[掲示板: 〈過去ログ〉はじめまして!(初投稿)掲示板 -- 最新メッセージID: 9033 // 時刻: 2024/11/26(17:32)]
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お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/10/9(10:23)
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はじめまして、ちゃちゃ丸さん
Kenyと申します。
大変不躾で申し訳ありません。
問題は「どうやったら読書好きな子どもになるか?」だと思えるのですが如何でしょう?
私の周囲でも
「子どもが勉強しない」
「子どもが本を読みたがらない」
とおっしゃられる親御さんを、けっこうな頻度でお見かけします。
逆に何も言わなくても勉強し、読書もするお子さんをお持ちの親御さんもいらっしゃいます。
何が違うのでしょうか?
私が見ていると至極単純なことのように思えます。
私の知り合いでこんな家族がいます。
私が知っているのは父親なのですが
「勉強なんかしなくていいぞ」
が口癖です。
それでいて、お子さんは東大を現役で合格されています。
塾など通わせたことは無いそうです。
「勉強なんかしなくていいぞ」
と公言する父親ですからあたりまえ。
これだけの情報だと、ちょっと不思議ですよね。
でも、これが某有名大学の教授一家だとしたらどうでしょう?
私の一族は本の虫のような人間ばかりです。
当然私も本の虫です。
自分がなんで本を読むようになったかは良く覚えています。
私の場合は、父親がいつも本を読んでいたからです。
今の私とは趣味も全く違いますが、父は今でもよく読んでいます。
私はそんな大人達が周囲に一杯いましたので
「読書とは楽しいものなんだ…」
と子ども心に感じました。
そんな大人を見ている姪っ子たちも、当然本の虫への道を順調に歩んでいます。
ちゃちゃ丸さんは今年何冊本を読みました?
多読をご自身で楽しんでらっしゃいます?
ちゃちゃ丸さん自身が楽しんでおられるのなら、何も言わなくても大丈夫だと思いますよ。
お子さんはちゃんとちゃちゃ丸さんの”後姿”を見ています。
先の教授など、息子には
「勉強なんかしなくていいぞ」
なんて言いながら、自分は寝る間を惜しんで研究してます。
傍から見ていると
「こうゆう親だからこうゆう子どもができるんだろうな」
と思わずにいられません。
本当に読書が楽しいなら、親は読書をしているはず。
本当に勉強が必要なら、親は勉強をしているはず。
でも…
子どもはそう見ているようです。
そして親の様子を四六時中注視しています。
もし、ちゃちゃ丸さんが多読を楽しんでいないのだとしたら、多読を楽しんでおられないちゃちゃ丸さんを、お子さんはいつも見ているわけです。
結論は言うまでもないでしょう。
ここの方達は子供のためというより、自分が楽しいから多読をやっている方が大多数だと思います。
自分の親が、英語の絵本を楽しそうに読んでいる光景を、いつも見ているわけです。
子どもが、自分からやろうと思うの当然だと思いません?
だからこそ、ちゃちゃ丸さんもHappy Reading!
Keny
"ちゃちゃ丸"さんは[url:kb:7329]で書きました:
〉はじめまして。
〉最近「多読」という教育法を知り、多読の再開を考えています。
〉現在中学1年生の息子が、幼少〜小学低学年の頃、
〉絵本の暗唱に取り組んでいました。当時は「多読」という
〉概念?を知らなかったので、ひたすら耳から音を入れて、
〉アウトプットさせるという取り組みをしていました。
〉副産物として、リーディングも出来るようになっていました。
〉そんなこともあり、自宅には、ORTのStage1〜Stage7までの
〉セット(全部ではありませんがMoreも揃ってます)と、
〉某社で購入した「リタラシーリンクス」という絵本のセット
〉150冊ほど、他に私が読み聞かせしていた英語絵本や
〉「An I can read Book」のシリーズが多数あり、
〉多読環境は十分すぎるほど整っていると思います。
〉特にORTは私が熱中していたので、音源はもちろん
〉副教材のワークシートや、ORT Dictionaryまで持ってます(汗
〉小学校2年生の頃、ORTのStage7もすらすらと
〉読んでいた息子ですが、その後いろいろあり英語は休止、
〉4年のブランクを経て、先日少し読ませて見ましたが、やはり
〉衰えは隠せず、Stage6ならなんとか、Stage7はつっかえつっかえ、
〉というところまで落ちているようです。
〉かといってStageを下げると、内容が幼稚でくだらない、と、
〉こちらはこちらでプライドが傷つくらしく、不満なようです。
〉それと、中学で本格的に文法などを学び始めたこともあり、
