Re: 多読と試験の効果

[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/11/25(18:26)]

管理用 HELP LOGIN    :    :



上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

1061. Re: 多読と試験の効果

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.com/blog/
投稿日: 2010/8/14(03:04)

------------------------------

寅彦さん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉上でまりあさんがおっしゃっていた「3年以内、出来れば2年半程度で効果が出る」については、3年以内、出来れば2年半程度で英語ができるようにはならないので、英語はできないけれどTOEICの点数が高くなる方法を探るというものですね。

  「とりあえず」3年以内、出来れば2年半程度でTOEICハイスコアが
  取れれば由とするとして、やっぱり英語もできるようになれれば
  さらに望ましいですね。

  3年で英語は出来るようにならない、と諦めるべきものでしょうか?
  a,b,c,から3年ではなく、大学生・社会人になってから3年ですから、
  本当に英語が出来るようになる方法があってもいいようにも
  思うんですが...

  日本語を3年勉強した外国人は、相当できますからねぇ。
  日本滞在3ヶ月もすればスーパーのレジくらいやっているし。 
 
 
〉そのやり方が最終的に英語ができるようになる道筋に乗っかっていれば最高ですが、目先クリアしなければならない点数がある場合は多少の回り道も仕方ないですね。

  ノルマ処理能力だそうですから(笑)、そちらを鍛える必要の有無で
  道筋が違うかも?

  
  日本は島国だったから、外国語習得能力が低くなってしまった
  のかなぁ?
  よその国の人は、もっと簡単に外国語を身につけているように
  感じられてならないのは、他人の苦労に気づかない、想像力の
  欠如による幻想なのだろうか?

  表に見えないところで、必死に努力しているのかもしれないが、
  少なくとも、日本以外の国ではこんなにたくさん会話学校もないし、
  こんなにたくさん英語学習書が売られていないことは、誰にも
  否定できない厳然たる事実ですから。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

1062. Re: 多読と試験の効果

お名前: 寅彦 http://shibutora.g.hatena.ne.jp/shibutora/
投稿日: 2010/8/14(21:43)

------------------------------


まりあさん、こんにちは

〉  3年で英語は出来るようにならない、と諦めるべきものでしょうか?
〉  a,b,c,から3年ではなく、大学生・社会人になってから3年ですから、
〉  本当に英語が出来るようになる方法があってもいいようにも
〉  思うんですが...

日本人が中高6年、人によってはそれ以上英語に時間を掛けているのに英語ができるようにならないというのは、トータルで掛ける時間がつなげると2カ月半から3カ月分くらいにしかならず、海外留学3カ月では到達できるレベルもたかが知れている上に、それが6年以上の期間に薄められてしまうので身につかないと言われています。
3年間毎日、一日中英語をやっていればある程度出来るようになると思います。(その代わりに学校落第したり会社を辞めさせられたりするかも知れませんが) 

〉  日本語を3年勉強した外国人は、相当できますからねぇ。
〉  日本滞在3ヶ月もすればスーパーのレジくらいやっているし。 

「日本滞在」3カ月ですからね。

カミンズ(Cummins)は言語能力を BICS (Basic Interpersonal Communication Skills) と CALP (Cognitive Academic Language Proficiency) とに分けているらしい(「TOEFL・TOEICと日本人の英語力」(鳥飼玖美子著)講談社現代新書 146ページ)のですが、前者は基本的な対人コミュニケーション能力であり、後者は学校での学習などを可能にする知的活動を行うための言語能力を指します。
「『教えない』英語教育」市川力著 中公新書ラクレ によれば、 カナダへの移民の子供を研究した結果、前者は比較的短期間に習得されるが、後者は数年かかることを発見したということですので、レジ打ちの人もまあ日常会話に困らない程度ということなのでしょう。

英語力の到達レベルをどこに置くかで、当然に掛かる時間も変わってきますし。
 
〉〉そのやり方が最終的に英語ができるようになる道筋に乗っかっていれば最高ですが、目先クリアしなければならない点数がある場合は多少の回り道も仕方ないですね。

〉  日本は島国だったから、外国語習得能力が低くなってしまった
〉  のかなぁ?
〉  よその国の人は、もっと簡単に外国語を身につけているように
〉  感じられてならないのは、他人の苦労に気づかない、想像力の
〉  欠如による幻想なのだろうか?

〉  表に見えないところで、必死に努力しているのかもしれないが、
〉  少なくとも、日本以外の国ではこんなにたくさん会話学校もないし、
〉  こんなにたくさん英語学習書が売られていないことは、誰にも
〉  否定できない厳然たる事実ですから。

向こうに行ってしまえば、生活に必要な会話レベルにはそのうち到達するでしょうから、日本人だけ特にということは無いと思います。

日本にいながらの英語学習は、第二言語ではなく外国語として学ぶので、「学習」が得意かどうかで失敗するかどうかが大きく変わってくると思っています。



タイトル一覧へ(返答順)(B)

タイトル一覧へ(日付順)


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.