これらを読めるために必要な多読量は?

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4340. これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/24(20:28)

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はじめまして。英語の再学習をしている社会人です。
さて、多読の話題をあちこちに見かけるようになったので興味を持ち、ちょっと考え始めているところです。ただ、社会人で忙しいので、GRはわかるのですが、推奨図書がどれぐらいの語彙レベルものかもよくわからず、質問させていただくことにしました。これによる回答によって多読にするかどうか決めようと思っています。
質問は以下のようなものを8割強ほどの理解で読めるためにはどれぐらいの語数をクリアーしなければいけないかお教え願えればと思います。また、人によって読むスピードが違うと思いますが、大体、何時間ぐらいかかるかもわかると助かるのですが。ちなみに私が毎日英語に割ける時間は基本的に通勤の1時間だけです。出張があると移動中に少し稼げるときがあります。よろしくお願いします。

・History of Western Philosophy by Bartrand Russel
・Age of Uncertainty by John Kenneth Galbraith
・Infinite in All Directions by Freeman Dyson
・TIMEのEssayやThe Economistのカバーストーリー


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4344. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: 久子
投稿日: 2006/8/24(21:27)

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Tallinn さん こんばんは

大変難しい質問ですね。
明確な回答を期待していたらすみません。

私の個人的な考えです。掲示板にはもっと他の考え方の人がいると思います。

現在、Tallinnさんがどのくらいのものなら 読めるのか や
これまでの英語学習歴、日常英語に触れる機会の有無 などの
影響が少なくないと思います。また、それらが分かったからといって
はっきりとした数値は出ないように思います。少なくとも私は
出せません。

また、数値が出たとしても 計画の通りに自分で読めるようになった
と実感できて 継続するモチベーションを保つことが難しいかもしれ
ません。
これだけ読んだのだから、このくらい読めるはず という思考が
入ってくると、「○○万語読んだのに△△が読めなくてショック」と
という思いを持つかもしれません。実際、こういう書き込みを
見かけたこともあります。
即効性のある方法ではないので、語数や時間を決めて目標に向かって
読む人より、のんびり とか だまされた つもりで読んでいる人ほうが
継続しやすいではないかと思います。このあたりは、各人の個性に
よるので、一概に 判断することはできませんけど。

目標達成までの目安がないと始めるのが難しいかとは思いますが、
期間を決めて、易しい本を読んで 効果が実感できるか 自分に
あった方法なのかを判断した方がよいと思います。

私の場合ですが、単純に 本が楽しめればそれで良しという形で始めたので
4年近く 語数にして1000万語以上読んでますが、一般大衆向けPB 400P
程度のものが、1〜2週間で読める程度です。難しいものは読む気がないので
分かりません。英字新聞は、興味のある記事しか読みませんが まあそこそこ
理解できていると思ってます。これをもって 効果的な方法だと感じるか
どうかは人それぞれだと思います。


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4346. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/24(22:17)

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早速の御返事ありがとうございます。

〉現在、Tallinnさんがどのくらいのものなら 読めるのか や
〉これまでの英語学習歴、日常英語に触れる機会の有無 などの
〉影響が少なくないと思います。また、それらが分かったからといって
〉はっきりとした数値は出ないように思います。少なくとも私は
〉出せません。

書かなかったのには訳があります。正直、あげたものは難しいものばかりですので、相当大きい語数のクリアーが必要であろうと思いました。100万とか200万では済まないだろうと思っています。それから見ると私がこれまでに触れてきた精々2,30万ぐらいの語数は無視できると思ったためです。英語に触れる機会はそれほど多くありません。月に1回ぐらいネットで英語で情報収集をするくらいです。TOEICは600ちょっとをうろうろです。読めるものとしては
・Girl with A Pearl Earring by Tracy Chevalier
次のは辞書の助けが要ります。
・Cuckoo's Egg by Clifford Stoll

〉目標達成までの目安がないと始めるのが難しいかとは思いますが、
〉期間を決めて、易しい本を読んで 効果が実感できるか 自分に
〉あった方法なのかを判断した方がよいと思います。

その最初の変化が見受けられるようになるにはどれくらいの語数と時間と思っておけばよろしいでしょうか?

〉私の場合ですが、単純に 本が楽しめればそれで良しという形で始めたので
〉4年近く 語数にして1000万語以上読んでますが、一般大衆向けPB 400P
〉程度のものが、1〜2週間で読める程度です。難しいものは読む気がないので
〉分かりません。英字新聞は、興味のある記事しか読みませんが まあそこそこ
〉理解できていると思ってます。これをもって 効果的な方法だと感じるか
〉どうかは人それぞれだと思います。


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4349. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: 翁家
投稿日: 2006/8/25(00:31)

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Tallinnさん、はじめまして。翁家と申します。

私自身は、ご質問の本等は1冊も読んでいないのでコメントする資格なしです。ですが、
TIMEについては過去の掲示板に、Yoshiさんによる「TIMEは高嶺の花か!?」という素晴らしい投稿があります。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=11945]

Yoshiさんの場合だと「500万語くらい」だったそうです。

500万語読むのにどれくらい時間がかかるのか・・・。分速100語として1時間で6000語。
1日1時間の読書時間で500万語には833日。分速150語なら555日です。(は〜)

そうそう、過去の掲示板の投稿では、英語のレベルアップを実感する要素は単純に語数だけの
シングルファクターではない、ということが言われています。
「かけた時間」や「多聴」や「シャドウイング」、「オフ会での刺激」といったマルチファクターみたいです。
ですから「500万語です」とも断言できないかもしれません。

ついでに、語彙を増やすには「やさしいものをたくさん」という方法が良いみたいです。

私自身は、多読は英語学習という肩肘張ったものではなく、楽しみながら続けられるところが
気に入っています。しかも英語を母国語としている人が読むのと同じ物を読むなんて
「本格的だ〜」と酔いしれています。ですが、何○万語読んだから、Bartrand Russelは読めるはず、
なんて本を読むのは楽しくないな〜。

読み返してみると支離滅裂な文章ですが・・・。今後ともよろしくお願いします。


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4355. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/25(09:15)

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お返事ありがとうございます。

〉TIMEについては過去の掲示板に、Yoshiさんによる「TIMEは高嶺の花か!?」という素晴らしい投稿があります。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=11945]
〉Yoshiさんの場合だと「500万語くらい」だったそうです。

読ませていただきました。ただ、私の求める答えとは少し違うようです。昔と今では変わってしまったようですがTIMEのカバーストーリーはTHe Economistより概して易しくなってしまいました。TIMEで一番難しいと言われるのが一番後ろにあるESSAYですが、これも最近はかなり易しめになってきているようです。TIMEは知識層離れが加速していて、逆にThe Economistは増えています。それに対抗するために購読数増加に走って易化しているようです。
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、古いものからこれぞTIMEのESSAYというのを探して一部をご披露したいと思います。

〉500万語読むのにどれくらい時間がかかるのか・・・。分速100語として1時間で6000語。
〉1日1時間の読書時間で500万語には833日。分速150語なら555日です。(は〜)

これぐらいは特に仕方のないことと思ってます。

〉そうそう、過去の掲示板の投稿では、英語のレベルアップを実感する要素は単純に語数だけの
〉シングルファクターではない、ということが言われています。
〉「かけた時間」や「多聴」や「シャドウイング」、「オフ会での刺激」といったマルチファクターみたいです。
〉ですから「500万語です」とも断言できないかもしれません。

〉ついでに、語彙を増やすには「やさしいものをたくさん」という方法が良いみたいです。

〉私自身は、多読は英語学習という肩肘張ったものではなく、楽しみながら続けられるところが
〉気に入っています。しかも英語を母国語としている人が読むのと同じ物を読むなんて
〉「本格的だ〜」と酔いしれています。ですが、何○万語読んだから、Bartrand Russelは読めるはず、
〉なんて本を読むのは楽しくないな〜。

そうできればいいのですが、私は読書でメシを食べていけるわけではなく、仕事上で英語が絡んだ場合に確実に要求される技量もあります。それに専門の方に一番時間を割かねばなりませんので、あまり無駄にはできません。物はお金で買えますが、失った時間はどう頑張っても買い戻すことができませんので。英語の学習に執着はありませんが、やるとなればできるだけ無駄を省きたいと思います。

〉読み返してみると支離滅裂な文章ですが・・・。今後ともよろしくお願いします。

こちらこそ。


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[喜] 4356. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/8/25(10:40)

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Tallinnさん、はじめまして。 まりあ@SSSです。

〉そうできればいいのですが、私は読書でメシを食べていけるわけではなく、仕事上で英語が絡んだ場合に確実に要求される技量もあります。それに専門の方に一番時間を割かねばなりませんので、あまり無駄にはできません。物はお金で買えますが、失った時間はどう頑張っても買い戻すことができませんので。英語の学習に執着はありませんが、やるとなればできるだけ無駄を省きたいと思います。

  みなさんの書き込みが沢山ありますので、重複を避けてこの
  部分だけお返事します。

  多読がここまで広がって来たのは、今までの英語学習法が
  「英語でメシを食べている人」向けの学習法であり、
  「英語以外の専門の方に時間を割かねばならない」社会人に
  最適な英語学習法ではなかった、ことにあると思っています。

