[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(03:56)]
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お名前: えすてる
投稿日: 2006/3/28(00:20)
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多読授業を本格的に始めて丸1年が無事すぎました。
その前に半年ほど選択授業で10人ほどの生徒と、また放課後自主的に本を借りに来てくれる生徒たちと細々と始めてはいたのですが、去年の4月から
2年生全クラスで週1時間の多読を続けてくることができました。
8割くらいの生徒に書いてもらったアンケートも集計してみたのですが、概ね生徒たちの反応は上々で、これからも続けたい、また本校で続けていくべきだという答えが多かったです。
もともと英語嫌い、英語が苦手という生徒がかなり多い学校なので、始めた時は本当に1年続けていけるのか心配だったのですが、よい手応えにホッとしています。
とにかく簡単なのを楽しんで読んで、多読の良さを実感してほしかったので、今の語数と、読んでいるシリーズやレベルを毎時間チェックして「今はこれはちょっと難しいかも。こんなのもあるから読んでみたら?」とおせっかいを焼いたり、授業前にせっせと本を選びやすいようにディスプレイ?したり、片付けたり、空き時間には書いてくれた感想にいろいろコメントを書いたり・・と私としては結構大変でしたが、生徒たちが本当に楽しんでくれ、本の話で一緒に盛り上がることもできて、彼ら彼女らの素直なコメントを読むにつけ、やってよかったなあと思います。
1年終えた生徒の感想としては、つまらなかったとか訳さないと不安、という声ももちろんあります。でも全体として見ると、語数のわりに冊数が多い子(つまり楽に読めるレベルのを読み尽くして、少しずつレベルを上げてきた子)ほど、多読の良さを実感できているように思います。また、教員の側がただ「読め」というだけでは、多読の良さを実感するのは難しいことも感じます。「わからなかった」と言われた時、「これは○○だから難しいかもね」とか「日本にはない習慣だよね」というように声をかけることも大切です。そのためにも教員の側が自分でも読んで、アドバイスできるだけの本の知識を持つことが必要だということも痛感しています。(忙しい中で、同僚にそのことをわかってもらって、実践してもらうことの難しさも痛感しています・・・)
勉強や進学よりも、部活や遊びに熱心な生徒の多い学校なので、自主的に放課後や家で読む生徒は少ないのですが、それでもこつこつと20万語近く読む生徒もでてきています。彼女はORT、LLL、SPR、SIRをこつこつ読んで、ようやくPGRの1を読んでいるところですが、ゆっくりゆっくりレベルをあげているので、今後が楽しみです。
また、多読本を置いている図書館の本の貸し出し数は前年から1500冊も増え(4500冊から6000冊)、ベストリーダー(よく読まれた本)50冊の中に多読本が20冊くらい入っています。これも嬉しいことです。
ただ、新年度は多読をしていた時間に、文法の問題集をやるという案が担当者の同僚から出されていて、私としては今日ようやくまとめ終わったアンケートに出てきた生徒たちの声を伝えて、新2年生にもなんとか続けていくようにしてもらいたいと思っているところです。(今年やった2年生には今後も授業で続けていくつもりです。)
全国の学校でHappy Readingが広がっていきますように!
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お名前: ミグ
投稿日: 2006/3/29(01:27)
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えすてるさん、はじめまして!旧式戦闘機ミグと申します!
えすてるさんのように日夜多読指導に邁進されている方こそ英語教育会の希望だとミグ感動しております!(ウルウル)
しかし、英文法問題集をゆとり教育などで減らされた貴重な授業時間で扱いたいという言語道断な教師が存在するとはたいへん許せない話です(*´Д`)=з即軍法会議に引っ立てて銃殺に処したい衝動に駆られます(冗談です!)書き込みから察するに高校にお勤めとミグ思いますが、学校英文法もしくは受験英文法の類を扱うなら英文法の参考書を集団購入し勉強の仕方、自習方法などを指導して、生徒に自習させ定期的に隙間の時間に小テストをした方が効率的に授業時間が使えると思います!語学春秋社の英文法講義の実況中継シリーズや桐原書店の英文法書フォレスト(?)とその付属問題集、大修館の教科書ジニアスの傍用問題集などいくらでも自習指導に使用可能な英文法参考書はあります!
