[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(04:02)]
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お名前: ako
投稿日: 2004/8/12(03:02)
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杏樹さん、akoです。(最初のレスをつけられず残念!!)
タイトルはもちろん世界史のユリウス・カエサル由来です。
ついにやりましたね、初の児童書編!
先日の名古屋オフで実物を拝見した本がたくさん含まれていて、
まるで目の前で、それらの本を並べて杏樹さんとじかにお話しているような錯覚を起こしながら読みました。
〉私の個人的事情もあって、立ち上げたと思ったら休眠状態になってしまった世界史クラブ。やっと児童書の報告で復活です。
『指輪』が出てきちゃあ、部活が後回しなのは当たり前ですぅぅー
復活、おめでとうございます。
〉・「Mummies and Pyramids」
〉ピラミッドは奴隷がムチ打たれながら「働け!」と言って作られていた、というイメージから変化して、最近は自由な賃金労働者だったという説が広まっています。
こういう話こそ、世界史好きの醍醐味です。
過去の出来事の評価というのは、場所によって変わるだけじゃなくて、
時代によっても変わるもの、変わってきたものですものね。
前にも話に出ましたが、ナポレオンが英雄と見なされる国もあれば、
ナポレオンは悪い侵略者、と見なされる国がある。
そういう場所による評価の違いがあるのと同じで、
時代によっても、ある出来事の評価って、変わってきてるんですよねぇ。
古代エジプトのその話なんかは、まさに好例。面白い!
ついでに古代ローマにも似たような話がありますね。
ムチ打たれた気の毒な奴隷もいたでしょうけれど、
職種によっては、非常にいい生活をした奴隷がいますね。
例えば、ローマ貴族のおウチは、個人邸宅内に家庭教師とか医師とか料理人とか、それぞれの専門職の人間を住まわせていましたが、
そういう人たちって、身分は奴隷ですもんね。
誰ンちで奴隷になるなら、いい思いができる、とか言われてたりして。
あたしンち、あたしンち、あたしンち!
今のakoよりず〜〜っといい生活だったのかも……
とにかく、学校教育の世界史をまともに信用していると、知らないうちに固定観念が刷り込まれて、
あとで騙されたって騒いでももう遅い、みたいなエライことになってしまいますからね!!
何か、英語教育の話と似てますね!! ここだけ気合い入ったりして。
〉・「Pirates」
〉海賊の意外と厳しい人生や、有名な海賊のお話など興味深い事実がいっぱいです。
海賊をどう見るか、ということも、まさに奴隷問題と同じ!
海賊は、世間からハズれた犯罪者だなんて思っていたら大間違いですモンね!
ま、どんな時代にも無法者の犯罪集団はいたでしょうけど。
大半の海賊は、それとはかなり違うモンですものぉぉ(海賊をかばっている)
日本語は、十把一絡げに「海賊」という和訳で、
イギリスのエリザベス朝時代も北欧ヴァイキング時代も、一緒くたですからね。(ぷんぷん)
かなり誤解を招くように思います。
そういうの、英語でダイレクトに歴史を読めたら、日本人の世界史認識も変わるのか!? あるいは英語で読めても、アングロサクソンのバイアスを刷り込まれるだけなのか!? 謎は深まるばかり! だから世界史やめらんない。
〉古代メソポタミアに伝わる「ギルガメシュ叙事詩」を3冊の絵本にしたものです。
世界史必読本ですね。西洋史は過去へ戻ると、どうしても、中東と切り離せなくなります。
キリスト教が広まる以前の中東のことを知っておくと、
現在問題になっている、キリスト教とイスラム教の関係のことも、客観的に見ることができるように思います。(あくまで「思います」)
この叙事詩の中の闘いというのは、神の交代に関わる重大な変化の時代だそうです。(現在、学習中の神話カンケイの領域)
ぎるがめっしゅナイト! ←す、すみません。夜更かしの多い一部地域の人にしかわかりません。。。。世界史と関係ないので、小さく
〉★「Eleanor」★
ルーズベルトの奥さんの?ですか?
〉知らずに読んで最後に「そうだったのか!」と思ったのでここではナイショ。
お! 了解。質問取り消します!
〉★「HOMESICK」Jean Fritz著★
〉著者の自伝的な内容です。著者の父親は宣教師で、1920年代に中国へ行きます。その時の経験を書いたものです。著者が住んでいたのは漢口で、現在の武漢です。
「宗家の三姉妹」を思い出した紹介でした。
「ラストエンペラー」で出てくる清朝末期の皇帝、溥儀のイギリス人家庭教師の人物などもそうですが、これらの作品を併読すると、当時、中国に渡った西洋人の様子が複合的に理解できるように思いました。
〉★「Around the World in a Hundred Years」Jean Fritz著★
〉ヨーロッパ人はどのように新大陸を発見したのか?
〉新しい陸地や島の発見によって、当時の世界観が変化していく様子を感じ取ることができます。
欧州人が、世界をどう見たか!興味津々!
まさに欧州の世界認識が、19世紀からこのかた、21世紀の今をさえも大きく左右(それどころか日本の英語教育や世界史教育のゆがみの原因さえも)を左右しているんだから、大変だ〜
将来の必読本ができました! ご紹介、ありがとうございます!
〉私が興味のない国や地域は出てきません。
え〜わぁ(突然関西弁)。こういう風にハッキリ言う人って。 気持ちい〜
杏樹さんのように、自分の関心領域がハッキリしている、というのは、大きな強みですね。
akoは関心の焦点がいつも同時多発で拡散傾向にあるので、羨ましくもあります。改めて敬服します。
しかし同時に、そういう自分を変えようとも思ってないですよ。
同じ歴史好きとして、違うタイプの歴史好きがいるということで、世界史クラブが豊かになると考えています。
HOORAY for「われわれの違い!」
〉「IRELAND The Culture」(7800語)
〉★「Find out About THE CELTS」Fiona Macdonald著★(17700語)
見せていただいて、感激、気絶寸前本でした。
〉ヨーロッパの古代民族、ケルト。紀元前800年ごろにヨーロッパ中部に独自の文化を育み、西暦1世紀にはローマに征服され次第に追いやられてブリテンへ…。そんなケルトの文化や社会を豊富な出土品や遺跡の写真で詳しく紹介した本です。
ケルト、アイルランドのことは、知れば知るほど、英・米のことに直結しますから面白いですね。
アメリカ人に何千万人のアイルランド系がいるかとか、アイルランド系大統領のことなど知るのも面白いですし、イギリスであれば、スコットランドやウェールズがケルト系から来ていることを知ると、どうして、イギリスのサッカーチームは、「イギリス」という統一チームが無いのかってことも、わかりますし。
過去を知っていると、これからも絶対できないだろう…と確信も持てる…
ako担当の児童書関係で行きますと、LLLに登場する主人公のお母さんに、Mrs.McDonald さんていう人が出てきますが、この姓はケルト系(スコットランド系かアイリッシュ系かは不明)なんですよね。ドナルドの息子(Mc)という意味なんだそうですが、初めて知った時は、なんだそれ、ディズニーのギャグかと思ってしまった。
とにかくケルト関係を知っていると、英・米のことが深まっていいです。
〉★「VICTORIA」★(5700語)
〉ヴィクトリア女王の人生よりも、当時の社会のさまざまな様相に関する記述に重点が置かれているので、まさしく「歴史」。世界初の万国博覧会、「日の沈まぬ帝国」の植民地分布、クリミア戦争とナイチンゲールなど…。
この人を核にした歴史本を読むと、世界のいろいろな地域が出てきますから、イギリス史だけでは済まないっすね。世界史嫌いには大変な時代ですが、好きな人間には、…う〜ん、たまらない時代…なんです。
〉★「SEVEN WONDERS OF THE ANCIENT WORLD」Mary Hoffman著★(3430語)
〉「世界の七不思議」を求めて旅立つのです。
この1行だけで、akoはいきなりako少年となってトリップしてしまいますぅぅ
そしてまた少年は旅立つ… それは海のトリトン。
コドモの頃、ナントカの空中庭園だのナントカの巨大灯台とか、もう、そういう言葉って、聞いただけで空想(妄想)が広がり、何だろう何だろうと気になって気になって、当時、NHK『未来への遺産』に幻影とかいって単に女優さんが雰囲気作りで出演してただけのものまで、アテネの古代遺跡に行けば実在するんだ!と信じてました…。
成人してアテネに行ったら、パルテノン神殿は工事中でした(爆!)
〉★「If You Were There in 1942」Barbara Brenner著★
この題を見たとき、突然、英語アタマに戻り、「あっ!多読効果!」と思っちゃいました!
この半年、akoはレベルゼロや1ばかり読んでいますが、「If You Were ...」っていう表現、何度も見ましたから。
初めのうちは、「これって難しい英語だよな。けっ。どーせわかんねーよ」ぐらいに思うのが関の山で、文字だけでは何の感興も湧かなかったんですが、今は、「おおお、想像力をかきたてられる、ああいう感じ〜」と、
このたった3語の文字から、「感じる」ことができました。
世界史クラブで英語多読はイケル!
ご紹介、ありがとうございました。
〉自分のシュミに走ってるだけか、それとも一般的に面白いのか、よくわからないところがありますので。
非常に同意です。
世界史クラブ部員としては、多読に有益な部活にしたいです。
もちろん、その次として、英語を通じて、世界史を好きになる人が出てくだされば、部活冥利。みなさま〜 ご一緒に歴史を楽しみましょう〜〜〜
ako現在、ICR編、ORT編(下)、LLL編、SIR編、などなどを作成したくてウズウズ。
世界史クラブのおかげで多読するのが楽しくて、今日も一人、ブッククラブに6時間こもっちゃいました。
再度、世界史クラブで英語多読はイケル!
杏樹さんにはいつも書いているような気もしますが、今回も凄く触発されました。
凄い本の数々、ご紹介ありがとうございました。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2004/8/14(00:38)
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akoさん、こんにちは。
〉杏樹さん、akoです。(最初のレスをつけられず残念!!)
黒チクワトガケさんの高笑いが聞こえたりして。
〉タイトルはもちろん世界史のユリウス・カエサル由来です。
相変わらず熱いですねえ。
〉ついにやりましたね、初の児童書編!