  多読は、朝から晩まで英語の勉強に費やせない人に向いている
  はずです。

  単語の暗記・文法学習、ディクテーション・100回音読...
  それでTimeが読めるようにならなかったとき、勉強が無駄
  だった、ということになるでしょう。

  しかし多読は、英語の本そのものを読むので、時間が無駄に
  なる心配がありません。たとえ8歳児向け児童書1冊でも、
  (大人が書いたもので、8歳児の作文ではないのですから)
  読めば日本人との発想・感覚の違いや、「よい子」の概念の違い
  風俗習慣...何かしら得るものがあり、読めば読んだ分だけ
  異文化理解の一助となります。

  アメリカ人の精神風土を知らずに、単語と文法を学んでTimeを
  読もうとしても、真意を汲み取る読み方が出来るかどうか
  疑問です。

  アメリカに関しては、最も情報の多い外国ですから、精神風土や
  気質について既に知っているような感覚になりがちですが、
  たくさんの児童書を読んでみると、どれだけ未知のことがあるのか、
  誤解していた部分があったのか思い知らされます。

  大人向けのやさしめの本は、商業的なものが多くpass timeにしか
  ならないものが多いですが、思い切って児童書まで下がると、
  児童書作家にはしっかりとした人生観・理想の子供像・次世代に
  伝えたい理念を持っている人も多く、ストーリーが単純な分、
  それらが分かりやすいものとなっています。大人の目で読めば
  得るものが沢山あります。

  TIMEのEssayやThe Economistのカバーストーリーを読むにしても、
  単に書かれている事実を知るのみでなく、著者が誇りを持って
  事実を伝えているのか、憤りをもっているのか、諦観しているのか、
  揶揄しているのか、そのニュアンスまで感じ取れるようになりたいと
  思われませんか?そのためにはなんといってもやさしいものから
  たくさん読むことが、「急がば廻れ」になることでしょう。

  Happy Reading!
  

  
  

  

  
   


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4350. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: blueleaf http://hirosegawa.blog69.fc2.com
投稿日: 2006/8/25(01:00)

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はじめまして。blueleaf と申します。

Bertrand Russell と Freeman Dyson の名前は聞いたことがあります。両者とも20世紀の歴史に残る学者ですよね。同じく学問に身を置く一人として返答をさせていただきたくなりました。

まず質問の答えですが、どれくらいの語数が必要かは僕にはわかりませんし、どれくらいの時間がかかるのかも僕にはわかりません。どれくらいの語数が十分かといわれたら、それもわかりません。というのは、たとえ、一億万語読もうが、その読んだ種類によっては、学者の書いた本が読めるとは限らないからです。

また、そもそも日本語での読書で哲学、数学、宗教、科学、政治、経済、時事などなどどれくらい読まれているのかにも大いによります。おそらくたくさん読まれておられる方だと思うので、日本語と同じく興味にしたがってたくさん読んでいけば、そのうち読めるようになると思いますよ。無責任発言ですいませんが。

ちなみに僕は、50万語ぐらいはGRを読んで、それ以降は一般書です。現在総語数は700万語以上1000万語以下です。学者の書いた本としては、"The Art of Loving" by Erich Fromm を読んだことがあります。読んだ当時は難しく感じましたが、今読み返してみると良くわかります。僕も B. Russell の著書を読みたくなってきました。多分難しいと思って敬遠してましたが、いけそうな気がするので。きっかけをくださりどうもありがとうございます。


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4351. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/8/25(01:12)

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Tallinnさん、初めまして。

久子さんが書いているように、多読では「これだけ読んだらこれだけレベルが上がる」という明確な基準がないんです。それは「好きな本を好きなように読む」のが基本のため、人それぞれ読む本も、読み方も早さも、みんな違うからです。
とりあえずレベル0のPenguin Readers Easystarts(語彙200語レベル)を読んで「英語の本が読めた!」と感激するレベルで始めて、100万語でレベル3、というのがめやすとされています。しかしTallinnさんはそれよりレベルが高そうですので、100万語読めばもっとレベルが高いものも読めるようになると思います。

100万語通過報告の掲示板を覗いて、どんな本を読んでいる人がいるか見てみてはいかがでしょうか。読みたかった目標本にたどり着いている人もいますし、レベル3ぐらいで通過している人もいます。

もしこれがTOEICを期限までに何点取らなくてはならない、とか海外赴任するので手っ取り早くビジネス会話を…ということならそれ向けの勉強もあることですし、必ずしも多読を勧めるわけにはいきません。
しかし目標が「本を読みたい」ならやはり多読をしてみることをお勧めします。、といいますのは、本を読もうと思うと、文法や語彙の勉強も助けにはなりますが、結局は「本を読む」訓練が必要です。文法に照らし合わせて正確な意味を読み取ったり辞書で詳しく意味を調べたりしながら読み解く方法もありますが、それだと1冊の本を読み通すのに時間がかかります。
多読は「辞書を引かない」で、自分にとって読みやすい本、面白い本を読むことで、大量インプットが出来るのです。しかもやさしい本には英語を読む基本の文章がたくさん含まれています。そういった基本的な文章をたくさん読むと、結果的に本を読むことができるようになるのです。
英語学習の教材で1年間勉強するのと、多読法で1年かけて100万語読むのとでは、おそらく多読をしたほうが本は読めるようになると思います。しかも普通の読書感覚で、楽しく快適に。
ただし、その本が仕事などでどうしても正確に内容を把握する必要があるとか、内容を研究するとかなら、多読以外の勉強もしたほうがいいかもしれませんが。

ついでに、多読では目標本がありますと、まだそのレベルに達していなくてもその本がどうしても読みたくなることがあります。そうして思い切って読んでみるとついつい読み進んで最後まで読んでしまったー、ということも起こります。
200万語でレクター3部作(「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」)を読んでしまった人もいます。レベル0から始めて400万語で「指輪物語」を読んだ人もいます(これは私)。
いつどこでどんな本が読めるようになるか、先が読めないのもまた多読です。


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4352. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: 雫 http://www.geocities.jp/dropshappydays/
投稿日: 2006/8/25(02:00)

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Tallinnさん、初めまして。雫と申します。

〉はじめまして。英語の再学習をしている社会人です。
〉さて、多読の話題をあちこちに見かけるようになったので興味を持ち、ちょっと考え始めているところです。ただ、社会人で忙しいので、GRはわかるのですが、推奨図書がどれぐらいの語彙レベルものかもよくわからず、質問させていただくことにしました。これによる回答によって多読にするかどうか決めようと思っています。

最初におことわりを。
どれだけの時間をかけて、どれだけの語数を重ねたらどんな結果が
でるかは人それぞれなので明確な回答ができません。ごめんなさい。
私は一年半前に多読を始めて怒涛の500万語超えをしましたが、どっ
ぷり読書に時間を割けたので記録はあまり参考にならないと思います。
その上でのレスなのでご容赦ください。

推薦図書は書評システムでチェックできると思います。
大人向けの本になると中には書評に上がっていないかもしれません。
GRと一言で言っても出版社によってレベルの分け方が違いますが、
児童書もGRもPBも絵本もYLという統一されたレベルがあるので参考に
なります。

〉質問は以下のようなものを8割強ほどの理解で読めるためにはどれぐらいの語数をクリアーしなければいけないかお教え願えればと思います。また、人によって読むスピードが違うと思いますが、大体、何時間ぐらいかかるかもわかると助かるのですが。ちなみに私が毎日英語に割ける時間は基本的に通勤の1時間だけです。出張があると移動中に少し稼げるときがあります。よろしくお願いします。

〉・History of Western Philosophy by Bartrand Russel
〉・Age of Uncertainty by John Kenneth Galbraith
〉・Infinite in All Directions by Freeman Dyson
〉・TIMEのEssayやThe Economistのカバーストーリー

全て未読、いや知らない本です(^_^;)
久子さんへの返信にあるGirl with a Pearl Earringは多読を始めて
半年経過・200万語を読んだあとに一日で読了しています。ハリポタ
よりもやさしいPBとして投稿しています。
これ以降、読んだ主なPBは・・・
Rocket Boys、Skipping Christmas、Tuesdays With Morrie、
My Sister's Keeper、The Da Vinci Code、Rbert.B.Parkerの
Sunny Randallシリーズ、China Trade。
今はMichael ConnellyのThe Black Echoを読んでいます。
(主にミステリーです)

Timeは読んだことがありませんが、今までThe Japan Times Weekly
やThe Japan Times、家庭画報INTERNATIONAL、ひらがなTimesなど
雑誌や新聞を読んでいます。
最近は週刊新聞よりも日刊が読みやすいので駅の売店で気がむけば
買って電車の中で30分程度、読んでいます。

一つの指針として、どれだけ時間をかけて、どれだけ読めばどうなる
かがあれば安心感がある方もいらっしゃるでしょうが、多読は多読を
している人の数だけ方法があります。
自分が読みたい本がおありのようなので、まずはやさしいレベルの本
から読み始めてみて、時々自分の読みたい本を開いてみてはいかがで
しょう。
私は赤毛のアンの原書"Anne of Green Gables"がどうしても読みたくて
100万語前に読みました。邦訳されていない部分が読めたり邦訳のイメ
ージと違う部分があったりして難しいけど楽しかったです。
今も読みたい本とやさしい本を混ぜながら少しずつ読んでいます。

