[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/24(00:35)]
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お名前: rockman
投稿日: 2004/3/19(21:19)
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こんばんは! rockmanです。 多読を始めて7ヶ月になりますが・・・ずっと感じていた素朴な疑問があります。 それは・・「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」ということです。 もともと読書って嫌いです。ここ20年に読んだ本なんて、片手で数えられます。 でも英語の本だと、自発的に読むんですよね。面白くて、楽しくて、ついつい手が でちゃうんですよね。面白くて、面白くて、(昨日終った)「白い巨塔」も うっかり見逃してしまったり・・・。なんでだろう?? 今、ハリポタにはまってしまっていて、第3巻(アズカバンの囚人)を読んで います。もう完全にかっぱえびせん状態(やめられない、止まらない)です。 でもでも、手元にある訳本には全然興味がありません。全く読みたいとは 思わないんですよね。んで、英語の方だけ夢中になって読んでいるんです。 いったいなんでだろう・・・???? どなたか、教えていただけませんでしょうか。
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11094. 回答ではないのですが(Re: 素朴な疑問なんですが・・・
お名前: samats
投稿日: 2004/3/19(22:01)
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rockmanさん、はじめまして!samatsといいます。
えっと本題の質問へのレスじゃなくて横レスでごめんなさい。
〉今、ハリポタにはまってしまっていて、第3巻(アズカバンの囚人)を読んで
〉います。もう完全にかっぱえびせん状態(やめられない、止まらない)です。
実は私も第3巻読んでまして、今日読み終わったところです。
最後の手紙の部分を会社で読んでいて思わず涙ぐんでしまいました。
はずかしー!!
いやあもう第3巻はすごい!確かにかっぱえびせん状態でした。
横レス失礼いたしました。
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〉rockmanさん、はじめまして!samatsといいます。
こちらこそ、はじめまして!
〉えっと本題の質問へのレスじゃなくて横レスでごめんなさい。
いえいえ、お気になさらずに(笑)
〉〉今、ハリポタにはまってしまっていて、第3巻(アズカバンの囚人)を読んで
〉〉います。もう完全にかっぱえびせん状態(やめられない、止まらない)です。
〉実は私も第3巻読んでまして、今日読み終わったところです。
〉最後の手紙の部分を会社で読んでいて思わず涙ぐんでしまいました。
〉はずかしー!!
おおお!ハリポタファン発見(笑)。最後の手紙? ん〜〜楽しみです!
〉いやあもう第3巻はすごい!確かにかっぱえびせん状態でした。
私も当分ハリポタブームが続きそうです。次は第4巻?ですよね?(笑)
楽しく読んでいきましょう〜〜!!
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11095. まぁ、疑問は疑問のままで、そっとしておきましょう・・・
お名前: 寝太郎
投稿日: 2004/3/19(22:39)
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〉こんばんは! rockmanです。
こんばんは、お久しぶりです。
〉多読を始めて7ヶ月になりますが・・・ずっと感じていた素朴な疑問があります。
〉それは・・「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」ということです。
ですか・・・。
〉もともと読書って嫌いです。ここ20年に読んだ本なんて、片手で数えられます。
私は、読書大好きでした。でも、古典や、恋愛ものはだめでした。
〉でも英語の本だと、自発的に読むんですよね。面白くて、楽しくて、ついつい手が
〉でちゃうんですよね。
そう、英語だと、どんなジャンルでも読めてしまうのですよ、これが。
どうして?
〉どなたか、教えていただけませんでしょうか。
寝太郎が思うに、日本語ではなく、英語で読む方が、
空想が働きやすいのではと考えております。
うん、うまく解説でき無いけれど・・・
適当に読んでしまう多読だからこそ、逆に、行間が、
読めてしまうのでは無いかと・・・
う〜ん、無意識ってやつかな・・・
あぁ、わからんは・・・
では、書き逃げします・・・。
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11097. Re: まぁ、疑問は疑問のままで、そっとしておきましょう・・・
お名前: rockman
投稿日: 2004/3/19(23:55)
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寝太郎さん、お久しぶり〜〜
〉〉もともと読書って嫌いです。ここ20年に読んだ本なんて、片手で数えられます。
〉私は、読書大好きでした。でも、古典や、恋愛ものはだめでした。
へ〜そうだったんですか?!
〉〉でも英語の本だと、自発的に読むんですよね。面白くて、楽しくて、ついつい手が
〉〉でちゃうんですよね。
〉そう、英語だと、どんなジャンルでも読めてしまうのですよ、これが。
〉どうして?
〉〉どなたか、教えていただけませんでしょうか。
〉 寝太郎が思うに、日本語ではなく、英語で読む方が、
〉 空想が働きやすいのではと考えております。
〉 うん、うまく解説でき無いけれど・・・
〉 適当に読んでしまう多読だからこそ、逆に、行間が、
〉 読めてしまうのでは無いかと・・・
〉 う〜ん、無意識ってやつかな・・・
〉 あぁ、わからんは・・・
ん〜〜〜、どうなんでしょう(笑)。ってか、理屈で考えない方が
いいということでしょうか。すみません、理系人間は理屈が好きなんです。
〉では、書き逃げします・・・。
あぁ〜、そんなぁぁ(笑) 寝太郎さ〜〜ん!
