Re: 世界史クラブ:テューダー朝へようこそ

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(16:34)]

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1273. Re: 世界史クラブ:テューダー朝へようこそ

お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2008/11/1(18:27)

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柊さん、
ako さん、
トッコトーンさん、
僕も混ぜて下さい。

新しい本については皆さんにかなわないので、
古い作品を紹介します。

テューダー家の人たちを扱った作品でも頂点と言われるのが、
William Shakespeare の Henry VIII ですね。
英語は語彙がものすごく豊富で、
しかも文法的ではないので、
読むのは非常に大変です。
舞台での上演か、
ヴィデオで良いでしょう。
僕はBBCでの映像化が印象に残っています。

Edward を主人公にした The Prince and the Pauper も捨てがたいですね。
作者は何と Mark Twain です。
王子が Tom Sawyer や Huckleberry Finn の様に冒険をします。
多読用の本も何種類かあります。

Anne を主人公にした舞台劇、
それを映画化した Anne of the Thousand Days は、
ヴィデオの入手が困難ですが、
手に入るなら見る価値はあります。
英語は分かり易くて美しいです。
僕は読んでいませんが、
台本も出版されています。

なんだか読書というより映像作品が多くなってしまいましたが、
趣味の掲示板だから OK ですよね。
最後は音楽でしめます。
英国のロックバンド Yes のキーボード奏者 Rick Wakeman さんによる
組曲 The Six Wives of Henry VIII です。
これはロックと17・18世紀風の音楽を混ぜ合わせた演奏で、
鍵盤楽器が大活躍します。
ピアノのお好きなかたなら楽しめるはずです。

Have a happy journey to the Tudor England!


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1274. Re: 世界史クラブ:テューダー朝へようこそ

お名前: プリン http://purinbooks.at.webry.info/
投稿日: 2008/11/1(21:21)

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Ry0tasanさん、皆さん、こんにちは。
プリンです。

ピンポイント・コメントで。

〉最後は音楽でしめます。
〉英国のロックバンド Yes のキーボード奏者 Rick Wakeman さんによる
〉組曲 The Six Wives of Henry VIII です。
〉これはロックと17・18世紀風の音楽を混ぜ合わせた演奏で、
〉鍵盤楽器が大活躍します。
〉ピアノのお好きなかたなら楽しめるはずです。

私、これで「ヘンリー8世と6人の妻」について、その存在を知った人なんです。高校生の頃でした。
キングクリムゾンとか、ELPとかに傾倒してた(そんな時代もあったんですよね〜、あーなつかし〜)時でした。
ヘンリー8世とかアン・ブーリンという名前を聞くとこのLP版レコードを真っ先に思い出します。
ちなみに、彼の「アーサー王と円卓の騎士たち」というアルバムも持っております。
思い出して探し出してきたところ、きれいなイラスト入りの歌詞カード(というより冊子)が入っていました。ちゃんと物語仕立てになってるんですね。
これを買って聞いていた若い頃より英語も知識も磨かれた今、聞いたらどう感じるでしょう。
まずはターン・テーブルを買わなきゃなぁ。

すっごく懐かしかったので思わず書き込んでしまいました。
失礼しました。では、では。


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1277. Re: 世界史クラブ:テューダー朝へようこそ

お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2008/11/2(15:54)

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〉Ry0tasanさん、皆さん、こんにちは。
〉プリンです。

お久しぶりです。
プリンさん。

〉ピンポイント・コメントで。

〉〉最後は音楽でしめます。
〉〉英国のロックバンド Yes のキーボード奏者 Rick Wakeman さんによる
〉〉組曲 The Six Wives of Henry VIII です。
〉〉これはロックと17・18世紀風の音楽を混ぜ合わせた演奏で、
〉〉鍵盤楽器が大活躍します。
〉〉ピアノのお好きなかたなら楽しめるはずです。

〉私、これで「ヘンリー8世と6人の妻」について、その存在を知った人なんです。高校生の頃でした。

僕も同じです。

〉キングクリムゾンとか、ELPとかに傾倒してた(そんな時代もあったんですよね〜、あーなつかし〜)時でした。

どうやら同世代のようですね。

〉ヘンリー8世とかアン・ブーリンという名前を聞くとこのLP版レコードを真っ先に思い出します。

そうですね。
6人の王妃の名前が、
1曲ずつの曲名になっており、
それぞれの性格に合わせて、
曲調も色々でした。

〉ちなみに、彼の「アーサー王と円卓の騎士たち」というアルバムも持っております。
〉思い出して探し出してきたところ、きれいなイラスト入りの歌詞カード(というより冊子)が入っていました。ちゃんと物語仕立てになってるんですね。

そうですね。
これを聴いていた頃、
僕は英語の成績が最低でした。
音楽を通して英語には興味があったけれど、
日本で一般的な方法は自分に合わないと感じ、
手探りで多読を始めました。
多読のおかげで大学にも入ることができました。
英文科で、
アーサー王伝説を集大成した Thomas Malory の全集も読みました。

〉これを買って聞いていた若い頃より英語も知識も磨かれた今、聞いたらどう感じるでしょう。
〉まずはターン・テーブルを買わなきゃなぁ。

今から1年ぐらいまえに、
このアルバムのCDを買って、
聞き直しました。
残念ながら、
当時ほどの新鮮さは感じませんでした。
あの時代、
ロックなのに交響管弦楽や合唱団まで採用して、
新旧文化の新しい組み合わせを試みたことは評価できると思いますが。

