[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/22(20:40)]
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お名前: バナナ
投稿日: 2004/11/24(21:59)
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バナナです。
最近、P.Pullmanを数冊読みました。
1.Clockwork
2.The Firework-Maker's Daughter
でですね、なんというか、Pullmanって独特の雰囲気がありますね。
なんて表現したらいいのかわかんないんですが...
Clockworkの挿絵といい、Firework-Maker's Daughter に出てくる
川渡しの強盗団とか、横腹に落書きされてる(?)象といい...
なんていうんだろうな、お話の本筋とはちょっとずれたところで
ニヤニヤと楽しむような/作者もそういうのを楽しんで買いいるような
ところがあって。
好きなんですね、ああいうところ。
そんな感じを受けてるのは僕だけでしょうか?
まだ数冊しか読んでないので、たまたまなんでしょうか?
どなたか、Pullmanをたくさん読んでる方から、教えて頂けると
うれしいな。宜しく御願いします。
ではでは
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お名前: fiddle http://www.k2.dion.ne.jp/~imladris/
投稿日: 2004/11/25(15:04)
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バナナさん、こちらでもこんにちは、fiddleです。
〉最近、P.Pullmanを数冊読みました。
〉1.Clockwork
〉2.The Firework-Maker's Daughter
これを見て思わず、おおっ♪と声を上げてしまいました。
というのは、私も夏に Clockwork を読んで、それから先週
TheFirework-Maker's Daughter を読んだところだったんです。
〉でですね、なんというか、Pullmanって独特の雰囲気がありますね。
〉なんて表現したらいいのかわかんないんですが...
〉Clockworkの挿絵といい、Firework-Maker's Daughter に出てくる
〉川渡しの強盗団とか、横腹に落書きされてる(?)象といい...
〉なんていうんだろうな、お話の本筋とはちょっとずれたところで
〉ニヤニヤと楽しむような/作者もそういうのを楽しんで買いいるような
〉ところがあって。
〉好きなんですね、ああいうところ。
私も大好きです、こういうところ。
小さい子に絵本を読んであげるとき、子供の反応を見つつ、
「このくまはほんとは、はちみつが大好きでね」とか、
細部をふくらませてお話する、ということありませんか?
そんな感じ。
最初から構成がばっちり決まっているというのではなく、
お話しながら物語がどんどん膨らんでいくというか。
こういうのが「語りの魅力」なのかなぁと思います。
(これも作者の計算のうちかもしれませんが)
〉そんな感じを受けてるのは僕だけでしょうか?
〉まだ数冊しか読んでないので、たまたまなんでしょうか?
私も英語ではこの2冊を読んだだけですが、
同じように感じました。
和書でライラ三部作を読んだときは、北方狩猟民族的骨太ファンタジーという
印象を受けましたが、これも英語で読むとまた違った印象を受けるのかも
しれません。
このあたりも、たくさん読んでいる方の感想をお伺いできたら、と思います。
〉どなたか、Pullmanをたくさん読んでる方から、教えて頂けると
〉うれしいな。宜しく御願いします。
便乗して、私からもよろしくお願いいたします。
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お名前: 湘南のおねえさん
投稿日: 2004/11/25(20:17)
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バナナさん、こんばんは。fiddleさん、おひさしぶりです。
偶然ってあるものですね。私もこの夏、クロックワークを読みました。挿絵がいいですね。児童書の装丁ですが、結構単語が厳しかったです。
プルマンといえばライラの三部作が邦訳も出ていて有名です。私は1巻めの黄金の羅針盤をまだ英語で読書を始めたばかりの頃読みました。難しかったです。内容をどうこういえるほどわかっていません。いつか読み直そうと思っています。
もうひとつ、サリー ロックハートの三部作があります。The Ruby in the Smoke
The Shadow in the North The Tiger in the Well の3冊です。
