Re: 小学6年生に「多聴・多読授業」やってみました

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(07:00)]

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1076. Re: 小学6年生に「多聴・多読授業」やってみました

お名前: はてなざうるす
投稿日: 2007/3/7(02:13)

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〉 古川@SSSです。

古川さんこんばんは はてなざうるす です。

〉 小学校で多少英語をやっていた人8名、小学校で英語をやっていなかった人
〉3名計11名を対象に、3週間、週1回2時間30分の多読授業をやってみま
〉した。小学校で英語をやっていた子も絵本を読んだことがある子は、ほとんど
〉いません。さあ、3週間で、どの位読めた(聴けた)と思いますか?

長男が小6なので、興味津々、じっくり読ませていただきました。
いきなり2時間半と聞いて少々びっくりしましたが、小学生でも全然大丈夫なんですね。

〉 授業は、3日間とも、原則次の(1)-(7)をやりました。
〉(1)ORT(Oxford Reading Tree) の一斉読み
〉(2)読書記録の記帳・チェック・対話
〉(3)ORT3 のStorytelling
〉(4)CD付の自由読書
〉(5)Phonics Jingle のシャドーイング
〉(6)休憩
〉(7)本の貸出、課外読書

家では、なかなかこういうふうに系統だってはできないですが、とても参考になりました。
うちの子達は、自分からCDをかけて一人で読むことはあまりなく、あくまでも、読み聞かせ。
強制はしたくないという思いから、そこからなかなか抜け出せないでいます。
読書記録をつけないまでも、CDを頼りに自分で読んでシャドーイングするようになってくれたらどんなにいいか。
音楽つきの新しい素材を試してみようかしら。

〉3日間の講習を終えて、多くの子が100冊以上の読書をしてしまいました。

英語を全くしていない子や少ししていても、絵本は読んだことのない子どもたちばかりとは驚きです。
初めから多読、多聴でも十分やっていけそうですね。

子どもたちの意欲が伝わってきました。
本当に多読を楽しいと思ってやっているのでしょう。
すばらしい!!

〉読書語数は3週間で
〉 5036,5190,5525,7217,7593,8153,8155
〉といった具合で、小学校で英語をほとんど全くやっていなかった子達で、
〉5000語、小学校のとき少し英語をやってきた子達は、7000-8000語の量を
〉読んでしまいました。現行の中学3年間の教科書の総語数が7000語位なので、
〉中学3年分の教科書を1回読む量と同じくらいの語数を3週間で読んだ子も
〉でたということになります。

それにしても、中学3年分の教科書ってホントに少ないんですね。
例えば、朝読書の時間に英語の多読を取り入れてくれたら劇的な変化が起こりそうなんですけど。

〉 量もさることながら、"When Cows Come Home","Leo the Late Bloomer",
〉"Ten Little Monkeys","The Roly-Poly-Spider"のような歌付の絵本を
〉楽しそうに読んでいる子供たちの姿をみていて、この子たちに良い英語体
〉験を与えることができて本当に良かったと思いました。

ここを読んで、私が普段しているボランティアのことを思い出しました。
私は、地方ゆえになかなか子どもたちがふれることのできない、お芝居、コンサートなど良質な芸術作品を招致する活動をしています。
いい作品に出会い感動することで、子どもたちの心は豊かに育ち、それが表情に出てくるんですよね。
仲間の中には、舞台を観るよりそれを観ている子どもたちの表情を見ている方が楽しいという者もいるくらい。
この多読授業を受けた子どもたちもまさにそういう表情だったんでしょうね。
英語という学習かもしれませんが芸術作品に感動するのと同じように心も育っているんだと思います。

〉 春期講習からは、Nativeの先生によるAll Englishの授業です。今年も英語
〉が好きな子供たちがどんどん育つよう、頑張りたいと思っています

応援しています。
大人もですが、やっぱり子どもたちに、もっと英語が好きになってもらいたいですね。
中学生では学年が進むにつれて英語が嫌いになっていく割合が増えていくそうですから。


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1079. Re: 小学6年生に「多聴・多読授業」やってみました

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp
投稿日: 2007/3/11(20:55)

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"はてなざうるす"さん おひさしぶりです。

古川@SSSです。

〉長男が小6なので、興味津々、じっくり読ませていただきました。
〉いきなり2時間半と聞いて少々びっくりしましたが、小学生でも全然大丈夫なんですね。

やはり、音源の力は大きいです。
あと、Native English Speaker による生の読み聞かせも

> になってくれたらどんなにいいか。
〉音楽つきの新しい素材を試してみようかしら。

ぜひ試してみてください。

〉初めから多読、多聴でも十分やっていけそうですね。

やはり、「学びの場」というのは重要だと思います。
志を同じにする子供たちが集まることによって、
自然にその場ができてきます。

多読は、教える というより 育てる
方法なので、なおさら、そういう雰囲気になる
場づくりが鍵だと思います。

〉いい作品に出会い感動することで、子どもたちの心は豊かに育ち、それが表情に出てくるんですよね。

その通りです。
子供たちにこそ、良い音楽、良い芝居、本当の自然、
美しい数学、楽しい英語 を与えたいですね。

〉中学生では学年が進むにつれて英語が嫌いになっていく割合が増えていくそうですから。

これは、全く残念なことですよね。


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