[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/22(10:51)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2013/1/6(23:10)
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柊さん、こんにちは。
エジプトには詳しくないので、クレオパトラとアントニウスの間にこんなに子どもがいたなんで知りませんでした。
〉 有名なクレオパトラには子どもが4人いました。カエサルとの間に生まれたカエザリオン、アントニウスとの間に生まれたアレクサンダー・ヘリオスとクレオパトラ・セレネの双子に、プトレマイオスです。
〉 カエザリオンの死亡は確認されていますが、ヘリオスとプトレマイオスはどうなったのかはっきりしていません。行方不明になってどこかで生きていたとも、オクタヴィアヌスに殺されたともいわれています。
これはフィクションとしては面白い題材ですね。英語だといろいろ本が出てるんですね。
〉Cleopatra’s Daughter by Michelle Moran [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000022029 ]
〉 話は紀元前30年に始まります。ローマを三人で支配していた体制が崩れ、うちの一人のアントニウスはオクタヴィアヌスに負け、クレオパトラとアントニウスはそれぞれ自殺します。
〉 残された語り手で主人公のセレネ、ヘリオス、プトレマイオスはローマへ連れて行かれ、見せ物にされたあとで、オクタヴィアヌスの子どもたちと一緒に育てられます。
〉 大帝国であれば歴史上のどこにでも当てはまりそうな、不平等と腐敗の構図を、セレネは見抜きます。セレネは10才ですが、いくつもの言語を話し、英才教育をされてきたので、子どもが語り手という感じはあまりしないです。
英才教育とは、さすが7世の娘ですね。いかにも歴史ものらしい重厚さが楽しめそうです。
〉Lily of the Nile by Stephanie Dray [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000020862 ]
〉 こちらでは、クレオパトラが魔女で、アントニウス、ヘリオス、プトレマイオスにはホルス、セレネにはイシスの魔法を授けます。ヘリオスは怪力、プトレマイオスは予知、セレネは女神からメッセージを受け取る能力があります。
〉 愛憎が深くて絡み合ってどろどろしています。続編はSong of the Nile [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021522 ] です。
すごい設定…これは歴史ファンタジーですね。しかも愛憎ドロドロ…?どこまで史実か考えてしまいそう。
〉Cleopatra’s Moon by Vicky Alvear Shecter [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021890 ]
〉 こちらではセレネはユバに恋しています。ヘリオスは婚約者のことが諦められずにいました。強烈な2作を先に読んでしまったので、今一印象が薄いですが、質で劣るということはないと思います。
ロマンスですか。無難なものを求めるならこちらでしょうか。
〉 Michelle Moranが社会派、Stephanie Drayがメロドラマと神話、Vicky Alvear Shecterがロマンスといったところでしょうか。
同じ人物が全く違う描かれ方をしている本を読むのはおもしろいですね。
よく見つけてきますね。…英語圏ではクレオパトラの娘はそれほどマイナーではないのでしょうか。
それでは…。
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お名前: 柊
投稿日: 2013/1/13(12:33)
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"杏樹"さんは[url:kb:1522]で書きました:
〉柊さん、こんにちは。
杏樹さん、こんにちは。お相手、ありがとうございます。
〉エジプトには詳しくないので、クレオパトラとアントニウスの間にこんなに子どもがいたなんで知りませんでした。
私もカエザリオンしか聞いたことがなかったです。でも、クレオパトラ・セレネはモーリタニア王と結婚し、跡継ぎのプトレマイオスを産むので、王朝は少なくともここまでは続いています。
〉〉 有名なクレオパトラには子どもが4人いました。カエサルとの間に生まれたカエザリオン、アントニウスとの間に生まれたアレクサンダー・ヘリオスとクレオパトラ・セレネの双子に、プトレマイオスです。
〉〉 カエザリオンの死亡は確認されていますが、ヘリオスとプトレマイオスはどうなったのかはっきりしていません。行方不明になってどこかで生きていたとも、オクタヴィアヌスに殺されたともいわれています。
〉これはフィクションとしては面白い題材ですね。英語だといろいろ本が出てるんですね。
〉〉Cleopatra’s Daughter by Michelle Moran [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000022029 ]
〉〉 話は紀元前30年に始まります。ローマを三人で支配していた体制が崩れ、うちの一人のアントニウスはオクタヴィアヌスに負け、クレオパトラとアントニウスはそれぞれ自殺します。
