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[掲示板: 〈過去ログ〉はじめまして!(初投稿)掲示板 -- 最新メッセージID: 9033 // 時刻: 2024/7/18(03:03)]

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5778. 記事を見ました!

お名前: ビビ
投稿日: 2007/6/21(15:57)

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ジェミニさん

ペギー双葉山(^^)さんの記事を見ました!
パート7セクションの平均が5.6なのに対し
パート5-6のセクションは平均が6.1となっています。
しかも、最高レベルもものはレベル10となっているので、
文法セクションで満点近い点数を取るには
レベル10クラスを一杯読まないといけないってことなんですよね。
それに対して、パート7セクションは最高でもレベル8となっていました。
普段大量に読んでいる本はレベル5−6が主流ですが
レベル8でも7-8割は理解できるので、パート7が
楽に感じるわけだと思いました。

こうやって数字にしていただけるとわかりやすくて
いいのですが、やはり、TOEICのリーディングセクションの
点数を上げるには、多読はあまり効率よい勉強方法ではなさそうです。

多読は英語力も初級者の方にはかなり上がる方法のようですが、
5年近くもかなりの量の勉強をして、
ましてや仕事で1日100通以上の英語のメールをやり取りしているものに
とっては、それほど効果が無いような気がしてきました。
英語力を上げる方法の一つくらいと思っておいてちょうどいいのかもしれませんね。。。
中断していたボキャビルを再度始めることにします。
やっぱり、なんといってもボキャビルがボキャブラリーを増やす
最大の手段だと今までトライした勉強方法の中で
一番、実感しています。
多読という、楽な方法でボキャビルが出来るならと
甘えたのがいけなかったような気がします。。。

実際にTOEICのスコアとYLレベルを見て納得が出来ました!
ありがとうございました。


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5780. 実力をつけるには

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/6/22(00:09)

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ビビさん、こんにちは。

ここまで読んできて、ビビさんの求める英語の実力が相当高いものだということがわかりました。ですから250万語ぐらいの「効果」では「効果」と感じられないこともよくわかりました。

〉こうやって数字にしていただけるとわかりやすくて
〉いいのですが、やはり、TOEICのリーディングセクションの
〉点数を上げるには、多読はあまり効率よい勉強方法ではなさそうです。

「点数を上げるため」だけならそう言えるでしょう。しかしビビさんは仕事で英語を使いこなすのが本当の目的ですよね。TOEICはあくまでも英語の力の目安であって、目的ではないはずです。英語の実力がつけばTOEICの点数も上がるでしょう。しかしTOEICの点数が上がれば英語の実力が上がる、というわけではありません。試験対策はあくまでも試験のための対策です。

リーディング力をつけるためにはRyotasanさんやfionaさんの言うようにやさしい本をたくさん読んだ方がいいと思います。多読には決まったルールはありませんので、やさしい本「だけ」読むのではなくて、レベルの高い本を読んだり、自分なりの勉強をしたりしながらやさしい本「も」読むといいと思います。

また、私は英語の勉強が出来ないので英語は多読しかしていませんが、多読と併用しながら勉強をしていく方法もあると思います。
私は中国語をずーっと勉強してきました。本当にがんばっていろいろな方法で勉強してきました。でもある程度まではできるようになったものの、それ以上上がるにはどうしたらいいか行き詰っていました。特に中国語は英語と違って、中級以上の教材が極端に少ないです。それでどうすればもっと上達するか悩んでいたところ、多読に出会いました。そして英語の本を読んだら効果があったので、中国でもやってみることにしました。中国語は英語のようにやさしい本がなかなかそろわないので、とりあえず自分が読みやすい本を探しながらやってみました。そうしたら頭打ちだった中国語が打開できる実感が得られました。このまま多読をしていればずっと楽に中国語が使いこなせるようになると確信できます。

中国語はずっと勉強してきましたし、今も勉強をやめてしまったわけではありません。多読と併用していける勉強があると思っています。ただ、一生懸命暗記したり文法を覚えたり、という勉強はする気がなくなりました。語学で効果を上げようとすると、「大量インプット」が一番なんです。ややこしい文法の説明も「大量インプット」で基本的な文章のパターンにたくさん触れていれば、理屈抜きですんなり理解できるようになります。単語も「大量インプット」でたくさんの用例に出会うとその言葉の使われ方がわかってきます。
しかしもっと効果のある「勉強」がしたいなら、多読前にやったことのある勉強法がいいと思いますので、ここで紹介してみます。

それは北京大学で外国人の中国語学習のためのテキストを使った通信教育でした。テキストはB5サイズで1課ごとに1ページ半ぐらいの本文があり、その後に新出単語、文法説明があります。外国人一般向けなので、日本語はありません。新出単語には簡単な英語が書き添えてあり、文法説明は中国語です。それにテープがついています。本文と新出単語を読み上げています。
まずテキストは見ないで、テープを聴きながら書き取りをします。1回ぐらいでは全部は書き取れないので、最初はわかるところだけざっと書き、何度も聞き返しながらわからないところを埋めて行きます。知らない単語は聞いた音を頼りに辞書を引きます。

そして書き取りが出来たらテキストで答え合わせをします。
それから毎日テープを聞きながら本文を読みます。
これを15日続けます。
なぜ15日かというと、その通信教育は1ヶ月で2日仕上げて課題を送ることになっていたからです。でも「聞き読み」を続ける目安としては妥当だと思います。
15日間毎日聞き読みをするということはテキストを15回読むことになります。音を聞きながら15回読むと、内容がかなり頭に入ります。しかもテキストの内容がひとまとまりの内容を持った文章だったことが大切だと今では思います。同じ分量でも、「役に立つフレーズ」など、バラバラの文章が並んでいるのではなく、ひとまとまりの記述だと、前後の流れで内容を理解することができて頭に入りやすいです。

もしさらに効果を上げたいなら、さらにこうします。
・1日に2回読む
・テープだけを聴いてシャドウイングをする
・本文を音読する

私は英語の教材には疎いので、この方法に合う教材はどんなものがあるかわかりません。しかしこの方法でまとまった文章が読めて音声がついているものを探してみてください。もし見つからなかったら、朗読CDのある普通の本で、1ページまたは1段落ずつ区切って15日かけて書き取りして聞き読みしてみてください。本を選ぶ目安は、あまり難しいものではなく、聞いて書き取りが出来て、内容が充分理解できるレベルのものです。

それから文法ですが、日本語で理屈を書いたような文法書を読むより「Grammer in Use」のようなものを使ってみることをおすすめします。この教材はご存知ですか。イギリスで出ている文法のワークブックです。
それから辞書は英和辞典よりも英英辞典を使うことをお勧めします。

語学に近道がないことは、これだけ英語の勉強をしてきたビビさんならわかると思います。この方法で「大量インプット」が強化されると思いますので、やってみませんか。それこそ1年ぐらい。

ただ、これはあくまでもビビさんが250万語読み、英語がかなりできる人なのでお勧めする方法です。勉強をする根性がなかったら「毎日聞き読み」はなかなか続きませんし、多読を始めて間もなくて語数がまだ少ない人にはお勧めできません。勉強をしたい、実力をつけたい、多読だけは足りないということですので紹介したのです。

それでは…。


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5783. Re: 実力をつけるには

お名前: ビビ
投稿日: 2007/6/22(12:13)

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"杏樹"さん

レスありがとうございます!
実は以下の方法は3年ほど前に英語の教材にて実践済みです。
でも、私はどうも語学のセンスがほかの方より無いのか
この方法が早かったのか、あまり実力は上がりませんでした。
根性だけはあるので、聞いては読み、聞いては辞書を調べと
半年間がんばったのですが、英語力の向上が認められず
あきらめて、音読50回の方法へ移行しました。
実は洋画を5本分、この音読50回で丸覚えしています。
これのおかげで、発音としゃべる方はかなり上達したのですが、
何しろ、映画は口語体なので、文章を書くのが、不得手です。
いまひとつ、文法に自身がもてないし、
実際、英検やTOEICもよくわかりません。