こういった参考書が英語を身につけるために必要とは、ミグ多読を始めて以来思わなくなりましたが、授業でやるくらいなら自習の方が数倍マシです(`へ´)もしかして、その同僚教師は自習指導すらできないのでしょうか?
ミグの想像以上にえすてるさんは大変苦労されているのでしょうが、絶対英文法の授業を阻止して多読指導を続けて欲しいと思います!
ミグ航続距離も不足し爆装も撤去され空爆など援護ができません(T_T)(冗談ですから〜)それでも心の底から応援しておりますので、どうかがんばってくださいm(_ _)m
ハッピー リーディング
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早速のお返事ありがとうございました。温かい励ましの言葉をいただける、掲示板のありがたさをひしひしと感じています。
お察しの通り、私は地方の高校で英語を教えています。今まで英語についてはいろいろなやり方に挑戦してみたのですが、多読ほど自分でもはまり、楽しく、また英語が好きになれる方法はない!!と実感して、機会あるごとに多読の効能?を説いてまわっています。(酒井先生やタドキストの皆さんの受け売りなんですけど・・・)
勤務校の授業で扱う文法の問題集については、桐原の『Forest』などとは比べものにならないくらい薄くて、内容も「??」というもので、授業でやっても身に付かないばかりか英語嫌いを増やすだけというような代物なので、何とか説得したいと思っています。
この多読のよさは、まず自分で実感するのが何にも増して一番説得力があるだと思うので、教員仲間にじわじわと浸透させていくのが、多読授業を定着させるために必要なのかなと思っています。
4月からも楽しくやっていきますね。
それでは、ミグさんもHAPPY READING!!
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/3/29(01:34)
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えすてるさん、報告ありがとうございました。
酒井@快読100万語!です。
ミグさん、こんばんは!
〉多読授業を本格的に始めて丸1年が無事すぎました。
〉その前に半年ほど選択授業で10人ほどの生徒と、また放課後自主的に本を借りに来てくれる生徒たちと細々と始めてはいたのですが、去年の4月から
〉2年生全クラスで週1時間の多読を続けてくることができました。
えすてるさん、多読学会にはいっていらっしゃいましたか?
いま多読学会のメーリング・リストで、この4月から多読を
全面的にはじめる学校が話題になっています。えすてるさんの経験を
ぜひぜひそのメーリング・リストの人たちにも知らせたい!
〉8割くらいの生徒に書いてもらったアンケートも集計してみたのですが、概ね生徒たちの反応は上々で、これからも続けたい、また本校で続けていくべきだという答えが多かったです。
〉もともと英語嫌い、英語が苦手という生徒がかなり多い学校なので、始めた時は本当に1年続けていけるのか心配だったのですが、よい手応えにホッとしています。
〉とにかく簡単なのを楽しんで読んで、多読の良さを実感してほしかったので、今の語数と、読んでいるシリーズやレベルを毎時間チェックして「今はこれはちょっと難しいかも。こんなのもあるから読んでみたら?」とおせっかいを焼いたり、授業前にせっせと本を選びやすいようにディスプレイ?したり、片付けたり、空き時間には書いてくれた感想にいろいろコメントを書いたり・・と私としては結構大変でしたが、生徒たちが本当に楽しんでくれ、本の話で一緒に盛り上がることもできて、彼ら彼女らの素直なコメントを読むにつけ、やってよかったなあと思います。
うれしい感想です。
〉1年終えた生徒の感想としては、つまらなかったとか訳さないと不安、という声ももちろんあります。でも全体として見ると、語数のわりに冊数が多い子(つまり楽に読めるレベルのを読み尽くして、少しずつレベルを上げてきた子)ほど、多読の良さを実感できているように思います。また、教員の側がただ「読め」というだけでは、多読の良さを実感するのは難しいことも感じます。「わからなかった」と言われた時、「これは○○だから難しいかもね」とか「日本にはない習慣だよね」というように声をかけることも大切です。そのためにも教員の側が自分でも読んで、アドバイスできるだけの本の知識を持つことが必要だということも痛感しています。(忙しい中で、同僚にそのことをわかってもらって、実践してもらうことの難しさも痛感しています・・・)
教員のみなさんはどの程度多読してらっしゃるのでしょう?
