしょうか。
〉わからない単語を片っ端から引くとか、文法解析するとか…?
に対する答えになったでしょうか?
ではまた。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2011/3/25(23:13)
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pandada45さん、こんにちは。
〉やっと分かりました。
〉杏樹さんの多読がSSS多読ではなかったんですね。
〉そこが誤解のもとでしたね。
私はずっとSSSの多読をしていますけれど。
食い違っているのは「精読」の定義ではないかと。
〉SSS多読では http://www.seg.co.jp/sss/information/sss_lingo.html
〉
〉多読 = 飛ばし読みで、(自分の好みの)多くの本を楽しんで読むこと
〉多読三原則 = 多読をするときの基本三原則
〉 1)辞書は使わない
〉 2)分からないところは飛ばす
〉 3)つまらなくなったらやめる
〉としています。
〉私の多読はSSSの多読です。
SSSの「飛ばし読み」は「わからないところは飛ばす」ということです。わかるところは飛ばさなくていいはずです。私は寅彦さんが多読と精読は対立するものではないという意見に同意しています。多読の反対は「少読」で、斜め読みをすることではありません。多読三原則は、わからないところもわかるところも本全体を飛ばし読みしなさいということではありません。本全体を飛ばし読みしたり斜め読みしたい人はそうすればいいでしょうけれど。
〉
〉杏樹さんの「多読」は、辞書を引くし、分からないところを飛ばすことでも
〉ない、ただ「たくさん読むこと」だ。ということはわかりました。
私が考える「精読」とはこうだ、という話をしているのですが。多読と折り合っていける精読。それにわからないところは飛ばします。でもていねいに細かく読んだらわかる場合がありますので、難しい本を読むときはわからないところはていねいに読むということです。ていねいに、ゆっくり読んでいても、わからないところを考えて立ち止まったりしないでそのまま進みます。
そもそも多読三原則は英語の本が読めるようになるためにあるのです。なぜ三原則で読めるようになるかと言いますと、読めない人はまず辞書を引いたりわからないところで立ち止まって考えこんでしまうことが多いからです。そこで手間がかかって1冊の本を読むのにとても時間がかかり、読み終わらないで挫折してしまう、あるいは読み終わることができたとしても、英語の本を読むのはとても手間のかかることだと思ってしまう。しかし辞書も引かず、わからないところは飛ばせばどんどん読んでいくことができるようになります。そしてつまらない本は読まないで面白い本だけを読む。そうすれば一定のスピードで英語の本を読むことができるようになっていきます。
多読三原則はそれを守ること自体が目的なのではなくて、「英語の本が自由に読めるようになる」ことが本当の目的です。
〉両立というのは、「ていねいに」読まない読書と(飛ばし読み)と「ていね
〉いに」読む読書(精読)をうまく使い分けているということですね。
〉両方を使って結果としてたくさん読む「多読」をしていると。
まあ、そんなところです。しかし繰り返しますが、ここでは「精読」の方法について話し合っているつもりです。pandada45さんは多読とは全く違う精読をしているようですが、私は多読と折り合っていける精読を考えています。
そして、これはあくまでも多読と折り合える精読とはこういうものではないか、という考察をしているのであって、私が普段どの程度それを実行しているかは別の話です。
〉〉pandada45さんは多読と精読を分けて考えているようですので、そのあたり
〉で同意ができていないので、私の「精読」を説明しても納得できないのでは
〉ないかと思います。
〉
〉
〉多読と精読は別の意味ということでは分けて考えていますよ。
〉前の方で書いたように多読では飛ばし読みをしますが(多読3原則)、
〉精読では辞書で言葉の定義を確認したりと、具体的な行動が違います。
つまり多読と精読は対立するものではない、という考えには賛同されないということですね。
多分辞書の使い方も違うんだろうと思います。
