[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/23(14:19)]
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お名前: Julie
投稿日: 2004/3/11(11:47)
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maria2 さん、こんにちは。
〉たとえば日本語の新聞を、学校での勉強なしに読んだり聴いたりして理解することは難しい。ちなみに私はわからないでいつも、家族にこれってどういう意味って聞いてるし。政治とか経済とか、下地が必要です。本当に読んでるだけで理解しているのかですが、どういう理解かとか、日本語での勉強度とか、日本に関する記事か、日本との共通項目かにもよります。かなり賢い!もし読んでるだけで憶えられるんなら、義務教育とか高等教育とかon the job trainingとかいらなくなっちゃう。控訴とか、公訴とか、酵素とか、、、?ペイオフとか?
〉もし専門用語についても派生して上記の多読によってなんとなく憶えるという考え方がありだと思われるなら、それに関しては、ええええですね。とりあえず余談ですが、なんとなく読んでいて建築用語がわかるもんならわかってみいという感じ。学生なんか絶対わかってない。教授だってたぶん苦労してるか、わかってないと思う。業界に入ったころは宇宙語みたいな用語を理解しようと(日本のほこる建築大辞典にもないか、読んでもわからん。)先輩に一つ一つ聞いて、打ち合わせ中恥をかいて、調べたりいろんな事して覚えたし。それに読むことで憶えるにあたっても、どの本を読むかという問題はすごく難しいと思います!今回の私の研究がそこまでディープにいくとは思えないので(いけるものならいきたいが、)一般論としての専門語について話を進めているのですが。私は難解語や専門語におけるベースは勉強(多読もそのひとつだけど、解説や図解などをみつけてクリアしていくことですね。)だと思います。政治だったら、その国の構造とか、いるもん。たぶん。
つまり、「AAA」の訳語として「あああ」といわれても、
その「あああ」が、控訴とか、公訴とか、酵素とかだったら、
その下地(専門知識)を知らなければ、結局わからないだろう、
ということですよね。
言葉のうわっつらだけ置き換えても、本質的なことはわからない。
専門書は、英語で読むほうが簡単だというのは、賛成です。
専門語も言葉ですから、専門語と地の文のところで
同じ言葉を使って意味に響きをもたせ、わかりやすく説明しています。
和語にすると、このわかりやすい説明が、専門語と地の文で別々の言葉に
置き換えられて、かえってわかりにくくなってしまうことがあります。
(reinforce が地の文で使われたときのことを考えて下さいね)
ビジネス関係や入門書は、相手がわかってなんぼの商売なので、
英語自体は簡単ですよ。大丈夫。
コンピュータの翻訳者さんにきいたのですが、
彼女が辞書を引くときは、give とか put とかが意外と多いんですって。
専門用語は、なんのことだかわかっているし、
正確さや統一のために「権限」「認可」「許可」のどれにしようか
調べることも多いけど、だんだん要領がわかってくる、
でも、基本語こそ、よく引くようになった、と言ってました。
建築関係のいい入門書がみつかったときは教えてくださいね。
たぶん、そういうのを読みたい人もいると思いますから。
Happy Reading!
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11073. Julieさんへ返事専門書+イタリア雑誌、学会論文、海外旅行好きなら
お名前: maria2
投稿日: 2004/3/17(09:43)
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1)Julieさん、ありがとうございます。
とりあえず、読みたいものを読んでみて、無理だあって言うことになったら挫折します。
で、掲示板でご指導いただいた教科書的な本や、翻訳が出ているものから入りなおすようにしなくちゃなと思っています。
常識的なボキャがないことが専門用語よりもネックになって挫折しそうな今日この頃ですが、、。そしたら、また小説に戻って、あるいは論説文系の記事などで、語彙を増やしてからだなあというところです。
2)
〉建築関係のいい入門書がみつかったときは教えてくださいね。
〉たぶん、そういうのを読みたい人もいると思いますから。
Julieさんはsssの方なのかな。
技術書や特殊分野でなければ、日本の建築雑誌は海外でも人気があり幾つかは日本語と英語が併記されています。デザインや都市論などを語りたい人は、そういう雑誌が向いていると思います。一般難解語が多そう。翻訳はあてにならないかもしれないけど。建築分野の人に限らず、デザイン好きの人はひょっとしたらいいかもしれませんね。「a+u」とか、、。色々あるので、正確には、時間があれば読んでからまた推薦しましょうかと、、、思いましたが業界では常識なので、やめます。
3)
「Domus」というイタリア(ヨーロッパ)最強デザイン誌(建築から宝飾、テキスタイルなどプロダクト)も英語とイタリア語が併記されていて、イタリア語上級学習者はチャレンジしてみるといいと思います。神田の南洋堂の2Fにはあるはず。イタリア語を勉強する人はそういった方面に興味がある人も多いと思い記します。
4)
学会から、英訳論文も発行されますが、はたしてどの程度なのか。
ある建築系のアカデミックなグループが英語で自分たちの論文を発表したのですが、著名な先生の文章も含め、ネイティブには意味が通じない文章だったようです。悲しいですね。本当に英語というものは、日本の将来にどれほどかかわっていることか。
多読学会は、まずは低いところにある皆の英語レベルを少しupさせるところが目的だろうとは思いますが、そうした影響がいつか将来、論文やリサーチ(!)に及んでいくと本当にいいなと思います。若いうちに多読を始めた人がうらやましいですが、負けないぞ。
学会の成功を祈って。
5)
PS:前回、旅行したところが本になりました。私は殆ど係わっていませんが。「世界の建築・街並みガイド6」です。1200円からシリーズで6冊、本来の意図とちがうのですが建築書のところにあります。知的一般人のためにもと、かかれた良書です。海外旅行をするときにガイドブックでは飽き足らないと感じている人は、ちょっと立ち読みしてみてください。安いのに写真もいっぱいで解説もあります。
では。