[掲示板: 〈過去ログ〉はじめまして!(初投稿)掲示板 -- 最新メッセージID: 9033 // 時刻: 2024/11/25(11:59)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/6/22(00:09)
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ビビさん、こんにちは。
ここまで読んできて、ビビさんの求める英語の実力が相当高いものだということがわかりました。ですから250万語ぐらいの「効果」では「効果」と感じられないこともよくわかりました。
〉こうやって数字にしていただけるとわかりやすくて
〉いいのですが、やはり、TOEICのリーディングセクションの
〉点数を上げるには、多読はあまり効率よい勉強方法ではなさそうです。
「点数を上げるため」だけならそう言えるでしょう。しかしビビさんは仕事で英語を使いこなすのが本当の目的ですよね。TOEICはあくまでも英語の力の目安であって、目的ではないはずです。英語の実力がつけばTOEICの点数も上がるでしょう。しかしTOEICの点数が上がれば英語の実力が上がる、というわけではありません。試験対策はあくまでも試験のための対策です。
リーディング力をつけるためにはRyotasanさんやfionaさんの言うようにやさしい本をたくさん読んだ方がいいと思います。多読には決まったルールはありませんので、やさしい本「だけ」読むのではなくて、レベルの高い本を読んだり、自分なりの勉強をしたりしながらやさしい本「も」読むといいと思います。
また、私は英語の勉強が出来ないので英語は多読しかしていませんが、多読と併用しながら勉強をしていく方法もあると思います。
私は中国語をずーっと勉強してきました。本当にがんばっていろいろな方法で勉強してきました。でもある程度まではできるようになったものの、それ以上上がるにはどうしたらいいか行き詰っていました。特に中国語は英語と違って、中級以上の教材が極端に少ないです。それでどうすればもっと上達するか悩んでいたところ、多読に出会いました。そして英語の本を読んだら効果があったので、中国でもやってみることにしました。中国語は英語のようにやさしい本がなかなかそろわないので、とりあえず自分が読みやすい本を探しながらやってみました。そうしたら頭打ちだった中国語が打開できる実感が得られました。このまま多読をしていればずっと楽に中国語が使いこなせるようになると確信できます。
中国語はずっと勉強してきましたし、今も勉強をやめてしまったわけではありません。多読と併用していける勉強があると思っています。ただ、一生懸命暗記したり文法を覚えたり、という勉強はする気がなくなりました。語学で効果を上げようとすると、「大量インプット」が一番なんです。ややこしい文法の説明も「大量インプット」で基本的な文章のパターンにたくさん触れていれば、理屈抜きですんなり理解できるようになります。単語も「大量インプット」でたくさんの用例に出会うとその言葉の使われ方がわかってきます。
しかしもっと効果のある「勉強」がしたいなら、多読前にやったことのある勉強法がいいと思いますので、ここで紹介してみます。
それは北京大学で外国人の中国語学習のためのテキストを使った通信教育でした。テキストはB5サイズで1課ごとに1ページ半ぐらいの本文があり、その後に新出単語、文法説明があります。外国人一般向けなので、日本語はありません。新出単語には簡単な英語が書き添えてあり、文法説明は中国語です。それにテープがついています。本文と新出単語を読み上げています。
まずテキストは見ないで、テープを聴きながら書き取りをします。1回ぐらいでは全部は書き取れないので、最初はわかるところだけざっと書き、何度も聞き返しながらわからないところを埋めて行きます。知らない単語は聞いた音を頼りに辞書を引きます。
そして書き取りが出来たらテキストで答え合わせをします。
それから毎日テープを聞きながら本文を読みます。
これを15日続けます。
なぜ15日かというと、その通信教育は1ヶ月で2日仕上げて課題を送ることになっていたからです。でも「聞き読み」を続ける目安としては妥当だと思います。
15日間毎日聞き読みをするということはテキストを15回読むことになります。音を聞きながら15回読むと、内容がかなり頭に入ります。しかもテキストの内容がひとまとまりの内容を持った文章だったことが大切だと今では思います。同じ分量でも、「役に立つフレーズ」など、バラバラの文章が並んでいるのではなく、ひとまとまりの記述だと、前後の流れで内容を理解することができて頭に入りやすいです。
もしさらに効果を上げたいなら、さらにこうします。
・1日に2回読む
・テープだけを聴いてシャドウイングをする
・本文を音読する
