中国語の多読をするには

中国語にはＧＲはないし、本自体が手に入りにくいので、多読は難しいと思っていました。
しかし中国語教材のコーナーをよく見てみると、「読本」つまり英語の教科書で言うReaderに当たる本が何種類かありました。英語と違って中国語は初中級までの教材はまあまああるのですが、中上級・上級になってくると教材が極端に少なくなります。こういった「読本」も私は「卒業」してしまったレベルのものが多く、今まではあまり顧みませんでした。
一般の本はある程度なら辞書をひきながら考えながら読んでいるのですが、どうも「すらすら」とはいきませんし、考えてもわからない部分もありますし、外国語だから仕方ないのかと思っていました。

しかしＳＳＳ多読学習のことを知って、「すらすら読める」レベルの本をたくさん読むことが読書力向上に役に立つことがわかったので、この「読本」を使って多読に近いことができないかと思いました。テキストなので本文以外に文法解説や問題があったりしますが、そのあたりは飛ばしてとにかく本文を読むことにしようかと。
英語の多読ほどの量になるかどうかはわかりませんが、やさしい本をたくさん読むというのは今までの語学になかった発想なので、中国語の一般書をもっとすらすら読めるのを目指してやってみようかと思います。

杏樹さんはじめまして。
私も中国語に興味があって、中国語のReaderみたいなものがないのかなあ
と思っていました。
よろしかったら、杏樹さんのおっしゃっている中国語の「読本」のタイトルなど
を教えていただけますか。Amazon で買えるでしょうか？

・・・なんて言っておきながら、易しい「読本」でも私にはちんぷんかんぷん
なレベル・・・というか、これから中国語を勉強したいと思っている段階
なのですが、今後のために・・・ということでよろしかったら教えてくださいっ。

まろんさん、こんにちは。
「読本」といっても一度に購入できないので書店で目星をつけてきただけのものが多く、全部はわかりませんが…

「新中国語」日本語版　北京語言学院新編　中華書店　１〜５
これは初級レベルから徐々に難しくなっていきます。１冊がかなり分厚いです。

「園地」　東京大学出版会
これは大学の第二外国語教材として基礎を終えた人が使うよう作られたものです。まずまずボリュームがあります。

「中国語中級教科書」　読物・文法編　白帝社
薄くて読みやすいです。

あと日本語対訳の本がいくつかありました。
スミマセン、書店の中国語コーナーででも探してください。

その他では
週刊中国語世界　日中通信社

丸善（大阪）や中国語検定の試験会場で売ってますが、定期購読が便利。日本語対訳付で中国のさまざまな話題が載っています。一つの話題が短くて初級者でも読みやすいトピックを選びながら読めます。この会社では中国の小学生の国語の教科書も販売しています。
下記で調べてみてください。
http://www.long-net.com

しかしやはりGRもないし、やさしい読物も少ないので、これから勉強するという段階なら普通の語学の勉強も必要だと思います。
私が外国語を勉強する時はまずテープ、ＣＤを何度も聞きます。覚えようとしてもなかなか覚えられないので、聞いて自然に頭に残るぐらいまで聞きます。忘れても気にしないでＢＧＭのつもりで。特に中国語は発音が難しいので発音練習は必須です。

杏樹さん、いろいろご丁寧に教えてくださってありがとうございます。

私の場合は、これから勉強したいと思っているので、まずは初心者向けの
中国語の本を探して始めたいと思います。
当分先の話だと思いますが、杏樹さんに教えていただいた「読本」
を読める日がくるように頑張りたいと思います。

杏樹さんも、中国語の多読、楽しみながら頑張ってくださいね。
なにか進歩があったら、ぜひまた教えてくださいね。
ありがとうございました。