Angela's Ashes と 'Tis: a Memoir

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(23:47)]

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[提案] 202. Angela's Ashes と 'Tis: a Memoir

お名前: 酒井 邦秀
投稿日: 2002/11/22(16:59)

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’Tisの方をきのう読み終わった(?)ので報告します。
あんまりおどろいたから・・・
(?)の説明はあとで。

Frank McCourt というアイルランド系アメリカ人が書いた
自伝(的小説?)です。ひじょーにおもしろくて、すごい。

映画にもなっているからご存じの方もあるかもしれません。
映画はあんまりできがよくなくてぼくは途中で見るのを
やめてしまいましたが、原作はものすごーく、よい!

Angela's Ashes はとんでもなく悲惨な少年時代をえがいて
いるのに、とにかく読むのをやめたくなくなるくらい
「おもしろい」。不思議です。

'Tis はアメリカに渡ってからのことですが、これも
ほんとにふつうの移民の生活が書かれているだけだと
思うけれど、「おもしろい」。よくよく考えてみると
何も劇的なことは起きていないのに・・・

よっぽど書き方がうまいんだろうなあ
いままでになかった「語り口」を作り出してるんだと
思うけど、もちろんそんなにたくさん読んでいるわけ
ではないから、ほかにも似た語り口の人はいるのかも
しれません。

この掲示板の人向けにおもしろいと思うのは、使って
いる言葉です。むずかしい、長い語はほっとんど
出てきません。抽象的な言葉はまったくないと言っても
いいのでは?宗教に関することですこしは出てきますけどね。

で、その例をここに引用したいのだけれど、手元に
ないのです。大阪に多読授業で出かけて、新幹線の中に
置き忘れてきてしまった!

あと2,3ページっていうところだったのに・・・
ま、それは紀伊国屋かなんかで立ち読みすればいいんだけど、
何カ所か付箋をつけたところがあって(辞書引くのと同じ
くらい、害がありますが)それが残念。

付箋を付けたある箇所はまさにその、「抽象的な言葉」を
使わずに表現している典型的な箇所だったんですけどね・・・

ふー・・・

だから100万語こえた人にはむずかしい言葉はほとんど
ないと思いますが、そう簡単には読めないかもしれません。
引用符がないので、ちょっと読みにくいかな?
そのうえ、アイルランドのなまり?をそのまま書いてあるし。

でも、いつか読んでみてください。こんな風に「自分の
言葉」を見つけて、60すぎてからすばらしい本を書く
人がいるんだ、と感心すると思います。

では


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203. Angela's Ashes持っています♪

お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2002/11/22(19:29)

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Angela's Ashesですが、

実は最近、ずっと枕もと、かばんの中に常備されている本です。
ちょうど、次読みたい本グループの一員なんです。

確かに、難しい言葉はなさそうなんです。また、なまりなんですね。
最近、ヨークシャーなまり、それからK子さんsakigoroさんご推薦の本の、
誤字だらけの文章(はじめだけみたいですが)、と何故か続いています。
何故そういうものばかり選んでしまうのか...

きっと近いうちに読むと思います(^^)/


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204. Re: Angela's Ashes と 'Tis: a Memoir

お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2002/11/23(09:34)

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酒井先生、おはようございます。あずきです。
今日は、大阪ワークショップでてんてこ舞いでしょうか。

〉Frank McCourt というアイルランド系アメリカ人が書いた
〉自伝(的小説?)です。ひじょーにおもしろくて、すごい。

2冊ともアマゾンのカートに入れていたのですが、昨日はあった'Tis: a Memoirの
在庫がなくなっていた!!酒井先生の書き込みの威力はすごい!!うちの棚もあふ
れそうなので、しばらく買うのは控えようと思っていた、Angela's Ashes 買って
しまいました・・・・。

〉で、その例をここに引用したいのだけれど、手元に
〉ないのです。大阪に多読授業で出かけて、新幹線の中に
〉置き忘れてきてしまった!

〉ふー・・・

これって、本自体をなくされたってことでしょうか・・・。それはすごく残念。
私だったら、身もだえしてしまいます・・・すぐに、JRに、連絡入れるべきです。
絶対、付箋の貼った洋書なんてそうそう落とすひといないと思うので、見つかると
思いますよ!

〉でも、いつか読んでみてください。こんな風に「自分の
〉言葉」を見つけて、60すぎてからすばらしい本を書く
〉人がいるんだ、と感心すると思います。

読んでみようと思います。とても楽しみです。

今、私は、About a Boy という本を読んでいます。これも映画化されたのですが、
見ていません。最近のイギリスの流行作家みたいです。大人になりきれない30代
男性の話で、イギリスではこういう本が今、好まれているのかと思うと、おもし
ろいです。アイルランド系の人だと思うのですが、Marian Keyes のWatermelon
も読んでみたいです。

イギリスの古典的児童書も読みたいし、アメリカのミステリも読みたいし、
ファンタジーも読みたいし、読みたい本がいっぱいで、たいへんです。


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205. Re: Angela's Ashes と 'Tis: a Memoir

お名前: SEG Bookshop 岡田
投稿日: 2002/11/28(12:53)

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酒井先生と「アンジェラの灰」ファンのみなさん、こんにちは。
ちょっと乱入します。ブックショップの岡田です。
(酒井先生に)先日お話した「アンジェラの灰」関連のサイトは下記です。
確か日本語版出版時に地図が特にスグレモノと話題になって、映画が公開されたときには配給会社もお勧めしていたサイトだったと思います。

http://www.asahi-net.or.jp/~gd9j-tro/angela.htm

地図を見ながら本を読むのも一興では?


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[喜] 206. Re: Angela's Ashes と 'Tis: a Memoir

お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2002/11/28(14:29)

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岡田さん、素敵な情報をありがとうございます。

参考にさせていただきます♪
ちょうど最近、知人が「エーミールと探偵たち」が大好きで、たまたま
ベルリンに住むことになり、地図を見ながら読んだ話を聞きました。
もっとも、お話が戦前なので、わざわざ古い地図を探したそうですが…
見ながら読むか、読んでから見るか、どちらにしようか、わくわくしますね。

初めてSSSセットを購入したときに、岡田さんがメールにHappy Reading!
と打ってくださったのがなんだかとても嬉しかったんですよー
これからも皆さんにHappyを届け続けてくださいね。


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