〉単語の意味や文法が気になり、以前なら何も考えずにただ
〉楽しく読んでいた本読みが、「読めるし、なんとなくの意味は分かるけど、
〉正確な意味が取れない」ことがとてもキモチが悪いようで、
〉以前ほど楽しく読めなくなってしまっているようです。
〉今は、週に何冊か音読してますが、思春期で難しい時期に入り、
〉読めない単語があると非常に機嫌が悪くなります。
〉黙読に切り替えようかとも思うのですが、これまでずっと音読で来たことや、
〉せめて発音はちゃんと教えてやりたいという私の気持ちもあって、
〉黙読に踏み切れません。こんなやり方はやはりダメでしょうか・・・。
〉もともと日本語での読書も好きではない子です。
〉(読み聞かせは日英ともにかなりがんばったのに、悲しいです・・・)
〉理系タイプということもあり、英語は本を読むより文法問題などを
〉こなす方がずっと好きなようです。
〉こちらではご本人が進んで多読に取り組み、楽しんでいる方ばかりのようで、
〉本人が望まないのであれば、親が多読を進めていくのは良くないのでは
〉ないかと今とても悩んでいます。
〉支離滅裂な文章ですが、どなたかアドバイスなど頂けましたら
〉ありがたく思います。
〉よろしくお願い致します。
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お名前: ちゃちゃ丸
投稿日: 2009/10/9(14:42)
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Kenyさん、はじめまして。
〉問題は「どうやったら読書好きな子どもになるか?」だと思えるのですが如何でしょう?
確かにおっしゃる通りだと思います。
〉多読をご自身で楽しんでらっしゃいます?
これまで多読を意識してはいませんでしたから、量は多くないと
思いますが、月に5〜6冊は読んでいると思います。
月によりますが、平均すれば日英半々ぐらいでしょうか。
ただ私は本棚が埋まるのがいやで図書館派なので、家に本が
あふれているわけではありません。
〉「勉強なんかしなくていいぞ」
〉なんて言いながら、自分は寝る間を惜しんで研究してます。
「勉強しなくていい」はすごいですね。
私はさすがに、「勉強しなくていい」は言ったことがありません。
でも反対に、「勉強しなさい」も言ったことがないです。
私が毎日言うのは、「勉強しようか」です。
毎日一緒に机に向かいますので。
〉本当に読書が楽しいなら、親は読書をしているはず。
〉そして親の様子を四六時中注視しています。
うちはここが上手くいってないのかも?と思います。
私は確かに本は読みますが、息子の前では読んでません。
息子が家にいる時間は本当に短くて、その間に食事や入浴、
私はその間に準備や片づけをしなければならないし、息子が勉強する
時には基本的に私が家庭教師をしているので、私自身が
リラックスして本を読むのは、必然的に息子が学校に行っている間か、
息子が寝た後になってしまいます。これがまずかったのかも
しれないですね。
日々忙しい息子も、時々ぽっかり半日空く時も月に2〜3日はあるのですが、
そういう日は大抵釣りに行ってしまいます。本を読む、ということに
対する優先順位が、彼にとっては限りなく低いんですよね・・・。
んー、やっぱりうちは、今の段階では多読は勉強に組み込むしかないのかも
しれません。幸か不幸か、息子は、勉強することは好きなので。
いつか Happy reading になることを願いつつ・・・
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お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/10/9(22:46)
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ちゃちゃ丸さん、不愉快な思いをさせるような表現をしたこと、すいませんでした。配慮が足りませんでした。お詫びします。
ちゃちゃ丸さんの情報から思いついたんですが、欧米の釣りの雑誌や書籍はどうでしょう?お子さんがルアーやフライをやっておられるんでしたら興味をもたれると思いますが?
釣りの技術書でしたら、文章としては文学作品より易しいです。伝えるべき物がはっきりしていますから。雑誌には釣りの紀行文などが毎号載っています。これは面白いのですが手ごわいです。魚の生態などの学術論文が掲載されることもあります。読書の習慣はどうか分かりませんが、英文を読もうという気にはなると思いますよ。
Keny
"ちゃちゃ丸"さんは[url:kb:7339]で書きました:
〉Kenyさん、はじめまして。
〉〉問題は「どうやったら読書好きな子どもになるか?」だと思えるのですが如何でしょう?
〉確かにおっしゃる通りだと思います。
〉〉多読をご自身で楽しんでらっしゃいます?
