多読を取り入れてから2ヶ月経ちました

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(06:17)]

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1273. 多読を取り入れてから2ヶ月経ちました

お名前: ぺこり
投稿日: 2007/6/20(23:01)

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2年生(高校)の選択英語の時間に多読をちょっとだけやっています。
週2回(各55分)授業があるので、1回はまるまる多読にまわそうかと初めは考えていたのですが、さすがに考査なしで過ごす訳にもいかないだろうし、多読をどこまで評価に入れるかという問題もあって、時間を大幅短縮しての出発となりました。(授業開始15分を多読の時間に充てています)

最初の1ヶ月くらいは、時間が始まってもおしゃべりに花を咲かせている生徒が数人いたりしてちょっと手を焼きました。
でもそういった生徒も最近では「今日はちょっと頑張った」というコメントを書いてくれるようになってきましたし、1回毎の語数も少しずつではありますが増えてきているような気がします。
一番多く読んでいる生徒でトータル約1万語、一番少ない子で2千ちょっとです。1回に読む語数は300〜500、多い子は1000という子もいます。

ORTとLLLのレベル0から始めて、今はレベル0.3までいきました。
「もうちょっと難しいのが読みたい人はここに置いておくね」と言ってレベル0.4のを持っていったら、思いのほか好評。
「もっと難しいのも読みたい」というリスエストまで出て、今は0.5も出しています。

単語がわからなくてもイラストで内容が理解できる、絵が可愛い、といった点から、ほとんどの生徒が楽しんで読んでくれています。

多読と平行して長文テキスト(中学卒業程度の易しい英語のもの)を使用しています。割と読めてはいるように感じますが、わかっている(と思われる)内容を日本語で説明するのはまだうまくいかない生徒も見受けられます。これは日本語能力の問題なのでしょうか?うーん、もうちょっと見守りたいと思います。(生徒には「こんな感じかなあ、って大体のところを日本語で書いてみてね。もしだったら英語を抜き出して書いてもいいよ」と言っています)

だいぶとりとめのないなりました。すみません。
ただ私としては生徒が「この本面白い」「気に入った話が見つかった」「もっと読んでみたい」「○○語目標!もうちょっとだ。頑張る!」等‥自分なりに楽しみを見つけてくれていることが何よりも嬉しいです。

私の勝手な夢は、学年末までにレベル1のGRや児童書を「面白いね」って言ってくれる生徒がクラスの半分(いや3分の1でもいい!)出てくれること。みんな、どんどん読んでね〜!

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1274. Re: 多読を取り入れてから2ヶ月経ちました

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp
投稿日: 2007/6/20(23:55)

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よかったですね。

あせらず、あきらめず、気長に、でも確実に!

古川


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1279. はい!

お名前: ぺこり
投稿日: 2007/6/29(14:30)

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古川先生、コメントありがとうございます。

〉よかったですね。
〉あせらず、あきらめず、気長に、でも確実に!

生徒の方も語数が増えるのが励みになっているようです。
あと、ちょっと難しめ(と言ってもレベル0.5〜0.8くらいなんですが)のものに挑戦するのが一種ステイタスになっているようなところもあります。
それで背伸びし過ぎて「全然わからない」と言ってくる子もいますが、そういう時は1ないし2ランク易しいものを勧めています。

それぞれが自分のペースで楽しく読んでくれているのが、私も嬉しいです。

それではまたご報告できる日を楽しみにしています。


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1275. Re: 多読を取り入れてから2ヶ月経ちました

お名前: acha758 http://acha758office.seesaa.net/
投稿日: 2007/6/21(12:27)

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ぺこりさん、はじめまして。
塾で中学生〜高校生を対象に多読授業しています、acha758と申します。

"ぺこり"さんは[url:kb:1273]で書きました:
〉2年生(高校)の選択英語の時間に多読をちょっとだけやっています。
〉週2回(各55分)授業があるので、1回はまるまる多読にまわそうかと初めは考えていたのですが、さすがに考査なしで過ごす訳にもいかないだろうし、多読をどこまで評価に入れるかという問題もあって、時間を大幅短縮しての出発となりました。(授業開始15分を多読の時間に充てています)

限られた授業時間のなか、多読にどれだけ充てるか、悩むところですね。
私も少しずつやって、生徒の反応を見ながら時間を増やしたり減らしたりしてきました。
授業がきっかけで、借りて読んでいってくれるようになれば、読書量は飛躍的に伸びます。
でもほとんどの生徒は授業中しか読んでくれないので、これで「多」読っていえるのかしら・・・?と悩みつつも、
「英語で本が読めて楽しい!」「文法の授業よりも楽しい」(汗)という生徒の反応から、少しずつでもやる意義はあるのかな、と思っています。
自分で読む力がついてくれば、授業外でも読んでくれるようです。