もし「辞書を引く」と言ってそれがわからない単語をこまめに引くような方法を思い浮かべていらっしゃるなら、根本的に話が食い違っていることになります。
辞書は内容を理解する助けになる道具として、読み進むのに妨げにならないように使います。そして言葉の「定義」よりも、その言葉の「概念」をつかむようにしています。おおまかに意味がつかめればそれでよしとしています。
申し上げましたように、私は多読的精読はとりあえず「ていねいに読む」ことだと思っていますが、それで一語一語確認するということは、必ずしも辞書で意味を確認することではありません。
そもそも辞書を引いても読解力は上がりません。読解力は読むことによって上がります。ですから辞書はあくまでも補助手段で、辞書に頼らないで内容をつかむことが大切です。
SSS多読をしていたら、たくさん読んで、たくさんの言葉、たくさんの事例に出会ううちにだんだん言葉の意味がつかめてくる、辞書の語義ではない言葉のニュアンスを感じ取ることができるようになってくることがわかるはずです。そんな風に言葉を覚えていきますと、それが本当に身についた言葉となります。私はその感覚を重視して本の内容をつかむようにしています。ですから辞書を引いても細かい語義や定義を求めるわけではなく、まして日本語の「訳語」は求めません。
〉杏樹さんのように
〉
〉〉また、多読で英語の文章が「英語のままわかる」ようになりましたので、
〉
〉と言えるようになれば、多読と精読を分けて考える必要は無くなるのかもし
〉れません。
「英語のままわかる」というのも、ひょっとして解釈が違うのでは…という気がしてきました。
多読を始めたら割合早いうちに「英語のまま」わかる感覚になってきましたので、そこに日本語を介在させると英語の感覚がつかめなくなりそうなので、できるだけ日本語の訳語、訳文には触れない、考えないようにしました。
pandada45さんぐらい読んでいれば「英語のまま」わかって読んでいるはずだと思うのですが、pandada45さんの「英語のままわかる」というのは、ひょっとしてもっと高度なレベルの英文処理能力なのかもしれません。
〉
〉pandada45の精読の定義 (9割以上)文章の意味がわかるように読む
〉pandada45の精読の方法 わからない言葉があると辞書で調べて読む
〉
〉これで、最初の杏樹さんの質問
〉〉pandada45さんの「精読」の具体的な方法はどんなものでしょうか。
〉〉わからない単語を片っ端から引くとか、文法解析するとか…?
〉に対する答えになったでしょうか?
はい、pandada45さんの「精読」がどんなものかはわかりました。
食い違いが起こるのは、多分本を読むのに求めているレベルや英語能力にかなり落差があるんだと思います。私は英語は本当に苦手で、多読で(どんなにレベルが低くても)英語の本を読んでいるだけで「英語の本が読めた!」とビックリして感激しているレベルです。そしておそらく私が「精読」と言っている程度の理解力では、pandada45さんには「精読」として認められないでしょう。
一語一語ていねいに読んでも、わかる時もあればやはりわからない時もあります。またレベルの高い本は、わからないところがあっても辞書を引いても必ずしも解決しません。単語の意味は分かっても、文章全体が何を言っているかわからないことがあります。そんな時は飛ばして先へ進みます。辞書を引いてもわからなくて飛ばしたり、辞書を引かなくてもていねいに読んでみたらわかったり、そういったフレキシブルな読み方こそが「SSS多読」的な精読だと思うのです。
> それでは…。
それでは…。
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お名前: pandada45
投稿日: 2011/3/26(06:56)
------------------------------
pandada45 です。
杏樹さん こんにちは
杏樹さんが私と話し合いをしようとしているテーマが分かりました。
〉まあ、そんなところです。しかし繰り返しますが、ここでは「精読」の
方法について話し合っているつもりです。pandada45さんは多読とは全く違
う精読をしているようですが、私は多読と折り合っていける精読を考えてい
ます。
〉そして、これはあくまでも多読と折り合える精読とはこういうものではな