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お名前: こんちゃお
投稿日: 2004/3/20(00:13)
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こんちくは、rockmanさん。
〉「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」
ちょっと、考えてみました。
私が思いついた理由は、
・大手を振って、わからないところを飛ばしながら読めるから。
・いつでも読むのをやめてもいいんだよ〜、という天使の声が、
どこからともなく聞こえるから。
・英語で読んでるんだぜ!ってちょっぴり自分に酔えるから。
・漢字がないので、これって難しいかも!?などという
先入観を受けることがないから。
(日本語のものは、やたら画数の多い漢字がずらずらと並んでいるのを
目にするだけで、げんなりしてしまう可能性がある)
・SSS掲示板で感想などを語りあえるのが楽しいから。
・英語が好きになっちゃったから!
どうでしょう・・・???
私は、和書の読書もだーい好きで、
多読は進めたいけれど、やっぱり和書も読みたい〜!
というジレンマに毎日悩まされています。
「白い巨塔」もきちんと原作を読みたいわ、って思っているところ。
山崎豊子さんの「大地の子」も「沈まぬ太陽」も、
素晴らしかったもの。
ハリーポッター、私も読みましたよ!
3巻、面白いですよね♪
心温まるシーンが多いので、大好きです。
4巻はワクワク、5巻はおおお〜、って感じで、
続きも楽しいですよ!
(5巻の翻訳本の予約が始まりました。もちろん、即効予約済みでーす。)
ではでは、happy reading!
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こんちゃおさん、おはようございます(^^)
〉〉「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」
〉ちょっと、考えてみました。
〉私が思いついた理由は、
〉・大手を振って、わからないところを飛ばしながら読めるから。
〉・いつでも読むのをやめてもいいんだよ〜、という天使の声が、
〉どこからともなく聞こえるから。
はい、SSS多読のルールがあるから英語が読める、という点は
その通りでしょう。いくら多読を!と言われても辞書を引き引きなんて
ぜ〜〜〜〜たいにに読めませんもんね(笑)。
でも、なぜそれに夢中になっちゃうんでしょう・・読書嫌いの人が・・
〉・英語で読んでるんだぜ!ってちょっぴり自分に酔えるから。
あは!確かにちょっぴり優越感みたいなもの感じますね(笑)
〉・漢字がないので、これって難しいかも!?などという
〉先入観を受けることがないから。
〉(日本語のものは、やたら画数の多い漢字がずらずらと並んでいるのを
〉目にするだけで、げんなりしてしまう可能性がある)
そうそう、だから私は読書嫌いなんですよ〜〜
〉・SSS掲示板で感想などを語りあえるのが楽しいから。
そう!楽しいですね。すっごく励みにもなりますよね〜
〉・英語が好きになっちゃったから!
へへ・・はい、告白します<英語好きです(笑)
〉どうでしょう・・・???
う〜〜ん、まとめると、「好きな英語がどんどん読めてしまうので〜」
といったことになるのでしょうか。なるほど・・ある程度はあたっている
ような気もします。でも、まだ何かありそうな気もしますが・・
〉私は、和書の読書もだーい好きで、
〉多読は進めたいけれど、やっぱり和書も読みたい〜!
〉というジレンマに毎日悩まされています。
〉「白い巨塔」もきちんと原作を読みたいわ、って思っているところ。
〉山崎豊子さんの「大地の子」も「沈まぬ太陽」も、
〉素晴らしかったもの。
もともと本のお好きな人なんですね! 私は本は全くだめでしたが、
多読を始めて、遠い昔に忘れていた本からの感動を少し思い出しました。
でも相変わらず、今だに和書を読もうという気にはなれません(^^;;
〉ハリーポッター、私も読みましたよ!
〉3巻、面白いですよね♪
〉心温まるシーンが多いので、大好きです。
〉4巻はワクワク、5巻はおおお〜、って感じで、
〉続きも楽しいですよ!
〉(5巻の翻訳本の予約が始まりました。もちろん、即効予約済みでーす。)
おおおお!4巻、5巻楽しみ〜〜。ただ、本がどんどん厚くなっていっている
点がちょっと気がかりです(笑)。
〉ではでは、happy reading!
はい!ありがとうございました!
