[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(10:22)]
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お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/1/5(00:35)
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SSSの古川です。
英語 Step up 新年セミナー
●1月 4日(日)
・会 場: 東京都・私学会館 「アルカディア」
・参加費: 5000円 (ランチ・新年会は、別途実費)
9:30〜10:00 アーリーバード
10:00〜11:00 講座1 「スキット活動+αで英語表現力アップ」
滝澤広人(埼玉県小鹿野町立小鹿野中学校)
《内容》話す活動は話す活動を行う中で身につけていきます。いかに多くの
活動メニューを教師が用意し、生徒に活動を与えることができるか。今回は
スキット授業をメインに、生徒の変容をVTRで紹介します。
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11:15〜12:15 講座2 「絵本やマンガからの多読」
古川昭夫(SSS英語学習法研究会)
《内容》レベルの違う子供達に一斉授業をするのに困っていませか? 絵本や
マンガから始め、幅広いレベルの学生がみんな自分のペースで英語を楽しめる
多読のシステムと多読用の図書を紹介します。先生も楽しめますよ!
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にて講演してきました。
SSSからは、神田さんにお手伝いにきていただきました。
以下、神田さんの報告です。
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古川さんの新春英語セミナーに行きました。時間は1時間でした。
新年早々というのに、会場は100余名もの参加者でいっぱい。
SSSのことを知っている人が3、4人に一人でしたでしょうか、
挙手をしてもらったらかなりいました。
古川さんがまず強調したことは、
100万語達成は実現可能な目標であること、
そして、多読3原則に触れてから、
具体的に絵本やマンガから数ページ見せて、
後はレベル0〜3を中心に本やGRの紹介でした。
質問時間は少なかったですが、以下のような発言がありました。
1)典型的な授業手順は?
生徒が読んでいるだけで、教師は何をすればいいのだろうという疑問でしょう。
それから授業計画書を中高校の先生を細かく書かされることがあるのも
念頭にあったのかも知れません。
2)「40名クラスで20〜30万円」についての質問
どう捻出するか、同じ本を生徒人数分用意するのか?
本の管理、紛失したら?
3)中学1年生でも出来るのか?
ある程度の英語力がある生徒、または、
やる気がある生徒であるのが前提ではないか?
4)音声をどうするか?
全体的に暖かい雰囲気でした。
質問中にもまた昼食時にも、教師自身が
そうした本を読んでいないといけないという発言があり、
まず教師から100万語多読を、という
古川さんのメッセージは充分伝わったと思います。
以下、セミナーの詳細内容報告です。(神田さんの協力です)
まず絵本から始めて1年間で100万語、
Harry Potter, Grisham, King(スーパー中学生の例)が読めることを
話してから、参加者(中学高校の英語教師)にPenguin Easystartsの
Maisie and the Dolphinを読んでもらって時間を計りました。
5分台までで半数が、あとは6分、7分、8分でほぼ同率で
殆どの人が読み終わっていました。
それで100万語は分速100語として1日30分
週3時間で約1年で読み終わる「達成可能」な目標であることを
古川さんは上手に説明していたと思います。
Little Mouseの絵本でライオンがねずみをつかまえた後
"He sets Mouse free." set, freeを個別に訳(意味)しらなくても、
挿し絵、全体、文章全体で意味が分かる。
また、マンガ2冊で What are you waiting for?が
出てくる箇所を映して、いろんな状況で
同じ表現が使われることを理解出来る。
理想的な多読プランとして古川さんが示したのが、
中学校で30万語〜200万語。
中高合わせて、300万〜1000万語。
その後、GR(ELT,ネイティブ用)、児童書やマンガの
表紙と本文を見せて25種類位を紹介しました。
当日の Presentation は
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/2004_01_ichigaya2.ppt]
をご覧下さい。(10MBありますので要注意)
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古川様、神田みなみ様
お正月早々からお仕事だったのですね。お疲れさまでした。
先生方に多読を経験していただく、これはとってもいいなと思います。
先生ご自身が「とっても楽しいもの」と思って、授業をされればそれは必ず学生さん達にも伝わると思います。すべての学生がタドキストにならなくても、英語は楽しいものかもしれないという印象を多くの学生がもつならば、それはとても大切な成果だと思います。
昨年末にSSSの存在を神田先生に紹介していただいて約1年。この間、活動の勢いが加速度的に増していくのを見て、ただただ驚いておりました。でも段々と、ある活動の後にはその結果について「きちんとよく考えられて」次に結び付けていらっしゃるのだと、それがこの活動の勢いを生み、支えているのだと感じられるようになりました。
ますますのご発展を・・・私がお祈りするまでもないですね。
関係者の皆様の体力がもつことを、お祈りしております。