〉最初の1ヶ月くらいは、時間が始まってもおしゃべりに花を咲かせている生徒が数人いたりしてちょっと手を焼きました。
〉でもそういった生徒も最近では「今日はちょっと頑張った」というコメントを書いてくれるようになってきましたし、1回毎の語数も少しずつではありますが増えてきているような気がします。
〉一番多く読んでいる生徒でトータル約1万語、一番少ない子で2千ちょっとです。1回に読む語数は300〜500、多い子は1000という子もいます。

授業が始まったら気持ちを切り替える、ということができない生徒もいますよね。
先生がお気に入りの絵本を、たまに読み聞かせしてあげるといいかもしれません。
私の講義中はちょいちょいおしゃべりをする生徒達も、絵本を読み聞かせしてあげるときは、なぜかちゃんと聞いてくれます。

本を選ぶ時間も含めて15分ですから、読書量としては標準的ではないでしょうか。
中学 検定教科書3年分 7000〜 9000語
高校 検定教科書3年分 27000〜36000語
ですから、1学期の最後くらいに、
中学3年分読んじゃったね!とか、教科書1年分読んじゃったね!
と言ってあげると、「え、そんなに読んだの?」と言われるかもしれません。

〉ORTとLLLのレベル0から始めて、今はレベル0.3までいきました。
〉「もうちょっと難しいのが読みたい人はここに置いておくね」と言ってレベル0.4のを持っていったら、思いのほか好評。
〉「もっと難しいのも読みたい」というリスエストまで出て、今は0.5も出しています。

高校生だと、わりと読めるので、すぐレベルアップしたがるかもしれませんね。
かわいい内容の絵本より、GRの方が入り込みやすい子もいるようです。
そういう子達には、GRを持たせつつ、様子を見て絵本をすすめたり、
「今日はみんな3冊以上読もう!」とか言って、時々レベル0を交ぜてもらうようにしてます。

そうすると、教室に持ち込む本の種類と量が増えてしまいますね・・・。

〉単語がわからなくてもイラストで内容が理解できる、絵が可愛い、といった点から、ほとんどの生徒が楽しんで読んでくれています。

こういう読み方で本が楽しめれば、英語「で」本を読むことになじんでいけますね!
私自身は、それが当たり前と思っていたのですが、英語を「勉強」してきた生徒達には、意外と新しい感覚なのかもしれません。

〉多読と平行して長文テキスト(中学卒業程度の易しい英語のもの)を使用しています。割と読めてはいるように感じますが、わかっている(と思われる)内容を日本語で説明するのはまだうまくいかない生徒も見受けられます。これは日本語能力の問題なのでしょうか?うーん、もうちょっと見守りたいと思います。(生徒には「こんな感じかなあ、って大体のところを日本語で書いてみてね。もしだったら英語を抜き出して書いてもいいよ」と言っています)

日本語での表現力は、日本語での読書量、会話量と関係が深いと私も思います。
技術的なところは、国語の授業や、英文和訳で育てることができると思いますが、
英語力と日本語力を分けて考えるとすれば、英語はインプットの質を問題にすればいいのかもしれません。

〉だいぶとりとめのないなりました。すみません。
〉ただ私としては生徒が「この本面白い」「気に入った話が見つかった」「もっと読んでみたい」「○○語目標!もうちょっとだ。頑張る!」等‥自分なりに楽しみを見つけてくれていることが何よりも嬉しいです。

なによりですね!クラス全体にそういう雰囲気ができることが一番です。
生徒達もお互いに刺激を与え合っていると思いますよ。

〉私の勝手な夢は、学年末までにレベル1のGRや児童書を「面白いね」って言ってくれる生徒がクラスの半分(いや3分の1でもいい!)出てくれること。みんな、どんどん読んでね〜!

きっと、大丈夫です!
私の経験からは、最初の勢い(新鮮さ)は最後までは続きませんが(^^;
本の魅力はそんなことで負けるようなものではないので、
ハマる子は絶対いますし、各自がマイペースに続けていけば、全員がそれなりに成長していくと思いますよ。

これからも一緒にがんばりましょうね。


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1280. acha758さんへ

お名前: ぺこり
投稿日: 2007/6/29(15:01)

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〉ぺこりさん、はじめまして。
〉塾で中学生〜高校生を対象に多読授業しています、acha758と申します。

こちらこそ初めまして!