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お名前: たこ焼
投稿日: 2004/3/20(15:33)
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こんにちはー、rockmanさん。たこ焼です。 〉多読を始めて7ヶ月になりますが・・・ずっと感じていた素朴な疑問があります。 〉それは・・「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」ということです。 〉もともと読書って嫌いです。ここ20年に読んだ本なんて、片手で数えられます。 〉でも英語の本だと、自発的に読むんですよね。面白くて、楽しくて、ついつい手が 〉でちゃうんですよね。面白くて、面白くて、(昨日終った)「白い巨塔」も 〉うっかり見逃してしまったり・・・。なんでだろう?? 〉今、ハリポタにはまってしまっていて、第3巻(アズカバンの囚人)を読んで 〉います。もう完全にかっぱえびせん状態(やめられない、止まらない)です。 〉でもでも、手元にある訳本には全然興味がありません。全く読みたいとは 〉思わないんですよね。んで、英語の方だけ夢中になって読んでいるんです。 〉いったいなんでだろう・・・???? 簡単なGRや児童書とか、 日本語で読んだら、まぁ、そこそこ面白い話かもしれないけれど、 英語で読むと、それよりはるかに「快」を感じるのは何故か? この疑問は、たこ焼もずーっと気になっていたものです。 時々、こころを横切り、少しずつ考えています。 まだよく分からないのですが、今の時点では、 寝太郎社長の 寝〉 寝太郎が思うに、日本語ではなく、英語で読む方が、 寝〉 空想が働きやすいのではと考えております。 寝〉 うん、うまく解説でき無いけれど・・・ 寝〉 適当に読んでしまう多読だからこそ、逆に、行間が、 寝〉 読めてしまうのでは無いかと・・・ 寝〉 う〜ん、無意識ってやつかな・・・ が正解のような気がしてます。 以下に、たこ焼が、今、考えていることを適当に書いてみます。 「適当」なので、そんなに筋だった話ではないのは、ご勘弁ください。 「適当」なので、間違いも多いと思いますが、大目にみてください。 今の時点では、「適当」にしか書けないのです。 まず、 今の時点では、まだ、印象にすぎないのですが、 「他人から受け取る言葉・イメージ」よりも 「自分から発する言葉・イメージ」の方が、 より直接的で、感情あるいは快・不快をより動かしやすいのではないか とたこ焼は思っています。 我々は、英語の言葉をまだまだよく知らないのです。 知っていると思っている単語すら、実はよく知らない。 だから、英語で書かれた本を読むときには、実はかなり、 読み手が言葉・イメージを無意識に作り出して、 補っているのではないか、と思います。 つまり、半ば言葉を発しているがごとく、読んでいるのかもしれません。 そして、読み手自身が作り出している言葉・イメージは、 感情・快を直接揺さぶるような印象がたこ焼にはあります。 一方、簡単な児童書の翻訳を読んだ場合、 我々は、日本語の言葉をよく知っているのです。 だから、本を読んでいるとき、「他人から受け取る言葉・イメージ」に 頼って読む割合が高くなります。したがって、 感情・快を直接には揺さぶられることは少なくなります。 このようなことは、おそらく、 れなさんの「納得力」による読みと関係が深いと思います。 SSS的多読を始めてしばらくしてから、 たこ焼は英語の夢を時々見るようになりました。 夢を見始めた頃、不思議なことに、目が覚めているときのたこ焼は、 アウトプットの訓練など全くやらずに、読んでばかりいるのに、 夢のなかのたこ焼は、英語を話すだけで、英文を読んだりはしない。 これは、もしかすると、上記にあるように、目が覚めているとき、 半ば言葉を発しているがごとく、読んでいたからなのかもしれません。 そういえば、こんな投稿を以前にしたことを思い出しました。 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=7383] 『猫』の中の未知語を辞書で調べちゃったら、 言葉・イメージを無意識に作り出して、補っていた部分がなくなり、 結果として、面白くないように感じた・・・のかもしれません。 よく、「誰それの言葉で傷ついた」などと言いますが、 よくよく観察してみると、実は、 他人の言葉で自分が大きく傷つくことはない様に思います。 まぁ、ザワザワしたり、痛いかもしれないけど・・・。(笑) 他人の言葉をうけ、自分が自分に発する言葉で、傷つく・・・ そんな風に見えます。大きく傷つくのは、 自分の言葉だから、深く感情が動かされ、 また、強く不快に感じるからかもしれません。 いや、 どうも、「他人の言葉」のほとんどは、直接には感情・快には触れなくて、 自我かどこかにある、一種の心理的フィルターを通した後に、 感情・快の中枢へ到達するように思えます。 この心理的フィルターは、他人の言葉を解釈して、 自分の言葉に翻訳する装置と同じものなのかもしれません。 (ほんと、よくわかりません。) ただし、これにはいろいろ例外があるようです。 そのひとつは、言葉の「音」の側面です。 リズムとか、音の大きさとかは、直接に感情・快を揺さぶるような感じがします。 例えば、とても大きな声で怒鳴られると、意味が分からなくても それだけで直接感情・快を揺さぶられますよね。 