〉勉強や進学よりも、部活や遊びに熱心な生徒の多い学校なので、自主的に放課後や家で読む生徒は少ないのですが、それでもこつこつと20万語近く読む生徒もでてきています。彼女はORT、LLL、SPR、SIRをこつこつ読んで、ようやくPGRの1を読んでいるところですが、ゆっくりゆっくりレベルをあげているので、今後が楽しみです。
〉また、多読本を置いている図書館の本の貸し出し数は前年から1500冊も増え(4500冊から6000冊)、ベストリーダー(よく読まれた本)50冊の中に多読本が20冊くらい入っています。これも嬉しいことです。
そうなんです。ほかにも図書館の利用者が増えたという学校が
いくつもあります。
〉ただ、新年度は多読をしていた時間に、文法の問題集をやるという案が担当者の同僚から出されていて、私としては今日ようやくまとめ終わったアンケートに出てきた生徒たちの声を伝えて、新2年生にもなんとか続けていくようにしてもらいたいと思っているところです。(今年やった2年生には今後も授業で続けていくつもりです。)
うーん、文法問題集ですか・・・
多読をやりたい先生にはとーっても、身を切られるようにつらい話
ですね・・・ その同僚の先生は多読クラスをご覧になったのですか?
生徒たちの感想はご覧になっているのだろうか?
〉全国の学校でHappy Readingが広がっていきますように!
少しずつ広がりそうな手応えは感じていますが、
まだまだ、まだまだです。
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お名前: えすてる
投稿日: 2006/3/29(23:20)
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お返事ありがとうございました。
実は多読学会はずっと関心があるのですが、忙しさに取り紛れてまだ入会はしていません。でも、お仲間に入れていただきたいと思っていますので、忘れないうちに(うっかり者なので、すぐにいろいろ忘れてしまうんです・・・)手続きをさせていただきますね。
さて、多読授業は、同時展開の4講座(4単位)で週に1時間ずつ行っていました。つまり私以外に、他の講座の担当者3人も週1時間ずつ生徒に多読授業をしてくれていました。英語教諭が4人の学校なので、全員であたったということになります。
ただ、本当に残念なのは3人の同僚にとって「多読は楽ができる時間、他の仕事をする時間」になってしまっていたようなのです。「読め〜」というだけで、自分は読んでいないし、多読にも興味がないという状態だったので、「多読指導」にはなっていなかったし、生徒が何を読んでいるか、どう感じているかにも無関心だったみたいです。それでも自分から多読を楽しんでくれた子たちが少なからずいたことは救いですが。
自分である程度読まないと指導ができないというのは本当です。そこの部分をきちんと同僚に伝えきれなかったことを反省しています。
でも、多読ってこんなに楽しいんだよ〜と伝えられないで授業をするのは、きっと苦痛に近いものがあったんじゃないかと思います。無理矢理多読授業に巻き込まれた同僚に申し訳なかったと思う反面、英語教師なんだからもう少し興味を持って、自分でも読んでみてくれてもいいのに・・と愚痴っぽく言いたくもなる今日この頃・・・。
でもあきらめずに、まとめた感想を見せて、話していこうと思います。
酒井先生の一昨年秋の教育研究会の講演のおかげで、近くの学校2校でも多読を取り入れることになったようですよ。我が校の「売りもの」にしたかった気持ちは正直言ってありますが、多読が広がるのは本当に嬉しいです。
新年度も楽しく行きたいと思います。
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/3/30(00:08)
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えすてるさん、こんばんは!