いか、という考察をしているのであって、私が普段どの程度それを実行して
いるかは別の話です。
私も多読と精読はいい感じに折り合いが付いていると思いますよ。
電車の中では多読、机の前では精読、歩いているときは多聴、この3つを
同じ本で同じ時期に繰り返すと(精読も繰り返します)、聞き取りが良くなり
読み取りも速くなってきました。
一番はじめに書いた
The Battle of The Labyrinth 多読3回精読2回多聴
The Goal 多読2回精読1回多聴
は多読精読多聴を別々に行なったのではなくて、それぞれ同時にしています。
〉つまり多読と精読は対立するものではない、という考えには賛同されないということですね。
上に書いたような方法で精読をしているので、対立するどころか補完するする
ものと考えています。
〉多分辞書の使い方も違うんだろうと思います。
〉もし「辞書を引く」と言ってそれがわからない単語をこまめに引くような
方法を思い浮かべていらっしゃるなら、根本的に話が食い違っていることに
なります。
私はこまめに辞書で調べました。
1〜2%の単語は調べています。上に書いた8万語位の本ではおよそ
1000語程度を辞書で調べて文脈に合う説明をノートに書き写しています。
〉そもそも辞書を引いても読解力は上がりません。読解力は読むことによって
上がります。ですから辞書はあくまでも補助手段で、辞書に頼らないで内容
をつかむことが大切です。
杖は歩行の補助手段で、あくまで杖に頼らずに歩くことが大切です、という
事なのでしょうが、杖を使えば登りたい山に登れるとしたら、私は杖を使い
たいと思います。
水泳の教本はあくまで補助手段で、教本を読んでも泳げるようになりません。
あくまで、教本に頼らずに泳ぐことが大切です、と言われても、私はある
クロールの教本の説明に従って練習をしたところ、50歳近くになって初め
てクロールで50m泳げるようになりました。
辞書もおなじように頼ったっていいと思います。
〉SSS多読をしていたら、たくさん読んで、たくさんの言葉、たくさんの事
例に出会ううちにだんだん言葉の意味がつかめてくる、辞書の語義ではない
言葉のニュアンスを感じ取ることができるようになってくることがわかるは
ずです。そんな風に言葉を覚えていきますと、それが本当に身についた言葉
となります。私はその感覚を重視して本の内容をつかむようにしています。
ですから辞書を引いても細かい語義や定義を求めるわけではなく、まして日
本語の「訳語」は求めません。
The Battle of The Labyrinth のときは英和辞典を使いました。
The Goal のときは途中から英英辞典に変えたところ、大丈夫だったので
英英辞典を使っています。
どちらも、日本語訳を作ることが目的ではないので私も「訳語」は気にして
いません。
〉はい、pandada45さんの「精読」がどんなものかはわかりました。
〉食い違いが起こるのは、多分本を読むのに求めているレベルや英語能力に
かなり落差があるんだと思います。私は英語は本当に苦手で、多読で(どん
なにレベルが低くても)英語の本を読んでいるだけで「英語の本が読めた!」
とビックリして感激しているレベルです。そしておそらく私が「精読」と言
っている程度の理解力では、pandada45さんには「精読」として認められな
いでしょう。
私が「pandada45の精読」の方法だけを説明して、多読、多聴との組み合わ
せてどのように使っているのかまで説明しなかったのは申し訳ありません。
〉一語一語ていねいに読んでも、わかる時もあればやはりわからない時も
あります。またレベルの高い本は、わからないところがあっても辞書を引い
ても必ずしも解決しません。
そうですね。
〉単語の意味は分かっても、文章全体が何を言っているかわからないこと
があります。そんな時は飛ばして先へ進みます。辞書を引いてもわからな
くて飛ばしたり、辞書を引かなくてもていねいに読んでみたらわかったり、
ええ、pandada45的精読でも、辞書を引いても分からないものは飛ばします。
〉そういったフレキシブルな読み方こそが「SSS多読」的な精読だと思う
のです。
別に「SSS多読的精読」って言わないで杏樹さんは杏樹さんの「精読」を
すればよいし、pandada45はpandada45の「精読」をすればいいのではないで
しょうか?