もしもTOEICや、しなければならない勉強があるなら、洋書は息抜きと
して読んでみてはいかがでしょう。


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4364. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: ジェミニ http://creek.hp.infoseek.co.jp/english/index.html
投稿日: 2006/8/26(01:47)

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 Tallinnさん、初めまして。ジェミニと申します。

〉質問は以下のようなものを8割強ほどの理解で読めるためにはどれぐらいの語数をクリアーしなければいけないかお教え願えればと思います。また、人によって読むスピードが違うと思いますが、大体、何時間ぐらいかかるかもわかると助かるのですが。ちなみに私が毎日英語に割ける時間は基本的に通勤の1時間だけです。出張があると移動中に少し稼げるときがあります。よろしくお願いします。

〉・History of Western Philosophy by Bartrand Russel
〉・Age of Uncertainty by John Kenneth Galbraith
〉・Infinite in All Directions by Freeman Dyson
〉・TIMEのEssayやThe Economistのカバーストーリー

 Russelは学生時代英語の授業で幸福論など読まされました。あの頃、
内容は全然分かりませんでしたね。
 Galbraithは邦題「不確実性の時代」でしょうか。

 自分の場合、学生時代に少し英字新聞やペーパーバックなど読んで
いたのですが、英語のリーディングから長らく離れて、リーディング
ができなくなりました。
 一念発起して、皆さんと同じようにGRから多読を始めて、最近は、
ノンフィクションなども少しずつ読めるようになってきました。

 300万語過ぎて、不思議と学生時代に読めなかったノンフィク
ションのPBが、多読を通して何とか読めるようになってきました。
Alvin Tofflerの"The Third Wave"などです。多分、分からない単語
を気にせずに大体の内容のみをつかんで読む癖がついたおかげでない
かと思います。ノンフィクションで自分として読みたいモノはいっぱ
いありますが、日本語でもその分野のモノを良く読んでいれば、多少、
単語が難しくてもおおまかな意味は取れるように思います。  

 他の方もおっしゃられているように、Tallinnさんも、簡単すぎるかも
知れませんが、子供が読むなモノから多読を進めて、YL6のGRが卒業と
いう頃に英字新聞やノンフィクションのPBなどに慣れてから(300
万語から500万語程度でしょうか。)であれば、Galbraithなども読む
ことが出来るように思います。

 ノンフィクションの本でも、YLごとに読んでいけば、自然に難しいと
いわれているモノも読めるようになるのではないでしょうか。人によって
読書スピードが違いますし、YLの階段をあがるスピードも違いますので、
Tallinnさんがいつ頃目標とされる本を読めるようになるかはちょっと自分
には予測できませんが・・・。

 Russellに関しては以下のamazon.comのウェブのText Statsなどが読み
やすさの参考になるかもしれません。
[url:http://www.amazon.com/gp/product/0671201581/sr=1-1/qid=1156523362/ref=sr_1_1/002-0039705-0936032?ie=UTF8&s=books]

 それでは。

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4367. 例文(かなり長い)

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/26(23:39)

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いろいろとご意見を頂いてますが、まず私の実力紹介を兼ねて希望図書の英文をあげておきたいと思います。意見についての考えは後日書きます。
まず、最新の私のTOEICの結果が来ました。705点で、リーディングは385点です。大差でリーディングが高いという結果です。その前は2年近く前になり、受験参考書で再学習して1年弱です。

では、TIMEの単文から。
It was just a few months after then A.N.C. leader Chief Albert Luthuli was awarded the 1960 Nobel Peace Prize that Mandela urged the party leadership to take up arms.
これは理解できます。速度もそれほど落とさなくてもわかります。
次はまったくだめ。解説で理解できますが、無手勝流とはいきません。これはTIME独特の文体によるもので、わかりにくくやめてほしいなと思ってしまいます。
Even so, De Klerk speaks wistfully about “grand apartheid” as a system that might have worked in South Africa had all the nation’s diverse ethnic and tribal groups accepted geographic separation voluntarily.

次にまとまった文例をあげます。
TIMEのESSAYより、What Oscar Wilde Knew About Japanの最終パラグラフを。こういう感じの文章が非常に多かったです。文化的背景を必要とする場合も少なくはないですが、それがなくても難しいときは難しいです。
Perhaps the best illustration of this can be found in the best-selling novel about six days in the life of an English butler, The Remains of the Day. The book reads almost like a handbook of traditional Japanese values: a samurai-like loyalty to a master, a quiet and impenitent nationalism, a sense that self is best realized through self-surrender. Many of the scenes--- in which the butler speaks to his father in the third person, talks of “military-style pep talks” to his staff and resolves to practice “bantering”---might almost be translated from the Japanese. Yet here are all these values, in the midst of an instantly recognizable England, in 1956! The book’s author, Kazuo Ishiguro, who moved to England from Nagasaki at the age of five, grew up simultaneously as a Japanese and a English schoolboy, and so can see that the two are scarcely different. “I think there are a lot of things about the Japanese way of communicating that I don’t know about,” he says, “simply because I don’t know my way around the code. But the actual Japanese method, the actual approach, I think I’m quite at home with---because I’ve been brought up in middle-class England.” Japan, as Wilde might have said, is only as alien as ourselves.

The Economistから昨年のロンドン連続テロ事件のリーダー記事、London Under Attackより冒頭部分。これでこの雑誌では中級くらいと思います。残念ながらこのレベルになると厳しくなります。
Once it had happened, it produced an awful feeing of inevitability. The series of terrorist attacks on London’s Underground and bus system at the end of the morning rush hour on July 7th were presumably timed to coincide with the opening meeting of the G8 rich-country summit in Gleneagles in Scotland. The fact that less than a day earlier London had been filled with jubilation at having won the race to host the 2012 Olympic games may have given the perpetrators an extra dose of satisfaction. We shall never know, but nor, actually, should we care. Such a pointless display of brutality should instead bring forth two thoughts. One is that the surprise should be that this has not occurred sooner. The other is that such attacks should not, and will not, make any difference to the way Londoners live and work.
As soon as the atrocities of New York, Washington, DC, and Pennsylvania took place on September 11th 2001, London was assumed to be at risk of attack. That was so both because of its status as an international financial centre, an epitome of the West and its capitalist ways, and because Britain has long been a close ally of the United States, enemy number one for al-Qaeda and its terrorists associates.

冥王星が惑星から降格したのを受けてInfinite in All DirectionのEngineer’s Dream内の1パラグラフから。この部分はこの本の中では一番易しい部類で、私は理解できます。他の部分は著者の思いもよらないアイデアの観測機械(宇宙蝶)の話があったり、レーガンのスターウォーズ計画の検討など、概念性や哲学性の強いものになっています。海王星についてはどうだったかは知りません。なお、Freeman Dysonはノーベル賞級の物理学者として有名です。ノーベル賞が3人までのため、朝永の受賞のとき彼は外されました。
The JPL (Jet Propulsion Laboratory) engineers managed to perform another new trick at Uranus which they had not done at Jupiter and Saturn. After passing by Uranus, the spacecraft went behind the planet as seen from the Earth. It was behind Uranus for eighty-three minutes before it reappeared on the other side. During the whole of this hour-long eclipse, the Voyager high-gain antenna was kept accurately pointed at the edge of Uranus, so that the transmitted signal might be refracted around Uranus within the Uranus atmosphere and from there continue on its way to Earth. The signal coming from Voyager to Earth, after creeping around the planet through the Uranus atmosphere, was detected from beginning to end of the eclipse. As a result, we now have precise knowledge of the structure of the Uranus atmosphere down to a pressure of three Earth atmospheres. This at a distance of 2 billion miles with a spacecraft which was launched nine years ago. All of us who were there in the room at JPL were deeply impressed. That was an engineer’s dream which came true. We agreed to meet again at JPL on August 25, 1989, for the encounter with Neptune.


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4368. 量の問題にアラズ!!

お名前: ミグ
投稿日: 2006/8/27(01:14)

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はじめましてTallinnさん、ミグと申します。

ミグはYL5程度の児童書、GRがやっとというPBへの本格参入には力不足のタドキ
ストなので、Timeがどうのこうのというお話には無縁と思っていましたが、どう
もそうではないと「例文」を拝見して思い、ノコノコ出てきました(^_^;)

例文を拝見させていただき、語数よりも何を読むか?という問題の方が大事では
ないかと思いました。

どんな分野もやさしい本からの積み上げが大事なのではいでしょうか?
経済であろうが政治であろうがやさしい本から徐々にYLを上げながら読んでいけ
ば、専門書も読めるのではないかと思いミグ日々多読に励んでいます。
ここで問題になるのが「経済ネタのやさしい本は何か?」や「政治ネタのやさし
い本は何か?」「科学技術ネタのやさしい本は何か?」という事になると思いま
す。そういった情報をYL毎に集積しつつ多読を継続した先に例えばTimeがあると
思います!!