私は英語の教材には疎いので、この方法に合う教材はどんなものがあるかわかりません。しかしこの方法でまとまった文章が読めて音声がついているものを探してみてください。もし見つからなかったら、朗読CDのある普通の本で、1ページまたは1段落ずつ区切って15日かけて書き取りして聞き読みしてみてください。本を選ぶ目安は、あまり難しいものではなく、聞いて書き取りが出来て、内容が充分理解できるレベルのものです。
それから文法ですが、日本語で理屈を書いたような文法書を読むより「Grammer in Use」のようなものを使ってみることをおすすめします。この教材はご存知ですか。イギリスで出ている文法のワークブックです。
それから辞書は英和辞典よりも英英辞典を使うことをお勧めします。
語学に近道がないことは、これだけ英語の勉強をしてきたビビさんならわかると思います。この方法で「大量インプット」が強化されると思いますので、やってみませんか。それこそ1年ぐらい。
ただ、これはあくまでもビビさんが250万語読み、英語がかなりできる人なのでお勧めする方法です。勉強をする根性がなかったら「毎日聞き読み」はなかなか続きませんし、多読を始めて間もなくて語数がまだ少ない人にはお勧めできません。勉強をしたい、実力をつけたい、多読だけは足りないということですので紹介したのです。
それでは…。
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お名前: ビビ
投稿日: 2007/6/22(12:13)
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"杏樹"さん
レスありがとうございます!
実は以下の方法は3年ほど前に英語の教材にて実践済みです。
でも、私はどうも語学のセンスがほかの方より無いのか
この方法が早かったのか、あまり実力は上がりませんでした。
根性だけはあるので、聞いては読み、聞いては辞書を調べと
半年間がんばったのですが、英語力の向上が認められず
あきらめて、音読50回の方法へ移行しました。
実は洋画を5本分、この音読50回で丸覚えしています。
これのおかげで、発音としゃべる方はかなり上達したのですが、
何しろ、映画は口語体なので、文章を書くのが、不得手です。
いまひとつ、文法に自身がもてないし、
実際、英検やTOEICもよくわかりません。
〉それは北京大学で外国人の中国語学習のためのテキストを使った通信教育でした。テキストはB5サイズで1課ごとに1ページ半ぐらいの本文があり、その後に新出単語、文法説明があります。外国人一般向けなので、日本語はありません。新出単語には簡単な英語が書き添えてあり、文法説明は中国語です。それにテープがついています。本文と新出単語を読み上げています。
〉まずテキストは見ないで、テープを聴きながら書き取りをします。1回ぐらいでは全部は書き取れないので、最初はわかるところだけざっと書き、何度も聞き返しながらわからないところを埋めて行きます。知らない単語は聞いた音を頼りに辞書を引きます。
〉そして書き取りが出来たらテキストで答え合わせをします。
〉それから毎日テープを聞きながら本文を読みます。
〉これを15日続けます。
〉なぜ15日かというと、その通信教育は1ヶ月で2日仕上げて課題を送ることになっていたからです。でも「聞き読み」を続ける目安としては妥当だと思います。
〉15日間毎日聞き読みをするということはテキストを15回読むことになります。音を聞きながら15回読むと、内容がかなり頭に入ります。しかもテキストの内容がひとまとまりの内容を持った文章だったことが大切だと今では思います。同じ分量でも、「役に立つフレーズ」など、バラバラの文章が並んでいるのではなく、ひとまとまりの記述だと、前後の流れで内容を理解することができて頭に入りやすいです。
〉もしさらに効果を上げたいなら、さらにこうします。
〉・1日に2回読む
〉・テープだけを聴いてシャドウイングをする
〉・本文を音読する
なので、自分の英語の実力はまだかなり問題があると思っています。
考えてみれば、5年前はTOEICが400点だったことを考えると、
実力は上がっているのだと思いますが、なかなか納得が
できるまで、上がらないのです。
おそらく、世間で試されている方法はほとんどやっていると思います。
決して、あちらこちらに目移りがしているわけではなく、
どの方法も最低半年から1年は続けて、毎日2−3時間は勉強します。
ともかく、自分に合う方法を模索していくしかないですね。
アドバイスありがとうございます。
〉それから文法ですが、日本語で理屈を書いたような文法書を読むより「Grammer in Use」のようなものを使ってみることをおすすめします。この教材はご存知ですか。イギリスで出ている文法のワークブックです。
〉それから辞書は英和辞典よりも英英辞典を使うことをお勧めします。
