[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/24(03:41)]
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1006. 【完全に雑談】Re: まねしたい文体 ←踏みこんではいけない危険地帯へようこそ
お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2006/9/28(00:28)
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"ako"さんは[url:kb:1003]で書きました:
〉matsukawa1971さん、カリフォルニア・ガイさん、ちょっとだけ横レスごめんなすって。
〉お邪魔女ドレミでこんばんわ、akoです。
こんばんは、akoさん。
matsukawa1971さん、カリフォルニア・ガイさん、話はずーっとわき道に
それてしまって、さらにそれてゆくので、放置してください。
〉バナナさん! そうだったの〜〜〜
〉あたし、もう納得ー。
そうなんです!
〉〉実はわたしこれをやったことがあります。とは言っても志賀直哉じゃなく
〉〉て、安岡章太郎という作家なんですが。
〉ひゃー、安岡章太郎!!!!! 好きだったですよ、わたし。
おお、安岡章太郎で反応があるとは!
私の埋もれていた心に火がつきました。
〉作品全部読んでるわけじゃないんですが、その文体、好きだったんですよ、高校時代に。
『ガラスの靴』『月は東に』『花祭り』『ウィタ・フンニョアリス』(な
んの話だか想像つくよねー)『私説聊斎志異』『流離譚』...他短編
随筆の数々....
思い出すなー。
国語の教科書にも『サーカスの馬』というやつがありました。
あれもカンドー的だったなー
そういや、
おかあさんから、お使いに出されて、駅で切符を買って、駅員さんが
お札を勘違いして、お釣りを多くくれて、ドキドキしながら、だまって
受けとり、走って逃げて、その後エンエンかんがえて、「オツリおおく
もらいました」と駅員さんに返しに行って、そしてムスっとしていた
駅員さんがニコッとして、ウレシくてスキップして帰って、おかあさん
に言ったら、実は駅員さんがお札を勘違いしたのではなくて、自分が
勘違いしていて、本来もらっとくべきオツリを返してしまっていて、
こっぴどくおこられる
という話とかもありました。
〉何という題の小説だったかすっかり忘れましたが、短編でしたよ、最初にビビビとカミナリが来たのは。
〉いま急速にクリアに、その作品に魅了された高校時代の自分を思い出しました。
〉もし私の記憶が間違ってなければ、(←確かめてから投稿しろよ…)
〉「軽妙洒脱」と評するのがピッタリくるような文体ではなかったですか?
〉(あとで読み直して確認します…)
〉でも軽薄というのではなく、飄々とした顔でさらっと深遠を語るっていうか。
うーん、僕には、「ドロドログルグルした自分/人の気持ちを、ユーモアを
介して、一歩引きつつも、軽く寄り添いつづける」というようなところが
好きなんです。
初期中期の小説はまさにそうです。
しかし、驚いたのは、『私説聊斎志異』と『流離譚』。まさにあの文体で
あの作者なのですが、とても重厚な歴史探求モノでして、びっくりしたと
同時にワクワクして読みました。「あきらめない知」というようなものが
意外にも(僕にとってはですが)ああいう文章とピッタリしているんだな
と。
〉で、本題です。 何が言いたいかってーと。。。。
〉バナナさんの、これまでの色々なSSS掲示板投稿、読ませて頂いてますが(色々どころか、相当大量…(汗))
〉バナナさんの日本語投稿文体って、とにかく軽妙洒脱ってのがピッタリなんだわ!
過分のお褒めの言葉。ありがとうございます。
〉安岡章太郎を気に入って、書写?までしてたことが、
〉なんかこう体の中に入ってるっていうんですか? 五臓六腑に染みわたってるっていうか(使い道が違うか…使途不明…)、わかりませんが、とにかく、そういうものになっておられるのではありませんですか?
一番まねしたかったの、あのユーモアのセンスなんですね。なんで
あんなに一生懸命だったのか?うーん、ひねくれた/鬱屈した高校生
だったんだろうなー。
そうそう、そういや、最近PodcastでListenToEnglishってのを聞いてる
んですね。英国人がやってるんですけど、いやこれが、皮肉な笑いが
いっぱいなのです。最近は、この人のしゃべり方をまねしようとして
おります。(うーん、まねする相手は変わっても、やってることは
同じだなー。つくづく成長しないんだなーと実感)
〉前に、英語チャットの広場でNateのマネするのが楽しかったのを思い出しました。
〉I, ako the frog , am a horrible Tadokist.
〉I like to read.
〉I like to write.
〉I write Japanese.
〉Always too much.(爆)
〉I write English.
〉Always strange.