〉先日の名古屋オフで実物を拝見した本がたくさん含まれていて、
〉まるで目の前で、それらの本を並べて杏樹さんとじかにお話しているような錯覚を起こしながら読みました。
うれし〜。
〉〉・「Mummies and Pyramids」
〉〉ピラミッドは奴隷がムチ打たれながら「働け!」と言って作られていた、というイメージから変化して、最近は自由な賃金労働者だったという説が広まっています。
〉こういう話こそ、世界史好きの醍醐味です。
〉過去の出来事の評価というのは、場所によって変わるだけじゃなくて、
〉時代によっても変わるもの、変わってきたものですものね。
〉前にも話に出ましたが、ナポレオンが英雄と見なされる国もあれば、
〉ナポレオンは悪い侵略者、と見なされる国がある。
〉そういう場所による評価の違いがあるのと同じで、
〉時代によっても、ある出来事の評価って、変わってきてるんですよねぇ。
〉古代エジプトのその話なんかは、まさに好例。面白い!
「世界ふしぎ発見!」でも見たんですが、出勤簿が出土したんですね。しっかりお休みを取っていて現代の賃金労働者のような働き方だったことが判明したとか。しかもピラミッドは「お墓ではない」という説まである!
それから、フランス革命でもバスティーユ攻撃は後世に語り継がれるような輝かしいものではなかったという話もあります。民衆の憎悪の的だったゆえに攻撃された、というのはただの伝説に過ぎず、単に武器を求めて民衆がなだれ込んだだけ。しかもたいした抵抗もなく明け渡されたという説も…。
〉ついでに古代ローマにも似たような話がありますね。
〉ムチ打たれた気の毒な奴隷もいたでしょうけれど、
〉職種によっては、非常にいい生活をした奴隷がいますね。
〉例えば、ローマ貴族のおウチは、個人邸宅内に家庭教師とか医師とか料理人とか、それぞれの専門職の人間を住まわせていましたが、
〉そういう人たちって、身分は奴隷ですもんね。
〉誰ンちで奴隷になるなら、いい思いができる、とか言われてたりして。
〉あたしンち、あたしンち、あたしンち!
〉今のakoよりず〜〜っといい生活だったのかも……
古代ローマ人ってきっといい生活してたんだろうなーと思います。
〉とにかく、学校教育の世界史をまともに信用していると、知らないうちに固定観念が刷り込まれて、
〉あとで騙されたって騒いでももう遅い、みたいなエライことになってしまいますからね!!
〉何か、英語教育の話と似てますね!! ここだけ気合い入ったりして。
でも歴史が苦手、という人はたいてい学校の勉強でいやになってるみたいですよ。それこそ英語の勉強のように。なんでも学校でよくできなかった教科はトラウマになってしまうんですね。
〉〉・「Pirates」
〉〉海賊の意外と厳しい人生や、有名な海賊のお話など興味深い事実がいっぱいです。
〉海賊をどう見るか、ということも、まさに奴隷問題と同じ!
〉海賊は、世間からハズれた犯罪者だなんて思っていたら大間違いですモンね!
〉ま、どんな時代にも無法者の犯罪集団はいたでしょうけど。
〉大半の海賊は、それとはかなり違うモンですものぉぉ(海賊をかばっている)
いや、でも海賊はやはり犯罪者ですよ〜。人のものを暴力で奪って生活してるんですから。
〉日本語は、十把一絡げに「海賊」という和訳で、
〉イギリスのエリザベス朝時代も北欧ヴァイキング時代も、一緒くたですからね。(ぷんぷん)
〉かなり誤解を招くように思います。
たしかに、一緒くたはイヤです。
〉そういうの、英語でダイレクトに歴史を読めたら、日本人の世界史認識も変わるのか!? あるいは英語で読めても、アングロサクソンのバイアスを刷り込まれるだけなのか!? 謎は深まるばかり! だから世界史やめらんない。
日本人の世界観の中にだけいるよりは、世界は広まると思います。バイアスを警戒しなくてはならないのは、どこの国の本でも同じでしょう。
〉〉古代メソポタミアに伝わる「ギルガメシュ叙事詩」を3冊の絵本にしたものです。
〉世界史必読本ですね。西洋史は過去へ戻ると、どうしても、中東と切り離せなくなります。
〉キリスト教が広まる以前の中東のことを知っておくと、
〉現在問題になっている、キリスト教とイスラム教の関係のことも、客観的に見ることができるように思います。(あくまで「思います」)
〉この叙事詩の中の闘いというのは、神の交代に関わる重大な変化の時代だそうです。(現在、学習中の神話カンケイの領域)
おお、そうなのですか。神の交替…へぇ〜、へぇ〜。
神話関係を学習中なのですか?経過をお聞きしたいです。私は児童書報告を終えてやっと中国語多読を復活してます。その中で「山海経」の子供向けリトールドを読み終わりました。これは中国の創世神話が書かれたものです。意外と荒唐無稽な、いかにも「神話の世界」らしいお話が展開されて、なかなか興味深いです。
〉ぎるがめっしゅナイト! ←す、すみません。夜更かしの多い一部地域の人にしかわかりません。。。。世界史と関係ないので、小さく
カノッサの屈辱、というのもあったような…。
〉〉★「Eleanor」★
〉ルーズベルトの奥さんの?ですか?
〉〉知らずに読んで最後に「そうだったのか!」と思ったのでここではナイショ。
〉お! 了解。質問取り消します!
もうおそいですよ…。私は実在の人物だということさえ知らずに読んでしまったもので。
〉〉★「HOMESICK」Jean Fritz著★
〉〉著者の自伝的な内容です。著者の父親は宣教師で、1920年代に中国へ行きます。その時の経験を書いたものです。著者が住んでいたのは漢口で、現在の武漢です。
〉「宗家の三姉妹」を思い出した紹介でした。
〉「ラストエンペラー」で出てくる清朝末期の皇帝、溥儀のイギリス人家庭教師の人物などもそうですが、これらの作品を併読すると、当時、中国に渡った西洋人の様子が複合的に理解できるように思いました。
「宋家」ですね。
ちょっと興味深かったのは、アメリカへ帰った主人公が、学校で「中国にいた子」として奇異の目で見られるところです。当時のアメリカ人のことですから、中国のこともよく知りもしないで偏見を持っていて、主人公が本当のことを伝えようとしても聞く耳持たない先生とか。
〉〉★「Around the World in a Hundred Years」Jean Fritz著★
〉〉ヨーロッパ人はどのように新大陸を発見したのか?
〉〉新しい陸地や島の発見によって、当時の世界観が変化していく様子を感じ取ることができます。
〉欧州人が、世界をどう見たか!興味津々!
〉まさに欧州の世界認識が、19世紀からこのかた、21世紀の今をさえも大きく左右(それどころか日本の英語教育や世界史教育のゆがみの原因さえも)を左右しているんだから、大変だ〜
〉将来の必読本ができました! ご紹介、ありがとうございます!
ぜひ目標にしてくださいませ。私もむずかしくてよくわからないところが多かったんですが、それでもヨーロッパ人の世界観が変化していく様子は面白く感じられました。
〉〉私が興味のない国や地域は出てきません。
〉え〜わぁ(突然関西弁)。こういう風にハッキリ言う人って。 気持ちい〜
〉杏樹さんのように、自分の関心領域がハッキリしている、というのは、大きな強みですね。
こういうことでほめられるとは…。つまり「偏っている」ということなんですけどねえ。
〉akoは関心の焦点がいつも同時多発で拡散傾向にあるので、羨ましくもあります。改めて敬服します。
〉しかし同時に、そういう自分を変えようとも思ってないですよ。
〉同じ歴史好きとして、違うタイプの歴史好きがいるということで、世界史クラブが豊かになると考えています。
〉 HOORAY for「われわれの違い!」
akoさんこそすばらしい!「変えようと思ってない」…違う考え方の人と交流すると考えが広がりますし、違う意見を交換できていいですよね。
〉〉「IRELAND The Culture」(7800語)
〉〉★「Find out About THE CELTS」Fiona Macdonald著★(17700語)
〉見せていただいて、感激、気絶寸前本でした。
ほほほほほ。私も購入してみて「大当たり〜」でした。「Culture」だけでなく「Land」「People」も読んでみたいんですが…。
〉〉ヨーロッパの古代民族、ケルト。紀元前800年ごろにヨーロッパ中部に独自の文化を育み、西暦1世紀にはローマに征服され次第に追いやられてブリテンへ…。そんなケルトの文化や社会を豊富な出土品や遺跡の写真で詳しく紹介した本です。
〉ケルト、アイルランドのことは、知れば知るほど、英・米のことに直結しますから面白いですね。
〉アメリカ人に何千万人のアイルランド系がいるかとか、アイルランド系大統領のことなど知るのも面白いですし、イギリスであれば、スコットランドやウェールズがケルト系から来ていることを知ると、どうして、イギリスのサッカーチームは、「イギリス」という統一チームが無いのかってことも、わかりますし。
〉過去を知っていると、これからも絶対できないだろう…と確信も持てる…
「イギリス」って日本語ですもんね。United Kingdomつまりイングランドとスコットランドとウェールズと北アイルランドの連合王国…。同じ島国とはいっても、日本と違ってさまざまな民族が出入りしてきた歴史がありますから。国王も元を正せばノルマン人ですし。
で、akoさんは「キング・アーサー」はごらんになりましたか。「映画の広場」で「アーサー王伝説じゃない!」って騒いできたんですが、歴史としてみれば興味深いものがあります。ブリテン島でローマ人とサクソン人とケルト人が入り乱れ…。
〉ako担当の児童書関係で行きますと、LLLに登場する主人公のお母さんに、Mrs.McDonald さんていう人が出てきますが、この姓はケルト系(スコットランド系かアイリッシュ系かは不明)なんですよね。ドナルドの息子(Mc)という意味なんだそうですが、初めて知った時は、なんだそれ、ディズニーのギャグかと思ってしまった。
〉とにかくケルト関係を知っていると、英・米のことが深まっていいです。
Mcはスコットランドではないでしょうか。アイルランドではO'です。オニールとか、オコナーとか。スカーレット・オハラの「オハラ」もそうです。でもアイルランドにもMcがつく人はいたっけ…。
〉〉★「VICTORIA」★(5700語)
〉〉ヴィクトリア女王の人生よりも、当時の社会のさまざまな様相に関する記述に重点が置かれているので、まさしく「歴史」。世界初の万国博覧会、「日の沈まぬ帝国」の植民地分布、クリミア戦争とナイチンゲールなど…。
〉この人を核にした歴史本を読むと、世界のいろいろな地域が出てきますから、イギリス史だけでは済まないっすね。世界史嫌いには大変な時代ですが、好きな人間には、…う〜ん、たまらない時代…なんです。
あちこち結びつくと面白いんですよ。語数が少ないので内容はそれほど深くはありませんが。
〉〉★「SEVEN WONDERS OF THE ANCIENT WORLD」Mary Hoffman著★(3430語)
〉〉「世界の七不思議」を求めて旅立つのです。
〉この1行だけで、akoはいきなりako少年となってトリップしてしまいますぅぅ
〉そしてまた少年は旅立つ… それは海のトリトン。
〉コドモの頃、ナントカの空中庭園だのナントカの巨大灯台とか、もう、そういう言葉って、聞いただけで空想(妄想)が広がり、何だろう何だろうと気になって気になって、当時、NHK『未来への遺産』に幻影とかいって単に女優さんが雰囲気作りで出演してただけのものまで、アテネの古代遺跡に行けば実在するんだ!と信じてました…。
〉成人してアテネに行ったら、パルテノン神殿は工事中でした(爆!)