〉それは北京大学で外国人の中国語学習のためのテキストを使った通信教育でした。テキストはB5サイズで1課ごとに1ページ半ぐらいの本文があり、その後に新出単語、文法説明があります。外国人一般向けなので、日本語はありません。新出単語には簡単な英語が書き添えてあり、文法説明は中国語です。それにテープがついています。本文と新出単語を読み上げています。
〉まずテキストは見ないで、テープを聴きながら書き取りをします。1回ぐらいでは全部は書き取れないので、最初はわかるところだけざっと書き、何度も聞き返しながらわからないところを埋めて行きます。知らない単語は聞いた音を頼りに辞書を引きます。

〉そして書き取りが出来たらテキストで答え合わせをします。
〉それから毎日テープを聞きながら本文を読みます。
〉これを15日続けます。
〉なぜ15日かというと、その通信教育は1ヶ月で2日仕上げて課題を送ることになっていたからです。でも「聞き読み」を続ける目安としては妥当だと思います。
〉15日間毎日聞き読みをするということはテキストを15回読むことになります。音を聞きながら15回読むと、内容がかなり頭に入ります。しかもテキストの内容がひとまとまりの内容を持った文章だったことが大切だと今では思います。同じ分量でも、「役に立つフレーズ」など、バラバラの文章が並んでいるのではなく、ひとまとまりの記述だと、前後の流れで内容を理解することができて頭に入りやすいです。

〉もしさらに効果を上げたいなら、さらにこうします。
〉・1日に2回読む
〉・テープだけを聴いてシャドウイングをする
〉・本文を音読する

なので、自分の英語の実力はまだかなり問題があると思っています。
考えてみれば、5年前はTOEICが400点だったことを考えると、
実力は上がっているのだと思いますが、なかなか納得が
できるまで、上がらないのです。
おそらく、世間で試されている方法はほとんどやっていると思います。
決して、あちらこちらに目移りがしているわけではなく、
どの方法も最低半年から1年は続けて、毎日2−3時間は勉強します。
ともかく、自分に合う方法を模索していくしかないですね。
アドバイスありがとうございます。

〉それから文法ですが、日本語で理屈を書いたような文法書を読むより「Grammer in Use」のようなものを使ってみることをおすすめします。この教材はご存知ですか。イギリスで出ている文法のワークブックです。
〉それから辞書は英和辞典よりも英英辞典を使うことをお勧めします。

はい。グラマーの本はアメリカ人の友人より、
英語のグラマーの本をもらいました。
一通り読んだのですが、やはり読んだだけでは
実力はつかず、そのとき覚えて理解しても
すぐ忘れてしまうんですよね。
私は人より、飲み込みがかなり悪いので
その分、努力を3倍しようと思う人なんですが、
この飲み込みの悪さには本当に疲れます。
またボキャビル専用の英語本もあって、こちらは
非常に役に立ちました。
英英辞書は確かにニュアンスをつかむには向いてますよね。

杏樹さんも中国語をされているのですね!私は2ヶ月ほど前に
はじめたばかりで、まだ基本会話しか出来ませんが
非常に楽しいです。
幸いなことに職場で中国人の方が無料で中国語のレッスンを
行ってくれています。

ドイツ語も始めてから1年半になります。
こちらも旅行時に困らない程度の会話しか出来ませんが
なんとか、しゃべれるようになって来ました。
こちらも職場のドイツ人が話し相手になってくれるので
助かっています。

当然英語はメイン言語として今後も勉強していきますが、
50歳までにあと3ヶ国語を取得目標です。
そういう意味では本当に言語の勉強が好きで、暇さえあれば
一日中何らかの言語の勉強をしています。

50歳を過ぎたら、日本人に簡単だといわれている
韓国語や、トルコ語なんかを勉強しようと思っています。

そのためにも、英語で、外国語勉強のやり方をしっかり
身に着けたいと思います。
英語をこなしてきた道のりを他の言語でこなすのは
かなり楽なので。

ともかく、アドバイスありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。


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5785. Re: 実力をつけるには

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/6/22(23:44)

------------------------------

ビビさん、こんにちは。

レスを拝見しました。
その上でさらに思ったことがあります。
ビビさんは今まで難しい教材・素材を使ってきたのではないでしょうか。
私の中国語もそうです。多読を知る前は、やさしくすらすら読めるような教材はレベルが低くて役に立たないと思っていました。自分にとって一生懸命「勉強」しなくてはならない、ちょっとレベルの高いものを使うのが勉強になると思っていました。

しかし多読をしてみてそれが間違っていたことがわかりました。「すらすら」「やさしく」読める本を読むことが、語学の土台作りにどれだけ力になるか、英語のやさしい本を読んでみてやっとわかったのです。
難しい教材を一生懸命勉強すると、それなりに充実感もありますし、勉強した気分になります。それに対してやさしい本を読んでも力がついているような気がしません。私は英語が出来ないので、勉強しないでやさしい本を読むしかできなかったので、多読の効果を知ることができました。でも一生懸命勉強している人ほどそれが納得しにくいんです。

映画を丸ごと覚えるほどの根性があるんですから、レベル2〜3ぐらいの本を何度も読んで覚えてみませんか。

〉はい。グラマーの本はアメリカ人の友人より、
〉英語のグラマーの本をもらいました。
〉一通り読んだのですが、やはり読んだだけでは
〉実力はつかず、そのとき覚えて理解しても
〉すぐ忘れてしまうんですよね。

文法は文法書を読んで理解するものではないことも多読でわかりました。ビビさんの英語力なら、「Grammer in Use」の一番やさしいレベルのワークブックをやってみたら、基本的な英語の構造が実感できるのではないかと思います。「文法を理解してから本を読む」のではなく「本を読んでから文法を確認する」のです。文法は文法書を読んでもその場だけの理解で終わってそのうち忘れてしまうものです。

従来型の勉強は「ボトムアップ」方式でした。文法を勉強して、単語を覚えて、コツコツ積み上げて覚えて行きます。
多読は「トップダウン」方式です。わからないところはどんどん飛ばして、おおまかな内容が理解できたらそれでよし。それで「大量インプット」をしていくと、少しずつ細かいところもわかっていくようになります。

私が今読んでいる中国語の本は、一般向けの本ですが、わかりやすくて読みやすいです。わかりやすい本を読んでいると、今まで勉強として覚えてきた文型が何度も出てきて、意味がよくわかる分実感がともなった言葉として身につく感じがします。読み進むほど、全ての文章が身になってしみこんでいくような感じがします。今まであんなに一生懸命暗記したことも、暗記だけでは身にならないんですね。

それから、多言語に興味があるなら「英語以外」の広場がありますので、良かったらのぞいて見て下さい。私も中国語の字数報告をしていますので、多読で効果を上げていった過程がたどれます。

最後に、やさしくてスラスラ読めると同時に「おもしろくて夢中になって読める本」を読むのも大切です。夢中になって読むと、それだけ内容が身体にしみこんでいきます。

それではHappy Reading!


