【Hanahou倶楽部】第12回活動報告

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[報告] 8895. 【Hanahou倶楽部】第12回活動報告

お名前: しお
投稿日: 2006/3/20(15:21)

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みなさん、こんにちは。しおです。
今回はのんたさんが初参加、たくさんの絵本を紹介して
くださいました。じっくりと絵本を堪能した密度の濃い
2時間半でした!のんたさんが持ってきてくださった8冊
は、下の報告の後半にまとめてご紹介しています。
絵本好きの皆さん、お時間の合うとき、ぜひHanahou倶楽部に
いらしてくださいね。 4月以降の予定は以下の通りです。

 4月13日 木曜日   
 5月 9日 火曜日
 6月 8日 木曜日
 7月 6日 木曜日
場所はいずれも横浜駅近辺、10:30〜 の予定です。

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第12回 Hanahou倶楽部 報告

日時:3月14日(火)10:30〜13:00
場所:横浜駅近辺
参加者:6名
 はらぺこあおむし、葉っぱ、夜行猫、たんぽぽのわたげ
 のんた、しお

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紹介した本(BT:ブックトーク、ST:読み聞かせ)

■Alex and the Cat / Helen V. Griffith, Sonja Lamut(BT)
ISBN 0688152414
1982年から1983年にかけて発表された絵本の合本です。
邦題は「アレックスとネコさん」
鉛筆で描かれた絵には味わいがあります。
イヌのAlexとネコの話が7話収められています。
Alexは大型犬ですが、まだ子犬なので好奇心が旺盛です。
最後の話ではネコになりたいと思います。
自由奔放で、人間に芸をして見せなくていいネコに憧れたAlexですが、
クールなネコからは「あなたはネコにはなれない」とあっさり言われ
てしまいます。果たして、、、?
(夜行猫)

■The Cat Who Liked Potatp Soup / Terry Farish, Barry Root(BT)
0763608343
夜行猫さんと張り合い(勝手にすんませんー 笑)、今回のテーマは、
「あたしだってアツイ『猫魂』みせちゃるゼー ハァハァ」ってなわけで、
ペーパーバッグになるのを待てずに買ってしまった、この本を紹介。
もう、ねー、絵と文の絶妙なバランスが、なんともたまりません。
(はらぺこあおむし)

■One Light House One Moon / Anita Lobel (BT)
0060005378
ぢつは、表紙のにゃんこの後ろ姿がうちのにゃんこにクリソツなのぅー。
#誰も聞いてないって。。  
(はらぺこあおむし)

■The Egg Tree / Katherine Milhous (BT)
0684127164
ウサギが隠すと言われるイースターの卵さがしを心待ちにしている
子どもたち。おばあちゃんの家の屋根裏部屋で、意外なイースターの
卵を見つけます。 この卵から、さらに楽しい時間が広がります。 
家族で、そして村人たちとの過ごしたイースターの一日とは・・・
(コルデコット賞受賞作)
(葉っぱ)

■The Easter Story / Brian Wildsmith (BT)
0192722867
キリストの十字架から復活までストーリーを、ロバが見つめています。
新約聖書の有名な話を、金色が美しいあざやかな色づかいの絵とともに楽しめます。 
(葉っぱ)

■Jeanne-Marie Counts Her Sheep / Francoise Seignobosc (BT)
0974059900
日本では「まりーちゃんとひつじ/与田凖一訳/岩波書店」
で親しまれているちょっとレトロな雰囲気の絵本。
まりーちゃんと羊の『ぱたぽん』の対話ではなしが進みます。
『ぱたぽん』が子羊を1匹産んでくれたら…、2匹産んでくれたら…、、、
と、まりーちゃんの夢はどんどんふくらみます。

実はちょっとだけ思い入れがあって、さがしていた
この絵本を手に入れるまでのいきさつ…は、
ココ(はなほー)だけの ヒ・ミ・ツ(^^;;

(たんぽぽのわたげ)

■Santa's Twin / Dean R. Koontz (BT)
006057223X
表紙は見るからに邪悪そうなサンタで、うさぎのぬいぐるみを
脅しているところ。実はこれ、サンタの双子の弟で、本物サン
タを深い地下に閉じ込めてソリを乗っ取り、クリスマスを台無
しにするためやってきたのです。エミリーとシャーロットの姉
妹は、自分たちの家に現れた偽サンタにどう立ち向かう?
あのKoontzが書いた絵本ということで興味がわき、購入しました。
全部の文章が韻を踏んでいるんですよ!そのため、韻をあわせる
ために、難しい言葉づかいもはいっていて、YLは高いと思います。
レベル5くらい?
でも、イラストが美しくて、各ページにちょっとした遊びがあ
るんです。(最後のページを読むと分かります)
続編は、Robot Santa: The Further Adventures of Santa's Twin
(しお)