あの、あまり誇大妄想を広げないように…。この本ならakoさんにも近いうちの目標になるのでは。
でもせっかく海外へ行ったのに…お気の毒です。
私は最初中国へ行ったときに中国歴史博物館へ行ったら2階部分が工事中で見られませんでした。1階は南北朝時代で終わりなので、いよいよこれから自分にとっての本題(唐の時代が一番好きなので)…と思ったら突然見学ルートが終わってショクを受けました。数年後また行ったらまだ工事中。やっとリベンジを果たしたのは10年あまり後…。
〉〉★「If You Were There in 1942」Barbara Brenner著★
〉この題を見たとき、突然、英語アタマに戻り、「あっ!多読効果!」と思っちゃいました!
〉この半年、akoはレベルゼロや1ばかり読んでいますが、「If You Were ...」っていう表現、何度も見ましたから。
〉初めのうちは、「これって難しい英語だよな。けっ。どーせわかんねーよ」ぐらいに思うのが関の山で、文字だけでは何の感興も湧かなかったんですが、今は、「おおお、想像力をかきたてられる、ああいう感じ〜」と、
〉このたった3語の文字から、「感じる」ことができました。
〉世界史クラブで英語多読はイケル!
〉ご紹介、ありがとうございました。
akoさんってものすごく効率のいい身の付け方をしてませんか。10万語でここまで英語のニュアンスを感じ取れるなんて。特にGRでは文法事項に制限がかかってますから、制限のない絵本をじゃんじゃん読んでるとこれだけ英語が理解できるようになる、という見本のようなものですね。そういえばこの「If…」ってかなり高度な表現ではないでしょうか?
〉〉自分のシュミに走ってるだけか、それとも一般的に面白いのか、よくわからないところがありますので。
〉非常に同意です。
〉世界史クラブ部員としては、多読に有益な部活にしたいです。
〉もちろん、その次として、英語を通じて、世界史を好きになる人が出てくだされば、部活冥利。みなさま〜 ご一緒に歴史を楽しみましょう〜〜〜
少しずつ興味を持って、本まで見つけてくれる人が現れてきています。
〉ako現在、ICR編、ORT編(下)、LLL編、SIR編、などなどを作成したくてウズウズ。
〉世界史クラブのおかげで多読するのが楽しくて、今日も一人、ブッククラブに6時間こもっちゃいました。
すごい…カンヅメ状態ですね。報告を楽しみにしています。でもコンダラにはならないように。
〉再度、世界史クラブで英語多読はイケル!
〉杏樹さんにはいつも書いているような気もしますが、今回も凄く触発されました。
〉凄い本の数々、ご紹介ありがとうございました。
akoさんという仲間がいればこそ、がんばることができるんですよ。一人で本を探してても寂しいですから。akoさんにはまだ難しくて読めないかもしれませんが、それでも「こんな本があるよ〜」といえば面白がって反応してくれるので、そういう人がいるのが励みになります。akoさんがいなければ、こんなに未知の本を探そうという意欲は出ないところでした。
それではまた…。
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お名前: ako
投稿日: 2004/8/17(15:00)
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杏樹さん、チクワトカゲに負けたakoです。
〉相変わらず熱いですねえ。
「世界史」という3文字を見ただけで、腸が蠕動運動を起こしトイレに行きたくなるくらいです。これは、実はある本好きの世界で「青木まりこ現象」言われているものと同様の現象です。
(※青木まりこ現象とは、男女問わず、書店に入るだけでトイレ(しかもpoop関係 ←最近知った幼児英語)に行きたくなるという心と体が強〜く結びついた現象。SSSマリコさんとは無関係)
〉ピラミッドは「お墓ではない」という説まである!
〉フランス革命でもバスティーユ攻撃は後世に語り継がれるような輝かしいものではなかったという話もあります。
「ドラマチックであって欲しい」と思うのは、後世の人間の勝手な願望ですね。
それと、「バスティーユは劇的に陥落したことになってもらおう…ふっふっふ」…と、
ソファーに座った後姿の怪しい男がコインをはじいて歴史を捏造する…、なんて可能性もありますからね。(そっちが主だったり)
過去の出来事をあとから都合よく解釈して、何かの主張の根拠に利用するといったことが、延々と続いてきたわけで、要はパンとサーカスでっせ、旦那。
〉歴史が苦手、という人はたいてい学校の勉強でいやになってるみたいですよ。それこそ英語の勉強のように。なんでも学校でよくできなかった教科はトラウマになってしまうんですね。
英語といい、歴史といい、学校時代を通過すると嫌いになるという話が実に多いですね〜。
それはなぜなんだろう、と理由を考えていると、世界史クラブ員としては、また歴史への動機が生じます…
〉バイアスを警戒しなくてはならないのは、どこの国の本でも同じでしょう。
鋭い指摘!
グローバリズムという言葉が流行りだして以降、WASPに対する警戒心ばかりが強まってしまう今日この頃(…ていうかだいぶ前から?)ですが、実際は杏樹さんの言う通り、英米だけじゃないですわ。
フランスも中国も、イスラムもインドも、世界中どこもかしこも自己主張が強くて、大陸の皆さんは、たいしたもんです。
何しろ、ICRのレベルゼロから、「Mine is Best !!」 の世界観ですから。
(世界史クラブICR編に入れるつもり)
ああいうのを、5歳の頃から読むわけですから、その心理的な刷り込み効果は相当なものだと思います。
私のような外国人成人は、「子どもちゃんの幼い自己主張がカワイイ!」なんて思って、サザエさん程度のつもりでほのぼの読むんですが、甘く見ていると足元すくわれそうです。
〉神話関係を学習中なのですか?経過をお聞きしたいです。
アーサー王物語が欧州で長く生き残ってきたことと同様、例えば日本なら、なぜ忠臣蔵や桃太郎が長年残ってきたのか、といったことへの関心です。(フィクションも、実在の人物が基盤にあるものも、両方とも関心の対象です)
ここでは歴史は下敷きとなり、洋の東西を問わず、神話、伝説、有名な物語の構造を比較するんです。すごく面白い。
(ううう、実は英語のままで読みたい原書は山のよう・・・とても無理。多読最終ステージとして夢は大きく遠大に・・・です)
〉私は児童書報告を終えてやっと中国語多読を復活してます。その中で「山海経」の子供向けリトールドを読み終わりました。
名古屋オフにて聞かせていただいた杏樹さんの中国語音読のリズム。
「中国語ちゃんちゃか」だった…、なんて評したら失礼かな。見事でした。
音読もしているんですか。他の言語を学習してる人のナマの体験を聞くのは格別です。
中国関係はあまり知らないので、ぜひ続きを「英語以外の多読広場」にて、そのご経験、継続的にお知らせ下さい。
言語や国を超えた、共通の魅力を味わわせていただきたいと思っています。(反応はとてもできそうにありませんが)
〉〉杏樹さんのように、自分の関心領域がハッキリしている、というのは、大きな強みですね。
〉こういうことでほめられるとは…。つまり「偏っている」ということなんですけどねえ。
「自分は偏っている」と喝破できるところもカッコいい。
akoには、杏樹さんの、善人ぶらないところが魅力です。
〉カノッサの屈辱、というのもあったような…。
「!!」 忘れもしない、アレは1990年。。。み、見てました・・・たくさん録画しました・・・歴史は繰り返した・・・
〉で、akoさんは「キング・アーサー」はごらんになりましたか。「映画の広場」で「アーサー王伝説じゃない!」って騒いできたんですが、歴史としてみれば興味深いものがあります。ブリテン島でローマ人とサクソン人とケルト人が入り乱れ…。
ああ、これ以上、理性を失いそうなことを・・・じ、実はそちらの広場も全部拝見しています。(映画は未見)
カノッサの屈辱もアーサー王関係も、いったん書き出したらどこまで逸脱するか、
ここがSSS英語多読のサイトであることを忘れてしまいそうで自分が恐ろしくなり、投稿に参加できませんでした。
え〜、ですから、はい、ここはですね(必死に理性を保とうとしている)、
SSSに出会う前に翻訳等で知り得たことは、記憶の奥底に一時保管しておき、
ネイティブの子どもが読むものを多読して、
英米人の子どもがどのようにアーサー王なり、リップ・ヴァン・ウィンクルなり、ピップエレキバンなり、その他の欧州神話や伝説を知っていくのか、たどっていこうと思います。
これぞ、世界史で100万語・幼児編!
現在、擬似英国幼児ako(この設定自体に無理があることは承知の上)は、ORTの主要登場人物である活発な少女ビフが、ステージ5あたりで騎士の時代にトリップしたお話ぐらいしか、アーサー王のことは知りません、、、、
円卓が円卓になったのは、このアタシ(ビフ)がアドバイスしたからなんですよぉぉ、、、、
だって杏樹さん、聞いて聞いて、アーサー王の騎士さん達ったらね、四角いテーブルだと、誰がどういう順序で座ったらいいかを決められなくて、ケンカしてるんだもの……
アタシが皆に「円卓にしたら?って言ってアゲタの!」
〉〉〉★「If You Were There in 1942」Barbara Brenner著★
〉akoさんってものすごく効率のいい身の付け方をしてませんか。10万語でここまで英語のニュアンスを感じ取れるなんて。特にGRでは文法事項に制限がかかってますから、制限のない絵本をじゃんじゃん読んでるとこれだけ英語が理解できるようになる、という見本のようなものですね。そういえばこの「If…」ってかなり高度な表現ではないでしょうか?