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5804. Re: 実力をつけるには

お名前: ビビ
投稿日: 2007/6/29(19:14)

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"杏樹"さんは[url:kb:5785]で書きました:

杏樹さんこんにちは。
杏樹さんは本当に多読の勉強方法がお好きなんだと
実感しました。

私は楽しみとしては、多読は続けますが、
やはり、いろんな勉強を通してみて、
多読は効果はあるけど、かなり、遠回りの勉強方法、
(特に会話に関しては)
である実感があります。

精読はここではあまり効果が無いように書かれていることが多いですが、
難しい本を精読するのは、実はかなりの効果があります。
特に大学受験用の精読読本を文法・単語・構文をきっちり理解しながら
何度も読み進めると、
40-50題程度でかなりの英語力アップを実感できるんです。
単語を日本語である程度理解しておいてから、文章全体から本来の意味を
読み込むという方法は結構、楽に語彙数を増やせます。
ただ、問題は精読はかなり、大変だということです。
(なので、続かない場合が多いのですが)
私は精読で、英語を英語として理解する方法を3ヶ月程度で
身につけました。
精読や従来の勉強方法も価値はあると思います。

多読は確かに効果的な方法ではあるとは思うですが、
3-4年かかって、1000万語を読んで、いまだにレベル5程度と言う人を
たくさん知っています。
杏樹さんならお分かりだと思いますが、
レベル5や6程度の英語をすらすら読めても
実際にはまったく使い物になりません。
確かに世間話程度は問題なく出来るようにはなりますが・・・
(でもこれは多読でなくても音読で1年程度で楽に到達できますしね)

また、外国の日本語教育を受けた人たちが友人にいますが
彼らはそれこそものすごく流暢な日本語をしゃべります。
その彼らが日本語の多読をやったかというと
決してそうではないんですね。

日本語の単語を英語で調べて、それを覚えるの繰り返しを
行っています。日本人の勉強方法と同じです。
彼らは最初から、新聞などの難しい文章を使います。
その彼らは3年もすると、びっくりするくらいの日本語をしゃべります。
だから必ずしも、やさしい多読が言語上達の最短コースというわけでは
無いと思います。

また、友人のオーストラリア人(言語学教師)は
英語をいち早く習得する方法は
シェークスピアを読むことだと勧めています。
ご存知の通り、シェークスピアはかなり難しくて、
Nativeでさえ、手を焼くそうですが、それを精読すると
かなりの表現方法が身につくそうです。
(私はまだ、手を出していませんが)

ちなみに私はもともとはあまり英語が得意でなかったので、
超初心者レベルのワークブックというものは
何十冊もこなしています。
決してやさしい問題集が役に立たないなどとは一度も思ったことは
ありません。
中学1年生〜3年生レベルが習う文法は英文法の宝庫です。
それこそ、英語のBasicレベルのワークブックも
20冊はこなしています。
(その上、オンラインの問題集も初級から中級まで
100時間以上やりました。すべて英語のワークブックです。)

それでも、なお、英語の文法はわからないところだらけです。
おそらく、普通のひとが多読でレベル2−3を100万語読む量の
3倍以上はここで英語を読んでいます。
初級の長文問題もたくさんあったので、量はおそらく、
絵本の何十冊分にも匹敵していると思います。
なので、あえて、レベル2−3をたくさん読む必要はないかと
思っているんです。

もしも、杏樹さんが多読のみでかなりの英語力を
身につけられたのであれば、
それは幸いなことだったと思います。
私は多読だけでは無理なようです。
特に会話に関しては、多読を行っている間に音読をおろそかにした結果
かなり力が落ちてきています。
色々、ご指導いただいてありがたかったのですが、
今までの私の勉強方法をすべて否定されているような感じがして、
ちょっと哀しくなりました。
私は、英語で本を読みたいのではなく、
英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
どうやら、最初から、目的が違ったようです。

なので、もうこのサイトには立ち寄らないことにいたします。
ありがとうございました。

〉ビビさん、こんにちは。

〉レスを拝見しました。
〉その上でさらに思ったことがあります。
〉ビビさんは今まで難しい教材・素材を使ってきたのではないでしょうか。
〉私の中国語もそうです。多読を知る前は、やさしくすらすら読めるような教材はレベルが低くて役に立たないと思っていました。自分にとって一生懸命「勉強」しなくてはならない、ちょっとレベルの高いものを使うのが勉強になると思っていました。

〉しかし多読をしてみてそれが間違っていたことがわかりました。「すらすら」「やさしく」読める本を読むことが、語学の土台作りにどれだけ力になるか、英語のやさしい本を読んでみてやっとわかったのです。
〉難しい教材を一生懸命勉強すると、それなりに充実感もありますし、勉強した気分になります。それに対してやさしい本を読んでも力がついているような気がしません。私は英語が出来ないので、勉強しないでやさしい本を読むしかできなかったので、多読の効果を知ることができました。でも一生懸命勉強している人ほどそれが納得しにくいんです。

〉映画を丸ごと覚えるほどの根性があるんですから、レベル2〜3ぐらいの本を何度も読んで覚えてみませんか。

〉〉はい。グラマーの本はアメリカ人の友人より、
〉〉英語のグラマーの本をもらいました。
〉〉一通り読んだのですが、やはり読んだだけでは
〉〉実力はつかず、そのとき覚えて理解しても
〉〉すぐ忘れてしまうんですよね。

〉文法は文法書を読んで理解するものではないことも多読でわかりました。ビビさんの英語力なら、「Grammer in Use」の一番やさしいレベルのワークブックをやってみたら、基本的な英語の構造が実感できるのではないかと思います。「文法を理解してから本を読む」のではなく「本を読んでから文法を確認する」のです。文法は文法書を読んでもその場だけの理解で終わってそのうち忘れてしまうものです。

〉従来型の勉強は「ボトムアップ」方式でした。文法を勉強して、単語を覚えて、コツコツ積み上げて覚えて行きます。
〉多読は「トップダウン」方式です。わからないところはどんどん飛ばして、おおまかな内容が理解できたらそれでよし。それで「大量インプット」をしていくと、少しずつ細かいところもわかっていくようになります。

〉私が今読んでいる中国語の本は、一般向けの本ですが、わかりやすくて読みやすいです。わかりやすい本を読んでいると、今まで勉強として覚えてきた文型が何度も出てきて、意味がよくわかる分実感がともなった言葉として身につく感じがします。読み進むほど、全ての文章が身になってしみこんでいくような感じがします。今まであんなに一生懸命暗記したことも、暗記だけでは身にならないんですね。

〉それから、多言語に興味があるなら「英語以外」の広場がありますので、良かったらのぞいて見て下さい。私も中国語の字数報告をしていますので、多読で効果を上げていった過程がたどれます。

〉最後に、やさしくてスラスラ読めると同時に「おもしろくて夢中になって読める本」を読むのも大切です。夢中になって読むと、それだけ内容が身体にしみこんでいきます。

〉それではHappy Reading!


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5810. Re: 実力をつけるには

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/6/30(01:28)

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ビビさん、こんにちは。

〉もしも、杏樹さんが多読のみでかなりの英語力を
〉身につけられたのであれば、
〉それは幸いなことだったと思います。
〉私は多読だけでは無理なようです。
〉特に会話に関しては、多読を行っている間に音読をおろそかにした結果
〉かなり力が落ちてきています。
〉色々、ご指導いただいてありがたかったのですが、
〉今までの私の勉強方法をすべて否定されているような感じがして、
〉ちょっと哀しくなりました。
〉私は、英語で本を読みたいのではなく、
〉英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
〉どうやら、最初から、目的が違ったようです。

最初の方の質問では読速が上がらない、TOEICのリーディングを強化したいと書いていたはずですが…。ですから他の人も本を読むためのアドバイスを考えてくれたんですよ。本を読みたいのではなく会話力をつけたいというのが第一目的なら、また違う答えが返ってきたと思います。シャドウイングのこととか、シャドウイングの素材について、とか。

私は多読と「勉強」を併用する方法はあると書いたはずです。ただ、ここは多読のサイトなので「実力をつける」質問をすると、それもリーディング力をつけたいというと、多読中心の答えになるのは仕方がありません。それにもともとの英語力が低い人が多くて、ビビさんの求めるレベルに達していないため、納得できる答えがもらえないんだと思います。
精読は単語を一つずつ区切ったり訳しながら読んだりするようなやり方ではなく、かたまりで意味を捉えることが出来て、その上で細かいニュアンスをつかめるようになったら効果的だと思います。