ミグもPBのみならず Time やNew York Times などを読めるようになりたいので
、日々探索をしています。現在はアメリカの学校の教科書や児童向き百科事典を
スラスラ読めるようになった先に、PBや Time の攻略があるのでは?と考えてい
ます。

ミグは何万語でTallinnさんの目標に達するかはお答えできませんが、やさしい
本からという抽象論ではなくて、「経済ネタのやさしい本」「政治ネタのやさし
い本」など具体的にYL毎にリストができた時に初めてお答えができるのではない
かと思います。

では


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4378. Re: 例文(かなり長い)

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/8/28(13:42)

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tallinnさん、二度目まして!
酒井@快読100万語!です。

tallinnさんの最初の投稿への返信は「けんもほろろ」「暖簾に腕押し」
「糠に釘」「木で鼻をくくる」などという印象を与えるかもしれないと
思うので(そんなことはないのですよ。もしそうだったら、そもそも
返信など書かない!)、そうではないというさらなる証拠として、
この長文の例文に返信します。

〉いろいろとご意見を頂いてますが、まず私の実力紹介を兼ねて希望図書の英文をあげておきたいと思います。意見についての考えは後日書きます。
〉まず、最新の私のTOEICの結果が来ました。705点で、リーディングは385点です。大差でリーディングが高いという結果です。その前は2年近く前になり、受験参考書で再学習して1年弱です。

TOEICの点数はあまり信用なさらない方がいいと思います。
せいぜい目安ですね。点数が上がれば励みになるけれども、
それは「個人比」であって、全般的な「英語力」を示すものでは
決してない・・・

TOEIC主催者も以前のTOEICが十分な信用性がないことを知っていて
新TOEICにしたわけです。これまで信用性が十分ではなかったのに、
ほぼおなじコストでどうやって信用性を高くできるのでしょう?

〉では、TIMEの単文から。
〉It was just a few months after then A.N.C. leader Chief Albert Luthuli was awarded the 1960 Nobel Peace Prize that Mandela urged the party leadership to take up arms.
〉これは理解できます。速度もそれほど落とさなくてもわかります。
〉次はまったくだめ。解説で理解できますが、無手勝流とはいきません。これはTIME独特の文体によるもので、わかりにくくやめてほしいなと思ってしまいます。

〉Even so, De Klerk speaks wistfully about “grand apartheid” as a system that might have worked in South Africa had all the nation’s diverse ethnic and tribal groups accepted geographic separation voluntarily.

これは別にTIME独特の文体ではありませんね。

Yoshiさんがたしかどこかで書いていますが、いまはTIMEの文章も
ずいぶんわかりやすくなりました。50年くらい前のTIMEを20年くらい
前に読んだことがありますが、読むのに非常に苦労した・・・

もし上の文章がむずかしく感じられるとすると、いちばんの原因は
英文に対する慣れがもう一息なのではないでしょうか?
ひょっとすると、英文を、一度日本語にしながら理解していませんか?
もしそれをはじめると、上の文だって相当めんどくさい手続きが
必要になります。(その手続きについてはできれば書かずに済ませたい!)

〉次にまとまった文例をあげます。
〉TIMEのESSAYより、What Oscar Wilde Knew About Japanの最終パラグラフを。こういう感じの文章が非常に多かったです。文化的背景を必要とする場合も少なくはないですが、それがなくても難しいときは難しいです。
〉Perhaps the best illustration of this can be found in the best-selling novel about six days in the life of an English butler, The Remains of the Day. The book reads almost like a handbook of traditional Japanese values: a samurai-like loyalty to a master, a quiet and impenitent nationalism, a sense that self is best realized through self-surrender. Many of the scenes--- in which the butler speaks to his father in the third person, talks of “military-style pep talks” to his staff and resolves to practice “bantering”---might almost be translated from the Japanese. Yet here are all these values, in the midst of an instantly recognizable England, in 1956! The book’s author, Kazuo Ishiguro, who moved to England from Nagasaki at the age of five, grew up simultaneously as a Japanese and a English schoolboy, and so can see that the two are scarcely different. “I think there are a lot of things about the Japanese way of communicating that I don’t know about,” he says, “simply because I don’t know my way around the code. But the actual Japanese method, the actual approach, I think I’m quite at home with---because I’ve been brought up in middle-class England.” Japan, as Wilde might have said, is only as alien as ourselves.

この文章をじっくり見てください。全体としてむずかしく感じ
られるのは無理なitoして、単語はむずかしくないですよね。
せいぜいZ会の速読英単語必修編レベルです。それを超えるのは
(たしかめてはいませんが)

illustration
butler
Remains
impenitent
surrender
pep
bantering
midst

くらいではないかな?

そうすると、やはりこの文が難しく感じられるのも、長い文だから
でしょう。長い文を日本語の順番に直そうとすると、上に書いたように
とんでもない時間と苦労がいります。いちばんの近道はこうした
長さの文に(本の中で)慣れていって、頭から読み下せることだと
思います。(慣れていくうちに単語といわれるものもそれぞれの
「ネットワーク」もわかってきます。これについては説明の時間がない!)

〉The Economistから昨年のロンドン連続テロ事件のリーダー記事、London Under Attackより冒頭部分。これでこの雑誌では中級くらいと思います。残念ながらこのレベルになると厳しくなります。
〉Once it had happened, it produced an awful feeing of inevitability. The series of terrorist attacks on London’s Underground and bus system at the end of the morning rush hour on July 7th were presumably timed to coincide with the opening meeting of the G8 rich-country summit in Gleneagles in Scotland. The fact that less than a day earlier London had been filled with jubilation at having won the race to host the 2012 Olympic games may have given the perpetrators an extra dose of satisfaction. We shall never know, but nor, actually, should we care. Such a pointless display of brutality should instead bring forth two thoughts. One is that the surprise should be that this has not occurred sooner. The other is that such attacks should not, and will not, make any difference to the way Londoners live and work.
〉 As soon as the atrocities of New York, Washington, DC, and Pennsylvania took place on September 11th 2001, London was assumed to be at risk of attack. That was so both because of its status as an international financial centre, an epitome of the West and its capitalist ways, and because Britain has long been a close ally of the United States, enemy number one for al-Qaeda and its terrorists associates.

これも単語はそうむずかしくないですよ。ところどころむずかしい
けれども、飛ばし読みが出来ていて、こうした長さの文章に
慣れていれば大丈夫です。やはり「キリン読み」が過ぎたのでは?

〉冥王星が惑星から降格したのを受けてInfinite in All DirectionのEngineer’s Dream内の1パラグラフから。この部分はこの本の中では一番易しい部類で、私は理解できます。他の部分は著者の思いもよらないアイデアの観測機械(宇宙蝶)の話があったり、レーガンのスターウォーズ計画の検討など、概念性や哲学性の強いものになっています。海王星についてはどうだったかは知りません。なお、Freeman Dysonはノーベル賞級の物理学者として有名です。ノーベル賞が3人までのため、朝永の受賞のとき彼は外されました。
〉The JPL (Jet Propulsion Laboratory) engineers managed to perform another new trick at Uranus which they had not done at Jupiter and Saturn. After passing by Uranus, the spacecraft went behind the planet as seen from the Earth. It was behind Uranus for eighty-three minutes before it reappeared on the other side. During the whole of this hour-long eclipse, the Voyager high-gain antenna was kept accurately pointed at the edge of Uranus, so that the transmitted signal might be refracted around Uranus within the Uranus atmosphere and from there continue on its way to Earth. The signal coming from Voyager to Earth, after creeping around the planet through the Uranus atmosphere, was detected from beginning to end of the eclipse. As a result, we now have precise knowledge of the structure of the Uranus atmosphere down to a pressure of three Earth atmospheres. This at a distance of 2 billion miles with a spacecraft which was launched nine years ago. All of us who were there in the room at JPL were deeply impressed. That was an engineer’s dream which came true. We agreed to meet again at JPL on August 25, 1989, for the encounter with Neptune.

こういう文章を読めるようになりたいという目標の一つですよね?
ところどころに専門用語が出てきますね。その意味ではたしかに
「むずかしい」。けれども文章自体は上のThe Economistの文章と
たいしてちがわないでしょうね。

どうでしょう? 日本語にところどころ直しているかもしれないという
見立てと、長い文章への慣れがたりないのでは?という
みたては当たっていますか?


