[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(14:49)]
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お名前: 久子
投稿日: 2003/6/9(22:49)
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こんばんは ポロンさん 久子です。
400万語 通過おめでとうございます。
詳しい本の紹介ありがとうございます。
またまた アマゾンへ飛んでいきたい誘惑が....
でも今月は既に予算を使い果たしてしまったので来月までお預けです。
〉●Gift from the Sea / Anne Morrow Lindbergh (Lv8)
〉 邦題「海からの贈りもの」です。
〉 飛行家リンドバーグ大佐の妻、5人の子の母として多忙な毎日を送る
〉 作者が、ひとりきりの休暇を静かな島の海辺で過ごしたときの随筆。
〉 エッセイというより、思索集というにふさわしいです。
〉 ひとりの女性としての自らを振り返り、人生のさまざまなフェーズを
〉 海辺の貝にたとえながら、哲学を静かに語ってくれます。
〉 波に身をまかせたときのように心洗われます。
〉 これからも、人生の節目、節目に何度も読み返したい本です。
〉 一般書としてはやさしめの英語ながら、キーワードとなる抽象名詞が
〉 児童書に出てくる単語よりイメージにとぼしく、頭が空白になったあと
〉 日本語がポップアップすることも。
〉 娯楽小説は読めても、まだまだネィティブの中学生レベルには遠いなぁと思いました。
邦訳がどこかで紹介されていたのを見てアマゾンに注文中です。
うーん レベル8ではしばし書棚でお待ちいただかないと.....
〉■この100万語の感想
〉 300万語過ぎて、「積み重ねれば読める」という実感はさらに強くなりました。
〉 振り返ってみれば、300万語という節目がやはり大きなターニング・
〉 ポイントになっていたと思います。
〉 ナルニアは、140万語でPrince Caspianを読んだときより、はるかに
〉 はるかに読みやすくなっています。
〉 ホビットも読みやすかったし、サトクリフも読め、キングには涙しました。
〉 この私が、キングを読んで泣いてしまうなんて!
〉 とうていSSS以前では考えられませんでした。
キングやサトクリフが読めるのは凄いです!
本当に語数を重ねることで、読めるようになるのですね。
〉 たまに、読んだ本の文庫を本屋で見つけると手にとってみるのですが、
〉 邦訳を見るともういけません。(笑)
〉 違和感を感じることが多いし、大人向けエンタメ系のものは
〉 学校英語の英文和訳そのままになってる部分もあって、ぞぞっと鳥肌が!(笑)
〉 すぐに棚へお帰りいただきます。
〉 こうなると、もう翻訳では読めません。(エッヘン!)
〉 しょせん、英語と日本語とは違う文化を担った全く異なる言語なのですね。
〉 言葉を他の言語に置き換えたり、語順を変えてしまうことは、
〉 よほどの名翻訳家でない限り、その文章や作家の描く小説世界の
〉 ニュアンス、味わいといったものを伝えきれないのでしょう。
〉 わーい、原書で読めるんだっ!うれしい〜〜!
〉 難しいものはどうするかは、聞かないでください。(笑)
私も原作を読んだ本の邦訳を読むと違和感バリバリのことが多いです。
翻訳された瞬間から原作とは別の作品になってしまうように思います。
名訳とされる作品でも、翻訳家が感じた作者の世界を日本語で語るわけですから
自分が原作を読んで感じるのとは微妙にずれるのは仕方がないのでしょうね。
もちろん英文が透けて見えるような 読んでいて悲しい翻訳は論外です。
図書館で日本の作品 「我輩は猫である」の英訳をパラパラと見たのですが
I am a cat. で始まっていました。
英語の一人称は I なので 仕方がないのですけど....でも、味気なくて悲しいです。
やっぱり原作を読むのがいいですね。
ではでは 5周目もHappy Reading!
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久子さん、こんにちは!
お祝い、ありがとうございました。
久子さんの新しい本を紹介する広場での投稿、いつも
楽しく読ませていただいてます。
ばりばりもりもり読んでますね!(^^)
〉〉●Gift from the Sea / Anne Morrow Lindbergh (Lv8)
〉邦訳がどこかで紹介されていたのを見てアマゾンに注文中です。
〉うーん レベル8ではしばし書棚でお待ちいただかないと.....
英語の難しさというよりも、読み手も深く自分の内面を探る思考を
要求されるので、そういう意味で難しかったです。
〉キングやサトクリフが読めるのは凄いです!
〉本当に語数を重ねることで、読めるようになるのですね。
自分でもびっくりです。
思うに、文体の難しさは読みつづけるうちにだんだん
平気になってくるみたいですね。
語数の積み重ね、これです!(笑)
〉私も原作を読んだ本の邦訳を読むと違和感バリバリのことが多いです。
バリバリ、そうですよね〜!
〉翻訳された瞬間から原作とは別の作品になってしまうように思います。
〉名訳とされる作品でも、翻訳家が感じた作者の世界を日本語で語るわけですから
〉自分が原作を読んで感じるのとは微妙にずれるのは仕方がないのでしょうね。
〉もちろん英文が透けて見えるような 読んでいて悲しい翻訳は論外です。
おっしゃるとおりだと思います。
例えば、最近ベストセラーになってる村上春樹氏訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」と
野崎孝氏訳の「ライ麦畑でつかまえて」では、主人公から受けるイメージが
かなり違うという話を新聞の書評で読みました。
翻訳されてしまったとたん、訳者の解釈が入り込んでしまうという
ことなのでしょうね。
もちろん、翻訳の恩恵は私も今までにたくさん受けてきていますけど、
原書で読めるものは、直接作者自身の言葉で受止めたいと
思うようになりました。
〉図書館で日本の作品 「我輩は猫である」の英訳をパラパラと見たのですが
〉I am a cat. で始まっていました。
〉英語の一人称は I なので 仕方がないのですけど....でも、味気なくて悲しいです。
うーーん、「我輩」から響いてくるニュアンスが消えてしまいますねぇ。
それと同じことが、英→日の翻訳でもあるんでしょうね。
〉ではでは 5周目もHappy Reading!
久子さんの本の紹介、また楽しみにしています!
Happy Reading!