[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/25(11:31)]
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お名前: たこぴょん
投稿日: 2006/2/28(13:51)
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もうすぐ中学の最初の1年間を終えようとしているたこぴょんの母,
たこぼです。学校英語を学ぶようになって1年…。
いやぁ、思った以上に大変でした。
息子は(こども掲示板に参加させていただいていますが)、4〜6歳までアメリカで生活していた経験と、帰国後の英語の先生にとても恵まれたことがあり、普通の中学1年生より、英会話のスキルはずっと上でした。
でも、文法をしっかりと覚えていくことは、ほかの子達と全く変わらない苦労があります。
英検3級を持っているのに、です。
1年経って今感じるのは、英会話と学校英語は完全に切り離して考えていこうということです。
私は子供の前では、教科書の英語のことは批判めいたことは言わないようにしています。いくら喋ることができても、基本的な文法がめちゃめちゃではだめ、と言っています。
私自身アメリカで、素晴らしくよく英語を話せるのに、3単現の場合は動詞にSをつけることも知らない南米や中国の人たちを見て違和感を覚えてきたので、「会話もできる。文法もわかるというのはかっこいいなぁ。」と思ったからです。
教科書の英文は、多少ぎこちなかったりして、親子で笑っちゃうことはありますが、そこに出てくる基本的な文法上のルールや、よく使う単語、熟語をしっかり覚えるためには、学校英語(特に中学の)も馬鹿にしたものではありません。
いろいろ不満はあるけれど、特にペーパーテストで撥音記号を使って撥音のチェックをするなとは言いたくなるけれど、とにかく高校卒業するまではじっと我慢して、会話は多読やシャドウィング頼っていけばいいさ、という感じです。
多読に関して、息子は良き同志なので、とにかく英語を楽しむこと以外に変な親の欲は出さないようにしようと、心がけています。
あら、長くなってしまいました。
それではまた。
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お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/2/28(14:13)
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たこぼさん、はじめまして。 まりあ@SSSです。
〉私は子供の前では、教科書の英語のことは批判めいたことは言わないようにしています。いくら喋ることができても、基本的な文法がめちゃめちゃではだめ、と言っています。
お子さんがアメリカにいらしたということは、当然たこぼさんも
いらしたでしょうに、大変ご立派なお心がけで敬服致します。
子どもの前で、先生や教科書を批判するのは、子どもが学校でうっかり
口を滑らせていじめられたり、あるいはしっかり黙っていようとストレ
スを溜めるか、いずれにせよ子どもを苦しめることになります。
どんな教科書であるにせよ、子どもはそこから逃げられないのですか
ら、「批判しない」はお子様への大きな防波堤になると思います。
〉教科書の英文は、多少ぎこちなかったりして、
最近の教科書は文部省の基本精神ががふらふらしているので、目的が
分かりにくいものとなっていますが、私のように昔の学校英語を学んだ
経験から思うのには、
・英語は大人になってから使うことが当然の前提
学んでいる年齢に相応しい自然な会話を学ぶことは念頭にない
・大人になっていきなり全部を学ぶことができないのでやさしい部分
から少しずつ各学年に配分して学ぶ
・中学生レベルでは、単語もやさしいものを使って、大人が使う英語の
パターンを学ぶ
こういうことなのだろうと思います。教科書の英文は、そこにに出て
きたまま使うためにあるのではなく、パターンの例示。
3209emmieさんの書き込みにあった例文
> He is in the habit of getting up early.
> He makes a habit of getting up early.
> He makes it a habit to get up early.
> It's a habit with him to get up early.
も、be in the habit of も getting up early なんてやさしい事柄に
続くと奇妙ですね。実際には大人になって、「たとえ残業で午前3時に
帰宅しても、早起きして子ども達と一緒に朝食をとることにしている」
とか言いたい時に使うために、パターンとして学んでいるのだ、と
考えていると納得できます。
そしてbe in the habit of のあとは動名詞、make it a habit の後は
不定詞が続くつかも教えたいのでしょう。
この文章を学ぶ中学生が、「僕はいつも早起きしているよ」と友達に
話すことは、文部省の想定外なのだと思います。
それはそれでも貫いてくれれば、高校を卒業すれば、話す・聞くは
さておきGRレベル4や5は造作なく読めるようになりますから、それでも
良いのですが、なまじ「実用」「会話」などを盛り込もうとして無用な
混乱を招いていると思います。
いまの30代以下の方には、教科書がパターン練習と認識されていないと
感じます。不可解な気持で眺めて途方に暮れているのではありませんか?