あと、場合によっては、 「自分から発する言葉・イメージ」と「他人から受け取る言葉・イメージ」の 区別があいまいになることもあるようですが、この辺は たこ焼にはまだまだよく分からないことが多いです。 「他人から受け取る言葉・イメージ」よりも 「自分から発する言葉・イメージ」の方が、 より直接的で、感情・快をより動かしやすい。 これが本当だとしても、これが何故そうなのかはよく分かりません。 ハードウエア、つまり神経回路のつながり具合を反映しているのか、 あるいは、脳の回路にのっているソフトウエアの構造を反映しているのか・・・ う〜ん、おそらく、どっちもあるのかもしれません。 う〜ん、いろいろと書いてしまいましたが、 まとめると、 飛ばし読みでも、楽しめる。じゃなくて、 飛ばし読みだからこそ、楽しめる。 ということもあるのではないか、ということです。 ではでは〜♪
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たこ焼さん、お久しぶりです。レスありがとうございます。 〉簡単なGRや児童書とか、 〉日本語で読んだら、まぁ、そこそこ面白い話かもしれないけれど、 〉英語で読むと、それよりはるかに「快」を感じるのは何故か? 〉この疑問は、たこ焼もずーっと気になっていたものです。 〉時々、こころを横切り、少しずつ考えています。 〉まだよく分からないのですが、今の時点では、 〉寝太郎社長の 〉寝〉 寝太郎が思うに、日本語ではなく、英語で読む方が、 〉寝〉 空想が働きやすいのではと考えております。 〉寝〉 うん、うまく解説でき無いけれど・・・ 〉寝〉 適当に読んでしまう多読だからこそ、逆に、行間が、 〉寝〉 読めてしまうのでは無いかと・・・ 〉寝〉 う〜ん、無意識ってやつかな・・・ 〉が正解のような気がしてます。 これ、けっこうむづかしいですよね。まだ私では語数不足でこの領域まで 到達できていません(涙) 〉以下に、たこ焼が、今、考えていることを適当に書いてみます。 〉「適当」なので、そんなに筋だった話ではないのは、ご勘弁ください。 〉「適当」なので、間違いも多いと思いますが、大目にみてください。 〉今の時点では、「適当」にしか書けないのです。 いえいえ、助かります。 〉まず、 〉今の時点では、まだ、印象にすぎないのですが、 〉「他人から受け取る言葉・イメージ」よりも 〉「自分から発する言葉・イメージ」の方が、 〉より直接的で、感情あるいは快・不快をより動かしやすいのではないか 〉とたこ焼は思っています。 〉我々は、英語の言葉をまだまだよく知らないのです。 〉知っていると思っている単語すら、実はよく知らない。 〉だから、英語で書かれた本を読むときには、実はかなり、 〉読み手が言葉・イメージを無意識に作り出して、 〉補っているのではないか、と思います。 〉つまり、半ば言葉を発しているがごとく、読んでいるのかもしれません。 〉そして、読み手自身が作り出している言葉・イメージは、 〉感情・快を直接揺さぶるような印象がたこ焼にはあります。 そうですね。英語の言葉って、わかっているようで実はあまり良く知らない、 それは私も感じていました。なるほど、だから自分でイメージを作りだして いくわけですね。 〉一方、簡単な児童書の翻訳を読んだ場合、 〉我々は、日本語の言葉をよく知っているのです。 〉だから、本を読んでいるとき、「他人から受け取る言葉・イメージ」に 〉頼って読む割合が高くなります。したがって、 〉感情・快を直接には揺さぶられることは少なくなります。 〉このようなことは、おそらく、 〉れなさんの「納得力」による読みと関係が深いと思います。 確かに、ハリポタの訳本を覗いてみると、すごく文章が重い気がして、 全然読む気になれません。でも、訳本以外の通常の和書も読む気がしない んですよね。このあたりが・・・。 〉SSS的多読を始めてしばらくしてから、 〉たこ焼は英語の夢を時々見るようになりました。 〉夢を見始めた頃、不思議なことに、目が覚めているときのたこ焼は、 〉アウトプットの訓練など全くやらずに、読んでばかりいるのに、 〉夢のなかのたこ焼は、英語を話すだけで、英文を読んだりはしない。 〉これは、もしかすると、上記にあるように、目が覚めているとき、 〉半ば言葉を発しているがごとく、読んでいたからなのかもしれません。 すごいすごい!私も英語の夢みてみたいです〜。でも自分で言葉を発しながら、 イメージを作りながら読む・・って、今まで考えたこともありませんでしたが、 誰でもあるのかもしれませんね。 〉そういえば、こんな投稿を以前にしたことを思い出しました。 〉[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=7383] 〉『猫』の中の未知語を辞書で調べちゃったら、 〉言葉・イメージを無意識に作り出して、補っていた部分がなくなり、 〉結果として、面白くないように感じた・・・のかもしれません。 猫の話、大変興味深く読ませていただきました。辞書を引きすぎると読めなくなる のは、英語ばかりではない訳ですね。自らが作り出していけるイメージが減って しまっておもしろくなくなる、という考えはおもしろいですね。あと、酒井先生 の言われる、読書スピードも関係してますよね。 〉よく、「誰それの言葉で傷ついた」などと言いますが、 〉よくよく観察してみると、実は、 〉他人の言葉で自分が大きく傷つくことはない様に思います。 