〉これまで多読を意識してはいませんでしたから、量は多くないと
〉思いますが、月に5〜6冊は読んでいると思います。
〉月によりますが、平均すれば日英半々ぐらいでしょうか。
〉ただ私は本棚が埋まるのがいやで図書館派なので、家に本が
〉あふれているわけではありません。
〉〉「勉強なんかしなくていいぞ」
〉〉なんて言いながら、自分は寝る間を惜しんで研究してます。
〉「勉強しなくていい」はすごいですね。
〉私はさすがに、「勉強しなくていい」は言ったことがありません。
〉でも反対に、「勉強しなさい」も言ったことがないです。
〉私が毎日言うのは、「勉強しようか」です。
〉毎日一緒に机に向かいますので。
〉〉本当に読書が楽しいなら、親は読書をしているはず。
〉〉そして親の様子を四六時中注視しています。
〉うちはここが上手くいってないのかも?と思います。
〉私は確かに本は読みますが、息子の前では読んでません。
〉息子が家にいる時間は本当に短くて、その間に食事や入浴、
〉私はその間に準備や片づけをしなければならないし、息子が勉強する
〉時には基本的に私が家庭教師をしているので、私自身が
〉リラックスして本を読むのは、必然的に息子が学校に行っている間か、
〉息子が寝た後になってしまいます。これがまずかったのかも
〉しれないですね。
〉日々忙しい息子も、時々ぽっかり半日空く時も月に2〜3日はあるのですが、
〉そういう日は大抵釣りに行ってしまいます。本を読む、ということに
〉対する優先順位が、彼にとっては限りなく低いんですよね・・・。
〉んー、やっぱりうちは、今の段階では多読は勉強に組み込むしかないのかも
〉しれません。幸か不幸か、息子は、勉強することは好きなので。
〉いつか Happy reading になることを願いつつ・・・
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Kenyさん、こんにちは。
不愉快な思いはしていませんので、お気になさらないで
下さいね(^_^*)
釣りの技術書は思いつきませんでした。
そういった本なら、写真に引かれて手に取るかもしれないですね。
そして興味があれば、文字も拾っていくかもしれないです。
ちょっとamazonで検索してみたいと思います。
いろいろ考えて下さってありがとうございます、感謝しています。
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お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2009/10/9(23:30)
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ちゃちゃ丸さん、今晩は。 まりあ@SSSです。
〉ただ私は本棚が埋まるのがいやで図書館派なので、家に本が
〉あふれているわけではありません。
お子さんが小学校高学年くらい以上の場合ですが、
本棚の子どもの目線に近い、一番良いところを
「お母さんの本」を置くところにする。
子どもにぜひ読んで欲しい本をその中に混ぜておく、
という作戦は、以前ご紹介して結構「役立った」という
声を聞きました。
お使いなどから戻ると、子どもがさっと「お母さんの本」
を本棚にしまいながら、「おやつはある?」なんていって
誤魔化そうとしたりしていて、ニンマリとかありました。
〉でも反対に、「勉強しなさい」も言ったことがないです。
〉私が毎日言うのは、「勉強しようか」です。
〉毎日一緒に机に向かいますので。
それぞれ事情がおありでしょうからなんともいえませんが、
一般論として、もうそろそろ手放して独りで勉強する習慣を
つけることも考えて良い時期かなぁ、とも思いますが。
〉リラックスして本を読むのは、必然的に息子が学校に行っている間か、
〉息子が寝た後になってしまいます。これがまずかったのかも
〉しれないですね。
お子さんの現在の状況が、全てお母さんのやり方のせいだと
思い詰めない方がいいですよ。
息子が酒井先生の直接指導で多読を始めたのが、私が熱中する
きっかけでしたが、娘は多読なんて「冗談でしょ」という感じでした。
〉日々忙しい息子も、時々ぽっかり半日空く時も月に2〜3日はあるのですが、
〉そういう日は大抵釣りに行ってしまいます。本を読む、ということに
〉対する優先順位が、彼にとっては限りなく低いんですよね・・・。
本なんて読んだこともないけれど、他人の話は実に良く聞く、
という知人がいます。20歳の頃は満足に字も書けない子で、
でも人に何か教わると、手帳に書き付けようとするから、
結局こちらで書いて上げる。彼の手帳にはいろんなことが
いろんな筆跡で書き込まれていましたね。
そんな彼もそろそろ40歳、実に知識が豊富で考え深い人間に
なりました。
誰しも自分の話を一生懸命聞いてくれる人は嬉しいもの。
だから、彼はみんなに好かれています。
人はどうしても本を読まねばならないというものではない、
「知識欲」さえあれば良いのではないかと思います。
〉んー、やっぱりうちは、今の段階では多読は勉強に組み込むしかないのかも
〉しれません。幸か不幸か、息子は、勉強することは好きなので。
いいじゃありませんか、勉強することが好きなら。
いえ、勉強は嫌いだけど、働くことなら好き、というのでも
構いませんし、打ち込むスポーツや趣味があれば心配いらない
でしょう。
したいことが何にもない、のだけは困りもので、その場合は
なんとかしないといけないと思いますが。
あんまり気を揉まずにリラックスして、子どもの成長を
応援して上げて下さい。
Happy Reading!