> 親子で笑っちゃうことはありますが、そこに出てくる基本的な文法上のルールや、よく使う単語、熟語をしっかり覚えるためには、学校英語(特に中学の)も馬鹿にしたものではありません。
アメリカで暮らしていらしたたこぼさん母子や、タドキストのお母様は
「このパターンを実際使えるのは、こんな事を言いたい時」と無理にや
さしい単語に言い換えている部分を、本来のものに戻したり、「こんな
シチュエーションなら使える」と、教科書の場面よりももっと限定され
た場面を想定する、などを親子で話し合うことが出来ると思います。
教科書は、そのまま使うための模範英文ではなくパターン例なのだ、
ということなら、子どもに理解させてもそんなに子どもにストレスを
与えずにすむと思います。
特に関係代名詞がそうですね。The girl who wears a hat is my
sister.みたいなもの。これを言いたかったらThe girl with a hat 〜
「これはwhoの使い方パターン。実際who以下はもっと複雑な状況で
withなどでは表現出来ない場合使う、たとえば○○の本にあったあれ」
という説明が、多読をしていると可能になります。
確かにいくらかはどうしても間違っている箇所や、あまりに古びて今
使うとおかしいものも含まれてはいるようですが...
〉いろいろ不満はあるけれど、特にペーパーテストで撥音記号を使って撥音のチェックをするなとは言いたくなるけれど、
撥音記号の撥音が出来ないのに、正しい記号が選べても無意味...
〉とにかく高校卒業するまではじっと我慢して、
じっと我慢は中学生まででしょう。高校生になれば、もう学校英語に
間違いが多々あることを知っても、それなりに自分で対処できるように
なりますから。
〉多読に関して、息子は良き同志なので、とにかく英語を楽しむこと以外に変な親の欲は出さないようにしようと、心がけています。
中学生ともなると、なかなか男の子との共通の話題がなくなりがちです
が、多読があるといろいろなことが話せて良いですね。
命の大切さ、とかどう生きるか?などという問題は、なかなか子どもと
まともに話し合うきっかけが掴みにくいのですが、英米の児童書を
介在すると、そういう話題がいくらでも引き出せますし。
Happy Reading!
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まりあ@SSSさん、はじめまして。
とてもご丁寧なレスをいただき、ありがとうございます。
感激しています。
〉 ・英語は大人になってから使うことが当然の前提
〉 学んでいる年齢に相応しい自然な会話を学ぶことは念頭にない
〉 ・大人になっていきなり全部を学ぶことができないのでやさしい部分
〉 から少しずつ各学年に配分して学ぶ
〉 ・中学生レベルでは、単語もやさしいものを使って、大人が使う英語の
〉 パターンを学ぶ
なるほどなぁと思いました。確かにそういう傾向にあるようですね。
〉 いまの30代以下の方には、教科書がパターン練習と認識されていないと
〉 感じます。不可解な気持で眺めて途方に暮れているのではありませんか?
途方に暮れるほど真剣に悩んでいるわけでもないのですが…。30代以下でもないし…(^o^;)
むしろ、1年でこんなに沢山のことを学ぶのかと、ちょっとびっくりはしました。
〉 アメリカで暮らしていらしたたこぼさん母子や、タドキストのお母様は
〉 「このパターンを実際使えるのは、こんな事を言いたい時」と無理にや
〉 さしい単語に言い換えている部分を、本来のものに戻したり、「こんな
〉 シチュエーションなら使える」と、教科書の場面よりももっと限定され
〉 た場面を想定する、などを親子で話し合うことが出来ると思います。
〉 教科書は、そのまま使うための模範英文ではなくパターン例なのだ、
〉 ということなら、子どもに理解させてもそんなに子どもにストレスを
〉 与えずにすむと思います。
〉 特に関係代名詞がそうですね。The girl who wears a hat is my
〉 sister.みたいなもの。これを言いたかったらThe girl with a hat 〜
〉 「これはwhoの使い方パターン。実際who以下はもっと複雑な状況で
〉 withなどでは表現出来ない場合使う、たとえば○○の本にあったあれ」
〉 という説明が、多読をしていると可能になります。
なるほど。パターン例なのだと考えるとすごくわかりやすいですね。
私は子どもにしっかりと教え込むような力があるわけではないのですが、一緒に多読をしながら、気づいたところについて考えていくことはできそうです。
〉 中学生ともなると、なかなか男の子との共通の話題がなくなりがちです
〉 が、多読があるといろいろなことが話せて良いですね。
〉 命の大切さ、とかどう生きるか?などという問題は、なかなか子どもと
〉 まともに話し合うきっかけが掴みにくいのですが、英米の児童書を
〉 介在すると、そういう話題がいくらでも引き出せますし。
そうなんですよ。中学生の息子と共通の趣味を持っているというのは、結構助かっちゃいます。
彼の好きなCaptain Underpantsも読んでみなくっちゃと思っているところです。(全巻持っているんだもん。)
また、いろいろと教えてくださいね。よろしくお願いします。
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お名前: emmie
投稿日: 2006/3/6(20:39)
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たこぴょんさん、こんばんは。
先行く方のお話が聞けてありがたいです。
〉 もうすぐ中学の最初の1年間を終えようとしているたこぴょんの母,
〉たこぼです。学校英語を学ぶようになって1年…。
〉いやぁ、思った以上に大変でした。
〉息子は(こども掲示板に参加させていただいていますが)、4〜6歳までアメリカで生活していた経験と、帰国後の英語の先生にとても恵まれたことがあり、普通の中学1年生より、英会話のスキルはずっと上でした。
〉でも、文法をしっかりと覚えていくことは、ほかの子達と全く変わらない苦労があります。
〉英検3級を持っているのに、です。
原因はどこにあるのでしょう。英語の時間数からして足りないとか、
オーラル中心で、文法を定着させるのに十分時間をとっていないとか、そもそもテスト問題がなってないとか・・・
そいうこともあるのでしょうか?