勉強を否定しているわけではないことを伝えるため、私にとって「勉強できない英語」と「勉強した中国語」の進め方を対比してお返事を書きました。中国語は文法も単語も一生懸命勉強しました。その上で、難しすぎない、わかりやすい本を読むとそれまで勉強してきた文法の構造がよく理解でき、単語もニュアンスもわかってきて、それまで「勉強」でしかなかった言葉が生きた言葉として身についてきた、というのが多読の効果だということをお伝えしたかったのです。そして同じ量でも勉強のための例文ではなく「1冊の本」を読むことにはそれだけの効果があることも。
今は前ほど勉強に一生懸命ではなくなりましたが、「中国語ジャーナル」を定期購読して、ヒアリングの練習や役に立ちそうなことを覚えようとしたりしています。発音の練習になる教材も使っています。勉強をする意志があれば勉強しながら多読をすればいいんです。今までの学習方法では、勉強する根性がある人でないと続けられないので、多読では「勉強しない」ことが強調されますが、勉強してはいけないわけではないんです。


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5821. Re: 実力をつけるには

お名前: ビビ
投稿日: 2007/7/1(17:16)

------------------------------

"杏樹"さん

〉最初の方の質問では読速が上がらない、TOEICのリーディングを強化したいと書いていたはずですが…。ですから他の人も本を読むためのアドバイスを考えてくれたんですよ。本を読みたいのではなく会話力をつけたいというのが第一目的なら、また違う答えが返ってきたと思います。シャドウイングのこととか、シャドウイングの素材について、とか。

最後にひとつだけ。
他の人からは納得できる答をいただきました。


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5822. Re: 実力をつけるには

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/7/1(23:36)

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ビビさん、こんにちは。

〉最後にひとつだけ。
〉他の人からは納得できる答をいただきました。

ビビさんの英語力を考えないで的外れなお返事をしてすみませんでした。前のレスでも申し上げましたが、ここに来る人は英語の勉強が出来ない人が多いので、ビビさんほど英語力があって勉強をしてきた方に対するアドバイスとして不適当なことばかり申し上げて傷つけてしまったようです。私としては一生懸命考えたつもりですので、お気に触りましたら全部無視して忘れてください。

しかし私もひとつだけ。
〉私は、英語で本を読みたいのではなく、
〉英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
〉どうやら、最初から、目的が違ったようです。
という発言の意図がわからないのですが。


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5823. Re: 実力をつけるには

お名前: ビビ
投稿日: 2007/7/2(08:02)

------------------------------

"杏樹"さん

"杏樹"さんのレスをみて、多読では
英語力全体のアップは望めず、リーディング力のアップを集中されると
思ったからです。
スピーキング力やリスニング力は他の方法を使わないと、
上がらないということだと思いました。
私は英語の本を楽しみために多読をしているわけではなく、
英語をすべてにおいて使いこなすためにはじめた私にとっての
最短コースの特訓としてはじめたので、
これは目的が違ったなと感じたのです。

一生懸命アドバイスをいただいたのは、判っているのですが、
”こういう方法はしましたか?
どうせ背伸びしてむずかしいところからやったんでしょ。
あなたはこんな風に勉強してきたんでしょうから、こうしなさい”と
決めてかかられたような気がして、ちょっと、しんどくなりました。
実際、多読に対する興味もかなりうせてしまいました。
私は天邪鬼なせいか、
それなら、他の方法に本当に多読ほどの効果がないか
試してみたいって気にさせられたのも事実です。

こちらこそ、気に障られたと思いますが、
申し訳ありません。

これで終わりにしましょう。

〉しかし私もひとつだけ。
〉〉私は、英語で本を読みたいのではなく、
〉〉英語を流暢にしゃべれるようになるのが目的なので、
〉〉どうやら、最初から、目的が違ったようです。
〉という発言の意図がわからないのですが。


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5781. Re: 記事を見ました!

お名前: ジェミニ http://creek.hp.infoseek.co.jp/english/index.html
投稿日: 2007/6/22(01:29)

------------------------------

 ビビさん、杏樹さん、こんにちは。ジェミニです。

〉そうなんですが、英語の勉強を始めてはや5年。。。
〉毎日3時間以上勉強している割には
〉実力が上がりません・・・
〉そろそろ900点くらいを取りたいのですが、
〉いつもリーディングが足を引っ張って、
〉700点後半〜800点前半代から抜け出せないんです。
〉正直いって、TOEICの点数が950点以下では
〉英語は使い物にならないと周りからいわれているので
〉かなりのプレッシャーです・・・

 スコア的には自分と良く似ていますね。自分も5年前
からTOEICは800点前後を行ったり来たりです。
 しかし、英語力はビビさんの方がずっと上と思います。

〉外人が多い職場なので、TOEICのリスニングであれば
〉もともと、450点程度は取れていたので、
〉リスニング自体はあまり恩恵が無いようです。
〉しゃべる・聞くに関しては、多読を始める前から
〉それほど、苦労は感じていなかったのですが、
〉何しろ、底力がないので、ついつい、簡単なしゃべりやすい
〉英語をしゃべってしまうんです。
〉当然、こちらが簡単な英語をしゃべるので相手も
〉話す内容を下げてくれている気がします。
〉(なので、ちょっと難しい洋画になるととたんにリスニング力の
〉力の無さが露呈します)
〉また文章を書くときにも、小学生が書いているような
〉文を書いている気がします。
〉特に長文はそう感じます。。。

 自分はリスニング、リーディングというインプットがまだ
まだ不足しており、ビビさんに大したことは言えませんが、
たとえば、以下のように考えたらいかがでしょう。

 ちょっと難しい洋画になるととたんにリスニング力のなさ
が露呈するというのは、語彙、そのトピックの背景知識が不
足しているからではと思いますが、急激には伸びませんが、
多読でも徐々に語彙、背景知識は増えると思います。何しろ、
単語帳で覚えるより、状況と共に覚えるため、アウトプット
にも役立つと思います。

 自分は今はしていませんが、前はペンパルとの文通で英英
辞典で一生懸命調べながら、英文を書いたことがありますが、
今だったら、今だったら、多読や海外ドラマで気に入ったフ
レーズを使った文章を書くように努めると思います。

〉パート7のようなビジネス文書はとても得意で特に負担を感じたことが
〉無いのですが、とにかく文法問題が不得手で、
〉リーディングセクションの点数はほとんどパート7でしか
〉取れていないと思うんです。
〉それで、多読で自然に文法力が身につくと聞いたので、
〉はじめたのですが、どうやら、TOEICのような細かい間違い探しの
〉ような問題の文法を身につけるのは、多読では無理なようです。
〉細かい、文法を読み飛ばしてしまうため、動名詞を取る動詞とto不定詞をとる動詞の使用方法の違いや、
〉I'm going とI'm going to goのニュアンスの違いなども全部、
〉読み飛ばしてしまう気がしています。
〉正確な英語を書くには
〉やはり、精読をきちんとすべきだと、思うようになって来ました。

 文法をきちんとマスターされたいのなら、自分も杏樹さんのおっ
しゃる"English Grammar In Use"などを繰り返しされるのもいいの
ではと思います。自分はこれを昨年1回しかやっていないので、今
年もちょっとやってみようかと思っています。昨年、TOEICで文法の
項目別正答率は89%でした。

 あと、杏樹さんのおっしゃっているディクテーションのほかに、
ディクテーションしたものをシャドウイングしてみるとか、音を一文
ずつ止めて、再生するリテンションは効果があると思います。

