Re: 読書の楽しみ

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(04:39)]

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1106. Re: 読書の楽しみ

お名前: ひまわり
投稿日: 2007/3/16(01:37)

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Julieさん、yhiroakiさん、はじめまして、こんばんは。
わたしも、横から、失礼いたします。ひまわりと申します。

実は、きょう昼間にJulieさんの体験談を読んだとき、
「まさに!そう!そう!」と、ひとこと書かずにいられないような思いでおりました。
いままで自分ではうまく表現できなかったわたし自身の「訳語」の悩みを、
Julieさんが、あまりに的確な表現で書き表してくださっていて、うれしかったからです。

そして、今、Julieさんの体験に対するyhiroakiさんの、

〉体験談ありがとうございます。
〉"邪魔になる"ですか。そして"苦しい"
〉それは考えてもみなかったですね。

に始まるコメントを拝読しているうち、
Julieさんと同じ体験をしている者が、実は、ここにも一人いますと、
やはりわたしもひとこと、書かせていただいても悪くはないかな・・・という思いが強くなり、
おそるおそる出てまいりました。

(Julieさんの体験談)
〉私はかなり単語を覚えてから多読をはじめたクチです。
〉しかし、読み進めて、単語の意味が広がってきてからも、
〉昔暗記した報いで、単語を見た瞬間にポップアップのように
〉頭の中に特定の「訳語」が浮かぶようになりました。
〉多読をはじめたばかりの頃は、これが便利だったんですが(爆)、
〉読み進めるうちに、邪魔になりました。
〉だって、あきらかにそうじゃないとわかっていても、
〉その「訳語」が浮かんで打ち消してからじゃないと先に進めなくて、
〉読書の邪魔になるんです。(^^;;;
〉多読的に単語を習得するにしたがって悩みはじめ、
〉100万語通過した頃が一番苦しんでいたと思います。
〉300万の頃もまだ苦しんでました。
〉500万語読んでやっと消えました。
〉でも、1000万語読んだ今でも、うっかりすると出てきます。

わたしは、昨年12月に300万語を通過し、今、360万語です。
わたしも100万語をこえたあたりから、「訳語」に悩まされはじめました。
Julieさんが書かれていたのとまったく同じ状況です。

Julieさんの体験談に対し、yhiroakiさんが、

〉今の僕にはあまり実感がわかないのですが、
〉例えばどんな単語が一番苦しかったですか?

とたずねていらっしゃいますね。
そのあと、「例えば」と、yhiroakiさんが「someとかany」の例を挙げていらっしゃいますが、
わたしの「訳語が邪魔になる」「苦しい」という実感は、それとはすこし感じがちがうかな・・・という感触でした。

わたしの場合(Julieさんとまったく同じというわけではないと思いますが)、
とくに文中の短いセリフや簡単なことばを読むときに、
ぎこちない一対一対応の「訳語」が音声多重放送のように重なって頭の中で響きはじめ、
その日本語の響きが英語を邪魔して具合が悪い、ということが続き、大変苦しみました。

(具体例を、と思ったのですが、ごめんなさい、今は「訳語」からようやく解放されつつあるところで、すぐには思い出すことができません。また、無理に思い出そうとすると、今はまだ同じ苦しさの中に落ちてしまいそうな不安があるので、もうすこし余裕ができてから、そういうことは考えることにしたいです。)

とにかく、それ以来、英語で読書をするとき、頭の中に響く日本語をどうやって消すか?ということが、
わたしにとっての大きな課題になっています。

そのことについて、300万語の通過報告に書きました。
そのとき、何人かの方が同じ悩みを抱いているという返信をくださり、
この悩みは、わたし一人の悩みではなかったのだということを、初めて知りました。

yhiroakiさんも、

〉僕も100万語くらい読めば苦しむのかなあ。

と書かれています。
そうですね。yhiroakiさんも、同じように苦しむ日がくるのかもしれませんね。

そして、

〉そうだったとしても、Julieさんの体験談の
〉おかげで、原因がわかっているだけにJulieさん
〉よりは苦しまないかもしれないですね!

とも書かれていますが、この点については、わたしは、どうかな?という気持ちです。
その苦しさは、原因がわかっていれば軽くて済む、というものでもないかもしれないと、
自分の体験を通しては、感じています。
日本語をまとった英語を頭に染みこませてしまった者が、英語で英語を読めるようになるためには、
英語が、頭に刻まれた日本語の殻を脱皮しなくてはならないのだと思います。
この苦しさは、その脱皮に伴う必然的な苦しさなのではないかな、と、わたしは思っています。

また、300万語通過報告の時、同じ悩みを抱えていると返信してくださった方たちが、
同時に「多読を続けるうちにその悩みは消えてきたように思う」というような内容も添えてくださいました。
どうやって、日本語を脱皮するかのヒントも、そのときのやりとりでいくつかもらったように思います。
yhiroakiさんにもそういうふうに苦しむときが訪れるかも知れませんが、
そんなときは、この掲示板でのやりとりがきっと色んな意味で支えになると思います。

Julieさんの、
〉500万語読んでやっと消えました。
〉でも、1000万語読んだ今でも、うっかりすると出てきます。

ここを読んで、これから先、500万語、1000万語と、
自分も進んでいく多読の道の行方を、なんとなく思い描くことができた気がします。
体験談を伺うのは、とてもいいものですね。Julieさん、ありがとうございました。

Julieさんの「もう一つの体験」についても、「そう!そう!」という思いがあったのですが、
それについては、省略することにします。

yhiroakiさん、突然、横から失礼いたしました。

それでは、yhiroakiさんも、Julieさんも、Happy Reading!

