Re: 高校生や高専生にも読み聞かせやブックトークはどうでしょう?

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(08:52)]

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448. Re: 高校生や高専生にも読み聞かせやブックトークはどうでしょう?

お名前: ゆきんこ
投稿日: 2004/11/3(00:18)

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〉"ゆきんこ"さん、こんばんは。
こんばんは、やっと晴れていいお天気でしたね。

〉〉ブックトークというのは読み聞かせやお話し会の中や後で
〉〉また独立してブックトーク独自でもおこなわれます。
〉〉書評と紹介の中間のようなもので

〉どんなふうにするのか、まだ具体的にイメージがわかないのですが、小学生に絵本を読んでやると、面白い本はいろいろ子ども達が語りたがります。そこを拾って他の本にも興味をつなげていくというようなやりかたなんでしょうか。中高校生となるとあくまでも自分で読もうという方向にもっていくということなんでしょうか。

たぶん、書いてても見なければわからないよねえと思いながら書いたのですが。
基本的にはどういうふうに話して何と何を紹介するというのは
あらかじめシナリオができています。
普通のブックトークだけのは私は見たことはなくて
図書館の司書さんにお教え願いましたが、
わたしのよく知っているのは通常のお話し会(図書館や小学校などで行なわれる
30分から40分ほどのプログラム)のあとで短いブックトークをする
いわゆるショートブックトークです。
今頃なら例えば最初慣れるため少し肩ならしの絵本や詩の朗読などのあとで
日本の昔話、「ならなしとり」とか「へっこきあねさ」とか「三枚のおふだ」とか
そのあとわらべうたや手遊び
もう一冊季節にあった絵本
最後におはなしひとつ、みたいなあと
その日読んだ絵本とお話しの元の本の紹介
それに関する作者が同じとか傾向が同じとか主題が同じ絵本を紹介します。
すると子供たちは借りたいなあ、読みたいなあと思ってくれるわけです。

〉〉小学校ではよく行なわれ、小学校で読まれる日本語の本と
〉〉多読で読まれる本は重なることも多いので、小学校での実践例も役に立つでしょう

〉小学校でどれだけ読書指導が行われているのか自分の子が小学校のときの事を思うとかなり疑問なのですが、最近は10分間読書とかさかんになってきているんでしょうね。

地域差があるのでむずかしいけど
うちのほうでは今の高校生の頃はなかった、中三の子達ぐらいから年一であり
2000年の読書年で一気に盛り上がり、地域のお話しグループが
一学期に1回、全学年全クラス、町内3校にお話をしにいき始めました。
全部の小学生が年に3回聞くわけ、他に図書館でも月1回お話し会があります。

〉〉一番大切なのは色々読み、調べ、心をこめて語りかけ
〉〉聞き手の反応を見ながらすすめること
〉〉きちんと練習することです。
〉〉いい読み手、語り手の方はお話しや読み聞かせをしながら
〉〉その本に対する思いや、そのお話しの面白さなどを的確に伝えてくださるので
〉〉大人でも引き込まれてああ読みたいと思うものです。
〉〉絵本、マジック、パネルシアター、紙芝居、指人形などなど
〉〉色々なものと組み合わせることもあり、本の内容は最後までは言いません。
〉〉読みたくなるようにひきこまれたところではい、あとはよんでねと。

ひとつのテーマに沿って本を紹介していくと
その話がすごく広がりをもつことがわかって読みたくなるということで
その本を聞き手がわに手にとってもらいやすくするということだと思います。
ただ並べて読んでねだけだと面白みはわからないし
図書館に並んでるときはただの物なのが人が手にとって
声をだして読んでくれたりこういう意味だよと言ってもらうと
その物語が声を持ち語りかけてくれるようになるのでしょう。

〉〉インターネットでも検索すれば色々実行例がありますし
〉〉参考文献も
〉〉 *京都ブックトークの会「わたしのブックトーク」連合出版
〉〉 *村上淳子「本好きな子を育てる読書指導 読みきかせとブックトークを中心に」 全国学校図書館協議会

〉アマゾンでチェックしてみました。一度読んでみたいと思います。
〉ご紹介ありがとうございました。

なにしろ日本語の実践例ですからね、たくさん本があるわけだからいいけど
英語でやるとなるとそこまでないし、こちらもまだまだ知識が伴わない。
でもやってみる価値ありだと思います。
自分の実践例をしっかり持てるようになりたいです。
ではでは〜


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456. Re: 高校生や高専生にも読み聞かせやブックトークはどうでしょう?