 特にリテンションは、即座に意味が分からないと、長い文章は繰り
返せませんから、文法力も必要です。

〉TOEICのパート7はYL7よりかなりやさしいと思います。
〉パート7に出てくるビジネス文書をしょっちゅう作成している者にとっては
〉決まりきった文章が出てくるので、YL7の児童書を読むよりは
〉かなり楽です。
〉実際に、パート7でむずかしくて解けないと思ったものは
〉ほとんどありません。

 一般的にパート7で時間切れになるケースが多いので、多読といっ
ていましたが、短期でしたら、それより、文法をきちんとトレーニン
グされるのが良いようですね。

〉でも、英語の底力を上げるにはいい方法だと思うので、
〉これからも趣味程度には、続けては行くつもりです。

 是非とも、続けてみてください。

〉中断していたボキャビルを再度始めることにします。
〉やっぱり、なんといってもボキャビルがボキャブラリーを増やす
〉最大の手段だと今までトライした勉強方法の中で
〉一番、実感しています。
〉多読という、楽な方法でボキャビルが出来るならと
〉甘えたのがいけなかったような気がします。。。

 遠回りに見えて、多読が一番効果的かもしれません。特にアウト
プットの場では。

 といいながら、自分も、先日、"Merriam-Webster's Vocabulary
 Builder"を買いました。語根ごとに覚えていくものらしいのですが
、暇なときにつらつらと眺めてみようと思っています。自分も語彙は
弱点です。TOEICの項目別正答率で52%でした。

 お互い、TOEIC頑張りましょう。また、多読も楽しみましょう。

 それでは。

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5784. Re: 記事を見ました!

お名前: ビビ
投稿日: 2007/6/22(12:28)

------------------------------

"ジェミニ"さん

〉 スコア的には自分と良く似ていますね。自分も5年前
〉からTOEICは800点前後を行ったり来たりです。
〉 しかし、英語力はビビさんの方がずっと上と思います。

いや、英語力はあまり無いと思います。
私の場合は5年前に400点だったTOEICを無理やり
引っ張り上げてきたので。

〉 自分はリスニング、リーディングというインプットがまだ
〉まだ不足しており、ビビさんに大したことは言えませんが、
〉たとえば、以下のように考えたらいかがでしょう。

〉 ちょっと難しい洋画になるととたんにリスニング力のなさ
〉が露呈するというのは、語彙、そのトピックの背景知識が不
〉足しているからではと思いますが、急激には伸びませんが、
〉多読でも徐々に語彙、背景知識は増えると思います。何しろ、
〉単語帳で覚えるより、状況と共に覚えるため、アウトプット
〉にも役立つと思います。

〉 自分は今はしていませんが、前はペンパルとの文通で英英
〉辞典で一生懸命調べながら、英文を書いたことがありますが、
〉今だったら、今だったら、多読や海外ドラマで気に入ったフ
〉レーズを使った文章を書くように努めると思います。

メールでやり取りするペンパルは4−5人いるのですが、
毎回自分の書く英語のお粗末さにがっかりしている毎日です。
あまり、語学のセンスが無いのか、洋画のせりふなんかは
すごく覚えているのに、実際はまったく使えないんですよね・・・

〉 文法をきちんとマスターされたいのなら、自分も杏樹さんのおっ
〉しゃる"English Grammar In Use"などを繰り返しされるのもいいの
〉ではと思います。自分はこれを昨年1回しかやっていないので、今
〉年もちょっとやってみようかと思っています。昨年、TOEICで文法の
〉項目別正答率は89%でした。

これもね・・・実はかなりやったんです。
(教材は違いますが)
それこそノート5冊分くらいやりまくりました。
でも、結局身についてなくて・・・
直後に受けたTOEICの文法の正解率は70%を切ってましたね。
やっぱり頭が悪いのかも・・・

〉 あと、杏樹さんのおっしゃっているディクテーションのほかに、
〉ディクテーションしたものをシャドウイングしてみるとか、音を一文
〉ずつ止めて、再生するリテンションは効果があると思います。

〉 特にリテンションは、即座に意味が分からないと、長い文章は繰り
〉返せませんから、文法力も必要です。

これも、やったんです。でもこれは何度やってもうまくならなくて
半年で挫折してしまいました。

〉 一般的にパート7で時間切れになるケースが多いので、多読といっ
〉ていましたが、短期でしたら、それより、文法をきちんとトレーニン
〉グされるのが良いようですね。

そうなんですよね。文法・・・実はいまだに自動詞と他動詞の
本当の意味での違いがあやふやで、そこを悩んでいます。
何百回と文法の解説を読んで、何百個も作文して、
多読もしたのですが、いまだによくわからない・・・

〉〉でも、英語の底力を上げるにはいい方法だと思うので、
〉〉これからも趣味程度には、続けては行くつもりです。

〉 是非とも、続けてみてください。

はい。がんばります。

〉 遠回りに見えて、多読が一番効果的かもしれません。特にアウト
〉プットの場では。

〉 といいながら、自分も、先日、"Merriam-Webster's Vocabulary
〉 Builder"を買いました。語根ごとに覚えていくものらしいのですが
〉、暇なときにつらつらと眺めてみようと思っています。自分も語彙は
〉弱点です。TOEICの項目別正答率で52%でした。

わたしも同じような教材をしました。
(私はInstant word power)
語源ごとに覚えるのはすごく覚えやすいです。
特に長い単語を覚えやすくなるのでお薦めです。

〉 お互い、TOEIC頑張りましょう。また、多読も楽しみましょう。

〉 それでは。

はい。こちらこそよろしくお願いいたします。


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5815. 自動詞・他動詞・文法

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/6/30(08:31)

------------------------------

文法の話題はこちらでしょうか。

英語はもともとさまざまな方言の寄せ集めでした。そして王侯貴族や役人がフランス語を使っている時代を通過し、標準的な英語が存在しない状態で村落から都市へ人口の流入がおこり、文法も綴りもごちゃまぜ状態になりました。学者や詩人や劇作家はラテン語やイタリア語の方式を手本にすることで拡張高い文章やお洒落な文章を書くことに成功しましたが、文法的な不規則性は残りました。

これではやはり不便なので、学者や政治家が議論して標準的な綴りや文法を定めていったのが18世紀ぐらいでしょうか。それでも毎日使っている言葉を急に変えることはできませんから、英語の最も根本的な部分には、不規則な点や不自然な点が数多く残りました。たとえば go の過去形が went だったりするのが、その結果です。

そういう不規則な英語に、ある程度は論理的な法則性を見いだそうとする試みも行なわれてきました。自動詞と他動詞の区別なども、言葉を分類する試みの一つだと思いますが、当然限界はあります。言語学の研究としてそういうことを追求する人がいても良いと思いますが、実用的な英語力を必要としている人が時間をかけて勉強しても、あまり収穫はないと思います。

どうしても解明したければ、方言まで視野に入れた多読や多聴をしてみると、何らかの結論が得られるかもしれません。英文法では間違いとされる用例が方言では幅広く使われていることが分かるので、その社会的な違いは分かると思います。

実際問題としてどうするかも書いておく必要がありますね。The Elements of Style のような本を手元に置いて、社会的に正しいとされる言葉の作法や、効果的な表現のしかたを勉強した方が、仕事の役に立つとおもいます。ただし、TOEICの点数とは別です。


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5818. Re: 自動詞・他動詞・文法

お名前: ビビ
投稿日: 2007/7/1(12:23)

------------------------------

"Ryotasan"さんは[url:kb:5815]で書きました:

ご丁寧な、お答えありがとうございました!
Ryotasanさんのご意見から察するところによると、
Nativeでさえ、他動詞と自動詞の区別はついていないということでしょうか?
TOEICなどはここらへんの動詞の使い方をすごく聞いてくる問題がでるので、
いつも混乱するのですが、
私はこれは自分がNativeでないせいだと思っていました。
(動詞の後に修飾句が来る来ないなど)

私は外人さんたちがしゃべる日本語に間違いがあると
非常に気になる人で、同様に自分のしゃべっている英語に
細かい間違いがあるのではないかと非常に気になります。
ちょっとした表現の違いで、大きく、意味を取り違えられることが
あるので、その細かいニュアンスが気になります。
いずれ、多読を行っていけば、そのニュアンスもわかってくるのかも
しれませんが、今の段階で、出来ることはやってみようと思います。

TOEICは確かに点数にはこだわっていますが、それは飽くまで
自分の英語のレベルを図る目安にしたいからです。
(やはり普通に英語の出来る人たちは900点以上は取っているので)
TOEICの点数を上げたいのではなく、英語力をあげることによって、
TOEICの点数を上げることを実感したいなぁと思っています。
(ま、職場からのプレッシャーもあるのですが)

The Elements of Styleは探してみようと思います。
とくに、英語で丁寧な公式の文書を書く際にいつも
いろんなことを悩まないといけないので、
(たいてい、Nativeの人にチェックはしてもらうのですが)
参考になると思います。
ありがとうございました!!