うるうる… はらはら…(落涙の音) SSS英語苦節半年(「苦節」に半年はないだろう)、そのように言ってもらえて、
感動をどのようにお伝えしたらいいか。言葉に詰まっております。
実は、上記の書名を見た瞬間に思い出したのは、例のビギナーブックスのこれだったんです。
「I wish that I had duck feet」
Beginner Books (Random House 900語) 今、手元になくて ISBN ?
少年が、自分の足が duck feet だったらなぁ、アレもコレもできるのになぁ、と色々夢想して冒険する話。
でもこっちは、 If じゃないですね。自分で書いてて今きづきました。
どうしてコレが先に思い浮かんだのか。
多分、「If you were」も「I wish ...」も、意味の共通イメージが「こうだったらなぁ」という点で、全体的な印象が同じだからかな、と思っていますが、記憶とイメージのことについては、正確なところは不明です。
自分の脳のことなので知りたいんだけど。
とにかく If のついた英文は、レベルゼロでも1でも、これまでに随分たくさん見ましたし、
小さい子が夢想する場面とか、明日雨だったらどうすんのよーみたいな場面ばかりでしたから、さすがにわかります、感覚で。
これがきっと、辞書抜きで絵本を読んでいくことの楽しさ(のうちの一つ)なんだろう〜、ということは実感しています。
(お、こういうことは「めざせ広場」で書くべきだったか)
〉〉みなさま〜 ご一緒に歴史を楽しみましょう〜〜〜
〉少しずつ興味を持って、本まで見つけてくれる人が現れてきています。
日向さん、ここ見てるかどうかわかりませんが、よろしくお願いします!!
酒井先生、歴史で100万語企画すごいですね! ますます多読の楽しみが倍増します。
〉〉杏樹さんにはいつも書いているような気もしますが、今回も凄く触発されました。
〉akoさんという仲間がいればこそ、がんばることができるんですよ。一人で本を探してても寂しいですから。akoさんにはまだ難しくて読めないかもしれませんが、それでも「こんな本があるよ〜」といえば面白がって反応してくれるので、そういう人がいるのが励みになります。akoさんがいなければ、こんなに未知の本を探そうという意欲は出ないところでした。
おおお、仲間! ガンバの冒険!
近頃、「仲間」という言葉、気恥ずかしくてあまり使わない言葉だったので、非常に新鮮。ありがとうございます。
akoが面白がるだけでいいならお安いご用です。
何たってヒトの話を面白がるのは、得意ですから〜。
「今は読めない」ってコトも(今のところ)気になりません。
(そのうち停滞して落ち込むのかなぁ)
こうした話の交歓自体が楽しいし、わずか半年程度の多読経験でも、それなりの上達感を感じているので、いずれ読める、と思えますから!
では世界史クラブ児童書編 パート2へ向けて、ますます杏樹さんの多読が進展しますように!!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2004/8/21(01:33)
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akoさん、こんにちは。
〉「世界史」という3文字を見ただけで、腸が蠕動運動を起こしトイレに行きたくなるくらいです。これは、実はある本好きの世界で「青木まりこ現象」言われているものと同様の現象です。
〉(※青木まりこ現象とは、男女問わず、書店に入るだけでトイレ(しかもpoop関係 ←最近知った幼児英語)に行きたくなるという心と体が強〜く結びついた現象。SSSマリコさんとは無関係)
こうなったら徹底的に話しこみましょう。どうせここは「趣味の広場」…え?「英語で趣味」だって?まあ細かいことは言わずに…。
〉〉ピラミッドは「お墓ではない」という説まである!
〉〉フランス革命でもバスティーユ攻撃は後世に語り継がれるような輝かしいものではなかったという話もあります。
〉「ドラマチックであって欲しい」と思うのは、後世の人間の勝手な願望ですね。
〉それと、「バスティーユは劇的に陥落したことになってもらおう…ふっふっふ」…と、
〉ソファーに座った後姿の怪しい男がコインをはじいて歴史を捏造する…、なんて可能性もありますからね。(そっちが主だったり)
〉過去の出来事をあとから都合よく解釈して、何かの主張の根拠に利用するといったことが、延々と続いてきたわけで、要はパンとサーカスでっせ、旦那。
それもありますが、大衆がそれを望んでいる、ということもありますね。上で源義経の名前を出しましたが、実際の義経の生涯よりも伝説的な部分の方が有名です。そして実像よりも虚像の方がどんどん膨らんでいって、そちらが本当のように語られていってしまう…。
バスティーユには実は囚人はほとんどいなくて、武器を奪いに来たのが本当の目的だったのは早くから指摘されてはいたんですが、バスティーユを旧体制の象徴として、それをドラマチックに攻撃した、という図式の方が大衆にもわかりやすくて面白い物語になります。大衆はわかりやすくて面白い物語を求めるものです。
私は史実をきちんと追及したいほうですが、そうなると通説、俗説いろいろある出来事が「実はこうだった」ということがわかってきます。しかし歴史に興味のない一般の人に対してそれを言ってもなかなか通じないんです。うるさいことを言う、みたいに思われて。
〉英語といい、歴史といい、学校時代を通過すると嫌いになるという話が実に多いですね〜。
〉それはなぜなんだろう、と理由を考えていると、世界史クラブ員としては、また歴史への動機が生じます…
試験のための勉強、というのがまず問題だと思います。私も試験に出る部分を覚えるのには苦労しました。年号は苦手だし、好き嫌いが激しいし。
試験のための勉強、というのは試験に出るところを覚えなくてはならないのはもちろんですが、試験に出ないところを覚えてはいけないんです。試験に役に立たない勉強はしてはいけないんです。
実は私は高校2年の夏休み、インド史のレポートが宿題に出ました。世界史を全部やるのは大変なので、そうやってあまり重要そうでないところはレポート提出だけで済ませるわけです。そこで私はインド史関係の本を本を借りて読み、インド史についてレポート用紙何枚だったか忘れましたが、とにかく文章をみっちり書き上げました。が、しかし提出しても先生からは何の反応もありませんでした。それどころか、2学期の中間試験の点数が1学期より悪かったので、成績が下がってしまいました。
つまり、学校教育は、出来ないものにはコンプレックスを持たせ、出来るものも伸ばさないんです。試験に出ないようなことはやるだけ無駄なんです。そうやって、ただ試験で点数を取ることだけを良しとしているのが問題だと思います。
〉〉バイアスを警戒しなくてはならないのは、どこの国の本でも同じでしょう。
〉鋭い指摘!
〉グローバリズムという言葉が流行りだして以降、WASPに対する警戒心ばかりが強まってしまう今日この頃(…ていうかだいぶ前から?)ですが、実際は杏樹さんの言う通り、英米だけじゃないですわ。
〉フランスも中国も、イスラムもインドも、世界中どこもかしこも自己主張が強くて、大陸の皆さんは、たいしたもんです。
〉何しろ、ICRのレベルゼロから、「Mine is Best !!」 の世界観ですから。
〉 (世界史クラブICR編に入れるつもり)
〉ああいうのを、5歳の頃から読むわけですから、その心理的な刷り込み効果は相当なものだと思います。
〉私のような外国人成人は、「子どもちゃんの幼い自己主張がカワイイ!」なんて思って、サザエさん程度のつもりでほのぼの読むんですが、甘く見ていると足元すくわれそうです。
その本は知らないんですが、なんだか恐そうですねえ。
ただ、世界に及ぼすアメリカの力は大きいので、WASPに対して特に警戒を持つのは間違ってはいないと思います。
〉〉神話関係を学習中なのですか?経過をお聞きしたいです。
〉アーサー王物語が欧州で長く生き残ってきたことと同様、例えば日本なら、なぜ忠臣蔵や桃太郎が長年残ってきたのか、といったことへの関心です。(フィクションも、実在の人物が基盤にあるものも、両方とも関心の対象です)
〉ここでは歴史は下敷きとなり、洋の東西を問わず、神話、伝説、有名な物語の構造を比較するんです。すごく面白い。
〉(ううう、実は英語のままで読みたい原書は山のよう・・・とても無理。多読最終ステージとして夢は大きく遠大に・・・です)
上の歴史解釈の構造にも通じるような気がします。歴史を「物語」に変換してしまう力。「有名な物語の構造を比較する」と、そういう図式も見えてくるのではないでしょうか。
そういえば「英雄は生きていた」伝説も多いですね。源義経も実は死んでなかったとか、エゾへ渡ったとか、大陸へ渡ってジンギスカンになったとか。十字軍の遠征の途中で死んだフリードリッヒ・バルバロッサも実は生きているという伝説がありますし。
〉〉私は児童書報告を終えてやっと中国語多読を復活してます。その中で「山海経」の子供向けリトールドを読み終わりました。
〉名古屋オフにて聞かせていただいた杏樹さんの中国語音読のリズム。
〉「中国語ちゃんちゃか」だった…、なんて評したら失礼かな。見事でした。
〉音読もしているんですか。他の言語を学習してる人のナマの体験を聞くのは格別です。
〉中国関係はあまり知らないので、ぜひ続きを「英語以外の多読広場」にて、そのご経験、継続的にお知らせ下さい。
〉言語や国を超えた、共通の魅力を味わわせていただきたいと思っています。(反応はとてもできそうにありませんが)
中国語はテレビで始めたので、最初から発音練習込みでした。あとは独学が多かったので、ほとんどテープ併用です。
いくつか外国語をかじっているうちに、がむしゃらに覚えるのはどうしても難しいので、音声を何度も繰り返し聞く、というのが一番楽な方法ではないかと思い至りました。それに、どんな外国語でもカタカナ発音はダメだと思っていますので、本だけの勉強はダメです。音を聞かないと。
〉〉〉杏樹さんのように、自分の関心領域がハッキリしている、というのは、大きな強みですね。
〉〉こういうことでほめられるとは…。つまり「偏っている」ということなんですけどねえ。
〉「自分は偏っている」と喝破できるところもカッコいい。
〉akoには、杏樹さんの、善人ぶらないところが魅力です。
なんだか、akoさんにかかると、なんでも長所のように言ってくださるので、うれしいやらお恥ずかしいやら。
〉〉カノッサの屈辱、というのもあったような…。
〉「!!」 忘れもしない、アレは1990年。。。み、見てました・・・たくさん録画しました・・・歴史は繰り返した・・・
〉〉で、akoさんは「キング・アーサー」はごらんになりましたか。「映画の広場」で「アーサー王伝説じゃない!」って騒いできたんですが、歴史としてみれば興味深いものがあります。ブリテン島でローマ人とサクソン人とケルト人が入り乱れ…。
〉ああ、これ以上、理性を失いそうなことを・・・じ、実はそちらの広場も全部拝見しています。(映画は未見)
〉カノッサの屈辱もアーサー王関係も、いったん書き出したらどこまで逸脱するか、
〉ここがSSS英語多読のサイトであることを忘れてしまいそうで自分が恐ろしくなり、投稿に参加できませんでした。
akoさんがアーサー王伝説を語るとどうなるか、興味津々です。書いてくれないかな〜。
〉え〜、ですから、はい、ここはですね(必死に理性を保とうとしている)、
〉SSSに出会う前に翻訳等で知り得たことは、記憶の奥底に一時保管しておき、
〉ネイティブの子どもが読むものを多読して、
〉英米人の子どもがどのようにアーサー王なり、リップ・ヴァン・ウィンクルなり、ピップエレキバンなり、その他の欧州神話や伝説を知っていくのか、たどっていこうと思います。
〉これぞ、世界史で100万語・幼児編!
