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お名前: ひまぞ
投稿日: 2003/7/18(19:23)
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みなさん、こんばんはです!
いろいろと報告、ありがとうです!
みなさんの報告からすると、その見開きの中での流れを大事にすると
やっぱり「反転」した挿絵の方がバランス取れるってことなんでしょうね。
日本語訳では、イラストが左ページにあることは知っていたのですが
その絵本は、見開きで1つのイラストの中に、本文が挿入されていて
そのために、全ての絵が、鏡像のように反転されていたんです。
月の満ち欠けのカレンダーも、なぜか欠け方が反対・・・。
いつか、洋書いっぱいの絵本売り場に行ったときには
しっかり日英のイラストチェックしてきたいです。
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ひまぞさん、はじめまして!みなさん、こんばんは!699分の1です。
ひまぞ 〉 やっぱり「反転」した挿絵の方がバランス取れるってことなんでしょうね。
この問題はどこかで読んで「右開き縦型の編集のため」と知っていたのですが、どこだか忘れてしまっていて東京子ども図書館にレファレンスをお願いしてしまいました。(私が調べるとかなり時間がかかるので、掲示板の流れに乗らなくなってしまうから、という理由にならない理由をつけて)
『月刊絵本』の1974年2月号に石井桃子さんの「岩波の子どもの本のころ」という
インタヴュー記事に載っているとのことでした。
また『日本における子ども絵本成立史−「こどものとも」がはたした役割−』(三宅興子編著 ミネルヴァ書房 1997.3)にもふれてあります。
岩波の子どもの本は1953年(!)に20.7×16.4㎝の小型本のシリーズで出版されはじめました。
『ちびくろ・さんぼ』『ふしぎなたいこ』『ねずみとおうさま』『みんなの世界』『スザンナのお人形・ビロードうさぎ』『山のクリスマス』が第一回配本、『まいごのふたご』『おかあさんだいすき』『ちいさいおうち』『ナマリの兵隊・長ぐつをはいたネコ』『海のおばけオーリー』『金のニワトリ』が第二回配本、そのあとに『ひとまねこざる』『ろけっとこざる』『ひとまねこざるときいろいぼうし』などが配本されていました。『きかんしゃやえもん』『かにむかし』『ぞうさんばばーる』もこのシリーズにありました。
後に大型絵本になって横書きで原書と同じ左開きになったというわけです。
ひまぞ 〉 いつか、洋書いっぱいの絵本売り場に行ったときには
ひまぞ 〉 しっかり日英のイラストチェックしてきたいです。
図書館のほうがいいでしょう。最近の絵本は横書きで元の絵本を損なわないように配慮されていますので。
縦書きのもの(児童書)を比べるほうがいいでしょう。でも日本の画家がイラストをつけているものもけっこうありますから、比べるのはちょっとむつかしいかもしれません。
英語の多読をすると読書範囲が広がりますね。
何しろ日本の絵本の歴史まで読んでしまうのですから!
それでは夏休みも Happy Reading!!