ただ、精読するときには多聴を組合わせると調子が良いので、audibleを
うろついています。失敗したときに、多読の積ん読と違いかみさんには
バレないのですが、小遣いの問題でこの先続けられるか悩みどころです。
ではまた。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2011/3/27(02:16)
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pandada45さん、こんにちは。
〉私も多読と精読はいい感じに折り合いが付いていると思いますよ。
〉電車の中では多読、机の前では精読、歩いているときは多聴、この3つを
〉同じ本で同じ時期に繰り返すと(精読も繰り返します)、聞き取りが良くなり
〉読み取りも速くなってきました。
同じ本で繰り返すと効果があるんですね。
〉一番はじめに書いた
〉
〉The Battle of The Labyrinth 多読3回精読2回多聴
〉The Goal 多読2回精読1回多聴
〉
〉は多読精読多聴を別々に行なったのではなくて、それぞれ同時にしています。
そうでしたか。単に回数を書いているだけだと思ったのですが、同時に繰り返していたんですね。
〉
〉
〉〉つまり多読と精読は対立するものではない、という考えには賛同されないということですね。
〉
〉
〉上に書いたような方法で精読をしているので、対立するどころか補完するする
〉ものと考えています。
対立ではなく、多読と精読は「別物」として補完しあっているということでしょうか。
〉
〉
〉〉多分辞書の使い方も違うんだろうと思います。
〉〉もし「辞書を引く」と言ってそれがわからない単語をこまめに引くような
〉方法を思い浮かべていらっしゃるなら、根本的に話が食い違っていることに
〉なります。
〉
〉私はこまめに辞書で調べました。
〉1〜2%の単語は調べています。上に書いた8万語位の本ではおよそ
〉1000語程度を辞書で調べて文脈に合う説明をノートに書き写しています。
すごいですね。
私もたま〜にこまめに引こうとすることがありますが、1ページ持ちません。結局やっぱりテキトーなところでテキトーに引く、になります。
〉
〉
〉〉そもそも辞書を引いても読解力は上がりません。読解力は読むことによって
〉上がります。ですから辞書はあくまでも補助手段で、辞書に頼らないで内容
〉をつかむことが大切です。
〉
〉
〉杖は歩行の補助手段で、あくまで杖に頼らずに歩くことが大切です、という
〉事なのでしょうが、杖を使えば登りたい山に登れるとしたら、私は杖を使い
〉たいと思います。
〉
〉水泳の教本はあくまで補助手段で、教本を読んでも泳げるようになりません。
〉あくまで、教本に頼らずに泳ぐことが大切です、と言われても、私はある
〉クロールの教本の説明に従って練習をしたところ、50歳近くになって初め
〉てクロールで50m泳げるようになりました。
そういうこともあるんですね。
〉辞書もおなじように頼ったっていいと思います。
辞書については人それぞれですから…。
役に立つと思う人もいますし、多読で効果を感じて「どうでもいい」と思うようになる人もいます。
私は「たまには役に立つ」という感じです。
〉私が「pandada45の精読」の方法だけを説明して、多読、多聴との組み合わ
〉せてどのように使っているのかまで説明しなかったのは申し訳ありません。
私も単に「どんなふうに精読をしていますか」と聞いただけでしたので…。
同じ本で同時にやって効果があったと聞いて納得できました。
〉
〉〉単語の意味は分かっても、文章全体が何を言っているかわからないこと
〉があります。そんな時は飛ばして先へ進みます。辞書を引いてもわからな
〉くて飛ばしたり、辞書を引かなくてもていねいに読んでみたらわかったり、
〉
〉
〉ええ、pandada45的精読でも、辞書を引いても分からないものは飛ばします。
飛ばすこともあるんですか。
〉
〉〉そういったフレキシブルな読み方こそが「SSS多読」的な精読だと思う
〉のです。
〉
〉
〉別に「SSS多読的精読」って言わないで杏樹さんは杏樹さんの「精読」を
〉すればよいし、pandada45はpandada45の「精読」をすればいいのではないで
〉しょうか?