はい。グラマーの本はアメリカ人の友人より、
英語のグラマーの本をもらいました。
一通り読んだのですが、やはり読んだだけでは
実力はつかず、そのとき覚えて理解しても
すぐ忘れてしまうんですよね。
私は人より、飲み込みがかなり悪いので
その分、努力を3倍しようと思う人なんですが、
この飲み込みの悪さには本当に疲れます。
またボキャビル専用の英語本もあって、こちらは
非常に役に立ちました。
英英辞書は確かにニュアンスをつかむには向いてますよね。
杏樹さんも中国語をされているのですね!私は2ヶ月ほど前に
はじめたばかりで、まだ基本会話しか出来ませんが
非常に楽しいです。
幸いなことに職場で中国人の方が無料で中国語のレッスンを
行ってくれています。
ドイツ語も始めてから1年半になります。
こちらも旅行時に困らない程度の会話しか出来ませんが
なんとか、しゃべれるようになって来ました。
こちらも職場のドイツ人が話し相手になってくれるので
助かっています。
当然英語はメイン言語として今後も勉強していきますが、
50歳までにあと3ヶ国語を取得目標です。
そういう意味では本当に言語の勉強が好きで、暇さえあれば
一日中何らかの言語の勉強をしています。
50歳を過ぎたら、日本人に簡単だといわれている
韓国語や、トルコ語なんかを勉強しようと思っています。
そのためにも、英語で、外国語勉強のやり方をしっかり
身に着けたいと思います。
英語をこなしてきた道のりを他の言語でこなすのは
かなり楽なので。
ともかく、アドバイスありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/6/22(23:44)
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ビビさん、こんにちは。
レスを拝見しました。
その上でさらに思ったことがあります。
ビビさんは今まで難しい教材・素材を使ってきたのではないでしょうか。
私の中国語もそうです。多読を知る前は、やさしくすらすら読めるような教材はレベルが低くて役に立たないと思っていました。自分にとって一生懸命「勉強」しなくてはならない、ちょっとレベルの高いものを使うのが勉強になると思っていました。
しかし多読をしてみてそれが間違っていたことがわかりました。「すらすら」「やさしく」読める本を読むことが、語学の土台作りにどれだけ力になるか、英語のやさしい本を読んでみてやっとわかったのです。
難しい教材を一生懸命勉強すると、それなりに充実感もありますし、勉強した気分になります。それに対してやさしい本を読んでも力がついているような気がしません。私は英語が出来ないので、勉強しないでやさしい本を読むしかできなかったので、多読の効果を知ることができました。でも一生懸命勉強している人ほどそれが納得しにくいんです。
映画を丸ごと覚えるほどの根性があるんですから、レベル2〜3ぐらいの本を何度も読んで覚えてみませんか。
〉はい。グラマーの本はアメリカ人の友人より、
〉英語のグラマーの本をもらいました。
〉一通り読んだのですが、やはり読んだだけでは
〉実力はつかず、そのとき覚えて理解しても
〉すぐ忘れてしまうんですよね。
文法は文法書を読んで理解するものではないことも多読でわかりました。ビビさんの英語力なら、「Grammer in Use」の一番やさしいレベルのワークブックをやってみたら、基本的な英語の構造が実感できるのではないかと思います。「文法を理解してから本を読む」のではなく「本を読んでから文法を確認する」のです。文法は文法書を読んでもその場だけの理解で終わってそのうち忘れてしまうものです。
従来型の勉強は「ボトムアップ」方式でした。文法を勉強して、単語を覚えて、コツコツ積み上げて覚えて行きます。
多読は「トップダウン」方式です。わからないところはどんどん飛ばして、おおまかな内容が理解できたらそれでよし。それで「大量インプット」をしていくと、少しずつ細かいところもわかっていくようになります。
私が今読んでいる中国語の本は、一般向けの本ですが、わかりやすくて読みやすいです。わかりやすい本を読んでいると、今まで勉強として覚えてきた文型が何度も出てきて、意味がよくわかる分実感がともなった言葉として身につく感じがします。読み進むほど、全ての文章が身になってしみこんでいくような感じがします。今まであんなに一生懸命暗記したことも、暗記だけでは身にならないんですね。
それから、多言語に興味があるなら「英語以外」の広場がありますので、良かったらのぞいて見て下さい。私も中国語の字数報告をしていますので、多読で効果を上げていった過程がたどれます。
最後に、やさしくてスラスラ読めると同時に「おもしろくて夢中になって読める本」を読むのも大切です。夢中になって読むと、それだけ内容が身体にしみこんでいきます。
それではHappy Reading!