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4382. Re: 例文(かなり長い)

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/29(00:47)

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〉〉Even so, De Klerk speaks wistfully about “grand apartheid” as a system that might have worked in South Africa had all the nation’s diverse ethnic and tribal groups accepted geographic separation voluntarily.
〉これは別にTIME独特の文体ではありませんね。

TIME独自という意味なら仰るとおりですが、これを多用している点では違います。よくTIMESTYLEと言われるものの典型例です。

〉〉Perhaps the best illustration of this can be found in the best-selling novel about six days in the life of an English butler, The Remains of the Day. The book reads almost like a handbook of traditional Japanese values: a samurai-like loyalty to a master, a quiet and impenitent nationalism, a sense that self is best realized through self-surrender. Many of the scenes--- in which the butler speaks to his father in the third person, talks of “military-style pep talks” to his staff and resolves to practice “bantering”---might almost be translated from the Japanese. Yet here are all these values, in the midst of an instantly recognizable England, in 1956! The book’s author, Kazuo Ishiguro, who moved to England from Nagasaki at the age of five, grew up simultaneously as a Japanese and a English schoolboy, and so can see that the two are scarcely different. “I think there are a lot of things about the Japanese way of communicating that I don’t know about,” he says, “simply because I don’t know my way around the code. But the actual Japanese method, the actual approach, I think I’m quite at home with---because I’ve been brought up in middle-class England.” Japan, as Wilde might have said, is only as alien as ourselves.
〉この文章をじっくり見てください。全体としてむずかしく感じ
〉られるのは無理なitoして、単語はむずかしくないですよね。
〉せいぜいZ会の速読英単語必修編レベルです。それを超えるのは
〉(たしかめてはいませんが)
〉illustration
〉butler
〉Remains
〉impenitent
〉surrender
〉pep
〉bantering
〉midst
〉くらいではないかな?
〉そうすると、やはりこの文が難しく感じられるのも、長い文だから
〉でしょう。長い文を日本語の順番に直そうとすると、上に書いたように
〉とんでもない時間と苦労がいります。いちばんの近道はこうした
〉長さの文に(本の中で)慣れていって、頭から読み下せることだと
〉思います。(慣れていくうちに単語といわれるものもそれぞれの
〉「ネットワーク」もわかってきます。これについては説明の時間がない!)

文の長さは気になりません。読み方についてはトップに書きました。ここで読めないと私がいっているのは読む速度を落とさずに、各節の塊の相関がはっきりと捉えられないこと(慣れの問題はたしかにあり)と、こういった文にした意図というべきかニュアンスです。作者のいいたいことが今ひとつ私にははっきりしないのです。ここでは日本人を中心に書いてますが、特にイギリス人の捉え方とその相関については全文を読んでみても私にははっきりしなかったのです。両者の関係について何がいいたかったのか、それがわからない以上、この文を読んだ意味がありません。

〉〉Once it had happened, it produced an awful feeing of inevitability. The series of terrorist attacks on London’s Underground and bus system at the end of the morning rush hour on July 7th were presumably timed to coincide with the opening meeting of the G8 rich-country summit in Gleneagles in Scotland. The fact that less than a day earlier London had been filled with jubilation at having won the race to host the 2012 Olympic games may have given the perpetrators an extra dose of satisfaction. We shall never know, but nor, actually, should we care. Such a pointless display of brutality should instead bring forth two thoughts. One is that the surprise should be that this has not occurred sooner. The other is that such attacks should not, and will not, make any difference to the way Londoners live and work.
〉〉 As soon as the atrocities of New York, Washington, DC, and Pennsylvania took place on September 11th 2001, London was assumed to be at risk of attack. That was so both because of its status as an international financial centre, an epitome of the West and its capitalist ways, and because Britain has long been a close ally of the United States, enemy number one for al-Qaeda and its terrorists associates.
〉これも単語はそうむずかしくないですよ。ところどころむずかしい
〉けれども、飛ばし読みが出来ていて、こうした長さの文章に
〉慣れていれば大丈夫です。やはり「キリン読み」が過ぎたのでは?

単語はその通りです。だからあげました。長さの問題ではありません。この英文には5箇所ぐらい勘違いしやすいところがあります。それのいくつかに私は最初ひっかかってしまいました。

〉ところどころに専門用語が出てきますね。その意味ではたしかに
〉「むずかしい」。けれども文章自体は上のThe Economistの文章と
〉たいしてちがわないでしょうね。

違うと思います。こちらの方は素直そのものです。

〉どうでしょう? 日本語にところどころ直しているかもしれないという
〉見立てと、長い文章への慣れがたりないのでは?という
〉みたては当たっていますか?


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[質問] 4385. Re: 例文(かなり長い)

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/8/29(03:54)

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Tallinnさん、二度目の、おはようございます。

〉〉〉Even so, De Klerk speaks wistfully about “grand apartheid” as a system that might have worked in South Africa had all the nation’s diverse ethnic and tribal groups accepted geographic separation voluntarily.
〉〉これは別にTIME独特の文体ではありませんね。

〉TIME独自という意味なら仰るとおりですが、これを多用している点では違います。よくTIMESTYLEと言われるものの典型例です。

どこが多用されて、典型例なのかな?
もしこの書き方のどこかが「TIMESTYLE」に見えるとしたら、
TIME以外をたくさん読んでいないというだけのことなのでは?
ぼくはとくに多用されている「文体」はないように思います。

〉〉〉Perhaps the best illustration of this can be found in the best-selling novel about six days in the life of an English butler, The Remains of the Day. The book reads almost like a handbook of traditional Japanese values: a samurai-like loyalty to a master, a quiet and impenitent nationalism, a sense that self is best realized through self-surrender. Many of the scenes--- in which the butler speaks to his father in the third person, talks of “military-style pep talks” to his staff and resolves to practice “bantering”---might almost be translated from the Japanese. Yet here are all these values, in the midst of an instantly recognizable England, in 1956! The book’s author, Kazuo Ishiguro, who moved to England from Nagasaki at the age of five, grew up simultaneously as a Japanese and a English schoolboy, and so can see that the two are scarcely different. “I think there are a lot of things about the Japanese way of communicating that I don’t know about,” he says, “simply because I don’t know my way around the code. But the actual Japanese method, the actual approach, I think I’m quite at home with---because I’ve been brought up in middle-class England.” Japan, as Wilde might have said, is only as alien as ourselves.
〉〉この文章をじっくり見てください。全体としてむずかしく感じ
〉〉られるのは無理なitoして、単語はむずかしくないですよね。
〉〉せいぜいZ会の速読英単語必修編レベルです。それを超えるのは
〉〉(たしかめてはいませんが)
〉〉illustration
〉〉butler
〉〉Remains
〉〉impenitent
〉〉surrender
〉〉pep
〉〉bantering
〉〉midst
〉〉くらいではないかな?
〉〉そうすると、やはりこの文が難しく感じられるのも、長い文だから
〉〉でしょう。長い文を日本語の順番に直そうとすると、上に書いたように
〉〉とんでもない時間と苦労がいります。いちばんの近道はこうした
〉〉長さの文に(本の中で)慣れていって、頭から読み下せることだと
〉〉思います。(慣れていくうちに単語といわれるものもそれぞれの
〉〉「ネットワーク」もわかってきます。これについては説明の時間がない!)

〉文の長さは気になりません。読み方についてはトップに書きました。ここで読めないと私がいっているのは読む速度を落とさずに、各節の塊の相関がはっきりと捉えられないこと(慣れの問題はたしかにあり)と、こういった文にした意図というべきかニュアンスです。作者のいいたいことが今ひとつ私にははっきりしないのです。ここでは日本人を中心に書いてますが、特にイギリス人の捉え方とその相関については全文を読んでみても私にははっきりしなかったのです。両者の関係について何がいいたかったのか、それがわからない以上、この文を読んだ意味がありません。

「各節の塊の相関」という表現に「ボトムアップ」を感じます。
そんなものは意識的にわからなくても、つまり「各節の塊の相関が
わかった」という自覚などなくてもいいのです。そういう自覚がほしいと
思うというところが「ボトムアップ」なのではないですか?

「こういった文にした意図というかニュアンス」という部分が
ぼくにはよくわかりません。Tallinnさん自身もここはなにがわかって
いないのか、よくわかっていないところだから仕方ないかな?

それはともかく、もしこの文章の意味がわからない、だからわかるように
なりたい、ということなら、いままでとはちがうやり方をやってみる
しかないでしょうね。その意味では話は簡単だ。
いままでやってきたことが「トップダウン」なら
これからは「ボトムアップ」をやればいいし、その逆なら「トップダウン」
をやればいい・・・

〉〉〉Once it had happened, it produced an awful feeing of inevitability. The series of terrorist attacks on London’s Underground and bus system at the end of the morning rush hour on July 7th were presumably timed to coincide with the opening meeting of the G8 rich-country summit in Gleneagles in Scotland. The fact that less than a day earlier London had been filled with jubilation at having won the race to host the 2012 Olympic games may have given the perpetrators an extra dose of satisfaction. We shall never know, but nor, actually, should we care. Such a pointless display of brutality should instead bring forth two thoughts. One is that the surprise should be that this has not occurred sooner. The other is that such attacks should not, and will not, make any difference to the way Londoners live and work.
〉〉〉 As soon as the atrocities of New York, Washington, DC, and Pennsylvania took place on September 11th 2001, London was assumed to be at risk of attack. That was so both because of its status as an international financial centre, an epitome of the West and its capitalist ways, and because Britain has long been a close ally of the United States, enemy number one for al-Qaeda and its terrorists associates.
〉〉これも単語はそうむずかしくないですよ。ところどころむずかしい
〉〉けれども、飛ばし読みが出来ていて、こうした長さの文章に
〉〉慣れていれば大丈夫です。やはり「キリン読み」が過ぎたのでは?