そうですね。
下でたかぽんの多読と精読のスレッドでも意見がいくつか出ていますし。
〉
〉ただ、精読するときには多聴を組合わせると調子が良いので、audibleを
〉うろついています。失敗したときに、多読の積ん読と違いかみさんには
〉バレないのですが、小遣いの問題でこの先続けられるか悩みどころです。
多読も多聴もそれぞれ悩みがあるんですね。
〉
〉ではまた。
それでは…。
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1139. いろいろな方法で補いあうのが良いのではいかと思う
お名前: pandada45
投稿日: 2011/3/27(06:51)
------------------------------
杏樹さん こんにちは
〉〉私も多読と精読はいい感じに折り合いが付いていると思いますよ。
〉〉電車の中では多読、机の前では精読、歩いているときは多聴、この3つを
〉〉同じ本で同じ時期に繰り返すと(精読も繰り返します)、聞き取りが良くなり
〉〉読み取りも速くなってきました。
〉同じ本で繰り返すと効果があるんですね。
はい、結果としてTOEIC IPテストで100点アップになりました。
それは、精読を追加したことが要因と思っています。
〉〉一番はじめに書いた
〉〉
〉〉The Battle of The Labyrinth 多読3回精読2回多聴
〉〉The Goal 多読2回精読1回多聴
〉〉
〉〉は多読精読多聴を別々に行なったのではなくて、それぞれ同時にして
います。
〉そうでしたか。単に回数を書いているだけだと思ったのですが、同時に繰
り返していたんですね。
そうです、The Battle of The Labyrinth では精読を2回繰り返している
間に多読が3回できて、その間にずっと同じ本の朗読を多聴していました。
ちなみに、多読+多聴は以前から行っていたんですが、なかなか効果は
実感できず、TOEICのスコアにも大きく反映していません。
〉対立ではなく、多読と精読は「別物」として補完しあっているということ
でしょうか。
野球だって、投げる、打つ、走るは「別物」だし、試合と練習も「別物」
でしょ。まあ、練習試合というのはありますが。
投球練習、バッティング練習、ベースランニングとそれぞれ別の練習方法
があります。でも、全部を一緒にやるから野球がうまくなりますよね。
私は、「多読」は試合で、「辞書引き精読」は(守備)練習だと思ってい
ます。たしかに試合のほうが楽しいけれど、次の試合をもっと楽しむには
自分の弱点を練習して克服したほうがいいと思います。
〉私もたま〜にこまめに引こうとすることがありますが、1ページ持ちま
せん。結局やっぱりテキトーなところでテキトーに引く、になります。
それはその本が難しすぎるか、強く興味を引かないからではないでしょうか?
手持ちの本で音源のある物、YLが低いけれど面白かった物から試してみた
らいかがでしょうか?私の1〜2%の辞書引きでは、1ページに平均3〜4
個になりますが、それくらいなら話の筋道を忘れないで読めています。
〉〉ええ、pandada45的精読でも、辞書を引いても分からないものは飛ばします。
〉飛ばすこともあるんですか。
もちろん、辞書で調べても分からないものは飛ばすしかないじゃあないで
すか。精読だって、本を読んで楽しんでいるんですからそこで立ち止まっ
たらもったいない。
pandada45的精読3原則
1.多読で楽しめる本を
2.辞書引きでも分からないものは飛ばす
3.辞書引きが辛くなったらやめる
です。
精読でも多読でも、辞書読みでも Happy Reading!