〉文法の話題はこちらでしょうか。

〉英語はもともとさまざまな方言の寄せ集めでした。そして王侯貴族や役人がフランス語を使っている時代を通過し、標準的な英語が存在しない状態で村落から都市へ人口の流入がおこり、文法も綴りもごちゃまぜ状態になりました。学者や詩人や劇作家はラテン語やイタリア語の方式を手本にすることで拡張高い文章やお洒落な文章を書くことに成功しましたが、文法的な不規則性は残りました。

〉これではやはり不便なので、学者や政治家が議論して標準的な綴りや文法を定めていったのが18世紀ぐらいでしょうか。それでも毎日使っている言葉を急に変えることはできませんから、英語の最も根本的な部分には、不規則な点や不自然な点が数多く残りました。たとえば go の過去形が went だったりするのが、その結果です。

〉そういう不規則な英語に、ある程度は論理的な法則性を見いだそうとする試みも行なわれてきました。自動詞と他動詞の区別なども、言葉を分類する試みの一つだと思いますが、当然限界はあります。言語学の研究としてそういうことを追求する人がいても良いと思いますが、実用的な英語力を必要としている人が時間をかけて勉強しても、あまり収穫はないと思います。

〉どうしても解明したければ、方言まで視野に入れた多読や多聴をしてみると、何らかの結論が得られるかもしれません。英文法では間違いとされる用例が方言では幅広く使われていることが分かるので、その社会的な違いは分かると思います。

〉実際問題としてどうするかも書いておく必要がありますね。The Elements of Style のような本を手元に置いて、社会的に正しいとされる言葉の作法や、効果的な表現のしかたを勉強した方が、仕事の役に立つとおもいます。ただし、TOEICの点数とは別です。


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5824. Re: 自動詞・他動詞・文法

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/7/2(09:00)

------------------------------

ビビさん、おはようございます。

〉ご丁寧な、お答えありがとうございました!
〉Ryotasanさんのご意見から察するところによると、
〉Nativeでさえ、他動詞と自動詞の区別はついていないということでしょうか?

そうです。無意識に使い分けることはできますが、説明できるほど理解しているわけではありません。説明できる人もいますが、それはその人が母語話者だからではなく、学校で文法を勉強したからです。そういう人の文法理解にも、申し上げたとおり限界はあります。

〉TOEICなどはここらへんの動詞の使い方をすごく聞いてくる問題がでるので、
〉いつも混乱するのですが、
〉私はこれは自分がNativeでないせいだと思っていました。
〉(動詞の後に修飾句が来る来ないなど)

TOEICなどで出題されるのは、上の方で申し上げたことよりもっと実用的な範囲に限定された文法事項かもしれません。ある程度は論理的な説明が可能な文法事項もあります。具体的な例文を示していただければ、もう少し詳しく説明できると思います。

〉私は外人さんたちがしゃべる日本語に間違いがあると
〉非常に気になる人で、同様に自分のしゃべっている英語に
〉細かい間違いがあるのではないかと非常に気になります。

読解力と聴解力が伸びてくれば、母語話者の会話やメールに間違いを発見できるようになります。それは一つ一つ指摘するような行為は嫌われるかもしれませんが。

〉ちょっとした表現の違いで、大きく、意味を取り違えられることが
〉あるので、その細かいニュアンスが気になります。
〉いずれ、多読を行っていけば、そのニュアンスもわかってくるのかも
〉しれませんが、今の段階で、出来ることはやってみようと思います。

長期的には多読ですが、お仕事での必要に迫られているのであれば、複数の英英辞典を読み比べしてみるのが良いと思います。特に基本語は、英和の説明が不正確なことが多いです。

〉TOEICは確かに点数にはこだわっていますが、それは飽くまで
〉自分の英語のレベルを図る目安にしたいからです。
〉(やはり普通に英語の出来る人たちは900点以上は取っているので)
〉TOEICの点数を上げたいのではなく、英語力をあげることによって、
〉TOEICの点数を上げることを実感したいなぁと思っています。
〉(ま、職場からのプレッシャーもあるのですが)

はい。英語力が伸びた結果として点数も上がるというのが最も望ましいです。ただ、試験対策と、お仕事で必要な技術系の英語 (English for Specific Purpose) と、格調高い表現とは、区別した方が早道かもしれません。

〉The Elements of Styleは探してみようと思います。
〉とくに、英語で丁寧な公式の文書を書く際にいつも
〉いろんなことを悩まないといけないので、
〉(たいてい、Nativeの人にチェックはしてもらうのですが)

この本は E. B. White が学生として通っていた大学で作文の授業を担当していた英文学教授が執筆したものです。この本で作文を学び、職業作家となった White とが加筆して復刊され、米国で最も有名な作文の教科書になりました。上級者には必読と言われることが多いです。どういう発想で文章を書いているかが分かるので、僕のは読解の参考になりました。ただし、文学的な例文が多いです。

電子テキストと、小型のペーパーバック、ハードカバー、挿絵付きのハードカバーなどがあり、どれも魅力的ですが、僕は挿絵付きの本がお洒落で好みです。最初は巻末の用語解説あたりを読むと良いでしょう。


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5826. Re: 自動詞・他動詞・文法

お名前: ビビ
投稿日: 2007/7/2(14:58)

------------------------------

Ryotasanさん こんにちは!

〉ビビさん、おはようございます。

〉そうです。無意識に使い分けることはできますが、説明できるほど理解しているわけではありません。説明できる人もいますが、それはその人が母語話者だからではなく、学校で文法を勉強したからです。そういう人の文法理解にも、申し上げたとおり限界はあります。

そうなんですね。何だかやっと納得できた気がします。

〉TOEICなどで出題されるのは、上の方で申し上げたことよりもっと実用的な範囲に限定された文法事項かもしれません。ある程度は論理的な説明が可能な文法事項もあります。具体的な例文を示していただければ、もう少し詳しく説明できると思います。

具体的にといわれると・・・うーん。。。
その時には、「これは自動詞と他動詞の使い方の間違いを
指摘してるんだ」という回答例を何度か目撃したのですが、
そこのところがよく判らないから、自分にはこの問題が
わからないんだという
イメージが強く残っていました。

〉読解力と聴解力が伸びてくれば、母語話者の会話やメールに間違いを発見できるようになります。それは一つ一つ指摘するような行為は嫌われるかもしれませんが。

最近、ようやく、PBの中などで、わざと文法表現を間違って
登場人物の教養の低さなどを表した表現方法がちょっと
理解できるようになってきました。

〉長期的には多読ですが、お仕事での必要に迫られているのであれば、複数の英英辞典を読み比べしてみるのが良いと思います。特に基本語は、英和の説明が不正確なことが多いです。