〉まぁ、ザワザワしたり、痛いかもしれないけど・・・。(笑) 〉他人の言葉をうけ、自分が自分に発する言葉で、傷つく・・・ 〉そんな風に見えます。大きく傷つくのは、 〉自分の言葉だから、深く感情が動かされ、 〉また、強く不快に感じるからかもしれません。 〉いや、 〉どうも、「他人の言葉」のほとんどは、直接には感情・快には触れなくて、 〉自我かどこかにある、一種の心理的フィルターを通した後に、 〉感情・快の中枢へ到達するように思えます。 〉この心理的フィルターは、他人の言葉を解釈して、 〉自分の言葉に翻訳する装置と同じものなのかもしれません。 〉(ほんと、よくわかりません。) う〜〜ん、心理学的な深い分析ですね。でも、確かにたこ焼きさんのおっしゃる ような世界かもしれませんね。 〉ただし、これにはいろいろ例外があるようです。 〉そのひとつは、言葉の「音」の側面です。 〉リズムとか、音の大きさとかは、直接に感情・快を揺さぶるような感じがします。 〉例えば、とても大きな声で怒鳴られると、意味が分からなくても 〉それだけで直接感情・快を揺さぶられますよね。 〉あと、場合によっては、 〉「自分から発する言葉・イメージ」と「他人から受け取る言葉・イメージ」の 〉区別があいまいになることもあるようですが、この辺は 〉たこ焼にはまだまだよく分からないことが多いです。 うわ、例外の分析まで・・・すごいですね。 〉「他人から受け取る言葉・イメージ」よりも 〉「自分から発する言葉・イメージ」の方が、 〉より直接的で、感情・快をより動かしやすい。 〉これが本当だとしても、これが何故そうなのかはよく分かりません。 〉ハードウエア、つまり神経回路のつながり具合を反映しているのか、 〉あるいは、脳の回路にのっているソフトウエアの構造を反映しているのか・・・ 〉う〜ん、おそらく、どっちもあるのかもしれません。 〉う〜ん、いろいろと書いてしまいましたが、 〉まとめると、 〉飛ばし読みでも、楽しめる。じゃなくて、 〉飛ばし読みだからこそ、楽しめる。 〉ということもあるのではないか、ということです。 むずかしいお話でしたが、繰り返し解説していただいて、何とかたこ焼きさんの お考えを理解することができました。って、いうか、私なりにたこ焼きさんから の外部刺激を自己処理して得た刺激は、 (1)英語の言葉は、理解しているようでも日本語ほど理解できてない部分がある。 (2)よって英語を読んだ場合、その理解できてない部分を理解するために自ら イメージを作り出しながら読んでいる。 (3)このイメージを作りながら読むために快感を感じるが、それが辞書を頻繁に 引いたりすると、そのイメージの部分が少なくなって快感がなくなって、 読めなくなる(つまらなくなる)。 (4)飛ばし読みは、この自ら発するイメージをキープしてくれるために、続けら れる(おもしろい、楽しく読める)。 となります。 たこ焼きさんのお話は大変説得力のある、すばらしい理論だと思います。 飛ばし読みの極意といった所でしょうか。 詳しいお話をありがとうございました。
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お名前: yamikumo
投稿日: 2004/3/21(12:09)
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"rockman"さんは[url:kb:11093]で書きました:
〉こんばんは! rockmanです。
〉多読を始めて7ヶ月になりますが・・・ずっと感じていた素朴な疑問があります。
〉それは・・「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」ということです。
はじめまして、yamikumoと申します。"rockman"さんのこの疑問私ももっていまして、自分なりにこう解釈しています。「言葉は覚えたてがおもしろい」ということです。少し分析的にいうと「日本語、英語にかかわらず、その言語固有の言語脳ができはじめて、適度にその部分に負荷がかかっている状態が続くと脳内に快楽物質が出てくるのではないか」とかってに解釈しています。この「適度な負荷」というところが肝心で、できたての言語脳には、簡単な内容で十分なのだと思っています。Happy Readingではでは
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yamikumoさん、こんばんは & はじめまして。 レスありがとうございます。
〉〉多読を始めて7ヶ月になりますが・・・ずっと感じていた素朴な疑問があります。
〉〉それは・・「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」ということです。
〉はじめまして、yamikumoと申します。"rockman"さんのこの疑問私ももっていまして、自分なりにこう解釈しています。「言葉は覚えたてがおもしろい」ということです。少し分析的にいうと「日本語、英語にかかわらず、その言語固有の言語脳ができはじめて、適度にその部分に負荷がかかっている状態が続くと脳内に快楽物質が出てくるのではないか」とかってに解釈しています。この「適度な負荷」というところが肝心で、できたての言語脳には、簡単な内容で十分なのだと思っています。Happy Readingではでは
確かに、何語にせよ「覚えたて」はみんな面白いですよね!