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お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2011/3/27(22:39)
------------------------------
杏樹さん、pandada45さん、こんばんは。また横からすみません。たかぽんです。
〉〉対立ではなく、多読と精読は「別物」として補完しあっているということ
〉でしょうか。
〉
〉
〉野球だって、投げる、打つ、走るは「別物」だし、試合と練習も「別物」
〉でしょ。まあ、練習試合というのはありますが。
〉投球練習、バッティング練習、ベースランニングとそれぞれ別の練習方法
〉があります。でも、全部を一緒にやるから野球がうまくなりますよね。
〉
〉私は、「多読」は試合で、「辞書引き精読」は(守備)練習だと思ってい
〉ます。たしかに試合のほうが楽しいけれど、次の試合をもっと楽しむには
〉自分の弱点を練習して克服したほうがいいと思います。
pandada45さん。これ、言えてるなぁ、なるほどなぁ、と思いました。
この比喩ですと、「辞書を引かずに、やさしいものから、たくさん読む」という意味の「多読」は、
ミニゲーム(ミニ練習試合)ということになるでしょうか。
従来の語学では、練習がほとんどで、試合もしなければ、ミニゲームすらも少なかったのが、
欠点だったかなと思います。(実は練習も少なかったかもしれませんが。。)
「多読」はそのぶん、ミニゲームを多くすることで、「英語を使える(読める)」感覚を、
たくさんの人に得させてきました。
(SSSさんの、やさしい本紹介の功績が、何よりも大きかったと思います。)
しかし、ミニゲームばかりやっていても、本試合に対応できるとは限らないわけで、
ここから道が分かれてくるんでしょうね。
・ミニゲームばかりを続ける。
・ミニゲームで対応できる相手(英語)としか試合をしない。
・いきなり本試合で揉まれる。
・他のトレーニングも始めつつ、本試合に挑戦する。
などなど。
どれが良いというわけではなく、その人の目標とか好み、性格によって、
選べばいいことだと思います。
少なくとも、
「どんな人でも、ミニゲームだけやっていれば、どんな相手と試合をしても、やっていける」とか、
「ミニゲームと本試合だけしか、やってはいけない」というようなことは、
言えないのではないかと思います。
私は、ちょっと、「多読多聴しか、したくない」という気持ちが強い人なのですが、
それっていうのは、「ミニゲームと、試合しか、したくない。練習したくない。」
と言ってるようなものなのですね。。
もっと英語ができるようになりたいのに、練習したくないというんですから、
そら、頭打ち感があるはずだわ。伸びないはずだわ。
野球の比喩のおかげで、何かちょっとわかったような気がします。
ありがとうございました。
P.S.余談ですが、もし、野球の試験というもの(「TOBIC」とか)があったら、
教科書どおりじゃないイチローは、点数が取れないかもしれませんね。
ワンバウンドの球を打ったりするから。。
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お名前: 古川@SSS
投稿日: 2011/3/27(22:57)
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古川です。
ゲームの例え、非常にうまいです!
