Re: まずは多読貸し出し文庫からスタートします。

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(20:17)]

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1010. Re: まずは多読貸し出し文庫からスタートします。

お名前: ゆきんこ
投稿日: 2006/8/3(22:36)

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〉ゆきんこさん、酒井先生、こんばんは。

〉えすてると申します。
〉地方の、進学校ではない高校で多読授業をしています。

なっぱさん、えすてるさん、酒井先生、こんばんは。
ゆきんこです。

えすてるさん、お久しぶりです。
えすてるさんも色々工夫をされているのだなあと
ジーンとして、思わずまたまた出てきてしまいました。

〉なっぱさん、多読貸し出し文庫を始められたのですね。やったー!!まずは学校に多読用の本を持ち込むことが第一歩ですもんね。
〉生徒たちや同僚の目にふれ、それなあに?ってことになり、じわじわと輪が広がっていくといいですね。

〉ゆきんこさんのアドバイスにもあったように、ORTとLLLからがおすすめですよー。初めてから1年半余りになりますが、うちの学校ではORTが絶大な人気を誇っています。準2級受かった子たちも、みんなORTのStage 1から読んでもらっていますよ。Stage 1とか2でも発見はいろいろあるので、とにかく辞書や訳すことなしでスイスイ読めるレベルのをたくさん読もう!と口をすっぱくして言っています。

そうですね、あるものをいっぱい読む、再読するというのも
それはそれでとってもいいことですよ。
多読でいいのはそれで成績が上がるというような付随することもあるけど
なにより、英語に慣れる、英語を好きになるということです。
私のところにも、客観的には普通の成績でも
本人が英語好き、得意と言ってくれる子がいて、それがうれしいです。

〉その他、SIR、ICR、AAR、SPBなど、途中からそれぞれの興味に合わせて読んでいますが、本の準備や資金集めがやはり大変ですよね。
〉私も家族には言えないくらい、お金をつかいました。学校の本がだいぶ増えてきた今も、手持ちの本をかなり持ち込んでいます。
〉でもこんなにたくさんの人に読まれるなんて、本も幸せだよねっと思うし、実際のところ、ハードカバーでもない薄っぺらい本なのに、のべ何百人に読まれているなんて思えないほど、傷みがありません。折れ、シワ、汚れがほとんどないんです。紛失もありません。みんな大切に読んでくれてるんですよねー。それがまた嬉しい。
〉資金面では、県の事業に応募したり、科やPTAや同窓会などにお願いしたり、学年全体で取り組む時は教材費として1人300円集めたり、いろいろやっています。

えすてるさんも本当に大変なのですね。(涙)
多読を学校に取り入れている先生方の
色々な裏技は素晴らしいですし、情熱が!!すごい。
他の先生方もPTAの方々も生徒さんにとっていいとわかれば
きっと協力してくださるでしょう。
私のところは児童英語教室ですが
やっぱり紛失とかありませんし
大事に読んでもらっていますよ。

〉それから、酒井先生やゆきんこさんがおっしゃるように、多読学会に入るのはおすすめです。私もこの春、仲間に入れていただいたところなのですが、早速たくさん本をお借りすることができて、助かっています。

〉なっぱさんのところも進学校ではないということで、精読や受験に追われることはないんですよね。それはうちも同じでとってもありがたいことです。ただ、私のところの生徒たちは本当〜にのんびりしているので、授業以外でなかなか読んでくれません。声をかけると借りていくのですが、なかなか自分のペースでせっせと読んでいくことは難しいみたいで、続かないのが悩みの種です。

なかに、すごくうまくいって、多読に自信を持つ生徒さんが出てくると
自然とこれはいい、ということがみんなに伝わると思いますよ。
やっぱり続けていくことが大切ですよね。
2年たってあまり進まなかった子が急によく読むようになったりしてます。

〉また、なっぱさんのところのようすもぜひ報告してくださいね。

〉それでは、Happy Reading!!

色々な教室のたくさんの生徒さんも、そして先生方も
Happy Reading!!


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1011. Re: 貸し出しから授業へ?!タドキストの宿命??!