言語脳という言葉は私も聞いたことがあります。でも快楽物質の話は初めてです。
ひょっとかして、たこ焼きさんの言われる自らイメージを作り出すこととこの快楽
物質が脳から分泌されることって何か関係があるかもしれませんね。
SSS多読が、とうとう医学的な話に発展しちゃいましたね。
大変興味深いお話をありがとうございました。
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お名前: れな
投稿日: 2004/3/21(19:18)
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rockmanさん、タドキストの皆さま、こんばんは。れなです。 まだ潜ってますが、ちょっと(?)だけ。 なんだか、rockmanさんの提示される疑問は、お答えしてみたいような気持ちになる ものが多くて(笑)。なぜでしょう? 今回のお話は個人的には、楽しめているなら「ラッキー!」って思ってそのまま 読んでるのが幸せかと思うのですが、理論化した方がいいですか? 「ううん、しなくていいよー」と思われる方はこの先は読まないでくださいねー。 でもって、これからお話しすることは私の個人的な経験から出た自分なりの 結論です。こういうのもひとそれぞれだと思っていますので、まあ、「こういう人も いるのね」くらいのお気持ちで読んでいただけるとありがたいなー、と 思います(笑)。では、本題。 〉多読を始めて7ヶ月になりますが・・・ずっと感じていた素朴な疑問があります。 〉それは・・「なんで英語の本だと、読めるんだろうか?」ということです。 〉もともと読書って嫌いです。ここ20年に読んだ本なんて、片手で数えられます。 〉でも英語の本だと、自発的に読むんですよね。面白くて、楽しくて、ついつい手が 〉でちゃうんですよね。面白くて、面白くて、(昨日終った)「白い巨塔」も 〉うっかり見逃してしまったり・・・。なんでだろう?? ええと、私はもともと読書が大好きで、洋書を読めるようになったのもその延長線上に あるって自分でもわかっていて、だからrockmanさんとはずいぶん感じが違うと 思うのですが、洋書を読み始めて、ある程度無理なく読めるようになってから長い間、 「英語で読む方が精神的に楽だし楽しい」と思っていた時期がありました。 それで、どうしてなのか何度か考えて一応自分なりの結論に達していますので、 そのことをお話ししますー。ずれてたらごめんなさい。 ちなみに、今もそういう傾向はありますが、昔ほどではありません。これも、 これからお話しすることの根拠の一つです。 私は通勤読書の人です。通勤電車の中では常に本を読み、読み終わってしまいそうな本を 持っているときには次の本をカバンに入れずには出られない重症の活字中毒者。 これは、和書だけの時代から変わりません。今は大抵、PBと文庫を1冊ずつ カバンに入れていますね(笑)。その時の気分と体調で読み分けてます。 だから、最初に「英語で読む方が気が楽」であることに気づいたのは、 「和書の方が電車に酔いやすい」という事実からでした。 ある日、持ってた洋書があんまり難しかった(笑)ので文庫本に切り替えた私は、 即座に電車に酔いました。 べつにぐちゃぐちゃのスプラッターとかを読んでいた訳ではなくて、以前からよく 読んでいた、日本のミステリ作家の新刊だったんですが。 で、その日は「体調が悪かったのかも」と思っていたんですが、その後も何度も そういうことが(泣)。作家を変えても、ジャンルを変えても、明らかに日本語の方が 「酔う」。しかも、精神的にめげやすい。 何故? 最初に思ったのは、「英語で読んでるのは本当に好きな作家の読みたい本だから」な、 ってことでした。私はそういう人です(笑)。 でも、実際には、日本語で好きな作家の読みたい本を読んでいても、どうしてもその 内容が重たいときがあります。そして、英語だと明らかにそういうことが少ない。 もちろん、読むのが遅いとか、わからない部分があるとか、別の負荷はかかるんです けれど、精神的には英語の方がずっとすっきりしています。 なので、次に思ったのは「英語の方が思考形態がクリアだから」ということでした。 まあ、これはある種の偏見ですが(笑)。 日本のどろどろした情念みたいなものって、あんまり英語だと感じられませんよね。 持って回った言い方とかも少ない、というか「あってもわからない」(爆)。 でも、やっぱりこれだけでは何かが違うような気がします。 集中力の問題かな、とも思いました。英語で読むのは日本語で読むよりずっと 強い集中が必要で、他のことは何も考えられません。だから逆にすっきりするのかも、 とか。そして、そんなことを考えているうちに、新たな事実に気がつきました。 「英語の方が泣ける」 私は読書に関しては古狸なので、あんまり涙って出ない方でした。でも、英語で読んで るといとも簡単に涙が出てきます。電車の中では本当に危険です。どうも、英語で読むと 感情回路直結、って感じがするんですよね。 ううーん。 はい。ここまでが前置きでした。長いですね。すみません(汗)。 そうやって、色々考えるうちに私がたどりついた結論は、 「私の中の英語はまだ背負ってるものが少ないから」 ということでした。 私は英語読みとしてはまだまだ経験が浅いです。あ、ここで突っ込まないでくださいー(笑)。 だって、日本語は、とにかくずっとずっと読んできたし、日常的にも常に使っているわけ です。それで考えているし、話しています。そのことに較べれば、英語の日々はまだ 学齢以前。