〉すっごく懐かしかったので思わず書き込んでしまいました。
〉失礼しました。では、では。

もう一つ、
ヴェルヌのSFを原作にした
『地底探検』(Journey to the Center of the Earth) という実況録音盤もありましたね。
物語を説明する英語の朗読が入っていたので、
これは聴き直してみたいです。

そういえば、
英語でアーサー王伝説を集大成したのが T. Malory なんですが、
種本の多くはフランス語だったらしいんです。
書いたのはフランスの吟遊詩人で、
エレアノールの宮廷にいた人物です。
エレアノールの指示でアーサー王伝説を本にしたらしいと言っている歴史学者もいます。
上の方で柊さんたちが話題にしているエレアノールです。


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1283. Re: 世界史クラブ:テューダー朝へようこそ

お名前: プリン http://purinbooks.at.webry.info/
投稿日: 2008/11/3(09:48)

------------------------------

"Ry0tasan"さん、こんにちは。

Ry0tasanさんの書き込みで思い出しました。

〉そういえば、
〉英語でアーサー王伝説を集大成したのが T. Malory なんですが、
〉種本の多くはフランス語だったらしいんです。
〉書いたのはフランスの吟遊詩人で、
〉エレアノールの宮廷にいた人物です。
〉エレアノールの指示でアーサー王伝説を本にしたらしいと言っている歴史学者もいます。
〉上の方で柊さんたちが話題にしているエレアノールです。

このエレアノール、どこかで聞いた名前だなと思っていたのですが、
脇明子さん著の岩波新書『魔法ファンタジーの世界』に「中世魔法ファンタジーに大きな役割を果たしたキーパーソン」として言及されていました。
吟遊詩人の祖父を持つエレアノールはとても芸術を愛する行動的な女性だったとか。
夫のルイ17世と共に十字軍の遠征に出かけたり、疎遠となったルイ17世と離婚して後にイギリス王となるアンジュー伯ヘンリーと再婚といった具合にその頃の女性としてはかなり行動的な人だったんでしょうね。
ワースという学僧がラテン語の『ブリタニア王列伝』をフランス語に訳したものが『ブリュ物語』で、それを王妃エレアノールに捧げたとか。
これがアーサー王列伝のもとになっていったらしいと、脇さんの、この本で記述されておりました。

上の方で話題になってるのはこの方だったんですね。
Ry0tasanさんのコメントを読まなければ気づきませんでした。

やっぱり歴史っておもしろいですね。
いろんな歴史上の大イベントが(ここでは十字軍の遠征が)芸術や文芸にいろんなかたちで影響を与えていてものすごく興味深いです。


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1284. Re: 世界史クラブ:テューダー朝へようこそ

お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2008/11/9(08:50)

------------------------------

〉"Ry0tasan"さん、こんにちは。

プリンさん、
おはようございます。

〉Ry0tasanさんの書き込みで思い出しました。

〉〉そういえば、
〉〉英語でアーサー王伝説を集大成したのが T. Malory なんですが、
〉〉種本の多くはフランス語だったらしいんです。
〉〉書いたのはフランスの吟遊詩人で、
〉〉エレアノールの宮廷にいた人物です。
〉〉エレアノールの指示でアーサー王伝説を本にしたらしいと言っている歴史学者もいます。
〉〉上の方で柊さんたちが話題にしているエレアノールです。

〉このエレアノール、どこかで聞いた名前だなと思っていたのですが、
〉脇明子さん著の岩波新書『魔法ファンタジーの世界』に「中世魔法ファンタジーに大きな役割を果たしたキーパーソン」として言及されていました。
〉吟遊詩人の祖父を持つエレアノールはとても芸術を愛する行動的な女性だったとか。

アーサー王伝説を後世に残す上で重要な役割を演じたわけですね。
脇役として登場する魔法使いや魔女が、
後世のファンタジーに何度も登場してきましたね。
Magic Tree House にも出てくるし、
Harry Potter にも名前だけは出てきます。

〉夫のルイ17世と共に十字軍の遠征に出かけたり、疎遠となったルイ17世と離婚して後にイギリス王となるアンジュー伯ヘンリーと再婚といった具合にその頃の女性としてはかなり行動的な人だったんでしょうね。

最初の夫はルイ7世でフランス国王、
系図を調べたら近親結婚だったという口実をでっちあげて離婚し、
次の夫はイギリス国王、
つまり、
フランスの王妃をやめて、
イギリスの王妃になったわけです。
十字軍にも同行しているし、
現代や古代と比べても、
とんでもなく行動的だと思います。

〉ワースという学僧がラテン語の『ブリタニア王列伝』をフランス語に訳したものが『ブリュ物語』で、それを王妃エレアノールに捧げたとか。
〉これがアーサー王列伝のもとになっていったらしいと、脇さんの、この本で記述されておりました。

そうですね。
後世で読まれて来たのは、
Chretien de Troyes という吟遊詩人のヴァージョンです。
この人も、
エレアノールの宮廷にいた人だったように記憶しています。
歴史ロマンスの元祖かもしれませんね。

〉上の方で話題になってるのはこの方だったんですね。
〉Ry0tasanさんのコメントを読まなければ気づきませんでした。

〉やっぱり歴史っておもしろいですね。
〉いろんな歴史上の大イベントが(ここでは十字軍の遠征が)芸術や文芸にいろんなかたちで影響を与えていてものすごく興味深いです。

同感です。
Happy reading!


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