〉単語はその通りです。だからあげました。長さの問題ではありません。この英文には5箇所ぐらい勘違いしやすいところがあります。それのいくつかに私は最初ひっかかってしまいました。

ひっかかるからいけないのです。無視すればよかったのです。
無視すればトップダウンといえますが、ひっかかっていたのでは
ボトムアップになってしまう・・・ つまりトップダウンだと
Tallinnさんが思ってきたのはどうもそうではなくて、
ボトムアップだったのでは?

〉〉ところどころに専門用語が出てきますね。その意味ではたしかに
〉〉「むずかしい」。けれども文章自体は上のThe Economistの文章と
〉〉たいしてちがわないでしょうね。

〉違うと思います。こちらの方は素直そのものです。

素直に思えるなら、こちらをたくさん読んで、ときどきもう一つの
方をのぞいてみてください。そのうち同じように読めるようになります。

おなじように読めるようになってみると、
「どっちがむずかしい」という判断の基準がすっかりちがってきて
いることでしょう。

〉〉どうでしょう? 日本語にところどころ直しているかもしれないという
〉〉見立てと、長い文章への慣れがたりないのでは?という
〉〉みたては当たっていますか?

うーん、やっぱり慣れが足りないと思いますが、
加えて、Tallinnさんのいままでの読み方はどこか「ボトムアップ」が
はいっていたという診立てがつけくわわりました。


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4387. Re: 例文(かなり長い)

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/29(12:18)

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すいません。これはお答えし忘れていました。

〉どこが多用されて、典型例なのかな?
〉もしこの書き方のどこかが「TIMESTYLE」に見えるとしたら、
〉TIME以外をたくさん読んでいないというだけのことなのでは?
〉ぼくはとくに多用されている「文体」はないように思います。

この文には2つのTIMEとしての特徴があります。これをさしてよくいわれていますが、「TIMESTYLE」と定義したのは米人(英人?)の学者なので、私の判断てはありません。
村上春樹の作品の1文だけを取り出しても、違和感はないでしょう。でも、いくつかの文が続くと、村上春樹だとわかります。そのようなものとして言われていることなのだと思います。

〉「こういった文にした意図というかニュアンス」という部分が
〉ぼくにはよくわかりません。Tallinnさん自身もここはなにがわかって
〉いないのか、よくわかっていないところだから仕方ないかな?

エッセーですから、しかも、英米人のですので、日本のような徒然に書いて喜ぶことはまずなく、それで意図を探ったがよくわからないということです。

〉おなじように読めるようになってみると、
〉「どっちがむずかしい」という判断の基準がすっかりちがってきて
〉いることでしょう。

私には(語彙の違いではなく)文全体として明らかにレベルに違いがある両者を同じように読めるという感覚はどうしても湧きません。ちょっと理解を超えてしまいます。

それでは、Happy Reading!(でいいでしょうか)


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[喜] 4388. Re: 例文(かなり長い)

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/8/29(13:06)

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Tallinnさん、こんにちは。 まりあ@SSSです。

〉この文には2つのTIMEとしての特徴があります。

  Tallinnさんが読んでそう感じられたのでしょうか?それとも
  TIMEの英語を解説するサイトなどが沢山あるようで、そういう
  ところから得た知識でしょうか?

  もし、TallinnさんがTIMEを読んでそう感じるならば−−TIME、
  Newsweek、Washington Postなどからの抜粋を見て、どれが
  TIMEの記事か感じられるなら−−酒井先生がなんと仰ろうとも、
  TIMEには特徴があるといえます。

  TIMEの英語解説サイトから得た知識ならば、そういうものを
  読む暇に、TIMEそのものをお読みになることをお薦めします。 

〉私には(語彙の違いではなく)文全体として明らかにレベルに違いがある両者を同じように読めるという感覚はどうしても湧きません。ちょっと理解を超えてしまいます。

  文全体のレベルってなんでしょう?
  日本語に引き直すと、丸山眞男と赤川次郎で日本語レベルが
  どの程度違いますか?違うのは書かれている中身のレベルであって、
  日本語としてはそんな差は感じません。小林秀雄なら難しい。
  大河内一男もっと難しいかも?

  この英文はあの英文より難しい/易しい、といった解説を読み
  過ぎているように感じます。

  人間は、自分が共感できるものはかなり難しくても「うん、うん
  そうだ!」と頁が進みますし、共感できないと8歳児向けの本を
  読むのに3日かかったりするものです。たくさん読むとそれが
  実感できますよ。

  「英語について書かれた本」よりも「英語で書かれた本」を
  いろいろなレベルのものを読むと、酒井先生のご意見が理解
  出来るようになれると思います。

  Happy Reading!

 


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4370. 質問の前提

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/27(17:28)

------------------------------

私は皆さんと同じように本に対する抵抗はありません。本の虫だとは思いませんが、好きではあります。何かの発見や概念が特にその当事者が著した場合の迫力というか、感動はちょっと筆舌では表せません(Dysonの例文が好例。ボイジャーを活用して天王星の大気を調べる。それも急遽、単に電波を発射させることを思いつき、実際にそれで分析したなんて!)。真理に触れたといいますか。
その意味で、小説にはほとんど興味がありません。事実や史実に基いたものは多少は受け入れられますが、基本的にノーです(SSS式は逆に小説中心で考えられているようなので、その点で私には不向きかもしれません)。
TIMEやThe Economistもそれほど楽しく読んでいるわけではなく(あの通りでとても楽しめるものとは。。。)、ただ、最新情報が高い知的なスクリーンを通して我々に提示され、情報収集の意味と我々と違う視点での考察という点で非常に利益となるので、抵抗はなくしておきたいと考えています。残念ながら、世界は欧米中心で回っているのは動かしようのない事実ですので(海外との交渉をされた方は身に染みていらっしゃると思います)。
こう考えるなら、わざわざここに投稿する必要はないのですが、例えば私が読みたいと思っているものをすでに読まれている方がいたとして、ご自身の経験から、これらをやるにはSSS式が決定的な役割を担う点があり、他の方法には見出せないというのがあるとか、具体的にそれに達する時間がそれほどかからない(実は多くの方の報告を読んで3千万語は要るのではないかと推定しています。となると達成者は酒井先生ぐらいしかおられず、サンプルが少なすぎるので、現時点ではSSS式の是非は私の場合には判断できず、数年は立たないと確立しないのではないかと思ってます)ということであれば、試す価値はあると思ったのです。
なお、SSS式ならニュアンスまでとることができるという意見がありましたが、参考書学習でもできます。実は私のやっている方法は会社の先輩の方法で、彼自身、留学経験はありませんが、有名英米大学院留学経験者よりも読み書きは上です。比較になりません。彼いわく、ニュアンスをとるための参考書学習法があり、やりとげれば確実に保証できるというので、この点についてはSSS式のみの特権ではないと考えています。
参考書は必ずしも楽しいとはいえませんが、いくら原書で理解できると言われても、中身で知的興奮が得られない小説を読むよりはずっとましです。ちゃんとしたものをやりとげれば力が着くことが確実なのは何度も経験していますし。したがって、中立に見て、残るは時間の問題だけなのです。それで最初のような質問をしたわけです。

さて、現時点で私がとれる方法は次の3つです。
(1)完全にSSS式に乗り換える(時間が問題)
(2)参考書学習をもうしばらく続けて、ある程度できるようになったと感じたら多読(SSS式に非ず)
(3)現状発展型。ありとあらゆる教材で徹底的に英語力をあげていく
なお、私としては多読とSSS式は異なるものとして捉えています。前者は単に多く原書に触れることであり、辞書を引こうが何をしようが構わない(翻訳者同様、英英、英和、シソーラス、訳書なんでもOK。制限する理由はないと思います)。SSS式は辞書を引かない前提なので、全くの幼児レベルから現地ネイティブと同じように、順々に言葉に触れていくという仕組みと考えます。


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4371. 効率的学習ということなら

お名前: yamasina
投稿日: 2006/8/27(22:35)

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Tallinnさん、こんばんは。

"Tallinn"さんは[url:kb:4370]で書きました:
〉したがって、中立に見て、残るは時間の問題だけなのです。それで最初のような質問をしたわけです。

〉さて、現時点で私がとれる方法は次の3つです。
〉(1)完全にSSS式に乗り換える(時間が問題)
〉(2)参考書学習をもうしばらく続けて、ある程度できるようになったと感じたら多読(SSS式に非ず)
〉(3)現状発展型。ありとあらゆる教材で徹底的に英語力をあげていく

Tallinnさんが望むレベルにリーディングを伸ばすなら、
1)辞書を使わない多読(SSS的)
2)精読
3)語彙学習
4)文法
5)薬袋先生のやるような文章解析
を適切にやるのが一番早いと思います。
2)−5)をこつこつやりながら1)をやっている人のほうが、
1)だけの人より到達点が高く、要する時間が短いのは
ここで聞くまでもなく自明でしょう。

Tallinnさんが書いてないところでいうと、語彙ですね。
その手の語彙に限定しても15000くらいは欲しい。
1日の学習時間に語彙の時間を組み込むことをお奨めします。

ではでは


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[喜] 4372. Re: 質問の前提

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/8/27(23:35)

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Tallinnさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