知っている言葉も少ないし、意味の蓄積もずっとずっと少ないのです。 日常的に必要なわけでもないので、実生活にきちんとつながってるとも言えません。 だから、英語で読むとき、私がそこに書かれた言葉や文章から受けるイメージは、 あくまでもその文章の中に存在する何かからのイメージであって、これまでの自分の知識 や経験とリンクする別の何かにはなかなかつながっていかないのではないかと思います。 日本語の場合には、ひとつの言葉や、文章から、たとえ表層化しないとしても とてもたくさんのイメージを喚起させられていて、それをどこかで統御して読んでいる けれど、英語の場合には統御するまでもなく意味はひとつ(とか、わからない、とか) であることが多い。英語で読むときは、その言葉はあくまでその物語の中の意味だけを持ち、 それ以外にはつながらない。だから、ある意味で、とてもピュアな、その物語だけを読む 読み方が可能になるのかもしれません。これが感覚的な「楽しさ」にもつながるし、 精神的な「楽」にもつながるわけです。感情的にも、まっすぐに切り込むように読むことに なるので、動かされやすいのかもしれません。 これって、別の側面から見るととても怖い考えです。だから、語らない方がいいのかなって 思ったりしていました。 ただ、ここでお断りしておきたいのは、これはあくまでも「読んでいる時点(もしくは 読み方)」の状況であり、内容の理解とか、行間を読むとかそういった読書姿勢(?)の 問題とは別物だということです。納得力はまた別のお話なんですね(笑)。 そんなふうには分けられないはずだ、と思う方も多いかと思いますが、とりあえず、 これが私の考えです。いえ、どなたの挑戦も受けて立ちたくはないです(爆)。 そして、始めの方でちょっとお話ししましたが、私のこの「英語の方が楽」という傾向は、 現在かなり解消(?)されつつあります。以前は、何を読んでもそれほど精神的圧迫を 受けることがなく、電車にも酔わずに楽しく読んでいたのですが、最近は「ああ、だめだ 今日はこの本は読めない」とか、「酔った」とか思うことが度々。 ええ、だんだん私の中の英語もしがらみを持ち始めたみたい(笑)です。もちろんまだ 日本語ほどではないですが、以前のような爽快感は減ってきました。 あ、でも、泣くのは泣いてますねー。感情回路への直通回線は健在、ということでしょうか。 ただ、英語で読むようになって本が好きになった方が、時間がたったらつらくなっちゃう かというと、それはないだろうと思います。だって、本って、本当に面白いじゃないですか。 私は精神的負担が大きいからと言って日本語の本を読むのが嫌になったりはしませんし (それはそれで楽しいものです)、英語に疲れればいつでも日本語の本を読みます。 読書することに慣れてしまえば、読むことは飲んだり食べたりするのと同じ生活の一部に なってしまうのだと思います。 rockmanさんも、英語で読んでいても自分の中の沢山の何かが呼応するところまで洋書を 読んでいけば、そしてその感覚に慣れてしまえば、逆に日本語の本も楽しめるようになるか もしれませんね。ここで「それには何百万語くらい読めば?」とか聞かれても困って しまいますが。 ではでは、楽しい読書を。
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〉rockmanさん、タドキストの皆さま、こんばんは。れなです。
〉まだ潜ってますが、ちょっと(?)だけ。
れなさん、お久しぶりです〜〜(^^)
〉なんだか、rockmanさんの提示される疑問は、お答えしてみたいような気持ちになる
〉ものが多くて(笑)。なぜでしょう?
あは・・「本の理解度は?」でもお世話になりました。毎度お手数おかけして
ますです。ありがとうございます。
〉今回のお話は個人的には、楽しめているなら「ラッキー!」って思ってそのまま
〉読んでるのが幸せかと思うのですが、理論化した方がいいですか?
〉「ううん、しなくていいよー」と思われる方はこの先は読まないでくださいねー。
ぜひぜひ、お聞かせください〜〜 m(__)m
〉でもって、これからお話しすることは私の個人的な経験から出た自分なりの
〉結論です。こういうのもひとそれぞれだと思っていますので、まあ、「こういう人も
〉いるのね」くらいのお気持ちで読んでいただけるとありがたいなー、と
〉思います(笑)。では、本題。
〉ええと、私はもともと読書が大好きで、洋書を読めるようになったのもその延長線上に
〉あるって自分でもわかっていて、だからrockmanさんとはずいぶん感じが違うと
〉思うのですが、洋書を読み始めて、ある程度無理なく読めるようになってから長い間、
〉「英語で読む方が精神的に楽だし楽しい」と思っていた時期がありました。
〉それで、どうしてなのか何度か考えて一応自分なりの結論に達していますので、
〉そのことをお話ししますー。ずれてたらごめんなさい。
〉私は通勤読書の人です。通勤電車の中では常に本を読み、読み終わってしまいそうな本を
〉持っているときには次の本をカバンに入れずには出られない重症の活字中毒者。
〉最初に「英語で読む方が気が楽」であることに気づいたのは、
〉「和書の方が電車に酔いやすい」という事実からでした。
〉ある日、持ってた洋書があんまり難しかった(笑)ので文庫本に切り替えた私は、
〉即座に電車に酔いました。
〉その後も何度もそういうことが(泣)。作家を変えても、ジャンルを変えて
〉も、明らかに日本語の方が「酔う」。しかも、精神的にめげやすい。
〉何故?