■Time to get out of the bath, Shirley / John Burningham (BT)
0099200511
主人公の女の子Shirleyのお風呂が終わった後でしょうか?
左ページでは、お母さんがバスタブの栓を抜き、Shirleyにあれや
これやと話しながら雑用をするのですが、右ページのShirleyは、
お湯と一緒に排水管から空想の世界に抜け出します。
左ページと右ページの対比が印象的です。

Shirleyの本は、もうひとつあり、下の本の方が先に出版されています。

■Come away from the water, Shirley / John Burningham (BT)
009989940X
両親と海辺にきたShirley。両親はのんびりと
折りたたみイスに腰掛けてますが、Shirleyは、右ぺージで海に漕ぎ
出し大冒険を繰り広げます。

(しお)

さて、ここから先の8冊は、のんたさんが大公開してくださった絵本です!

■Grandpa's Angel / Jutta Bauer (BT)
1844280349
邦訳本で先に知りました。「いつもだれかが」
入院先のおじいちゃんが、孫に自分の一生を振り返り語ります。
でも、そこにいつもいて、守ってくれたのは・・・。
ユーモアたっぷりの絵に、人生の悲哀も見え隠れして、最後はじーーんとする
お話です。

■Old Pig / Margaret Wild, Ron Brooks (BT)
0803719175
おばあちゃんと孫娘は、仲良く二人暮らしを続けてきました。
が、年月は、そのままのシアワセを続けさせてはくれません。
本人、そして、周囲のものが「死」を受け止めること、その準備。
このことをこんなに前向きに、潔く、美しく描いた絵本は、なかなかないのでは。

■Cool Melons Turn to Frogs / Matthew Gollub, Kazuko G. Stone (BT)
1584302410
小林一茶の句をまじえながら、彼の生い立ちを記しています。
日本人でも意外に知られていない、一茶のことを知ることができ、
俳句の深さを味わえます。

■Benny's Had Enough ! / Barbro Lindgren, Olof landstorm (BT)
9129645638
こぶた君、今日はもううんざりだ!とばかりプチ家出。
この子の目つきの悪さが最高です。うちの子にそっくり!

■Hachiko / Pamela S. Turner, Yan Nascimbene (BT)
0618140948
有名な渋谷のハチの話です。日本に滞在したことのある作者が
少しストーリーを変えて、素敵な小品にしあげています。
ちょっと和風モダンな絵、装丁に惚れて買い、でした。

■Two Frogs / Chris Wormell (BT)
0099438623
落語か漫才を聞いているような、オチのある楽しい絵本です。
2匹のやり取りは、関西弁のつもりで読んでいくと最高です。

■Conquerors / David McKee (BT)
1842704680
「征服者」でも、結局、一元論的価値観は、不毛なことを知るという
どこかの国の大統領にも読んでいただきたいお話です。
「象のエルマー」の作者です。

■Falling Angels / Colin Thompson (BT)
0099432986
目で見えることと心で見えること。いつだって子供は
真実を肌で感じてる。そして、大きな人もかつては、子供だったから、
思い出の小箱を開ければ、また、飛ぶことだってできるんだね。

(のんた)


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8902. Re: 【Hanahou倶楽部】第12回活動報告

お名前: 夜行猫 http://yakoneko.exblog.jp/
投稿日: 2006/3/21(01:30)

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しおさん、みなさんこんにちは。
当日、記憶だけでちょっと曖昧なことを言ったので、補足しておきます。
葉っぱさんが紹介してくださった

>■The Easter Story / Brian Wildsmith (BT)
>0192722867
>キリストの十字架から復活までストーリーを、ロバが見つめています。
>新約聖書の有名な話を、金色が美しいあざやかな色づかいの絵とともに楽し>めます。 
>(葉っぱ)

についてです。
この本には時計草の花が描かれていました。
時計草は英語でpassionflowerといいます。
ジュースなどになっているパッションフルーツはクダモノ・トケイソウの実です。
パッションとは情熱の事ではなく、大文字で書くPassion、すなわちキリストの受難のことです。
時計草の花の構造は上から、3本の雌しべ、5本の雄しべ、糸状の副花冠、いわゆる花びらとガクいう5段構造になっています。
3本の雌しべをキリストの手足に打たれた杭、
5本の雄しべはキリストにつけられた傷、
糸状の副花冠はキリストに被せられたいばらの冠、
と見立てたことに由来しているそうです。

以上、時計草の鉢植えを育ててみようと計画中の夜行猫でした。


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