[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(01:24)]
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お名前: yksi
投稿日: 2006/7/1(21:47)
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"kana"さんは[url:kb:996]で書きました:
〉お返事ありがとうございます。
〉〉 極めてやさしい本を豊富に準備することは決定的に重要です。
〉〉我々の勤務校(高専です)では、
〉〉・Holes (YL5): SSSと出会う前に選んだ図書(やさしい!!児童小説)
〉〉・PGR0〜1(YL0.8〜1.0)
〉〉・ORT3〜5(YL0.3〜0.5)
〉〉と英文の読みやすさを三段階下げて、ようやくスムーズに多読授業を始めることができるようになりました。
〉なるほど。。。一応何冊かはOxfordの本を持ってはいるのではあるのですが一時間と持たない気がして。。。
〉まずは本の確保がどれだけできるかそこからですよね。いろいろ当たってみます。図書館費、英語費から出してもらえないか聞いてみます。
ORT3〜5だけでは、2〜3回で終わってしまうかもしれませんが、ORT6〜9が加わると、たぶん、6〜8回まで持ちます。平均人数が15人程度の少人数であれば、1セットのみでも、うまく回せば、なんとか回し読みでいけるような気がします。
〉>Magic Tree Houseは、我々のところでは、多読3年目の(授業で40時間以上多読をしている)学生の3割くらいが、ようやく読みはじめることのできる(難易度の高い)本ですので、御注意下さい。
〉やはり難しいのでしょうか。ホームページで見つけてみたのですがあの本は生徒たちにとって自分でもっている初めての洋書というある意味形を残すために買ったのもあります。
酒井先生はMagic Tree Houseを離陸本と呼んでいます。電通大の学生が毎週90分の多読授業を受けて、1年以内にMagic Tree Houseを読み始めることができれば成功との位置付けです(違いましたっけ?)また、第2外国語用の教材として考えると、Magic Tree Houseの難易度を、よく理解できます。私は大学(20年以上前ですが)で、第3外国語としてフランス語を4単位くらい取った記憶がありますが、仏語版 Magic Tree Houseは、全く読めません(内容を詳しく知っているので、読めなくても、挿し絵に助けられて最後まで目を通すことはできますが、少なくとも、あまり楽しめません)。
〉生徒は高3なので毎日精読に追われ、文法に追われ、日本語でも内容をまとめるのが難しいらしく、ここでは何もきにせずよんでもらいたいというのもあります。
〉しかしどうしても評価は必要で、そこが一番悩みます。
うちの職場では、定期試験には、未読本の読解試験を行っています。
30分〜60分(毎分80〜100語)の未読英文を読ませ、英文回収直後に、あらすじから話しの展開、少し細かい記述までを10問日本語で質問し、日本語で答えさせて、採点します。1回は練習が必要かもしれませんが、英文の難易度と制限時間が適切であれば、よく読んでいる学生は合格点が取れる試験になります(逆に、普段読んでいない学生は、時間内に読み切れず、極端に低得点になることもある)。
少なくとも、試験の前日に日本語訳を覚える必要がないので、よいと思います。
読書意欲(学習意欲)の高い社会人と異なり、クラスで行う多読は、極端にやさしい英文で行わないと(どうしても、日本語に翻訳してしまいますから)、学生は楽しめないと感じます。
〉まずは本の確保に当たってみます!ありがとうございます。
〉またぜひ日が合えば多読学会に参加したいと思う次第です。これからもよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
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本の確保はほんと重要ですよね。とりあえず一学期は残り50分×5回なのでそれがもてば。。。夏休みになれば時間はまだあるし、集められるかと。
Magic Tree Houseはすごく難しいんですね。アメリカの小学生にすごく人気と聞いて購入しました。昨年はジャックと豆の木を読んだみたいなのですが一年間ずっとその一冊、たまに文法のテキストをやったと聞きました。内容は今回選んだのと同じくらいかと。
未読本の読解試験とは。。。すごい!期末試験一本なためとてもそれは不安が募りますが実践できているんですものね。確かにうちの学生もすごく日本語訳を欲しがります。だから確かにいいのかもしれません。
ありがとうございます!