〉お返事ありがとうございました。
〉実は多読学会はずっと関心があるのですが、忙しさに取り紛れてまだ入会はしていません。でも、お仲間に入れていただきたいと思っていますので、忘れないうちに(うっかり者なので、すぐにいろいろ忘れてしまうんです・・・)手続きをさせていただきますね。
ま、いそぐことはないですよ。ただではないのだし。
〉さて、多読授業は、同時展開の4講座(4単位)で週に1時間ずつ行っていました。つまり私以外に、他の講座の担当者3人も週1時間ずつ生徒に多読授業をしてくれていました。英語教諭が4人の学校なので、全員であたったということになります。
〉ただ、本当に残念なのは3人の同僚にとって「多読は楽ができる時間、他の仕事をする時間」になってしまっていたようなのです。「読め〜」というだけで、自分は読んでいないし、多読にも興味がないという状態だったので、「多読指導」にはなっていなかったし、生徒が何を読んでいるか、どう感じているかにも無関心だったみたいです。それでも自分から多読を楽しんでくれた子たちが少なからずいたことは救いですが。
〉自分である程度読まないと指導ができないというのは本当です。そこの部分をきちんと同僚に伝えきれなかったことを反省しています。
〉でも、多読ってこんなに楽しいんだよ〜と伝えられないで授業をするのは、きっと苦痛に近いものがあったんじゃないかと思います。無理矢理多読授業に巻き込まれた同僚に申し訳なかったと思う反面、英語教師なんだからもう少し興味を持って、自分でも読んでみてくれてもいいのに・・と愚痴っぽく言いたくもなる今日この頃・・・。
〉でもあきらめずに、まとめた感想を見せて、話していこうと思います。
はい、それがいいと思います。
ぼくがいままでいろいろな学校を見てきて、
一つの学校、大学で二人以上の人が多読に理解を示す例というのは、
きわめてまれです、残念ながら・・・
一人いてくだされば御の字ということです。
つまり・・・ えすてるさん、ありがとー!
〉酒井先生の一昨年秋の教育研究会の講演のおかげで、近くの学校2校でも多読を取り入れることになったようですよ。我が校の「売りもの」にしたかった気持ちは正直言ってありますが、多読が広がるのは本当に嬉しいです。
〉新年度も楽しく行きたいと思います。
一昨年秋? 一昨年? 秋?
あー、なんにも思い出せない・・・
なにかヒントをください!
えすてるさん、あわてず、あせらず、じっくりと、足場を作って
いきましょう! (と、自分にも言い聞かせる。電通大の状況も
決して容易ではないのですよ、実は)
えすてるさん、生徒のみなさんと一緒に、Happy reading!
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酒井先生、こんばんは!
またまたお返事ありがとうございました。
〉ぼくがいままでいろいろな学校を見てきて、
〉一つの学校、大学で二人以上の人が多読に理解を示す例というのは、
〉きわめてまれです、残念ながら・・・
そうなんですか。知らなかったです。私だけじゃなかったんですね。
〉一人いてくだされば御の字ということです。
〉つまり・・・ えすてるさん、ありがとー!
いえいえ、酒井先生と先輩タドキストのみなさんのおかげです。この多読は酒井先生が方位磁石のように道を示してくださって、先輩タドキストのみなさんが歩きながら道をつけてくださり、あるいは新たなルートを見つけてくださったり、そこを後から歩き始めたタドキストが踏み固めながら道幅を広げていくというイメージがありますね。
〉〉酒井先生の一昨年秋の教育研究会の講演のおかげで、近くの学校2校でも多読を取り入れることになったようですよ。我が校の「売りもの」にしたかった気持ちは正直言ってありますが、多読が広がるのは本当に嬉しいです。
〉〉新年度も楽しく行きたいと思います。
〉一昨年秋? 一昨年? 秋?
〉あー、なんにも思い出せない・・・
〉なにかヒントをください!