お名前: Deno
投稿日: 2004/11/8(10:38)

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ゆきんこさん、SUNSUNさん。

こんにちは Deno@高専 です。

学校に本をそろえただけで任務終了かと思っていましたが、
そうはいかず、学生を集め多読指導を始めたのが、去年の今ごろ。
イントロの多読の説明をした後は放任していました。
学生は優秀でどんどん読んじゃう。
すごいすごいと手放しで喜んでいましたが今年に入って学生が忙しく
なったこともあって、停滞。
その様子を酒井先生が見て、一刀両断、レベルの上げすぎ!
それからは、学生が難しい物を読み過ぎないように注意しながら
声をかけることにしていました。

多読の時間も一週間に一回90分。後期に入ってさらに忙しくなる事も
あって、学生も来ないんじゃないかなと思ってましたが、毎回4〜7
人くらいがやってきます。先日はみんなの読んでる本の紹介をそれぞ
れにやってもらったのですが、みんな照れくさそうに紹介してくれま
した。これだけでも多読に広がりが出てきた感じを受けたものでした。

そういう段階でしたので、ゆきんこさんの ブックトーク は興味を
引きました。おもしろいですね。

オフ会などでは自然とブックトークをやってたりしますが、
ゆきんこさんのおかげで明確になりました。

まず読み聞かせについて。
二十歳くらいの学生相手にORTやももたろうで読み聞かせはちょっと
抵抗がありますが、学生のノリ次第ではおもしろくなるかな。
いまは多読指導を本がすぐに選べるようまた管理がしやすいように図書
館でやってるのですが、他の学生もいるので、こういう場合は別の教室
を用意しないといけませんね。
90分が退屈しないように多読入門時(高校高専低学年)のちょっと大
人の読み聞かせといった方法があるといいですね。

本の紹介は自然と出来ますね。余り喋りたがらない学生もいますが、こ
れくらいだったら無理がない。私はしゃべりすぎて落ちまで話してしま
って学生にブーイングでした。

ブックトーク、これは指導者がやることですか。それとも指導される側
にやってもらうの?どちらにしろかなりの本を読んでくるとこれはおも
しろいですね。点と点だった一つ一つの本が、線で結ばれていく。よく
学生が殆ど読んでもないのに文学論などを受講していることがあります
が、ちょっと無理があると思うのです。多読をやっている人だったらま
ずねたがあるから文学論とはいかないまでも自然とブックトークに入っ
ていけますね。

〉〉〉一番大切なのは色々読み、調べ、心をこめて語りかけ
〉〉〉聞き手の反応を見ながらすすめること
〉〉〉きちんと練習することです。
〉〉〉いい読み手、語り手の方はお話しや読み聞かせをしながら
〉〉〉その本に対する思いや、そのお話しの面白さなどを的確に伝えてくださるので
〉〉〉大人でも引き込まれてああ読みたいと思うものです。
〉〉〉絵本、マジック、パネルシアター、紙芝居、指人形などなど
〉〉〉色々なものと組み合わせることもあり、本の内容は最後までは言いません。
〉〉〉読みたくなるようにひきこまれたところではい、あとはよんでねと。

多読は量が重要だけど、多読が出来るのは本の語りの素晴らしさがあること
だったのですよね。その素晴らしさを学生とも共有したいと思ってます。

ゆきんこさん、SUNSUNさん、ありがとうございました。


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