  まず、最初に申し上げるべきだったのかも知れませんが、私たちが
  辞書なしで目指すものは、普通の英米人の英語レベルです。
  まあ高卒程度でしょうか。

  そして、英米の大学・大学院レベルの知的な、教養人の読み
  書きを目指すならば、彼らも勉強してそこまでになるのですから、
  私たちも当然目的に応じた「勉強」が必要なのはいうまでもありません。
  教養人レベルの英語を辞書なしで学べ、とはいっておりません。

  ただし、多読で高卒程度の読書力をつけていれば、そうした
  勉強を英語の本から学べ、より正確な英語を身につけられ
  ますよね、ということです。

  
〉なお、SSS式ならニュアンスまでとることができるという意見がありましたが、参考書学習でもできます。

  学習参考書から学んだレベルで満足できない人が多読を始めて
  おられるのですが、あなたが参考書レベルで満足できるなら
  それで良いと思います。
  自分がどこまで筆者の気持ちを忖度できるか?についての満足度には
  大きな個人差があります。
 
〉実は私のやっている方法は会社の先輩の方法で、彼自身、留学経験はありませんが、有名英米大学院留学経験者よりも読み書きは上です。

  どなたが「上」と判断されたのか存じませんが、複数のネイティブに
  そう評価されているなら信じて良いでしょう。

〉比較になりません。彼いわく、ニュアンスをとるための参考書学習法があり、やりとげれば確実に保証できるというので、

  あなたがその先輩の英語が素晴らしいと信じるならば、その学習法を
  なさればよいのでは?と思います。どこに悩みがおありなのか、よく
  分からなくなってきました。
  


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4376. Re: 質問の前提

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/28(08:40)

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ご意見、拝読しました。
まずは単独で切り離して回答した方がよいかと思うのだけ。

〉  どなたが「上」と判断されたのか存じませんが、複数のネイティブに
〉  そう評価されているなら信じて良いでしょう。

論文のネイティブチェックでです。残念ながらまだ日本人の書いた論文は留学経験者の力を持ってしてもいい回答が得られません。それが小さな部分の指摘で済んでいるのですから、信用できると思います。

〉  あなたがその先輩の英語が素晴らしいと信じるならば、その学習法を
〉  なさればよいのでは?と思います。どこに悩みがおありなのか、よく
〉  分からなくなってきました。

正確に書いたつもりですが。ほかの点も含めて、全体としてのお答えをまたあとで書きます。


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4375. Re: 質問の前提

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/8/28(01:30)

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Tallinnさん、こんにちは。

「前提」がそういうことでしたら、もう一度回答しなおします。

〉その意味で、小説にはほとんど興味がありません。事実や史実に基いたものは多少は受け入れられますが、基本的にノーです(SSS式は逆に小説中心で考えられているようなので、その点で私には不向きかもしれません)。

物語よりもノンフィクションが好きだという人もいます。そういった人のためにノンフィクションのやさしいシリーズも開発されています。ミグさんの言うように、自分の好きなジャンルでやさしい本を探してみてはいかがでしょうか。

私は「趣味の広場」で「世界史クラブ」を作っています。世界史が好きなので、世界史でやさしい本を探して報告しています。例えばアマゾンなら、子どもの本のところでジャンルを絞って検索します。そうしたら子ども向けでそのジャンルのものがヒットします。

それから、私は英語は「勉強」が出来なくて多読しかしてませんが、中国語を勉強しています。中国語はがんばって勉強してきました。しかしなかなか本をすらすらと読む境地に達することが出来ませんでした。それが、英語の多読をしたら勉強しなくても本が読めるようになってきたので、中国語でもやさしい本を探してたくさん読んでみました。
英語と違って中国語は多読用の易しい本はなかなかありません。ですから中国語で100万字読むまでに、英語よりは高いレベルの本を無理矢理読むことになりました。英語と違って勉強の蓄積がありますので、レベルを上げても結構読めました。

そのあたりでわかったのですが、中国語の児童書がさっぱり読めないんです。何冊か挑戦しては挫折、無理矢理読んでも面白くない。
そこでやっぱり好きな歴史を中心に読むことにしました。さすがに中国は歴史の国で、子ども向けでも歴史関係の本がたくさんあります。そして歴史の本ならどんどん読めるんです。歴史の本だったら急にレベルを上げても大丈夫でした。

それで、中国語では230万語まできましたが、歴史だったら一般の本も読むようになってきました。しかも「すらすら」という感覚で本が読めるようになってきました。まだ時々息切れがするので、易しい本も用意してレベルを行き来して読んでいますが…。

Tallinさんは英語はかなり力のある方のようですので、好きなジャンルに絞って易しいものをたくさん読めば、私の中国語の歴史の本のように2〜300万語も読むうちにどんどんレベル上げをして、かなり読めるようになるかもしれません。
特にノンフィクションは小説よりも文章が明快で、自分の好きなジャンルなら内容を理解できるようになるのは早いと思います。


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[う〜む] 4377. Re: これらを読めるために必要な多読量は?

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/8/28(12:34)

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tallinnさん、はじめまして!
酒井@快読100万語!です。

一連のやりとりを興味深く読んでいました。ぼくの名前が出てきたので、なにかお答えしなければと返信しております。

一読、tallinnさんはとっても意欲に溢れた方で、先へ先へと進みたい気持ちが旺盛なように感じました。これは決して悪いことではありませんが、多読はとても不思議な方法で、意欲が強すぎるとうまく効果が出ないことがあります。そういう例はいくつも見てきました。(掲示板をよく読んでくださるとわかりますが、「もうほかに手がない、これでだめならあきらめようか」というような、半信半疑で、過剰な期待をせずにはじめた人の投稿がたくさんある一方で、いかにも前のめりでがんばっているという人の投稿はほとんどありません。)

多読は(過去に一度も「SSS(式/の)多読」という言い方はぼくはしたことがありません。念のため)「楽しむ」ことがいちばんの動機なので、tallinnさんのように、特定の目的を持って、そこへ全力で走ろうとする人には「肌に合わない」ことも多々あると見ています。肌に合わないと感じられたら、tallinnさんの先輩の助言通りに目標に向けて突っ走るのがよいのではないかと思われます。

ただ、多読は楽しみにためだけにあるので、資格や試験といった目標がある場合には適さないといっているのではありませんよ。実はこの「楽しむ」という点が資格や試験準備にも最善の道であろうとぼくは考えていますが、まだ世間を納得させるだけの例がそろっていません。(掲示板をよく読んでいらっしゃるtallinnさんがそう納得されていないわけですからね。)

文法や、語彙や、参考書は、やればやるだけ「付け焼き刃」の厚みがますだけではないかとぼくは予想しています。一見遠回りに見えるかもしれませんが、本を(小説であれ、ノンフィクションであれ)まるごと何冊も読むことはいちばんの近道ですよ。いや、近道というと「抜け道」と同義と思われるかもしれません。「王道」といえばわかりやすいですか?

なお、いままでのtallinnさんへの返信を読むとおわかりだと思いますが、だれもなにも強制していません。先輩の方のやり方に納得していらっしゃるのなら、その方法で邁進なさればいいのでは?

多読にちょっと関心を持ったので質問してみた、ということなのでしょうが、おそらくtallinnさんにはなにか切迫した必要があって、それで気持ちがはやっておられるのだと推測します。もしそうだとすると多読の「まずは楽しむことがいちばん」というやり方は、すくなくともいまは、タイミングが合わないのではないかな? どうでしょう?

肩の力を抜いて、楽しむことを優先する気持ちになったところで多読を試してみるのがいちばんだと思われます。


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4381. 前提追記

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/29(00:13)

------------------------------

全体的な話をここに書きたいと思います。

まず、私が今回質問した背景があまり理解されていないようなので、もう一度、追加して書きます。
再学習をやる前は前に書いたとおりのTOEIC点数で、力が伸びていないことが明白でした。学習法に悩み、いろいろ検討したのですが、とにかく仕事で困らないようネイティブの教養ある社会人が読むような英文を読んだり書いたりできるようにというのを目標にしました。そこで、会社の先輩の様子をたまたま知ったので、指導してもらい、まずは1年やるべきことを決め、後はそれからとしました。1年ほど経ち、区切りとしてTOEICを受験したわけです。点数はあがり、実感もありますが、点数については私の状況がわからないとの意見から出したまでで、執着はありません。人事上は無視できませんが、実力を正確に反映していると思ったことは一度もないです。
(なお、薬袋さんをやってはとの意見がありましたが、『英語リーディングの秘密』まで学習済みです)

次に読解についてですが、どうも誤解されてるようです。私が和訳したり、返り読みをしていると思われているようですが(なぜ、そう誤解されたかのか驚きますが)、知らない単語もそのままに一本の流れで読んでます。日本語も浮かびません。もうそういう状態になって半年になります。もちろん、難しい単語や文では語句の関係がうまくつかめなくて見直すことはありますが、その場合だけです(その点では日本語とあまり変わらないといえます)。

さて、これからですが、私は分岐点にいます。先輩の指導で一応の段階には達しましたが、この先、先輩(上下関係なし)と同じである必要はありません。自分にあった別の手段に出てもいいわけです。その一つとして多読という選択肢があります。
これまではトップダウン的手法で来ましたが、ボトムアップ的手法に切り替えてもいいのではないか、その可能性を探るべく質問したわけです。ただし、ただでさえ趣味に費やす時間がないのに、いかに楽しくても、読書に多くを割くわけにはいかず、その目安をつけたいと思いました。あまりに時間がかかるのであればやはり選択肢から外さざるを得ません。確実にこうなるというのであれば、勉強であっても苦にはなりません。私の思うところでは両者は共存して実行することはできそうもないので、どちらかとなるわけですが、それを決める因子は時間だというのは前に書いたとおりです。日本語のものもいろいろ読まないといけないものもありますし。

> 多読は(過去に一度も「SSS(式/の)多読」という言い方はぼくはしたとがありません。念のため)

SSSの精神は明確に規定されていますが、それが世間一般の通念の多読と一致しているとはちょっと思いにくいのですが。他の参加者の方が辞書を引くケースについて尋ねてもおられますし。このあたり人によって定義がぶれているような気もします。

>文法や、語彙や、参考書は、やればやるだけ「付け焼き刃」の厚みがますだけではないかとぼくは予想しています。

「付け焼き刃」ですか。私がDysonの英文が読めるのもそうだということですね?逆に多読が決定的に違うというのを私が判断する材料は何かあるでしょうか?(これは前回にも書いたことなのですが)

>すくなくともいまは、タイミングが合わないのではないかな? どうでしょう?