〉現在、擬似英国幼児ako(この設定自体に無理があることは承知の上)は、ORTの主要登場人物である活発な少女ビフが、ステージ5あたりで騎士の時代にトリップしたお話ぐらいしか、アーサー王のことは知りません、、、、
〉円卓が円卓になったのは、このアタシ(ビフ)がアドバイスしたからなんですよぉぉ、、、、
〉だって杏樹さん、聞いて聞いて、アーサー王の騎士さん達ったらね、四角いテーブルだと、誰がどういう順序で座ったらいいかを決められなくて、ケンカしてるんだもの……
〉アタシが皆に「円卓にしたら?って言ってアゲタの!」
これは読みましたよ〜。女の子は騎士になれない、と言われても円卓のアイデアを出すビフ、いいですねー。
〉とにかく If のついた英文は、レベルゼロでも1でも、これまでに随分たくさん見ましたし、
〉小さい子が夢想する場面とか、明日雨だったらどうすんのよーみたいな場面ばかりでしたから、さすがにわかります、感覚で。
〉これがきっと、辞書抜きで絵本を読んでいくことの楽しさ(のうちの一つ)なんだろう〜、ということは実感しています。
〉(お、こういうことは「めざせ広場」で書くべきだったか)
子どもの日常語としては珍しくない表現なんですね。それがGRとの違いかもしれません。「めざせ」で書いてみてもいいですね。
〉おおお、仲間! ガンバの冒険!
〉近頃、「仲間」という言葉、気恥ずかしくてあまり使わない言葉だったので、非常に新鮮。ありがとうございます。
〉akoが面白がるだけでいいならお安いご用です。
〉何たってヒトの話を面白がるのは、得意ですから〜。
おもしろがるだけでなく、どんどん深めてくれますから。
〉「今は読めない」ってコトも(今のところ)気になりません。
〉(そのうち停滞して落ち込むのかなぁ)
〉こうした話の交歓自体が楽しいし、わずか半年程度の多読経験でも、それなりの上達感を感じているので、いずれ読める、と思えますから!
読めないことが気にならない!
すごいですねー。私は…ちょっと気になります。
akoさんがこの調子で英語を身につけていくとどうなるのか楽しみです。
レベルの低い本をた〜〜〜っくさん読むと、突然難しい本が読めた、という事例もあるそうです。
ところで、「グンデストルップの釜」って、唯一反応してくれそうだと期待したのはakoさんなんですが、ご存知ですか?
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お名前: ako
投稿日: 2004/9/1(03:15)
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杏樹さん、お待たせakoです(別に待ってないか。。。)
〉こうなったら徹底的に話しこみましょう。どうせここは「趣味の広場」…え?
ふっふっふ、そんなことを言われてはハートに火がついてしまうではありませんか! では引用をなるべく少なくして短くする努力をしながら・・・
〉バスティーユを旧体制の象徴として、それをドラマチックに攻撃した、という図式の方が大衆にもわかりやすくて面白い物語になります。
〉大衆はわかりやすくて面白い物語を求めるものです。
ベルバラはこれで成功したと言えますね。(ファンに怒られるかしら、アタイもファンだけど)
〉私は史実をきちんと追及したいほうですが、そうなると通説、俗説いろいろある出来事が「実はこうだった」ということがわかってきます。しかし歴史に興味のない一般の人に対してそれを言ってもなかなか通じないんです。うるさいことを言う、みたいに思われて。
ふむふむ。「うるさいことを言う」と実際に言われたことがおありのような・・・
akoも基本的に史実を知りたいと思うほうです。
でもお遊び的に「家政婦は見た! バスティーユの裏側!!」みたくワザと暴露的に楽しむのも好きです。
好きモノだけで楽しんでこそ趣味ってもんですよ!
しかし同時に、大衆が、わかりやすい虚像の物語を求めるのは一体何故なのかという部分にも、非常に興味があるんです。
その場合、歴史に関心がないと明言している人が、何故、歴史に関心がないか、なんてことを考えます。
関心なくても水戸黄門は知っているのは何故かとか、いつから何故嫌いになったかとか、よい機会さえあれば関心を持つようになる可能性はあるのか、機会があっても関心もたないのか、とか、そういったことへの関心です。
こういうことに関心を持ち始めると、歴史に関心のない方々が大量に存在しても、失望することなく、楽しく共存することができます。
実際、「正確な歴史」とか「真実」とか言っても、終わってしまった出来事を後世から見るわけですから、常に限界があり、
しかもその出来事のことを、誰(どういう立場の人)が言っているかで変わってきてしまう。『羅生門』です。
歴史嫌いの人というのは、歴史好きが真実追求にこだわるところ等がお嫌いな場合もあるようですね。
関心の無い人にとっても歴史が意味のあるものになるためには、
もっと歴史の持つ、別の要素を知っていただくよう、私たちスキモノが考えてみる余地があるように思います。
義経などは、非常にわかりやすい例ですね。
真実は違うんだろー、とわかっていても、好みのハンサム役者などを当てはめて空想するドラマはやはり楽しい。(自分も大衆ですもの〜)
真実でないとわかっていても、楽しい、許せるのは何故なのか、
勧善懲悪や悲劇話で一時的にせいせいできるといったこともあるでしょう。
しかし大衆が、虚像の物語を望む理由には、もっと別の要素があるのではないかと思っているところです。
神話ができる時も、同様の要素があると思っています。
そこらへんがまだ勉強不足で、これからなんです。
私たちが、ファンタジー、小説などを好んで読むことにも通じると思っていますので、大変な話になってしまいそうです。
〉試験に出る部分を覚えるのには苦労しました。年号は苦手だし、好き嫌いが激しいし。
これこれ! 杏樹さんの「好き嫌いが激しい」 これを自覚しているところがいいのよぉぉ
好き嫌いがハッキリある子供って、健全だと思います。
でも近代以降の学校制度は、生徒皆に同じものを与えて、序列をつけて、選別のデータにするというシステムになってますね。
これは、資本主義社会が均質な人材を必要としたことから、学校業界は大人社会の要請に応えたものだという説明がなされている本を読んだことがあります。
日本が、産業化で欧米に追いつかないと、植民地にされちゃう!という危機の時の、殖産興業の時代のことですね。(これ、よく教科書太字項目で言われる言葉なので使うのは嫌なんだけど)
明治維新の頃は、仕方なかったのかもしれないと思います(少し諦観)
しかし、それが行き過ぎちゃって、学校が人間の品質管理工場のようになってしまい、
もはや、21世紀の今なんて、人間の均質な品質管理をしない方がいい時代になっているのに、
前の時代のやり方をなかなか変えられないんだろうーと。
英語教育もその中で為されてきたから、他の科目と同様、教師の都合中心の一斉学習スタイルになってしまったようですね。(私たちってその制度の犠牲者ね。よよよ・・・涙涙、でも一応、SSSっぽい話につながった)
今後、SSS的な多読授業が英語教育界に広まるかどうかも、このへんにかかってそうです。
〉試験に出ないところを覚えてはいけないんです。試験に役に立たない勉強はしてはいけないんです。
ううう何か切実。杏樹さん〜〜〜 ごめん〜 つまんないこと思い出させてしまったみたい〜
〉実は私は高校2年の夏休み、インド史のレポートが宿題に出ました。
〉とにかく文章をみっちり書き上げました。が、しかし提出しても先生からは何の反応もありませんでした。
ひでーーーーー なんだーーー そのセンコーーー 何とか言えよぉおー
アタイだったらグレてやるぅーーー ……し、失礼、つい若い頃の……
〉それどころか、2学期の中間試験の点数が1学期より悪かったので、成績が下がってしまいました。
し、しどい・・・
〉つまり、学校教育は、出来ないものにはコンプレックスを持たせ、出来るものも伸ばさないんです。試験に出ないようなことはやるだけ無駄なんです。
そうやって、ただ試験で点数を取ることだけを良しとしているのが問題だと思います。
あああ、何度読んでも泣きそう〜〜 辛かったのですねぇぇぇぇ
出る杭は打たれるっってヤツじゃないのぉぉ? 杏樹さん、個性ハッキリしてるタイプだから〜(akoには言われたくないわね(^^;;)
この際、全部吐き出して、ラクになって下さいねぇぇぇぇぇ
特にここ、これ! →「試験に出ないようなことはやるだけ無駄なんです」 ← 涙なしには読めませんよぉ〜〜ここ〜
生徒にこうまで言わす教師って何なのぉ〜〜
受験制度上、仕方なく試験はするけど、「ホントの勉強はこうじゃないんだよ」って言って、
一緒に社会の矛盾に涙して、生徒に希望の火を消さないよう気配りするのが教師の仕事だろぉぉーーーがーーーよぉーーー はぁはぁ、何かリキ入ってしまった。
中村雅俊『夕陽丘の総理大臣』等で育ってるモンで…。もちろん反町の『GTO』も『ごくせん』も好き。
でも(小さい声で)ホントは試験に出ないこと、色々やったでしょ? akoは随分やりましたよ。(ポーの一族の年表作りとか…バビル2世のあの塔は、いつどうやってできたか、とか)
〉〉何しろ、ICRのレベルゼロから、「Mine is Best !!」 の世界観ですから。
〉〉ああいうのを、5歳の頃から読むわけですから、その心理的な刷り込み効果は相当なものだと思います。
〉その本は知らないんですが、なんだか恐そうですねえ。
あははは! しまった!