やはり、英英ですよね。
初心者のころは、英英が兎にも角にも苦手で、でも、
英語の勉強なら英英に限る!みたいな意識の刷り込みがあって、
わけのわかならないまま、英英をつかってものすごいストレスを
感じて、英語の勉強そのものが出来なくなる時期がありました。
英語の出来る友人に、「英和を使ったらいいのよ。そのうち
英英は使えるようになるから」と言われて、
非常に楽になり、勉強を再開した覚えがあります。

最近になって、ある程度英語を読めるようになると、
英和辞典の訳と英英辞典の言葉の意味が微妙にずれていることが
よくわかるようになってきました。
それでもいまだに、大雑把な意味は、日本語で掴んでおいて、
微妙なニュアンスを掴むために、英英辞典を使っています。
最初から英英を使ったほうがいいのは判っているのですが、
なんとなく、過去のいやな記憶が頭をかすめて、
今は英和と英英の両用で行っています。
でも、英英辞典を複数読む方法は思いつきませんでした。
考えてみれば、国語辞典も2−3冊は参考にしますもんね。

〉はい。英語力が伸びた結果として点数も上がるというのが最も望ましいです。ただ、試験対策と、お仕事で必要な技術系の英語 (English for Specific Purpose) と、格調高い表現とは、区別した方が早道かもしれません。

試験勉強をかなりする性質なのですが、あまり、点数は伸びません。
おそらく、どこかの英語力が足りていないんだと思っているのですが
自分でその足りない部分をどこだと確定できないでいます。
試験勉強だけで自分の望む点数に到達するのは無理だと思い、
多読に踏み入れてきたのですが、
ここで、スランプに陥ってしまいました。
(皆様のおかげで多読に関しては、スランプ脱出中ですが)

その上、多読をたくさんして、
音読やリスニングをおろそかにしてしまったせいか、
会話力が今現在はかなり落ちている感じがします。
いずれ、多読で長期的には復活してくるかもしれませんが、
反射神経を要する会話には、やはり音読が欠かせないなぁという
実感です。

〉この本は E. B. White が学生として通っていた大学で作文の授業を担当していた英文学教授が執筆したものです。この本で作文を学び、職業作家となった White とが加筆して復刊され、米国で最も有名な作文の教科書になりました。上級者には必読と言われることが多いです。どういう発想で文章を書いているかが分かるので、僕のは読解の参考になりました。ただし、文学的な例文が多いです。

〉電子テキストと、小型のペーパーバック、ハードカバー、挿絵付きのハードカバーなどがあり、どれも魅力的ですが、僕は挿絵付きの本がお洒落で好みです。最初は巻末の用語解説あたりを読むと良いでしょう。

色々、ありがとうございました。
大変参考になりました!


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5830. Re: 自動詞・他動詞・文法

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/7/3(12:25)

------------------------------

ビビさんのお役に立てるかどうか分かりませんが、もうしばらく一緒に考えてみましょう。

〉〉TOEICなどで出題されるのは、上の方で申し上げたことよりもっと実用的な範囲に限定された文法事項かもしれません。ある程度は論理的な説明が可能な文法事項もあります。具体的な例文を示していただければ、もう少し詳しく説明できると思います。

〉具体的にといわれると・・・うーん。。。
〉その時には、「これは自動詞と他動詞の使い方の間違いを
〉指摘してるんだ」という回答例を何度か目撃したのですが、
〉そこのところがよく判らないから、自分にはこの問題が
〉わからないんだという
〉イメージが強く残っていました。

動詞の意味によって、その後に方向を示す言葉が必要か不要か決まってきます。英和辞典的な理解では判断できないことがあります。

〉〉読解力と聴解力が伸びてくれば、母語話者の会話やメールに間違いを発見できるようになります。それは一つ一つ指摘するような行為は嫌われるかもしれませんが。

〉最近、ようやく、PBの中などで、わざと文法表現を間違って
〉登場人物の教養の低さなどを表した表現方法がちょっと
〉理解できるようになってきました。

それは良かったですね。おめでとうございます。ここから先はかなりの量の実例に触れないと分かりにくいことなんですが、学校文法で不適切とされる表現でも、特定の階層のあいだでは同じように使われている例も多いのです。それから、裁判官や政治家などでも家族との会話ではそういう教養の低そうな英語を使うことがあります。つまり方言としては広く使われているのです。

〉〉長期的には多読ですが、お仕事での必要に迫られているのであれば、複数の英英辞典を読み比べしてみるのが良いと思います。特に基本語は、英和の説明が不正確なことが多いです。

〉やはり、英英ですよね。
〉初心者のころは、英英が兎にも角にも苦手で、でも、
〉英語の勉強なら英英に限る!みたいな意識の刷り込みがあって、
〉わけのわかならないまま、英英をつかってものすごいストレスを
〉感じて、英語の勉強そのものが出来なくなる時期がありました。
〉英語の出来る友人に、「英和を使ったらいいのよ。そのうち
〉英英は使えるようになるから」と言われて、
〉非常に楽になり、勉強を再開した覚えがあります。

そのお友達は思いやりがあって素晴らしい人だと思いますが、実際に英和辞典的な発想が身に付いてしまうと英英を使えるようになるのは難しいと思います。説明に使われている基本的な単語の理解が不正確なこともしばしばあるからです。

〉最近になって、ある程度英語を読めるようになると、
〉英和辞典の訳と英英辞典の言葉の意味が微妙にずれていることが
〉よくわかるようになってきました。
〉それでもいまだに、大雑把な意味は、日本語で掴んでおいて、
〉微妙なニュアンスを掴むために、英英辞典を使っています。

日本ではそれが常識ですね。残念ながら僕はそれが心配なのです。英語を道具にたとえたばあい、日本語を通した大ざっぱな理解というのは、物差しや分度器の目盛りがズレているように感じられるからです。技術系の文書で "more than" を「以上」と訳したりすれば、致命的な事故につながることもあります。

人間は言葉を通して自分自身や周りの世界を認識し、それを他人と共有します。日本語と英語では単語の役割分担も違いますから、認識した世界も少し違います。

〉最初から英英を使ったほうがいいのは判っているのですが、
〉なんとなく、過去のいやな記憶が頭をかすめて、
〉今は英和と英英の両用で行っています。
〉でも、英英辞典を複数読む方法は思いつきませんでした。
〉考えてみれば、国語辞典も2−3冊は参考にしますもんね。

基本的な単語ほど、英和と英英の違いは大きいです。基本的な英単語を正確に理解するには、母語話者か母語話者並みに英語を理解している人から身振り手振りを交えて教えてもらうか、絵の多い本を多読するしか無いと思います。それで、非常に簡単な本をスイスイと読むことを薦めることもあります。ある意味で初心に帰ることを薦めているわけですが、決して初心者あつかいしているわけではない点をご理解・ご容赦いただけると幸いです。

〉〉はい。英語力が伸びた結果として点数も上がるというのが最も望ましいです。ただ、試験対策と、お仕事で必要な技術系の英語 (English for Specific Purpose) と、格調高い表現とは、区別した方が早道かもしれません。

〉試験勉強をかなりする性質なのですが、あまり、点数は伸びません。
〉おそらく、どこかの英語力が足りていないんだと思っているのですが
〉自分でその足りない部分をどこだと確定できないでいます。
〉試験勉強だけで自分の望む点数に到達するのは無理だと思い、
〉多読に踏み入れてきたのですが、
〉ここで、スランプに陥ってしまいました。
〉(皆様のおかげで多読に関しては、スランプ脱出中ですが)

〉その上、多読をたくさんして、
〉音読やリスニングをおろそかにしてしまったせいか、
〉会話力が今現在はかなり落ちている感じがします。
〉いずれ、多読で長期的には復活してくるかもしれませんが、
〉反射神経を要する会話には、やはり音読が欠かせないなぁという
〉実感です。

多読を沢山して音声面がおろそかになるのは、聴いたり喋ったりするような感じでは読んでいないということですね。読む速度が遅すぎたせいもあるかもしれません。先を予想しながらスラスラ読むことに慣れれば、同じように考えながら話すことも上手になると思います。何を話すか考えてから話し始めるのでは追いつきません。(つらくならない範囲で音読もした方が良いです。)

お忙しければお返事は不要です。こちらも、物差しや分度器のような役割をする英語の具体例を今は思いつきませんが、そのうちご紹介したいと思います。

ではまた。


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5831. Re: 自動詞・他動詞・文法

お名前: ビビ
投稿日: 2007/7/3(13:55)

------------------------------

Ryotasanさん

レスありがとうございます!