〉〉 残された語り手で主人公のセレネ、ヘリオス、プトレマイオスはローマへ連れて行かれ、見せ物にされたあとで、オクタヴィアヌスの子どもたちと一緒に育てられます。
〉〉 大帝国であれば歴史上のどこにでも当てはまりそうな、不平等と腐敗の構図を、セレネは見抜きます。セレネは10才ですが、いくつもの言語を話し、英才教育をされてきたので、子どもが語り手という感じはあまりしないです。
〉英才教育とは、さすが7世の娘ですね。いかにも歴史ものらしい重厚さが楽しめそうです。
すごい英才教育なんですが、その上を行くのがセレネの未来の夫です。
〉〉Lily of the Nile by Stephanie Dray [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000020862 ]
〉〉 こちらでは、クレオパトラが魔女で、アントニウス、ヘリオス、プトレマイオスにはホルス、セレネにはイシスの魔法を授けます。ヘリオスは怪力、プトレマイオスは予知、セレネは女神からメッセージを受け取る能力があります。
〉〉 愛憎が深くて絡み合ってどろどろしています。続編はSong of the Nile [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021522 ] です。
〉すごい設定…これは歴史ファンタジーですね。しかも愛憎ドロドロ…?どこまで史実か考えてしまいそう。
オクタヴィアヌスが自分のクレオパトラをほしがり、セレネの方は自分のカエサルをほしがって、儀式をしていました。歴史風味のファンタジーと言った方がいいのかもしれないですね。
〉〉Cleopatra’s Moon by Vicky Alvear Shecter [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021890 ]
〉〉 こちらではセレネはユバに恋しています。ヘリオスは婚約者のことが諦められずにいました。強烈な2作を先に読んでしまったので、今一印象が薄いですが、質で劣るということはないと思います。
〉ロマンスですか。無難なものを求めるならこちらでしょうか。
そうでもなくて、こちらでもセレネは死者を送る儀式のやり方を習っていて、いつか実行するときが来る、という。あと、文章が少し読みにくかったです。なので、結局1番のおすすめはMichelle Moranですね。
〉〉 Michelle Moranが社会派、Stephanie Drayがメロドラマと神話、Vicky Alvear Shecterがロマンスといったところでしょうか。
〉同じ人物が全く違う描かれ方をしている本を読むのはおもしろいですね。
〉よく見つけてきますね。…英語圏ではクレオパトラの娘はそれほどマイナーではないのでしょうか。
そうメジャーでもないと思うのですが、昨今の歴史小説ブームの中で、流行すたりが激しい気がします。エリザベス1世が流行だとなったらそれがどっと出て、プロヴァンス4姉妹だとなるとまたどっと出て、クレオパトラ・セレネも短期間に出版されています。どのブームもそれぞれの著者はずっと構想を温めていたようなのですが、とにかくこれを書けばデビューできる、みたいなのが目につきます。
アリエノール・ダキテーヌも今流行みたいで、追い切れないので、すでに買ってある分でいいことにして、新作は諦めました。新作が沢山出ると、やはり粗製濫造という感じがします。
〉それでは…。
それでは、また次の特集で。
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お名前: ゆかポン
投稿日: 2013/1/14(17:43)
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"柊"さんは[url:kb:1523]で書きました:
〉"杏樹"さんは[url:kb:1522]で書きました:
セレネに少しはまり始めているゆかポンです。そのわりにはまだ「Nileシリーズ」?の途中までしか読んでないけどw
こんにちは。
〉〉柊さん、こんにちは。
〉杏樹さん、こんにちは。お相手、ありがとうございます。
〉〉エジプトには詳しくないので、クレオパトラとアントニウスの間にこんなに子どもがいたなんで知りませんでした。
〉私もカエザリオンしか聞いたことがなかったです。でも、クレオパトラ・セレネはモーリタニア王と結婚し、跡継ぎのプトレマイオスを産むので、王朝は少なくともここまでは続いています。
〉〉〉 有名なクレオパトラには子どもが4人いました。カエサルとの間に生まれたカエザリオン、アントニウスとの間に生まれたアレクサンダー・ヘリオスとクレオパトラ・セレネの双子に、プトレマイオスです。
〉〉〉 カエザリオンの死亡は確認されていますが、ヘリオスとプトレマイオスはどうなったのかはっきりしていません。行方不明になってどこかで生きていたとも、オクタヴィアヌスに殺されたともいわれています。
〉〉これはフィクションとしては面白い題材ですね。英語だといろいろ本が出てるんですね。
〉〉〉Cleopatra’s Daughter by Michelle Moran [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000022029 ]
〉〉〉 話は紀元前30年に始まります。ローマを三人で支配していた体制が崩れ、うちの一人のアントニウスはオクタヴィアヌスに負け、クレオパトラとアントニウスはそれぞれ自殺します。
