[掲示板: ゼロからスタート!まずは10万語! -- 最新メッセージID: 10127 // 時刻: 2024/11/24(08:04)]
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お名前: Bran
投稿日: 2002/12/11(01:40)
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GRも3万語を超えたところで,「魔の誘い」が出てきました。書棚にあったギリシャ神話の本(英語)を手にとっていたら読みたくなったのですが,単語が難しいので辞書を引きながら読み出しました。これがいけませんでした。たちまち昔の「英文読解」に逆戻り。本を読んでいるより辞書を引いている時間が多くなってしまい,イライラしてやめました。今日やっとGRに戻ってきましたが,もう読むGRがなくなってしまいました。また注文します。
アマゾンのHPの「快読100万語!」の書評を読んでいたら,「多読だけで本物の英語は身に付かない」「多読だけでなく精読もしなければだめ」「単語を覚えなければ」などといった書評がいくつか載っていました。でも今までの辞書を使っての精読方式で,一体どれだけの人が英語が読めるようになったでしょうか。精読の過程でいやになって止めていった人たちがどれだけいることでしょう(英語の得意な人は,そうした人たちを「辛抱が足りないのだ」と批判するのでしょうが)。酒井先生が言われるとおり,地道に多読・多聴をしていくのが本物の英語力を身につけるために必要だと言い聞かせています。
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お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2002/12/11(07:55)
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Branさん、お久しぶりです〜
そうでしたかー、ギリシャ神話の本って、難しいんですね。
どうしても、読む本がないと論文でもいいから読みたくなるから、
やっぱり本のストックは必須ですよね。
疲れる本は、体にも障ります〜、やめられて良かったですね。
お互いにHappy Reading!
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お名前: Bran
投稿日: 2002/12/12(00:09)
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sumisumiさん,ご返信ありがとうございます。
サイトも拝見させていただきました。
ここのサイトは暖かくて楽しい言葉に満ちていますね。他の英語関係のサイトを見ると「英語は根性だ,やる気だ」という類の論が多くて,殺気や悲壮感さえ漂ってきます。
英語に精神論を持ち込みすぎると,学習そのものの在り方を歪めてしまう気がします。そのせいかどうか分かりませんが,私もこの方法に行き着くまでは,性格的にも行動的にもずいぶん歪んでいた感じがします。酒井先生が言われる「苦行を経て悟りに達する」を実践していたわけです。それでずいぶん人に迷惑をかけてしまいました。
GRを読む楽しさがいよいよ分かってきました。これからはGR多読一直線で行きたいものです。
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お名前: 酒井 邦秀
投稿日: 2002/12/12(00:42)
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Branさん、sumisumiさん、こんばんは!
> 他の英語関係のサイトを見ると「英語は根性だ,やる気だ」という類の論が多くて,殺気や悲壮感さえ漂ってきます。
悲壮感はわかるような気がしますが、殺気とはおどろきました。
辞書が「悪魔の誘い」というのは言い得て妙です。
ぼくも辞書は麻薬のようなもので、一度やめても
もう一度口にすると(血管にすると?)たちまち
もとへ戻るかもしれないよと言ってきました。
なんだか麻薬撲滅運動のようで奇妙ですが、
「立ち直られ」てうれしいと思います。
〉英語に精神論を持ち込みすぎると,学習そのものの在り方を歪めてしまう気がします。
そうなんです。
でも英語だけじゃないんじゃないかな?
なんにでも精神論をもちこみたがるのはよくないなあと
思っています。精神論抜きで考えた方がすっきりするのにと
思うことがよくあります。そんなにおおげさにするなよって。
〉GRを読む楽しさがいよいよ分かってきました。これからはGR多読一直線で行きたいものです。
ぜひぜひ楽しく、楽しくゆっくり歩んで行かれますよう!
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酒井先生、Branさんこんばんは。
〉> 他の英語関係のサイトを見ると「英語は根性だ,やる気だ」という類の論が多くて,殺気や悲壮感さえ漂ってきます。
〉〉英語に精神論を持ち込みすぎると,学習そのものの在り方を歪めてしまう気がします。
〉そうなんです。
〉でも英語だけじゃないんじゃないかな?
〉なんにでも精神論をもちこみたがるのはよくないなあと
〉思っています。精神論抜きで考えた方がすっきりするのにと
〉思うことがよくあります。そんなにおおげさにするなよって。
英語って、言葉なんですよね。私達が自然に日本語で誰かに何かを伝えて、何かを得て、、、楽しむ(ことばかりではないけれど)ことと同じ、1つの言語に変りないんですよね。苦しむ為の材料じゃない、、、多読を始めて、つくづくそう感じるようになりました。
呼吸するのと同じぐらいの自然な感覚で、英語が理解できるようになれたらなぁ・・・って思います。
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酒井先生,twinkleさん,ご返信ありがとうございます。
〉辞書が「悪魔の誘い」というのは言い得て妙です。
〉ぼくも辞書は麻薬のようなもので、一度やめても
〉もう一度口にすると(血管にすると?)たちまち
〉もとへ戻るかもしれないよと言ってきました。
〉なんだか麻薬撲滅運動のようで奇妙ですが、
〉「立ち直られ」てうれしいと思います。
枝川公一さんだったかな,辞書には麻薬のようなところがあるといっておられました。ただ本物の麻薬は最後命にかかわってくるが,辞書はいくら依存しても「死なない麻薬」だと。
辞書に依存してしまうと,辞書なしでは何も読めなくなってしまうんです。電子辞書やポケット辞書ででも確かめないと気がすまなくなってくるんです。それが「学習」だといえばそうなのでしょうが,最終的にはやはり「苦行」になってしまいます。
ある方の語学談に「私は若い頃から辞典を引くことに非常な興味を覚え,辞典を引いていると眠くない」とありました。私もそうありたいと,評判のよい辞書を必死に引きましたが,苦行にしかなりませんでした。
『どうして英語が使えない』を読むと,いろいろ考えさせられますね。
〉なんにでも精神論をもちこみたがるのはよくないなあと
〉思っています。精神論抜きで考えた方がすっきりするのにと
〉思うことがよくあります。そんなにおおげさにするなよって。
そうなんです。精神論を唱えだすと,たとえその方法論に問題があっても,批判さえできなくなってしまいます。
twinkleさんの言われるとおり,あくまで「ことば」を習っているのですから,その過程を大いに楽しみたいものですね。