〉ビビさんのお役に立てるかどうか分かりませんが、もうしばらく一緒に考えてみましょう。

本当にありがたいです!

〉〉具体的にといわれると・・・うーん。。。
〉〉その時には、「これは自動詞と他動詞の使い方の間違いを
〉〉指摘してるんだ」という回答例を何度か目撃したのですが、
〉〉そこのところがよく判らないから、自分にはこの問題が
〉〉わからないんだという
〉〉イメージが強く残っていました。

〉動詞の意味によって、その後に方向を示す言葉が必要か不要か決まってきます。英和辞典的な理解では判断できないことがあります。

そうなんですよね。同じ動詞でも自動詞であったり他動詞であったりで
以前は、動詞を英和辞典で見たときに他動詞か自動詞か判断して
たりしたのですが、これはまったく無駄だと思い、やめました。

〉それは良かったですね。おめでとうございます。ここから先はかなりの量の実例に触れないと分かりにくいことなんですが、学校文法で不適切とされる表現でも、特定の階層のあいだでは同じように使われている例も多いのです。それから、裁判官や政治家などでも家族との会話ではそういう教養の低そうな英語を使うことがあります。つまり方言としては広く使われているのです。

そうなんですね。確かに本を読んでいると、
なぜ、ここが単数形になっているんだろうとか、
あれ?ここは、haveがいるんじゃないの?とか
いうことがあるんですが、色々なニュアンスを知るには、
まだまだ先が長そうです。
以前、アメリカ人の友人に、「何で日本人は不定冠詞のaとanの使いわけを
あんなにこだわるんだ?アメリカ人はだーれもこだわってない。」
と言われて、え?そうなの?!と思ったことがあります。

〉そのお友達は思いやりがあって素晴らしい人だと思いますが、実際に英和辞典的な発想が身に付いてしまうと英英を使えるようになるのは難しいと思います。説明に使われている基本的な単語の理解が不正確なこともしばしばあるからです。

〉〉最近になって、ある程度英語を読めるようになると、
〉〉英和辞典の訳と英英辞典の言葉の意味が微妙にずれていることが
〉〉よくわかるようになってきました。
〉〉それでもいまだに、大雑把な意味は、日本語で掴んでおいて、
〉〉微妙なニュアンスを掴むために、英英辞典を使っています。

〉日本ではそれが常識ですね。残念ながら僕はそれが心配なのです。英語を道具にたとえたばあい、日本語を通した大ざっぱな理解というのは、物差しや分度器の目盛りがズレているように感じられるからです。技術系の文書で "more than" を「以上」と訳したりすれば、致命的な事故につながることもあります。

あ、やっぱりそうですか。。。最近になって英英と英和を見比べるようになると、形容詞・副詞・動詞の意味なんかが結構ニュアンスが違っているのが
気になり始めました。名詞なんかは割と外れていない感じはするのですが。
ただ、やっぱりクセで英和を使ってしまうと、楽だと感じるんですよね。
うーん。改めるよう努力します!

〉人間は言葉を通して自分自身や周りの世界を認識し、それを他人と共有します。日本語と英語では単語の役割分担も違いますから、認識した世界も少し違います。

〉〉最初から英英を使ったほうがいいのは判っているのですが、
〉〉なんとなく、過去のいやな記憶が頭をかすめて、
〉〉今は英和と英英の両用で行っています。
〉〉でも、英英辞典を複数読む方法は思いつきませんでした。
〉〉考えてみれば、国語辞典も2−3冊は参考にしますもんね。

〉基本的な単語ほど、英和と英英の違いは大きいです。基本的な英単語を正確に理解するには、母語話者か母語話者並みに英語を理解している人から身振り手振りを交えて教えてもらうか、絵の多い本を多読するしか無いと思います。それで、非常に簡単な本をスイスイと読むことを薦めることもあります。ある意味で初心に帰ることを薦めているわけですが、決して初心者あつかいしているわけではない点をご理解・ご容赦いただけると幸いです。

はい。ありがとうございます。私はまだまだ初心者だと思っているので、
基本的なことを何度も勉強するのは、全然苦にはなりません。
基本の基が本当の意味で体に浸透していないからこそ、
いろんなところで壁にぶち当たるのだと思っています。
ここには書きませんでしたが、多読も何度も一つ二つ前のレベルに立ち返って、読んでいることも多いです。
ただ、その場合も区切り読みをしていたと思うので、効果が自分で期待するほどは上がっていなかったようです。
またおそらく、基本的な単語はほぼ日本語でも理解が進んでいるので、
簡単なレベルの本を読んだときに正確に意味が取れているかどうかも
怪しいですよね。。。もう一度、レベルを下げて読み直しかな・・・

〉〉〉はい。英語力が伸びた結果として点数も上がるというのが最も望ましいです。ただ、試験対策と、お仕事で必要な技術系の英語 (English for Specific Purpose) と、格調高い表現とは、区別した方が早道かもしれません。

〉〉試験勉強をかなりする性質なのですが、あまり、点数は伸びません。
〉〉おそらく、どこかの英語力が足りていないんだと思っているのですが
〉〉自分でその足りない部分をどこだと確定できないでいます。
〉〉試験勉強だけで自分の望む点数に到達するのは無理だと思い、
〉〉多読に踏み入れてきたのですが、
〉〉ここで、スランプに陥ってしまいました。
〉〉(皆様のおかげで多読に関しては、スランプ脱出中ですが)

〉〉その上、多読をたくさんして、
〉〉音読やリスニングをおろそかにしてしまったせいか、
〉〉会話力が今現在はかなり落ちている感じがします。
〉〉いずれ、多読で長期的には復活してくるかもしれませんが、
〉〉反射神経を要する会話には、やはり音読が欠かせないなぁという
〉〉実感です。

〉多読を沢山して音声面がおろそかになるのは、聴いたり喋ったりするような感じでは読んでいないということですね。読む速度が遅すぎたせいもあるかもしれません。先を予想しながらスラスラ読むことに慣れれば、同じように考えながら話すことも上手になると思います。何を話すか考えてから話し始めるのでは追いつきません。(つらくならない範囲で音読もした方が良いです。)

そうなんですよね。
実は自分で考えてしゃべるっていうのは結構大変ですよね。
私は通訳をするのは楽で好きです。
(難しい内容でなければ)
自分で考えなくていいので(笑)
会議の通訳なんかは結構面白くてはまります。

今の読み方に切り替えてから、10日ほどですが、
確かに気がつくと、区切り読みをしています。
区切り読みをすると断然、スピードが落ちるし、
理解度も落ちて、何度も同じところを読んでいたりします。
チャンクで読むのに慣れるまで、もう少し努力が必要ですが、
今は方法がわかったので、闇雲に読んでいた時期よりも楽になりました。
いずれ、スピーキングやリスニングにも反映されることを信じて
がんばります。

〉お忙しければお返事は不要です。こちらも、物差しや分度器のような役割をする英語の具体例を今は思いつきませんが、そのうちご紹介したいと思います。

はい。Ryotasanさんこそ、お忙しいでしょうにありがとうございます!

〉ではまた。


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