Re: 4月から立て直して・・・(愚痴まじり、すみません)

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(11:37)]

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870. Re: 4月から立て直して・・・(愚痴まじり、すみません)

お名前: 雫 http://www.geocities.jp/dropshappydays/
投稿日: 2006/2/27(16:59)

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針魚さん、初めまして。雫と申します。

〉こんにちは、針魚です。

〉勤務先(短大)で昨年6月よりはじめた多読サークルですが
〉後期は定期的に来る学生の数もぐっと減ってしまい
〉とても軌道に乗ったとは言い難い状況でした…。

〉2年生になると就職活動やら諸々で(特に後期は)
〉学生も忙しいようで、多読がちゃんと「習慣化」した学生は
〉残念ながらついにいなかったように思います。

〉学生は「サークル」という形では
〉どうもきちんとペースが保てない
〉(まぁ行っても行かなくてもいいや、という具合)ようなので
〉来年度後期からは、思い切って授業に取り入れることにしました。

〉「行ってもいかなくてもいいや」と思われるということは
〉それくらい多読にハマっていないということですから、
〉次からのテーマはいかに「ハマる」学生を増やすか、
〉ということです。

〉しかし、短大というのは難しいですね。
〉2年というのは本当に短いです。多読に限らず
〉なんでも定着させる時間がなく、やっとさぁこれから
〉というところで時間切れになるようなところがあります。
〉先輩後輩という縦のつながりも無いままに終わるので
〉どんなサークルもできては消え、長続きしないというジンクスさえ…。

〉最初の頃の、鼻息の荒いがんばるぞモードから
〉ちょっと消沈ぎみなのですが、なんとか
〉きちんと軌道に乗せたいと思っています。

〉酒井先生、12月はありがとうございました。
〉宮崎にもぜひいらしてください!
〉(新入生が入ってきて落ち着いたら、宮崎の数少ない大型?書店に
〉かけあってみたいと思います)

〉それから、遅ればせながら
〉ジャーニーみやじさん、
〉100万語達成の学生さんが出たということで
〉おめでとうございます!!! 
〉近県に多読に積極的な先生、学校があるというのは
〉本当に心強いです。

〉またちょくちょく助言を求めに来ることがあると思います。
〉よろしくお願いします。

外国語教育の掲示板に私が登場するなんて・・・。

私は栄養学系の短大を卒業したのですが、短大というのは二年生に
なると就職やら実習・レポやら増えてそこに費やす時間が一日の殆
どを占めて余裕もなくなるし、頭の中も余裕がなくなります。
一年も終わりに近づけば就職がすでに頭の中を駆け巡ります。
一年の最初も高校とは違う講義という仕組みに慣れるのに必死だった
ような記憶があります。それに一般教養よりも専門科目で良い成績を
上げることに必死だったような記憶も(^_^;)

私は一年のときの一般教養で英語授業「O・ヘンリーの物語を訳す」授業
で見事に沈没して先生からも呆れられてしまいました。
訳すことに必死で一体何を読んだのか、どんな話だったのかさえ記憶
にありません。物語をつかった授業だったのに・・・。
一年間、O・ヘンリーで何の記憶も残っていないのです。今GRで読んだ
ら絶対に何か思い出すと思います。
あの本は縁起が悪いとばかりにとっとと捨ててしまいました。
今あったら読んでみるのに。
もしもあの時、多読が授業だったら私の英語に対する認識はもっと違
っていたと思います。

今回、多読の授業を途中から行かなくなった生徒さんも社会に出たら
多読を思い出して自分で始めてみるかもしれません。
そんな種まきを針魚さんはされているのだと思います。
「あぁ、あの時針魚先生がしようとしていたのはこれか〜。楽しいなぁ」
と思ってくれるかもしれません。
新しい春がやってくるたびにどんどん多読が浸透していくと思います。
すぐに花は咲かないかもしれませんが土の中で眠っている種がどんどん
多くなっていると思います。

だからこれからも多くの生徒さんに多読を伝えて下さい!
宮崎のお隣、鹿児島から霧島を越え「Happy Lesson!!」と叫ばして
頂きます(*´∇`*) 頑張ってくださいは禁句ですよね・・・。

場違いは重々承知ですが、沈没した元短大生より。(昔々のことですが)


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872. Re: 4月から立て直して・・・(愚痴まじり、すみません)

お名前: 針魚
投稿日: 2006/2/28(18:16)

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針魚です。


雫さん、はじめまして。

>頭の中も余裕がなくなります。
>一年も終わりに近づけば就職がすでに頭の中を駆け巡ります。
>一年の最初も高校とは違う講義という仕組みに慣れるのに必死だった

なるほど、今、私が学生を見ていて感じることとほぼ同じです。
全般的に余裕がない感じで、あせっているんですよね。
短大生にはモラトリアムしてる時間すら無さそうで
気の毒に思うことがあります。

>今回、多読の授業を途中から行かなくなった生徒さんも社会に出たら
>多読を思い出して自分で始めてみるかもしれません。
>そんな種まきを針魚さんはされているのだと思います。
>「あぁ、あの時針魚先生がしようとしていたのはこれか〜。楽しいなぁ」
>と思ってくれるかもしれません。

有難うございます!「種まき」とはいい表現です!
学生にそう思ってもらえるようちゃんと手助けしたいと思います。

〉宮崎のお隣、鹿児島から霧島を越え「Happy Lesson!!」と叫ばして
〉頂きます(*´∇`*) 

霧島を越えてちゃんと宮崎市まで届きました!
Happy lessonを提供できるよう、これからも精進します。

+++ +++ +++

ミグさん、はじめまして。
コメントどうも有難うございました!

>多読指導の問題でなく学生サークルとしての存在価値の問題では?
>第一に大変失礼ながら多読だけでは魅力に欠けるとミグは思うのです!
>第二に近隣の大学サークルとの連携は絶対に必要だとミグは愚考しま
>第三に卒業生もOBとして永続的にサークル活動に参加できるように配慮する事が必要と思います!
>第四に蔵書の問題もあるのでは?と思います。学生が購入して持ち合うのは勿論ですが、それだけでは本は足りないと思います。

多読をまず「サークル」という形で始めたのは
私自身がすぐに授業にできるかどうか不安があったから
というのが大きいです。実験的な試みということもあって
まずは“様子をみる”ためにサークルという形をとりました。

したがって、学生から「こんなことがやりたい」という形で
発生したサークルではないので、学生自身が
活動にあまり積極的ではない(もしくは最初積極的であっても
それが長続きしない)という問題があるのかもしれません。
(他の短大ではどうか分かりませんが、勤務先では、
仲間を集めてこんなことをやりたいという希望があれば
学生が働きかけて、教員の中から顧問になる人を探すという具合です)

ミグさんのご指摘のとおり、現役と卒業生との交流、
近隣の大学との連携等、機能していないことが
まだまだたくさんあるので、そのあたりは今後の課題だと思います。

しかしながら、多読用図書に関しては
サークル在籍学生約25名(いわゆる幽霊学生もいますが)に対して
ORT,LLL,ICR等の児童書、GR合わせて約700冊ですから、
それなりに充実していると思います。
本の確保が大変だとおっしゃる先生方が多いなか、
うちは恵まれているんだなぁとつくづく感じます。
読書手帳もサークル費から出るので学生の負担は一切ありません。
(それが逆によくないのかも??)

いろいろ思い返すと、学生が読まない(読み続けられない)のは
やはりこちらの指導力不足が大きな原因だったように思います。
授業で取り入れることを視野に入れ、今までの活動に
足りなかったものを洗い出していこうと思っています。

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