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お名前: MOMA親爺
投稿日: 2004/2/23(00:38)
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初めまして、MOMA親爺といいます。高専の英語に興味があり最近良く投稿を
拝見させて頂いています。
子供達には日本語が大事であるというご意見には賛成します。ただ小学生以下
の子供達という限定には、若干の疑問があります。読書の好きな子供達という
のは昔も今も少なからずいます。昔は多かった、今は少ないというのは、これ
はよくわかりません。一般的なイメージでは、今は本を読む子が少なくなって
きているとされていますので、子供達にもっと本を読んでもらうためにはどう
すればいいか考える必要はあるかもしれませんが、ここでは別の問題です。
>イメージを描く能力をまだ身に付けていない小学生が、英語の多読を始めて
>も、スーパー中学生諸君のようには伸びないのではないのでしょうか。
これは実は小学生に限ったことではないと思います。中学生でもそうかもし
れません。逆に小学生でもその年齢以上に読書体験が多い子供さんであれば、
多読を始めても構わないと思うのです。この掲示板で体験を語られる多くの方
は実は英語のみならず日本語の読書にも相当熱心です。最近はORTをはじめと
して英語の本には精神年齢相応の本が用意されています。日本語の読書がしっ
かり出来ているお子さんなら、このような本でスタートさせても全く構わない
のではないかと思うのです。多読を知る前は私自身考えもしなかったことです
が、そのようにして多読で英語を知ったお子さんの多くは、おそらく日本語を
間に介在させていません。英語を英語としてダイレクトにとらえているのでは
ないかと思われてなりません。何人かのお子さんを見ていると、そんな気がし
ます。それは私の理想の英語の姿なのですが、これは幻想でしょうか?
小学校3年生くらいになると本が好きな子は相当な読書量をこなしていると思
います。そういうお子さんなら、相応の英語本を始めても違和感なくついてい
けるのではないかと思います。もちろん親をはじめとして相当の努力がいると
は思いますが。(この努力のうち最もエネルギーがいるのは、せっかく子供が
身につけた読書習慣を失わせないことかもしれません)
もちろん余りに英語に偏った読書生活を続けていけば、いずれ日本語が覚束な
くなるかもしれませんが、しかし読書が好きであるなら日本語も読み続けるで
あろうし、バランスさえ保たれていれば余り心配することはないのではないか
と思うのです。
スーパー中学生諸君のお話が出ていました。素晴らしいことだと思いました。
これがごく一部の特殊な例に終わるのか、数年もしないうちにそんなに珍しい
ことではなくなるのかわかりませんが、私は後者を期待しています。
もちろんyksiさんが「彼らの例に刺激されて、小学生以下の子供達であれば、
さらに進歩が早いのでないかと考えられる方がいらっしゃる」かもしれないと
懸念をお持ちのことは充分理解できます。一方で充分な理解を持った親なら、
子供にこの素晴らしい英語多読のヒントを与えることも可能ではないかと思う
のです。そのような子供さんの将来がどうなるか楽しみです。
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MOMA親爺さん。お話しできて光栄です。yksiです。 また、私の言い足りなかった点を的確にご指摘くださりありがとうございます。 〉子供達には日本語が大事であるというご意見には賛成します。ただ小学生以下 〉の子供達という限定には、若干の疑問があります。 「小学生以下」という言葉を不用意に使った点は、反省します。 ここで、「小学生低学年以下の子には、英語の多読をやらせるべきでない」 とか、「日本語の読書ができるようになってから英語をやらせるべき」等の 主張をしたかったわけではありません。英語の多読がきっかけとなって、読 書の面白さに気づいてくれれば、それでよいので、必ずしも、日本語->英語 の順を強調したかったわけではありません。 私が心配していたのは、名古屋の会場にたくさんお見えになっていたお母さ ん方(のうち一部の方)が、子供がそれほど興味を持っていないのに、英語 の絵本を、新たに積み上げている場面を想像してしまったのです。 私の感覚:「小学生は勉強しすぎ、中、高と進むにつれて、弁こうしなくな り、大学生(最近はかなりの比率の高校生も?)は遊びすぎ」から、新たに 小学生の子供達を遊びから引き離す活動は(何であれ)避けたいとの考えか ら出た言葉とご理解ください。 「小学生はもっと遊ばせましょう。」「大学生・高専生はもっと勉強しなさ い」です。多読とは無関係の発言で、申し訳ありません。 〉>イメージを描く能力をまだ身に付けていない小学生が、英語の多読を始めて 〉>も、スーパー中学生諸君のようには伸びないのではないのでしょうか。 〉これは実は小学生に限ったことではないと思います。中学生でもそうかもし 〉れません。逆に小学生でもその年齢以上に読書体験が多い子供さんであれば、 〉多読を始めても構わないと思うのです。この掲示板で体験を語られる多くの方 〉は実は英語のみならず日本語の読書にも相当熱心です。最近はORTをはじめと 〉して英語の本には精神年齢相応の本が用意されています。日本語の読書がしっ 〉かり出来ているお子さんなら、このような本でスタートさせても全く構わない 〉のではないかと思うのです。多読を知る前は私自身考えもしなかったことです 〉が、そのようにして多読で英語を知ったお子さんの多くは、おそらく日本語を 〉間に介在させていません。英語を英語としてダイレクトにとらえているのでは 〉ないかと思われてなりません。何人かのお子さんを見ていると、そんな気がし 〉ます。それは私の理想の英語の姿なのですが、これは幻想でしょうか? 従って、英語教育としては問題ないと思います(でも、私は、小学生にはも っと自然と社会の中で遊んでほしい。) 〉小学校3年生くらいになると本が好きな子は相当な読書量をこなしていると思 〉います。そういうお子さんなら、相応の英語本を始めても違和感なくついてい 〉けるのではないかと思います。もちろん親をはじめとして相当の努力がいると 〉は思いますが。(この努力のうち最もエネルギーがいるのは、せっかく子供が 〉身につけた読書習慣を失わせないことかもしれません) 〉もちろん余りに英語に偏った読書生活を続けていけば、いずれ日本語が覚束な 〉くなるかもしれませんが、しかし読書が好きであるなら日本語も読み続けるで 〉あろうし、バランスさえ保たれていれば余り心配することはないのではないか 〉と思うのです。 従って、ここも反論の余地はありません(ただ、英語は中学から始めても、 教育方法さえ間違っていなければ、全く遅くないと思います。現在は、学校 教育の方法が不適切なので、問題なのですが) 〉スーパー中学生諸君のお話が出ていました。素晴らしいことだと思いました。 〉これがごく一部の特殊な例に終わるのか、数年もしないうちにそんなに珍しい 〉ことではなくなるのかわかりませんが、私は後者を期待しています。 〉もちろんyksiさんが「彼らの例に刺激されて、小学生以下の子供達であれば、 〉さらに進歩が早いのでないかと考えられる方がいらっしゃる」かもしれないと 〉懸念をお持ちのことは充分理解できます。一方で充分な理解を持った親なら、 〉子供にこの素晴らしい英語多読のヒントを与えることも可能ではないかと思う 〉のです。そのような子供さんの将来がどうなるか楽しみです。 今後、スーパー中学生や、スーパー小学生がたくさん出てくることは、多読 の効果を考えれば、十分予想できます(が、私は、それでも、小学生には、 もっと外で遊んでほしい。)。無理して英語の多読をするより、楽しんで日 本語の多読をしてほしい(もちろん、楽しめれば英語の多読でもよいけれ ど、大人が介在すると、ついつい、無理してしまうのでは?)。