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お名前: SSS英語学習法研究会 マリコ
投稿日: 2003/1/17(23:21)
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こんばんは!ブランさん。SSSのマリコです。
〉SSSの方法は,今まで私が英語に取り組んできた中で,最も「人間らしい」方法だと思うんです。
〉これまでの英語学習法では,「暗記・根気・やる気」が大事で,現実それで上達した人もいます。確かに英語は外国語だから,アンナチュラルな方法によらざるを得ないという論も分かるのですが,アンナチュラルな方法をやっていると,その人の性質も「アンナチュラル」になってしまう場合があります。現実,私がそうでした。
上記の文章に感動してでてきました。
特に
〉アンナチュラルな方法をやっていると,その人の性質も「アンナチュラル」になってしまう場合
があります。
のところは賛成です。
英語の勉強だけじゃなくて、生き方も自分の欲望にさからって、アンナチュラルに行動していると、性質までとまでは言いませんが、
いろいろなところで、不自然さが生じてくると思います。
たとえば、いい人に見られたくて、譲らなくていいところを、譲って、あとで不機嫌になるとかネ。
ただ、自分の深層に潜む欲望!?の声に耳を傾けるのはとても難しいと思うんです。
自分が何をしたいかをしっかりわかるひとは、無理をすることがなくて生きやすい人生を歩んでいけると
思うんですよね・・・
な〜んて、大幅に話題がそれてしまったかなぁ・・・
とにかく「ナチュラル」なことは人間らしい。
頭ではわかっていても、ナチュラルに生きるのはむずかしい。
英語もナチュラルじゃない方法にいかにも価値があるようにみられていたという気がするんですけどね。
英語の先生がもったいぶって、自分の価値を高めるためにアンナチュラルな方法をふりかざしてた、なんていうのは
嫌われそうな言い方ですね。
でも、わたしはそう思っています。
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マリコさん,どうも。
〉英語の勉強だけじゃなくて、生き方も自分の欲望にさからって、アンナチュラルに行動していると、性質までとまでは言いませんが、
〉いろいろなところで、不自然さが生じてくると思います。
〉たとえば、いい人に見られたくて、譲らなくていいところを、譲って、あとで不機嫌になるとかネ。
実に深い考察,感銘いたしました。
英語の勉強でも,暗記・根気・やる気などとふりかざしてやっていると,根性論になって,勉強そのものが「神聖なる修行」となって目的化してしまい,自分が本来何のために英語をやっているのか分からなくなっていくんです。「手段が目的化する」の悪い典型ですね。
もっとよくないことに,そういうやり方が身についてしまうと,自分のできること,自分の本来欲しているものが分からなくなって,つい暴走してしまうんです。そうなると,いろいろな形で自ずとひずみが出てこざるを得なくなって来るんです。
もっとひどくなると,人にもそういうやり方を押し付けるようになります。そうなると,もう…。
〉ただ、自分の深層に潜む欲望!?の声に耳を傾けるのはとても難しいと思うんです。
〉自分が何をしたいかをしっかりわかるひとは、無理をすることがなくて生きやすい人生を歩んでいけると
〉思うんですよね・・・
〉とにかく「ナチュラル」なことは人間らしい。
〉頭ではわかっていても、ナチュラルに生きるのはむずかしい。
「自分の心の声に耳を傾ける」,つまり自分の感性(思ったこと,したいことなど)を大切にする,というのがまず大事だと思うんですよ。
もっと大事なのは,自分にできることをするということです。「それじゃ意味がない。できないことに挑戦するのが人生じゃないか」と言われそうですが,実はできることなのにそれをやっていない人が案外多いんです。できることをやらずに,できないこと(合わないこと)にこだわって無理をし,最後には破綻してしまうんです(私がまさにそうでした。詳しくはあまりに恥ずかしくてここでは言えませんが…)。
ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』の,「英雄とは自分にできることをする人のことだ」との一節が心に残っています。「できないことをやろうとして英雄になろうとするのは傲慢だ」という意味の一節を,今ようやく実感しています(って私も話題が大幅にそれてしまいましたね^^;)。
〉英語もナチュラルじゃない方法にいかにも価値があるようにみられていたという気がするんですけどね。
〉英語の先生がもったいぶって、自分の価値を高めるためにアンナチュラルな方法をふりかざしてた、なんていうのは
〉嫌われそうな言い方ですね。
〉でも、わたしはそう思っています。
「外国語だから,母語を身に付けるプロセスのようにいくわけがないじゃないか。(子どもが母語を何年もかけて身に付けるのに比べて)時間もそんなにかけられない。外国語を効率よく身に付けるには,まずは構文の暗記,文法の習得しかないんだ」というのが,いまだに外国語学習の「王道」として唱えられていますね。
でもこれまでのこうしたやり方は,一人の英語エリート(英語学者,英語実務家など)を生み出すために,10人の英語嫌いを生み出すという過程そのものだったように思います(中にはそうした英語エリートを生み出すことこそ知的財産のために必要であり,現行の方法が崩れると学力低下につながると危惧する声もありますが…)。昔はそれでよかったのかもしれません。しかし今は事情は異なれ,多くの人が英語を必要としているのは事実なのです(ある人はキャリアアップのために,ある人は英語でしか得られない情報を得るために…)。
今やなるべく多くの人が無理なく身に付けられる方法が求められています。その方法としてSSSを歓迎したいと思います。