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お名前: ビビ
投稿日: 2007/6/29(19:14)
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"杏樹"さんは[url:kb:5785]で書きました:
杏樹さんこんにちは。
杏樹さんは本当に多読の勉強方法がお好きなんだと
実感しました。
私は楽しみとしては、多読は続けますが、
やはり、いろんな勉強を通してみて、
多読は効果はあるけど、かなり、遠回りの勉強方法、
(特に会話に関しては)
である実感があります。
精読はここではあまり効果が無いように書かれていることが多いですが、
難しい本を精読するのは、実はかなりの効果があります。
特に大学受験用の精読読本を文法・単語・構文をきっちり理解しながら
何度も読み進めると、
40-50題程度でかなりの英語力アップを実感できるんです。
単語を日本語である程度理解しておいてから、文章全体から本来の意味を
読み込むという方法は結構、楽に語彙数を増やせます。
ただ、問題は精読はかなり、大変だということです。
(なので、続かない場合が多いのですが)
私は精読で、英語を英語として理解する方法を3ヶ月程度で
身につけました。
精読や従来の勉強方法も価値はあると思います。
多読は確かに効果的な方法ではあるとは思うですが、
3-4年かかって、1000万語を読んで、いまだにレベル5程度と言う人を
たくさん知っています。
杏樹さんならお分かりだと思いますが、
レベル5や6程度の英語をすらすら読めても
実際にはまったく使い物になりません。
確かに世間話程度は問題なく出来るようにはなりますが・・・
(でもこれは多読でなくても音読で1年程度で楽に到達できますしね)
また、外国の日本語教育を受けた人たちが友人にいますが
彼らはそれこそものすごく流暢な日本語をしゃべります。
その彼らが日本語の多読をやったかというと
決してそうではないんですね。
日本語の単語を英語で調べて、それを覚えるの繰り返しを
行っています。日本人の勉強方法と同じです。
彼らは最初から、新聞などの難しい文章を使います。
その彼らは3年もすると、びっくりするくらいの日本語をしゃべります。
だから必ずしも、やさしい多読が言語上達の最短コースというわけでは
無いと思います。
また、友人のオーストラリア人(言語学教師)は
英語をいち早く習得する方法は
シェークスピアを読むことだと勧めています。
ご存知の通り、シェークスピアはかなり難しくて、
Nativeでさえ、手を焼くそうですが、それを精読すると
かなりの表現方法が身につくそうです。
(私はまだ、手を出していませんが)
ちなみに私はもともとはあまり英語が得意でなかったので、
超初心者レベルのワークブックというものは
何十冊もこなしています。
決してやさしい問題集が役に立たないなどとは一度も思ったことは
ありません。
中学1年生〜3年生レベルが習う文法は英文法の宝庫です。
それこそ、英語のBasicレベルのワークブックも
20冊はこなしています。
(その上、オンラインの問題集も初級から中級まで
100時間以上やりました。すべて英語のワークブックです。)
それでも、なお、英語の文法はわからないところだらけです。
おそらく、普通のひとが多読でレベル2−3を100万語読む量の
3倍以上はここで英語を読んでいます。
初級の長文問題もたくさんあったので、量はおそらく、
絵本の何十冊分にも匹敵していると思います。
なので、あえて、レベル2−3をたくさん読む必要はないかと
思っているんです。
もしも、杏樹さんが多読のみでかなりの英語力を
身につけられたのであれば、
それは幸いなことだったと思います。
私は多読だけでは無理なようです。
特に会話に関しては、多読を行っている間に音読をおろそかにした結果
かなり力が落ちてきています。
色々、ご指導いただいてありがたかったのですが、
今までの私の勉強方法をすべて否定されているような感じがして、
ちょっと哀しくなりました。
私は、英語で本を読みたいのではなく、
英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
どうやら、最初から、目的が違ったようです。
なので、もうこのサイトには立ち寄らないことにいたします。
ありがとうございました。
〉ビビさん、こんにちは。
〉レスを拝見しました。
〉その上でさらに思ったことがあります。
〉ビビさんは今まで難しい教材・素材を使ってきたのではないでしょうか。
