う〜ん、おもしろいなあ! Robert Whiting 「The Meaning of Ichiro」

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/23(18:18)]

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11918. う〜ん、おもしろいなあ! Robert Whiting 「The Meaning of Ichiro」

お名前: 秋男
投稿日: 2004/5/13(00:47)

------------------------------

 う〜ん、おもしろい! まだ71ページ(/297)までしか読んでないんだけど、
 ぜんぶ読んでから出てこようと思ってたんだけど、たまらず出てきてしまった。
 
 
 副題:THE NEW WAVE FROM JAPAN AND THE TRANSFORMATION OF OUR NATIONAL PASTIME
 
 
 とてもよく目につく表紙で店頭に並んでたもんで買ってしまったが、いやはや、いやはや。
 野球好きな人にとっては、夜中に読み始めるのは大変危険な本ですな。翌日寝不足必至。
 
 
 イチローってやっぱりすごいなあ。最近注目してなかったけど、反省してちゃんと見るようにしよう。
 そしてイチローのお父さんがすごすぎるなあ。ここまでできるか? すごいなあ。
 
 
 章は、
 
 1.The Education of Ichiro
 2.The Meaning of Ichiro
 3.Some History and Some Philosophy
 4.Accidental Pioneer
 5.The Defector: The Story of Nomo
 6.Darth Vader, The Fat Toad and Alfonso Soriano
 7.Gaijin
 8.Gaijin Kantoku
 9.The Others
10.Godzilla

 という感じ。
 
 
 
 この本の隣に置いてあった「Guiness World Records 2004」なんて本も買ってしまった。
 最近グィネス・パルトローの映画をよく見てるからかと思ったが、たぶん違うと思う。
 それにしても世の中にはいろんな記録があるものだ。Tシャツの上からブラのホックを
 片手で1分間に16個はずしたのが世界記録だとか。
 (Most bras unhooked in one minute with one hand)
 私も頑張ればまだ目が出るかもしれない。
 
 
 
 野球関連では、David Nemec「The Official Rules of Baseball 〜 An Anecdotal Look at the Rules of Baseball and How They Came To Be」
 てな本も買った。なんでそんなルールになったかっていう話。
 ルール変更のきっかけになったシーンの写真なんかもふんだんに入っている。
 なかなかおもしろそう。というのは、なんとなく読みにくくてあんまり読んでない・・・
 でもおもしろそう。あるとき、ホームインしたランナーがキャッチャーを押さえつけ、
 その間に次のランナーがホームインするという事態が生じた。しかしそれは
 守備妨害にはならなかった。なぜなら、「ランナーは守備を妨害してはならない」
 と規定されていたから。ホームインしてランナーでなくなった者についての規定が無かった・・・
 そういう話を集めたもの。おもしろいはず。
 
 
 
 ではでは、楽しい多読を。


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[賛成] 11919. Re: う〜ん、おもしろいなあ! Robert Whiting 「The Meaning of Ichiro」

お名前: 酒井@SSS
投稿日: 2004/5/13(01:21)

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あきおさーん、ひさしぶりーの、こんばんはー!

〉 う〜ん、おもしろい! まだ71ページ(/297)までしか
読んでないんだけど、
〉 ぜんぶ読んでから出てこようと思ってたんだけど、たまらず
出てきてしまった。

うーん、わかります。
半分食べたところ、うまい!っと声が出てしまって、
となりの友だちに「食べる?」って勧めないわけには
いかなくなった・・・

〉 副題:THE NEW WAVE FROM JAPAN AND THE TRANSFORMATION
OF OUR NATIONAL PASTIME
〉 
〉 
〉 とてもよく目につく表紙で店頭に並んでたもんで買って
しまったが、いやはや、いやはや。
〉 野球好きな人にとっては、夜中に読み始めるのは大変危険な本
ですな。翌日寝不足必至。

ホワイティングさんのコラムときどき読んでますよ。
とくに野茂の話はよかったな・・・

〉 イチローってやっぱりすごいなあ。最近注目してなかったけど、
反省してちゃんと見るようにしよう。
〉 そしてイチローのお父さんがすごすぎるなあ。ここまでできるか?
 すごいなあ。

ぼくもイチローは気にしてます。
根性主義はいやだけど、イチローの場合は単なる根性主義を越えて
さわやかな感じがある。それはたぶん他人というのをまったく
信じてなくて、田村亮子やそのほかのオリンピック亡者とちがって、
自分の中にしっかりした基準を持っているからだろうな。
誰かほかの人、たとえそれがオリンピックの金メダルであろうと、
自分がめざしたものに合致していなければすこしも影響されない
そういうところがさわやかなんだと思うな。

