けんじさんに聞いていいですか?

[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/23(23:09)]

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[質問] 1466. けんじさんに聞いていいですか?

お名前: pollone http://www.h7.dion.ne.jp/~pollone/
投稿日: 2007/7/3(21:16)

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けんじさん、お返事ありがとうございます。
間を空けた後の雰囲気、なんとなく分かるような気がしてきました。
ここ2〜3日、多読をする時間かとれて読んでいるですが、
意外に読めているような気がします。

ところでけんじさんに質問なのですが、多読の3原則に従って
分からない所は飛ばして読むようにしているのですが
こんなのでハリポタなんか読めるようになるのでしょうか?

知らない単語、難しい文法とハードルは高くなるじゃないですか?
恐らく、2〜3・4割は内容によっては理解できるかなと
思うのですが、それ以上の理解は大変難しいように
思えてなりません。
もしよければその辺りについてもご意見を頂けないでしょうか。


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1474. どなたか補足をお願いします。

お名前: けんじ
投稿日: 2007/7/6(06:32)

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polloneさん、こんにちは。

〉けんじさん、お返事ありがとうございます。
〉間を空けた後の雰囲気、なんとなく分かるような気がしてきました。
〉ここ2〜3日、多読をする時間かとれて読んでいるですが、
〉意外に読めているような気がします。

よかったです!

〉ところでけんじさんに質問なのですが、多読の3原則に従って
〉分からない所は飛ばして読むようにしているのですが
〉こんなのでハリポタなんか読めるようになるのでしょうか?

〉知らない単語、難しい文法とハードルは高くなるじゃないですか?
〉恐らく、2〜3・4割は内容によっては理解できるかなと
〉思うのですが、それ以上の理解は大変難しいように
〉思えてなりません。
〉もしよければその辺りについてもご意見を頂けないでしょうか。

たぶん読めるようになると思います。
たぶん、とつけたのは、すべての人が必ず読めるようになるのかどうか私にはわからないからです。
少なくとも私自身は多読開始前には読めなかったのが、多読の3原則に
したがってやさしい本から読んでいったらハリポタが読めるようになりました。
ただいくつか注意しなければいけない点があると思います。

(1)むかし受験英語は得意でした。(英語が使えたという意味ではないです。)

私にとって英語は大学受験まで得意科目でした。受験の英語で苦労した覚えはあまりないです。
(100万語通過本がハリポタだったことを報告したとき、酒井先生に
「受験まで得意だったことが幸いしていますね、きっと。」とのコメントをいただいています。)
で、「受験の時に英語がある程度得意だった人」が今ペーパーバックを読めるのか、
というとほとんど読めないわけで、私自身は多読の効用はものすごく大きいと感じています。
英語の知識が増えたのではなくて、「読み飛ばしてもだいじょうぶ」
という感覚を持てるようになったのが大きいような気がしています。
しかし英語が不得意だった人も含めて全員が読めるようになるのかというと、「よくわからない」というのが正直なところです。
(突然ですみませんが、あとは独眼龍さんかどなたか、お願いします。)

(2)ハリポタくらい長い物語になると、「読み通せるかどうか」が大きい。日本語の本と同じで面白いかどうかが問題。

私自身は40代のサラリーマンでして一般的にはハリポタなど読まない年代です。
私自身も1巻を除いて翻訳や映画はいまだに見ていませんし、
他のファンタジーものは読んだことがありません。
多読と出会わなかったら一生読まなかった可能性大です。
なぜ読んだか?
多読ではわりと多くの人の目標本として語られていたので興味を持った
ことがきっかけですが、翻訳を読んでいた娘につられる形でつい手を出したら「面白かった」からです。
1日15分というコマ切れで読んでいても面白さが続いたのはハリポタの物語の力ですね。
さすがにベストセラーになるわけです。