〉この比喩ですと、「辞書を引かずに、やさしいものから、たくさん読む」という意味の「多読」は、
〉ミニゲーム(ミニ練習試合)ということになるでしょうか。
ミニゲームというよりは、草野球あるいは練習試合っていうほうが
いいような気がしますね。
〉従来の語学では、練習がほとんどで、試合もしなければ、ミニゲームすらも少なかったのが、
〉欠点だったかなと思います。(実は練習も少なかったかもしれませんが。。)
〉「多読」はそのぶん、ミニゲームを多くすることで、「英語を使える(読める)」感覚を、
〉たくさんの人に得させてきました。
〉(SSSさんの、やさしい本紹介の功績が、何よりも大きかったと思います。)
〉しかし、ミニゲームばかりやっていても、本試合に対応できるとは限らないわけで、
〉ここから道が分かれてくるんでしょうね。
〉 ・ミニゲームばかりを続ける。
〉 ・ミニゲームで対応できる相手(英語)としか試合をしない。
〉 ・いきなり本試合で揉まれる。
〉 ・他のトレーニングも始めつつ、本試合に挑戦する。
〉 などなど。
〉どれが良いというわけではなく、その人の目標とか好み、性格によって、
〉選べばいいことだと思います。
そうだと思います。草野球を楽しむのに、プロの様な訓練はいらない。
しかし、草野球といえども、良い試合をするにはある程度の練習
は必要です。
〉少なくとも、
〉「どんな人でも、ミニゲームだけやっていれば、どんな相手と試合をしても、やっていける」とか、
〉「ミニゲームと本試合だけしか、やってはいけない」というようなことは、
〉言えないのではないかと思います。
その通りですね。
〉私は、ちょっと、「多読多聴しか、したくない」という気持ちが強い人なのですが、
〉それっていうのは、「ミニゲームと、試合しか、したくない。練習したくない。」
〉と言ってるようなものなのですね。。
「多読多聴」は楽しいですが、練習はやはりつらさがともないますからね。
〉もっと英語ができるようになりたいのに、練習したくないというんですから、
〉そら、頭打ち感があるはずだわ。伸びないはずだわ。
本当にできるようになるには、一定程度つらいこと、あるいは、
興味の無いことでもやらざるを得ないと思います。 あとは、
「つらさ」と「成果」の兼ね合いあいをどう考えるかですね。
これは、個人の価値観にもよるし、必要性にもよりますから。
〉野球の比喩のおかげで、何かちょっとわかったような気がします。
〉ありがとうございました。
〉
〉
〉P.S.余談ですが、もし、野球の試験というもの(「TOBIC」とか)があったら、
〉 教科書どおりじゃないイチローは、点数が取れないかもしれませんね。
〉 ワンバウンドの球を打ったりするから。。
入試で英語の得点が高いという能力と、
英語を使って有益なことができる能力も全く別ですね。
ただ、多くの試験では、満点をとる必要が無いのが
人類の智恵と言えましょう。
それでは。
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お名前: pandada45
投稿日: 2011/3/28(23:06)
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古川さん、たかぽん こんにちは
pandada45です。
従来の学校の勉強は、
カーブの握りとかバッティングのスイングの時の体重移動
などを教室のなかで教科書を読みながら覚えたようなものでは
ないでしょうか?
それに対して
多読 草野球の試合
シャドーイング バッティング練習
精読 ノックでの守備練習
多聴 素振り
精聴、聞き読み フィールドワークの練習
という感じで、とにかく体で覚える感じかなあ。
教科書で覚えたカーブの握りを覚えているような学校の成績の良い
生徒は、草野球の試合でもカーブを投げてヒーローですよね。
多読だけでTOEIC高得点の人ってそういう人じゃあないのかなあと
思ってます。
〉本当にできるようになるには、一定程度つらいこと、あるいは、
〉興味の無いことでもやらざるを得ないと思います。 あとは、
〉「つらさ」と「成果」の兼ね合いあいをどう考えるかですね。
〉これは、個人の価値観にもよるし、必要性にもよりますから。
本当は練習だって楽しいはずだと思います。練習のメニューが自分のレベル
に合わないから苦しいんじゃあないでしょうか。
同じことをコツコツ繰り返すのが練習でしょうから、十分易しい手段
で取り組まないと嫌になると思います。
地獄の1000本ノックとかやられたら嫌になります。
でもストラックアウトならクリアするまで続けたいでしょう?
久しぶりに読んだ Dogs Don't Tell Jokes の精読のときは楽だった。
〉〉野球の比喩のおかげで、何かちょっとわかったような気がします。
〉〉ありがとうございました。
これって以前、他の掲示板で多読メジャーリーグ対学校英語三角ベース論
が出たとき考えたんですけれど、言い出せる雰囲気じゃあなかったんで、
今回いいきっかけをくれた杏樹さんにも感謝ですね。
ではまた。