〉 章は、
〉 
〉 1.The Education of Ichiro
〉 2.The Meaning of Ichiro
〉 3.Some History and Some Philosophy
〉 4.Accidental Pioneer
〉 5.The Defector: The Story of Nomo
〉 6.Darth Vader, The Fat Toad and Alfonso Soriano
〉 7.Gaijin
〉 8.Gaijin Kantoku
〉 9.The Others
〉10.Godzilla

〉 という感じ。

この5にも興味あるな。ぜひなにが書いてあったか教えて。
野茂もやっぱり自分の中に基準を持っている人でしょ?
しかもパイオニアで、だれもいないところに自分の道を
切り開いた。そのうえ切り開いただけじゃ満足していない。
うー、ツボにはまるっていうのかな、こういうの・・・

〉 この本の隣に置いてあった「Guiness World Records 2004」
なんて本も買ってしまった。
〉 最近グィネス・パルトローの映画をよく見てるからかと思ったが、
たぶん違うと思う。

ぼくもちがうような気がするけど、実はいつもの洒落好きのせいで、
つい手が出たって言うこともありえるな。

この本の古い版はぼくも買って、あちこちぽつりぽつり見ると
おもしろいよって、一橋の授業に持って行ったのだった。
だれかが借りていって、帰ってこなかったなあ・・・

〉 それにしても世の中にはいろんな記録があるものだ。
Tシャツの上からブラのホックを
〉 片手で1分間に16個はずしたのが世界記録だとか。
〉 (Most bras unhooked in one minute with one hand)
〉 私も頑張ればまだ目が出るかもしれない。

どういう目(芽?)を出したいのだ?

〉 野球関連では、David Nemec「The Official Rules of
Baseball 〜 An Anecdotal Look at the Rules of Baseball and
How They Came To Be」
〉 てな本も買った。なんでそんなルールになったかっていう話。
〉 ルール変更のきっかけになったシーンの写真なんかもふんだんに
入っている。
〉 なかなかおもしろそう。というのは、なんとなく読みにくくて
あんまり読んでない・・・
〉 でもおもしろそう。あるとき、ホームインしたランナーが
キャッチャーを押さえつけ、
〉 その間に次のランナーがホームインするという事態が生じた。
しかしそれは
〉 守備妨害にはならなかった。なぜなら、「ランナーは守備を
妨害してはならない」
〉 と規定されていたから。ホームインしてランナーでなくなった
者についての規定が無かった・・・
〉 そういう話を集めたもの。おもしろいはず。
〉 
〉 
〉 
〉 ではでは、楽しい多読を。

ぼくはね、ロールス・ロイスの逸話を集めた本を大事に持っていて、
ときどき拾い読みしてはおもしろがってるんだけど、
秋男さん、読む? 絶対返してくれるって約束してくれれば
今度大阪に持って行く。


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11942. Re: う〜ん、おもしろいなあ! Robert Whiting 「The Meaning of Ichiro」

お名前: 秋男
投稿日: 2004/5/16(01:58)

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 酒井先生、こんばんはっ。
 
 
〉あきおさーん、ひさしぶりーの、こんばんはー!
 
 
 首まで赤塚る?
 
 
〉〉 う〜ん、おもしろい! まだ71ページ(/297)までしか
〉読んでないんだけど、
〉〉 ぜんぶ読んでから出てこようと思ってたんだけど、たまらず
〉出てきてしまった。

〉うーん、わかります。
〉半分食べたところ、うまい!っと声が出てしまって、
〉となりの友だちに「食べる?」って勧めないわけには
〉いかなくなった・・・
 
 
 そうです、そうです。
 おかず取られないうちにこっちから勧めてやる!といった具合です。
 
 
〉ホワイティングさんのコラムときどき読んでますよ。
〉とくに野茂の話はよかったな・・・
 
 
 たぶん下の第5章は、お読みになった内容とだいたい一緒かも・・・
 
 
〉ぼくもイチローは気にしてます。
〉根性主義はいやだけど、イチローの場合は単なる根性主義を越えて
〉さわやかな感じがある。それはたぶん他人というのをまったく
〉信じてなくて、田村亮子やそのほかのオリンピック亡者とちがって、
〉自分の中にしっかりした基準を持っているからだろうな。
〉誰かほかの人、たとえそれがオリンピックの金メダルであろうと、
〉自分がめざしたものに合致していなければすこしも影響されない
〉そういうところがさわやかなんだと思うな。
 