逆にもともとハリポタが翻訳や映画で大好き、筋は知っててどうしても原書で読みたい、
というのであれば、いますぐ読み始めてしまい、読めなかったら
お休みしてやさしい本に戻るといういささか乱暴な手もあると思います。

また私の場合は1巻の途中まではシマウマ読みをしました。
1章は翻訳で、2章は英語で、3章は翻訳で、4章は英語で....交互に読む方法です。
で、話が面白くなってきて翻訳を挟まなくなったら、それでも読めちゃったという感じです。
場所によっては2割近くわからない単語があったと思いますが、それでもだいたいわかりました。不思議ですね。

お役に立てたでしょうか?
長く書いたわりには答えになってないような気もするので
どなたか補足をお願いします。


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1477. では僭越ながら

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/7/7(01:20)

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polloneさん、こんにちは。

30万語ぐらいまで読まれてるんですね。忙しくて時間がないようでしたら、語数の少ない、すぐ読めるやさしい本を少しずつ読んでいくといいのではないかと思います。そして時間のあるときに語数の多いものを一気に読むのです。
私はあまり家でゆっくり読めなくて、主に通勤電車や休憩時間に読んでいます。

〉ところでけんじさんに質問なのですが、多読の3原則に従って
〉分からない所は飛ばして読むようにしているのですが
〉こんなのでハリポタなんか読めるようになるのでしょうか?

〉知らない単語、難しい文法とハードルは高くなるじゃないですか?
〉恐らく、2〜3・4割は内容によっては理解できるかなと
〉思うのですが、それ以上の理解は大変難しいように
〉思えてなりません。
〉もしよければその辺りについてもご意見を頂けないでしょうか。

私はハリポタは読んでいませんが、PGR0から始めて、今はPBでロマンス本を読むようになりました。
多読の本はレベル分けされています。最初は0から始めて、読めるようになったら少しずつレベルを上げて行きます。時々停滞したり悩んだりして、レベルを下げてみたり、読みたい本ができて冒険してレベルの高いものに手を出してみたり。そういったことを繰り返すうちに読む力がだんだんついてきます。知らない言葉も何度も「物語」の中で出会うと「こういう意味なのか」「こういう使い方をするのか」というのがわかってきます。そうしたら、気がついたら多読を始めたころに読んで難しいと思った本が読みやすくなっています。読めないと思っていた本が読めるようになっているのです。

それから、語数を重ねてレベル5〜6ぐらいの本が楽に読めるようになったら、知らない単語の意味がどうしても知りたいときには英英辞典を使うといいです。

それではHappy Reading!


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[汗] 1481. 皆さんありがとうございます

お名前: pollone http://www.h7.dion.ne.jp/~pollone/
投稿日: 2007/7/7(12:12)

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けんじさん、杏樹さん、ありがとうございます。
困らせるような質問をしてすみません。

実際、多読を重ねても個人によって成果に違いがでるのは
よく分かります。
(たまたまかもしれませんが)掲示板等でPBが読めるように
なりました!的な話は目にするのですが、どのレベルの人が
どのように多読を進め、変化していったかーというのは
良く分からなかったのです。
そこで250万語のけんじさんならいろんな変化をご自分の中で
して行ったのではないかと思い質問を投げかけてみたのです。

やはり杏樹さんが言われるように3原則に縛られることなく
多読を進める時期も必要と言うことでしょうか?
基本的な単語力や文法力って必要ですからね。読んでいて半分以上
理解できないと訳わからないですもんね。

ちなみに私の場合、レベル1から始めて、間で絵本や簡単なリーダー
をはさみつつ、今はレベル2〜3です。
レベル3くらいは問題なく読めているので随時レベルを上げていこうと
思っています。
先日、トールキンのホビットで大玉砕しました。もう少し
読めると思ったのですが…まさに上記の典型でした。
余談になりましたが、”継続は力なり”ですよね。


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1482. 補足

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/7/7(16:26)