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まりあ@SSSさん、こんにちは。
色々とお気遣いありがとうございました(^_^*)
ご想像の通り、一人っ子の母です。
「子どものすべてが自分の責任のように感じられ・・」
というご指摘、まさにその通りです。
他に子育てを知らないので比較のしようがありませんが、
自分でももっと気楽に子育て出来たらな〜と思ってはいます。
まりあさんはお嬢さまが社会を飛び回る社会人とのこと、
子育ての大先輩ですね。これからも色々教えて下さいね。
〉 一般論として、もうそろそろ手放して独りで勉強する習慣を
〉 つけることも考えて良い時期かなぁ、とも思いますが。
こちらもご想像の通り、少し複雑な事情がありまして。
まあ今のところ、親子の貴重なコミュニケーションタイムでも
ありますので、これも良いかなと思っています。
〉 息子が酒井先生の直接指導で多読を始めたのが、私が熱中する
〉 きっかけでしたが、娘は多読なんて「冗談でしょ」という感じでした。
まりあさんのお嬢さまが、「冗談でしょ?」だったのですか?
それが多読に進んでいったのはどういったきっかけがあったのでしょうか?
よければまた教えて下さいね。
〉 人はどうしても本を読まねばならないというものではない、
〉 「知識欲」さえあれば良いのではないかと思います。
そういっていただけると救われます。
私自身、読書のない人生なんて考えられない!とういう感じですので、
正直息子が理解出来ません。たくさん読み聞かせを楽しめば、本が好きに
なると思っていたので、今でもちょっと残念な気持ちはあります。
でも彼の父、つまり私の夫が、実は読書とは無縁の人生を送っていまして(汗)
どうやら彼は父親の背中の方が影響が大きかったのかもしれません。
本を読む時間があったら海へ行く。
本を読む時間があったら、何かモノを作る。そんな人です。
お父さんのようになってくれるのも嬉しいではありますが、それでもやっぱり
本は人生の良い友になれるのにな、と思ってしまいます。
でもまあ、息子は私の分身でもなく、全く別の人格であることは
さすがの私も分かっていますから、仕方ないですね。
しょせんまだ中学生ですし、これからどんどん変わっていきますし、
もしかしたら「運命の一冊」との出会いがあるかもしれません。
まりあさん、色々ありがとうございます。
これからも色々お話させて下さいね!
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お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2009/10/9(19:15)
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Kenyさん、ちゃちゃ丸さん、今晩は。 まりあ@SSSです。
〉大変不躾で申し訳ありません。
はい、そう思います。
初投稿で、こうした顔を見ない、文字だけのやり取りに慣れて
いない可能性もあるちゃちゃ丸さんが、責め立てられたように
感じて、「投稿なんてしなければ良かった..」と暗い気持ちに
沈んでおられないかと、老婆心で危惧して出て参りました。
じっさい老婆ですからお許し下さい。
なお、文面から推測して、Kenyさんにはお子さんがなく、
ちゃちゃ丸さんのお子さんは1人と想定して書いております。
〉逆に何も言わなくても勉強し、読書もするお子さんをお持ちの親御さんもいらっしゃいます。
〉何が違うのでしょうか?