(急いで書いたので、あれこれ、余計なことを書いたり、逆に肝心なことを書いてなかったり、と、いろいろあるかとは思いますが、どうぞおゆるしください)


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1108. Re: 読書の楽しみ

お名前: Julie http://paperback.blog10.fc2.com/
投稿日: 2007/3/16(09:37)

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ひまわりさん、みなさん、こんにちはー! Julie です。
昨日は掲示板読んだのだけど、返信を書いてられませんでした。(^^;


で、ひまわりさんへ、唐突ですが(笑)。

文字なし絵本いいですよ〜♪
Tuesday なんか大好き♪(あ、これは12語)

言葉のない世界でね、言葉になる前の世界で物語を楽しむのがここちよい。
休憩にいいよ〜〜♪



以下、チョッキンします。(^^)
(ごめんなさい。でも、すごーく、すごーくわかるの)

〉その苦しさは、原因がわかっていれば軽くて済む、というものでもないかもしれないと、
〉自分の体験を通しては、感じています。
〉日本語をまとった英語を頭に染みこませてしまった者が、英語で英語を読めるようになるためには、
〉英語が、頭に刻まれた日本語の殻を脱皮しなくてはならないのだと思います。
〉この苦しさは、その脱皮に伴う必然的な苦しさなのではないかな、と、わたしは思っています。

うん、脱皮の苦しさですね。
ひまわりさん、うまいこと言うなあ。

〉Julieさんの、
〉〉500万語読んでやっと消えました。
〉〉でも、1000万語読んだ今でも、うっかりすると出てきます。

〉ここを読んで、これから先、500万語、1000万語と、
〉自分も進んでいく多読の道の行方を、なんとなく思い描くことができた気がします。

安心してください、500万で消えます。(私の場合だけど・爆)
300万語のころ酒井先生に相談したら
「量が解決する」とおっしゃっていただきました。
本当でしたよ、先生。

今は、日本語と英語と別々に切り離して鑑賞できるような感じかな。

ではでは、ひまわりさんも Happy Reading♪


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1110. Re: 読書の楽しみ

お名前: たかぽん
投稿日: 2007/3/16(12:59)

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みなさん、こんにちは! たかぽんです。

〉(具体例を、と思ったのですが、ごめんなさい、今は「訳語」からようやく解放されつつあるところで、すぐには思い出すことができません。また、無理に思い出そうとすると、今はまだ同じ苦しさの中に落ちてしまいそうな不安があるので、もうすこし余裕ができてから、そういうことは考えることにしたいです。)

私もそういうことあった、と思い出しました。。
「無理に思い出そうとすると、今はまだ同じ苦しさの中に落ちてしまいそうな不安が」ありました。
たぶん、500万語ぐらいのころにもそういう悩みを書いていたと思います。

今は(推定2000万語?)、あまりそういう不安は無くなりました。
英和辞書もここ何年も引いたおぼえが無いし、学校英語から遥かに遠ざかったので(爆)、
いい具合に洗い流されたんだと思います。
というのもありますし、日本語と英語と、別々の体系が頭の中にできたような感じもあります。
別人格が頭の中に生まれたような感じというか。
「すべての訳語は、どうせ誤訳だ」と思って、落ち着いています。(笑)

しかし、ちょっと、別の苦しみ期に入っている感じもあります。つまり、
今まで日本語の干渉というか介添えでなんとかやっていた子どもが、
自分ひとりでやっていかないといけないような感じ。

イメージとしては、親がひとりいて、ふたりの兄弟がいるような感じ。
兄の名は日本吾、弟の名は英吾。
今までは、英吾が宿題をしてると、日本吾がしょっちゅうちょっかいを出していた。
これはこういうことだよ、あっそれまちがってる、などと。
もー、お兄ちゃんうるさい!! と英吾も思う反面、宿題手伝ってくれるから、
ついつい甘えてしまっていた。
しかーし、これではいくら経っても少しも成長しないし、かえって、間違ったことを
覚えてしまうのではないかと気がついた。
(気がついたというか、近所の落ち着きのないやんちゃ坊主、さかぽんの助言もあったのだが。)
そこで英吾は、兄のいるところでは勉強をしないようにした。宿題は学校で済ませたり。
そんな弟の態度を寂しく思う兄は、奇襲攻撃的に、「この単語の意味知ってる?」などと、
弟に何かを教えようとするのだが、弟は、頑なになるばかりで、兄の言うことを聞かない。
兄もようやく、弟も自分の力で成長しようとしてるんだなー、と理解できた。
もう弟に干渉するのはやめようと思う、日本吾であった。そして、何か、
どうしても弟に教えたい場合は、親に言って、親から弟に教えてもらう、
ということにした。(完)

この最後の部分は、シマウマ読みはいいかな、ということです。
この単語はこの意味、という読み方をするんじゃなくて、ボーッと、ボーッと、
その文章の流れを日本語で読む、という感じ。
ハートに直接訴えかけるという感じです。
(ますますわからんで・・・)

今の私の英吾の状態は、兄の干渉をやっと抜けたものの、放り出されたような感じです。
英語を見ても、なんか、一種のゲシュタルト崩壊的な感じで、かえって、
すらすら読めなくなっています。
自分の、生の意識(無意識?)の部分(上で言う「親」)に直接つながってきつつある、
という感じがして、そこに怖さというか、嫌に反発したい気持ちもあります。

・・・まぁ延々とわけのわからない話をしてきました。
私の今のこうしたグズグズも、たくさん、楽しみながら読んでいくことで
解消されていくだろうと思います。
這えば立て 立てば歩めの親心 (?)
 
 
自分でもよくわかってないので、あまり真剣に読まないでくださいね。(もう遅い?)

ではでは!


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