〉私の中国語もそうです。多読を知る前は、やさしくすらすら読めるような教材はレベルが低くて役に立たないと思っていました。自分にとって一生懸命「勉強」しなくてはならない、ちょっとレベルの高いものを使うのが勉強になると思っていました。
〉しかし多読をしてみてそれが間違っていたことがわかりました。「すらすら」「やさしく」読める本を読むことが、語学の土台作りにどれだけ力になるか、英語のやさしい本を読んでみてやっとわかったのです。
〉難しい教材を一生懸命勉強すると、それなりに充実感もありますし、勉強した気分になります。それに対してやさしい本を読んでも力がついているような気がしません。私は英語が出来ないので、勉強しないでやさしい本を読むしかできなかったので、多読の効果を知ることができました。でも一生懸命勉強している人ほどそれが納得しにくいんです。
〉映画を丸ごと覚えるほどの根性があるんですから、レベル2〜3ぐらいの本を何度も読んで覚えてみませんか。
〉〉はい。グラマーの本はアメリカ人の友人より、
〉〉英語のグラマーの本をもらいました。
〉〉一通り読んだのですが、やはり読んだだけでは
〉〉実力はつかず、そのとき覚えて理解しても
〉〉すぐ忘れてしまうんですよね。
〉文法は文法書を読んで理解するものではないことも多読でわかりました。ビビさんの英語力なら、「Grammer in Use」の一番やさしいレベルのワークブックをやってみたら、基本的な英語の構造が実感できるのではないかと思います。「文法を理解してから本を読む」のではなく「本を読んでから文法を確認する」のです。文法は文法書を読んでもその場だけの理解で終わってそのうち忘れてしまうものです。
〉従来型の勉強は「ボトムアップ」方式でした。文法を勉強して、単語を覚えて、コツコツ積み上げて覚えて行きます。
〉多読は「トップダウン」方式です。わからないところはどんどん飛ばして、おおまかな内容が理解できたらそれでよし。それで「大量インプット」をしていくと、少しずつ細かいところもわかっていくようになります。
〉私が今読んでいる中国語の本は、一般向けの本ですが、わかりやすくて読みやすいです。わかりやすい本を読んでいると、今まで勉強として覚えてきた文型が何度も出てきて、意味がよくわかる分実感がともなった言葉として身につく感じがします。読み進むほど、全ての文章が身になってしみこんでいくような感じがします。今まであんなに一生懸命暗記したことも、暗記だけでは身にならないんですね。
〉それから、多言語に興味があるなら「英語以外」の広場がありますので、良かったらのぞいて見て下さい。私も中国語の字数報告をしていますので、多読で効果を上げていった過程がたどれます。
〉最後に、やさしくてスラスラ読めると同時に「おもしろくて夢中になって読める本」を読むのも大切です。夢中になって読むと、それだけ内容が身体にしみこんでいきます。
〉それではHappy Reading!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/6/30(01:28)
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ビビさん、こんにちは。
〉もしも、杏樹さんが多読のみでかなりの英語力を
〉身につけられたのであれば、
〉それは幸いなことだったと思います。
〉私は多読だけでは無理なようです。
〉特に会話に関しては、多読を行っている間に音読をおろそかにした結果
〉かなり力が落ちてきています。
〉色々、ご指導いただいてありがたかったのですが、
〉今までの私の勉強方法をすべて否定されているような感じがして、
〉ちょっと哀しくなりました。
〉私は、英語で本を読みたいのではなく、
〉英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
〉どうやら、最初から、目的が違ったようです。
最初の方の質問では読速が上がらない、TOEICのリーディングを強化したいと書いていたはずですが…。ですから他の人も本を読むためのアドバイスを考えてくれたんですよ。本を読みたいのではなく会話力をつけたいというのが第一目的なら、また違う答えが返ってきたと思います。シャドウイングのこととか、シャドウイングの素材について、とか。
私は多読と「勉強」を併用する方法はあると書いたはずです。ただ、ここは多読のサイトなので「実力をつける」質問をすると、それもリーディング力をつけたいというと、多読中心の答えになるのは仕方がありません。それにもともとの英語力が低い人が多くて、ビビさんの求めるレベルに達していないため、納得できる答えがもらえないんだと思います。
