Re: 酒井先生へ

[掲示板: 〈過去ログ〉はじめまして!(初投稿)掲示板 -- 最新メッセージID: 9033 // 時刻: 2024/11/24(08:02)]

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[電球] 5384. Re: 酒井先生へ

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2007/3/11(01:56)

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Tinyさん、こんばんは!
本格的に論争がはじまりましたね!!
福山でお会いしたときから、これは相手にとって不足はない!
という予感がありました。

〉酒井先生、こんばんは「引き戻されてしまう」人のひとり Tiny です。

〉〉うまく行かない人の最大の原因は、いまのところの判断では
〉〉ほとんど「お勉強姿勢」にあると見ています。

〉〉多読をはじめても結局文法や精読や単語力増強に
〉〉「引き戻されてしまう」人が少なくなさそう・・・
〉〉それだけはお気をつけ下さい。

〉私が何故「引き戻された」か。
〉多読だけでは向上しなかった。1000万語読んでも。

これから書くことは最近だんだん意識するようになったことなのですが、
実は何週間か前にもこのことを意識して投稿しています。
「こども式」をさまたげる最大の問題だと思っているのです。

Tinyさんが1000万語読んでも向上したと実感できなかったというのが、
ぼくには非常に不思議でした。そんなに読まなくても向上したと
報告する人はたくさんいるように思うからです。

では、Tinyさんのようなタイプと、効果を実感するタイプのちがいは
なんだろうか? それをぼくは1年近く考えてきました。

いまのところの中間的な結論だけを書くと(今後の論争の中で
もっとくわしくいうことになると思うので!)
英語力=単語+文法という考えにどれだけとらわれているかで、
多読による効果が決まるのではないかということです。

この結論の一つの材料は実はTinyさんでした。しかしTinyさんだけ
ではない。ほかにも程度こそ違え、たくさんの人が多読による効果が
期待したほどではないと言っています。

その人たちの話にぼくは注意深く耳を傾けてきました。
そして、その人たちのあいだに一つのパターンがあるように
いまは感じています。「感じている」だけですが。

〉向上しない事に時間はかけられない。
〉だから文法や精読や単語力増強へ向かうのです。向上しました。
〉努力は報われました。
〉私は「引き戻されてしまう」人の気持ちが良くわかります。

そして、そのパターンは「従来の学習法の引力」ということです。
Tinyさんの「英語力」が向上しなかった(あるいは向上したと
巻jられなかった)のは、実に文法や精読や単語力増強に
信を置いているからだと、いまは一応仮説を立てています。
あくまで仮説なので、今後の研究で「まちがってました、
ごめんね!」になるかもしれませんが。

失礼な断定になりますが、論争のために許してください。
Tinyさんは向上しなかったから文法や精読や単語力増強へ向かったのでは
ないかもしれません。むしろ文法や精読や単語力増強に信を置きすぎて
いたために「樽に穴が開いた状態」だったのではないかと思うのです。

本当に失礼な言い方だけれども、福山でお会いして話したTinyさんは
こうした正面切った論争に冷静に立ち向かってくださる方だと思います。

〉詳しくはこちら書いています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=10903]

ぼくはTinyさんのブログを見せてもらいました。


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5398. Re: 酒井先生へ

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/3/11(23:34)

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yhiroakiさん、初めまして。

楽しく多読を続けていくことができたらいいですね。

yhiroakiさんのレスを伸ばして申し訳ありませんが…。

酒井先生、こんにちは。

〉では、Tinyさんのようなタイプと、効果を実感するタイプのちがいは
〉なんだろうか? それをぼくは1年近く考えてきました。

〉いまのところの中間的な結論だけを書くと(今後の論争の中で
〉もっとくわしくいうことになると思うので!)
〉英語力=単語+文法という考えにどれだけとらわれているかで、
〉多読による効果が決まるのではないかということです。

〉この結論の一つの材料は実はTinyさんでした。しかしTinyさんだけ
〉ではない。ほかにも程度こそ違え、たくさんの人が多読による効果が
〉期待したほどではないと言っています。

あのー、結局「従来型」の勉強方法でも使える英語をモノにできるひとがいるということではないでしょうか。

酒井先生の「どうして英語が使えない」に書いてあるような勉強方法でさっぱり英語が身につかない人、TOEICの点数にばかりこだわって、読めない、書けない、話せない人、ペーパーバックが読めない大学の先生。
酒井先生がこういう人を生み出す英語教育を警戒するのはわかります。
しかしそれは英語を「勉強」としか捕らえてないからであって、勉強ではなくコミュニケーションツールだと思って「言葉」を獲得するために勉強してきた人もいると思います。

勉強が出来なかった人、「勉強」としての英語しかやらなかった人。多読はそういう人には「目からウロコ」の革命的な方法です。しかしそうではない人もいるのではないでしょうか。
英語に挫折し、洋書に挫折し、レベル0の本を読んで「英語の本なのに読める!」と感動して多読を始めた…というレベルなら、レベル3ぐらいの本が読めるようになったりしたらそれこそ大きな効果です。とにかく英語の本を読んでるだけでも「自分、すごい」って思います。しかしレベル5ぐらいの本を読んでるような人が多読を始めて、「前よりスムーズに読めるようになった」ぐらいでは効果を感じにくいのではないかと思います。