 
 わたし田村選手も好きなんですが・・・
 
 
〉〉 章は、
〉〉 
〉〉 1.The Education of Ichiro
〉〉 2.The Meaning of Ichiro
〉〉 3.Some History and Some Philosophy
〉〉 4.Accidental Pioneer
〉〉 5.The Defector: The Story of Nomo
〉〉 6.Darth Vader, The Fat Toad and Alfonso Soriano
〉〉 7.Gaijin
〉〉 8.Gaijin Kantoku
〉〉 9.The Others
〉〉10.Godzilla

〉〉 という感じ。

〉この5にも興味あるな。ぜひなにが書いてあったか教えて。
〉野茂もやっぱり自分の中に基準を持っている人でしょ?
〉しかもパイオニアで、だれもいないところに自分の道を
〉切り開いた。そのうえ切り開いただけじゃ満足していない。
〉うー、ツボにはまるっていうのかな、こういうの・・・
 
 
 野茂さん、かっこいいですねー。
 それにしても鈴木監督は問題だなー。
 
 
〉〉 この本の隣に置いてあった「Guiness World Records 2004」
〉なんて本も買ってしまった。
〉〉 最近グィネス・パルトローの映画をよく見てるからかと思ったが、
〉たぶん違うと思う。

〉ぼくもちがうような気がするけど、実はいつもの洒落好きのせいで、
〉つい手が出たって言うこともありえるな。
 
 
 黒ビールの季節ってこともありますな。
 
 
〉この本の古い版はぼくも買って、あちこちぽつりぽつり見ると
〉おもしろいよって、一橋の授業に持って行ったのだった。
〉だれかが借りていって、帰ってこなかったなあ・・・
 
 
 借りた人、返しなさい! 君はすっかり包囲されている! お母さんも来てるんだぞ!
 
 
〉〉 それにしても世の中にはいろんな記録があるものだ。
〉Tシャツの上からブラのホックを
〉〉 片手で1分間に16個はずしたのが世界記録だとか。
〉〉 (Most bras unhooked in one minute with one hand)
〉〉 私も頑張ればまだ目が出るかもしれない。

〉どういう目(芽?)を出したいのだ?
 
 
 1分間に16個って、できそうじゃありませんか?
 あ、16人も協力者を募れたことが記録なのかな・・・
 
 
 ※「め」問題について・・・ 迷ったのです。
   「芽が出る」:幸運・成功のきざしが現れる。
   「目が出る」:思い通りのサイコロの目が出る。転じて、運がついて事がうまく運ぶ。
  明かに「芽」のほうでしたね。いつも、迷った末に間違いを選ぶ。はぁ・・・
 
 
〉ぼくはね、ロールス・ロイスの逸話を集めた本を大事に持っていて、
〉ときどき拾い読みしてはおもしろがってるんだけど、
〉秋男さん、読む? 絶対返してくれるって約束してくれれば
〉今度大阪に持って行く。
 
 
 絶対返すかなぁ・・・ 非常に不安です。
 でも、おもしろそうな本ですねぇ。ちょっと見せていただけますか、大阪のときに。
 
 
 ではではっ。


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11941. 奇遇ですね(^^)

お名前: ジアス
投稿日: 2004/5/16(01:14)

------------------------------

 秋男さん、まいどです。
 ジアス@北海道の啓蟄は遅いです。

 奇遇ですね。
 私もちょうど今、Robert Whitingの本読んでるところです。洋書でなく、翻訳ですが(^^;;
 今読んでるのが「東京アウトサイダー」(角川文庫)。その前作の「東京アンダー
ワールド」からなぜかハマっています。
 この本は野球とはほとんど関係なくて、出てくるのは金の亡者、ヤクザ、売春婦、
政治家、、、という世界で読んでいてあまり気持ちのいい本ではないんですけど(苦笑)

 ただ、その関係で「The Meaning of Ichiro」と、もう1冊、あの代理人ダン野村のことを
書いた本(タイトル忘れた....)を知って、「そのうち読もう」と思っていたところ
でした。というわけで、これは私のストライクゾーンに入りそうな1冊ですね(^^)
 なんといっても彼の作品では、"You Gotta Have "Wa""「和をもって日本となす」が
好きでしたから。

 イチローより先にメジャーリーグ入りして野茂、佐々木のエピソードは、最近読んだ
"Baseball Samurais"(書評済み)でもけっこう面白かったですよ!