ルビーでは、サリーは15歳くらい、父親の死の真相にせまります。次の本ではキャリアウーマンとしてのスタートです。恋もします。仕事上で巨悪に出会い、冒険があります。三部作の真ん中はどうしてもなかつぎの役割でこのシリーズでも真ん中はちょっと退屈な感じですが3冊目はまちがいなくおもしろいのでそのプレリュードってことで読んでください。女性の権利が認められていないビクトリア時代でのサリーの戦いはそのまま現在の男社会で居心地の悪い思いをしている女性のものでもあると思うのです。
私はこのシリーズをとても楽しみました。
1冊目と2冊目の英語は割合わかりやすいのですが、プルマンの気合が入っているのでしょうか、3冊目は難しかったです。それから、書き言葉でもイギリス英語とアメリカ英語って違うような気がしませんか?プルマンの英語はハリーポッターと同じ雰囲気がしました。グリシャムとは違う感じです。アメリカ人作家だと頭からぐびりぐびりと読める感じ、イギリス人作家だと戻り読みしたくなる感じなんです。
黄金の羅針盤を読み直そうと思っていますが、私の買った版は字がとても小さいので買いなおしも考えています。ライラ三部作はいろんなバージョンが出版されているようですからね。
なんだかとりとめもなく書いてきてしまいました。プルマン いいです。好きです。おやすみなさい。
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お名前: fiddle http://www.k2.dion.ne.jp/~imladris/
投稿日: 2004/11/26(21:22)
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湘南のおねえさん、fiddleです。こちらこそおひさしぶりです。
〉偶然ってあるものですね。私もこの夏、クロックワークを読みました。挿絵がいいですね。児童書の装丁ですが、結構単語が厳しかったです。
挿絵、私も気に入ってます。ちょっと粗めの線画で昔話の風合いがよく出ていますね。
〉プルマンといえばライラの三部作が邦訳も出ていて有名です。私は1巻めの黄金の羅針盤をまだ英語で読書を始めたばかりの頃読みました。難しかったです。内容をどうこういえるほどわかっていません。いつか読み直そうと思っています。
やはり、相当難しいのですね。
和書でも最初のほう、世界の設定が飲み込めるまでちょっと時間がかかった記憶があります。
〉もうひとつ、サリー ロックハートの三部作があります。The Ruby in the Smoke
〉 The Shadow in the North The Tiger in the Well の3冊です。
〉ルビーでは、サリーは15歳くらい、父親の死の真相にせまります。次の本ではキャリアウーマンとしてのスタートです。恋もします。仕事上で巨悪に出会い、冒険があります。三部作の真ん中はどうしてもなかつぎの役割でこのシリーズでも真ん中はちょっと退屈な感じですが3冊目はまちがいなくおもしろいのでそのプレリュードってことで読んでください。女性の権利が認められていないビクトリア時代でのサリーの戦いはそのまま現在の男社会で居心地の悪い思いをしている女性のものでもあると思うのです。
〉私はこのシリーズをとても楽しみました。
このシリーズ、以前にも紹介されてましたよね。あのとき、おお、面白そう!と思って
すぐに購入したのですが、まだ本棚で眠ってもらっています。
〉1冊目と2冊目の英語は割合わかりやすいのですが、プルマンの気合が入っているのでしょうか、3冊目は難しかったです。それから、書き言葉でもイギリス英語とアメリカ英語って違うような気がしませんか?プルマンの英語はハリーポッターと同じ雰囲気がしました。グリシャムとは違う感じです。アメリカ人作家だと頭からぐびりぐびりと読める感じ、イギリス人作家だと戻り読みしたくなる感じなんです。
イギリス英語のほうが、文語的とか修辞的とかいうことでしょうか?
古典の素養とか、そういうのも関係してくるのかな??
私はいずれにしてもまださほど凝ったものは読んでいないので、
語彙のちょっとした差以外は、それほど英語、米語の差は感じていないのですが。
もう少ししたら、グリシャムのぐびりぐびりも体感したいと思っています。
〉黄金の羅針盤を読み直そうと思っていますが、私の買った版は字がとても小さいので買いなおしも考えています。ライラ三部作はいろんなバージョンが出版されているようですからね。
最近、英語の難易度よりも字の大きさが読みやすさに関係しているのではないかと、
思い始めています。
普通のPBは、字が小さくて……
〉なんだかとりとめもなく書いてきてしまいました。プルマン いいです。好きです。おやすみなさい。
やさしめの作品でも独特の趣きがあって、プルマン、よかったです。
サリーシリーズもそろそろ、ちょっとのぞいてみますね。
レス、ありがとうございました。