もちろん、やさしい絵本をたくさん読めば、ネイティブが子どもの時に身につける語感を追体験して身につけることができます。単語も辞書の意味ではなく、多読で何度も出会って「こんな感じ」というのが感覚的につかめるようになるのは多読の大きな効果です。
しかし「勉強」ではなく自分なりのやり方で「言葉」としての英語を身につけた人にとって、それが必要か必要でないかは自分で決めることです。私は多読で身につける語感は他の勉強法にはない有効な方法だと思いますが、別にそれをやらなくても困らない、自分の勉強法で満足できる人には、多読をしたからといって、特別な効果を感じられないのではないかと思います。

ただ、Tinyさんは実際に1000万語読んでいますので、その上で文法、単語、精読をしたからこそ効果が現れた、という解釈もできるのではないかと思うのですが…。


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[脱帽] 5413. Re: 酒井先生へ

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2007/3/12(22:43)

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yhiroakiさん、杏樹さん、こんばんは!

〉yhiroakiさん、初めまして。

〉楽しく多読を続けていくことができたらいいですね。

〉yhiroakiさんのレスを伸ばして申し訳ありませんが…。

yhiroakiさん、すごいことに発展して、びっくりなさっていませんか?
もうしわけないです、驚かせて。
でも、この掲示板ではよくこういうことがあるのです。
(でも、はじめましての人の投稿からここまで大きくなったのは
 はじめてかもしれない・・・)

〉酒井先生、こんにちは。

〉〉では、Tinyさんのようなタイプと、効果を実感するタイプのちがいは
〉〉なんだろうか? それをぼくは1年近く考えてきました。

〉〉いまのところの中間的な結論だけを書くと(今後の論争の中で
〉〉もっとくわしくいうことになると思うので!)
〉〉英語力=単語+文法という考えにどれだけとらわれているかで、
〉〉多読による効果が決まるのではないかということです。

〉〉この結論の一つの材料は実はTinyさんでした。しかしTinyさんだけ
〉〉ではない。ほかにも程度こそ違え、たくさんの人が多読による効果が
〉〉期待したほどではないと言っています。

〉あのー、結局「従来型」の勉強方法でも使える英語をモノにできるひとがいるということではないでしょうか。

〉酒井先生の「どうして英語が使えない」に書いてあるような勉強方法でさっぱり英語が身につかない人、TOEICの点数にばかりこだわって、読めない、書けない、話せない人、ペーパーバックが読めない大学の先生。
〉酒井先生がこういう人を生み出す英語教育を警戒するのはわかります。
〉しかしそれは英語を「勉強」としか捕らえてないからであって、勉強ではなくコミュニケーションツールだと思って「言葉」を獲得するために勉強してきた人もいると思います。

そうでしょうね。

〉勉強が出来なかった人、「勉強」としての英語しかやらなかった人。多読はそういう人には「目からウロコ」の革命的な方法です。しかしそうではない人もいるのではないでしょうか。
〉英語に挫折し、洋書に挫折し、レベル0の本を読んで「英語の本なのに読める!」と感動して多読を始めた…というレベルなら、レベル3ぐらいの本が読めるようになったりしたらそれこそ大きな効果です。とにかく英語の本を読んでるだけでも「自分、すごい」って思います。しかしレベル5ぐらいの本を読んでるような人が多読を始めて、「前よりスムーズに読めるようになった」ぐらいでは効果を感じにくいのではないかと思います。

それはもうたくさんそういう人はいますね。
この掲示板の常連でも、かなりの「英語力」から出発した人は
たくさんいますからね。

〉もちろん、やさしい絵本をたくさん読めば、ネイティブが子どもの時に身につける語感を追体験して身につけることができます。単語も辞書の意味ではなく、多読で何度も出会って「こんな感じ」というのが感覚的につかめるようになるのは多読の大きな効果です。
〉しかし「勉強」ではなく自分なりのやり方で「言葉」としての英語を身につけた人にとって、それが必要か必要でないかは自分で決めることです。私は多読で身につける語感は他の勉強法にはない有効な方法だと思いますが、別にそれをやらなくても困らない、自分の勉強法で満足できる人には、多読をしたからといって、特別な効果を感じられないのではないかと思います。

なるほど!

〉ただ、Tinyさんは実際に1000万語読んでいますので、その上で文法、単語、精読をしたからこそ効果が現れた、という解釈もできるのではないかと思うのですが…。

さあ、そこはご本人に聞かないとねえ・・・

なににせよ、杏樹さん、ありがとう。
ときどきぼくは暴走するので、どうどうどうと抑えてもらわないといけない。
悍馬の口を取ってくれて、ありがとう!


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