[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/25(15:52)]
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お名前: sakigoro
投稿日: 2002/10/25(23:59)
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お名前: K子
投稿日: 2002/10/26(00:38)
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ふにょにょ〜ん。こんばんみぃ〜(あ、今息子に「古い」と言われた(^^;))。
タイトルに反応して出てきた、週末の楽しい家族水入らず団らんディナーを
終えてワイン漬けでふにゃふにゃしてるK子です(^^;)。
(What a nice friday dinner we have!...hahaha, it is the usual for me,
every fridays though...)←間違ってたとしても愛嬌ね。添削なしよ。
今、まさに、それ、読んでますっ!
この小説、もうかなり前、10年以上前、日本語で読みました。
たぶん、この小説はかなり古いので、2度めくらいに話題になった頃です。
で、今、なんだかユースケサンタマリアが主役でもってドラマやってる
ようですね(観てないけど)。
この本は多読をする人、特に、私の感想としては、200万語、超えた人が
読むととても興味深い本だと思います。どういう意味かというと、まず、
主役のチャーリー、これがいわゆる知恵おくれなわけです。で、その人を
実験台にして、IQ増強手術をほどこし、思惑通り賢くなっていく、しかも
その実験をほどこした人たちよりかなり高度に賢くなり、そして徐々に
戻っていってしまうという、そんなような話なのですが、つまり、最初の
部分はそんなわけで、本人は簡単なことしか言えないのだけれど、その本人が
書いている、という想定なので、誤字が多いのです。まあ、ほとんど癖の
ように同じ語たちを間違うのですが、その部分、多読初期の人にはかなり
ストレスになると思います。ただ、その間違ったスペルのものを素直に
読んで音として捉えて判断できるなら、意味はつながります。
で、徐々に賢くなっていく。つまり文章も徐々に高度になっていくわけです。
私の感じだと、レベル3、4、5程度の英語から高尚な彼のパートはレベル7か、
ちょいと専門的っぽい言葉もあるのでレベル8くらい。でもって、徐々に
また退化していくところで、恐らく同じことをくり返す。私はまだ真ん中
くらいまでしか読んでないので、高尚な部分のままなのですが、邦訳を
読んでいるので知っている流れで判断しているので、まあそんな感じ。
で、その誤字が多いあたりはスペルに依存して読むタイプの人には
ちょっと難しいし、そうじゃなくても音で判断しなくてはならず、
つまりはかっちりと音読(心の中で)しなければいけない分、ストレスに
なるので私としてはその部分もレベル8程度にしておきたいところです。
やっかいだけど興味深い序盤、多読を100万、あるいは200万やって
いればすんなり入る成長期と後退期、そして同じくちょびっと面倒な
終わりの部分。トータルするとレベル8程度、と私は少し高めな場所に
置いておきたいところですが、さっきも言ったように、200万以上
読んでて、ちょいとばかり琴線にふれる、といっても文学的という
意味ではなく、生きるってなんなんだろなぁ、とか、なんというか、
ふつーってなに、とか、賢いってなに、とか、そんなふうな感じで
ちょいとだけ切ない気分を体感するのにはとても素敵な本だと思います。
「素直」でいることの素晴らしさとかなんとか(ああやだ、ワインが
効いててちょいとまとまってない)、そんな感じで心を刺激するような
それも優しく切なく、そんな本が好きならいいと思います。
私も推薦。
(安ワインでいい気分、なんて経済的なK子さん、でした(^^;))
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2002/10/26(00:45)
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〉ふにょにょ〜ん。こんばんみぃ〜(あ、今息子に「古い」と言われた(^^;))。
〉タイトルに反応して出てきた、週末の楽しい家族水入らず団らんディナーを
〉終えてワイン漬けでふにゃふにゃしてるK子です(^^;)。
〉(What a nice friday dinner we have!...hahaha, it is the usual for me,
〉every fridays though...)←間違ってたとしても愛嬌ね。添削なしよ。
よっぱらってるとは思えない分析でした!
酒豪だねえ
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お名前: sakigoro
投稿日: 2002/10/26(01:33)
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sakigoroさん、k子さん、酒井先生、こんばんは。続けてお礼ばかり申し上げてい
るshinです。
〉Flowers for Algernon(邦題:アルジャーノンに花束を)はいかがでしょうか?
〉かつて、あれることばかりで、有益な情報のやりとりが少ない2chの英語板でも
〉複数の人が激賞していた作品です。
〉私もこの本に出会うことができて、ほんとうに幸運だったと思えるくらい感動した作品です。
一時、すごく人気沸騰で<ダニエル・キイス(でしたよね?)文庫>ができたこと
があった記憶が。
そっかー。私は本を読まずに映画のほうを先に見てしまったんです。それで、映画
がそれほどではないと思ってしまったため−映画が原作を超えられないことは往々に
してあるのに−ついに本を読まなかったんです。
同じ時期に<スローターハウス5(?)>なんかも映画を先に見て、「これなら<
不思議惑星キンザザ>(旧ソ連時代のお馬鹿SF)のほうがいい」なんて思ったこと
があります(しばらく前に、キンザザが劇場でリバイバルされたとか!どひゃ−)。
sakigoroさん、K子さんがそれほどといわれるなら、かなりの本なのですね。2ch
でも激賞とは驚きです。あそこを見ていると精神の暗黒大陸のような感じがすること
があって・・・。
でも、よかったー、まっさらな状態で原作にあたれるなんて。
映画に感謝?しなくてはならないかもしれません。
早速amazonにいってみます。
しかし、最近amazonからの着本がなんかすっかり遅くなって、アカウントを見ても
どういう状態になっているのかさっぱりわからなくなりました。
〉勝手をいってもうしわけないですけど、Shinさんが読んで書評を書いてくれると
〉とてもうれしいです。
これはK子さんにおゆずりして。K子さん、よろしくお願いしまーす!
いま読んで楽しめているのは、クリフォード・D・シマックのway stationです。
amazonでは名作cityがずうっと売り切れになっていて、シマックはほぼこれしか買え
ませんが、この人の素朴なタッチの田園SF?が実にいいなあと思います。sumisumi
さんのHPみたいな雰囲気ですね。
あとはユングの自伝を少しずつ読んでます(ついにアブナイ領域に足を踏み入れつ
つあるような(笑))。これも意外にもぜんぜん難しくない。
うろ覚えですが、キイスも24人のビリー云々という本を書いていたのではないでし
ょうか?うーん、共時性現象が!!?