学年が上がるにつれて、本領発揮となるのでは。
〉1年経って今感じるのは、英会話と学校英語は完全に切り離して考えていこうということです。
〉私は子供の前では、教科書の英語のことは批判めいたことは言わないようにしています。いくら喋ることができても、基本的な文法がめちゃめちゃではだめ、と言っています。
ここ、肝に銘じておきます。私は学校っていうもの自体が嫌いなので、
いらないこと言ってしまいそうです。
〉私自身アメリカで、素晴らしくよく英語を話せるのに、3単現の場合は動詞にSをつけることも知らない南米や中国の人たちを見て違和感を覚えてきたので、「会話もできる。文法もわかるというのはかっこいいなぁ。」と思ったからです。
〉教科書の英文は、多少ぎこちなかったりして、親子で笑っちゃうことはありますが、そこに出てくる基本的な文法上のルールや、よく使う単語、熟語をしっかり覚えるためには、学校英語(特に中学の)も馬鹿にしたものではありません。
教科書英語が全くダメというのではなく、あの分量じゃ足りないでしょと言いたい。
〉いろいろ不満はあるけれど、特にペーパーテストで撥音記号を使って撥音のチェックをするなとは言いたくなるけれど、とにかく高校卒業するまではじっと我慢して、会話は多読やシャドウィング頼っていけばいいさ、という感じです。
〉多読に関して、息子は良き同志なので、とにかく英語を楽しむこと以外に変な親の欲は出さないようにしようと、心がけています。
いいですねーうちの息子(小1)もずっと私に付き合ってくれるかなー
どうぞ、また気づかれたことお願いします。
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〉たこぴょんさん、こんばんは。
emmieさん、こんばんは。レスをいただいてありがとうございます。
〉原因はどこにあるのでしょう。英語の時間数からして足りないとか、
〉オーラル中心で、文法を定着させるのに十分時間をとっていないとか、そもそもテスト問題がなってないとか・・・
〉そいうこともあるのでしょうか?
〉学年が上がるにつれて、本領発揮となるのでは。
私は英語の専門家ではないのでわかりませんが、まぁ、どのご指摘も正しいような気はします。でも、国語の新出漢字の量は気が遠くなるほどだし、数学は急な階段を上るように難しくなっていくし、英語だけに時間を取ることは今の学校では無理なわけですから、仕方がないんだろうなぁと思ってしまいます。
〉ここ、肝に銘じておきます。私は学校っていうもの自体が嫌いなので、
〉いらないこと言ってしまいそうです。
そうですか。でも、息子の今の英語の先生はとても柔軟と言うか、視野が広いと言うか、公立なのに良い先生に恵まれたと思っています。それに、選択教科というのがあるのですが、息子は第1希望の理科から漏れて仕方なく英語になったのに、英語の好きな生徒たちと生き生きとした会話中心のクラスを楽しんでいるようですよ。
〉教科書英語が全くダメというのではなく、あの分量じゃ足りないでしょと言いたい。
そうですねぇ、おっしゃる通り足りないでしょうが、ほかの教科も大変だから、これで英語の教科書が分厚くなったら、みんな泣くかもしれない(T_T)。
私としては、教科書のほかにORT やGRがたくさん図書室に置かれていて、生徒がどんどん読めるような環境だったら良いのになぁと思います。
〉いいですねーうちの息子(小1)もずっと私に付き合ってくれるかなー
〉どうぞ、また気づかれたことお願いします。
小さい頃からお母さんと多読を楽しめること、本当にうらやましいです。これからも、どうぞよろしくお願いしますね。