 では!


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11943. Re: 奇遇ですね(^^)

お名前: 秋男
投稿日: 2004/5/16(02:24)

------------------------------

 ジアスさん、こんばんはっ。
 
 
〉 ジアス@北海道の啓蟄は遅いです。
 
 
 日本ハム戦は見に行かれましたか?
 
 
〉 奇遇ですね。
〉 私もちょうど今、Robert Whitingの本読んでるところです。洋書でなく、翻訳ですが(^^;;
〉 今読んでるのが「東京アウトサイダー」(角川文庫)。その前作の「東京アンダー
〉ワールド」からなぜかハマっています。
〉 この本は野球とはほとんど関係なくて、出てくるのは金の亡者、ヤクザ、売春婦、
〉政治家、、、という世界で読んでいてあまり気持ちのいい本ではないんですけど(苦笑)
 
 
 おー! 奇遇ですねー。
 実は「The Meaning of Ichiro」も、非常におもしろいんですが、
 読めば読むほど日本社会のイヤな面が浮き彫りにされて、
 なんだか暗澹たる気持ちになってきています・・・
 
 
 アンダーワールドの続篇が出てたんですねー。知らんかった。読んでみよう。
 あ、アンダーワールドのほうもまだ読んでないわ。読んでみよう。
 
 
〉 ただ、その関係で「The Meaning of Ichiro」と、もう1冊、あの代理人ダン野村のことを
〉書いた本(タイトル忘れた....)を知って、「そのうち読もう」と思っていたところ
〉でした。というわけで、これは私のストライクゾーンに入りそうな1冊ですね(^^)
〉 なんといっても彼の作品では、"You Gotta Have "Wa""「和をもって日本となす」が
〉好きでしたから。
 
 
 あっ、それならもう、直球ど真ん中、「あの一球・・・魔がさしたとしか言いようがない」一冊でしょう。
 
 
 ダン野村のことを書いた本は、日本の奴隷野球とかなんとかそんな本かな?
 「You Gotta Have "Wa"」もさかのぼって読んでみます。
 
 
〉 イチローより先にメジャーリーグ入りして野茂、佐々木のエピソードは、最近読んだ
〉"Baseball Samurais"(書評済み)でもけっこう面白かったですよ!
 
 
 面白そうですねー!
 「日本人大リーガーについて三丁目でいちばん詳しい男」を目指します!
 
 
〉 では!
 
 
 ではでは!


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11973. 蓮實重彦「スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護」(青土社)

お名前: 秋男
投稿日: 2004/5/22(18:14)

------------------------------

 動悸・息切れ・めまいに、追伸。
 
 
 蓮實重彦「スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護」(青土社)、おもしろかったです。
 
 中でも「MLB2003年度のポストシーズンはドン・ジマーの一人勝ちで終わった」では、
 ヤンキースとレッドソックスとの間に起こった「歴史的な大乱闘」に興奮し、
 その日ニューヨークにいた著者がまだ暗いうちから起きて売店が開くのを待ちわび、
 開いたらありったけ新聞を買い込んだ、ってな話にワクワクしました。
 「(テレビで)ふと目にしてしまったこの「歴史的な大乱闘」を高級紙「ニューヨーク・タイムズ」の
 記者たちがどう料理しているかが気になってならず、六時前にはもう髭などきれいにあたり、
 すっかり身支度まで整えてしまっていました。」って。アホやなー。ええなー。
 
 
 この一篇の最後はこうです。
 「「コメント」ばかりとろうとしてイチローや中田英寿に軽蔑されるジャーナリストを
 見ているのはつらいことです。自分の言葉でスポーツを語れる人材を育ててこなかった
 日本のマスメディアの責任は大きい。いまだ成立していない「スポーツ批評」を成立
 させるには、今年からプレーオフが導入されるというパ・リーグのチャンピオン・
 シリーズで、「歴史的な大乱闘」が演じられる必要があるのでしょうか。それには、
 審判も痺れるほどの「魅力あふれる」ベースボールの神々の顕現がなければならないのですが、
 それを目ざとく察知する感性が何人の記者たちにそなわっているのでしょうか。」
 
 
 全体にサッカーの話が多く、サッカーのわからない私には人名などちんぷんかんぷんでしたが、
 著者の言いたいことはわかりました。カーンは最後にヘマをする、と。(笑)
 


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