それを明確に判断する材料を求めて書き込み続けてきたのですが、今のところ頂いた意見ではこれといった意見が見当たりそうもありませんね。なんだか、もともと対象者が違うのではないかという気がしてきています。
むしろ、今までどおりか、杏樹さんの中国語の例からすると500万(中国語と英語は違うのと他の方の書き込みからの推定)ぐらいかなどと想像しています。私の場合、1年半から2年というところですか。


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4383. Re: 前提追記

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/8/29(01:12)

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Tallinさん、こんにちは。

多読を始める人は、英語に行き詰ってきた人が多いので、多分その視点からの回答が多かったので、少々行き違いになってしまったようです。英語に挫折して来た人はもちろん、一生懸命勉強したのに本の一冊も読めない、とか言う人が多いので。

ここまできてやっとそうではないことがわかってきました。

試験や仕事が目的ではなく、読みたい目標の本があるなら、やはり他の勉強法と平行して多読も併用してみてはいかがでしょうか。
本が読めるようになるためには、やはり実際にたくさんの本を読むのが効果的です。多読はノルマもないし本の指定もないし、好きな本を好きなように読むだけです。ですから、自分の興味のあるジャンルでやさしい本を何冊か用意して、他の勉強の合間に少しずつ読む、というスタイルではいかがでしょう。多読推薦本なんかは無視してひたすら自分の興味に絞るんです。
「やさしい」の基準は、多読三原則に則って「すらすら」「快適」に読めることです。

「時間がかかる」ことを気にしているようですが、やさしい本をたくさん読むのは、難しい本を読むより早く読める、つまり同じ時間でたくさん読めて語数がたまっていきます。語数がたまるとそれだけ身につきます。やさしくて完全に理解できる英語だと、それが全部身になります。
また、「500万語」は多く見積もりすぎでしょう。英語が出来なくてレベル0から始めた私でも、500万語読んだらレベル5〜6の本が読めるようになりましたから。Tallinさんぐらい出発点のレベルが高かったら、100万語読めば手応えは感じられると思います。


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[う〜む] 4384. Re: 前提追記

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/8/29(03:38)

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Tallinnさん、おはようございます。
(tallinnさんではなくてTallinnさんなのですね、失礼しました!)
酒井@快読100万語!です。

杏樹さん、こんばんは!!

〉全体的な話をここに書きたいと思います。

〉まず、私が今回質問した背景があまり理解されていないようなので、もう一度、追加して書きます。
〉再学習をやる前は前に書いたとおりのTOEIC点数で、力が伸びていないことが明白でした。学習法に悩み、いろいろ検討したのですが、とにかく仕事で困らないようネイティブの教養ある社会人が読むような英文を読んだり書いたりできるようにというのを目標にしました。そこで、会社の先輩の様子をたまたま知ったので、指導してもらい、まずは1年やるべきことを決め、後はそれからとしました。1年ほど経ち、区切りとしてTOEICを受験したわけです。点数はあがり、実感もありますが、点数については私の状況がわからないとの意見から出したまでで、執着はありません。人事上は無視できませんが、実力を正確に反映していると思ったことは一度もないです。

TOEICの点数に執着していないとのこと、よかった。

〉(なお、薬袋さんをやってはとの意見がありましたが、『英語リーディング
の秘密』まで学習済みです)

〉次に読解についてですが、どうも誤解されてるようです。私が和訳したり、返り読みをしていると思われているようですが(なぜ、そう誤解されたかのか驚きますが)、知らない単語もそのままに一本の流れで読んでます。日本語も浮かびません。もうそういう状態になって半年になります。もちろん、難しい単語や文では語句の関係がうまくつかめなくて見直すことはありますが、その場合だけです(その点では日本語とあまり変わらないといえます)。

そうですか、誤解していました。

〉さて、これからですが、私は分岐点にいます。先輩の指導で一応の段階には達しましたが、この先、先輩(上下関係なし)と同じである必要はありません。自分にあった別の手段に出てもいいわけです。その一つとして多読という選択肢があります。
〉これまではトップダウン的手法で来ましたが、ボトムアップ的手法に切り替えてもいいのではないか、その可能性を探るべく質問したわけです。ただし、ただでさえ趣味に費やす時間がないのに、いかに楽しくても、読書に多くを割くわけにはいかず、その目安をつけたいと思いました。あまりに時間がかかるのであればやはり選択肢から外さざるを得ません。確実にこうなるというのであれば、勉強であっても苦にはなりません。私の思うところでは両者は共存して実行することはできそうもないので、どちらかとなるわけですが、それを決める因子は時間だというのは前に書いたとおりです。日本語のものもいろいろ読まないといけないものもありますし。

〉> 多読は(過去に一度も「SSS(式/の)多読」という言い方はぼくはしたとがありません。念のため)

〉SSSの精神は明確に規定されていますが、それが世間一般の通念の多読と一致しているとはちょっと思いにくいのですが。他の参加者の方が辞書を引くケースについて尋ねてもおられますし。このあたり人によって定義がぶれているような気もします。

一般の多読と違う点を強調したい場合、ぼくは「100万語多読」と
いっていますが、この掲示板ではSSS多読といってもおなじようなものです。

〉>文法や、語彙や、参考書は、やればやるだけ「付け焼き刃」の厚みがますだけではないかとぼくは予想しています。

〉「付け焼き刃」ですか。私がDysonの英文が読めるのもそうだということですね?逆に多読が決定的に違うというのを私が判断する材料は何かあるでしょうか?(これは前回にも書いたことなのですが)

たくさんの学習本を読んだために、Tallinnさんの「トップダウン」の
読み方は「ボトムアップ」になっていたかもしれません。
先輩のすすめてくださった読み方は参考書によるものでしたよね?
そうすると必然的に「ボトムアップ」になっているのでは?

多読が決定的にちがうのは、どんなに「力のある」人でも、
ペーパーバックをさらさらと(これは体感で結構です)読めない
場合は絵本に戻るというところでしょうね。(ここはちょっとだけ
杏樹さんとちがう意見になります。)

そうすることでボトムアップを洗い流せると思います。
ちょっときびしい言い方ですが、伸び悩みの原因はボトムアップに
あることは、ぼくはまちがいないと思う。

〉>すくなくともいまは、タイミングが合わないのではないかな? どうでしょう?

〉それを明確に判断する材料を求めて書き込み続けてきたのですが、今のところ頂いた意見ではこれといった意見が見当たりそうもありませんね。なんだか、もともと対象者が違うのではないかという気がしてきています。

はい、対象者が違うかもしれません。
「一体何万語読んだら目標に達するのか」、という質問自体がめずらしい
質問です。多読はいわば、「どうでもいいから飛びこんで、ある程度
読んでから、自分に合っているかどうか考えてみたら?」という
方法ですね。

Tallinnさんはきっちりした性格ですか? 目標点までかかる時間が
はっきりしていないとはじめられませんか? 多読は一人一人ちがう
道をたどるので、はっきり何万語とはいえません。そういう保証を
求めること自体、多読のやりかたとはちがうかもしれませんね。

〉むしろ、今までどおりか、杏樹さんの中国語の例からすると500万(中国語と英語は違うのと他の方の書き込みからの推定)ぐらいかなどと想像しています。私の場合、1年半から2年というところですか。

杏樹さんがもっと早く到達するかもしれないと書いていますが、
ぼくとしてはTallinnさんの「意欲」が障碍になるかもしれないと
思っています。つまりもっと時間がかかる可能性があります。

まずは、時間のことを忘れてはどうでしょう?
それではそもそもここに質問に来た理由とちがってしまいますか?


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4386. ありがとうございます

お名前: Tallinn
投稿日: 2006/8/29(08:59)

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皆さん、おはようございます。

今回の質問でわかったことあり、わからないことありですが、一旦、自分の中で静かに考えてみます。
お答えくださった皆さんに感謝します。

Tallinn


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