Re: yksiさん、ありがとうございます!

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/7/17(12:00)]

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565. Re: yksiさん、ありがとうございます!

お名前: えすてる
投稿日: 2005/5/25(21:52)

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yksiさん、お返事ありがとうございました。

 今日、職員会で県からの特別枠の予算の話があって、申し込んでおいた多読用図書の購入費用も11万円ほど認められたという報告があり、嬉しい反面、責任の重さも感じていたところです。だから掲示板でお返事を読めて、また元気が出てきました。本当に感謝しています。

 ところで、多読の本当のすばらしさを同僚がみんな理解していてくれるかということについては、まだまだ私の説明が不足している面もあって、現実は「?」なのですが、とりあえず取り組んでくれていることに感謝しつつ、本当のよさやすばらしさを伝えていかなきゃいけないなと、思っています。まずは酒井先生が本に書かれているように、教員自身がやさしい本の多読をある程度やってみて楽しさや効果を実感できてこそ、伝えられることやアドバイスできることがたくさんあると思うのですが、その部分が多忙な同僚にうまく伝えられなくて、もどかしいところなのです。贅沢な悩みなのかもしれないとは思いますが。

〉毎週1回で1年継続できれば、かなりの生徒さんが多読の効果を実感できるのでないかと思います。多読2年目以降は、もっと楽しみですけど。
〉豊富な(多種多様な)本を準備すると、興味を示す生徒さんが増えるのではないかと思います。自分自身、ノンフィクションが苦手で、趣味として読むのは、ほとんど全てフィクション(ほとんどが子ども向けのファンタジー)です。使い方が難しいけれど、疲れた人には、マンガが効くようです。

 この部分、yksiさんが書かれている通りですよね。多種多様な本が必要ですよね。私自身、なかなか読めない(読みにくいというか苦手な)分野があるので、予算もついたことだし充実させていけたらいいなと思っています。マンガも単価が高いのと、40人のクラスもあるので取り合いになりそうな気がしてちょっと手が出ないでいるのですが、様子を見て、買っていけたらいいなと思っています。

〉多読は、図書館の活性化にも大変効果がありますよね。

ホントです。「英語の本を借りていく子が日本語の本も一緒に借りていく!」と司書も相乗効果にビックリしています。ちなみにこの司書の方も、本の受け入れをしながらLLLを眺めているうちに「私はSamに入れ込んじゃった」と言いながら、すっかりシリーズのファンになってくれて、多読仲間に加わってくれました。

〉次回のご報告を楽しみにしております。

はい、ありがとうございます。報告できるように、楽しみつつ、工夫しつつ、Happy Reading でいきたいと思います。
それでは、また。


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[賛成] 566. Re: yksiさん、ありがとうございます!

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2005/5/25(22:08)

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えすてるさん、yksiさん、こんばんは!
酒井@快読100万語!です。

すばらしい新年度の報告です。
英語の先生方の中に、希望を持てる人たちがいるのだと思いました。

yksiさんが書いているように、図書館のこともすばらしです。
図書館の利用が劇的に増えるという例はyksiさんの学校でも、
大分でも経験されているようです。それに、司書さん、いいぞー!

これからもときどき様子を知らせてください。
(ぼくもみなさんにお知らせしなきゃと思いつつ・・・)

では、えすてるさん、同僚の英語の先生、子どもたち、司書さん、
みなさんで、Happy reading!


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570. Re: 酒井先生、ありがとうございます!

お名前: えすてる
投稿日: 2005/5/27(03:43)

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酒井先生、お返事ありがとうございます!

 あきっぽくて、さまざまな英語の勉強法や指導法に手を出しては挫折したり、放り投げたりしてきた私が、こんなにも自分自身でも楽しみながら、伝道してるとからかわれるほどせっせと生徒や同僚にすすめ、全校に広げようとしているなんて、とても不思議な気がしています。
 9月に酒井先生のお話を聴けた、あの出会い(と勝手に言ってしまいますが・・)がなければ、今の私は絶対になかったと思うと、本当に入院中の娘の付き添いを抜け出して聞きにいってよかった?!です。本当に「出会い」って大切ですね。

 『教室で読む英語100万語』の中で、一番腑に落ちたのが酒井先生の書かれていた「語りの力」のくだりで、本というのが「1つの世界を作って」いて、「その世界を語るのに使われる単語は『単語』ではなく、『世界のひとかけら』なのです。その世界の中で、また物語の中で必然的にそこにあるべき『ひとかけら』」という、「世界のひとかけら」説?に、「おおっ!!これだー!!」と・・・街頭で交通安全指導をしながら読んでいたんですけど、近くに人がいなかったのでホントに叫んじゃいました。
 なぜ、多読で読んでいる英語は教科書や受験英語や問題集と違って、自分の中にしみこんでくるのか、何回も出会ううちに自分自身の中に血となり肉となってくる(ちょっと大げさですが・・)のか、私自身とても不思議だったのですが、「世界のひとかけら」説のおかげで、消化不良が解消された気がしています。

 考えてみれば、母語は日々の生活の中で、生きている世界の中で体得していくわけですが、やさしい英語で、英語圏向けの子どもたちに向けて語られている本の中でも非英語圏に暮らす私たちはそれが追体験でき、しかも日本語という母語、すでに構築された言語体系やそれまでの生活経験があるからこそ、短時間でそのことが可能になるというわけなのですね。なるほど、と思いました。とても味わい深い文章で、あの部分何回も読んで、ますます酒井先生のファンになってしまいました。
 それ以来、本を手に取ると、この中に「1つの世界がある」とふと思うことがあって、ロマンチックな、すてきな、わくわくするような、気持ちがわいてきます。
 「本」はもともと好きなのですが、そんな「1つの世界」がきちんと描かれている本とたくさん出会いたいし、子どもたちにも手渡していきたいなと思っています。

 本当にありがとうございました。また報告ができるといいなと思っています。それでは。


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