精読は単語を一つずつ区切ったり訳しながら読んだりするようなやり方ではなく、かたまりで意味を捉えることが出来て、その上で細かいニュアンスをつかめるようになったら効果的だと思います。
勉強を否定しているわけではないことを伝えるため、私にとって「勉強できない英語」と「勉強した中国語」の進め方を対比してお返事を書きました。中国語は文法も単語も一生懸命勉強しました。その上で、難しすぎない、わかりやすい本を読むとそれまで勉強してきた文法の構造がよく理解でき、単語もニュアンスもわかってきて、それまで「勉強」でしかなかった言葉が生きた言葉として身についてきた、というのが多読の効果だということをお伝えしたかったのです。そして同じ量でも勉強のための例文ではなく「1冊の本」を読むことにはそれだけの効果があることも。
今は前ほど勉強に一生懸命ではなくなりましたが、「中国語ジャーナル」を定期購読して、ヒアリングの練習や役に立ちそうなことを覚えようとしたりしています。発音の練習になる教材も使っています。勉強をする意志があれば勉強しながら多読をすればいいんです。今までの学習方法では、勉強する根性がある人でないと続けられないので、多読では「勉強しない」ことが強調されますが、勉強してはいけないわけではないんです。
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お名前: ビビ
投稿日: 2007/7/1(17:16)
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"杏樹"さん
〉最初の方の質問では読速が上がらない、TOEICのリーディングを強化したいと書いていたはずですが…。ですから他の人も本を読むためのアドバイスを考えてくれたんですよ。本を読みたいのではなく会話力をつけたいというのが第一目的なら、また違う答えが返ってきたと思います。シャドウイングのこととか、シャドウイングの素材について、とか。
最後にひとつだけ。
他の人からは納得できる答をいただきました。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/7/1(23:36)
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ビビさん、こんにちは。
〉最後にひとつだけ。
〉他の人からは納得できる答をいただきました。
ビビさんの英語力を考えないで的外れなお返事をしてすみませんでした。前のレスでも申し上げましたが、ここに来る人は英語の勉強が出来ない人が多いので、ビビさんほど英語力があって勉強をしてきた方に対するアドバイスとして不適当なことばかり申し上げて傷つけてしまったようです。私としては一生懸命考えたつもりですので、お気に触りましたら全部無視して忘れてください。
しかし私もひとつだけ。
〉私は、英語で本を読みたいのではなく、
〉英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
〉どうやら、最初から、目的が違ったようです。
という発言の意図がわからないのですが。
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"杏樹"さん
"杏樹"さんのレスをみて、多読では
英語力全体のアップは望めず、リーディング力のアップを集中されると
思ったからです。
スピーキング力やリスニング力は他の方法を使わないと、
上がらないということだと思いました。
私は英語の本を楽しみために多読をしているわけではなく、
英語をすべてにおいて使いこなすためにはじめた私にとっての
最短コースの特訓としてはじめたので、
これは目的が違ったなと感じたのです。
一生懸命アドバイスをいただいたのは、判っているのですが、
”こういう方法はしましたか?
どうせ背伸びしてむずかしいところからやったんでしょ。
あなたはこんな風に勉強してきたんでしょうから、こうしなさい”と
決めてかかられたような気がして、ちょっと、しんどくなりました。
実際、多読に対する興味もかなりうせてしまいました。
私は天邪鬼なせいか、
それなら、他の方法に本当に多読ほどの効果がないか
試してみたいって気にさせられたのも事実です。
こちらこそ、気に障られたと思いますが、
申し訳ありません。
これで終わりにしましょう。
〉しかし私もひとつだけ。
〉〉私は、英語で本を読みたいのではなく、
〉〉英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
〉〉どうやら、最初から、目的が違ったようです。
〉という発言の意図がわからないのですが。