お名前: えすてる
投稿日: 2006/8/5(00:09)

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こんばんは。

ゆきんこさんのメッセージがとっても嬉しくて・・・。(つい長くなってしまいましたー。ごめんなさい。)

〉多読でいいのはそれで成績が上がるというような付随することもあるけど
〉なにより、英語に慣れる、英語を好きになるということです。
〉私のところにも、客観的には普通の成績でも
〉本人が英語好き、得意と言ってくれる子がいて、それがうれしいです。

本当にそうなんですよね。英語に慣れる、英語を好きになるってことが本当はとっても大切なはずなのに、授業などでふれる英語はほんの少し、しかもややこしくて難しくて楽しさを感じられないというのは不幸で悲しいことだし、英語教育に携わる人間として本当に反省もしています。

多読はたくさんの英語に苦しまずに?触れることができ、薄くても1冊読めると達成感もあるし、加えてお話自体が楽しくていいですよね〜。生徒たちは5000語とか10000語ぴったりにするために語数を考えて本選びをしていたり、面白い読後コメントを書くのに知恵を絞ったり、自分なりの楽しみ方を工夫してくれています。

普段の授業はほとんどの場合、教員主導で進められるけれど「多読の授業は1人1人自分のペースで進められるからいい」とアンケートに書いてくれた子が何人もいました。なるほどーと普段の授業を振り返って考えさせられました。

夏休み前、豪雨のため休校になったり、電車が不通になったりで、実は1週間ほど授業がまともにできなかったのですが、去年1年間、週1回多読をした生徒たちが「今日は人数も少ないし、多読にしよう」と言い出しました。蒸し暑い日で、何となく学校全体が授業をやる雰囲気ではなかったので、みんな図書館で寝てしまうのでは・・という心配はありましたが、久しぶりにやることにしました。
今年は進度の関係でその子たちは1学期で数回しか多読授業ができなかったのですが、生徒たちは図書館に移動すると、半数くらいは私が出席を取る間も惜しんで本を読み出しました。これには私の方がびっくり。声をかけるのも気が引けるほど読んでくれました。
2学期は授業のやり方をもっと工夫して、できるだけ多読の時間を取ろうと決心した次第です。

〉なかに、すごくうまくいって、多読に自信を持つ生徒さんが出てくると
〉自然とこれはいい、ということがみんなに伝わると思いますよ。
〉やっぱり続けていくことが大切ですよね。
〉2年たってあまり進まなかった子が急によく読むようになったりしてます。

ゆきんこさんのメッセージのここにもすごく励まされました。当たり前だけど、子どもたちは(大人もですが)一人一人みんな違うので、本の好みもスピードも集中の仕方もバラバラで、中にはやはり全然進まない、本(字、かもしれません)を読むこと自体が苦痛だという子も何人もいます。そんな場合、多読を無理矢理させていいのかなと自問自答してしまいます。
でもゆっくりゆっくりだった子が急に・・ということも実際にあるんですね。個々に様子を見ながら、声をかけ、手を変え品を変え、気長に見守って
楽しめるように持っていくということでしょうか?あきらめずに続けますね。

それにしても、この多読の楽しさを知ってしまうと、中毒になり、人にも伝えずにはいられない・・それがタドキストの宿命なんですかねー。私も初めは限られた相手に本を貸していたのが、気がついたら多読授業に走り出していました。伝える相手が、身近にこれでもかというほどたくさんいる・・・学校は危険地帯かも。
なっぱさんも、そんなキケンな道に足を踏み出してしまったのかもしれませんね。(笑)一緒にキケンな道を歩く若い仲間を増やしていきましょうね!

それでは、なっぱさんも、ゆきんこさんも、たくさんの生徒さんたちも
Happy Reading!!


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1013. えすてるさん、ゆきんこさん、ありがとうございました♪

お名前: なっぱ
投稿日: 2006/8/5(02:51)

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"えすてる"さんは[url:kb:1011]で書きました:

えすてるさん、ゆきんこさん ありがとうございました。
お二人のコメントに励まされる思いです。

〉〉多読でいいのはそれで成績が上がるというような付随することもあるけど
〉〉なにより、英語に慣れる、英語を好きになるということです。
〉〉私のところにも、客観的には普通の成績でも
〉〉本人が英語好き、得意と言ってくれる子がいて、それがうれしいです。

↑これがあれば、どんどん伸びますよね。
 とにかく慣れてもらうこと、楽しいと思ってもらうことを目標に
 したいと思います。結果は色んな形で自然についてくると
 自分の多読経験から分かっていますから。

〉〉それにしても、この多読の楽しさを知ってしまうと、中毒になり、人にも伝えずにはいられない・・それがタドキストの宿命なんですかねー。私も初めは限られた相手に本を貸していたのが、気がついたら多読授業に走り出していました。伝える相手が、身近にこれでもかというほどたくさんいる・・・学校は危険地帯かも。

危険地帯!言えてます(笑)

〉なっぱさんも、そんなキケンな道に足を踏み出してしまったのかもしれませんね。(笑)一緒にキケンな道を歩く若い仲間を増やしていきましょうね!

もうそんなに若くない私ですが(汗)、自分にも生徒にも無理をさせて
自爆しないように、そろそろと進んでいきますね。

それでは、色んな場所でHappy Reading !


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