〉〉〉 残された語り手で主人公のセレネ、ヘリオス、プトレマイオスはローマへ連れて行かれ、見せ物にされたあとで、オクタヴィアヌスの子どもたちと一緒に育てられます。
〉〉〉 大帝国であれば歴史上のどこにでも当てはまりそうな、不平等と腐敗の構図を、セレネは見抜きます。セレネは10才ですが、いくつもの言語を話し、英才教育をされてきたので、子どもが語り手という感じはあまりしないです。
〉〉英才教育とは、さすが7世の娘ですね。いかにも歴史ものらしい重厚さが楽しめそうです。
〉すごい英才教育なんですが、その上を行くのがセレネの未来の夫です。
これCM? みたいなのがあるやつですよね? 本は買ってあるのですがまだ読んでないんですよ。読まなくちゃ。
〉〉〉Lily of the Nile by Stephanie Dray [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000020862 ]
〉〉〉 こちらでは、クレオパトラが魔女で、アントニウス、ヘリオス、プトレマイオスにはホルス、セレネにはイシスの魔法を授けます。ヘリオスは怪力、プトレマイオスは予知、セレネは女神からメッセージを受け取る能力があります。
〉〉〉 愛憎が深くて絡み合ってどろどろしています。続編はSong of the Nile [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021522 ] です。
〉〉すごい設定…これは歴史ファンタジーですね。しかも愛憎ドロドロ…?どこまで史実か考えてしまいそう。
〉オクタヴィアヌスが自分のクレオパトラをほしがり、セレネの方は自分のカエサルをほしがって、儀式をしていました。歴史風味のファンタジーと言った方がいいのかもしれないですね。
そのシーン大好きです! 予想もしてなかった展開だったので思わず興奮した記憶があります。
〉〉〉Cleopatra’s Moon by Vicky Alvear Shecter [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021890 ]
〉〉〉 こちらではセレネはユバに恋しています。ヘリオスは婚約者のことが諦められずにいました。強烈な2作を先に読んでしまったので、今一印象が薄いですが、質で劣るということはないと思います。
〉〉ロマンスですか。無難なものを求めるならこちらでしょうか。
〉そうでもなくて、こちらでもセレネは死者を送る儀式のやり方を習っていて、いつか実行するときが来る、という。あと、文章が少し読みにくかったです。なので、結局1番のおすすめはMichelle Moranですね。
〉〉〉 Michelle Moranが社会派、Stephanie Drayがメロドラマと神話、Vicky Alvear Shecterがロマンスといったところでしょうか。
〉〉同じ人物が全く違う描かれ方をしている本を読むのはおもしろいですね。
〉〉よく見つけてきますね。…英語圏ではクレオパトラの娘はそれほどマイナーではないのでしょうか。
〉そうメジャーでもないと思うのですが、昨今の歴史小説ブームの中で、流行すたりが激しい気がします。エリザベス1世が流行だとなったらそれがどっと出て、プロヴァンス4姉妹だとなるとまたどっと出て、クレオパトラ・セレネも短期間に出版されています。どのブームもそれぞれの著者はずっと構想を温めていたようなのですが、とにかくこれを書けばデビューできる、みたいなのが目につきます。
そういえば「The Other Boleyn Girl」が流行ったからか、Tudor時代の小説がどさっと出た時がありましたね……。あの時は「一体全体何があった!?」とか思っていたけど、歴史小説にもはやりものってあるんですね。
〉アリエノール・ダキテーヌも今流行みたいで、追い切れないので、すでに買ってある分でいいことにして、新作は諦めました。新作が沢山出ると、やはり粗製濫造という感じがします。
そうなんですか? 今ちょうどJean Plaidyの「The Plantagenet Prelude」を読んでいるので、もし彼女の話でおすすめがあったら知りたいです。
〉〉それでは…。
〉それでは、また次の特集で。
次の特集も楽しみにしています。
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1525. Re: 世界史クラブ : エレアノール・オブ・アキテーヌ
お名前: 柊
投稿日: 2013/1/15(09:05)
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ゆかポンさん、こんにちは。
エレアノール・オブ・アキテーヌは好きで、結構本はあるのですが、積ん読であまり手をつけていません。Jean PlaidyのPlantagenetsとQueen of EnglandシリーズのThe Courts of Loveといったところが、読んだ中ではおすすめです。それぐらいです。
Sharon Kay Penmanだとか、Alison Weirだとか、Anne O'Brienだとか、Nora Loftsだとか、買ったのは買ったのですが、後回しにしたままです。私はあまりvividな、現代小説並みの心理描写のある歴史小説は苦手なのですが、ゆかポンさんがそうでなければ、Sharon Kay Penmanがいいかもしれません。と言っても、十数ページしか読んでいないので、自信を持ってはおすすめできないのですが。
お役に立てなくてすみませんが、そういうところです。