神に与えられたものが違うのでしょう。
以前は、「子どもは天からの授かりもの」という畏れがあり、
これが日本的形での「子どもの人権尊重」精神となっていたと
思います。
最近は、「天才児を作る方法」のような本があふれかえり、
子どもをこね回して親の思い通りに出来るかのような奢った
機運が見られることを憂慮しています。
〉私の一族は本の虫のような人間ばかりです。
〉当然私も本の虫です。
〉自分がなんで本を読むようになったかは良く覚えています。
〉私の場合は、父親がいつも本を読んでいたからです。
〉今の私とは趣味も全く違いますが、父は今でもよく読んでいます。
〉私はそんな大人達が周囲に一杯いましたので
〉「読書とは楽しいものなんだ…」
〉と子ども心に感じました。
戦後ずっと、「今の若者は本を読まなくなった」といわれ続けて
おります。私のような年齢では、高校生ともなると哲学や古典
名著といわれる文学を競うようにして読んだものですが、
おそらく大部分は、親が読書する姿など見ずに育ったはずです。
親世代は、とにかく敗戦の混乱の中で、なんとか子どもにひもじい
思いをさせたくないと、働くのに必死だったし、本なんて
あんまりなかった...この世代の子どもたちが一番本を
読んでいるのです。
〉ちゃちゃ丸さんは今年何冊本を読みました?
〉多読をご自身で楽しんでらっしゃいます?
「読んでいないんじゃない?」
「楽しんでいないんじゃない?」
と責めているような語りかけと感じたのは私だけでしょうか?
〉ちゃちゃ丸さん自身が楽しんでおられるのなら、何も言わなくても大丈夫だと思いますよ。
〉お子さんはちゃんとちゃちゃ丸さんの”後姿”を見ています。
子どもが2人もいたり、ワーキングマザーざったり、あるいは
小学校・中学で受験をしたりすると、母親は息つく暇もなく
忙しいもの、読書は通勤時間中だけとか、子どものお稽古ごとの
送迎や待ち時間を利用することになり、母親が子どもの目に
触れるところで読書することは考えにくいものです。
〉先の教授など、息子には
〉「勉強なんかしなくていいぞ」
〉なんて言いながら、自分は寝る間を惜しんで研究してます。
子どもの目の前で美味しいフランス料理をぱくつきながら、
「お前はまだ味が分からないから食べないでいいぞ」と
いうのとどこが違うのでしょう?
よくお子さんがグレずに東大に入りましたね。
お母様がよほど出来た方なのか、息子さんが「勉強するな」と
いう父親に反抗したのかも知れません。
子育ての方法論の結末が「...で東大に入りました」と
なっていると、反論しかねる風潮ですが、べつに子どもが美容師に
なっても、漁師になっても、育てた親が立派だったと尊敬すべき
子育てはいくらもあると思います。
お笑い芸人の息子でも東大に入る人はいますし、ヤクザの息子で
弁護士になる人も、医者の子どもで殺人を犯す人もいます。
「親の後ろ姿を見て育つ子どもも、見ない子どももいて、人は様々」
と思うのがよさそうです。
〉もし、ちゃちゃ丸さんが多読を楽しんでいないのだとしたら、多読を楽しんでおられないちゃちゃ丸さんを、お子さんはいつも見ているわけです。
〉結論は言うまでもないでしょう。
掲示板で質問したばっかりにこんなことをいわれるちゃちゃ丸さんを
お気の毒に感じました。
子どもが一人っ子だと、「親がかわいそう」だと感じます。
子どもの全てが、自分の責任のように感じられ、自分の子育てが
過っていたのではないかと自分を責めがちです。
子どもが何人もいるとそれぞれ性格が違い、「子どもってなる
ようにしかならないんだな、気楽に行こう」とふっ切れます。
まあ、エラそうなこといってますが、娘が大学生だった頃、
勉強時間よりメークの時間の方が長いんじゃないか?そんな
時間に洋書の10ページでも読んでいたら、将来どれだけの差が
つくと思う?と、どれほどイライラして気を揉んだことでしょう。
結局娘は化粧品会社の広報に職を得て、しじゅう雑誌に出たりと
華やかな仕事を羨まれ、朝から晩まで勉強が何より楽しい学者の
卵と結婚し、ヨーロッパでの生活を満喫しています。
「孫が出来たら孫の勉強までつききりでみなきゃいけないのか?」
とまで心配した私って、何だったのだろうか?と思うと、声を
出して「あはは」と笑いたくなります。
子どもは、神に与えられた運命を進みます。
早寝・早起き、きちんとした3度の食事、社会に出て恥をかかない
礼儀を躾たら、親の責任は果たし終えます。
英語学習法にベストはない、他人の意見は「聞き置く」程度で
よいと先日書きましたが、子育て論も同じです。
「親の後ろ姿論」も無視せず、「聞き置く」だけで十分です。
子育てにどうしても欠かせない大切なことは
「我が子は誰よりも可愛い」と愛することだけです。
大きなフォント、ゴチック、赤字にする方法を以前教えて
頂いたのに忘れてしまって..;;(^ ^);;