田舎の高校で開かれた教育研究集会の外国語研究会ですよー。たしか、豊田高専の西沢先生も来てくださいました。今思うと、人数も30人足らずで、しかも交通の便もあまりよくないところなのに、いらしてくださったなんてすごい!!と思います。思い出してくださいましたか??
〉えすてるさん、あわてず、あせらず、じっくりと、足場を作って
〉いきましょう! (と、自分にも言い聞かせる。電通大の状況も
〉決して容易ではないのですよ、実は)
はい、そうします。
あわてず、あせらずに、じっくり、ですね。
多読の楽しさが一人でも多くの子どもたちに届けられることを祈りたいです。
ありがとうございました。
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お名前: yksi
投稿日: 2006/4/5(19:35)
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えすてるさん こんばんわ。
yksiともうします。
私も同世代の若者に英文多読の授業をしていますが、同様に感じる点が多々あるなあと、読ませていただきました。
"えすてる"さんは[url:kb:894]で書きました:
〉多読授業を本格的に始めて丸1年が無事すぎました。
〉その前に半年ほど選択授業で10人ほどの生徒と、また放課後自主的に本を借りに来てくれる生徒たちと細々と始めてはいたのですが、去年の4月から
〉2年生全クラスで週1時間の多読を続けてくることができました。
〉8割くらいの生徒に書いてもらったアンケートも集計してみたのですが、概ね生徒たちの反応は上々で、これからも続けたい、また本校で続けていくべきだという答えが多かったです。
〉もともと英語嫌い、英語が苦手という生徒がかなり多い学校なので、始めた時は本当に1年続けていけるのか心配だったのですが、よい手応えにホッとしています。
週1時間で1年続けると、(まだまだ、試験等で測定できる変化は見えないかもしれないけれど、)始める前は英語が苦手だったとしても、かなりの生徒さんが、英語を読めるとの実感を持ち始めている頃でしょうね?多読2年目になると、変化が表に出てくる生徒さんがもっと現れ、担当教員としても(更に)嬉しくなること請け合いです。本の増強を強く感じるという、嬉しい悩みも発生するかも。
〉とにかく簡単なのを楽しんで読んで、多読の良さを実感してほしかったので、今の語数と、読んでいるシリーズやレベルを毎時間チェックして「今はこれはちょっと難しいかも。こんなのもあるから読んでみたら?」とおせっかいを焼いたり、授業前にせっせと本を選びやすいようにディスプレイ?したり、片付けたり、空き時間には書いてくれた感想にいろいろコメントを書いたり・・と私としては結構大変でしたが、生徒たちが本当に楽しんでくれ、本の話で一緒に盛り上がることもできて、彼ら彼女らの素直なコメントを読むにつけ、やってよかったなあと思います。
〉1年終えた生徒の感想としては、つまらなかったとか訳さないと不安、という声ももちろんあります。でも全体として見ると、語数のわりに冊数が多い子(つまり楽に読めるレベルのを読み尽くして、少しずつレベルを上げてきた子)ほど、多読の良さを実感できているように思います。また、教員の側がただ「読め」というだけでは、多読の良さを実感するのは難しいことも感じます。「わからなかった」と言われた時、「これは○○だから難しいかもね」とか「日本にはない習慣だよね」というように声をかけることも大切です。そのためにも教員の側が自分でも読んで、アドバイスできるだけの本の知識を持つことが必要だということも痛感しています。(忙しい中で、同僚にそのことをわかってもらって、実践してもらうことの難しさも痛感しています・・・)
ここのところ、一緒です。特に、YL1未満の本をたっぷり読んだ子は、語数が少ない割には読めるようになっているように、感じます。
また、自らの多読体験(特に、やさしい本の)が少ない場合、多読指導は難しいと思います。例えば、YL2.5くらいの児童書 (MTHとかAtoZ等)の中から好みの合うものを読んでもらい、途中にやさしい本を挟み込むような形で読んでもらえると、やさしい本の有効性も体験してもらえるのではないかなあ?