未読の人が偏見を持ってしまうようなことを書いてしまったかも! 偏りすぎの見解でっす。
この本は、コドモが自分の持っているオモチャ等を「ボクのが一番いいんだぃ!」なんて言っているだけのよくあるコドモ話ですので、
基本的に「ほのぼの〜」「かわいい〜」です。akoだって、そうは思っているんです。
ただ、コドモ時代、自己主張の強い子が肯定的な存在として出てくる本ってあまり読んだ記憶がないので、余計そう感じたかもしれません。
(和書の絵本、ほとんど知らないので、そういうのご存知の方がいらしたら教えて下さい〜。)
欧米人って、自分に対する自信のある人が多いように思うので、
もしかしたら、そうなるまでの人格形成に、こういうコドモ本も関係あるかな、、、と。
akoの見方が、変わっているだけかもしれないです。
(「あのカワイイ本をそういう風に言うなんて、akoってヤツ、許せん!」と思う人がいることは覚悟の上・・・)
しかし杏樹さんの感想はぜひうかがいたい。見つけたら読んでみて下さい。短いからその場で立ち読みできます。
〉歴史を「物語」に変換してしまう力。「有名な物語の構造を比較する」と、そういう図式も見えてくるのではないでしょうか。
〉そういえば「英雄は生きていた」伝説も多いですね。
〉源義経も
〉フリードリッヒ・バルバロッサも
そうなんです。
英雄物語に人々が求めるものって、洋の東西を問わず、それほど違わないみたいで面白い。
アーサー王の騎士たちは、正義、礼節、忠信等の美徳がありますが(カッコいいわよねぇぇ、よろめき〜) それって、イスラムの騎士文化(サラディンあたりが英雄。クルド人ですよ、確か)の価値観と同じだし、
日本の武士道にも通じますよね。(これはこれで、別の問題があるだろうけど、ちょっと別にして、とりあえずカッコいい騎士像に酔っておく)
日頃のニュース報道やミステリー小説などでは、私たちは真相を明らかにする、真実を知りたい、と思うけれど、
こと神話・伝説という壮大なものになると、虚像や作り話を求めるのは一体どうしてなんだろう〜〜〜 という関心なんです。
杏樹さんが書いた通りで、神話の誕生も、私たち大衆が虚像を望む心から来ているらしい。
もう謎だらけなので杏樹さんにも一緒に考えていただきたいテーマです。
多読で、関連しそうな本と出会えたらご投稿下さい。
〉中国語はテレビで始めたので、最初から発音練習込みでした。あとは独学が多かったので、ほとんどテープ併用です。
〉音声を何度も繰り返し聞く、というのが一番楽な方法ではないかと思い至りました。それに、どんな外国語でもカタカナ発音はダメだと思っていますので、本だけの勉強はダメです。音を聞かないと。
SSSが、多読とシャドウイングを並行して指導していることと通じますね。
「思い至りました」とあるとは、相当長い期間、いろいろな試行錯誤をされてきたのですね。
杏樹さんの中国語の詩の音読、名古屋で生で聞かせていただいたのは大正解でした。
杏樹さんの中国語会話も、大阪の路上でいきなりビラ配りの中国人と話す!という幸運に恵まれたので、
その会話力の実力は実証済み。ですから、その体験談はほんとに説得力があります。
杏樹さんの中国語学習歴のお話を伺って、実はakoも自分が英語に関してやってきたことが一致していて、とても安心したんですよ!
〉〉「自分は偏っている」と喝破できるところもカッコいい。
〉〉akoには、杏樹さんの、善人ぶらないところが魅力です。
〉なんだか、akoさんにかかると、なんでも長所のように言ってくださるので、うれしいやらお恥ずかしいやら。
ふっふっふ、この程度で照れていては、大陸育ちの方々に足元すくわれますよ!(なにジンとは限定しないでおきます)
それと、当方、某所でも自称しましたが、「ほめごろしすと」でおます〜〜。
でも人格に関する部分で冗談は言いません。どの、ほめ殺しと言われた発言も、自分なりの根拠あっての発言です。
(例・善人問題については『キャンディ・キャンディ』のアニー参照でご理解いただけるかと)
〉akoさんがアーサー王伝説を語るとどうなるか、興味津々です。書いてくれないかな〜。
またまたそのような危険な誘惑を・・・(かなり嬉しい)
映画は今もって未見です。杏樹さん投稿により、娯楽作品とわかっただけで実は満足してしまった。
考証にこだわったりはしない方ですが、ハリウッド的な娯楽とわかってしまうと、ついお金、使いたくない・・・はは
それと、実は下記の部分について、わりと真剣に考えてるんです。
〉〉ネイティブの子どもが読むものを多読して、
〉〉英米人の子どもがどのようにアーサー王なり、欧州神話や伝説を知っていくのか、たどっていこうと思います。
これについては日本育ちの日本人である自分のことを考えてみました。
桃太郎や弁慶と牛若丸、かぐや姫、アンタがったどっこさの歌とか、みんな知ってますよね。
学習したワケでもないですが。
アーサー王やマザーグース等を、欧米人は、学習などと思わないうちから知る機会があって、
多くの人に共有されているんだろうと思いますが、
私のように外国人が大学生以降のアタマで「学習知識」として知ったものというのは、ど〜〜〜もどこかにへんな距離感があるんです。
それに、正直いえば、欧米人とお話する時のために「教養として知っておこう」というスケベ心も捨てきれない。
(「お。この日本人、なかなか知ってるじゃん」と思われたいじゃ〜〜〜〜〜ん、という浅薄なミーハー心)
多読をやり始めて、ORTやらLLLやらを読んでいて、最近しょっちゅう思うようになったことなんですが、
「自分は、学習したわけじゃないけど、かぐや姫の話は知っている」というような知り方で、
アーサー王やトロイの木馬やアキレスのようなギリシア神話を知っていきたい、と思い始めたんです。
つまりですね、ちょっとくどいですが、
SSSでは、英語を英語のまま読むために、ストーリーの内容に入り込むことで、
英語を読んでいることを忘れるように読みますよね???
私のような者(仕事で英語使う実力はないくせに、受験勉強のマイナスだけは染み付いている人←書いてて悲しくなった)は、
文法を意識しながらのろのろ読むような読み方を、SSS方式によってやめる習慣をつけようとしているんですが、
これと同様に、
自分が、大学生以上になってから「学習」して知った西洋史の基本知識を、
もう一度、それこそ酒井先生が英語に関して言っている「 unlearn 」をしてみたい、と思い始めたんです。
「意識的に」学習するのではなく、もう少し感情の部分、自分の中の幼児性の残っている部分で、
そういう知識を、知識としてではなく、もっと情緒的なものとして出会い直したいということなんです。
SSS多読で、世界史でもそれが少しできそうな気がするんです。
うまく主旨が伝わったでしょうか。
もちろん、どんなに幼児書を大量に読んでも、
ネイティブのようになれないことはわかっていますので、少し近づく程度でいいんです。
これは、多読で英語力をつけたい、というSSSの主旨とは少しずれますが、
むしろ、SSSは、こういう読み方をする人も取り込んじゃうような多様性を秘めた方法論だ、って思ってるんです。
(ここ、古川さんに読んでほしいなぁ。見てないだろうなぁ)
これこそ「めざせ広場」で書くべきでした。あとでまた書きます。(もうじき20万語だから〜、いぇ〜い)
〉〉「今は読めない」ってコトも(今のところ)気になりません。
〉読めないことが気にならない!
〉すごいですねー。私は…ちょっと気になります。
ako、えらそーなこと言ってますえぇぇ。(自分で驚くなよ)
歴史好き風に言い換えます。
私は今、「英語が読めるかどうか」を気にする「以前」の時代を生きているようです。
過去に体験したことのないような英語の読み方をし始めたことで、次々と、考えたことがないようなことを考えてる。
(しかもそれを掲示板に書いてお返事もらえる! オフ会でも聞いてもらえる!)
まだ今は、過去の学習方法との違いを感じることのほうが面白い、で済んでいるんだと思います。
素朴な段階なんです、きっと。
じゅんじゅんさんの100万語祝いにも書いたんですが、
過去に、英語に関してつまんない記憶が強く残っているので(杏樹さんの高2のインド史レポートのよう…)、
そういう不愉快記憶を消す&薄めるのも、時間がかかりますし。
杏樹さんが、英語力がついたかどうか気になるようになった、ってのは、
ある意味では、これまでご自分が読んできた蓄積に自信がつきつつある証拠なのではないですか?
「これだけやったのに上達しない」という感触というのは、かなりやった人間か感じるものですモン。
アタシにはまだ、そんなにたくさん読んだという感触がないので(当たり前です、最大語数2000語以上の本はまだ読んだことがない)、
上達してなくても、まだひどく焦ったりはしないってだけです。
でももし2年位後も、akoが同じレベルしか読めなかったら、さすがに自分の英語力がついたかどうか、気になりだすと思います。
(その時は、愚痴らせて〜〜。「英語なんか何だー」と飲んでくだを巻く)
〉akoさんがこの調子で英語を身につけていくとどうなるのか楽しみです。
わーい、杏樹ママ〜、見ててね〜〜
〉レベルの低い本をた〜〜〜っくさん読むと、突然難しい本が読めた、という事例もあるそうです。
実は密かに期待してます。へっへっへ(言ってしまっていいのだろーか…)
〉ところで、「グンデストルップの釜」って、唯一反応してくれそうだと期待したのはakoさんなんですが、ご存知ですか?
