green=超人ハルク

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4991. green=超人ハルク

お名前: 道化師
投稿日: 2003/7/30(10:30)

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julieさん、皆さんこんにちは。道化師です。
いきなり横リプ失礼します。
gureen談義楽しく拝読していました。
greenってネガティブイメージな色なんだぁって
思って読んでいたら、ふと思い当たりました。
最近テレビCMでガンガン流されている映画「ハルク」の事を。
映画は見てませんけれど、昔テレビドラマで「超人ハルク」をやっていたので、
それを見て大体の話の成り立ちは知ってるんですけれど、
ハルクって、すっごくネガティブヒーローなんです。
そうかぁ、あのハルクの体の色(green!!)は、
そのネガティブさを現す「記号」だったのかぁ!
日本だと、ネガティブヒーローと言えば、
デビルマンで、体の色は青だし、
体が青いと言えば、デスラー総統も、ネガティブだから、
青いのかぁと、体の色の記号性に思いを馳せてしまいました。
アメリカでは青と言えば、スーパーマンで、
彼はポジティブの極致みたいなヒーローだから、
日本とアメリカでは、やっぱり記号性が随分違うなぁ。

〉こちらこそ、ハナクソ談義(?)に付き合っていただいて、
〉ありがとうございました。

julieさんの「ハナクソ談義」の引き金から知っているので、面白いです。

〉そのモノに向けるまなざしが違うとき、
〉「ウ○○ = シット」も成り立たない気がします。

エェーッ、アメリカ人と日本人って、お尻から出るアレも違うんですかぁ?
(冗談です。)
モノは同じでも、眼差しが違う=そのモノに付与する価値観が違うって事は
多々あるんでしょうねぇ。
だって、昔の日本は人のウ○○は、
大切な肥料でそんなに嫌われてはいなかったでしょうから。
アフリカの何処かでは今でも牛糞は大切な燃料だし、
喉が渇くと牛のオシッ○を飲むそうですから、
ウ○○オシッ○に私たちが付与してる「嫌悪感」と言う記号性は無いのでしょう。

〉ソシュールの記号論でいうところの
〉「犬」「山犬」「狼」という文字や音があったときに
〉どこまでの範疇が「犬」で、どこからが「山犬」なのかということは、
〉言語によって違うという話を思い出しました。
〉(うろ覚えなので、ちょっと違うかもしれません。すみません)
〉「dog=犬」というのも、怪しい気がしてきました。
〉多読で用例にいっぱいふれないと、ほんとうのところはわかりませんね。

私は、ソシュールの原典(勿論、読めたとしても翻訳)は読んでませんが、
丸山圭三郎なる教授の解説本を読んで、「言語(言葉)」って、
そういう事なのかぁって思った記憶があります。
酒井先生の英語学習の主張も、この時、感じた言語観から見ると
とってもナットクって言う感じが、私はしました。
ですから、もし酒井先生の主張が今ひとつピンと来ないなぁって
思う方がいらしたら、一度、ソシュール系の記号論の本を読んで、
「英語とはなんだ?そもそも言語ってなんだ?」って考えるのも、
良いかもしれませんね。
もっとも、私はその後、一時流行ったソシュール系の記号論より、
アメリカのパースの記号学に走ってしまいましたが・・・。

〉…まりあさんが美しくガーデニングの話でまとめてくださってるのに
〉ウ○○の話にしてしまいました…(汗)
〉ま、肥料つながりということで。

ハナクソといい、ウ○○といい、I'm comingといい、
どうもそちら系のお話がお好きなようで・・・(笑)


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[賛成] 5020. Re: green=超人ハルク

お名前: Julie
投稿日: 2003/7/31(02:08)

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道化師さん、こんばんはー!

♪超人ハルクは、ウ○○色〜〜♪♪

今ちょうど「ハルク」の予告編と、「ターミネーター3」を観てきたところです。
予告編でも、フリークとか、モンスターとか言われてました。
そういう眼差しなんですねえ。
昔の「超人ハルク」のほうが、もうちょっと色が青黒くありませんでした?

〉そうかぁ、あのハルクの体の色(green!!)は、
〉そのネガティブさを現す「記号」だったのかぁ!

今まで読んだ中で、一番わかりやすい「記号」の話だったー。(^0^)
こういう話をさくっとウ○○とからめて出来る人って、
あったまいいなーと思います。ありがとうございましたーー!!
私もソシュールは読んでないので、いつか英語翻訳で読めたらいいなあ。
読んだのは、筒井康隆の『文学部唯野教授』だったりして、(汗〜)
丸山さんはお名前は聞き覚えが、くらいで、
パースさんにいたっては、どちらさまでしょうかって感じです。(^^;)

ええと、その筒井康隆の本のなかで、多読をはじめてから
最近よく思い出す箇所があって、うろ覚えなんですけど、
紹介させてもらいますね。ご存知の方も多いと思いますし、
過去にそういう話も出てるかもしれませんが。(汗)

子供に、「ネコ」というのが、あの四足の動物を指す、というのを教えるのに
隣のミケやうちのタマ、短毛種や長毛種を100匹連れてきて
これが猫だよといっても、子供にはわからない。
「ネコ」を教えたかったら、猫のほかに、犬や鳥やカエルやライオンを
いーっぱい見せないとダメだ。ほかとの差異や関係性のなかでしか、わからない。

とかいうのです。(デリダのポスト構造主義の話だったとおもー)
で、なにが言いたいかというと、やっぱり英英辞典だけ読んでいてもダメで、
ほかの動物たちにも会える多読をしないとだなあーーってことです。

〉julieさんの「ハナクソ談義」の引き金から知っているので、面白いです。

えへ。Marvin Redpost 2巻ですね。
その節は本を貸して頂いて、ありがとうございました〜。

〉モノは同じでも、眼差しが違う=そのモノに付与する価値観が違うって事は
〉多々あるんでしょうねぇ。
〉だって、昔の日本は人のウ○○は、
〉大切な肥料でそんなに嫌われてはいなかったでしょうから。
〉アフリカの何処かでは今でも牛糞は大切な燃料だし、
〉喉が渇くと牛のオシッ○を飲むそうですから、
〉ウ○○オシッ○に私たちが付与してる「嫌悪感」と言う記号性は無いのでしょう。

〉ハナクソといい、ウ○○といい、I'm comingといい、
〉どうもそちら系のお話がお好きなようで・・・(笑)

メクソ、ハナクソを笑う?(笑)
ま、「We are all human.」ってことで〜〜〜。
英語年齢やっと4歳くらいなんで、そういう話が面白くてしょうがないんですぅ。


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5032. 余談:デビルマンの青は・・・

お名前: 慈幻 http://www.memorize.ne.jp/diary/96/28454/
投稿日: 2003/7/31(23:26)

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どうも慈幻です。

全くの余談で、直接話には関係ないですが、一点だけ。

〉日本だと、ネガティブヒーローと言えば、
〉デビルマンで、体の色は青だし、
〉体が青いと言えば、デスラー総統も、ネガティブだから、
〉青いのかぁと、体の色の記号性に思いを馳せてしまいました。

デスラー総統はどうだか知りませんが、デビルマンはモデルに準拠
しているのではないかと思います。

デビルマンの名前は「不動明」と言い、これは「大日如来」の「憤
怒身」である「不動明王」から取られたものだと思われます。

そして、仏教の象徴体系において、「青」は「怒り」を象徴します
ので、「不動明王」は「青黒い肌」として描かれるのが普通です。

以上、用件のみですが、今回はこれで失礼します。


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