〉勉強や進学よりも、部活や遊びに熱心な生徒の多い学校なので、自主的に放課後や家で読む生徒は少ないのですが、それでもこつこつと20万語近く読む生徒もでてきています。彼女はORT、LLL、SPR、SIRをこつこつ読んで、ようやくPGRの1を読んでいるところですが、ゆっくりゆっくりレベルをあげているので、今後が楽しみです。
〉また、多読本を置いている図書館の本の貸し出し数は前年から1500冊も増え(4500冊から6000冊)、ベストリーダー(よく読まれた本)50冊の中に多読本が20冊くらい入っています。これも嬉しいことです。
これが素晴らしいですね?
〉ただ、新年度は多読をしていた時間に、文法の問題集をやるという案が担当者の同僚から出されていて、私としては今日ようやくまとめ終わったアンケートに出てきた生徒たちの声を伝えて、新2年生にもなんとか続けていくようにしてもらいたいと思っているところです。(今年やった2年生には今後も授業で続けていくつもりです。)
ここのところ、特に応援したいです(声だけで、お役にはたてませんが)。
近く(に居なければ、近県でも)で、多読授業を実践している者で交流ができると、よいですね?
〉全国の学校でHappy Readingが広がっていきますように!
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926. Re: yksiさん、ありがとうございます!元気が出ました!
お名前: えすてる
投稿日: 2006/4/5(23:32)
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yksiさん、こんばんは。
同世代の生徒さんたちに多読指導をされているとのこと、まだまだ仲間が少ないので、本当に心強いです。元気をもらいました!ありがとうございます。
〉週1時間で1年続けると、(まだまだ、試験等で測定できる変化は見えないかもしれないけれど、)始める前は英語が苦手だったとしても、かなりの生徒さんが、英語を読めるとの実感を持ち始めている頃でしょうね?多読2年目になると、変化が表に出てくる生徒さんがもっと現れ、担当教員としても(更に)嬉しくなること請け合いです。本の増強を強く感じるという、嬉しい悩みも発生するかも。
はい。初めは英語だけの本なんて読めるわけないという子が大半でしたが、1年終わって「やってよかった」というののほかに、「自分の世界に入って読めるのがよかった」という感想がけっこうありました。英語を読みながらそのお話の世界に入り込んでいたんだなあとうれしかったです。新年度は2年目に入る生徒たちが、yksiさんが書いてくださったように成長してくれたら嬉しいです。
〉ここのところ、一緒です。特に、YL1未満の本をたっぷり読んだ子は、語数が少ない割には読めるようになっているように、感じます。
〉また、自らの多読体験(特に、やさしい本の)が少ない場合、多読指導は難しいと思います。例えば、YL2.5くらいの児童書 (MTHとかAtoZ等)の中から好みの合うものを読んでもらい、途中にやさしい本を挟み込むような形で読んでもらえると、やさしい本の有効性も体験してもらえるのではないかなあ?
そうですね。英語教師だとプライドが邪魔して、ORTとかLLLなんて今更読めるかって思ってしまうのかも。MTHとかで策を練ってみるのはいい考えですね。今、多読本をおいている図書館の司書の方が、熱心に多読をしてくれています。本のプロの意見も聞きながら、選書して同僚にもすすめてみようと思います。
〉ここのところ、特に応援したいです(声だけで、お役にはたてませんが)。
〉近く(に居なければ、近県でも)で、多読授業を実践している者で交流ができると、よいですね?
ありがとうございます。声だけでも嬉しいです!!!
多読授業をしている仲間の交流の場は本当に必要ですよね。まだまだ少数派なので、孤立感を感じることも多くて・・・。掲示板には精神的に本当に助けられています。4月23日の名古屋は家から比較的近い(といっても○時間かかりますが・・)ので、なんとか行けないものかなあと考えています。
yksiさんともどこかでお会いできてお話しできたらいいですね。
それでは、Happy Reading!