ふっふっふ、またヒトを寝不足にするようなことを… 罪なお方。。。タクラマカンの杏樹姫ったら。
世界史クラブを千一夜物語にしようとでも・・・
1001って、えええ?2年半以上ですわ〜(今、電卓たたいた)
(ひゃぁ〜、管理人さーんどうすんですかー、この部活、放置してると大変なことに〜。…と言いつつ、削除はされたくないなぁ)
で、デンマークで見つかったケルトの遺物でしょ〜 もぅぅぅぅ
せっかく、さり気なく見過ごしていたのに・・・ふっふっふ、もう止められませんよ、お覚悟を。
♪(例の曲スタート) ちょっとだけよ、あんたも好きねぇぇ〜
その大釜って、角のある男性の首の像があるヤツですね。(こないだのケルト本に出てましたか?)
これ、ケルト人が戦いの後に、敵の戦士の首を狩って自分の家に飾ったという習慣があったことを意味しているそうで。
他の神殿にも首だけの像があって、どうやら神聖な信仰の対象だったようです。
戦勝祝いの宴席で、敵の大将の頭蓋骨で祝い酒を飲むという、お・お・お・おそろし〜〜(でも、たくまし〜)
大陸側もブリテン島も、ケルト共通の文化だったようです。
これと関係あるかどうか不明なんですが、サッカー(スポーツ)が、
敵の生首を蹴っていたことから始まったというのと関係あるのでは?と思ってます、何か知ってますか?
あーこわーー。ご〜〜〜〜る! 突然投稿終了〜。
------------------------------
akoさん、こんにちは。
〉杏樹さん、お待たせakoです(別に待ってないか。。。)
実はひそかに…。ワナも張ってみたし…。
〉〉こうなったら徹底的に話しこみましょう。どうせここは「趣味の広場」…え?
〉ふっふっふ、そんなことを言われてはハートに火がついてしまうではありませんか! では引用をなるべく少なくして短くする努力をしながら・・・
へっへっへ。ほ〜らやっぱり火がついた。
まあ、私もできるだけ引用は少なめにするよう努力してみます。
〉〉バスティーユを旧体制の象徴として、それをドラマチックに攻撃した、という図式の方が大衆にもわかりやすくて面白い物語になります。
〉〉大衆はわかりやすくて面白い物語を求めるものです。
〉ベルバラはこれで成功したと言えますね。(ファンに怒られるかしら、アタイもファンだけど)
ちょっと違うような気が。
「史実を元にした物語」と「史実と関係なく広がる物語」という違いがあると思います。
〉ふむふむ。「うるさいことを言う」と実際に言われたことがおありのような・・・
中国のイラストや絵やいろいろ、つい時代考証が気になってしまうので。
特に多いのが、中国だからといってすぐ中国服にしたがる傾向。
詰め襟の例の「中国服」というのは、清を立てた満州民族の民族衣装なので、それよりも前の中国、漢民族の支配時代の中国にはありえないんです。でも周りの人に「あれは間違ってる!」と言ってもちゃんと聞いてくれる人は少ないです。
〉しかし同時に、大衆が、わかりやすい虚像の物語を求めるのは一体何故なのかという部分にも、非常に興味があるんです。
〉その場合、歴史に関心がないと明言している人が、何故、歴史に関心がないか、なんてことを考えます。
〉関心なくても水戸黄門は知っているのは何故かとか、いつから何故嫌いになったかとか、よい機会さえあれば関心を持つようになる可能性はあるのか、機会があっても関心もたないのか、とか、そういったことへの関心です。
〉こういうことに関心を持ち始めると、歴史に関心のない方々が大量に存在しても、失望することなく、楽しく共存することができます。
歴史に関心がないとか苦手意識のある人は、年号とか固有名詞がややこしいとか思ってるんじゃないかと思います。特に世界史だとなじみのない固有名詞が多いので。しかし歴史が好きな人は年号や固有名詞が好きなんじゃないでしょう?そのあたりに歴史が好きな人とそうでない人のズレがあるような気がします。特に一人の人物に焦点を当てると、俄然おもしろくなります。
OBWにある「Mary, Queen of the Scott」や「HenryVIII and his Six Wives」などは多くの人が「面白い」と言います。それこそ学校の勉強では「名前」だけで終わってしまうのが、どういう人物かがわかるとおもしろくなってくるんです。
〉しかし大衆が、虚像の物語を望む理由には、もっと別の要素があるのではないかと思っているところです。
〉神話ができる時も、同様の要素があると思っています。
平たく言えば「おもしろくてわかりやすい」ものがいい、ということなのかと思いますが…それではミもフタもないか…。
でもフィクションにも「物語」は生まれるんですよ。
あの有名な「風と共に去りぬ」ですが、以前文庫本の帯にスカーレット・オハラのことを「輝く美貌」とか書いてあったのを見たことがあります。原作を読まないで書いてることがバレバレ。だって原作の出だしは「スカーレット・オハラは美人ではなかった」なんです。原作(「原著」じゃなくて邦訳でも)に挑戦したなら、1行で挫折した人も目を通しているはずです。なのに映画のビビアン・リーのイメージのせいか、何なのか、スカーレットは美貌の女性で波乱の人生で、恋に燃えて…なんて思ってる人は多いようです。原作よりも映画を見た人のほうが圧倒的に多いですし。有名な物語ほど実際と乖離したイメージが行き渡ることがあるんです。
〉英語教育もその中で為されてきたから、他の科目と同様、教師の都合中心の一斉学習スタイルになってしまったようですね。(私たちってその制度の犠牲者ね。よよよ・・・涙涙、でも一応、SSSっぽい話につながった)
〉今後、SSS的な多読授業が英語教育界に広まるかどうかも、このへんにかかってそうです。
私は学校の勉強は結局試験で点を取るだけの勉強だと、現役学生の頃から思ってました。英語も役に立つ英語は別のところにあるって思ってましたし…。入試を頂点として、人間を選別するためには点数で序列化するのが一番わかりやすいんでしょう。ああ、共通一次…。
〉〉試験に出ないところを覚えてはいけないんです。試験に役に立たない勉強はしてはいけないんです。
〉ううう何か切実。杏樹さん〜〜〜 ごめん〜 つまんないこと思い出させてしまったみたい〜
〉〉実は私は高校2年の夏休み、インド史のレポートが宿題に出ました。
〉〉とにかく文章をみっちり書き上げました。が、しかし提出しても先生からは何の反応もありませんでした。
〉ひでーーーーー なんだーーー そのセンコーーー 何とか言えよぉおー
〉アタイだったらグレてやるぅーーー ……し、失礼、つい若い頃の……
〉〉それどころか、2学期の中間試験の点数が1学期より悪かったので、成績が下がってしまいました。
〉し、しどい・・・
〉〉つまり、学校教育は、出来ないものにはコンプレックスを持たせ、出来るものも伸ばさないんです。試験に出ないようなことはやるだけ無駄なんです。
〉そうやって、ただ試験で点数を取ることだけを良しとしているのが問題だと思います。
〉あああ、何度読んでも泣きそう〜〜 辛かったのですねぇぇぇぇ
〉出る杭は打たれるっってヤツじゃないのぉぉ? 杏樹さん、個性ハッキリしてるタイプだから〜(akoには言われたくないわね(^^;;)
〉この際、全部吐き出して、ラクになって下さいねぇぇぇぇぇ
〉特にここ、これ! →「試験に出ないようなことはやるだけ無駄なんです」 ← 涙なしには読めませんよぉ〜〜ここ〜
〉生徒にこうまで言わす教師って何なのぉ〜〜
akoさんにこれだけ言って頂いてうれしいです。今まで誰にも言えなかったから。聞いてくれてありがとう〜〜〜。
私って学校の勉強はもちろん、教師に対しても不信感があったので、評価してくれない、ということに対してあっさりあきらめちゃったみたいです。
〉受験制度上、仕方なく試験はするけど、「ホントの勉強はこうじゃないんだよ」って言って、
〉一緒に社会の矛盾に涙して、生徒に希望の火を消さないよう気配りするのが教師の仕事だろぉぉーーーがーーーよぉーーー はぁはぁ、何かリキ入ってしまった。
〉中村雅俊『夕陽丘の総理大臣』等で育ってるモンで…。もちろん反町の『GTO』も『ごくせん』も好き。
いいなあ〜。それだけ教師の役割に対して理想が持てるなんて。
でもあの学校でそんな理想を追うのは無理です。同窓の優香さんはわかってくれるだろーな。(こんなとこ、読んでないか…)
〉でも(小さい声で)ホントは試験に出ないこと、色々やったでしょ? akoは随分やりましたよ。(ポーの一族の年表作りとか…バビル2世のあの塔は、いつどうやってできたか、とか)
小さな声で言う必要はありませんよ。私の生活の中心は学校の勉強ではありませんでしたから。そもそもマンガかいてるのが大きな間違いで。おまけに世界史にハマりこんだら、あの時代もこの国も、いっぱい興味が湧いていろいろ調べて…。その中でフランス近代史に興味を持って調べてみたら、二月革命がおもしろそうで、その時代を背景にした物語を考えました。そして一生懸命調べました。今でも二月革命の経過には詳しいです。西洋服飾史の本も一生懸命読んだし…。あと西洋文学は19世紀ごろに名作がゴロゴロしているので、その時代を感じながらいろいろ読みました。でも西洋文学なので、国語の勉強の役にも立ちません。また、マザーグースも好きでしたが、英語の(試験の)勉強には役に立ちませんでした。
〉欧米人って、自分に対する自信のある人が多いように思うので、
〉もしかしたら、そうなるまでの人格形成に、こういうコドモ本も関係あるかな、、、と。
〉akoの見方が、変わっているだけかもしれないです。
〉(「あのカワイイ本をそういう風に言うなんて、akoってヤツ、許せん!」と思う人がいることは覚悟の上・・・)
これは「卵が先か、鶏が先か」ですね。そういう人種だからそういう本を作るのか、そういう本を読むから自己主張が激しくなるのか。
でも日本人ほど自己主張しない民族はなく、外国では「自分の意見をはっきり言う」ことが大切なところがほとんどです。
〉そうなんです。
〉英雄物語に人々が求めるものって、洋の東西を問わず、それほど違わないみたいで面白い。
〉アーサー王の騎士たちは、正義、礼節、忠信等の美徳がありますが(カッコいいわよねぇぇ、よろめき〜) それって、イスラムの騎士文化(サラディンあたりが英雄。クルド人ですよ、確か)の価値観と同じだし、
〉日本の武士道にも通じますよね。(これはこれで、別の問題があるだろうけど、ちょっと別にして、とりあえずカッコいい騎士像に酔っておく)
あと、英雄というものは生まれが尋常でない、つまり普通の人間とは違うということ、また単に「カッコいい」理想像だけでなく、何か大変な苦難にあうことなどの条件があるようです。単に「これだけ立派な人でした」では物語にならないんです。次から次へと苦難が襲ってきたり、ハラハラドキドキさせるものが必要なんでしょう。
〉日頃のニュース報道やミステリー小説などでは、私たちは真相を明らかにする、真実を知りたい、と思うけれど、
〉こと神話・伝説という壮大なものになると、虚像や作り話を求めるのは一体どうしてなんだろう〜〜〜 という関心なんです。
〉杏樹さんが書いた通りで、神話の誕生も、私たち大衆が虚像を望む心から来ているらしい。
〉もう謎だらけなので杏樹さんにも一緒に考えていただきたいテーマです。
〉多読で、関連しそうな本と出会えたらご投稿下さい。
関連本といってもすぐには思いつきませんが…。
神話の成り立ちというものは不思議です。どうしてあんなにも荒唐無稽な話になるのか。巨人の体が大地や川になったり、異様な姿の生き物が出てきたり。
ミステリーに関しては、「意外な犯人」というどんでん返しが魅力なのではないかと思います。現実のニュースでも、あっけない解決をするとおもしろくないのではありませんか。ですから「ウラ話」とか「ゴシップ」なんてものが求められるんです。必ずしも「真実」を求めてるわけではないと思います。
〉SSSが、多読とシャドウイングを並行して指導していることと通じますね。
〉「思い至りました」とあるとは、相当長い期間、いろいろな試行錯誤をされてきたのですね。
平たく言えば、「聞くだけ」それが一番ラクだった…。
〉杏樹さんの中国語の詩の音読、名古屋で生で聞かせていただいたのは大正解でした。
〉杏樹さんの中国語会話も、大阪の路上でいきなりビラ配りの中国人と話す!という幸運に恵まれたので、
〉その会話力の実力は実証済み。ですから、その体験談はほんとに説得力があります。
たいしたこと、しゃべってませんて。ほんとうにakoちゃんったらほめ上手!