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polloneさん、こんにちは。

〉やはり杏樹さんが言われるように3原則に縛られることなく
〉多読を進める時期も必要と言うことでしょうか?
〉基本的な単語力や文法力って必要ですからね。読んでいて半分以上
〉理解できないと訳わからないですもんね。

私は「3原則に縛られない」とは言っていません。
「英英辞典を使う」ということでそう思われたのでしょうか。

多読3原則のひとつ、「辞書は引かない」には次のような意味があります。

1.英和辞典は日本語と英語の意味にずれがあり、細かいニュアンスがわからない。一つの訳語だけを見るとかえって誤解を招くことがある。そして「英語のまま理解」することの妨げになる。
2.辞書を引くとそこで読むのがとまり、本を読むのが遅くなる。

というのが主な理由です。さらに私が多読前に辞書を引いて読んだときに感じたのは

3.辞書を引いても単語は覚えられない。

知らない単語が出てきたから辞書を引いて、その時は「なるほど」と思っても、数ページ後に同じ単語が出てきたらすでに忘れている…ということがよくあるのです。辞書を引いてもよほどの記憶力の持ち主か、よほどその単語が印象的でないと覚えられません。

こういった理由の中で1.を解決する方法が「英英辞典」です。英英辞典なら英語を英語のまま理解することが出来ます。
しかし2と3は解決できません。
英英辞典を使えるようになるにはある程度のレベルまで読めるようになって、英語の説明を読めるようにならなくてはいけません。それまでは「辞書を引かない」を守って読んでいったほうがいいのです。語数を重ねて読めるようになっていくと「辞書がなくても読める」「辞書は引いてもムダ」だということがわかってきます。それがわかってきて、どうしてもわからなくて気になる単語があれば英英辞典を使えばいい、ということです。

単語力や文法力はたくさんの用例に出会うことで身につきます。「たくさんの用例に出会う」ことができるのが多読法です。「読んでいて半分以上理解できない」状態で面白くなかったらその本はやめましょう。わかりやすい、面白い本を読むことで、多読が進むのです。でも理解できなくても「おもしろい」と感じることもあります。「わからないところばかりだけどおもしろかった」ということもあります。多読では「量が全てを解決する」と言われます。たくさん読めばそれだけ読む力はついてきます。

〉ちなみに私の場合、レベル1から始めて、間で絵本や簡単なリーダー
〉をはさみつつ、今はレベル2〜3です。
〉レベル3くらいは問題なく読めているので随時レベルを上げていこうと
〉思っています。
〉先日、トールキンのホビットで大玉砕しました。もう少し
〉読めると思ったのですが…まさに上記の典型でした。
〉余談になりましたが、”継続は力なり”ですよね。

「ホビット」はレベル9です。pollonさんには少し早かったようですね。
レベル3が読めるなら、面白い本はたくさんあります。書評や「英語多読完全ブックガイド」や掲示板を参考に、自分にとって面白いと感じる本を探してください。

それではHappy Reading!


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[電球] 1486. そういう意味だったのですね。

お名前: pollone http://www.h7.dion.ne.jp/~pollone/
投稿日: 2007/7/8(01:25)

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杏樹さん、大変ありがとうございます。
そして折角のお話を間違ったとらえ方をしまして
大変失礼いたしました。

多読3原則が今ようやく分かってきたように思います。
抽象的な表現なので私のように思われていた方も
いるのではないでしょうか。
とにかく「納得」のお話でした。
ありがとうございました。

今はレベル3ですが少し物足りなく感じながら読んでいます。
こちらも私が間違った捉え方をしているせいかもしれませんが
「できるだけ簡単なものをたくさん読む」といったことを
何かで読んで、少し「前に進みたい」という気持ちがありつつも
「基礎は簡単な英語をたくさん読むこと」かなと思い続けています。

皆さんのお陰で多読の本質が少しづつ分かって来ましたので、
これからはもっと柔軟に多読を進めていこうとおもっています。
ありがとうございました。


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