Nateのまねは楽しいっす。またやりませう。
〉よーし、またやるぞ〜。
〉ファイトいっぱ〜つ、りぽびたん投稿(バナナさんはそのつもりではなくても)、
〉ありがとうございました。
ほんではほんでは
#安岡章太郎の話になると止まらんです。
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1014. Re: これこそ(↑)その文体が憑依してるかのよう…
お名前: ako
投稿日: 2006/9/30(12:44)
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バナナさん、どうしても言いたいこと発生、またまたakoです。
〉おお、安岡章太郎で反応があるとは!
〉私の埋もれていた心に火がつきました。
ハートに火をつけて、うっふん。(ごめんなさ〜い、一度書いてみたかっただけー)
〉『ガラスの靴』『月は東に』『花祭り』『ウィタ・フンニョアリス』(な
〉んの話だか想像つくよねー)『私説聊斎志異』『流離譚』...他短編
〉随筆の数々....
〉思い出すなー。
フンニョアリス、読んだ読んだ〜(笑)
〉国語の教科書にも『サーカスの馬』というやつがありました。
〉あれもカンドー的だったなー
それですわ!それ! ワタシの安岡章太郎開眼本! じゃない、開眼作!
「まぁ、いいや、どうだって」という、これだけ見たら、一見なげやりなセリフが、もっと全然別の、何か深遠な意味とか文脈とかをもっていたように感じて読んでました。
でも、どう深遠なのか、言葉で説明できない、うーん、無念。
ところで、あまりに横道にそれてしまったので、少し軌道修正しますと、
もしかして英語の多読ってのも、こういうことまでわかるようになるってことかもしれません。今度、1千万語以上読んでる人に聞いてみよう。
〉そういや、
〉おかあさんから、お使いに出されて、駅で切符を買って、駅員さんが
〉お札を勘違いして、お釣りを多くくれて、ドキドキしながら、だまって
〉受けとり、走って逃げて、その後エンエンかんがえて、「オツリおおく
〉もらいました」と駅員さんに返しに行って、そしてムスっとしていた
〉駅員さんがニコッとして、ウレシくてスキップして帰って、おかあさん
〉に言ったら、実は駅員さんがお札を勘違いしたのではなくて、自分が
〉勘違いしていて、本来もらっとくべきオツリを返してしまっていて、
〉こっぴどくおこられる
〉という話とかもありました。
この段落〜〜〜〜!!
バナナさん、あなた、安岡章太郎そのものではないですかーーー?
で、ちょっとそこに椎名誠が23.8%くらい入ってる感じです。
〉うーん、僕には、「ドロドログルグルした自分/人の気持ちを、ユーモアを
〉介して、一歩引きつつも、軽く寄り添いつづける」というようなところが
〉好きなんです。
やはりそう。バナナさん、この解説(↑)、お見事ですわ、まいりました。
まさにそういう感じです。
どうしてそういう日本語かけるのです?
あ、安岡章太郎の書写したんでしたね。
〉しかし、驚いたのは、『私説聊斎志異』と『流離譚』。まさにあの文体で
〉あの作者なのですが、とても重厚な歴史探求モノでして、びっくりしたと
〉同時にワクワクして読みました。「あきらめない知」というようなものが
〉意外にも(僕にとってはですが)ああいう文章とピッタリしているんだな
〉と。
またまた凄いよ、バナナさん、、、、
「あきらめない知」
うmmmm、、読まねば、、、『私説聊斎志異』と『流離譚』
〉過分のお褒めの言葉。ありがとうございます。
過分じゃないことが証明されました。
「軽妙洒脱」なんていう程度の形容しかできなくて、申し訳ないくらいです。
〉一番まねしたかったの、あのユーモアのセンスなんですね。なんで
〉あんなに一生懸命だったのか?うーん、ひねくれた/鬱屈した高校生
〉だったんだろうなー。
鬱屈したおかげで、一生懸命になって、
その結果、ユーモアのセンスを手にしたんなら、意味のある鬱屈でしたね。
〉そうそう、そういや、最近PodcastでListenToEnglishってのを聞いてる
〉んですね。英国人がやってるんですけど、いやこれが、皮肉な笑いが
〉いっぱいなのです。最近は、この人のしゃべり方をまねしようとして
〉おります。(うーん、まねする相手は変わっても、やってることは
〉同じだなー。つくづく成長しないんだなーと実感)
これについては、もはや成長する必要ないんじゃありませんか?
あっ、誤解しないでね、「成長しませんねー」という意味じゃなくって、
バナナさんは既に完成度の高い方法を手中にしましたね、という意味です。
〉Nateのまねは楽しいっす。またやりませう。
その節はよろしくお付き合いくださいませね。
〉ほんではほんでは
よろしくよろしく(←さっそくバナナさんをマネ)
〉#安岡章太郎の話になると止まらんです。
当たりクジ引いた気分です(笑)