〉限られた授業時間のなか、多読にどれだけ充てるか、悩むところですね。

そうなんですよねーー

〉私も少しずつやって、生徒の反応を見ながら時間を増やしたり減らしたりしてきました。

増やしたくても普通の授業の時はなかなか難しいので、試験前時間があまると、自習か読書のどちらかをということで生徒に選ばせています。
大抵の生徒が多読の方を選んでくれるんですよ!
なんだか嬉しくなってしまいます。

〉でもほとんどの生徒は授業中しか読んでくれないので、これで「多」読っていえるのかしら・・・?と悩みつつも、
〉「英語で本が読めて楽しい!」「文法の授業よりも楽しい」(汗)という生徒の反応から、少しずつでもやる意義はあるのかな、と思っています。

うちの生徒も授業中しか読んでくれません。
なるべく声をかけるようにはしていますがーー
こればかりは無理強いしてもよくないし、仕方ないですよね。

〉自分で読む力がついてくれば、授業外でも読んでくれるようです。

今のところ3人の生徒が毎回本を借りていってくれます。
次の授業になる前に「もう読み終わった〜」と言って次の本を借りに来てくれることもあって、そういう生徒にはどんどん貸しています。

〉先生がお気に入りの絵本を、たまに読み聞かせしてあげるといいかもしれません。
〉私の講義中はちょいちょいおしゃべりをする生徒達も、絵本を読み聞かせしてあげるときは、なぜかちゃんと聞いてくれます。

読み聞かせーー
聞いてくれるかなあ?
でも今のところ幸いなことに、それぞれ自分の気に入った本を選んでは精力的に読んでくれているので、もうちょっと様子を見てみます。
マンネリ化してきたなーと感じたらやってみますね!
(あんまり真剣な顔をして読んでいると、なんだか声をかけるのがはばかられてしまいます。結果、そのまま読ませっぱなしーー)

〉本を選ぶ時間も含めて15分ですから、読書量としては標準的ではないでしょうか。
〉中学 検定教科書3年分 7000〜 9000語
〉高校 検定教科書3年分 27000〜36000語
〉ですから、1学期の最後くらいに、
〉中学3年分読んじゃったね!とか、教科書1年分読んじゃったね!
〉と言ってあげると、「え、そんなに読んだの?」と言われるかもしれません。

早速生徒に上の数字を話しました。反応はあまりなかったけれど、この数字を使って指導することもできるかな、と。例えば1学期毎に「あなたは中学3年間分の英語量を終了しました」といったような表彰状みたいなものをみんなの前で渡すとか。

〉高校生だと、わりと読めるので、すぐレベルアップしたがるかもしれませんね。

それが思ったよりもレベルアップしたがらなくてーー
勧めても「まだいいかな」って言われることもしばしば。

〉かわいい内容の絵本より、GRの方が入り込みやすい子もいるようです。
〉そういう子達には、GRを持たせつつ、様子を見て絵本をすすめたり、
〉「今日はみんな3冊以上読もう!」とか言って、時々レベル0を交ぜてもらうようにしてます。

今日リクエストがあったので、試しにGR数冊とFRLの1,2(レベル0.6〜0.7)を持って行ってみました。1万語越えている子はGRも難なく読めて、「こういうのもっと読みたい!」って言ってきました。
が、やる気は満々で読み始めた男の子(彼はまだ6000語弱くらい)は「ちっともわからない。いつになったら読めるようになりますか?」とがっかりしてました。
いずれにせよ、それぞれ思い思いに多読を楽しんでくれているのが何より嬉しいです。

〉そうすると、教室に持ち込む本の種類と量が増えてしまいますね・・・。

隙間リストを持たせているので、考査の前に回収して、生徒はどの辺りの本を読み終わっているのかをざっと見ています。本当はすべて教室に持ち込めればいいのでしょうが、それはなかなか重労働(一応生徒が運んでくれていますが)だし、なんといっても管理しきれない!どこかで線を引かないとーー

〉日本語での表現力は、日本語での読書量、会話量と関係が深いと私も思います。
〉技術的なところは、国語の授業や、英文和訳で育てることができると思いますが、
〉英語力と日本語力を分けて考えるとすれば、英語はインプットの質を問題にすればいいのかもしれません。

そういった点で多読はいいですよね。

〉〉私の勝手な夢は、学年末までにレベル1のGRや児童書を「面白いね」って言ってくれる生徒がクラスの半分(いや3分の1でもいい!)出てくれること。みんな、どんどん読んでね〜!

〉きっと、大丈夫です!
〉私の経験からは、最初の勢い(新鮮さ)は最後までは続きませんが(^^;
〉本の魅力はそんなことで負けるようなものではないので、
〉ハマる子は絶対いますし、各自がマイペースに続けていけば、全員がそれなりに成長していくと思いますよ。

〉これからも一緒にがんばりましょうね。

はい!よろしくお願いします!!


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