〉杏樹さんの中国語学習歴のお話を伺って、実はakoも自分が英語に関してやってきたことが一致していて、とても安心したんですよ!
ま、それでもakoさんのお役に立ったなら望外の喜びです。
〉〉〉「自分は偏っている」と喝破できるところもカッコいい。
〉〉〉akoには、杏樹さんの、善人ぶらないところが魅力です。
〉〉なんだか、akoさんにかかると、なんでも長所のように言ってくださるので、うれしいやらお恥ずかしいやら。
〉ふっふっふ、この程度で照れていては、大陸育ちの方々に足元すくわれますよ!(なにジンとは限定しないでおきます)
〉それと、当方、某所でも自称しましたが、「ほめごろしすと」でおます〜〜。
〉でも人格に関する部分で冗談は言いません。どの、ほめ殺しと言われた発言も、自分なりの根拠あっての発言です。
〉(例・善人問題については『キャンディ・キャンディ』のアニー参照でご理解いただけるかと)
akoさんは周りの人を幸せにしますねえ。
〉〉akoさんがアーサー王伝説を語るとどうなるか、興味津々です。書いてくれないかな〜。
〉またまたそのような危険な誘惑を・・・(かなり嬉しい)
〉映画は今もって未見です。杏樹さん投稿により、娯楽作品とわかっただけで実は満足してしまった。
〉考証にこだわったりはしない方ですが、ハリウッド的な娯楽とわかってしまうと、ついお金、使いたくない・・・はは
「ロード・オブ・ザ・リング」ほどハリウッド的娯楽作ではありませんでしたよ。ローマ時代のブリテンの雰囲気は充分感じられました。
〉それと、実は下記の部分について、わりと真剣に考えてるんです。
〉〉〉ネイティブの子どもが読むものを多読して、
〉〉〉英米人の子どもがどのようにアーサー王なり、欧州神話や伝説を知っていくのか、たどっていこうと思います。
〉これについては日本育ちの日本人である自分のことを考えてみました。
〉桃太郎や弁慶と牛若丸、かぐや姫、アンタがったどっこさの歌とか、みんな知ってますよね。
〉学習したワケでもないですが。
〉アーサー王やマザーグース等を、欧米人は、学習などと思わないうちから知る機会があって、
〉多くの人に共有されているんだろうと思いますが、
〉私のように外国人が大学生以降のアタマで「学習知識」として知ったものというのは、ど〜〜〜もどこかにへんな距離感があるんです。
〉それに、正直いえば、欧米人とお話する時のために「教養として知っておこう」というスケベ心も捨てきれない。
〉(「お。この日本人、なかなか知ってるじゃん」と思われたいじゃ〜〜〜〜〜ん、という浅薄なミーハー心)
〉多読をやり始めて、ORTやらLLLやらを読んでいて、最近しょっちゅう思うようになったことなんですが、
〉「自分は、学習したわけじゃないけど、かぐや姫の話は知っている」というような知り方で、
〉アーサー王やトロイの木馬やアキレスのようなギリシア神話を知っていきたい、と思い始めたんです。
うわ〜。そういうの、いいですね。知識じゃなくて、なんとなく、いつのまにか「わかってる」状態とでもいいましょうか。
〉つまりですね、ちょっとくどいですが、
〉SSSでは、英語を英語のまま読むために、ストーリーの内容に入り込むことで、
〉英語を読んでいることを忘れるように読みますよね???
〉私のような者(仕事で英語使う実力はないくせに、受験勉強のマイナスだけは染み付いている人←書いてて悲しくなった)は、
〉文法を意識しながらのろのろ読むような読み方を、SSS方式によってやめる習慣をつけようとしているんですが、
〉これと同様に、
〉自分が、大学生以上になってから「学習」して知った西洋史の基本知識を、
〉もう一度、それこそ酒井先生が英語に関して言っている「 unlearn 」をしてみたい、と思い始めたんです。
〉「意識的に」学習するのではなく、もう少し感情の部分、自分の中の幼児性の残っている部分で、
〉そういう知識を、知識としてではなく、もっと情緒的なものとして出会い直したいということなんです。
〉SSS多読で、世界史でもそれが少しできそうな気がするんです。
〉うまく主旨が伝わったでしょうか。
すごいな〜西洋史の「unlearn」だなんて。
やさしい絵本でそういう西洋史の基本知識というか、「誰もが知っているお話」を読めば、だんだん蓄積が出来ていくかもしれませんね。
〉もちろん、どんなに幼児書を大量に読んでも、
〉ネイティブのようになれないことはわかっていますので、少し近づく程度でいいんです。
〉これは、多読で英語力をつけたい、というSSSの主旨とは少しずれますが、
〉むしろ、SSSは、こういう読み方をする人も取り込んじゃうような多様性を秘めた方法論だ、って思ってるんです。
〉(ここ、古川さんに読んでほしいなぁ。見てないだろうなぁ)
ぜんぜんずれてないと思いますよ。英語は結局は言葉であって、言葉の習得そのものが目的化するよりも、その言葉を使って何をするか、が大切だと思います。akoさんにはすばらしい目標ができたわけです。酒井先生の方が喜ぶかも…。
〉〉ところで、「グンデストルップの釜」って、唯一反応してくれそうだと期待したのはakoさんなんですが、ご存知ですか?
〉ふっふっふ、またヒトを寝不足にするようなことを… 罪なお方。。。タクラマカンの杏樹姫ったら。
意味不明…。なんですか、その呼びかけは。
〉世界史クラブを千一夜物語にしようとでも・・・
〉1001って、えええ?2年半以上ですわ〜(今、電卓たたいた)
〉(ひゃぁ〜、管理人さーんどうすんですかー、この部活、放置してると大変なことに〜。…と言いつつ、削除はされたくないなぁ)
語りだしたらそれだけかかるんですか。すごいなあ。ということで、アラビア語のタイトルをつけてみました。「ライラ」が「夜」。
〉で、デンマークで見つかったケルトの遺物でしょ〜 もぅぅぅぅ
〉せっかく、さり気なく見過ごしていたのに・・・ふっふっふ、もう止められませんよ、お覚悟を。
〉 ♪(例の曲スタート) ちょっとだけよ、あんたも好きねぇぇ〜
わ〜い!
〉その大釜って、角のある男性の首の像があるヤツですね。(こないだのケルト本に出てましたか?)
〉これ、ケルト人が戦いの後に、敵の戦士の首を狩って自分の家に飾ったという習慣があったことを意味しているそうで。
〉他の神殿にも首だけの像があって、どうやら神聖な信仰の対象だったようです。
〉戦勝祝いの宴席で、敵の大将の頭蓋骨で祝い酒を飲むという、お・お・お・おそろし〜〜(でも、たくまし〜)
〉大陸側もブリテン島も、ケルト共通の文化だったようです。
〉これと関係あるかどうか不明なんですが、サッカー(スポーツ)が、
〉敵の生首を蹴っていたことから始まったというのと関係あるのでは?と思ってます、何か知ってますか?
げ!でも聞いたことがあるかも…思い出せないけど…。
で、そのケルトの本にはケルト関係の遺物を子どもの工作で作ってしまう、というとんでもない企画が織り込まれているわけですが、その中にそういうモノまで作ってしまおう、というのに驚いていたわけです。でも他の人には何が驚きなのかわかってもらえないと思って。
ついでに…匈奴が月氏を破ったとき、月氏の王の首を落としてその頭蓋骨を杯にしたという話もあります。それを知った漢の武帝は、さぞや月氏は匈奴を恨んでいるに違いない、同盟すれば匈奴をやっつけることが出来るのではないか…と思いました。そして使者を派遣するのですが、そうはうまくいかなかった…。
〉あーこわーー。ご〜〜〜〜る! 突然投稿終了〜。
akoちゃんが隠れちゃった!