〉最初に思ったのは、「英語で読んでるのは本当に好きな作家の読みたい本だから」な、
〉ってことでした。私はそういう人です(笑)。
〉けれど、精神的には英語の方がずっとすっきりしています。
〉なので、次に思ったのは「英語の方が思考形態がクリアだから」ということでした。
〉まあ、これはある種の偏見ですが(笑)。
〉でも、やっぱりこれだけでは何かが違うような気がします。
〉集中力の問題かな、とも思いました。英語で読むのは日本語で読むよりずっと
〉強い集中が必要で、他のことは何も考えられません。
〉そして、そんなことを考えているうちに、新たな事実に気がつきました。
〉「英語の方が泣ける」
〉私は読書に関しては古狸なので、あんまり涙って出ない方でした。でも、英語で読んで
〉るといとも簡単に涙が出てきます。電車の中では本当に危険です。どうも、英語で読むと
〉感情回路直結、って感じがするんですよね。
〉はい。ここまでが前置きでした。長いですね。すみません(汗)。
〉そうやって、色々考えるうちに私がたどりついた結論は、
〉「私の中の英語はまだ背負ってるものが少ないから」
〉ということでした。
〉私は英語読みとしてはまだまだ経験が浅いです。あ、ここで突っ込まないでくださいー(笑)。
〉だって、日本語は、とにかくずっとずっと読んできたし、日常的にも常に使っているわけ
〉です。それで考えているし、話しています。そのことに較べれば、英語の日々はまだ
〉学齢以前。知っている言葉も少ないし、意味の蓄積もずっとずっと少ないのです。
〉日常的に必要なわけでもないので、実生活にきちんとつながってるとも言えません。
〉だから、英語で読むとき、私がそこに書かれた言葉や文章から受けるイメージは、
〉あくまでもその文章の中に存在する何かからのイメージであって、これまでの自分の知識
〉や経験とリンクする別の何かにはなかなかつながっていかないのではないかと思います。
〉日本語の場合には、ひとつの言葉や、文章から、たとえ表層化しないとしても
〉とてもたくさんのイメージを喚起させられていて、それをどこかで統御して読んでいる
〉けれど、英語の場合には統御するまでもなく意味はひとつ(とか、わからない、とか)
〉であることが多い。英語で読むときは、その言葉はあくまでその物語の中の意味だけを持ち、
〉それ以外にはつながらない。だから、ある意味で、とてもピュアな、その物語だけを読む
〉読み方が可能になるのかもしれません。これが感覚的な「楽しさ」にもつながるし、
〉精神的な「楽」にもつながるわけです。感情的にも、まっすぐに切り込むように読むことに
〉なるので、動かされやすいのかもしれません。
〉これって、別の側面から見るととても怖い考えです。だから、語らない方がいいのかなって
〉思ったりしていました。
〉ただ、ここでお断りしておきたいのは、これはあくまでも「読んでいる時点(もしくは
〉読み方)」の状況であり、内容の理解とか、行間を読むとかそういった読書姿勢(?)の
〉問題とは別物だということです。納得力はまた別のお話なんですね(笑)。
〉そんなふうには分けられないはずだ、と思う方も多いかと思いますが、とりあえず、
〉これが私の考えです。いえ、どなたの挑戦も受けて立ちたくはないです(爆)。
う〜〜ん、れなさんのお話....たこ焼きさんとまた違った発想のように感じ
ます。逆の発想とまではいかなくても、英語の方がイメージがわくのか、日本語
の方がイメージが広がるのかという点が異なりますよね。でも、英語のほうが
軽い、負担が少ない、という点はお二人とも同じでしょう。そして、その言葉から
得られるイメージにおいて、英語の場合と日本語の場合で何らかの差異がある
のでは?という点でも共通した認識を持たれていますよね。
〉そして、始めの方でちょっとお話ししましたが、私のこの「英語の方が楽」という傾向は、
〉現在かなり解消(?)されつつあります。以前は、何を読んでもそれほど精神的圧迫を
〉受けることがなく、電車にも酔わずに楽しく読んでいたのですが、最近は「ああ、だめだ
〉今日はこの本は読めない」とか、「酔った」とか思うことが度々。
〉ええ、だんだん私の中の英語もしがらみを持ち始めたみたい(笑)です。もちろんまだ
〉日本語ほどではないですが、以前のような爽快感は減ってきました。
〉あ、でも、泣くのは泣いてますねー。感情回路への直通回線は健在、ということでしょうか。
これは以前、れなさんが500万語ほど読まれた後、日本語も英語も同じような
感覚で読めるようになったと言われていたこととリンクしていますね。英語の
理解力が上がってきて、日本語と同レベルになってきた、ということの証です
よね。
〉ただ、英語で読むようになって本が好きになった方が、時間がたったらつらくなっちゃう
〉かというと、それはないだろうと思います。だって、本って、本当に面白いじゃないですか。
〉私は精神的負担が大きいからと言って日本語の本を読むのが嫌になったりはしませんし
〉(それはそれで楽しいものです)、英語に疲れればいつでも日本語の本を読みます。
〉読書することに慣れてしまえば、読むことは飲んだり食べたりするのと同じ生活の一部に
〉なってしまうのだと思います。
〉rockmanさんも、英語で読んでいても自分の中の沢山の何かが呼応するところまで洋書を
〉読んでいけば、そしてその感覚に慣れてしまえば、逆に日本語の本も楽しめるようになるか
〉もしれませんね。ここで「それには何百万語くらい読めば?」とか聞かれても困って
〉しまいますが。
それは既に「500万語」がひとつの目安と、れなさん、sumisumiさんのお話から
理解していますが(笑)。ところで、そこまで読んでいった場合、私のように
元々読書が苦手な人間は、英語が日本語と同じになったら、英語も嫌いに
なっちゃうのでは??と逆に心配になったりしてます(爆)。まあ、そんなこと
はないことを祈るだけですが〜〜。
れなさん、大変良いお話をありがとうございました。ただ、いろいろお話を
お伺いしてると、素朴な疑問どころかかなり奥の深い現象の様に思えてきました。
でも、多くの人が同じ様に感じられているのであれば、きっと何かの法則性が
存在しているのでは?という気もしてきました(笑)。
これからもどんどん、読めるうちは読み進んでいこうと思います。そしたら、
何ら見えてくるかもしれませんよね。ありがとうございました。